JPH11235913A - 自動車用空気調和装置のインテークユニット - Google Patents
自動車用空気調和装置のインテークユニットInfo
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- JPH11235913A JPH11235913A JP3939698A JP3939698A JPH11235913A JP H11235913 A JPH11235913 A JP H11235913A JP 3939698 A JP3939698 A JP 3939698A JP 3939698 A JP3939698 A JP 3939698A JP H11235913 A JPH11235913 A JP H11235913A
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- Japan
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- filter
- air
- opening
- bell mouth
- intake
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィルタの着脱作業の容易化を図ると共に取
り入れた空気がベルマウスの開口に円滑に流れるように
した自動車用空気調和装置のインテークユニットを提供
する。 【解決手段】 このインテークユニット100は、切替
箱10とファンスクロール20とを連通する開口24が
形成されたベルマウス23上に、フィルタFを取り付け
る際に当該フィルタの下面をガイドしつつ所定位置に案
内すると共に装着されたフィルタとベルマウス23との
間の距離を規制するリブ41、42が立設されている。
さらに、リブ41、42の形状を、ベルマウスの開口に
流れ込む空気流れに逆らわない流線形形状に設定してあ
る。
り入れた空気がベルマウスの開口に円滑に流れるように
した自動車用空気調和装置のインテークユニットを提供
する。 【解決手段】 このインテークユニット100は、切替
箱10とファンスクロール20とを連通する開口24が
形成されたベルマウス23上に、フィルタFを取り付け
る際に当該フィルタの下面をガイドしつつ所定位置に案
内すると共に装着されたフィルタとベルマウス23との
間の距離を規制するリブ41、42が立設されている。
さらに、リブ41、42の形状を、ベルマウスの開口に
流れ込む空気流れに逆らわない流線形形状に設定してあ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用空気調和
装置のインテークユニットに関し、特に、フィルタを有
する自動車用空気調和装置のインテークユニットに関す
る。
装置のインテークユニットに関し、特に、フィルタを有
する自動車用空気調和装置のインテークユニットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車用空気調和装置には、内気(車室
内空気)あるいは外気(車室外空気)に含まれた塵埃な
どを除去し、清浄な空気を室内に供給するため、図2
(A)に示すように、インテークユニットの遠心式多翼
ファン21上流側に、取り入れた空気を濾過するフィル
タFを設けたものがある。
内空気)あるいは外気(車室外空気)に含まれた塵埃な
どを除去し、清浄な空気を室内に供給するため、図2
(A)に示すように、インテークユニットの遠心式多翼
ファン21上流側に、取り入れた空気を濾過するフィル
タFを設けたものがある。
【0003】切替箱10の側壁にはフィルタFを着脱す
る着脱口25が形成され、この着脱口25を介して、フ
ィルタFは、その空気通過面が略水平となるよう、略水
平方向に沿って抜き差しされるようになっている。ま
た、切替箱10の内面には、フィルタF着脱時に当該フ
ィルタFをガイドするため、略水平方向に延伸する棚形
状をなすガイド部材26が設けられている。
る着脱口25が形成され、この着脱口25を介して、フ
ィルタFは、その空気通過面が略水平となるよう、略水
平方向に沿って抜き差しされるようになっている。ま
た、切替箱10の内面には、フィルタF着脱時に当該フ
ィルタFをガイドするため、略水平方向に延伸する棚形
状をなすガイド部材26が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】インテークユニットは
車室内前方のインストルメントパネルの下方という狭小
な空間に配置されており、フィルタFの清掃や交換を行
うメンテナンス時には、いわば手探りの状態でフィルタ
Fを抜き差ししなければならない事態が生じることがあ
り、フィルタFを着脱する作業の作業性の向上が強く要
請されている。
車室内前方のインストルメントパネルの下方という狭小
