JPH10246497A - ホームコントロールシステム - Google Patents

ホームコントロールシステム

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Publication number
JPH10246497A
JPH10246497A JP9048059A JP4805997A JPH10246497A JP H10246497 A JPH10246497 A JP H10246497A JP 9048059 A JP9048059 A JP 9048059A JP 4805997 A JP4805997 A JP 4805997A JP H10246497 A JPH10246497 A JP H10246497A
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JP
Japan
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air conditioner
signal
indoor unit
local terminal
remote controller
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Application number
JP9048059A
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English (en)
Inventor
Kazutoshi Tani
和利 谷
Junko Takechi
純子 武知
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リモコンによる制御とシステム全体としての
制御との調整を行い、制御の信頼性を低下させることが
なく、また、工事を容易に行えるようにしたホームコン
トロールシステムを提供することにある。 【解決手段】 エアコン室内機10を赤外線信号で制御
するリモコン140aと、当該家庭の使用電流量を監視
し該使用電流量が所定値以上の場合には所定の信号を発
生するメイン端末113と、該メイン端末からの所定の
信号を受け、該所定の信号に対応した赤外線信号をエア
コン室内機に対して送信するローカル端末30とを備
え、エアコン室内機はリモコンからの赤外線信号とロー
カル端末からの赤外線信号とを識別する識別手段を備え
た。制御手段は識別手段が識別したリモコンからの指示
信号を優先して被制御機器を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホームコントロール
システムに係り、例えばエアコンのオン・オフを契約電
流値を越えないように制御するデマンドコントロール機
能を有するホームコントロールシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、一般家庭用の住宅等にお
いては各家庭毎に使用電流量の最大値が電力会社との間
で契約されており(契約電流量と称する)、この契約電
流量を越えると各家庭毎に設けられたブレーカが作動
し、当該家庭への電力供給を停止するようにしている。
【0003】図14は、4台のエアコン室内機130a
〜130dにそれぞれ1台ずつのエアコン室外機150
a〜150dを接続し、エアコンが稼働中に使用電流量
が契約電流量を越えた場合に予め優先順位を付してある
順にエアコンを停止して使用電流量を下げることによ
り、ブレーカによる遮断を防止するようにしたデマンド
コントロールシステムASの構成図である。
【0004】図14に示すように、デマンドコントロー
ルシステムASは、商用電源101と、次に説明する配
電盤110と、次に説明するローカル端末120a〜1
20dと、エアコン室内機130a〜130dと、ユー
ザが冷暖房,温度,風量等を設定し、赤外線により各エ
アコン室内機に信号を送るリモートコントローラー(以
下、リモコンと記す)140a〜140dと、エアコン
室外機150a〜150cとを備えた家庭内の給電シス
テム内に構成されている。
【0005】前記配電盤110は、ブレーカ111と、
電流量を検知する電流センサ112a,112bと、該
電流センサの検知した電流値に基づき契約電流量を越え
