JPH07305889A - 空気調和装置のエアフィルタ配置構造 - Google Patents
空気調和装置のエアフィルタ配置構造Info
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- JPH07305889A JPH07305889A JP6097417A JP9741794A JPH07305889A JP H07305889 A JPH07305889 A JP H07305889A JP 6097417 A JP6097417 A JP 6097417A JP 9741794 A JP9741794 A JP 9741794A JP H07305889 A JPH07305889 A JP H07305889A
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- ceiling
- air
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- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 天井リターンチャンバー方式の空気調和装置
に対し、天井面の見映えの向上を図りながら、エアフィ
ルタの着脱作業を簡略化する。 【構成】 天井R に形成された室内空気導入用のスリッ
ト形の導入口6 にケース8 を取付ける。ケース8 の下面
に導入口6 に連通する上流側開口9 を形成する。ケース
8 の前面部8aに大型の下流側開口10を形成する。ケース
8 の内面で下流側開口10に対向した位置にエアフィルタ
F を着脱自在に取付け、エアフィルタF の下端の把持部
16a を導入口6 の近傍まで延長し、エアフィルタF の着
脱を導入口6 から行う。このため、導入口6 をスリット
状にしても大型のエアフィルタF を配置することがで
き、またエアフィルタ交換用の点検口が不要になる。
に対し、天井面の見映えの向上を図りながら、エアフィ
ルタの着脱作業を簡略化する。 【構成】 天井R に形成された室内空気導入用のスリッ
ト形の導入口6 にケース8 を取付ける。ケース8 の下面
に導入口6 に連通する上流側開口9 を形成する。ケース
8 の前面部8aに大型の下流側開口10を形成する。ケース
8 の内面で下流側開口10に対向した位置にエアフィルタ
F を着脱自在に取付け、エアフィルタF の下端の把持部
16a を導入口6 の近傍まで延長し、エアフィルタF の着
脱を導入口6 から行う。このため、導入口6 をスリット
状にしても大型のエアフィルタF を配置することがで
き、またエアフィルタ交換用の点検口が不要になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和装置のエアフ
ィルタ配置構造に係り、特に、エアフィルタ着脱作業性
の改良に関する。
ィルタ配置構造に係り、特に、エアフィルタ着脱作業性
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平5−18582
号公報に開示されているような天井裏空間に室内機を配
設した空気調和装置の一例として、吸込ダクトを用いる
ことなく、天井裏空間を室内機への吸込空気のリターン
通路として利用した所謂天井リターンチャンバ方式の空
気調和装置が知られている。
号公報に開示されているような天井裏空間に室内機を配
設した空気調和装置の一例として、吸込ダクトを用いる
ことなく、天井裏空間を室内機への吸込空気のリターン
通路として利用した所謂天井リターンチャンバ方式の空
気調和装置が知られている。
【0003】そして、この種の空気調和装置が配設され
る天井には、室内空気を天井裏空間に導入するための開
口が形成されている。また、この開口に対してエアフィ
ルタを天井面と面一状態に配設して、天井裏空間に導入
される空気の浄化を行っている。
る天井には、室内空気を天井裏空間に導入するための開
口が形成されている。また、この開口に対してエアフィ
ルタを天井面と面一状態に配設して、天井裏空間に導入
される空気の浄化を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の構成
では開口周辺部の見映えが良好に確保できない。そこ
で、この開口をスリット状に形成することが行われてい
る。
では開口周辺部の見映えが良好に確保できない。そこ
で、この開口をスリット状に形成することが行われてい
る。
【0005】また、この場合、エアフィルタを天井面と
面一に配設しようとすると、エアフィルタが開口の形状
に応じた細長いものになってしまい、十分なフィルタ面
積を確保できず、フィルタの目づまりが起こり、風量の
低下を招いてしまう。このため、このような開口を採用
した場合には、エアフィルタを室内機の吸込口に配設し
て、十分なフィルタ面積を確保できるようにしている。
面一に配設しようとすると、エアフィルタが開口の形状
に応じた細長いものになってしまい、十分なフィルタ面
積を確保できず、フィルタの目づまりが起こり、風量の
低下を招いてしまう。このため、このような開口を採用
した場合には、エアフィルタを室内機の吸込口に配設し
て、十分なフィルタ面積を確保できるようにしている。
【0006】しかし、このような構成では、エアフィル
タが天井面に臨んでいないため、エアフィルタ洗浄時
に、該エアフィルタを取り外すための点検口が天井に必
要であり、天井の見映えの悪化を招くばかりでなく、エ
アフィルタの着脱作業が煩雑になる。
タが天井面に臨んでいないため、エアフィルタ洗浄時
に、該エアフィルタを取り外すための点検口が天井に必
要であり、天井の見映えの悪化を招くばかりでなく、エ
アフィルタの着脱作業が煩雑になる。
【0007】本発明は、この点に鑑みてなされたもので
あって、天井リターンチャンバ方式の空気調和装置を備
えた天井の見映えの向上を図りながら、エアフィルタの
着脱作業を簡略化することを目的とする。
あって、天井リターンチャンバ方式の空気調和装置を備
えた天井の見映えの向上を図りながら、エアフィルタの
着脱作業を簡略化することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、天井に形成される室内空気導入用の開
口からエアフィルタの着脱が行えるようにした。
めに、本発明は、天井に形成される室内空気導入用の開
口からエアフィルタの着脱が行えるようにした。
【0009】請求項1記載の発明は、室内空気導入用の
開口に対応して天井裏空間にチャンバを有するケースを
備えさせ、このケースにエアフィルタを着脱自在に取付
けるようにした。具体的には、天井裏空間(A) に配置さ
