JP2007113597A - ギヤトレーン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動ギヤ側から動力が伝達される入力側中間ギヤと、該入力側中間ギヤからの動力伝達を可能として入力側中間ギヤと同軸に配置される出力側中間ギヤとを含む複数の中間ギヤが、駆動ギヤおよび被動ギヤ間に設けられるギヤトレーン装置において、駆動ギヤ側の回転変動を緩衝して共振が生じることを防止しつつ、駆動側および被動側の同期作動を可能とする。
【解決手段】相互に別部材から成るとともに制限された範囲での相対回転を可能として連結される入力側中間ギヤ30Aおよび出力側中間ギヤ31Aに、入力側中間ギヤ30Aおよび出力側中間ギヤ31Aの回転軸線と直交する平面で相互に摺接する摺接部68,69が設けられ、それらの摺接部68,69を相互に圧接させるべく入力側中間ギヤ30Aおよび出力側中間ギヤ31Aの一方が他方側に付勢される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、駆動ギヤ側から動力が伝達される入力側中間ギヤと、該入力側中間ギヤからの動力伝達を可能として入力側中間ギヤと同軸に配置される出力側中間ギヤとを含む複数の中間ギヤが、前記駆動ギヤおよび被動ギヤ間に設けられるギヤトレーン装置に関する。
このようなギヤトレーン装置は、たとえば特許文献1で開示されており、このものでは、別部材から成る入力側中間ギヤおよび出力側中間ギヤ間にトルクリミッタが設けられている。
実開昭62−2839号公報
ところで、ギヤトレーン装置を回転変動が激しい内燃機関のバルブ駆動用として用いた場合には、回転変動に伴って、ギヤ相互のバックラッシに起因して歯面同士の衝突・反発により共振が発生することがあり、この共振に耐えるべくギヤのバックラッシ、マス分布および剛性等を最適化したギヤ設計が必要となる。一方、上記特許文献1で開示されたギヤトレーン装置は、駆動側および被動側のいずれかで大きな回転変動が生じたときに動力伝達系の中間部で滑りを生じさせてギヤ部材に過大な応力が発生するのを防止するものであり、内燃機関のバルブ駆動用のギヤトレーン装置のように駆動側および被動側の同期作動が求められる場合には適用できない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、駆動ギヤ側の回転変動を緩衝して共振が生じることを防止しつつ、駆動側および被動側の同期作動を可能としたギヤトレーン装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、駆動ギヤ側から動力が伝達される入力側中間ギヤと、該入力側中間ギヤからの動力伝達を可能として入力側中間ギヤと同軸に配置される出力側中間ギヤとを含む複数の中間ギヤが、前記駆動ギヤおよび被動ギヤ間に設けられるギヤトレーン装置において、相互に別部材から成るとともに制限された範囲での相対回転を可能として連結される前記入力側中間ギヤおよび前記出力側中間ギヤに、前記入力側中間ギヤおよび前記出力側中間ギヤの回転軸線と直交する平面で相互に摺接する摺接部が設けられ、それらの摺接部を相互に圧接させるべく前記入力側中間ギヤおよび前記出力側中間ギヤの一方が他方側に付勢されることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記入力側中間ギヤおよび前記出力側中間ギヤの回転軸線と平行な軸線を有して前記入力側中間ギヤおよび前記出力側中間ギヤの一方に連結ピンが固定され、該連結ピンの外径よりも大径に形成されて前記入力側中間ギヤおよび前記出力側中間ギヤの他方に設けられる連結孔に前記連結ピンが挿入されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記入力側中間ギヤおよび前記出力側中間ギヤが、制限された範囲での相対回転を可能としてスプライン結合されることを特徴とする。