たか否かを判断するメイン端末113と、フィルタ等を
備えている。前記メイン端末113は、契約電流量を越
えそうな場合には、最初に第1エアコン室内機130
a,第1エアコン室外機150aを停止させ、それでも
契約電流量を越えそうな場合には、更に第2エアコン室
内機130b,第2エアコン室外機150bを停止させ
る制御を行うように予め設定されているものとする。
【0006】前記ローカル端末120a〜120dは、
配電盤110にそれぞれ電力線114a〜114dで接
続され、メイン端末113からの指令信号を電力線搬送
により受信し、各エアコン室内機130a〜130dに
制御信号を送信する機能を有する。各エアコン室内機1
30a〜130dはJEMA規格のHA端子を備え、ロ
ーカル端末120a〜120dと各エアコン室内機13
0a〜130dとはそれぞれ信号線115a,115
b,115c,115dおよびHA端子を介して接続さ
れている。また、ローカル端末120a〜120dから
はそれぞれコンセント,電線を介してエアコン用の電力
が供給されている。
【0007】今、3台のエアコン室内機130a〜13
0cが同時に稼働していて、メイン端末113が契約電
流量を越えるおそれがあると判断したと仮定する。する
と、メイン端末113は信号線114aを介して第1エ
アコンを停止する旨をローカル端末120aに伝え、更
にローカル端末120aはその旨を信号線115a,H
A端子を介して第1エアコン室内機130aに伝えて、
該エアコン室内機130aおよびエアコン室外機150
aの稼働を停止させる。その結果、使用電流量を契約電
流量以下にすることができるとメイン端末113が判断
した場合には、第1エアコン室内機130a,エアコン
室外機150aの稼働停止のままその他のエアコン室内
機130b,130dの稼働を継続する。
【0008】このように、家庭内の使用電流量が契約電
流量を越えそうな場合に、予め設定されている優先順位
に従って一時的にエアコン室内機を停止あるいは能力低
下させることにより、ブレーカ作動による給電停止(ブ
レーカダウン)を防止し、また、使用電流量が契約電流
を十分に下回った段階で、前述の一時停止あるいは能力
低下させたエアコン室内機を優先順位の逆順に以前の動
作状態に復帰させる制御をデマンドコントロール(デマ
ンド制御)と呼ばれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エアコン室
内機とローカル端末との接続工事の際には、ローカル端
末に一端が接続された信号線の他端をエアコン室内機の
HA端子に接続する。該HA端子はエアコン室内機の内
部に配置されたコントロール基板(図示せず)上に設置
されている。従って、前述の如く信号線の他端をHA端
子に接続するためには、エアコン室内機の外側カバーを
取り外し、次にコントロール基板のカバーを外し、更に
様々のコネクタを取り外してコントロール基板を抜き取
る。この抜き取ったコントロール基板上のHA端子に前
記信号線1の他端側を接続し、次いで信号線の一端側を
他の部品の邪魔にならないような位置を経由してエアコ
ン室内機の外部まで引き出さなければならない。しかる
に、このような工事は、非常に手間と時間がかかるばか
りでなく、コントロール基板の引き抜きの際に断線や基
板破損等の障害が起こる可能性も大きく、好ましい工事
手段ではない。
【0010】また、この問題を解決するために、ローカ
ル端末からエアコン室内機に対する制御信号(デマンド
制御信号)をリモコンと同様に赤外線にすることが考え
られ、このようにすれば、増設の際にHA端子を使用す
ることがないので、工事が容易に行える。
【0011】しかし、この場合には、ユーザの意思を伝
えるためのリモコンでの制御状況がローカル端末側へ伝
える手段がなく、エアコンの状態によっては、次のよう
な不都合がある。即ち、使用電流量が下がりエアコン室
内機を復帰させるためにローカル端末から復帰のデマン
ド制御信号を送信すると、ユーザによるリモコン操作あ
るいは既に設定されていたタイマのタイムアップによ
り、該エアコン室内機を停止していた場合でも、即ちユ
ーザ等が停止させたい意思を持っているにも拘らず、エ
アコン室内機を復帰動作させてしまうことになり、ユー
ザの停止の要望・指示とは全く違う動作結果になってし