れた室内機(2) を備え、天井(R) に形成された導入口
(6) から室内空気を天井裏空間(A) に導入し、該天井裏
空間(A) を室内機(2) への吸込空気のリターン通路とし
て利用した空気調和装置のエアフィルタ配置構造を前提
としている。そして、前記天井裏空間(A) に、導入口
(6) を覆うように、チャンバ(C) を有するケース(8) を
配設し、このケース(8) に、導入口(6) に連通する上流
側開口(9) と、天井裏空間(A) に連通する下流側開口(1
0)とを形成する。また、前記ケース(8) の内面における
下流側開口(10)に対向した位置に、エアフィルタ(F) を
上流側開口(9) を介して着脱可能に取付けた構成として
いる。
開口に対応して天井裏空間にチャンバを有するケースを
備えさせ、このケースにエアフィルタを着脱自在に取付
けるようにした。具体的には、天井裏空間(A) に配置さ
れた室内機(2) を備え、天井(R) に形成された導入口
(6) から室内空気を天井裏空間(A) に導入し、該天井裏
空間(A) を室内機(2) への吸込空気のリターン通路とし
て利用した空気調和装置のエアフィルタ配置構造を前提
としている。そして、前記天井裏空間(A) に、導入口
(6) を覆うように、チャンバ(C) を有するケース(8) を
配設し、このケース(8) に、導入口(6) に連通する上流
側開口(9) と、天井裏空間(A) に連通する下流側開口(1
0)とを形成する。また、前記ケース(8) の内面における
下流側開口(10)に対向した位置に、エアフィルタ(F) を
上流側開口(9) を介して着脱可能に取付けた構成として
いる。
【0010】請求項2記載の発明は、前記請求項1記載
の空気調和装置のエアフィルタ配置構造において、エア
フィルタ(F) の外周囲にフィルタ枠(14)を備えさせ、該
フィルタ枠(14)の下端縁に上流側開口(9) の近傍位置ま
で延びる把持部(16a) を設けた構成としている。
の空気調和装置のエアフィルタ配置構造において、エア
フィルタ(F) の外周囲にフィルタ枠(14)を備えさせ、該
フィルタ枠(14)の下端縁に上流側開口(9) の近傍位置ま
で延びる把持部(16a) を設けた構成としている。
【0011】請求項3記載の発明は、前記請求項1また
は2記載の空気調和装置のエアフィルタ配置構造におい
て、ケース(8) を直方体状の箱型で成すと共に該ケース
(8)に室内機(2) の吸込口(3a)に対向する側面(8a)を備
えさせ、下流側開口(10)を前記側面(8a)に形成した構成
としている。
は2記載の空気調和装置のエアフィルタ配置構造におい
て、ケース(8) を直方体状の箱型で成すと共に該ケース
(8)に室内機(2) の吸込口(3a)に対向する側面(8a)を備
えさせ、下流側開口(10)を前記側面(8a)に形成した構成
としている。
【0012】請求項4記載の発明は、前記請求項1記載
の空気調和装置のエアフィルタ配置構造において、天井
(R) に、導入口(6) の縁部を下側から覆う導入口パネル
(7)を配設する。また、エアフィルタ(F) の下端部に把
持部(16a) を設け、該把持部(16a) に、導入口パネル
(7) の一部を構成させるようにした。
の空気調和装置のエアフィルタ配置構造において、天井
(R) に、導入口(6) の縁部を下側から覆う導入口パネル
(7)を配設する。また、エアフィルタ(F) の下端部に把
持部(16a) を設け、該把持部(16a) に、導入口パネル
(7) の一部を構成させるようにした。
【0013】請求項5記載の発明は、前記請求項1記載
の空気調和装置のエアフィルタ配置構造において、エア
フィルタ(F) の下端部に、天井(R) の導入口(6) をスリ
ット状の開口(6a),(6b) に分割するように仕切る把持部
(16a) を設けた構成としている。
の空気調和装置のエアフィルタ配置構造において、エア
フィルタ(F) の下端部に、天井(R) の導入口(6) をスリ
ット状の開口(6a),(6b) に分割するように仕切る把持部
(16a) を設けた構成としている。
【0014】請求項6記載の発明は、エアフィルタを室
内機に一体的に取付けてケースを廃するようにした。具
体的には、天井裏空間(A) に配置された室内機(2) を備
え、天井(R) に形成された導入口(6) から室内空気を天
井裏空間(A) に導入し、該天井裏空間(A) を室内機(2)
への吸込空気のリターン通路として利用した空気調和装
置のエアフィルタ配置構造を前提としている。そして、
前記導入口(6) をスリット状とし、吸込口(3a)の下側に
形成する。また、エアフィルタ(F) を、吸込口(3a)に対
し、導入口(6) を介して着脱可能に取付けた構成として
いる。
内機に一体的に取付けてケースを廃するようにした。具
体的には、天井裏空間(A) に配置された室内機(2) を備
え、天井(R) に形成された導入口(6) から室内空気を天
井裏空間(A) に導入し、該天井裏空間(A) を室内機(2)
への吸込空気のリターン通路として利用した空気調和装
置のエアフィルタ配置構造を前提としている。そして、
前記導入口(6) をスリット状とし、吸込口(3a)の下側に
形成する。また、エアフィルタ(F) を、吸込口(3a)に対
し、導入口(6) を介して着脱可能に取付けた構成として
いる。
【0015】
【作用】上記の構成により、本発明では以下に述べるよ
うな作用が得られる。請求項1記載の発明では、空気調
和装置の運転時、室内空気は天井(R) の導入口(6) 及び
上流側開口(9) を通ってケース(8) 内のチャンバ(C) に
導びかれ、エアフィルタ(F) によって浄化された後、下
流側開口(10)から天井裏空間(A) に導入されて室内機
(2) に吸込空気として供給される。
うな作用が得られる。請求項1記載の発明では、空気調
和装置の運転時、室内空気は天井(R) の導入口(6) 及び
上流側開口(9) を通ってケース(8) 内のチャンバ(C) に
導びかれ、エアフィルタ(F) によって浄化された後、下
流側開口(10)から天井裏空間(A) に導入されて室内機
(2) に吸込空気として供給される。
【0016】また、ケース(8) に対するエアフィルタ
(F) の着脱動作は、上流側開口(9) から行う。このた
め、上流側開口(9) はエアフィルタ(F) の抜き取りが可
能となる程度のスリット状に形成することができ、且つ
下流側開口(10)を大きくすることによってフィルタ面積
も大きくできてフィルタ性能が向上できる。また、エア
フィルタ着脱のための個別の点検口が不要であるので、
天井(R) の見映えを良好に維持しながらエアフィルタ
(F) の着脱作業を簡単に行うことができる。
(F) の着脱動作は、上流側開口(9) から行う。このた
