JPH10246314A - 歯車対のバックラッシュ除去装置 - Google Patents

歯車対のバックラッシュ除去装置

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JPH10246314A
JPH10246314A JP5265497A JP5265497A JPH10246314A JP H10246314 A JPH10246314 A JP H10246314A JP 5265497 A JP5265497 A JP 5265497A JP 5265497 A JP5265497 A JP 5265497A JP H10246314 A JPH10246314 A JP H10246314A
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gear
sub
gears
tooth
subgear
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JP5265497A
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Shinichiro Takemoto
真一郎 竹本
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サブギヤの回転中の撓みによって発生する二
次的な噛み合い騒音を低減する。 【解決手段】 ドリブンギヤ3とともにドライブギヤ2
に噛み合うサブギヤ8に予めリード修正と歯形修整とを
施す。リード修正量aは、サブギヤ8の回転中の撓みに
伴って発生するリード誤差と同等の量とする。歯形修正
量は、歯面10の歯たけ方向中央部とピッチ面との交線
付近が最大膨出量bとなるように歯面全体を弧状に膨ら
ませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平行軸歯車の歯車
対におけるバックラッシュ除去装置、特に、はすば歯車
の歯車対のバックラッシュ除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】はすば歯車の歯車対のバックラッシュ除
去装置として図9,10に示す構造のものが知られてい
る。図9,10は自動車用マニュアルトランスミッショ
ンあるいは4輪駆動車のトランスファーに用いられてい
るタイプのもので、軸1と一体のドリブンギヤ(被動歯
車)3は相手側のドライブギヤ(駆動歯車)2に噛み合
っているとともに、ドリブンギヤ3に隣接して該ドリブ
ンギヤ3と同一歯形のはすば歯車あるいは平歯車タイプ
の薄板状のサブギヤ4が相対回転可能に設けられてい
る。そして、サブギヤ4は皿ばね5によって付勢されて
常にドリブンギヤ3に圧接している。なお、6は皿ばね
5を支えているブラケット、7はCリングである。ま
た、サブギヤ4はドリブンギヤ3よりも歯数が1枚多く
設定されている。
【0003】したがって、ドライブギヤ2とドリブンギ
ヤ3とが噛み合ったまま回転すると、双方の歯車2,3
の歯当たり箇所は図10に示すようにA点となる一方、
ドリブンギヤ3とサブギヤ4とはその歯数差のために回
転速度差が生じる(サブギヤ4の回転はドリブンギヤ3
の回転よりも遅い)ことになる。また、サブギヤ4は皿
ばね5によりドリブンギヤ3に押し付けられているため
に両者の側面間には摩擦力が発生する。
【0004】そして、この摩擦力と回転差のためにドラ
イブギヤ2とサブギヤ4との歯当たり箇所はB点とな
り、実質的にドライブギヤ2とドリブンギヤ3との間の
バックラッシュが零となって、両歯車2,3間の歯当た
り音すなわち噛み合い騒音が低減されることになる。
【0005】ここで、図11は上記のバックラッシュ除
去装置が適用されたパートタイム式4輪駆動車のトラン
スファーの例を示しており、カウンタギヤ21の両側に
サブギヤ22,23がそれぞれ付設されている。
【0006】上記のトランスファーには、L(ロー)/
H(ハイ)切換用カップリングスリーブ24と、2(2
輪駆動)/4(4輪駆動)切換用カップリングスリーブ