まうことになる。
【0012】そこで、本発明の目的は、リモコンによる
制御とシステム全体としての制御との調整を行い、制御
の信頼性を低下させることがなく、また、工事を容易に
行えるようにしたホームコントロールシステムを提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、リモコンからの無線信号によ
って動作が制御される被制御機器と、この被制御機器の
動作を無線信号により制御するローカル端末を有するホ
ームコントロールシステムであって、前記ローカル端末
に設けられ、被制御機器への指令無線信号を、前記リモ
コンからの無線信号と区別可能な信号形式で送信する送
信手段と、前記被制御機器に設けられ、前記リモコン及
び前記ローカル端末双方の信号を区別して認識し、過去
の制御状況に照らして、当該被制御機器の動作を決定し
制御する実行制御手段とを有することを特徴とする。
【0014】請求項1記載の発明によれば、従来のよう
にHA端子を用いることなくデマンド制御が可能で、増
設工事を容易にすることができる。一方、ユーザの意思
に反した被制御機器の動作を防止することができる。
【0015】また、請求項2記載の発明は、リモコンか
らの無線信号によって動作が制御される被制御機器と、
この被制御機器の動作を制御するローカル端末を有する
ホームコントロールシステムであって、前記被制御機器
におけるリモコンからの無線信号の直接受信を阻止する
防止手段と、前記ローカル端末に設けられ、リモコンか
らの無線信号を前記被制御機器に中継すると共に監視す
る中継手段と、前記ローカル端末に設けられ、過去の制
御状況に照らして、前記被制御機器の動作を制御する実
行制御手段とを有することを特徴とする。
【0016】請求項2記載の発明によれば、専用の制御
機器を必要とせず、従来のようにHA端子を用いること
なくデマンド制御が可能で、工事を容易にすることがで
きる。一方、ユーザの意思に反した被制御機器の動作を
防止することができる。
【0017】また、請求項3記載の発明は、リモコンか
らの無線信号によって動作が制御されるエアコンと、こ
のエアコンを構成する室内機と室外機とを結ぶ信号線の
途中に接続され、エアコンの動作を制御するローカル端
末とを有するホームコントロールシステムであって、前
記ローカル端末に設けられ、前記リモコンからの無線信
号に応じた室内機から室外機への指令信号を監視する監
視手段と、前記ローカル端末に設けられ、前記監視手段
に照らしてエアコン動作を制御する実行制御手段とを有
することを特徴とする。
【0018】請求項3記載の発明によれば、ローカル端
末の設置工事が容易であり、また、ユーザの意思に反し
たエアコンの動作を防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態例
に基づいて説明する。なお、既に説明した部分には同一
符号を付し、重複記載を省略する。
【0020】(1)第1実施形態例 図1は本実施形態例のホームコントロールシステムの一
形態であるエアコンのデマンドコントロールシステムA
S1 の構成図、図2は該デマンドコントロールシステム
AS1 を構成するエアコン室内機の制御系のブロック
図、図3は同じくローカル端末の制御系のブロック図で
ある。
【0021】図1に示すように、デマンドコントロール
システムAS1 は、商用電源101と、配電盤110
と、次に説明するエアコン室内機10と、リモコン14
0aと、赤外線信号を送信するローカル端末30(後述
する)と、エアコン室外機150a等を備えた家庭内の
給電システムの中に構成されている。なお、図1ではエ
アコン室内機とリモコンとローカル端末とエアコン室外
機をそれぞれ1台ずつ描いているが、エアコン室内機等
が更に3組備えられているものとする。
【0022】このデマンドコントロールシステムAS1
の基本動作は、使用電流量をメイン端末113が検知
し、契約電流量を越えそうな場合に、予め設定された優
先順位に従って一時的にエアコンを停止あるいは能力低
下させ、ブレーカ111による給電停止を防止し、使用
電流量が契約電流を十分に下回った段階で、前述の一時
停止あるいは能力低下させたエアコン室内機を優先順の
逆順に以前の動作状態に復帰させる制御を行うものであ