め、上流側開口(9) はエアフィルタ(F) の抜き取りが可
能となる程度のスリット状に形成することができ、且つ
下流側開口(10)を大きくすることによってフィルタ面積
も大きくできてフィルタ性能が向上できる。また、エア
フィルタ着脱のための個別の点検口が不要であるので、
天井(R) の見映えを良好に維持しながらエアフィルタ
(F) の着脱作業を簡単に行うことができる。
【0017】請求項2記載の発明では、エアフィルタ
(F) の着脱作業時には、作業者が把持部(16a) を把持し
ながら行うことになる。このため、エアフィルタ(F) の
着脱作業が容易に行える。
(F) の着脱作業時には、作業者が把持部(16a) を把持し
ながら行うことになる。このため、エアフィルタ(F) の
着脱作業が容易に行える。
【0018】請求項3記載の発明では、エアフィルタ
(F) を通過して下流側開口(10)から天井裏空間(A) に導
入された空気は、室内機(2) へ供給される。この際、下
流側開口(10)は室内機(2) の吸込口(3a)に対向されてい
るので、下流側開口(10)から室内機(2) への空気の流れ
が円滑に行える。
(F) を通過して下流側開口(10)から天井裏空間(A) に導
入された空気は、室内機(2) へ供給される。この際、下
流側開口(10)は室内機(2) の吸込口(3a)に対向されてい
るので、下流側開口(10)から室内機(2) への空気の流れ
が円滑に行える。
【0019】請求項4記載の発明では、導入口パネル
(7) の開口幅寸法をエアフィルタ(F)の幅寸法よりも小
さく設定した場合であっても導入パネル(7) を兼用した
把持部(16a) がエアフィルタ(F) と一体的に導入口(6)
から抜き出されるので、導入口(6) を必要最小限まで細
くできることになって、天井(R) の見映えを向上でき
る。
(7) の開口幅寸法をエアフィルタ(F)の幅寸法よりも小
さく設定した場合であっても導入パネル(7) を兼用した
把持部(16a) がエアフィルタ(F) と一体的に導入口(6)
から抜き出されるので、導入口(6) を必要最小限まで細
くできることになって、天井(R) の見映えを向上でき
る。
【0020】請求項5記載の発明では、エアフィルタ
(F) の装着状態では、導入口(6) が、把持部(16a) によ
って複数のスリット状の開口(6a),(6b) で構成されるこ
とになるので、これによって天井(R) の見映えの向上を
図りながら開口部の吸込風量を大きくできる。
(F) の装着状態では、導入口(6) が、把持部(16a) によ
って複数のスリット状の開口(6a),(6b) で構成されるこ
とになるので、これによって天井(R) の見映えの向上を
図りながら開口部の吸込風量を大きくできる。
【0021】請求項6記載の発明では、ケースが不要と
なるので、部品点数の低減に伴って空気調和装置の据付
作業が簡略化できる。
なるので、部品点数の低減に伴って空気調和装置の据付
作業が簡略化できる。
【0022】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図1は、天井リターンチャンバ方式の空気調和装置
(1) を示している。この空気調和装置(1) は、天井裏空
間(A) に室内機(2) が配設されており、この天井裏空間
(A) を室内機(2) への吸込空気のリターン通路として利
用している。詳しくは、室内機(2) は、吸込口(3a)及び
吹出口(3b)を備えたケーシング(3) 内に熱交換器(4) 及
び送風ファン(5) を備えて成っており、天井裏空間(A)
の空気を吸込口(3a)から吸込んで熱交換器(4) で熱交換
して空調空気とした後、送風ファン(5) により吹出口(3
b)から吹出すようになっている。そして、この吹出口(3
b)から吹出された空調空気を送風ダクト(D) によって室
内空間(B) に導くようにしている。
る。図1は、天井リターンチャンバ方式の空気調和装置
(1) を示している。この空気調和装置(1) は、天井裏空
間(A) に室内機(2) が配設されており、この天井裏空間
(A) を室内機(2) への吸込空気のリターン通路として利
用している。詳しくは、室内機(2) は、吸込口(3a)及び
吹出口(3b)を備えたケーシング(3) 内に熱交換器(4) 及
び送風ファン(5) を備えて成っており、天井裏空間(A)
の空気を吸込口(3a)から吸込んで熱交換器(4) で熱交換
して空調空気とした後、送風ファン(5) により吹出口(3
b)から吹出すようになっている。そして、この吹出口(3
b)から吹出された空調空気を送風ダクト(D) によって室
内空間(B) に導くようにしている。
【0023】そして、本例の特徴とする構成は、天井裏
空間(A) に室内空気を導入するための導入口(6) 及びそ
の周辺構造にある。
空間(A) に室内空気を導入するための導入口(6) 及びそ
の周辺構造にある。
【0024】図1〜図3に示すように、この導入口(6)
は、天井(R) に形成されたスリット状の開口で形成され
ており、その開口縁部の室内側には枠状の導入口パネル
(7)が取付けられている。
は、天井(R) に形成されたスリット状の開口で形成され
ており、その開口縁部の室内側には枠状の導入口パネル
(7)が取付けられている。
【0025】そして、導入口(6) 周辺の天井裏空間(A)
における構成の特徴について説明すると、この導入口
(6) には内部空間がチャンバ(C) とされたケース(8) が
取付けられている。このケース(8) は、導入口(6) の形
状に対応して該導入口(6) の長手方向に沿って形成さ
れ、且つ高さ寸法が空調機ケーシング(3) と略同程度に
設定された直方体状で成っている。また、ケース(8) の
下端部は、開放されて上流側開口(9) と成っており、そ
の開放端部が導入口(6) の縁部に一体的に接続されて、
その下端面が導入口パネル(7) の上面に当接されてい
る。また、このケース(8) における室内機(2) の配設位
置に対向する前面部(8a)には、導入口(6) より大型で矩
形状の下流側開口(10)が形成されている。また、このケ
ース(8) における上面部(8b)、左右の両側面部(8c),(8
c) 及び背面部(8d)には開口は成形されていない。これ
により、室内空間(B) と天井裏空間(A) とは、ケース
(8) 内部のチャンバ(C) を介して互いに連通されてい
る。
における構成の特徴について説明すると、この導入口
(6) には内部空間がチャンバ(C) とされたケース(8) が
取付けられている。このケース(8) は、導入口(6) の形
状に対応して該導入口(6) の長手方向に沿って形成さ
