JPH10247175A - データ転送方式 - Google Patents

データ転送方式

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Publication number
JPH10247175A
JPH10247175A JP9063874A JP6387497A JPH10247175A JP H10247175 A JPH10247175 A JP H10247175A JP 9063874 A JP9063874 A JP 9063874A JP 6387497 A JP6387497 A JP 6387497A JP H10247175 A JPH10247175 A JP H10247175A
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divided data
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JP9063874A
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Tokuo Kumaki
徳雄 熊木
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Advantest Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原始データを分割して並列データとして転送
する場合に確実に原始データを再生することができるデ
ータ転送方式を提供すること。 【解決手段】 データ転送先装置20は、互いに独立な
4つの伝送系40a〜40dを介して入力される各分割
受信データを入力順に取り込んで格納するFIFOメモ
リ22a〜22dと、それらから出力される4つのデー
タ有フラグの論理積をとるアンド回路24と、FIFO
メモリ22a〜22dから読み出される各分割データを
取り込んで保持するフリップフロップ26a〜26dと
を備えている。FIFOメモリ22a等のそれぞれにお
いて、原始データに対応した各分割受信データがそろっ
ているとアンド回路24からデータの読み出し信号およ
び書き込み信号が出力される。これらの信号に応じて、
FIFOメモリ22a等から各分割データが読み出さ
れ、各フリップフロップ26a等に書き込まれて、対応
する原始データが再生される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の装置間で複
数の信号線を介して並列にデータの送受を行うデータ転
送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、製造した半導体の試験を行う半
導体試験装置は、半導体の入力端子に入力パターンデー
タを入力し、このとき出力端子に現れる出力パターンデ
ータを調べることにより、半導体の良否を試験してい
る。この半導体試験装置を用いて試験を行う場合、まず
試験に先立って、上述した入力パターンデータと、半導
体が正常であるときにこの入力パターンデータに対応し
て得られるであろう出力パターンデータとを半導体試験
装置に転送する必要がある。このようなテストパターン
データは、例えば今日のマイクロプロセッサを試験する
場合を考えると数百メガバイトから数ギガバイトにも達
するため、半導体試験装置を有効に稼働させるためには
高速にデータ転送を行う必要がある。
【0003】データを高速に転送する方法として、伝送
系を並列にしてデータの並列転送を行う方法がある。図
4は、並列転送を行う従来のデータ転送方式の概略を示
す図であり、一例として4つの伝送系を介して並列にデ
ータ転送を行う場合の構成が示されている。同図に示す
一方のフリップフロップ101、102、103、10
4はデータ転送元の装置の送信端近傍に設けられたもの
であり、他方のフリップフロップ111、112、11
3、114はデータ転送先の装置の受信端近傍に設けら
れたものである。データ転送を行う場合、データの転送
元装置では、送信原始データWn を4分割したそれぞれ
を送信クロックに同期して4つのフリップフロップ10
1、102、103、104に取り込んで、分割送信デ
ータan、bn 、cn 、dn を4つの伝送系121、1
22、123、124に同じタイミングで送出する。ま
た、データの転送先装置では、4つの伝送系121、1
22、123、124を介して入力される各分割受信デ
ータan ′、bn ′、cn′、dn ′を受信クロックに
同期して4つのフリップフロップ111、112、11
3、114に取り込み、これらに取り込まれたデータを
