JPH10245597A - 自動車用鉄粉汚れ除去剤 - Google Patents

自動車用鉄粉汚れ除去剤

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JPH10245597A
JPH10245597A JP8989097A JP8989097A JPH10245597A JP H10245597 A JPH10245597 A JP H10245597A JP 8989097 A JP8989097 A JP 8989097A JP 8989097 A JP8989097 A JP 8989097A JP H10245597 A JPH10245597 A JP H10245597A
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JP
Japan
Prior art keywords
acid
salt
iron powder
component
iron
Prior art date
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Pending
Application number
JP8989097A
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English (en)
Inventor
Norio Tani
紀夫 谷
Ryutaro Hidaka
隆太郎 日高
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SOFT KYUKYU CORP KK
Original Assignee
SOFT KYUKYU CORP KK
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Publication date
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記成分を含有することを特徴とする自動車
用水系鉄粉汚れ除去剤。 (1)チオカルボン酸またはその塩0.5〜50重量% (2)式 C2n+1O(C10
(但しn=8〜16、1<x<2)で表されるアルキル
グルコシドを0.5〜30重量% 【効果】 本発明の自動車用鉄粉汚れ除去剤はチオカル
ボン酸またはその塩とアルキルグルコシドを含有するこ
とによシ通常の洗浄方法では全くとれないか、とるのに
多大の労苦を要する鉄粉の汚れを塗装面上に悪影響を与
えることなく、きわめて安全、簡便に除去できるという
効果を奏する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の塗装面上及びア
ルミホイール上に付着若しくはつきささった鉄粉の汚れ
を、塗装面やアルミホイールなどに悪影響を及ぼすこと
なく簡単に洗浄、溶解除去できる除去剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般に
自動車の塗装表面は太陽光線、雨水、空気などの劣化要
因にさらされ、大気中の埃、ばい煙、油粒子などの汚れ
が付着している。またこれら以外に汚れとして鉄分の付
着が極めて大きく、工場地帯などでは車に付着する汚れ
成分の約半分が鉄分であると云われている。
【0003】又、鉄道の走行する近効ではレールや車輛
のブレーキなどから発生する鉄分、また一般道路や高速
道路でも車のブレーキなどから発生する鉄分も極めて多
く粉塵中に含まれ飛散し、車の塗装面に付着する。この
とき鉄粉は鋭利な角をもっている場合が多く塗装面につ
きささって付着している場合が多い。
【0004】このような車の鉄粉の汚れを除去するため
に、従来は界面活性剤による洗浄、コンパウンド、研磨
剤入りのワックスを用いて鉄分及び付着表面を研磨する
方法、又、液状樹脂に研磨剤を分散させ可塑性固型状と
したもので摩擦により鉄粉を除去する方法が行われてい
た。
【0005】しかし、界面活性剤を用い洗浄により除去
する方法では、鉄粉が鋭利な形で塗面につきささってい
る場合が多いため全くとれない。また研磨剤入りのワッ
クス等では塗装面を研磨しないため殆んどとれない。コ
ンパウンド等鉄粉及び付着表面を研磨して除去する方法
では、付着表面に傷を付け光沢がなくなり失透したり、
又付着表面を研磨することで塗膜が薄くなり、塗膜の劣
化を早める。液状樹脂に研磨剤を分散させ摩擦により鉄
粉を除去する方法にあっては、塗面を粘土状物でこすり
ながら除去していくため極めて多大の労力、時間を必要
とした。
【0006】これらの欠点を解消するために鉄と化学反
応をおこし水溶性のFe塩にするチオカルボン酸および
その塩の水溶液、若しくはそれにノニオン系、アニオン
系、両性、カチオン系などの種々の通常の界面活性剤と
組み合わせたものが提案されている。しかしチオグリコ
ール酸およびその塩の水溶液では、多種の油汚れ等の複
合汚染物中の鉄粉と効率的に反応し、除去することはで
きない。
【0007】また、界面活性剤を加えたものは、複合汚
染物中の鉄粉と効率的に反応するものは塗装面に悪影響
をおよぼし、特に再塗装処理面や傷んだ塗装面で塗面を
白化させたり、ひどい場合塗膜が剥離したりした。また
塗装面に悪影響を及ぼさないものは、複合汚染物中の鉄
粉の除去が効率的に行えない問題点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は上記課
題を解決したもので、下記成分を含有することを特徴と
する自動車用水系鉄粉汚れ除去剤である。 (1)チオカルボン酸、そのアルカリ金属塩、アンモニ
ウム塩、アミン塩およびアルカノールアミン塩から選択
された化合物の1種若しくは2種以上を0.5〜50重
量% (2)式 C2n+1O(C10
(但しn=8〜16、1<x<2)で表されるアルキル
グルコシドを0.5〜30重量%
【0009】成分(1)としてはチオグリコール酸、チ
オ乳酸、チオコハク酸、チオリンゴ酸、チオサリチル酸
等のチオカルボン酸(COOH基とSH基を有する化合