さらに請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記入力側中間ギヤおよび前記出力側中間ギヤにそれぞれ設けられる摺接部の一方が、前記入力側中間ギヤおよび前記出力側中間ギヤの回転軸線を中心とするリング状に形成され、当該リング状の摺接部に溝が設けられることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、駆動ギヤ側で回転変動が生じたときに、相互に噛合したギヤ相互間のバックラッシに起因した歯面相互の衝突・反発が、制限された範囲での相対回転を可能とした入力側中間ギヤおよび出力側中間ギヤの摺接部での摩擦で緩衝されることになり、回転変動によるギヤトレーン装置の共振を防止することができる。したがって共振によるエネルギー損失を無くして低フリクション化を図ることができるとともに、共振を対象としたバックラッシ、マス分布および剛性等の設計的配慮が不要となり、ギヤ設計の簡易化を図ることができる。しかも入力側中間ギヤおよび出力側中間ギヤは制限された範囲での相対回転が生じた後に動力伝達状態となるので、駆動側および被動側を同期させた動力伝達が可能である。
また請求項2記載の発明によれば、制限された範囲での相対回転を可能として入力側中間ギヤおよび出力側中間ギヤを連結する構造を簡略化することが可能であり、しかも相対回転移動量を単純円である連結孔の直径で設定可能であり、加工を容易とするとともに加工精度のばらつきを少なく抑えることができ、加工性および生産管理性を高めることができる。
請求項3記載の発明によれば、制限された範囲での相対回転を可能として入力側中間ギヤおよび出力側中間ギヤを連結する構造を、部品点数の低減を可能として簡略化することができ、組付け性も高めることができる。
さらに請求項4記載の発明によれば、リング状である摺接部の幅または溝の本数を変化させることで、摺接部間で生じる摩擦力を変化させることができ、ギヤトレーン装置に最適である摩擦力の設定が容易となる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図4は本発明の第1実施例を示すものであり、図1は内燃機関の一部を示す縦断面図、図2は図1の要部拡大図、図3は図2の3−3線断面図、図4は図2の4−4線断面図である。
先ず図1において、この内燃機関の機関本体11は、ピストン16にコネクティングロッド17を介して連結されるクランクシャフト18を回転自在に支承するクランクケース12と、前記ピストン16を摺動自在に嵌合せしめるシリンダボア19を有して前記クランクケース12に一体に連設されるシリンダブロック13と、ピストン16の頂部を臨ませる燃焼室20を前記シリンダブロック13との間に形成して該シリンダブロック13に結合されるシリンダヘッド14と、シリンダヘッド14に結合されるヘッドカバー15とを備える。
シリンダヘッド14およびシリンダヘッド14間には、クランクシャフト18と平行なカムシャフト21を有する動弁機構22を収容する動弁室23が形成されており、カムシャフト21は、前記シリンダヘッド14に一体に設けられたホルダ24と、該ホルダ24に結合されるキャップ25とで回転自在に支承される。またクランクケース12から突出したクランクシャフト18の一端部および前記カムシャフト21の一端部間に、本発明のギヤトレーン装置であるカムギヤトレーン26Aが設けられ、クランクシャフト18の回転動力を1/2に減速する前記カムギヤトレーン26Aを介してクランクシャフト18からの動力がカムシャフト21に伝達される。
而して前記カムギヤトレーン26Aは、クランクシャフト18の一端部に固定される駆動ギヤ27と、前記カムシャフト21の一端部に固定される被動ギヤ28と、駆動ギヤ27に噛合する第1中間ギヤ29Aと、第1中間ギヤ29Aに噛合する第2中間ギヤ30Aと、第2中間ギヤ30Aからの動力伝達を可能として第2中間ギヤ30Aと同軸に配置される第3中間ギヤ31Aと、第3中間ギヤ31Aおよび被動ギヤ28に噛合する第4中間ギヤ32Aとから成る。