同時に並列に読み出すことにより、受信再生データWn
′を得ることができる。このように、送信原始データ
を複数の伝送系121〜124を介して並列転送するこ
とにより、データの転送速度を上げることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに複数の伝送系を介した従来のデータ転送方式におい
ては、各伝送系に含まれる伝送線の長さ等の物理的条件
の相違から各分割受信データ間に到着時間の差が生じ、
転送先装置の各フリップフロップ111〜114に入力
されるデータのスキューやジッタとして現れる。各伝送
系を介して転送される複数のデータ間でスキューやジッ
タが増加し、その量が1ワードの有効時間を越えると、
これら複数の並列なデータは同一時刻に同時に存在しな
くなるため、所定のタイミングでこれらのデータを取り
込んでも原始データの再生はできない。
【0005】図5は、図4に示す構成によるデータ転送
のタイミングを示す図である。同図に示すように、送信
元装置において、原始データWn を4分割した各分割送
信データan 、bn 、cn 、dn のそれぞれが同じタイ
ミングで4つの伝送系121、122、123、124
に送出されるが、各伝送系を通って転送先装置に入力さ
た各分割受信データan ′、bn ′、cn ′、dn ′の
タイミングが1ワードの有効時間を越えてずれると、こ
れらの分割受信データから受信再生データWn′を得て
も、送信原始データWn は再生できなくなる。
【0006】また、このような現象は、伝送線を介して
データを送受する場合の他に、複数の記憶装置に格納し
ておいたデータを並列に読み出す場合にも同様のことが
いえる。例えば、原始データを分割してそれぞれを4台
の記憶装置に格納しておいた場合に、これら4台の記憶
装置から同じタイミングで各分割データを読み出そうと
しても、記憶装置とデータ転送先の装置との間の接続線
や各記憶装置におけるデータ読み出しタイミングのずれ
(例えばハードディスクを考えた場合にはシーク時間が
正確には一致しないためデータの出力タイミングがずれ
る)によって、転送先装置で受け取った各分割受信デー
タ間にはスキューやジッタが現れるため、上述した伝送
線を介して直接転送データを送受する場合と同様に、各
分割受信データから原始データを再生することは困難に
なる。
【0007】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は原始データを分割して並列に
転送する場合に確実に原始データを再生することができ
るデータ転送方式を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明のデータ転送方式は、並列に転送されて
きた複数の分割データのそれぞれを格納する複数の先入
れ先出しメモリと、これらのそれぞれのデータ格納状態
を監視して全てにデータが格納されている場合にデータ
の読み出しを指示するタイミング信号を出力するタイミ
ング指示手段と、複数の先入れ先出しメモリのそれぞれ
に格納された分割データをこのタイミング信号に同期し
て取り込んで保持する複数の保持手段とを備えている。
本発明によれば、複数の分割データをそれぞれに対応し
た先入れ先出しメモリに一旦格納し、それぞれの先入れ
先出しメモリに各分割データが格納されたときにこれを
読み出して保持手段に保持しており、各分割データ間に
スキューやジッタが生じて1ワードの有効時間以上にデ
ータの受信タイミングがずれた場合であっても、確実に
各分割データから構成される原始データを再生すること
ができる。
【0009】具体的には、上述した先入れ先出しメモリ
のそれぞれは、読み出し前の分割データの有無を示すデ
ータ有フラグを有しており、タイミング指示手段は、こ
のデータ有フラグに基づいて、全ての先入れ先出しメモ
リに分割データが格納されていることを検出したとき
に、上述したタイミング信号を出力している。したがっ
て、それぞれの先入れ先出しメモリに格納された分割デ
ータがそろっているときに、各先入れ先出しメモリから
保持手段に対するデータの取り込みが行われて、各分割
データからなる原始データの再生が可能となる。
【0010】上述した複数の分割データとしては、異な
る伝送路を介して並列に転送される場合が考えられ、各
先入れ先出しメモリは、それぞれに対応する分割データ
とともに伝送路を介して送られてくるクロック信号に同
期して分割データを格納する。伝送路の長さ等の物理特
性の相違によって伝送遅延時間に差異が生じ、各分割デ
ータの受信タイミングのずれとなって現れるが、保持手
段からは同じタイミングで各分割データを読み出して原
始データを再生することができる。