な空間に配置されており、フィルタFの清掃や交換を行
うメンテナンス時には、いわば手探りの状態でフィルタ
Fを抜き差ししなければならない事態が生じることがあ
り、フィルタFを着脱する作業の作業性の向上が強く要
請されている。
【0005】かかる要請に応えるべく、フィルタFを斜
めにしながら抜き差しするため、フィルタF下面をガイ
ドしつつ当該フィイルタFを所定位置に案内するリブを
ベルマウス23上に立設する構成が考えられる。
めにしながら抜き差しするため、フィルタF下面をガイ
ドしつつ当該フィイルタFを所定位置に案内するリブを
ベルマウス23上に立設する構成が考えられる。
【0006】しかしながら、図2(B)に示すように、
開口24を回避しながらベルマウス23上を横切る直線
的なリブ27を配置したのでは、当該リブ27が空気の
円滑な流れを妨げ、フィルタFの空気通過部を有効に利
用できない。つまり、遠心式多翼ファン21の構成上の
特性から、切替箱10に取り込まれた空気は渦を巻くよ
うにしてベルマウス23の開口24に流入することか
ら、図1(B)中仮想線で囲まれる領域28の空気は、
立設したリブ27に邪魔されてしまい、開口24に流れ
にくくなる。その結果、フィルタFの空気通過部のうち
前記領域28に対応した部位では、実質的に空気が通過
しにくくなり、空気通過部の全面で空気を通過させるこ
とができなくなる。
開口24を回避しながらベルマウス23上を横切る直線
的なリブ27を配置したのでは、当該リブ27が空気の
円滑な流れを妨げ、フィルタFの空気通過部を有効に利
用できない。つまり、遠心式多翼ファン21の構成上の
特性から、切替箱10に取り込まれた空気は渦を巻くよ
うにしてベルマウス23の開口24に流入することか
ら、図1(B)中仮想線で囲まれる領域28の空気は、
立設したリブ27に邪魔されてしまい、開口24に流れ
にくくなる。その結果、フィルタFの空気通過部のうち
前記領域28に対応した部位では、実質的に空気が通過
しにくくなり、空気通過部の全面で空気を通過させるこ
とができなくなる。
【0007】このようにフィルタFの空気通過部を有効
に利用できないと、最大風量を確保する必要からフィル
タ自体、引いてはインテークユニット全体が大型になる
という問題がある。また、フィルタFの取付けを使用者
が選択できるように当該フィルタFをオプション品とし
た場合には、次の問題も生じる。つまり、フィルタ取付
時を基準にインテークユニットの各構成要素(ケースの
大きさや、モータ性能)を設計した場合にフィルタFの
取付けを選択しなかったときにはブロワー性能が過剰と
なり、その一方、フィルタ非取付時を基準にインテーク
ユニットの各構成要素を設計した場合にフィルタFの取
付けを選択したときにはブロワー性能が不足し、フィル
タFの有無でブロワー性能の差が大きくなりすぎてしま
う。このため、フィルタFの有無に応じてインテークユ
ニットを個々に設計製作しなければならず、共用化を通
して費用の低下を図るという近年の要請に反する結果と
なる。
に利用できないと、最大風量を確保する必要からフィル
タ自体、引いてはインテークユニット全体が大型になる
という問題がある。また、フィルタFの取付けを使用者
が選択できるように当該フィルタFをオプション品とし
た場合には、次の問題も生じる。つまり、フィルタ取付
時を基準にインテークユニットの各構成要素(ケースの
大きさや、モータ性能)を設計した場合にフィルタFの
取付けを選択しなかったときにはブロワー性能が過剰と
なり、その一方、フィルタ非取付時を基準にインテーク
ユニットの各構成要素を設計した場合にフィルタFの取
付けを選択したときにはブロワー性能が不足し、フィル
タFの有無でブロワー性能の差が大きくなりすぎてしま
う。このため、フィルタFの有無に応じてインテークユ
ニットを個々に設計製作しなければならず、共用化を通
して費用の低下を図るという近年の要請に反する結果と
なる。
【0008】したがって、切替箱10からベルマウス2
3の開口24にかけての風路中にフィルタ案内用のリブ
を立設して当該フィルタFを着脱する作業の作業性の向
上を図る構成とするインテークユニットにおいては、当
該リブが空気流れに対する抵抗とならないような手段を
いかに講じるかが重要となる。
3の開口24にかけての風路中にフィルタ案内用のリブ
を立設して当該フィルタFを着脱する作業の作業性の向
上を図る構成とするインテークユニットにおいては、当
該リブが空気流れに対する抵抗とならないような手段を
いかに講じるかが重要となる。
【0009】本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決
するためになされたものであり、フィルタの着脱作業の
容易化を図ると共に取り入れた空気がベルマウスの開口
に円滑に流れるようにした自動車用空気調和装置のイン