る。即ち、前記図14に示したデマンドコントロールと
同様の基本動作を行うものである。なお、以下の説明で
は、簡略化のため、「能力低下」の制御については省略
する。
【0023】ところで、図1において、リモコン140
aとローカル端末30からは受信側が区別可能な信号形
式の赤外線信号(無線信号)がエアコン室内機10に向
けて送信されるが、いずれも単方向送信である。そのた
め、ローカル端末30はリモコン140aの指示に応じ
て動作しているエアコン室内機10が、どのような動作
状態であるかを把握することができない。
【0024】そこで、リモコン140aからの赤外線の
送信信号とローカル端末30からの赤外線の送信信号と
をエアコン室内機10が識別してユーザの意思に反した
結果にならないようにした。そのための手段を次に説明
する。
【0025】先ず、エアコン室内機10の制御系を説明
する。図1,図2に示すように、エアコン室内機10の
カバーの正面右下に赤外線を受光する赤外線入力手段1
1の受信部が配置されている。赤外線入力手段11は、
ローカル端末30からのデマンド制御信号であるか、リ
モコン140aからのリモコン制御信号であるかを判定
するデマンド/リモコン判定手段12に接続されてい
る。該判定手段12は、デマンド制御信号がエアコン室
内機10の動作(オン)または停止(オフ)のいずれで
あるかを判定するオン/オフ動作判定手段13に接続さ
れると共に、リモコン140aがエアコン室内機10に
対して通常の制御を行うようにした通常コントロール手
段15に接続されている。前記オン/オフ動作判定手段
13は、オン/オフのいずれかのデマンド制御信号に従
ってエアコンを駆動するエアコン動作手段14に接続さ
れている。また、オン/オフ動作判定手段13は、エア
コン室内機10がどのような経緯で停止したのかを次の
ようにして記憶する記憶手段16に接続されている。即
ち、前記デマンド/リモコン判定手段12がリモコン1
40aからの信号であると判定した場合には、該信号の
内容(例えば、ユーザからの停止の指示)を記憶手段1
6に記憶させる。これら手段が、過去の制御状況に照ら
してエアコンの動作を制御する実行制御手段となる。
【0026】次にローカル端末30の制御系を説明す
る。図1,図3に示すように、デマンド制御信号がデマ
ンド停止命令であるか、デマンド復帰命令であるかを判
断する停止/復帰判断手段32は、赤外線デマンド指令
送信手段33に接続されている。該送信手段33は、停
止命令か復帰命令かに対応したデマンドコードを赤外線
デマンドコード記憶手段34から読み出し、エアコン室
内機10へ送信する。このとき、リモコンからの信号と
区別可能な信号形式で送信する。
【0027】次に、本実施形態例の動作を、図4(A)
に示すローカル端末のフローチャートおよび図4(B)
に示すエアコン室内機のフローチャートに基づいて説明
する。なお、ユーザがリモコン140aに冷暖房,温
度,風量等を設定した場合における動作は、従来と同じ
なので説明を省略する。
【0028】図1,図3,図4(A)に示すように、メ
イン端末113から電力線114aを介してローカル端
末30に向けてデマンド制御信号が発せられる。ローカ
ル端末30に該デマンド制御信号が受信され(ステップ
S1)、停止/復帰判定手段32は該デマンド制御信号
がデマンド停止命令またはデマンド復帰命令のいずれで
あるかを判定する(ステップS2)。
【0029】デマンド復帰命令の場合は、赤外線デマン
ド指令送信手段33が赤外線デマンドコード記憶手段3
4から復帰指令に対応するコードを読み出し、エアコン
室内機10に向けて赤外線で復帰指令を送信する(ステ
ップS3)。また、ステップS2で停止指令と判断した
場合は、同様に停止指令に対応したコードを読み出し、
エアコン室内機10に停止指令を送信する(ステップS
4)。この場合の赤外線信号にはローカル端末からの送
信(即ち、デマンド制御)であることを識別するための
識別コードが含まれている。
【0030】また、図1,図2,図4(B)に示すよう
に、エアコン室内機10は赤外線入力手段11に赤外線
信号が入力されると(ステップS11)、デマンド/リ
モコン判定手段12がいずれの制御信号であるかを判定
し、デマンド制御信号でない場合は(ステップS12;
NO)、ユーザの通常のリモコン制御信号であるので、
