JP2539907B2 - 2軸押出機の伝動歯車装置 - Google Patents

2軸押出機の伝動歯車装置

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JP2539907B2
JP2539907B2 JP1031696A JP3169689A JP2539907B2 JP 2539907 B2 JP2539907 B2 JP 2539907B2 JP 1031696 A JP1031696 A JP 1031696A JP 3169689 A JP3169689 A JP 3169689A JP 2539907 B2 JP2539907 B2 JP 2539907B2
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/252Drive or actuation means; Transmission means; Screw supporting means
    • B29C48/2526Direct drives or gear boxes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29C48/395Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using screws surrounded by a cooperating barrel, e.g. single screw extruders
    • B29C48/40Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using screws surrounded by a cooperating barrel, e.g. single screw extruders using two or more parallel screws or at least two parallel non-intermeshing screws, e.g. twin screw extruders
    • B29C48/405Intermeshing co-rotating screws

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、2本のスクリュー軸を1つの駆動装置によ
り回転駆動する2軸押出機の伝動歯車装置に関する。
従来の技術 従来、この種の2軸押出機の伝動歯車装置は種々の構
造のものが知られている。例えば、第11図に一例を示す
ように、スクリュー軸間距離が極端に狭く、しかも高入
力、低回転による大トルクが発生するため、モータ等の
駆動装置Mの動力を駆動軸51に直結して回転駆動する第
1スクリュー52を備え、該第1スクリュー52に第1スク
リュー歯車53を固定する一方、第1スクリュー52の近傍
に第2スクリュー54を備え、該第2スクリューには、大
トルクを伝達すべく歯幅を大きくした歯車を直結し、上
記第1スクリュー歯車53に第1アイドラ歯車55を噛合さ
せ、この第1アイドラ歯車55を取り付けたアイドラ軸56
に第2アイドラ歯車57を取り付け、この第2アイドラ歯
車57を上記第2スクリュー54の歯車58に噛合させて、上
記第1スクリュー52に対して上記第2スクリュー54が同
調回転するようになっている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記構造のものでは、ギヤトレーンが
簡単で組み立てが容易であるなどの利点はあるが、近年
の押出機のパワーアップの要求に対しては、スクリュー
軸間距離が狭いため歯車や軸受を大きくすることができ
ず、上記要求に応えることができないといった問題があ
った。この問題を解決する1つの方法としては、上記第
2スクリューに直結した歯車の歯幅を大きくすることが
考えられるが、歯幅を大きくすると歯当たりの問題が発
生するといった問題があった。
また、押出機においてパワーアップを図るときには各