すなわちカムギヤトレーン26Aは、駆動ギヤ27および被動ギヤ28間に、4つである第1〜第4中間ギヤ29A〜32Aが設けられて成るものであり、それらの中間ギヤ29A〜32Aのうち駆動ギヤ27側から動力が伝達される入力側中間ギヤとしての第2中間ギヤ30Aと、第2中間ギヤ30Aとは別部材から成る出力側中間ギヤである第3中間ギヤ31Aとは、第2中間ギヤ30Aから第3中間ギヤ31Aへの動力伝達を可能として同軸に配置される。
クランクケース12には、駆動ギヤ27および第1中間ギヤ29Aを収容するギヤ収容室35をクランクケース12との間に形成してクランクケース12を覆うカバー36が取付けられており、シリンダブロック13およびシリンダヘッド14には、前記動弁室23および前記ギヤ収容室35間を結ぶギヤトレーン収容室37が、第2〜第4中間ギヤ32Aを収容するようにして設けられる。
クランクシャフト18の一端部には、前記カバー36に設けられたオイル溜め室38に一端を通じさせる接続管39が同軸に取付けられ、オイル溜め室38への接続管39の突入部をシールする一対のシール部材40…が接続管39およびカバー36間に設けられる。また前記接続管39の他端は、クランクシャフト18に設けられたオイル通路41に連通しており、オイル溜め室38から接続管39を介してクランクシャフト18のオイル通路41に潤滑用のオイルが供給される。
第1中間ギヤ29Aは、クランクシャフト18と平行な軸線を有する第1支軸42にボールベアリング43を介して回転自在に支承される。第1支軸42の一端部はカバー36に圧入される円筒状の支持部材44に嵌合、支持され、第1支軸42の他端部はクランクケース12に設けられる第1支持凹部45に嵌合される。しかも第1支軸42を同軸に貫通するボルト46がクランクケース12に螺合されており、ボルト46の頭部46aを収容する収容凹部47がカバー36に設けられる。
第2および第3中間ギヤ30A,31Aは、第1支軸42と平行な軸線を有してギヤトレーン収容室37を横断する第2支軸48で回転自在に支承されており、ギヤトレーン収容室37の外方でシリンダブロック13に設けられた第1支持孔49の内端側に第2支軸48の一端部が嵌合、支持され、ギヤトレーン収容室37の内方でシリンダブロック13に設けられた第2支持凹部50に第2支軸48の他端部が嵌合、支持される。しかも第1支持孔49の外端部には、第2支軸48の外方への離脱を阻止する第1キャップ51が螺合される。
第4中間ギヤ32Aは、第1および第2支軸42,48と平行な軸線を有してギヤトレーン収容室37を横断する第3支軸52にニードルベアリング53を介して回転自在に支承されており、ギヤトレーン収容室37内で第4中間ギヤ32Aの両端中央部およびシリンダヘッド14間にはリング状のワッシャ54,55が介装される。またギヤトレーン収容室37の外方でシリンダヘッド14に設けられた第2支持孔56の内端側に第3支軸52の一端部が嵌合、支持され、ギヤトレーン収容室37の内方でシリンダヘッド14に設けられた第3支持凹部57に第3支軸52の他端部が嵌合、支持される。しかも第2支持孔56の外端部には、第3支軸52の外方への離脱を阻止する第2キャップ58が螺合される。
図2〜図4において、第2支軸48には、第2支軸48を同軸に囲繞するカラー61がニードルベアリング62を介して回転自在に支承されており、ギヤトレーン収容室37内でカラー61の両端およびシリンダブロック13間にはリング状のワッシャ63,64が介装される。
前記カラー61は、第2中間ギヤ30Aを嵌装せしめる小径部61aと、第3中間ギヤ31Aを嵌装せしめるようにして小径部61aよりも大径に形成される中径部61bと、中径部61bよりも大径の大径部61cとを外周に有して段付き円筒状に形成されるものであり、小径部61aおよび中径部61b間には環状の当接段部61dが形成され、中径部61bおよび大径部61c間には環状の支持段部61eが形成される。