【0011】また、上述した複数の分割データの他の例
としては、異なる記憶装置から並列に読み出される場合
が考えられ、各先入れ先出しメモリは、記憶装置から分
割データが読み出されるタイミングに同期して分割デー
タを格納する。記憶装置からデータを読み出す際のシー
ク時間の相違等によって、あるいは記憶装置に接続され
た信号線の長さ等の物理特性の相違によって、各分割デ
ータの受信タイミングのずれとなって現れるが、保持手
段からは同じタイミングで各分割データを読み出して原
始データを再生することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明を適用したデータ転送方式
は、原始データを分割してそれぞれの分割データを異な
る伝送系を介して転送する場合に、転送先装置において
それぞれの分割データを一旦FIFO(先入れ先出し)
メモリに格納した後に読み出すことにより、異なる伝送
系を介して転送されるデータ間に生じるスキューやジッ
タの影響を取り除くことに特徴がある。以下、一実施形
態のデータ転送方式について、図面を参照しながら具体
的に説明する。
【0013】〔第1の実施形態〕図1は、本発明を適用
した第1の実施形態のデータ転送方式の構成を示す図で
ある。同図に示すデータ転送元装置10とデータ転送先
装置20は、4つの伝送系40a、40b、40c、4
0dを介して接続されており、データ転送元装置10か
らデータ転送先装置20に向けて並列にデータ転送が行
われる。例えば、データ転送先装置20として半導体試
験装置を、データ転送元装置10として半導体試験に必
要なテストパターンを格納するコンピュータを考えるこ
とができ、テストパターンを4分割して4つの伝送系4
0a〜40dを介して並列に転送することにより、高速
なデータ転送が可能となる。
【0014】データ転送元装置10は、送出する原始デ
ータWn を4分割したものを所定の送信クロック信号に
同期して取り込んで保持する4つのフリップフロップ
(FF)12a、12b、12c、12dを備えてい
る。各フリップフロップ12a〜12dからは、それぞ
れに対応する伝送系40a〜40dに各分割送信データ
n 〜dn がタイミングを合わせて送出される。但し、
これら分割送信データan〜dn の送出タイミングの差
は後述のごとく解消されるため、必ずしも同じである必
要はない。
【0015】伝送系40aは、物理的な伝送路46aの
他に、この伝送路46aにフリップフロップ12aから
出力されるデータを変調して送出する変調装置42a
と、伝送路46aを介して送られてくる信号に対して復
調処理を行って分割受信データan ′を出力する復調装
置44aを含んでいる。他の伝送系40b〜40dも同
様の構成を有しており、物理的な伝送路46b〜46d
の他に、変調装置42b〜42dと復調装置44b〜4
4dを含んでいる。このように、4つの伝送系40a〜
40dは同じ構成を有しており、遅延時間等のデータ転
送特性がほぼ同じになるように設定されているが、各伝
送路46a〜46dの長さや物理特性の相違等から、各
伝送系40a〜40dのそれぞれから出力されるデータ
間にはスキューやジッタが現れる。更に、伝送系40a
〜40dの性能の差異、経路の差異により、伝送系40
a〜40dのそれぞれから出力されるデータ間に、大き
な時間差を発生する。
【0016】データ転送先装置20は、4つの伝送系4
0a〜40dのそれぞれを介して入力される分割受信デ
ータan ′、bn ′、cn ′、dn ′を入力順に取り込
んで格納するFIFOメモリ22a、22b、22c、
22dと、FIFOメモリ22a〜22dから読み出さ
れる分割データan ″、bn ″、cn ″、dn ″を保持
するフリップフロップ26a〜26dと、各FIFOメ
モリ22a〜22dのそれぞれから出力される4つのデ
ータ有フラグの論理積をとり、全てのFIFOメモリ2
2a〜22dにデータan ′、bn ′、cn ′、dn
が存在する場合に、データ転送先装置20内のクロック
信号に同期して、FIFOメモリ22a〜22dに対し
てデータan ′、bn ′、cn ′、dn ′の読み出し信
号を出力し、FIFOメモリ22a〜22dから読み出
されたデータan ″、bn ″、cn ″、dn ″をデータ
転送先装置20内のクロック信号に同期してフリップフ
ロップ26a〜26dに書き込む書き込み信号を出力す
るアンド回路24とを備えている。上述したアンド回路
24がタイミング指示手段に、フリップフロップ26a
〜26dが保持手段にそれぞれ対応する。
【0017】各FIFOメモリ22a〜22dは、伝送
系40a〜40dのそれぞれを通してデータ転送を行っ