れ、且つ高さ寸法が空調機ケーシング(3) と略同程度に
設定された直方体状で成っている。また、ケース(8) の
下端部は、開放されて上流側開口(9) と成っており、そ
の開放端部が導入口(6) の縁部に一体的に接続されて、
その下端面が導入口パネル(7) の上面に当接されてい
る。また、このケース(8) における室内機(2) の配設位
置に対向する前面部(8a)には、導入口(6) より大型で矩
形状の下流側開口(10)が形成されている。また、このケ
ース(8) における上面部(8b)、左右の両側面部(8c),(8
c) 及び背面部(8d)には開口は成形されていない。これ
により、室内空間(B) と天井裏空間(A) とは、ケース
(8) 内部のチャンバ(C) を介して互いに連通されてい
る。
【0026】そして、このケース(8) の内部にはエアフ
ィルタ(F) が配設されている。以下、このエアフィルタ
(F) の配設構造について説明する。図4及び図5に示す
ように、ケース(8) の内面における下流側開口(10)の上
縁部近傍位置には、上側ガイド(11)が取付けられてい
る。この上側ガイド(11)は、ケース(8) の前面部(8a)の
裏面から水平方向に延びる水平部(11a) と、該水平部(1
1a) の先端から僅かに下方へ折曲された鉛直部(11b) と
から成る。また、この上側ガイド(11)の水平部(11a) の
下面には発泡ウレタン等の弾性を有するシール材(11c)
が取付けられている。
ィルタ(F) が配設されている。以下、このエアフィルタ
(F) の配設構造について説明する。図4及び図5に示す
ように、ケース(8) の内面における下流側開口(10)の上
縁部近傍位置には、上側ガイド(11)が取付けられてい
る。この上側ガイド(11)は、ケース(8) の前面部(8a)の
裏面から水平方向に延びる水平部(11a) と、該水平部(1
1a) の先端から僅かに下方へ折曲された鉛直部(11b) と
から成る。また、この上側ガイド(11)の水平部(11a) の
下面には発泡ウレタン等の弾性を有するシール材(11c)
が取付けられている。
【0027】一方、図4及び図6に示すように、ケース
(8) の前面部(8a)の下端縁には、下側ガイド(12)が形成
されている。この下側ガイド(12)は、水平方向に延びる
水平部(12a) と、該水平部(12a) の先端から僅かに上方
へ折曲された鉛直部(12b) とから成る。また、この下側
ガイド(12)の水平部(12a) の上面にも発泡ウレタン等の
弾性を有するシール材(12c) が取付けられている。
(8) の前面部(8a)の下端縁には、下側ガイド(12)が形成
されている。この下側ガイド(12)は、水平方向に延びる
水平部(12a) と、該水平部(12a) の先端から僅かに上方
へ折曲された鉛直部(12b) とから成る。また、この下側
ガイド(12)の水平部(12a) の上面にも発泡ウレタン等の
弾性を有するシール材(12c) が取付けられている。
【0028】更に、図7に示すように、ケース(8) の内
面における下流側開口(10)の両側縁部近傍位置には、ケ
ース(8) の前面部(8a)の裏面から突出されて鉛直方向に
延びる側方ガイド(13)が取付けられている。また、この
側方ガイド(13)の内面にも発泡ウレタン等の弾性を有す
るシール材(13a) が取付けられている。
面における下流側開口(10)の両側縁部近傍位置には、ケ
ース(8) の前面部(8a)の裏面から突出されて鉛直方向に
延びる側方ガイド(13)が取付けられている。また、この
側方ガイド(13)の内面にも発泡ウレタン等の弾性を有す
るシール材(13a) が取付けられている。
【0029】次に、エアフィルタ(F) の構成について説
明する。このエアフィルタ(F) は、所謂ロングライフフ
ィルタであって、比較的厚さ寸法が大きく形成されてい
る。また、このエアフィルタ(F) は、図4の如くフィル
タ枠(14)と該フィルタ枠(14)の内側に設けられたフィル
タ本体(15)とから成っている。フィルタ枠(14)の形状と
しては、その高さ寸法は、下流側開口(10)の高さ寸法
(図4における寸法t1)よりも大きく、且つ上側ガイ
ド(11)の鉛直部(11b) 下端と下側ガイド(12)の鉛直部(1
2b) 上端との間隔寸法(図4における寸法t2)よりも
僅かに大きく設定されている。また、フィルタ枠(14)の
水平方向の長さ寸法は、下流側開口(10)の幅寸法(図7
における寸法t3)よりも大きく、且つ各側方ガイド(1
3)の間隔寸法(図7における寸法t4)に略一致されて
いる。
明する。このエアフィルタ(F) は、所謂ロングライフフ
ィルタであって、比較的厚さ寸法が大きく形成されてい
る。また、このエアフィルタ(F) は、図4の如くフィル
タ枠(14)と該フィルタ枠(14)の内側に設けられたフィル
タ本体(15)とから成っている。フィルタ枠(14)の形状と
しては、その高さ寸法は、下流側開口(10)の高さ寸法
(図4における寸法t1)よりも大きく、且つ上側ガイ
ド(11)の鉛直部(11b) 下端と下側ガイド(12)の鉛直部(1
2b) 上端との間隔寸法(図4における寸法t2)よりも
僅かに大きく設定されている。また、フィルタ枠(14)の
水平方向の長さ寸法は、下流側開口(10)の幅寸法(図7
における寸法t3)よりも大きく、且つ各側方ガイド(1
3)の間隔寸法(図7における寸法t4)に略一致されて
いる。
【0030】また、図6の如くフィルタ枠(14)の下端縁
を構成する下側枠部(16)における左右両端から所定寸法
を存した内側位置には把持部(16a),(16a) が設けられて
いる(図3参照)。この把持部(16a) は、図6の如く下
側枠部(16)の背面側の上端から水平方向に延びた後、下
方へ延び、更に、その下端から僅かに下側ガイド(12)に
向って水平方向に延びて成っている。また、この下側枠
部(16)の厚さ寸法(図6における寸法t5)と把持部(1
6a) の前後方向寸法(図6における寸法t6)との和
は、導入口パネル(7) の開口寸法(図4における寸法t
7)よりも僅かに小さく設定されている。更に、図7の
如くフィルタ枠(14)の左右両側枠部(17),(17) にはフラ
ンジ(17a),(17a) が設けられている。このフランジ(17
a),(17a) は、左右両側枠部(17),(17) の後端から鉛直
方向外側に延びて成っている。
を構成する下側枠部(16)における左右両端から所定寸法
を存した内側位置には把持部(16a),(16a) が設けられて
いる(図3参照)。この把持部(16a) は、図6の如く下
側枠部(16)の背面側の上端から水平方向に延びた後、下
方へ延び、更に、その下端から僅かに下側ガイド(12)に