25とが設けられており、各カップリングスリーブ2
4,25のシフト動作に応じて2輪(後輪)駆動(高
速)、4輪高速駆動、4輪低速駆動のいずれかに選択切
換可能となっている。
【0007】すなわち、L/H切換用カップリングスリ
ーブ24を図11に示すニュートラル位置から左方向へ
シフト動作させると、そのカップリングスリーブ24が
L/Hハブ26とメインギヤ27の双方に係合して、ト
ランスミッション側からメインギヤ27に入力される回
転トルクがL/H切換用カップリングスリーブ24とL
/Hハブ26を介してメインシャフト28に伝達され、
実質的にメインギヤ27とメインシャフト28とが直結
状態となってメインシャフト28が高速回転駆動され
る。なお、この時にはカウンタギヤ21は空転している
だけである。
【0008】そして、2/4切換用カップリングスリー
ブ25が図示の位置にあれば2輪駆動状態となり、他
方、カップリングスリーブ25を図11に示す位置から
右方向にシフト動作させれば、スプロケット29,30
とドライブチェーン31を介して、メインシャフト28
とともにスプロケット30と一体のフロントドライブシ
ャフト32が回転駆動されて、4輪高速駆動状態とな
る。
【0009】また、L/H切換用カップリングスリーブ
24を図11に示すニュートラル位置から右方向へシフ
ト動作させると、そのカップリングスリーブ24がL/
Hハブ26とローギヤ33の双方に係合する。これによ
り、メインギヤ27に入力される回転トルクがカウンタ
ギヤ21を介してローギヤ33に伝達され、さらにその
ローギヤ33からカップリングスリーブ24およびL/
Hハブ26を介してメインシャフト28に伝達されて減
速されることにより、4輪低速駆動状態となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の図9,10に示
したサブギヤ4はドライブギヤ2とドリブンギヤ3との
間のトルク伝達には直接寄与していないものの、常にド
ライブギヤ2と噛み合っていることには変わりはなく、
そのために、サブギヤ4が付加されていることに基づく
噛み合い騒音の発生が新たな問題となる。
【0011】より詳しくは、ドライブギヤ2とドリブン
ギヤ3との間のバックラッシュ除去と同時に両者の間の
噛み合い騒音を低減するには、サブギヤ4を支えている
皿ばね5のばね定数をある程度大きくする必要がある
が、ばね定数が大きくなるとそれに応じてドリブンギヤ
3とサブギヤ4との間の摩擦力が増大するとともに、ド
ライブギヤ2とサブギヤ4との間に発生するスラスト力
とも相俟って、図12に示すように、薄板状のサブギヤ
4が外側に撓むいわゆる倒れ現象が発生する。その結
果、上記のようなサブギヤ4の倒れ現象や歯形加工誤差
との相乗効果によってサブギヤ4と相手側歯車であるド
ライブギヤ2との間の噛み合いが急激に悪化し、両者の
間で二次的な噛み合い騒音が発生するという問題があ
る。
【0012】その一方、上記のような二次的な噛み合い
騒音の対策として、例えば特開平6−147297号公
報に示されているように、上記のドリブンギヤ3に相当
する歯車にクラウニングを施すとともに、同じく上記の
ドライブギヤ2に相当する歯車にはクラウニングを施さ
ないようにしたものも提案されているが、少なくともド
ライブギヤ2とサブギヤ4との噛み合いによって生ずる
二次的な噛み合い騒音に対しては必ずしも有効な対応策
とはなり得ないものである。
【0013】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、サブギヤ方式のバックラッシュ除去装置に
おいて、サブギヤとそのサブギヤが噛み合うことになる
相手側の歯車との間の噛み合い騒音を効果的に低減し得
る構造を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、平行軸歯車の歯車対のうち、いずれか一方の歯車と
同一軸線上に位置するように該一方の歯車と同一歯形を
有する薄板状のサブギヤを相対回転可能に並設するとと
もに、このサブギヤを一方の歯車に押し付ける弾性手段
もしくはサブギヤと一方の歯車とを互いに逆方向に付勢