物)またはこれらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、
アミン塩若しくはアルカノールアミン塩等を挙げること
ができる。アミン及びアルカノールアミンのアルキルは
炭素数1〜4の低級アルキルが好ましい。
【0010】成分(2)としては次に示すものが市販さ
れており利用できる。 グルコポン650EC:n=8〜14 x=1.5 グルコポン225CSUP:n=8〜10 x=1.6 グルコポン600CSUP:n=12〜16 x=1.
4 グルコポン600EC:n=8〜14 x=1.4 プランタレン2000:n=8〜16 x=1.4 以上ヘンケル白水(株)製 AG−8:n=8 x=1.3〜2.0 日本精化
(株)製
【0011】本発明構成成分において成分(1)は中性
域での鉄キレート能力にすぐれているものであるが、成
分(1)が50重量%をこえると塗装面及び多種材質が
使われている自動車外装構成部品に好ましい影響を与え
ず、また人体にとっても好ましくない。また0.5重量
%より少ないと鉄粉除去能力に劣る。
【0012】成分(2)は親水基である糖と疎水基であ
るアルキル基とをグルコキシド結合で結んだ界面活性剤
であり、成分(1)と併用しても他の界面活性剤のよう
に塗装面上に悪影響を与えることなく、安全にかつ成分
(1)の鉄キレート能力を発揮させ、自動車塗装面上の
鉄粉を含んだ複合汚染物を効率的に取り除くことができ
る。
【0013】成分(2)が30重量%を越えると経済的
に効率が悪く、また0.5重量%より少ないと洗浄力、
浸透力に劣り成分(1)の鉄キレート能力を効率的に発
揮させることができない。
【0014】なお、本発明の自動車用鉄粉汚れ除去剤に
は、上記成分以外にも必要に応じて水溶性溶剤、アルカ
リ剤、ビルダー類、増粘剤、着色剤、香料、防腐剤及び
殺菌剤等の任意成分を塗装面上に悪影響を及ぼさない範
囲内で適宜添加することが可能である。
【0015】
【実施例、比較例】実施例1〜4、比較例1〜3の自動
車用鉄粉汚れ除去剤の組成および下記試験の試験結果を
表1に示す。なお、実施例、比較例に示される数値は重
量%を示す。
【0016】表1の組成における説明 ※1:プランタレン2000(前述) ※2:グルコポン225CSUP(前述) ※3:グルコポン600CSUP(前述) ※4:ポリオキシエチレン(10)ノニルフェニルエー
テル C19−C−O−(CHCHO)−H
(n=10) ※5:ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸
ナトリウム塩 ※6:ラウリル硫酸トリエタノールアミン塩 ※7:1:2型ヤシ油脂肪酸アルカノールアミド ※8:ドデシルベンゼンスルフォン酸ソーダ
【0017】試験方法 ・塗装面に対する影響 除去剤約1ccをJIS K2236に規定されている
アミノアルキッド焼き付け塗装板上に滴下し、50℃に
て乾燥後、流水で流す。洗い流した後の塗装板を目視で
観察し評価した。 ○・・・・・シミ、変色、フクレ等が全くみられない △・・・・・シミ、変色、フクレ等がわずかにみられる ×・・・・・シミ、変色、フクレ等がはっきわとわかる
【0018】・複合汚染に対する洗浄力 大阪市内を毎日6時間走行し、約60日間洗浄等を全く
行っていない白色塗装の車を用いて実際に洗浄を行い、
洗浄前後の塗装面の状態を目視で観察することにより、
鉱物油や動植物油等の汚れ、鉄酸化物の汚れ、ケイ素酸
化物の汚れ、カーボン、塵芥、土砂等が複合しからみあ
った複合汚染物の除去率を調べた。
【0019】・鉄酸化物溶解力 酸化鉄3gを正確にビーカーに量りとり、これに各実施
例および比較例の液30mlを加え、十分にかきまぜ室
温で10分放置後、ろ紙でその液と酸化鉄をろ別する。
ろ別した酸化鉄を乾燥後重量を計り、溶解率によって次
の判定をした。 ○・・・・・30%以上のもの △・・・・・15%以上30%未満のもの ×・・・・・15%未満のもの
【0020】
【表1】
【0021】
【発明の効果】本発明の自動車用鉄粉汚れ除去剤はチオ
カルボン酸、そのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、ア
ミン塩、アルカノールアミン塩から選ばれた化合物とア
ルキルグルコキシドを含有することにより、通常の洗浄
方法では全くとれない、若しくは、とるのに多大の労苦
を要する鉄粉の汚れを塗装面上に悪影響を与えることな
くきわめて安全、簡便に除去できるという効果を奏す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C11D 3:34)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記成分を含有することを特徴とする自
    動車用水系鉄粉汚れ除去剤。 (1)チオカルボン酸、そのアルカリ金属塩、アンモニ
    ウム塩、アミン塩およびアルカノールアミン塩から選択
    された化合物の1種若しくは2種以上を0.5〜50重
    量% (2)式 C2n+1O(C10
    (但しn=8〜16、1<x<2)で表されるアルキル
    グルコシドを0.5〜30重量%
JP8989097A 1997-03-03 1997-03-03 自動車用鉄粉汚れ除去剤 Pending JPH10245597A (ja)

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JPH10245597A true JPH10245597A (ja) 1998-09-14

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115044423A (zh) * 2022-05-25 2022-09-13 广东优贝精细化工有限公司 一种浓缩铁粉去除剂及其制备方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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