たときに生じる伝送遅延時間のずれを吸収するために設
けられるものであり、そのために必要なワード数分の容
量が確保されている。また、各FIFOメモリ22a〜
22dは、読み出し前の格納データがなくなったときに
インアクティブ、読み出し前の格納データが1つでもあ
るときにアクティブとなるデータ有フラグを出力してい
る。したがって、4つのFIFOメモリ22a〜22d
のそれぞれから出力される4つのデータ有フラグの全て
がアクティブのときに、4つのFIFOメモリ22a〜
22dの全てに分割受信データが格納されていることに
なり、このときアンド回路24の出力は、データ転送先
装置20内の同期クロックに同期して、FIFOメモリ
22a〜22dへのデータの読み出し信号とフリップフ
ロップ26a〜26dへのデータの書き込み信号を発生
する。
【0018】図2は、図1に示したデータ転送元装置1
0からデータ転送先装置20に向けてデータ転送を行う
場合の各部の動作を示す図である。例えば、原始データ
Wnの各ワードが4mビットで構成されており、mビッ
トずつ4分割されて各分割送信データan 、bn 、c
n 、dn が形成されるものとする。
【0019】原始データWn のmビットずつが共通の送
信クロック信号に同期してフリップフロップ12a〜1
2dのそれぞれに取り込まれ、データ転送元装置10か
らは、分割送信データan 〜dn が同一のタイミングで
4つの伝送系40a〜40dにそれぞれ送出される。と
ころが、4つの伝送系40a〜40dは、それぞれに含
まれる伝送路46a〜46dの経路や長さやそれ以外の
各種の物理特性に差異があるため、それぞれの伝送遅延
時間が異なっており、データ転送先装置20に到達した
ときの各分割受信データan ′、bn ′、cn ′、d
n ′のタイミングは互いにずれており、図2に示すよう
にこのずれが1ワードの有効時間を越える場合が発生す
る。
【0020】データ転送先装置20内のFIFOメモリ
22a〜22dは、伝送系40a〜40dに含まれる復
調装置44a〜44dから出力される書き込み信号によ
って、それぞれに対応する分割受信データan ′〜d
n ′を異なるタイミングで取り込んで格納する。
【0021】このようにして、最初の原始データW0 に
対応する分割受信データa0 ′、b0 ′、c0 ′、d
0 ′が異なるタイミングでFIFOメモリ22a〜22
dに格納される。そして、この中で最後にデータ転送先
装置20に到達した分割受信データ(例えばd0 ′とす
る)がFIFOメモリ22dに格納されたときに、全て
のFIFOメモリ22a〜22dのデータ有フラグがア
クティブになるため、アンド回路24からデータ転送先
装置20内の同期クロックに同期したFIFOメモリ2
2a〜22dへのデータの読み出し信号と、フリップフ
ロップ26a〜26dへのデータ書き込み信号が発生す
る。
【0022】FIFOメモリ22a〜22dは、アンド
回路24が出力するデータ転送先装置20内の同期クロ
ックに同期したFIFOメモリ22a〜22dへのデー
タの読み出し信号により、格納している最も古いデータ
を出力する。
【0023】データ転送先装置20内の各フリップフロ
ップ26a〜26dは、アンド回路24から出力される
データの書き込み信号によって、FIFOメモリ22a
〜22dのそれぞれから読み出された分割データa0
〜d0 ″を取り込んで保持する。したがって、フリップ
フロップ26a〜26dからは、保持した各分割データ
0 ″〜d0 ″(=a0 〜d0 )が同一のタイミングで
出力され、最初に転送されてきた原始データW0 が再生
される。
【0024】原始データW0 に対応する各分割データa
0 ″〜d0 ″がFIFOメモリ22a〜22dから読み
出され、最も格納データ量が少ないフリップフロップ2
2dのデータ有フラグがインアクティブになれば、アン
ド回路24は、FIFOメモリ22a〜22dへのデー
タの読み出し信号と、フリップフロップ26a〜26d
へのデータの書き込み信号を発生しない。
【0025】同様にして、次の原始データW1 に対応す
る分割受信データa1 ′〜d1 ′が異なるタイミングで
FIFOメモリ22a〜22dに格納され、全てのFI
FOメモリ22a〜22dのデータ有フラグがアクティ
ブになると、アンド回路24からデータ転送先装置20
内の同期クロック信号に同期してFIFOメモリ22a
〜22dへのデータ読み出し信号とフリップフロップ2
6a〜26dへのデータ書き込み信号が出力され、FI
FOメモリ22a〜22dから出力されたデータa1
〜d1 ″はフリップフロップ26a〜26dに保持され
る。したがって、各分割データa1 ″〜d1 ″(=a1