歯車を支持する軸受けも容量の大きいものが必要となる
が、スクリュー軸間距離が狭いためこのような軸受けを
備えることができないといった問題もさらに発生する。
しかしながら、この軸受けの問題も、軸受けの組み込み
位置を2軸間において互いに軸方向に前後に食い違わせ
て配置することにより、ある程度は解決できるが、新た
に軸受け位置を後方に位置した軸は、軸受けが後方に移
動した分だけ軸方向長さ寸法が大きくなり、ねじり角も
大きくなるといった問題が発生し、両スクリューの噛合
隙間にも悪影響が及ぶことになる。
また、特開昭62−62039号公報などのようにデュアル
ドライブに改良された伝導歯車装置は、2軸スクリュー
のうち1本のスクリューのみデュアルドライブのため、
もう一方のスクリューは従来装置と同じようにシングル
ドライブとなり、依然として大容量のベアリングが必要
である。その上、2軸スクリュー各々の歯車喰み合いの
段数が異なり累積バックラッシに差があることや、2軸
スクリュー軸の軸方向においてそれぞれの歯車の噛み合
い位置が大きく離れており、その位置の差があることか
ら2本のスクリュー軸のねじれ角が変わるため、そのね
じれ角を修正する必要がある。これをスクリューフライ
トの幅によって修正を行うが、これは同方向回転型2軸
押出機の特徴であるワイピング効果(相反するスクリュ
ー表面上の材料を掻き取る効果)を低下させてしまう欠
点があった。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することに
あって、スクリュー駆動軸をできるだけ短くし、2軸ス
クリュー駆動軸をそれぞれデュアルドライブとし可能な
限り2軸スクリュー各々の歯車噛み合いの段数差を減ら
し、2軸スクリュー軸の軸方向においてそれぞれの歯車
の噛み合い位置を近づけ、2本のスクリュー軸のねじれ
角が小さくすることができる上に、パワーアップの要求
に応えることができる2軸押出機の伝動歯車装置を提供
することにある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、2本のスクリ
ュー軸を共にデュアルタイプすなわち2個歯車により回
転駆動させることにより、2本のスクリュー軸のパワー
アップを行えるように構成した。
請求項1にかかる発明によれば、駆動装置の駆動軸に
駆動歯車を固定し、第1スクリュー軸に第1歯車が固定
され、第2歯車と第3歯車とが上記駆動歯車及び上記第
1歯車の両方に夫々噛合し、上記第2歯車が固定された
第1アイドラ軸に第4歯車が固定され、上記第3歯車が
固定された第2アイドラ軸に第5歯車が固定され、第6
歯車が上記第4歯車と上記第5歯車とに噛合し、上記第
6歯車が第2スクリュー軸に固定されるとともに、上記
第2〜5歯車の歯数が総て同一であり、かつ、上記第1
歯車と上記第6歯車の歯数も同一であるように構成し
た。
さらに、請求項2にかかる発明によれば、第1スクリ
ュー軸に第1歯車が固定され、第2歯車と第3歯車が共
に上記第1歯車に噛合し、第4歯車が上記第2歯車と上
記第3歯車に噛合し、上記第3歯車は第1軸に相対回転
自在に嵌合されるとともに該第1軸に第5歯車が固定さ
れとともに第6歯車が相対回転自在に嵌合され、この第
5歯車に第7歯車と第8歯車が互いに噛合し、上記第4
歯車と上記第7歯車は第2軸に共に固定され、第2スク
リュー軸に第9歯車が固定され、この第9歯車に上記第
6歯車と第10歯車が互いに噛合し、上記第6歯車と上記
第10歯車に共に第11歯車が噛合し、上記第8歯車と上記
第11歯車とが第3軸に共に固定されるとともに、駆動装
置の駆動軸が上記第1軸、上記第2軸または上記第3軸
のいずれかに連結される一方、上記第2歯車と上記第3
歯車の歯数が同一であり、上記第4歯車と上記第11歯車
の歯数が同一であり、上記第6歯車と上記第10歯車の歯
数が同一であり、上記第7歯車と上記第8歯車の歯数が
同一であるように構成した。
発明の作用・効果 上記請求項1にかかる発明の構成によれば、上記駆動
装置が駆動され駆動軸の駆動歯車が例えば時計回りに回