向って水平方向に延びて成っている。また、この下側枠
部(16)の厚さ寸法(図6における寸法t5)と把持部(1
6a) の前後方向寸法(図6における寸法t6)との和
は、導入口パネル(7) の開口寸法(図4における寸法t
7)よりも僅かに小さく設定されている。更に、図7の
如くフィルタ枠(14)の左右両側枠部(17),(17) にはフラ
ンジ(17a),(17a) が設けられている。このフランジ(17
a),(17a) は、左右両側枠部(17),(17) の後端から鉛直
方向外側に延びて成っている。
【0031】次に、エアフィルタ(F) の装着動作につい
て説明する。この装着動作は、導入口(6) から行われ
る。作業者が把持部(16a) を把持しながらエアフィルタ
(F) を導入口(6) よりケース(8) 内のチャンバ(C) に挿
入する。そして、フィルタ枠(14)の上側枠部(18)を上側
ガイド(11)の内部に差込みながら該上側ガイド(11)の水
平部(11a) に向って上側枠部(18)を押圧する。これによ
り、シール材(11c) は弾性圧縮変形して、その高さ寸法
が小さくなる。その後、下側枠部(16)を下側ガイド(12)
に嵌め込み、把持部(16a) から手を離す。これにより、
上側ガイド(11)のシール材(11c) の形状が僅かに復帰
し、上側枠部(18)は上側ガイド(11)の鉛直部(11b) に係
止され、下側枠部(16)は下側ガイド(12)の鉛直部(12b)
に係止され、これによってエアフィルタ(F) がケース
(8) に取付けられる。また、この状態では、図7の如く
エアフィルタ(F) の側枠部(17)は側方ガイド(13)のシー
ル材(13a) を弾性変形させながら、側方ガイド(13)に対
向する位置となっている。また、この際、側枠部(17)の
フランジ(17a) は側方ガイド(13)の先端に当接されてい
る。
て説明する。この装着動作は、導入口(6) から行われ
る。作業者が把持部(16a) を把持しながらエアフィルタ
(F) を導入口(6) よりケース(8) 内のチャンバ(C) に挿
入する。そして、フィルタ枠(14)の上側枠部(18)を上側
ガイド(11)の内部に差込みながら該上側ガイド(11)の水
平部(11a) に向って上側枠部(18)を押圧する。これによ
り、シール材(11c) は弾性圧縮変形して、その高さ寸法
が小さくなる。その後、下側枠部(16)を下側ガイド(12)
に嵌め込み、把持部(16a) から手を離す。これにより、
上側ガイド(11)のシール材(11c) の形状が僅かに復帰
し、上側枠部(18)は上側ガイド(11)の鉛直部(11b) に係
止され、下側枠部(16)は下側ガイド(12)の鉛直部(12b)
に係止され、これによってエアフィルタ(F) がケース
(8) に取付けられる。また、この状態では、図7の如く
エアフィルタ(F) の側枠部(17)は側方ガイド(13)のシー
ル材(13a) を弾性変形させながら、側方ガイド(13)に対
向する位置となっている。また、この際、側枠部(17)の
フランジ(17a) は側方ガイド(13)の先端に当接されてい
る。
【0032】そして、このようにしてエアフィルタ(F)
が装着された状態での天井裏空間(A) への空気の導入動
作について説明すると、前記送風ファン(5) の駆動に伴
ってケース(8) の下流側開口(10)に負圧が作用し、これ
によって、室内空気が導入口(6) からケース(8) 内部の
チャンバ(C) に導入される。そして、この空気は、エア
フィルタ(F) を通過して塵埃が除去されて浄化された
後、下流側開口(10)を通過して天井裏空間(A) に導か
れ、室内機(2) に導入される。また、ケース(8) の内部
空間(C) の空気が天井裏空間(A) に導かれる際、エアフ
ィルタ(F) のフィルタ枠(14)に当接している各シール材
(11c),(12c),(13a) は、そのケース(8) の内部空間(C)
に面する側が鉛直部(11b),(12b) 及びフランジ(17a) に
よって覆われているために、この各シール材(11c),(12
c),(13a) の内部を空気が流れて、エアフィルタ(F) を
通過しない空気が天井裏空間(A) に導かれてしまうこと
はない。
が装着された状態での天井裏空間(A) への空気の導入動
作について説明すると、前記送風ファン(5) の駆動に伴
ってケース(8) の下流側開口(10)に負圧が作用し、これ
によって、室内空気が導入口(6) からケース(8) 内部の
チャンバ(C) に導入される。そして、この空気は、エア
フィルタ(F) を通過して塵埃が除去されて浄化された
後、下流側開口(10)を通過して天井裏空間(A) に導か
れ、室内機(2) に導入される。また、ケース(8) の内部
空間(C) の空気が天井裏空間(A) に導かれる際、エアフ
ィルタ(F) のフィルタ枠(14)に当接している各シール材
(11c),(12c),(13a) は、そのケース(8) の内部空間(C)
に面する側が鉛直部(11b),(12b) 及びフランジ(17a) に
よって覆われているために、この各シール材(11c),(12
c),(13a) の内部を空気が流れて、エアフィルタ(F) を
通過しない空気が天井裏空間(A) に導かれてしまうこと
はない。
【0033】このように、本例では、導入口(6) をスリ
ット状にしながら、エアフィルタ(F) をケース(8) の下
流側開口(10)に設けているために、天井(R) の見映えの
向上を図りながら、エアフィルタ(F) のフィルタ面積を
大きく確保することができて、フィルタ性能を十分に確
保できる。
ット状にしながら、エアフィルタ(F) をケース(8) の下
流側開口(10)に設けているために、天井(R) の見映えの
向上を図りながら、エアフィルタ(F) のフィルタ面積を
大きく確保することができて、フィルタ性能を十分に確
保できる。
【0034】次に、エアフィルタ(F) の取外し動作につ
いて説明する。この取外し動作は、導入口(6) から行わ
れる。作業者が把持部(16a) を把持しながらエアフィル
タ(F) を僅かに上方へ押し上げると、上側ガイド(11)の
シール材(11c) が弾性変形する。これにより、下側枠部
(16)が下側ガイド(12)の鉛直部(12b) 上端よりも上側ま
で移動する。その後、下側枠部(16)を下側ガイド(12)か
ら抜出して導入口(6)から引き出す。これに伴い、上側
枠部(18)も上側ガイド(11)から抜取られて、エアフィル
タ(F) が導入口(6) から室内空間(B) に取り出される。
いて説明する。この取外し動作は、導入口(6) から行わ
れる。作業者が把持部(16a) を把持しながらエアフィル
タ(F) を僅かに上方へ押し上げると、上側ガイド(11)の