当該リモコン制御信号に応じた制御を行う(ステップS
13)と共に、記憶手段16に制御状況を記憶させる。
【0031】前記ステップS12でデマンド制御信号の
場合は(ステップS12;YES)、オン/オフ動作判
定手段13がエアコン室内機10に対する停止(オフ)
なのか復帰(オン)なのかを判定し(ステップS1
4)、停止の場合にはエアコン動作手段14によりエア
コン室内機10を停止させる(ステップS15)。ま
た、前記ステップS14で復帰の場合には、オン/オフ
動作判定手段13は記憶手段16に記憶されているエア
コン室内機の停止の理由を確認し、デマンド指令による
停止中であれば(ステップS16;YES)、復帰させ
るが(ステップS17)、記憶手段16の記憶内容がデ
マンド指令による停止中でない場合、即ち、例えばデマ
ンド指令で停止中に、ユーザがリモコンで停止信号を出
した場合等には、復帰運転は行わない(ステップS1
6;NO)。
【0032】従って、本実施形態例によれば、リモコン
を介して制御されたユーザの意思を優先した制御を行う
ことができ、ユーザの意思に反した復帰運転が発生する
のを防止できる。また、工事の際に、HA端子に対する
工事が不要なので、工事が容易に行える。
【0033】(2)第2実施形態例 本実施形態例はリモコンからの赤外線信号がエアコン室
内機に直接受信されないようにし、必ずローカル端末を
経由してエアコン室内機が受信するようにした場合であ
る。
【0034】図5は本実施形態例のデマンドコントロー
ルシステムAS2 の全体構成図、図6は該デマンドコン
トロールシステムAS2 で使用する情報伝達板の斜視
図、図7は該デマンドコントロールシステムAS2 を構
成するローカル端末のブロック図、図8は本実施形態例
のフローチャートである。
【0035】図5に示すように、デマンドコントロール
システムAS2 は、商用電源101と、配電盤110A
と、該配電盤から分離設置されたメイン端末20と、該
メイン端末からの信号を無線信号で受信するローカル端
末40と、エアコン室内機10と、リモコン140a
と、エアコン室外機150a等を備えた家庭内の給電シ
ステムの中に構築されている。なお、エアコン室内機,
エアコン室外機等は複数組設置されているものとする。
【0036】前記メイン端末20は分電盤110Aに設
置した電流検知センサに信号線で接続されていて、該セ
ンサからの信号に基づき使用電流量が契約電流量を越え
そうか否かを判断する。また、メイン端末20は契約電
流量の値を設定する電流設定スイッチ21と、使用電流
量を表示する表示部22と、デマンド制御を行っても契
約電流量を越える場合に警報を発するブザー24と、ロ
ーカル端末40に向けて制御信号を無線電波として発す
るアンテナ25を備えている。
【0037】前記ローカル端末40は、図5に示すよう
に、リモコン140aからの赤外線信号を受信する赤外
線情報入力手段41と、ローカル端末側で契約電流量を
越えそうな場合に運転を停止(又は能力の低下)させる
順位を設定可能な優先設定スイッチ42と、テスト時に
リモコン140aからの赤外線を受信できているか否か
をチェック(キャリアチェック)するスイッチ43と、
メイン端末20のアンテナ25から到来する電波を受信
するアンテナ44と、先端部に発光素子を備えた情報伝
達板45が取り付けられた信号線46を備えている。
【0038】情報伝達板45は、図6に示すように、エ
アコン室内機10に設けられている赤外線情報入力手段
11の受信部を覆う板状部材(防止手段)を有し、該情
報入力手段11の受信部との対向面側には発光素子が配
置されている。このため、赤外線情報入力手段11は、
リモコン140aからの赤外線信号を受信できなくなる
一方、該発光素子の発光を受光することになる。
【0039】ローカル端末40は、図7に示すように、
前述の赤外線情報入力手段41と、該入力手段41に入
力したリモコン信号を解析する解析手段47と、該解析
手段47が解析したリモコン情報を記憶する記憶手段4
8と、赤外線指令送信手段51等からなる中継手段と、
アンテナ44を介して受信したメイン端末20からのデ
マンド制御信号がデマンド停止かデマンド復帰かを判定
する停止/復帰判定手段49とを備え、前記赤外線指令
送信手段51により判定結果に応じて情報伝達板45を