転すると、上記第2歯車及び第3歯車が共に反時計回り
に回転して、第1歯車並びに第1スクリュー軸が時計回
りに回転する。上記第2,第3歯車の回転により、上記第
1アイドラ軸及び上記第2アイドラ軸を介して上記第4
歯車及び上記第5歯車が夫々反時計回りに回転し、上記
第6歯車が時計回りに回転して、上記第2スクリュー軸
が上記第1スクリュー軸と同様に時計回りに回転する。
従って、両スクリュー軸には夫々2つの歯車で駆動力
が伝達されるため、少数の部品点数でかつ簡単な構造で
もって、両スクリュー軸の駆動力のパワーアップを確実
に図ることができる。また、両スクリュー軸に駆動力を
夫々伝達する上記2つの歯車の歯幅等を任意に設定する
ことにより、パワーアップの程度を種々設定することが
できる。
また、スクリュー軸の軸方向における歯車の噛み合い
箇所は第1スクリュー軸では1カ所、第2スクリュー軸
では2カ所であるが、そのうち1カ所は第1スクリュー
軸の箇所と重複しているため、全体として上記軸方向に
おいて2カ所だけ歯車の噛み合い機構を配置すればよ
く、配置箇所を少なくすることができるとともに、第1,
6歯車の他に、他の総ての歯車の歯幅を小さくすること
ができるので、第2スクリュー軸はもとより第1スクリ
ュー軸も短くすることができ、これらの軸の振れが小さ
くなり、より安定して回転させることができる。すなわ
ち、従来のものでは駆動力を各スクリュー軸駆動用歯車
に伝達するときには1つの歯車で駆動力を夫々伝達して
いたのに対して、本構成においては、上記と同等の駆動
力を第1,6歯車に伝達するとき2つの歯車で伝達するた
め、従来と比較して1つの歯車から第1,6歯車に伝達さ
れる駆動力が半分になり、第1,6歯車並びにこれらに噛
合する他の総ての歯車の歯幅を従来の半分程度にするこ
とができるのである。また、2軸スクリュー軸の歯車の
噛み合い位置が近くなり、2軸スクリュー各々の歯車噛
み合いの段数差が零となるため、スクリューフライト幅
の修正量が少なくて済む。また、上記第2〜5歯車の歯
数を総て同一とし、かつ、上記第1歯車と上記第6歯車
の歯数も同一としたので、第1スクリュー軸と第2スク
リュー軸との回転数が異なりスクリュー軸同士が干渉し
合って2軸スクリューとして使用できなくなるのを防止
することができる。
上記請求項2にかかる発明の構成によれば、上記駆動
装置の駆動により上記駆動軸とともに第1軸が時計回り
に回転する。その結果、第1軸の回転により第5歯車が
時計回りに回転し、第7歯車及び第8歯車がともに反時
計回りに回転する。上記第7歯車の回転により第2軸を
介して第4歯車が反時計回りに回転し、第2歯車及び第
3歯車が共に時計回りに回転して、第1歯車並びに第1
スクリュー軸が反時計回りに回転する。一方、上記第8
歯車の反時計回りの回転により、上記第3軸を介して第
11歯車が反時計回りに回転し、第10歯車及び第6歯車が
共に時計回りに回転し、第9歯車並びに上記第2スクリ
ュー軸が上記第1スクリュー軸と同様に反時計回りに回
転する。
従って、2つのスクリュー軸とも、2軸に分割された
駆動力で伝達できるため、従来のものよりも大きな駆動
力の伝達が可能となる。この伝達される駆動力の調整
は、2軸すなわち第2軸と第3軸に固定される各歯車の
歯幅等を任意に設定することにより種々行うことができ
る。また、第1,9歯車の他に、他の総ての歯車の歯幅を
小さくすることができるので、第1,2スクリュー軸を短
くすることができ、これらの軸の振れが小さくなり、よ
り安定して回転させることができる。すなわち、従来の
ものでは駆動力を各スクリュー軸の駆動用歯車に伝達す
るときには1つの歯車で駆動力を夫々伝達していたのに
対して、本構成においては、上記と同等の駆動力を第1,
9歯車に伝達するとき2つの歯車で伝達するため、従来
と比較して1つの歯車から第1,9歯車に伝達される駆動
力が半分になり、第1,9歯車並びに他の総ての歯車の歯
幅を従来の半分程度にすることができるのである。ま
た、2軸スクリュ軸の歯車の噛み合い位置が近くなり、