する弾性手段を設け、前記一方の歯車とサブギヤとの回
転位相差によりその一方の歯車と他方の歯車との間のバ
ックラッシュを除去するようようにした装置において、
歯車回転中におけるサブギヤの撓みに伴うリード誤差に
応じて、予めサブギヤの歯形にリード修正を施したこと
を特徴としている。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明におけるサブギヤのリード修正量が10〜20μ
mであることを特徴としている。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1また2
に記載の発明におけるサブギヤに歯形修整を施して、歯
面とピッチ面との交線付近が最大膨出量となるように歯
面全体を弧状に膨らませたことを特徴としている。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明におけるところの歯形修整による最大膨出量が5
〜15μmであることを特徴としている。
【0018】したがって、請求項1に記載の発明では、
一方の歯車との間の摩擦力あるいはその一方の歯車のス
ラスト力によってサブギヤが倒れ現象を生じたとして
も、その倒れ現象を生じた歯形のリード変化分だけ予め
リード修正を施してあるために、実質的に倒れ現象を生
じたときに最適な噛み合わせとなって、サブギヤと相手
側の歯車との間の噛み合い騒音を低減できることにな
る。
【0019】この場合のリード修正量は請求項2に記載
の発明のように10〜20μmであることが望ましい。
その理由は、10μm未満では二次的な噛み合い騒音の
低減効果が乏しく、また20μmを越えるとサブギヤと
相手側歯車との間の噛み合いがかえって悪化し、サブギ
ヤ本来の機能を発揮し得なくなるためである。
【0020】そして、請求項3に記載の発明のように、
サブギヤについての上記のリード修正に加えて歯形修整
を施し、歯面の歯たけ方向での中央部が凸形状となるよ
うに歯面全体を膨らませることにより、例えばサブギヤ
がねじれながら倒れ現象を生じた場合のように、圧力角
方向にサブギヤの撓みによる影響があらわれたとして
も、噛み合いの悪化を招きにくく、結果的にサブギヤと
相手側歯車との噛み合い位置の変動が小さくなる。
【0021】この場合、上記の歯形修整による最大膨出
量は、請求項4に記載の発明のように5〜15μmであ
ることが望ましい。その理由は、5μm未満では歯形修
整を施した効果が乏しく、また15μmを越えると歯当
たり箇所がピッチ線(点)のみとなり、逆に噛み合いが
悪化するためである。
【0022】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、サブギ
ヤの倒れ現象に伴うリード誤差の発生を考慮し、サブギ
ヤの歯形について予め上記のリード誤差分だけリード修
正を施すようにしたことから、たとえサブギヤが倒れ現
象を生じたとしてもサブギヤと相手側歯車との噛み合い
は良好なものとなり、そのサブギヤと相手側歯車との間
の二次的な噛み合い騒音を効果的に低減でき、特に請求
項2に記載の発明のように、リード修正量を10〜20
μmとすることにより、上記の二次的な噛み合い騒音の
低減効果が一段と顕著となる効果がある。
【0023】また、請求項3に記載の発明によれば、サ
ブギヤについて上記のリード修正に加えて歯形修整を施
して、実質的に歯面の歯たけ方向中央部が凸形状となる
ように歯面全体を膨らませたことにより、圧力角方向で
の倒れ現象の影響による噛み合いの悪化、すなわち倒れ
現象の影響による噛み合いの位置の変動が少なく、二次
的な噛み合い騒音の低減とともにサブギヤと相手側歯車
との噛み合いが安定化し、特に請求項4に記載の発明の
ように、歯形修整による最大膨出量を5〜15μmとし
たことにより、上記の二次的な噛み合い騒音の低減と噛
み合いの安定化効果が一段と顕著となる効果がある。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明の代表的な実施の形
態を示す図であって、軸1、ドライブギヤ2、ドリブン