介してエアコン室内機10に信号を送信する。即ち、こ
れら手段は、過去の制御状況に照らしてエアコンの動作
を制御する実行制御手段となる。
【0040】次に図8を参照しつつ本実施形態例の動作
を説明する。リモコン140aからの赤外線信号をロー
カル端末40の赤外線情報入力手段41が受信すると
(ステップS21;YES)、その赤外線をリモコン信
号解析手段47で解析し、リモコン情報記憶手段48の
それまでの記憶内容を変更し、記憶する(ステップS2
2)。次いで、赤外線デマンド指令送信手段51,情報
伝達板45を介して赤外線信号としてエアコン室内機1
0に送信する(ステップS23)。エアコン室内機10
は、赤外線情報入力手段11が情報伝達板45からの赤
外線発光を受信し、該入力手段11が直接リモコン14
0aから赤外線を受光した場合と同様の動作を行う。
【0041】また、ローカル端末40がアンテナ44を
介してメイン端末20から受信した信号は(ステップS
24;YES)、停止/復帰判定手段49で判定され、
停止命令の場合には(ステップS25)、赤外線デマン
ド指令送信手段51,情報伝達板45,赤外線情報入力
手段11を介して赤外線信号としてエアコン室内機10
に停止命令を送信する(ステップS26)。
【0042】前記ステップS25で復帰命令の場合に
は、リモコン信号によりエアコン室内機10が停止中で
あるか否かをリモコン情報記憶手段48のデータを参照
して判断し、リモコン信号による停止中でなければ(ス
テップS27;NO)、赤外線デマンド指令送信手段5
1,情報伝達板45,赤外線情報入力手段11を介して
赤外線信号としてエアコン室内機10に復帰命令を送信
する(ステップS28)。また、ステップS27でリモ
コン信号により停止中であれば(ステップS27;YE
S)、ユーザの意思を優先して復帰命令を送信しない。
【0043】従って、本実施形態例においても、前記第
1実施形態例と同様の効果を呈することができる。ま
た、リモコン140aからの指示か、メイン端末20か
らの指示かの判断をローカル端末40で行っているの
で、エアコン室内機10に内蔵された制御用のソフトウ
エアを変更することがなく、通常のエアコンを用いるこ
とができる。
【0044】なお、ここで、前述した第1および第2の
実施形態例では、被制御機器がエアコンの場合について
説明したが、デマンド制御としては他の電気機器を含ん
だ構成であってもよい。
【0045】(3)第3実施形態例 本実施形態例はエアコン室内機とエアコン室外機とを接
続している接続線の途中にローカル端末を配置した場合
である。
【0046】図9は本実施形態例のデマンドコントロー
ルシステムAS3 の全体構成図、図10はローカル端末
のブロック図、図11は該ローカル端末を構成するマイ
コン等の構成図、図12はローカル端末の斜視図、図1
3は本実施形態例のフローチャートである。
【0047】図9に示すように、デマンドコントロール
システムAS3 は、商用電源101と、配電盤110
と、エアコン室内機10と、リモコン140aと、エア
コン室外機150aと、エアコン室内機10とエアコン
室外機150aとを接続する接続線61と、該接続線6
1の途中に接続されたローカル端末60とを備えてなる
家庭内の給電システム中に構築されている。なお、エア
コン室内機,ローカル端末,リモコン,エアコン室外機
等は複数組設置されているものとする。
【0048】ローカル端末60は図10に示すように、
次に説明する各種手段を備えたマイコン62と、接続線
61を構成する信号線61aを断続するリレー接点63
と、エアコン室内機10からエアコン室外機150aに
伝送される情報信号を受信する受信機64と、後述する
所定の場合にこの情報信号に対応してマイコン62がエ
アコン室外機150aに代わって情報信号を送信する送
信機65と、エアコン室外機150aの運転の制御を行
う情報信号を送信する送信機66と、メイン端末113
との間で信号の送受を行うトランシーバ67とを備えて
いる。
【0049】なお、ローカル端末60は直方体状をなし
(図12参照)、その側面にはエアコン室外機150a
からの接続線61をワンタッチで接続可能なジャック6
0fが配置され、エアコン室内機10からの接続線61
をワンタッチで接続可能なジャック60gと、メイン端