テークユニットを提供することを目的とする。
するためになされたものであり、フィルタの着脱作業の
容易化を図ると共に取り入れた空気がベルマウスの開口
に円滑に流れるようにした自動車用空気調和装置のイン
テークユニットを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、空気取入口と当該空気取入口を開閉するイ
ンテークドアが設けられた切替箱と、遠心式多翼ファン
が収納されたファンスクロールと、前記切替箱に取り込
まれた空気を前記ファンスクロールに案内する開口が開
設されたベルマウスと、前記ベルマウスよりも上方位置
に取り付けられ、前記ファンスクロールに流入する空気
を清浄にするフィルタと、を備えてなる自動車用空気調
和装置のインテークユニットにおいて、前記フィルタを
取り付ける際に当該フィルタの下面をガイドしつつ当該
フィイルタを所定位置に案内すると共に装着される前記
フィルタと前記ベルマウスとの間の距離を規制するリブ
を前記ベルマウス上に立設し、さらに、前記リブの形状
を、前記ベルマウスの前記開口に流れ込む空気流れに逆
らわない流線形形状に設定したことを特徴とする自動車
用空気調和装置のインテークユニットである。
の本発明は、空気取入口と当該空気取入口を開閉するイ
ンテークドアが設けられた切替箱と、遠心式多翼ファン
が収納されたファンスクロールと、前記切替箱に取り込
まれた空気を前記ファンスクロールに案内する開口が開
設されたベルマウスと、前記ベルマウスよりも上方位置
に取り付けられ、前記ファンスクロールに流入する空気
を清浄にするフィルタと、を備えてなる自動車用空気調
和装置のインテークユニットにおいて、前記フィルタを
取り付ける際に当該フィルタの下面をガイドしつつ当該
フィイルタを所定位置に案内すると共に装着される前記
フィルタと前記ベルマウスとの間の距離を規制するリブ
を前記ベルマウス上に立設し、さらに、前記リブの形状
を、前記ベルマウスの前記開口に流れ込む空気流れに逆
らわない流線形形状に設定したことを特徴とする自動車
用空気調和装置のインテークユニットである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0012】図1(A)(B)は、本発明の実施の形態
である自動車用空気調和装置のインテークユニットを示
す縦断面図および平面図である。
である自動車用空気調和装置のインテークユニットを示
す縦断面図および平面図である。
【0013】本実施の形態である自動車用空気調和装置
のインテークユニット100は、図1(A)に示すよう
に、内外気を切り替える切替箱10と、ファンスクロー
ル20とを有し、切替箱10は、側壁に形成された内気
取入口11a、頂壁に形成された外気取入口11bおよ
びこれら取入口11a、11bを開閉するインテークド
ア11Dとを有している。
のインテークユニット100は、図1(A)に示すよう
に、内外気を切り替える切替箱10と、ファンスクロー
ル20とを有し、切替箱10は、側壁に形成された内気
取入口11a、頂壁に形成された外気取入口11bおよ
びこれら取入口11a、11bを開閉するインテークド
ア11Dとを有している。
【0014】この切替箱10の下端にはファンスクロー
ル20が取り付けられ、このファンスクロール20に
は、モータMによって駆動する遠心式多翼ファン21が
設けられている。さらに、ベルマウス23には切替箱1
0に取り込まれた空気をファンスクロール20に案内す
る開口24が開設され、この開口24を通してファンス
クロール20と切替箱10とが連通している。
ル20が取り付けられ、このファンスクロール20に
は、モータMによって駆動する遠心式多翼ファン21が
設けられている。さらに、ベルマウス23には切替箱1
0に取り込まれた空気をファンスクロール20に案内す
る開口24が開設され、この開口24を通してファンス
クロール20と切替箱10とが連通している。
【0015】図1(A)に示すインテークユニット10
0には、その下流側にクーラユニットおよびヒータユニ
ットが接続され、クーラユニットに内蔵されたエバポレ
ータによって取り入れ空気を冷却するとともに、ヒータ
ユニットに内蔵されたヒータコアなどにより所望の温度
に空調されたのち、この調和空気は車室内へ供給され
る。
0には、その下流側にクーラユニットおよびヒータユニ
ットが接続され、クーラユニットに内蔵されたエバポレ
ータによって取り入れ空気を冷却するとともに、ヒータ
ユニットに内蔵されたヒータコアなどにより所望の温度
に空調されたのち、この調和空気は車室内へ供給され
る。
【0016】内気取入口11aから導入された内気また
は外気取入口11bから導入された外気に含まれた塵埃
や異臭を除去するため、ベルマウス23よりも上方位置
の切替箱10に、ファンスクロール20に流入する空気
を清浄にするフィルタFが着脱自在に設けられている。