2軸スクリュー各々の歯車噛み合いの段数差が零となる
ため、スクリューフライト幅の修正量が少なくて済む。
実施例 以下に、本発明にかかる実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
本実施例を説明する前に、2軸押出機の伝動歯車装置
の基本的な構造について説明する。2軸押出機の伝動歯
車装置は、第1,2,3図に示すように、2本の第1,第2ス
クリュー軸7,10を1つの駆動装置8で駆動するようにし
たものである。すなわち、上記駆動装置8の駆動軸9に
は上記第1スクリュー軸7が連結される。上記駆動軸9
には第1歯車1が固定されるとともに、該第1歯車1に
第2歯車2と第3歯車3とが噛合する。上記第2歯車2
が固定された第1アイドラ軸11には第4歯車4が固定さ
れる。上記第3歯車3が固定された第2アイドラ軸12に
は第5歯車5が固定される。上記第4歯車と上記第5歯
車とには第6歯車6が噛合し、該第6歯車は上記第2ス
クリュー軸10に固定される。上記第2〜5歯車2,3,4,5
の歯数は総て同一である。また、上記第1歯車1と上記
第6歯車の歯数も同一である。上記各歯車は、平歯車、
傘歯車、または、はすば歯車のいずれでも良い。さら
に、上記第4歯車4、第6歯車6、第5歯車5は各回転
軸芯が一直線A上に位置することが好ましい。このよう
に一直線上に歯車4,6,5を配置すれば、第6歯車6の歯
面に作用する力が2つの歯車4,5の歯により上記直線と
直交する接線方向でかつ夫々互いに反対向きに働くた
め、相殺されて零となり、その歯面にかかる力を受ける
ラジアル軸受けを大きなものとする必要がなくなる。す
なわち、デュアルで駆動されるタイプのものでも一直線
上に歯車を配置しなければ、2つの歯車から上記中央の
歯車の歯面に作用する力が相殺せず、この力を受けるた
めの大きなラジアル軸受けが必要となるのである。
上記構成においては、上記駆動装置8が駆動され駆動
軸9が例えば時計回りに回転すると上記第1スクリュー
軸7が時計回りに回転する。上記駆動軸9の時計回りの
回転により上記第1歯車1が時計回りに回転し、上記第
2歯車2及び第3歯車3が共に反時計回りに回転する。
すると、上記第1アイドラ軸11及び上記第2アイドラ軸
12により上記第4歯車4及び上記第5歯車5が夫々反時
計回りに回転し、両歯車4,5に噛合する第6歯車6が時
計回りに回転して、上記第2スクリュー軸10が上記第1
スクリュー軸7と同様に時計回りに回転する。
上記構成によれば、上記第1スクリュー軸7は駆動軸
9が直接第1スクリュー軸7に連結されるためいわゆる
シングルで駆動されるが、上記第2スクリュー軸10は上
記駆動軸9からの駆動力が2つの歯車4,5で伝達される
ためいわゆるデュアルで駆動されることになり、少ない
部品点数でかつ簡単な構造でもって、パワーアップを確
実に図ることができる。また、上記2つの歯車4,5の歯
幅等を任意に設定することにより、パワーアップの程度
を種々に設定することができる。また、第4,5,6歯車4,
5,6の歯幅を小さくすることができるので、第2スクリ
ュー軸10を短くすることができ、該軸10の振れが小さく
なり、より安定して回転させることができる。すなわ
ち、従来のものでは駆動力を第2スクリュー軸駆動用歯
車に伝達するときには1つの歯車で駆動力を伝達してい
たのに対して、本構成においては、上記と同等の駆動力
を第6歯車6に伝達するとき2つの歯車4,5で伝達する
ため、従来と比較して1つの歯車から第6歯車に伝達さ
れる駆動力が半分になり、第6歯車6並びに第4,5歯車
4,5の歯幅を従来の半分程度にすることができるのであ
る。
次に、両スクリュー軸7,10をパワーアップすることが
できる第1実施例について述べる。この第1実施例は、
第4,5,6図に示すように、上記基本的構造と比べて駆動
装置8から第2歯車2と第3歯車3とへの駆動力の伝達
機構が異なる。すなわち、上記駆動装置8の駆動軸9に
は、駆動歯車15が固定されており、上記第1歯車1は上
記駆動軸9に固定されておらず、また、上記第1スクリ