ギヤ3、サブギヤ8および皿ばね5等の基本的な構造は
図9,10に示した従来のものと同一であるものの、サ
ブギヤ8がはすば歯車であってかつその歯形にリード修
正と歯形修整とを施した点で従来のものと異なってい
る。
【0025】すなわち、本実施の形態では、ドリブンギ
ヤ3が右ねじれのはすば歯車である点を考慮し、サブギ
ヤ8として同じく右ねじれのはすば歯車タイプのものを
採用する一方、図9〜12でも説明したように、サブギ
ヤ8が倒れ現象を生じた場合にはそれに応じてリード誤
差が発生することから、図1の(B)に示すように、サ
ブギヤ8の歯形9に上記のリード誤差分に相当する修正
量aだけ予めリード誤差補正を加えた形状としてある。
【0026】さらに、上記のサブギヤ8がねじれながら
倒れ現象を生じた場合には、上記の撓みによる悪影響が
サブギヤ8の圧力角方向にもあらわれることが予想され
ることから、図1の(B)に示すように、サブギヤ8の
歯面10とピッチ面との交線付近での膨出量bが最大と
なるように、各歯面10全体を弧状に膨出させた形状と
してある。なお、図1の(B)のTは従来の歯形であ
る。
【0027】ここで、上記のドライブギヤ2とドリブン
ギヤ3との回転中におけるサブギヤ8の撓み量(倒れ
量)はドリブンギヤ3とサブギヤ8との間の摩擦トルク
から推定することができ、この推定計算値と実験値とを
比較検証して推定計算値に補正を加えた上、この補正後
の推定計算値をサブギヤ8のリード誤差に換算してリー
ド誤差値を算出する。このリード誤差値は、直径が10
0mm程度で板厚が1.6mm程度のサブギヤの場合に
は10〜20μmである。
【0028】そして、上記のサブギヤ8の倒れ現象に伴
って例えばプラス方向に10〜20μm程度のリード誤
差が生ずるものとすれば、サブギヤ8の歯切加工時に逆
にマイナス方向に10〜20μm程度、望ましくはaの
値として15μm程度のリード修正をサブギヤ8の歯形
9に予め施してある。
【0029】この場合、リード修正量aを10μm未満
にした場合には、噛み合い騒音の低減への寄与が小さ
く、また20μmを越えるとドライブギヤ2とサブギヤ
8との噛み合いがかえって悪化し、サブギヤ8本来の機
能が十分に得られないことが本発明者の実験により判明
している。
【0030】また、上記の歯形修整による最大膨出量b
は5〜15μm、望ましくは10μm程度とする。最大
膨出量bが5μm未満では歯形修整を施した効果がほと
んどなく、また15μmを越えると歯当たり箇所がピッ
チ線(点)のみとなってかえって噛み合いが悪化する。
【0031】さらに、本実施の形態におけるサブギヤ8
の板厚は1.6mm〜4.0mm程度とし、ホブ盤によ
る超低速高精度歯切加工を行うことで必要な歯形精度を
有するサブギヤ8を得ることができる。
【0032】したがって、本実施の形態によれば、図1
2に示すようなサブギヤ8の倒れによって生ずるリード
誤差を補正するべく、図1,2に示すようにそのリード
誤差に応じたリード修正量aを予めサブギヤ8の歯形9
に施してあることから、図2に示すようにドライブギヤ
2およびドリブンギヤ3の静止時にはドライブギヤ2に
対するサブギヤ8の噛み合いが適切でなくとも、図3に
示すように、ドライブギヤ2およびドリブンギヤ3の回
転運動に伴ってサブギヤ8が倒れを生じた場合には、上
記のリード修正のためにドライブギヤ2とサブギヤ8と
の噛み合いが良好なものとなって、そのドライブギヤ2
とサブギヤ8との噛み合い騒音が低減することになる。
【0033】これに対して、従来のサブギヤ4の場合に
は、図4に示すように、ドライブギヤ2およびドリブン
ギヤ3の静止時にはドライブギヤ2に対するサブギヤ4
の噛み合いが適切であっても、図5に示すように、ドラ
イブギヤ2およびドリブンギヤ3の回転運動に伴ってサ
ブギヤ4が倒れを生じると、先に述べたようにリード誤
差のためにドライブギヤ2とサブギヤ4との噛み合いが
悪くなる。
【0034】図6は、バックラッシュ除去装置を図11
に示したトランスファーに適用し、その騒音レベルを振
動加速度としてとられた場合の図であって、本発明によ
る騒音レベルの低減効果が顕著にあらわれていることが