切替箱10を構成するユニットケースの側壁にはフィル
タFを着脱する着脱口35が形成され、この着脱口35
を介して、フィルタFは、略水平方向に沿って抜き差し
されるようになっている。着脱口35は、従来の着脱口
25に比べて大きな開口面積を有している。
は外気取入口11bから導入された外気に含まれた塵埃
や異臭を除去するため、ベルマウス23よりも上方位置
の切替箱10に、ファンスクロール20に流入する空気
を清浄にするフィルタFが着脱自在に設けられている。
切替箱10を構成するユニットケースの側壁にはフィル
タFを着脱する着脱口35が形成され、この着脱口35
を介して、フィルタFは、略水平方向に沿って抜き差し
されるようになっている。着脱口35は、従来の着脱口
25に比べて大きな開口面積を有している。
【0017】フィルタFは、濾紙をフィルタケースによ
って保持されたカセット状であって、フィルタ取付後に
着脱口35を閉塞するため、当該着脱口35にフィルタ
カバー36が取り付けられている。
って保持されたカセット状であって、フィルタ取付後に
着脱口35を閉塞するため、当該着脱口35にフィルタ
カバー36が取り付けられている。
【0018】特に、本実施形態のインテークユニット1
00では、ベルマウス23の上にリブ40(リブ40、
41、42の総称)を立設してある。このリブ40は、
図1(A)に示すように、着脱口35から奥側に向かう
に連れて上り傾斜する傾斜部40aと、ベルマウス23
の上面から所定高さの位置で水平に延伸する水平部40
bとが形成されている。フィルタFを取り付ける際に
は、リブ40の傾斜部40aおよび水平部40bによ
り、当該フィルタFの下面がガイドされつつ、当該フィ
イルタFが所定位置まで案内される。また、リブ40の
水平部40bによって、装着されたフィルタFとベルマ
ウス23上面との間の距離が所定寸法に規制される。さ
らに、図1(B)に示すように、リブ41、42の形状
は、ベルマウス23の開口24に流れ込む空気流れに逆
らわない流線形形状に設定してある。
00では、ベルマウス23の上にリブ40(リブ40、
41、42の総称)を立設してある。このリブ40は、
図1(A)に示すように、着脱口35から奥側に向かう
に連れて上り傾斜する傾斜部40aと、ベルマウス23
の上面から所定高さの位置で水平に延伸する水平部40
bとが形成されている。フィルタFを取り付ける際に
は、リブ40の傾斜部40aおよび水平部40bによ
り、当該フィルタFの下面がガイドされつつ、当該フィ
イルタFが所定位置まで案内される。また、リブ40の
水平部40bによって、装着されたフィルタFとベルマ
ウス23上面との間の距離が所定寸法に規制される。さ
らに、図1(B)に示すように、リブ41、42の形状
は、ベルマウス23の開口24に流れ込む空気流れに逆
らわない流線形形状に設定してある。
【0019】具体的には、図示する実施形態では3個の
リブ41、42、43をベルマウス23上に立設してあ
るが、図1(B)中上下に示される2個のリブ41、4
2の傾斜部40aは、着脱口35近傍に始点はなく、着
脱口35からベルマウス23の開口24の略半分程奥ま
ったところに始点Sがある。これらの始点Sは、図1
(B)においては、開口24の周縁の上下の位置にあ
る。これらリブ41、42の傾斜部40aはこの始点か
ら上り傾斜し、図中E点で水平部40bとなる。これら
リブ41、42は、始点Sから切替箱10の角部に向け
て直線的に延伸するのではなく、図1(B)に矢印で示
される遠心式多翼ファン21による風の流れ、つまり切
替箱10に取り込まれた空気は渦を巻くようにしてベル
マウス23の開口24に流入するという特性を考慮し、
この空気流れに略沿うような流線形形状にしてある。
リブ41、42、43をベルマウス23上に立設してあ
るが、図1(B)中上下に示される2個のリブ41、4
2の傾斜部40aは、着脱口35近傍に始点はなく、着
脱口35からベルマウス23の開口24の略半分程奥ま
ったところに始点Sがある。これらの始点Sは、図1
(B)においては、開口24の周縁の上下の位置にあ
る。これらリブ41、42の傾斜部40aはこの始点か
ら上り傾斜し、図中E点で水平部40bとなる。これら
リブ41、42は、始点Sから切替箱10の角部に向け
て直線的に延伸するのではなく、図1(B)に矢印で示
される遠心式多翼ファン21による風の流れ、つまり切
替箱10に取り込まれた空気は渦を巻くようにしてベル
マウス23の開口24に流入するという特性を考慮し、
この空気流れに略沿うような流線形形状にしてある。
【0020】他の1個のリブ43は、図1(B)を参照
して、開口周縁の図中右端から切替箱10の内面に向け
て直線的に延伸している。この部分は比較的距離が短い
ことから、リブ43を直線形状に設定しても、ベルマウ
ス23の開口24に流れ込む空気流れを阻害することは