シール材(11c) が弾性変形する。これにより、下側枠部
(16)が下側ガイド(12)の鉛直部(12b) 上端よりも上側ま
で移動する。その後、下側枠部(16)を下側ガイド(12)か
ら抜出して導入口(6)から引き出す。これに伴い、上側
枠部(18)も上側ガイド(11)から抜取られて、エアフィル
タ(F) が導入口(6) から室内空間(B) に取り出される。
【0035】以上の如く、本例によれば、天井リターン
チャンバー方式の空気調和装置(1)に対し、ケース(8)
に取付けたエアフィルタ(F) をスリット状の導入口(6)
から着脱できるようにしたために、従来、エアフィルタ
(F) を取り外すために必要であった天井面の点検口が不
要になって天井面の見映えの向上を図りながら、エアフ
ィルタ(F) の着脱作業を簡略化することができる。
チャンバー方式の空気調和装置(1)に対し、ケース(8)
に取付けたエアフィルタ(F) をスリット状の導入口(6)
から着脱できるようにしたために、従来、エアフィルタ
(F) を取り外すために必要であった天井面の点検口が不
要になって天井面の見映えの向上を図りながら、エアフ
ィルタ(F) の着脱作業を簡略化することができる。
【0036】次に、本発明の変形例について説明する。
先ず、第1の変形例について説明する。図8に示すよう
に、この変形例は、エアフィルタ(F) の把持部(16a) に
導入口パネル(7) の一部を兼用させたものである。つま
り、エアフィルタ(F) のフィルタ枠(14)の下端部を室内
空間(B) に臨ませて配設し、その下面を天井(R) に取付
けられた導入口パネル(7) に連続した形状に形成する。
また、フィルタ(F) は図示しない保持手段によってケー
ス(8) に保持されている。
先ず、第1の変形例について説明する。図8に示すよう
に、この変形例は、エアフィルタ(F) の把持部(16a) に
導入口パネル(7) の一部を兼用させたものである。つま
り、エアフィルタ(F) のフィルタ枠(14)の下端部を室内
空間(B) に臨ませて配設し、その下面を天井(R) に取付
けられた導入口パネル(7) に連続した形状に形成する。
また、フィルタ(F) は図示しない保持手段によってケー
ス(8) に保持されている。
【0037】このため、エアフィルタ(F) の取外し時に
は、把持部(16a) を把持してエアフィルタ(F) を引き下
げることにより、図8に仮想線で示すように、該エアフ
ィルタ(F) がケース(8) から取外される。また、この状
態では、導入口パネル(7) の一部が取外された状態とな
っている。
は、把持部(16a) を把持してエアフィルタ(F) を引き下
げることにより、図8に仮想線で示すように、該エアフ
ィルタ(F) がケース(8) から取外される。また、この状
態では、導入口パネル(7) の一部が取外された状態とな
っている。
【0038】このように、エアフィルタ(F) の把持部(1
6a) が導入口パネル(7) の一部と兼用された構成である
ために、導入口パネル(7) の開口幅寸法をエアフィルタ
(F)の幅寸法よりも小さく設定した場合でもエアフィル
タ(F) を導入口(6) から抜き出すことができ、導入口
(6) の開口幅寸法の制約がなくなるので、該導入口(6)
を必要最小限(空気の導入音が発生しない寸法)まで細
くできることになって、天井(R) の見映えを更に向上で
きる。
6a) が導入口パネル(7) の一部と兼用された構成である
ために、導入口パネル(7) の開口幅寸法をエアフィルタ
(F)の幅寸法よりも小さく設定した場合でもエアフィル
タ(F) を導入口(6) から抜き出すことができ、導入口
(6) の開口幅寸法の制約がなくなるので、該導入口(6)
を必要最小限(空気の導入音が発生しない寸法)まで細
くできることになって、天井(R) の見映えを更に向上で
きる。
【0039】次に、第2の変形例について説明する。こ
の変形例は、図9及び図10に示すように、エアフィル
タ(F) の把持部(16a) を、フィルタ枠(14)の側枠部(17)
から斜め下方に延びる延長部(16b) と該延長部(16b) の
下端同士を連結する連結部(16c) とを備えさせて成す。
そして、図9に示すように、エアフィルタ(F) をケース
(8) に取付けた状態では、連結部(16c) が導入口パネル
(7) と略同じ高さ位置に設定されるようにしておき、こ
の連結部(16c) によって導入口(6) を分割している。
の変形例は、図9及び図10に示すように、エアフィル
タ(F) の把持部(16a) を、フィルタ枠(14)の側枠部(17)
から斜め下方に延びる延長部(16b) と該延長部(16b) の
下端同士を連結する連結部(16c) とを備えさせて成す。
そして、図9に示すように、エアフィルタ(F) をケース
(8) に取付けた状態では、連結部(16c) が導入口パネル
(7) と略同じ高さ位置に設定されるようにしておき、こ
の連結部(16c) によって導入口(6) を分割している。
【0040】これにより、導入口(6) は、連結部(16c)
によって2本のスリット孔(6a),(6b) で構成されること
になるので、これによって導入口(6) の開口面積を大き
く得ながら天井(R) の見映えの向上が図れる。
によって2本のスリット孔(6a),(6b) で構成されること
になるので、これによって導入口(6) の開口面積を大き
く得ながら天井(R) の見映えの向上が図れる。
【0041】次に、第3の変形例について説明する。こ
の変形例は、図11に示すように、エアフィルタ(F) を
室内機(2) に一体的に取付けた構成を改良したものであ
る。この図に示すように、空調機ケーシング(3) の吸込
口(3a)の開口縁部には、エアフィルタ(F) を係止するた
めのガイド(19)が形成されており、エアフィルタ(F)の
配設位置の下側に導入口(6) が形成されていて、エアフ
ィルタ(F) の着脱動作は、この導入口(6) から行われ
る。また、この導入口(6) とは別に、天井(R) には専用
の導入口(20)が設けられている。これにより、十分な空
気の導入量を得ながら、エアフィルタ(F) の着脱作業の
簡略化を図ることができる。また、エアフィルタ(F) を
空調機ケーシング(3) に支持させたことにより、上述し
たケースが不要となるので、空気調和装置の据付作業の
簡略化も図れる。
の変形例は、図11に示すように、エアフィルタ(F) を
室内機(2) に一体的に取付けた構成を改良したものであ
る。この図に示すように、空調機ケーシング(3) の吸込
口(3a)の開口縁部には、エアフィルタ(F) を係止するた
めのガイド(19)が形成されており、エアフィルタ(F)の