末113からの電力線114aをワンタッチで接続可能
なジャック60gが配置されている。図9の例では、屋
内配線の電力線が信号線を兼ねている。
【0050】また、マイコン62は、図11に示すよう
に、トランシーバ67を介してメイン端末113から受
信したデマンド制御信号がデマンド停止命令かデマンド
復帰命令かを判定する停止/復帰判定手段71と、エア
コン室内機10からエアコン室外機150aへ伝送され
る情報信号を受信機64を介して取り入れその信号を記
憶する記憶手段73と、送信機65および送信機66か
らの信号送信を制御する機能を有する制御指令送信手段
74とを備えている。マイコンを含めた周辺機器が実行
制御手段である。
【0051】次に図9〜図13を参照しつつ本実施形態
例の動作を説明する。リモコン140aに対してユーザ
が入力した情報は、エアコン室内機10に対して赤外線
信号として送信される。エアコン室内機10はリモコン
140aからの情報に基づき動作指示を信号線61aを
介してエアコン室外機150aに送信する。この情報信
号はローカル端末60の受信機64にも受信され(ステ
ップS31;YES)、マイコン62は記憶手段73の
記憶内容を当該情報に更新変更する(ステップS3
2)。
【0052】そして、ステップS33において、ローカ
ル端末60がメイン端末113からの制御信号をトラン
シーバ67を介して受信すると(ステップS33;YE
S)、停止/復帰判定手段71はその制御信号が停止命
令か復帰命令かを判定する(ステップS34)。その判
定結果が停止命令であれば、制御指令送信手段74を介
してリレー接点63をオフにしてエアコン室内機10と
エアコン室外機150aの信号線61aの経路を切断し
(ステップS35)、送信機66からエアコン室外機1
50aに対して停止命令(又は能力低下の命令)を出力
する(ステップS36)。
【0053】ここで、前記ステップS35で信号線61
aを切断する理由は次の通りである。即ち、エアコン室
外機150aが情報信号を受信したときは、受信確認の
ための信号をエアコン室内機10に返信するようになっ
ている。このため、送信機66から出力されたメイン端
末113を発生源とする制御信号を受けた場合の受信確
認のための信号がエアコン室内機10に送信されて、エ
アコン室内機10を混乱させることを防止しているので
ある。
【0054】ステップS36に続いてローカル端末60
がエアコン室内機10からの新たな情報信号(例えば、
ユーザの強制停止命令)を受信機64で受信した場合に
は(ステップS37;YES)、マイコン62はその受
信信号によって記憶手段73のそれまでの記憶内容を変
更し、記憶する(ステップS38)。そして、その情報
信号に対応する受信確認のための信号をエアコン室外機
150aの代りに送信機65を介してエアコン室内機1
0に送信して(ステップS39)、ステップS33に戻
る。これは、エアコン室内機10による情報の送信に応
じた受信確認の信号が返信されないことによるエアコン
室内機10における混乱を防止しているものである。
【0055】一方、前記ステップS34の判定結果が復
帰命令であれば、記憶手段73に記憶されているユーザ
が設定した最終的な状態にエアコン室外機150aを制
御し(ステップS40)、リレー接点63をオンにして
信号線61aを直結し(ステップS41)、ステップS
31に戻る。即ち、一時停止中にユーザの強制停止命令
があった場合には、記憶手段73にこの命令が記憶され
ており、エアコン室外機150aは停止状態のままで、
復帰運転されることはないのである。
【0056】従って本実施形態例によれば、ユーザの意
思に反した復帰運転が発生するのを防止できる。また、
ローカル端末60は、エアコン室内機10とエアコン室
外機150aを接続する接続線に接続可能するものであ
るので、工事を容易に行うことができる。
【0057】なお、前記第1,第2実施形態例ではエア
コン室内機とエアコン室外機とが1:1で対応した場合
を説明したが、1台のエアコン室外機に複数台のエアコ
ン室内機を接続するタイプのデマンドコントロールにも
適用できるのは勿論である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように各請求項記載の発明
によれば、デマンド制御の信頼性を低下させることがな