前記カラー61の小径部61aに嵌装されるとともに当接段部61dに当接される第2中間ギヤ30Aは、周方向に等間隔をあけて配置される複数個たとえば3個のねじ部材65…でカラー61に締結される。また第2中間ギヤ30Aの周方向に等間隔をあけた複数箇所たとえば3箇所には、第2および第3中間ギヤ30A,31Aの回転軸線すなわち第2支軸48の軸線と平行な軸線を有する連結ピン66…が、たとえば圧入によって固定されており、それらの連結ピン66…は、該連結ピン66…の外径よりも大径に形成されて第3中間ギヤ31Aに設けられる連結孔67…に挿入される。
すなわち第2および第3中間ギヤ30A,31Aは、各連結ピン66…が各連結孔67…内で移動し得る範囲で相対回転可能であり、制限された範囲での相対回転を可能として連結されることになる。
しかも前記ねじ部材65…および前記連結ピン66…の相対位置は千鳥配置であり、この実施例では、第2支軸48の軸線を中心とする第1仮想円C1上に各ねじ部材65…が周方向等間隔をあけて配置されるのに対し、前記各ねじ部材65…相互間に位置する前記連結ピン66…が、第2支軸48の軸線を中心とするとともに第1仮想円C1よりも大径である第2仮想円C2上に配置される。而してこのようなねじ部材65…および連結ピン66…の千鳥配置により、第2および第3中間ギヤ30A,31Aをその径方向でコンパクトに構成することができる。
また第2中間ギヤ30Aおよび第3中間ギヤ31Aの対向面には、第2および第3中間ギヤ30A,31Aの回転軸線と直交する平面に沿う平坦な摺接部68,69が相互に当接するようにしてそれぞれ形成されており、両摺接部68,69が圧接する側に第3中間ギヤ31Aを付勢する皿ばね70が、カラー61の支持段部61eおよび第3中間ギヤ31A間に設けられる。
次にこの第1実施例の作用について説明すると、クランクシャフト18の一端部およびカムシャフト21の一端部間に設けられるカムギヤトレーン26Aは、クランクシャフト18の一端部に固定される駆動ギヤ27ならびにカムシャフト21の一端部に固定される被動ギヤ28間に、第1〜第4中間ギヤ29A〜32Aが設けられて成るものであり、それらの中間ギヤ29A〜32Aのうち第2および第3中間ギヤ30A,31Aは、相互に別部材から成るとともに制限された範囲での相対回転を可能として連結されており、第2および第3中間ギヤ30A,31Aの回転軸線に直交する平面で相互に摺接する摺接部68,69が第2および第3中間ギヤ30A,31Aに設けられ、それらの摺接部68,69を相互に圧接させるべく第3中間ギヤ31Aが皿ばね70によって第2中間ギヤ30A側に付勢されている。
したがって駆動ギヤ27すなわちクランクシャフト18側で回転変動が生じたときに、相互に噛合したギヤ相互間のバックラッシに起因した歯面相互の衝突・反発が、制限された範囲での相対回転を可能とした第2および第3中間ギヤ30A,31Aの摺接部68,69での摩擦で緩衝されることになり、回転変動によるカムギヤトレーン26Aの共振を防止することができる。この結果、共振によるエネルギー損失を無くして低フリクション化を図ることができるとともに、共振を対象としたバックラッシ、マス分布および剛性等の設計的配慮が不要となり、ギヤ設計の簡易化を図ることができる。
しかも第2および第3中間ギヤ30A,31Aは制限された範囲での相対回転が生じた後に動力伝達状態となるので、駆動ギヤ27および被動ギヤ28を同期させた動力伝達が可能である。
また第2中間ギヤ30Aには、第2および第3中間ギヤ31Aの回転軸線と平行な軸線を有する複数たとえば3個の連結ピン66…が固定され、それらの連結ピン66…の外径よりも大径に形成されて第3中間ギヤ31Aに設けられる連結孔67…に連結ピン66…が挿入されるので、制限された範囲での相対回転を可能として第2および第3中間ギヤ30A,31Aを連結する構造を簡略化することが可能であり、しかも相対回転移動量を単純円である連結孔37…の直径で設定可能であり、加工を容易とするとともに加工精度のばらつきを少なく抑えることができ、加工性および生産管理性を高めることができる。
図5〜図9は本発明の第2実施例を示すものであり、上記第1実施例に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