容易に理解できる。
【0035】また、上記のサブギヤ8にはリード修正に
加えて歯面全体を膨らませるべく歯形修整を施してある
ため、例えばサブギヤ8の回転中にそのサブギヤ8がね
じれながら倒れ現象を生じた場合に、圧力角方向への撓
み変形による悪影響を最小限におさえて、歯当たりの悪
化すなわち噛み合いの悪化を防止することができる。
【0036】より詳しくは、図7に示した従来例のよう
に、サブギヤ4に歯形修整を施してない場合には、サブ
ギヤ4のねじれに伴ってドライブギヤ2との間の噛み合
い位置が点Q1から点Q2へと大きく変動する。なお、P
1はねじれ発生時に歯形位置を示し、P2はねじれが発生
していない場合の歯形位置を示している。
【0037】これに対して、図8に示すように、サブギ
ヤ8に歯形修整を加えて歯面全体を膨らませることによ
り、サブギヤ8にねじれが発生したとしても噛み合い位
置の変動は点Q11から点Q12へとごくわずか変動するに
すぎない。これによって、サブギヤ8の撓みに伴う噛み
合いの悪化やそれに伴う騒音の発生を未然に防止できる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施の形態を示す図で、
(A)はその要部拡大断面図、(B)はサブギヤの歯形
の斜視図。
【図2】図1のX1−X1線に沿う噛み合い部でのリード
方向の歯形形状を示すであって、歯車静止時の断面図。
【図3】図1のX1−X1線に沿う噛み合い部でのリード
方向の歯形形状を示すであって、歯車回転時の断面図。
【図4】図9のX2−X2線に沿う噛み合い部でのリード
方向の歯形形状を示すであって、歯車静止時の断面図。
【図5】図9のX2−X2線に沿う噛み合い部でのリード
方向の歯形形状を示すであって、歯車回転時の断面図。
【図6】従来技術と本発明との噛み合い騒音レベルの違
いを示す説明図。
【図7】図9に示す従来技術でのサブギヤの撓み発生前
と撓み発生時との噛み合い位置の変化を示す要部拡大断
面図。
【図8】図1の(A)に示すサブギヤの撓み発生前と撓
み発生時との噛み合い位置の変化を示す要部拡大断面
図。
【図9】従来のバックラッシュ除去装置の一例を示す要
部拡大断面図。
【図10】図9の作動説明図。
【図11】バックラッシュ除去装置が適用される4輪駆
動車のトランスファーの断面図。
【図12】図9に示す装置のサブギヤが撓み変形したと
きの説明図。
【符号の説明】
2…ドライブギヤ 3…ドリブンギヤ 5…皿ばね(弾性手段) 8…サブギヤ 9…歯形 10…歯面 a…リード修正量 b…歯形修整の最大膨出量

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行軸歯車の歯車対のうちいずれか一方
    の歯車と同一軸線上に位置するように該一方の歯車と同
    一歯形を有する薄板状のサブギヤを相対回転可能に並設
    するとともに、このサブギヤを一方の歯車に押し付ける
    弾性手段もしくはサブギヤと一方の歯車とを互いに逆方
    向に付勢する弾性手段を設け、前記一方の歯車とサブギ
    ヤとの回転位相差によりその一方の歯車と他方の歯車と
    の間のバックラッシュを除去するようにした装置におい
    て、 歯車回転中におけるサブギヤの撓みに伴うリード誤差に
    応じて、予めサブギヤの歯形にリード修正を施したこと
    を特徴とする歯車対のバックラッシュ除去装置。
  2. 【請求項2】 前記リード修正量が10〜20μmであ
    ることを特徴とする請求項1記載の歯車対のバックラッ
    シュ除去装置。
  3. 【請求項3】 前記サブギヤに歯形修整を施して、歯面
    とピッチ面との交線付近が最大膨出量となるように歯面
    全体を弧状に膨らませたことを特徴とする請求項1また
    は2記載の歯車対のバックラッシュ除去装置。
  4. 【請求項4】 歯形修整による最大膨出量が5〜15μ
    mであることを特徴とする請求項3記載の歯車対のバッ
    クラッシュ除去装置。
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