く、また、設置工事を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例の全体構成図である。
【図2】同第1実施形態例におけるエアコン室内機のブ
ロック図である。
【図3】同第1実施形態例におけるローカル端末のブロ
ック図である。
【図4】第1実施形態例におけるフローチャートを示す
図であって、(A)はローカル端末のフローチャート、
(B)はエアコン室内機のフローチャートである。
【図5】同第2実施形態例の全体構成図である。
【図6】同第2実施形態例に使用する情報伝達板の斜視
図である。
【図7】同第2実施形態例におけるローカル端末のブロ
ック図である。
【図8】同第2実施形態例のフローチャートである。
【図9】同第3実施形態例の全体構成図である。
【図10】同第3実施形態例のローカル端末のブロック
図である。
【図11】同第3実施形態例のローカル端末のマイコン
の構成を主としたブロック図である。
【図12】同第3実施形態例に使用するローカル端末の
斜視図である。
【図13】同第3実施形態例のフローチャートである。
【図14】従来のデマンドコントロールの構成図であ
る。
【符号の説明】
10 エアコン室内機(被制御機器) 11 赤外線入力手段 12 デマンド/リモコン判定手段(実行制御手段) 13 オン/オフ動作判定手段(実行制御手段) 16 記憶手段(実行制御手段) 20,113 メイン端末(送信手段) 30,40,60 ローカル端末 45 情報伝達板(中継手段) 46 信号線(中継手段) 61 接続線 61a 信号線 62 マイコン(実行制御手段) 64 受信機 110 配電盤 111 ブレーカ 140 リモコン 150 エアコン室外機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リモコンからの無線信号によって動作が
    制御される被制御機器と、この被制御機器の動作を無線
    信号により制御するローカル端末を有するホームコント
    ロールシステムであって、 前記ローカル端末に設けられ、被制御機器への指令無線
    信号を、前記リモコンからの無線信号と区別可能な信号
    形式で送信する送信手段と、 前記被制御機器に設けられ、前記リモコン及び前記ロー
    カル端末双方の信号を区別して認識し、過去の制御状況
    に照らして、当該被制御機器の動作を決定し制御する実
    行制御手段とを有することを特徴とするホームコントロ
    ールシステム。
  2. 【請求項2】 リモコンからの無線信号によって動作が
    制御される被制御機器と、この被制御機器の動作を制御
    するローカル端末を有するホームコントロールシステム
    であって、 前記被制御機器におけるリモコンからの無線信号の直接
    受信を阻止する防止手段と、 前記ローカル端末に設けられ、リモコンからの無線信号
    を前記被制御機器に中継すると共に監視する中継手段
    と、 前記ローカル端末に設けられ、過去の制御状況に照らし
    て、前記被制御機器の動作を制御する実行制御手段とを
    有することを特徴とするホームコントロールシステム。
  3. 【請求項3】 リモコンからの無線信号によって動作が
    制御されるエアコンと、このエアコンを構成する室内機
    と室外機とを結ぶ信号線の途中に接続され、エアコンの
    動作を制御するローカル端末とを有するホームコントロ
    ールシステムであって、 前記ローカル端末に設けられ、前記リモコンからの無線
    信号に応じた室内機から室外機への指令信号を監視する
    監視手段と、 前記ローカル端末に設けられ、前記監視手段に照らして
    エアコン動作を制御する実行制御手段とを有することを
    特徴とするホームコントロールシステム。
  4. 【請求項4】 前記実行制御手段は、リモコンからの動
    作終了指令があったとき又は動作終了のために設定され
    た所定のタイマがタイムアップしたことを検知して、動
    作終了条件の成立を判断することを特徴とする請求項1
    乃至請求項3記載のホームコントロールシステム。
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