〜d1 )がフリップフロップ26a〜26dから同一の
タイミングで出力され、次に転送されてきた原始データ
W1 が再生される。
【0026】以下、同様にして、原始データW2 以降の
各データに対応した分割データが順にフリップフロップ
26a〜26dから各データ毎に同一のタイミングで出
力され、原始データW2 等が転送順に再生される。
【0027】このように、本実施形態のデータ転送先装
置20では、互いに独立な4つの伝送系40a〜40b
を介して送られてくる分割受信データan ′〜dn ′の
それぞれをFIFOメモリ22a〜22dに一旦格納
し、対応する4つの分割受信データがそろっているとき
に、これらを同時に読み出してフリップフロップ26a
〜26dに保持しているため、フリップフロップ26a
〜26dから同じタイミングで出力される各分割データ
n 〜dn から原始データWn を再生することができ
る。
【0028】〔第2の実施形態〕ところで、上述した第
1の実施形態においては、互いに独立な複数の伝送系を
介して転送される分割受信データから原始データを再生
する場合について説明したが、伝送系を介して直接デー
タ転送を行う場合の他に、各伝送系のそれぞれを記憶装
置に置き換えて、各記憶装置からデータ転送先装置に対
してデータを転送する場合にも本発明を適用することが
できる。
【0029】図3は、本発明を適用した第2の実施形態
のデータ転送方式の構成を示す図である。図1に示した
構成において、4つの伝送系40a〜40dのそれぞれ
を互いに独立にデータの書き込みと読み出しが可能な記
憶装置としてのハードディスク装置(HD)50a〜5
0dに置き換えた構成を有している。
【0030】図3において、データ転送元装置10から
出力される分割送信データan 〜dn がハードディスク
装置50a〜50dのそれぞれに入力され、格納され
る。但し、本実施形態ではこれらの分割送信データan
〜dn をハードディスク装置50a〜50dに格納する
ため、必ずしも同じタイミングでデータ転送元装置10
から各分割送信データan 〜dn を出力する必要はな
い。
【0031】また、各ハードディスク装置50a〜50
dからは、格納データ(図2に示した分割受信データa
n ′〜dn ′に対応する)が読み出されるが、読み出し
応答時間を一致させることはできず、各ハードディスク
装置50a〜50dのそれぞれから読み出される分割受
信データan ′〜dn ′がデータ転送先装置20に到達
するタイミングは同じにはならず、互いにずれる。
【0032】したがって、データ転送先装置20内の各
FIFOメモリ22a〜22dによって、ハードディス
ク装置50a〜50dから読み出される分割受信データ
n′〜dn ′を順に取り込んで格納し、4つの分割デ
ータan ″〜dn ″がそろっているときに、各FIFO
メモリ22a〜22dからの読み出しを行うことによ
り、対応する4つの分割データan 〜dn がフリップフ
ロップ26a〜26dから同時に出力される。
【0033】このように、本実施形態のデータ転送先装
置20では、互いに独立に動作可能な4つのハードディ
スク装置50a〜50bから読み出される分割受信デー
タan ′〜dn ′のそれぞれをFIFOメモリ22a〜
22dに一旦格納し、対応する4つの分割データがそろ
っているときにこれらを同時に読み出してフリップフロ
ップ26a〜26dに保持しているため、これらのフリ
ップフロップ26a〜26dから同時に出力される各分
割受信データan 〜dn から原始データWn を再生する
ことができる。
【0034】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。例えば、上述した各実施形態では、原始
データを4分割して、4つの伝送系40a〜40dを介
して、あるいはハードディスク装置50a〜50dを介
してデータ転送先装置20に向けて転送する場合を説明
したが、分割数は4以外であってもよく、原始データの
転送速度を上げたい場合にはこの分割数は大きいほどよ
い。分割数が大きくなればなるほど、データ転送先装置
20に到達する各分割受信データのタイミングは相対的
にずれるおそれがあるが、どのようにずれた場合であっ
ても必ず各分割データがそろっている状態でFIFOメ
モリ22a等からのデータの読み出しが行われるため、
確実に原始データの再生を行うことができる。
【0035】また、各伝送系40a〜40dに含まれる
伝送路46a〜46dは、ほぼ同じ長さに設定する場合
の他に、極端に異なる長さに設定されるようにしてもよ
い。この場合には、データ転送先装置20に到達する複
数の分割受信データ間の到達時間に大きなずれが生じる
ため、このずれを吸収することができるようにFIFO