先ず図5において、クランクシャフト18の一端部およびカムシャフト21の一端部間に設けられるギヤトレーン装置としてのカムギヤトレーン26Bは、クランクシャフト18の一端部に固定される駆動ギヤ27と、カムシャフト21の一端部に固定される被動ギヤ28と、駆動ギヤ27に噛合する第1中間ギヤ29Bと、第1中間ギヤ29Bに噛合する第2中間ギヤ30Bと、第2中間ギヤ30Bからの動力伝達を可能として第2中間ギヤ30Bと同軸に配置される第3中間ギヤ31Bと、第3中間ギヤ31Bおよび被動ギヤ28に噛合する第4中間ギヤ32Bとから成る。
カムギヤトレーン26Bの一部を構成する第1〜第4中間ギヤ29B〜32Bのうち駆動ギヤ27側から動力が伝達される入力側中間ギヤとしての第2中間ギヤ30Bと、第2中間ギヤ30Bとは別部材から成る出力側中間ギヤである第3中間ギヤ31Bとは、第2中間ギヤ30Bから第3中間ギヤ31Bへの動力伝達を可能として同軸に配置される。
第1中間ギヤ29Bおよび第1中間ギヤ29Bの支持構造は、第1実施例における第1中間ギヤ29Aおよび第1中間ギヤ29Aの支持構造と同一であり、第4中間ギヤ32Bおよび第4中間ギヤ32Bの支持構造は、第1実施例における第4中間ギヤ32Aおよび第4中間ギヤ32Aの支持構造と同一である。
第2中間ギヤ30Bは、第2中間ギヤ30Bとは別部材から成る第3中間ギヤ31Bと同軸に配置されており、第1実施例と同様にシリンダブロック13に支持された第2支軸48にニードルベアリング62を介して回転自在に支承される。
図6〜図8において、第2中間ギヤ30Bには、第2支軸48を同軸に囲繞する円筒状のボス部71が一体に設けられており、該ボス部71の内周および第2支軸48間にニードルベアリング62が介装され、ボス部71の両端およびシリンダブロック13間にレーン収容室37内でカラー61の両端およびシリンダブロック13間にリング状のワッシャ63,64が介装される。
図9を併せて参照して、ボス部71の外周には軸方向に延びる多数の縦溝72,72…が刻設されており、第3中間ギヤ31Bの内周には、前記ボス部71の縦溝72,72…に対応して軸方向に延びる縦溝73,73…が刻設される。而して前記両縦溝72,72…;73,73…は、制限された範囲でのボス部71すなわち第2中間ギヤ30Bと第3中間ギヤ31Bとの相対回転を許容するようにして嵌合される。すなわち第2中間ギヤ30Bおよび第3中間ギヤ31Bは、制限された範囲での相対回転を可能としてスプライン結合されることになる。
第3中間ギヤ31Bの第2中間ギヤ30Bへの対向面には、前記ボス部71を同軸に囲繞する円筒状の突部74が一体に突設されており、この突部74の先端には、第2中間ギヤ30Bの第3中間ギヤ31Bへの対向面に設けられる平坦な摺接部75に摺接するリング状の摺接部76が形成される。而して前記両摺接部75,76は,第2および第3中間ギヤ30B,31Bの回転軸線すなわち第2支軸48の軸線と直交する平面に沿う平坦面として形成される。
しかも第3中間ギヤ31Bの摺接部には、その周方向に等間隔をあけた複数箇所に、第3中間ギヤ31Bの半径方向に沿う溝77…が設けられる。一方、第2中間ギヤ30Bには、前記突部74の内方で第2中間ギヤ30Bおよび第3中間ギヤ31B間に形成される環状室78に一端を通じさせる複数のオイル通路79…が設けられ、第2中間ギヤ30Bにおけるボス部71の一端には、該ボス部71の内周に内端を開口するとともに外端を閉じた複数の凹部80…が放射状に延びて設けられ、前記各オイル通路79…に他端が前記凹部80…に外端部に開口する。而して前記溝77…から環状室78内に入ったオイルはオイル通路79…および凹部80…を経てニードルベアリング62側に導かれる。
第2中間ギヤ30Bから離隔した側で前記ボス部71の外周には止め輪81が装着されており、この止め輪81および第3中間ギヤ81B間に、第3中間ギヤ31Bの摺接部76を第2中間ギヤ30Bの摺接部75に圧接する側に第3中間ギヤ31Bを付勢する皿ばね82が設けられる。