ュー軸7も上記駆動軸9に連結されていない。上記第1
歯車1は上記第1スクリュー軸7に固定され、かつ、上
記基本的構造と同様に、上記第2歯車2及び第3歯車3
に噛合する。上記各歯車は、平歯車、傘歯車、または、
はすば歯車のいずれでも良い。
よって、上記構成においては、上記駆動装置8が駆動
され駆動軸9の駆動歯車15が例えば時計回りに回転する
と、第2歯車2及び第3歯車3が反時計回りに回転し、
第1歯車1よって上記第1スクリュー軸7が時計回りに
回転する。上記第2歯車2及び第3歯車3の反時計回り
の回転により、上記第1アイドラ軸11及び上記第2アイ
ドラ軸12を介して上記第4歯車4及び上記第5歯車5が
夫々反時計回りに回転し、両歯車4,5に噛合する第6歯
車6が時計回りに回転して、上記第2スクリュー軸10が
上記第1スクリュー軸7と同様に時計回りに回転する。
従って、上記第1実施例によれば、両スクリュー軸7,
10ともに、駆動軸9からの駆動力が2つの歯車2,3及び
4,5で伝達されるため、少ない部品点数でかつ簡単な構
造でもって、パワーアップを確実に図ることができる。
また、これら2つの歯車2,3及び4,5の歯幅等を任意に設
定することにより、パワーアップの程度を種々設定する
ことができる。また、第1,6歯車1,6の他に、他の総ての
歯車2,3,4,5,15の歯幅を小さくすることができるので、
第2スクリュー軸10はもとより第1スクリュー軸7も短
くすることができ、これらの軸10,7の振れが小さくな
り、より安定して回転させることができる。すなわち、
従来のものでは駆動力を各スクリュー軸駆動用歯車に伝
達するときには1つの歯車で駆動力を夫々伝達していた
のに対して、本構成においては、上記と同等の駆動力を
第1,6歯車1,6に伝達するとき2つの歯車2,3;4,5で夫々
伝達するため、従来と比較して1つの歯車から第1,6歯
車に伝達される駆動力が半分になり、第1,6歯車1,6並び
にこれらに噛合する他の総ての歯車2,3,4,5,15の歯幅を
従来の半分程度にすることができ、かつ2軸スクリュー
軸の歯車の噛み合い位置が近くなり、2軸スクリュー各
々の歯車噛み合いの段数差が零となるため、スクリュー
フライト幅の修正量が少なくて済む。
さらに、先の実施例よりもよりパワーアップを図りう
る第2実施例について述べる。この第2実施例は第7〜
10図に示すように以下のごとく構成する。すなわち、第
1スクリュー軸7に第1歯車21が固定され、該第1歯車
21に第2歯車22と第3歯車23が共に噛合する。上記第2
歯車22と上記第3歯車23に第4歯車24が噛合する。上記
第3歯車23は第1軸35に相対回転自在に嵌合されるとと
もに該第1軸35に第5歯車25が固定されとともに第6歯
車26が相対回転自在に嵌合される。すなわち、上記第1
軸35が回転駆動されると、上記第5歯車25は回転駆動さ
れるが、他の2つの第3歯車23及び第6歯車26は相対回
転自在であるから、両部材間に摩擦があればその摩擦力
により上記第1軸35と同方向に回転しようとするだけ
で、この回転を妨げる力が作用すると第1軸35に対して
各歯車23,26が回転を停止する。上記第5歯車25には第
7歯車27と第8歯車28が互いに噛合する。上記第4歯車
24と上記第7歯車27は第2軸36に共に固定される。第2
スクリュー軸10には第9歯車29が固定され、この第9歯
車29に上記第6歯車26と第10歯車30が互いに噛合する。
上記第6歯車26と上記第10歯車30とには第11歯車31が噛
合する。上記第8歯車28と上記第11歯車31とは第3軸37
に共に固定される。駆動装置8の駆動軸9は、上記第1
軸35、上記第2軸36または上記第3軸37のいずれかに連
結してもよく、第2実施例では一例として第1軸35に連
結する。上記第2歯車22は単独で第4軸38に固定され、
上記10歯車30も単独で第5軸39に固定される。上記第2
歯車22、第1歯車21、第3歯車23の各回転軸芯は一直線
B上に位置するのが好ましいとともに、第10歯車30、第
9歯車29、第5歯車35の各回転軸芯も一直線C上に位置