少ない。また、このリブ43の始点Sは、前記2個のリ
ブ41、42の水平部40bに対応する位置にあるの
で、傾斜部を設ける必要はない。但し、ベルマウス23
の開口24に流れ込む空気流れを阻害しない観点から、
傾斜部を設けてもよい。かかる構成の場合、リブ43の
傾斜部はフィルタFをガイドする機能はないが、装着さ
れたフィルタFとベルマウス23との間の距離を所定寸
法に規制する機能と、円滑な空気の流れを実現する機能
とを発揮する。
して、開口周縁の図中右端から切替箱10の内面に向け
て直線的に延伸している。この部分は比較的距離が短い
ことから、リブ43を直線形状に設定しても、ベルマウ
ス23の開口24に流れ込む空気流れを阻害することは
少ない。また、このリブ43の始点Sは、前記2個のリ
ブ41、42の水平部40bに対応する位置にあるの
で、傾斜部を設ける必要はない。但し、ベルマウス23
の開口24に流れ込む空気流れを阻害しない観点から、
傾斜部を設けてもよい。かかる構成の場合、リブ43の
傾斜部はフィルタFをガイドする機能はないが、装着さ
れたフィルタFとベルマウス23との間の距離を所定寸
法に規制する機能と、円滑な空気の流れを実現する機能
とを発揮する。
【0021】本実施形態では、フィルタFの下面をガイ
ドしつつ当該フィイルタFを所定位置に案内するリブ4
1、42を設けたため、大きな開口面積とした着脱口3
5を通してフィルタFを斜めにしながら抜き差しでき、
フィルタFを着脱する作業の作業性がよくなる。
ドしつつ当該フィイルタFを所定位置に案内するリブ4
1、42を設けたため、大きな開口面積とした着脱口3
5を通してフィルタFを斜めにしながら抜き差しでき、
フィルタFを着脱する作業の作業性がよくなる。
【0022】さらに、リブ41〜43により、フィルタ
Fとベルマウス23との間の距離をある程度確保できる
ので、フィルタ全面を通して多くの空気を吸引できる。
Fとベルマウス23との間の距離をある程度確保できる
ので、フィルタ全面を通して多くの空気を吸引できる。
【0023】しかも、リブ41、42の形状をベルマウ
ス23の開口24に流れ込む空気流れに逆らわない流線
形形状に設定したため、取り入れた空気をベルマウス2
3の開口24に円滑に流すことができ、フィルタFの空
気通過部の全面で空気を通過させることができる。この
ようにフィルタFの空気通過部を有効に利用できる結果
として、フィルタF自体、引いてはインテークユニット
100全体を必要以上に大型化することなく、最大風量
を容易に確保することができる。また、フィルタFをオ
プション品とした場合において、フィルタFの有無でブ
ロワー性能の差が大きくなるという不具合を解消でき
る。
ス23の開口24に流れ込む空気流れに逆らわない流線
形形状に設定したため、取り入れた空気をベルマウス2
3の開口24に円滑に流すことができ、フィルタFの空
気通過部の全面で空気を通過させることができる。この
ようにフィルタFの空気通過部を有効に利用できる結果
として、フィルタF自体、引いてはインテークユニット
100全体を必要以上に大型化することなく、最大風量
を容易に確保することができる。また、フィルタFをオ
プション品とした場合において、フィルタFの有無でブ
ロワー性能の差が大きくなるという不具合を解消でき
る。
【0024】また、リブ41〜43はベルマウス23の
上面に立設しており、型抜き方向と一致することから、
ユニットケースを製造する際に一体的に樹脂成形するこ
とができる。なお、別体で形成したリブをベルマウス2
3の上面に取り付ける構造としてもよく、この場合に
は、所定の強度を維持できる範囲内でいわゆる肉抜きを
して窓部を形成すれば、空気の流れが一層よくなる。
上面に立設しており、型抜き方向と一致することから、
ユニットケースを製造する際に一体的に樹脂成形するこ
とができる。なお、別体で形成したリブをベルマウス2
3の上面に取り付ける構造としてもよく、この場合に
は、所定の強度を維持できる範囲内でいわゆる肉抜きを
して窓部を形成すれば、空気の流れが一層よくなる。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、フィ
ルタの着脱作業の容易化を図ると共に取り入れた空気が
ベルマウスの開口に円滑に流れるようにした自動車用空
気調和装置のインテークユニットを提供できた。
ルタの着脱作業の容易化を図ると共に取り入れた空気が
ベルマウスの開口に円滑に流れるようにした自動車用空
気調和装置のインテークユニットを提供できた。
【図1】 図1(A)(B)は、本発明の実施の形態で
ある自動車用空気調和装置のインテークユニットを示す
縦断面図である。
ある自動車用空気調和装置のインテークユニットを示す
縦断面図である。
【図2】 図2(A)(B)は、従来の自動車用空気調
和装置のインテークユニットを示す縦断面図および平面