この第2実施例によれば、第1実施例と同様に、駆動ギヤ27すなわちクランクシャフト18側で回転変動が生じたときに、相互に噛合したギヤ相互間のバックラッシに起因した歯面相互の衝突・反発が、制限された範囲での相対回転を可能とした第2および第3中間ギヤ30B,31Bの摺接部75,76での摩擦で緩衝されることになり、回転変動によるカムギヤトレーン26Bの共振を防止することができる。この結果、共振によるエネルギー損失を無くして低フリクション化を図ることができるとともに、共振を対象としたバックラッシ、マス分布および剛性等の設計的配慮が不要となり、ギヤ設計の簡易化を図ることができる。
しかも第2および第3中間ギヤ30B,31Bは制限された範囲での相対回転が生じた後に動力伝達状態となるので、駆動ギヤ27および被動ギヤ28を同期させた動力伝達が可能である。
また第2中間ギヤ30Bに一体に連設されたボス部71および第3中間ギヤ31Bが、制限された範囲での相対回転を可能としてスプライン結合されるので、制限された範囲での相対回転を可能として第2中間30Bギヤおよび第3中間ギヤ31Bを連結する構造を、部品点数の低減を可能として簡略化するとともに組付け性も高めることができる。
さらに第3中間ギヤ31Bに設けられる摺接部76が、第2および第3中間ギヤ30B,31Bの回転軸線を中心とするリング状に形成され、その摺接部76に複数の溝77…が設けられるので、摺接部76の幅または溝77…の本数を変化させることで、摺接部75,76間で生じる摩擦力を変化させることができ、カムギヤトレーン26Bに最適である摩擦力の設定が容易となる。
図10は本発明の第3実施例を示すものであり、上記第1および第2実施例に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
クランクシャフト18の一端部およびカムシャフト21の一端部間に設けられるギヤトレーン装置としてのカムギヤトレーン26Cは、クランクシャフト18の一端部に固定される駆動ギヤ27と、カムシャフト21の一端部に固定される被動ギヤ28と、駆動ギヤ27に噛合する第1中間ギヤ29Cと、第1中間ギヤ29Cに噛合する第2中間ギヤ30Cと、第2中間ギヤ30Cからの動力伝達を可能として第2中間ギヤ30Cと同軸に配置される第3中間ギヤ31Cと、第3中間ギヤ31Cおよび被動ギヤ28に噛合する第4中間ギヤ32Cとから成る。
カムギヤトレーン26Cの一部を構成する第1〜第4中間ギヤ29C〜32Cのうち駆動ギヤ27側から動力が伝達される入力側中間ギヤとしての第1中間ギヤ29Cと、第1中間ギヤ29Cとは別部材から成る出力側中間ギヤである第2中間ギヤ30Cとは、第1中間ギヤ29Cから第2中間ギヤ30Cへの動力伝達を可能として同軸に配置される。
第4中間ギヤ32Cおよび第4中間ギヤ32Cの支持構造は、第1および第2実施例における第4中間ギヤ32A,32Bおよび第4中間ギヤ32A,32Bの支持構造と同一である。また第3中間ギヤ31Cは、シリンダブロック13に支持された第2支軸48にボールベアリング82を介して回転自在に支承される。
第1中間ギヤ29Cは、第1および第2実施例の第1支軸42と同様にしてクランクケース12およびカバー36に支持された第1支軸83にニードルベアリング84を介して回転自在に支承されるカラー85に複数のねじ部材86…で固定される。
また第1中間ギヤ29Cおよび第2中間ギヤ30Cは、第1実施例における第2中間ギヤ30Aおよび第3中間ギヤ31Aの連結構造と同様に、第1中間ギヤ29Cに固定された複数の連結ピン87…が、それらの連結ピン87…よりも大径に形成されて第2中間ギヤ30Cに設けられる連結孔88…に挿入される構造により、制限された範囲での相対回転を可能としつつ連結される。さらに第1支軸83の軸線と直交する平面で相互に摺接するようにして第1および第2中間ギヤ29C,30Cに摺接部89,90が設けられ、それらの摺接部89,90を相互に圧接させるべく、第2中間ギヤ30cが皿ばね91によって第1中間ギヤ29C側に付勢される。