するのが好ましい。上記各歯車は、平歯車、傘歯車、ま
たは、はすば歯車のいずれでも良い。
一方、上記第2歯車22と上記第3歯車23の歯数は同一
であり、上記第4歯車24と上記第11歯車31の歯数は同一
である。また、上記第6歯車26と上記第10歯車30の歯数
は同一であり、上記第7歯車27と上記第8歯車28の歯数
は同一である。
なお、上記第8,9,10図にかかる歯車機構の位置は、上
記第2実施例では、駆動装置8から各スクリュー軸先端
に向かうに従い順に配列されているが、この配列に限定
されるものではなく、例えば、第8,10,9図など、任意の
順に配列することができる。
上記構成においては、上記駆動装置8の駆動により上
記駆動軸9が時計回りに回転すると、上記第1軸35も同
方向に回転する。すると、第1軸35の回転により第5歯
車25が時計回りに回転し、第7歯車27及び第8歯車28が
ともに反時計回りに回転する。上記第7歯車27により第
2軸36とともに第4歯車24が反時計回りに回転する。こ
の第4歯車24の回転により第2歯車22及び第3歯車23が
共に時計回りに回転し、これらの歯車22,23に噛合する
第1歯車21が反時計回りに回転して、第1スクリュー軸
7が同方向に回転する。一方、上記第8歯車28の反時計
回りの回転により、上記第3軸37とともに第11歯車31が
反時計回りに回転する。この第11歯車31の回転により第
10歯車30及び第6歯車26が共に時計回りに回転し、これ
らの歯車30,26に噛合する第9歯車29が反時計回りに回
転する。よって、上記第2スクリュー軸10は上記第1ス
クリュー軸7と同様に反時計回りに回転する。
従って、第2実施例によれば、2つのスクリュー軸7,
10とも、2軸に分割された駆動力で伝達できるため、従
来のものよりも大きな駆動力の伝達が可能となる。この
伝達される駆動力の調整は、2軸すなわち第2軸36と第
3軸37に固定される各歯車の歯幅等を任意に設定するこ
とにより種々行うことができる。また、第1,9歯車21,29
の他に、他の総ての歯車22,23,24,25,26,27,28,30,31の
歯幅を小さくすることができるので、第1,2スクリュー
軸7,10を短くすることができ、これらの軸7,10の振れが
小さくなり、より安定して回転させることができる。す
なわち、従来のものでは駆動力を各スクリュー軸の駆動
用歯車に伝達するときには1つの歯車で駆動力を夫々伝
達していたのに対して、本構成においては、上記と同等
の駆動力を第1,9歯車21,29に伝達するとき2つの歯車2
2,23;30,26で夫々伝達するため、従来と比較して1つの
歯車から第1,9歯車21,29に伝達される駆動力が半分にな
り、第1,9歯車21,29並びに他の総ての歯車22,23,24,25,
26,27,28,30,31の歯幅を従来の半分程度にすることがで
きるのである。また、上記第2歯車22、第1歯車21、第
3歯車23の各回転軸芯を一直線B上に位置させるととも
に、第10歯車30、第9歯車29、第5歯車35の各回転軸芯
も一直線C上に位置させるようにしたので、第1,9歯車2
1,29の各歯面に作用する力が2つの歯車22,23;30,26の
歯により上記直線B,Cと直交する接線方向でかつ夫々互
いに反対向きに働くため、相殺されて零となり、その歯
面にかかる力を受けるラジアル軸受けを大きなものとす
る必要がなくなる。すなわち、デュアルで駆動されるタ
イプのものでも一直線上に歯車を配置しなければ、2つ
の歯車から上記中央の歯車の歯面に作用する力が相殺せ
ず、この力を受けるための大きなラジアル軸受けが必要
となるのである。よって、ラジアル軸受けを小さくしう
るので、各スクリュー軸7,10の軸径寸法を大きくするこ
とができ、より大きな駆動力で駆動することができる。
なお、上記各実施例において、3個の歯車を一直線上
に配置して、ラジアル軸受けを小さくしうるようにした
が、本発明はこれに限定されるものではなく、ラジアル
軸受けが多少大きくなってもよい場合には、上記3個の