図である。
和装置のインテークユニットを示す縦断面図および平面
図である。
10…切替箱 11a…内気取入口 11b…外気取入口 11D…インテークドア 20…ファンスクロール 21…遠心式多翼ファン 23…ベルマウス 24…開口 35…着脱口 40(41、42、43)…リブ 40a…傾斜部 40b…水平部 F…フィルタ M…モータ
Claims (1)
- 【請求項1】 空気取入口(11a、11b)と当該空
気取入口(11a、11b)を開閉するインテークドア
(11D)が設けられた切替箱(10)と、 遠心式多翼ファン(21)が収納されたファンスクロー
ル(20)と、 前記切替箱(10)に取り込まれた空気を前記ファンス
クロール(20)に案内する開口(24)が開設された
ベルマウス(23)と、 前記ベルマウス(23)よりも上方位置に取り付けら
れ、前記ファンスクロール(20)に流入する空気を清
浄にするフィルタ(F)と、を備えてなる自動車用空気
調和装置のインテークユニットにおいて、 前記フィルタ(F)を取り付ける際に当該フィルタ
(F)の下面をガイドしつつ当該フィイルタ(F)を所
定位置に案内すると共に装着される前記フィルタ(F)
と前記ベルマウス(23)との間の距離を規制するリブ
(41、42)を前記ベルマウス(23)上に立設し、 さらに、前記リブ(41、42)の形状を、前記ベルマ
ウス(23)の前記開口(24)に流れ込む空気流れに
逆らわない流線形形状に設定したことを特徴とする自動
車用空気調和装置のインテークユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3939698A JPH11235913A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 自動車用空気調和装置のインテークユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3939698A JPH11235913A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 自動車用空気調和装置のインテークユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11235913A true JPH11235913A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=12551845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3939698A Withdrawn JPH11235913A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 自動車用空気調和装置のインテークユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11235913A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102005019912A1 (de) * | 2005-04-27 | 2006-11-02 | Behr Gmbh & Co. Kg | Lüftungsvorrichtung, insbesondere für ein Kraftfahrzeug |
KR101461987B1 (ko) * | 2007-04-12 | 2014-11-18 | 한라비스테온공조 주식회사 | 차량용 송풍장치 |
JP2015209033A (ja) * | 2014-04-24 | 2015-11-24 | 株式会社ヴァレオジャパン | 車両用空調装置 |
JP2018047907A (ja) * | 2017-11-24 | 2018-03-29 | 株式会社ヴァレオジャパン | 車両用空調装置 |
EP3587153A1 (en) * | 2018-06-25 | 2020-01-01 | Valeo Japan Co., Ltd. | Blower for vehicle air conditioner |
-
1998
- 1998-02-20 JP JP3939698A patent/JPH11235913A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102005019912A1 (de) * | 2005-04-27 | 2006-11-02 | Behr Gmbh & Co. Kg | Lüftungsvorrichtung, insbesondere für ein Kraftfahrzeug |
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