配設位置の下側に導入口(6) が形成されていて、エアフ
ィルタ(F) の着脱動作は、この導入口(6) から行われ
る。また、この導入口(6) とは別に、天井(R) には専用
の導入口(20)が設けられている。これにより、十分な空
気の導入量を得ながら、エアフィルタ(F) の着脱作業の
簡略化を図ることができる。また、エアフィルタ(F) を
空調機ケーシング(3) に支持させたことにより、上述し
たケースが不要となるので、空気調和装置の据付作業の
簡略化も図れる。
【0042】尚、上述した実施例、第1及び第2の変形
例では、1台の室内機(2) に対して導入口(6) を1箇所
に形成するようにしていたが、この導入口(6) は天井
(R) の複数箇所に形成するようにしてもよく、その場
合、導入口(6) の個数に対応してケース(8) を配設する
ことになる。また、第3の変形例の専用の導入口(20)は
必ずしも必要ではない。
例では、1台の室内機(2) に対して導入口(6) を1箇所
に形成するようにしていたが、この導入口(6) は天井
(R) の複数箇所に形成するようにしてもよく、その場
合、導入口(6) の個数に対応してケース(8) を配設する
ことになる。また、第3の変形例の専用の導入口(20)は
必ずしも必要ではない。
【0043】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記載
の発明によれば、ケースに、導入口に連通する上流側開
口と、天井裏空間に連通する下流側開口とを形成し、ケ
ースの内面における下流側開口に対向した位置に、エア
フィルタを上流側開口を介して着脱可能に取付けて、エ
アフィルタの着脱が導入口から行えるようにしたため
に、上流側開口をエアフィルタの抜き取りが可能となる
程度のスリット状に形成することができ、且つ下流側開
口を大きくすることによってフィルタ面積も大きくでき
てフィルタ性能が向上できる。また、エアフィルタ着脱
のための個別の点検口が不要であるので、天井の見映え
を良好に維持しながらエアフィルタの着脱作業の簡略化
を図ることができる。
ば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記載
の発明によれば、ケースに、導入口に連通する上流側開
口と、天井裏空間に連通する下流側開口とを形成し、ケ
ースの内面における下流側開口に対向した位置に、エア
フィルタを上流側開口を介して着脱可能に取付けて、エ
アフィルタの着脱が導入口から行えるようにしたため
に、上流側開口をエアフィルタの抜き取りが可能となる
程度のスリット状に形成することができ、且つ下流側開
口を大きくすることによってフィルタ面積も大きくでき
てフィルタ性能が向上できる。また、エアフィルタ着脱
のための個別の点検口が不要であるので、天井の見映え
を良好に維持しながらエアフィルタの着脱作業の簡略化
を図ることができる。
【0044】請求項2記載の発明によれば、エアフィル
タの外周囲にフィルタ枠を備えさせ、該フィルタ枠の下
端縁に上流側開口の近傍位置まで延びる把持部を設けた
ために、エアフィルタの着脱作業が容易に行える。
タの外周囲にフィルタ枠を備えさせ、該フィルタ枠の下
端縁に上流側開口の近傍位置まで延びる把持部を設けた
ために、エアフィルタの着脱作業が容易に行える。
【0045】請求項3記載の発明によれば、ケースに室
内機の吸込口に対向する側面を備えさせ、下流側開口を
前記側面に形成したために、下流側開口から室内機への
空気の流れが円滑に行え、吸気抵抗の低減に伴って室内
機の性能を十分に発揮できる。
内機の吸込口に対向する側面を備えさせ、下流側開口を
前記側面に形成したために、下流側開口から室内機への
空気の流れが円滑に行え、吸気抵抗の低減に伴って室内
機の性能を十分に発揮できる。
【0046】請求項4記載の発明によれば、エアフィル
タ下端部の把持部に、導入口パネルの一部を構成させる
ようにしたために、導入口パネルの開口幅寸法をエアフ
ィルタの幅寸法よりも小さく設定した場合であっても導
入パネルを兼用した把持部がエアフィルタと一体的に導
入口から抜き出されるので、導入口を必要最小限まで細
くできることになって、天井の見映えの向上が図れる。
タ下端部の把持部に、導入口パネルの一部を構成させる
ようにしたために、導入口パネルの開口幅寸法をエアフ
ィルタの幅寸法よりも小さく設定した場合であっても導
入パネルを兼用した把持部がエアフィルタと一体的に導
入口から抜き出されるので、導入口を必要最小限まで細
くできることになって、天井の見映えの向上が図れる。
【0047】請求項5記載の発明によれば、エアフィル
タの下端部に、天井の開口をスリット状の開口に分割す
るように仕切る把持部を設けたために、導入口の開口面
積を大きく得ながら天井の見映えの向上が図れる。
タの下端部に、天井の開口をスリット状の開口に分割す
るように仕切る把持部を設けたために、導入口の開口面
積を大きく得ながら天井の見映えの向上が図れる。
【0048】請求項6記載の発明によれば、導入口をス
リット状とし、吸込口の下側に形成し、また、エアフィ
ルタを、吸込口に対し、導入口を介して着脱可能に取付
けて、エアフィルタの着脱が導入口から行えるようにし
たために、上述した請求項1記載の発明に係る効果に加
えて、ケースが不要となるので、部品点数の低減に伴っ
て空気調和装置の据付作業の簡略化が図れる。
リット状とし、吸込口の下側に形成し、また、エアフィ
ルタを、吸込口に対し、導入口を介して着脱可能に取付
けて、エアフィルタの着脱が導入口から行えるようにし
たために、上述した請求項1記載の発明に係る効果に加
えて、ケースが不要となるので、部品点数の低減に伴っ
て空気調和装置の据付作業の簡略化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】天井リターンチャンバー方式の空気調和装置を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】ケース周辺部の斜視図である。
【図3】導入口を室内側から見た図である。
【図4】ケース周辺部を示す断面図である。
【図5】エアフィルタ上端部の支持構造を示す図であ
る。
る。
【図6】エアフィルタ下端部の支持構造を示す図であ
る。
る。
【図7】エアフィルタ側部の支持構造を示す図である。
【図8】第1の変形例における図4相当図である。
【図9】第2の変形例における図4相当図である。
【図10】第2の変形例におけるエアフィルタの斜視図
である。
である。
【図11】第3の変形例における空気調和装置を示す断
面図である。
面図である。