この第3実施例によれば、カムギヤトレーン26Cのうち回転変動の発生源であるクランクシャフト18に近い側で、相互に噛合したギヤ相互間のバックラッシに起因した歯面相互の衝突・反発を緩衝することができ、回転変動によるカムギヤトレーン26Cの共振をより効果的に防止することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば相互に摺接する摺接部68,69;75,76;89,90に摩擦係数が相互に異なるようにするための表面処理が施されてもよく、また摩擦係数の異なる摩擦材を前記各摺接部68,69;75,76;89,90に貼着するようにしてもよい。
第1実施例の内燃機関の一部を示す縦断面図である。 図1の要部拡大図である。 図2の3−3線断面図である。 図2の4−4線断面図である。 第2実施例の内燃機関の一部を示す縦断面図である。 図5の要部拡大図である。 図6の7−7線断面図である。 図6の8−8線断面図である。 図8の9矢示部拡大図である。 第3実施例の内燃機関の一部を示す縦断面図である。
符号の説明
27・・・駆動ギヤ
28・・・被動ギヤ
29A,29B,31C,32A〜32C・・・中間ギヤ
29C・・・入力側中間ギヤである第1中間ギヤ
30A,30B・・・入力側中間ギヤである第2中間ギヤ
30C・・・出力側中間ギヤである第2中間ギヤ
31A,31B・・・出力側中間ギヤである第3中間ギヤ
66,87・・・連結ピン
67,88・・・連結孔
68,69,75,76,89,90・・・摺接部
77・・・溝

Claims (4)

  1. 駆動ギヤ(27)側から動力が伝達される入力側中間ギヤ(30A,30B,29C)と、該入力側中間ギヤ(30A,30B,29C)からの動力伝達を可能として入力側中間ギヤ(30A,30B,29C)と同軸に配置される出力側中間ギヤ(31A,31B,30C)とを含む複数の中間ギヤ(29A〜32A,29B〜32B,29C〜32C)が、前記駆動ギヤ(27)および被動ギヤ(28)間に設けられるギヤトレーン装置において、相互に別部材から成るとともに制限された範囲での相対回転を可能として連結される前記入力側中間ギヤ(30A,30B,29C)および前記出力側中間ギヤ(31A,31B,30C)に、前記入力側中間ギヤ(30A,30B,29C)および前記出力側中間ギヤ(31A,31B,30C)の回転軸線と直交する平面で相互に摺接する摺接部(68,69;75,76;89,90)が設けられ、それらの摺接部(68,69;75,76;89,90)を相互に圧接させるべく前記入力側中間ギヤ(30A,30B,29C)および前記出力側中間ギヤ(31A,31B,30C)の一方が他方側に付勢されることを特徴とするギヤトレーン装置。
  2. 前記入力側中間ギヤ(30A,29C)および前記出力側中間ギヤ(31A,30C)の回転軸線と平行な軸線を有して前記入力側中間ギヤ(30A,29C)および前記出力側中間ギヤ(31A,30C)の一方に連結ピン(66,87)が固定され、該連結ピン(66,87)の外径よりも大径に形成されて前記入力側中間ギヤ(30A,29C)および前記出力側中間ギヤ(31A,30C)の他方に設けられる連結孔(67,88)に前記連結ピン(66,87)が挿入されることを特徴とする請求項1記載のギヤトレーン装置。
  3. 前記入力側中間ギヤ(30B)および前記出力側中間ギヤ(31B)が、制限された範囲での相対回転を可能としてスプライン結合されることを特徴とする請求項1記載のギヤトレーン装置。
  4. 前記入力側中間ギヤ(30B)および前記出力側中間ギヤ(31B)にそれぞれ設けられる摺接部(75,76)の一方が、前記入力側中間ギヤ(30B)および前記出力側中間ギヤ(31B)の回転軸線を中心とするリング状に形成され、当該リング状の摺接部(76)に溝(77)が設けられることを特徴とする請求項1記載のギヤトレーン装置。
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