メモリ22a〜22dの容量を決定すればよい。伝送路
の長さを各伝送系毎に変えることができれば、伝送線の
引き回しの制約が減って、データ転送元装置10やデー
タ転送先装置20のレイアウトの自由度が増す利点もあ
る。
【0036】また、上述した各実施形態では、各分割受
信データを一旦格納するためにFIFOメモリを用いた
が、実際にはこのFIFOメモリはメモリ素子とコント
ローラで構成されており、機能的にデータの先入れ先出
しができるものであれば一般のメモリを用いて代用する
こともできる。
【0037】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、複数
の分割データをそれぞれに対応した先入れ先出しメモリ
に独立して個別に一旦格納し、それぞれの先入れ先出し
メモリに各分割データが格納されているときにこれらを
同時に読み出して保持手段に保持しており、各分割デー
タ間にスキューやジッタが生じて1ワードの有効時間以
上にデータの受信タイミングがずれた場合であっても、
確実に各分割データから構成される原始データを再生す
ることができる。
【0038】特に、上述した複数の分割データとして
は、異なる伝送路を介して並列に転送される場合が考え
られ、各先入れ先出しメモリは、それぞれに対応する分
割データとともに伝送路を介して送られてくるクロック
信号に同期して分割データを格納する。伝送路の長さ等
の物理特性の相違によって伝送遅延時間に差異が生じ、
各分割データの受信タイミングのずれとなって現れる
が、保持手段からは同じタイミングで各分割データを読
み出して原始データを再生することができる。
【0039】また、上述した複数の分割データの他の例
としては、異なる記憶装置から並列に読み出される場合
が考えられ、各先入れ先出しメモリは、記憶装置から分
割データが読み出されるタイミングでそれぞれ独立して
個別に分割データを格納する。記憶装置からデータを読
み出す際の応答時間の相違等によって、あるいは記憶装
置に接続された信号線の長さ等の物理特性の相違によっ
て、各分割データの受信タイミングのずれとなって現れ
るが、保持手段からは同じタイミングで各分割データを
読み出して原始データを再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施形態のデータ転送
方式の構成を示す図である。
【図2】図1に示したデータ転送元装置からデータ転送
先装置に向けてデータ転送を行う場合の各部の動作を示
す図である。
【図3】本発明を適用した第2の実施形態のデータ転送
方式の構成を示す図である。
【図4】従来のデータ転送方式の概略を示す図である。
【図5】図4に示す従来のデータ転送方式におけるデー
タ転送のタイミングを示す図である。
【符号の説明】
10 データ転送元装置 20 データ転送先装置 22a、22b、22c、22d 先入れ先出し(FI
FO)メモリ 24 アンド回路 26a、26b、26c、26d フリップフロップ
(FF) 40a、40b、40c、40d 伝送系 50a、50b、50c、50d ハードディスク装置
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】また、このような現象は、伝送線を介して
データを送受する場合の他に、複数の記憶装置に格納し
ておいたデータを並列に読み出す場合にも同様のことが
いえる。例えば、原始データを分割してそれぞれを4台
の記憶装置に格納しておいた場合に、これら4台の記憶
装置から同じタイミングで各分割データを読み出そうと
しても、記憶装置とデータ転送先の装置との間の接続線
や各記憶装置におけるデータ読み出し応答時間のずれに
よって、転送先装置で受け取った各分割受信データ間に
は時間差が現れるため、上述した伝送線を介して直接転
送データを送受する場合と同様に、各分割受信データか
ら原始データを再生することは困難になる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明のデータ転送方式は、並列に転送されて
きた複数の分割データのそれぞれを格納する複数の先入
れ先出しメモリと、これらのそれぞれのデータ格納状態
を監視して全てにデータが格納されている場合にデータ
の読み出しを指示するタイミング信号を出力するタイミ
ング指示手段と、複数の先入れ先出しメモリのそれぞれ
に格納された分割データをこのタイミング信号に同期し
て取り込んで保持する複数の保持手段とを備えている。
本発明によれば、複数の分割データをそれぞれに対応し
た先入れ先出しメモリに一旦格納し、それぞれの先入れ
先出しメモリに各分割データが格納されたときにこれを