歯車を一直線上に配置しなくともよい。
【図面の簡単な説明】
第1,2,3図は夫々本発明の基本的構造にかかる2軸押出
機の伝動歯車装置の概略正面図、第1図のII−II線断面
図及びIII−III線断面図、第4,5,6図は夫々本発明の第
1実施例にかかる2軸押出機の伝動歯車装置の概略正面
図、第4図のV−V線断面図及びVI−VI線断面図、第7,
8,9,10図は夫々本発明の第2実施例にかかる2軸押出機
の伝動歯車装置の概略正面図、第7図のVIII−VIII線断
面図、IX−IX線断面図及びX−X線断面図、第11図は従
来の2軸押出機の伝動歯車装置の概略正面図である。 1……第1歯車、2……第2歯車、3……第3歯車、4
……第4歯車、5……第5歯車、6……第6歯車、7…
…第1スクリュー軸、8……駆動装置、9……駆動軸、
10……第2スクリュー軸、11……第1アイドラ軸、12…
…第2アイドラ軸、15……駆動歯車、21……第1歯車、
22……第2歯車、23……第3歯車、24……第4歯車、25
……第5歯車、26……第6歯車、27……第7歯車、28…
…第8歯車、29……第9歯車、30……第10歯車、31……
第11歯車、35……第1軸、36……第2軸、37……第3
軸、38……第4軸、39……第5軸。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動装置(8)の駆動軸(9)に駆動歯車
    (15)を固定し、第1スクリュー軸(7)に第1歯車
    (1)が固定され、第2歯車(2)と第3歯車(3)と
    が上記駆動歯車(15)及び上記第1歯車(1)の両方に
    夫々噛合し、上記第2歯車(2)が固定された第1アイ
    ドラ軸(11)に第4歯車(4)が固定され、上記第3歯
    車(3)が固定された第2アイドラ軸(12)に第5歯車
    (5)が固定され、第6歯車(6)が上記第4歯車
    (4)と上記第5歯車(5)とに噛合し、上記第6歯車
    (6)が第2スクリュー軸(10)に固定されるととも
    に、上記第2〜5歯車(2,3,4,5)の歯数が総て同一で
    あり、かつ、上記第1歯車(1)と上記第6歯車(6)
    の歯数も同一であるようにしたことを特徴とする2軸押
    出機の伝動歯車装置。
  2. 【請求項2】第1スクリュー軸(7)に第1歯車(21)
    が固定され、第2歯車(22)と第3歯車(23)が共に上
    記第1歯車(21)に噛合し、第4歯車(24)が上記第2
    歯車(22)と上記第3歯車(23)に噛合し、上記第3歯
    車(23)は第1軸(35)に相対回転自在に嵌合されると
    ともに該第1軸(35)に第5歯車(25)が固定されとと
    もに第6歯車(26)が相対回転自在に嵌合され、この第
    5歯車(25)に第7歯車(27)と第8歯車(28)が互い
    に噛合し、上記第4歯車(24)と上記第7歯車(27)は
    第2軸(36)に共に固定され、第2スクリュー軸(10)
    に第9歯車(29)が固定され、この第9歯車(29)に上
    記第6歯車(26)と第10歯車(30)が互いに噛合し、上
    記第6歯車(26)と上記第10歯車(30)に共に第11歯車
    (31)が噛合し、上記第8歯車(28)と上記第11歯車
    (31)とが第3軸(37)に共に固定されるとともに、駆
    動装置(8)の駆動軸(9)が上記第1軸(35)、上記
    第2軸(36)または上記第3軸(37)のいずれかに連結
    される一方、上記第2歯車(22)と上記第3歯車(23)
    の歯数が同一であり、上記第4歯車(24)と上記第11歯
    車(31)の歯数が同一であり、上記第6歯車(26)と上
    記第10歯車(30)の歯数が同一であり、上記第7歯車
    (27)と上記第8歯車(28)の歯数が同一であることを
    特徴とする2軸押出機の伝動歯車装置。
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