(2) 室内機 (3a) 吸込口 (6) 導入口 (6a),(6b) スリット孔 (7) 導入口パネル (8) ケース (8a) 前面部 (9) 上流側開口 (10) 下流側開口 (11) 上側ガイド(ガイド手段) (12) 下側ガイド(ガイド手段) (14) フィルタ枠 (16a) 把持部 (F) エアフィルタ (A) 天井裏空間 (C) チャンバ (R) 天井
Claims (6)
- 【請求項1】 天井裏空間(A) に配置された室内機(2)
を備え、天井(R) に形成された導入口(6) から室内空気
を天井裏空間(A) に導入し、該天井裏空間(A) を室内機
(2) への吸込空気のリターン通路として利用した空気調
和装置のエアフィルタ配設構造において、 前記天井裏空間(A) には、導入口(6) を覆うように、チ
ャンバ(C) を有するケース(8) が配置されており、 該ケース(8) には、導入口(6) に連通する上流側開口
(9) と、天井裏空間(A)に連通する下流側開口(10)とが
形成されており、 前記ケース(8) の内面における下流側開口(10)に対向し
た位置にはエアフィルタ(F) が上流側開口(9) を介して
着脱可能に取付けられていることを特徴とする空気調和
装置のエアフィルタ配置構造。 - 【請求項2】 エアフィルタ(F) の外周囲にはフィルタ
枠(14)が備えられており、該フィルタ枠(14)の下端縁に
は上流側開口(9) の近傍位置まで延びる把持部(16a) が
設けられていることを特徴とする請求項1記載の空気調
和装置のエアフィルタ配置構造。 - 【請求項3】 ケース(8) は直方体状の箱型で成ってい
ると共に室内機(2)の吸込口(3a)に対向する側面(8a)を
備えており、下流側開口(10)は前記側面(8a)に形成され
ていることを特徴とする請求項1または2記載の空気調
和装置のエアフィルタ配置構造。 - 【請求項4】 天井(R) には導入口(6) の縁部を下側か
ら覆う導入口パネル(7) が配設されており、エアフィル
タ(F) の下端部には把持部(16a) が設けられており、該
把持部(16a) は、導入口パネル(7) の一部を構成してい
ることを特徴とする請求項1記載の空気調和装置のエア
フィルタ配置構造。 - 【請求項5】 エアフィルタ(F) の下端部には、天井
(R) の導入口(6) をスリット状の開口(6a),(6b) に分割
するように仕切る把持部(16a) が設けられていることを
特徴とする請求項1記載の空気調和装置のエアフィルタ
配置構造。 - 【請求項6】 天井裏空間(A) に配置された室内機(2)
を備え、天井(R) に形成された導入口(6) から室内空気
を天井裏空間(A) に導入し、該天井裏空間(A) を室内機
(2) への吸込空気のリターン通路として利用した空気調
和装置のエアフィルタ配置構造において、 前記導入口(6) はスリット状であって吸込口(3a)の下側
に形成されており、エアフィルタ(F) は、吸込口(3a)に
対し、導入口(6) を介して着脱可能に取付けられている
ことを特徴とする空気調和装置のエアフィルタ配置構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6097417A JPH07305889A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | 空気調和装置のエアフィルタ配置構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6097417A JPH07305889A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | 空気調和装置のエアフィルタ配置構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07305889A true JPH07305889A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14191889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6097417A Withdrawn JPH07305889A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | 空気調和装置のエアフィルタ配置構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07305889A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007093042A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Sanyo Electric Co Ltd | フィルタおよび空気調和機 |
JP2009276059A (ja) * | 2009-08-24 | 2009-11-26 | Max Co Ltd | 空気清浄機 |
JP2010025516A (ja) * | 2008-07-24 | 2010-02-04 | Shimizu Corp | 空調機 |
JP2010043854A (ja) * | 2009-09-29 | 2010-02-25 | Max Co Ltd | 空気清浄機 |
CN112413741A (zh) * | 2020-11-17 | 2021-02-26 | 厦门兴嘉民建设工程有限公司 | 一种便于检修的空调系统 |
-
1994
- 1994-05-11 JP JP6097417A patent/JPH07305889A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007093042A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Sanyo Electric Co Ltd | フィルタおよび空気調和機 |
JP2010025516A (ja) * | 2008-07-24 | 2010-02-04 | Shimizu Corp | 空調機 |
JP2009276059A (ja) * | 2009-08-24 | 2009-11-26 | Max Co Ltd | 空気清浄機 |
JP2010043854A (ja) * | 2009-09-29 | 2010-02-25 | Max Co Ltd | 空気清浄機 |
CN112413741A (zh) * | 2020-11-17 | 2021-02-26 | 厦门兴嘉民建设工程有限公司 | 一种便于检修的空调系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010731 |