読み出して保持手段に保持しており、各分割データ間に
スキューやジッタ等の時間差が生じて1ワードの有効時
間以上にデータの受信タイミングがずれた場合であって
も、確実に各分割データから構成される原始データを再
生することができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、上述した複数の分割データの他の例
としては、異なる記憶装置から並列に読み出される場合
が考えられ、各先入れ先出しメモリは、記憶装置から分
割データが読み出されるタイミングに同期して分割デー
タを格納する。記憶装置からデータを読み出す際の応答
時間の相違等によって、あるいは記憶装置に接続された
信号線の長さ等の物理特性の相違によって、各分割デー
タの受信タイミングのずれとなって現れるが、保持手段
からは同じタイミングで各分割データを読み出して原始
データを再生することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【発明の実施の形態】本発明を適用したデータ転送方式
は、原始データを分割してそれぞれの分割データを異な
る伝送系を介して転送する場合に、転送先装置において
それぞれの分割データを一旦FIFO(先入れ先出し)
メモリに格納した後に読み出すことにより、異なる伝送
系を介して転送されるデータ間に生じるスキューやジッ
タ等の時間差の影響を取り除くことに特徴がある。以
下、一実施形態のデータ転送方式について、図面を参照
しながら具体的に説明する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、複数
の分割データをそれぞれに対応した先入れ先出しメモリ
に独立して個別に一旦格納し、それぞれの先入れ先出し
メモリに各分割データが格納されているときにこれらを
同時に読み出して保持手段に保持しており、各分割デー
タ間にスキューやジッタ等の時間差が生じて1ワードの
有効時間以上にデータの受信タイミングがずれた場合で
あっても、確実に各分割データから構成される原始デー
タを再生することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列に転送されてきた複数の分割データ
    のそれぞれを格納する複数の先入れ先出しメモリと、 前記複数の先入れ先出しメモリのそれぞれのデータ格納
    状態を監視しており、それらの全てにデータが格納され
    ている場合にデータの読み出しを指示するタイミング信
    号を出力するタイミング指示手段と、 前記複数の先入れ先出しメモリのそれぞれに対応して設
    けられており、前記タイミング指示手段から出力される
    前記タイミング信号に同期して、前記複数の先入れ先出
    しメモリに格納された分割データを取り込んで保持する
    複数の保持手段と、 を備えることを特徴とするデータ転送方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記複数の分割データは、異なる伝送路を介して並列に
    転送され、 前記先入れ先出しメモリは、前記分割データに重畳され
    て前記伝送路を介して送られてくるクロック信号に同期
    して前記分割データの格納動作を行うことを特徴とする
    データ転送方式。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記複数の分割データは、異なる記憶装置から並列に読
    み出され、 前記先入れ先出しメモリは、前記記憶装置から前記分割
    データが読み出されるタイミングに同期して前記分割デ
    ータの格納動作を行うことを特徴とするデータ転送方
    式。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記先入れ先出しメモリは、読み出し前の前記分割デー
    タの有無を示すデータ有フラグを有しており、 前記タイミング指示手段は、前記データ有フラグに基づ
    いて、前記複数の先入れ先出しメモリの全てに読み出し
    前の前記分割データが格納されたことを検出したとき
    に、前記タイミング信号を出力することを特徴とするデ
    ータ転送方式。
JP9063874A 1997-03-03 1997-03-03 データ転送方式 Pending JPH10247175A (ja)

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Cited By (3)

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