JPH11500478A - 飽和ジアルキルカチオン界面活性剤を含む洗浄組成物 - Google Patents

飽和ジアルキルカチオン界面活性剤を含む洗浄組成物

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JPH11500478A JP8525344A JP52534496A JPH11500478A JP H11500478 A JPH11500478 A JP H11500478A JP 8525344 A JP8525344 A JP 8525344A JP 52534496 A JP52534496 A JP 52534496A JP H11500478 A JPH11500478 A JP H11500478A
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Abstract

(57)【要約】 本明細書は、表面を洗浄すると同時に、該表面土に、その表面に後に付着する汚れを遊離させるのを助けるカチオン界面活性剤層を付着させると考えられる改良組成物を開示している。これらの組成物は、界面活性剤混合物を含み、前記界面活性剤混合物自体は、a)ノニオン界面活性剤を、総界面活性剤の少なくとも65重量%;b)アニオン界面活性剤を、総界面活性剤の1重量%より少ない;およびc)実質的にエチレン飽和のジアルキル第四アンモニウム化合物であるカチオン界面活性剤を、総界面活性剤の0.1〜35重量%含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】 飽和ジアルキルカチオン界面活性剤を含む洗浄組成物 技術の分野 本発明は、硬質表面洗剤用組成物であって、前記組成物が完全飽和ジアルキル カチオン界面活性剤とノニオン界面活性剤の両方を含む組成物に関する。発明の背景 例えば木材、化粧タイル、塗装金属等の硬質表面の従来の洗浄において、界面 活性剤または溶剤をベースとした組成物を用いて汚れの除去を行なってから、別 の操作として、表面を封止および保護し、かつ汚れの再付着の割合を減少させる ために、ラッカー、ワックスまたは艶出剤を塗布することが知られている。この 2段階洗浄および封止操作は時間もかかり、複雑でもある。 界面活性剤をベースとする組成物の中に、いくつかの成分を配合することが知 られている。これは、このような成分を表面に付着させることによって、1段階 の洗浄操作において、保護層を付与することを意図したものである。 GB 1528592号(1978年)は、アルカリ性の フロア洗剤組成物を開示している。この組成物は、分子量が100,000〜2 ,500,000の、有機ポリカルボン酸コポリマーを含むものであり、このコ ポリマーはpH8.5またはそれ以上の水性溶液に溶解しうる。これらのポリマ ーは、事業用の量で容易に購入できる。 GB 1534722号(1978年)は、粒状硬質表面用洗剤組成物につい て開示している。この組成物は、界面活性剤、および「汚れの除去用改良混合物 」として、ポリビニルアルコールまたはピロリドンおよび生体多糖類を含んでい る。これらのポリマーは、分子量が約5,000〜360,000であり、工業 的に使用しうる量で入手できる。これらの組成物はアルカリ溶液となる。 US 07/297807では、EP 0467472 A2(Colgat e Palmolive社)に記載されているように、次のことが示されている 。すなわち、硬質表面洗浄のため、カチオン性ポリマー、ポリ[ベータ(メチル ジエチル−アンモニウム)エチル−メタクリレート]の15〜20%水性溶液2 .3%を、混合ノニオン界面活性剤系へ組込むことによって、以前に汚れて洗浄 されたセラミックタイルをその後再 洗浄するのが有意に容易になるという結果を生じるということである。 EP 0467472 A2は、防汚作用促進ポリマー例えばカチオン性ポリ [ベータ(メチルジエチル−アンモニウム)エチル−メタクリレート](これに 限定されるものではない)も、アニオンおよびカチオン界面活性剤と組合わせた 場合に有効であることを開示している。この公告出願には、「前記の吸着された ポリマーは、前記表面上に、前記防汚作用促進ポリマーの残留汚れ防止親水性層 を形成し、これによって、その後に表面に付着した汚れの除去は、前記残留層が 無かった場合よりも手間がかからない」と記載されている。このポリマーの分子 量の範囲は、4,000〜100,000である。但し50,000以上の分子 量のポリマーを用いることは、溶解性の問題があるので推奨できない。 EP 0379256は、前記文献と同様な組成物について記載している。こ の組成物は、分子量が2,000〜500,000であり、酸性pH2〜4を特 徴とする、任意の帯電防止第四ポリマーを2重量%までと、ノニオン界面活性剤 系2〜4重量%とを含んでいる。pH2.5であって、かつ 混合ノニオン系2.2重量%と特殊なカチオン性ポリマー0.07%とを含む組 成物に関する特別な実施例がある。さらには変性ポリマーが防汚剤として機能す るとも言われている。 前記のものに加えて、US 4606842号からは、吹き付け、拭き取り型 のガラス磨き組成物のビルダーとして、低分子量ポリアクリル樹脂を使用するこ とも知られている。ベイカーらは、US 4690779号において、硬質表面 用洗剤組成物において、分子量が5,000以下のポリアクリル酸ポリマーとあ る種のノニオン界面活性剤との組合わせの使用について開示している。これらの 系におけるポリマーの主な機能は、ビルダーとしての機能である。 前記からわかることは、最初に組成物を表面に対して用いる時に第一の洗浄便 益を得るため、あるいは表面の変性によって汚れの付着を妨げるような、あるい は繰返し行なう洗浄を容易なものにするような第二の洗浄便益を得るために、一 般にアルカリ性の硬質表面用洗剤組成物に、ある種のポリマーを含有させること が知られているということである。 特殊なカチオン洗剤を含むその他の表面処理剤も注目されている。WO 91 /09930号(Ques Industr ies社)は、アルミニウム例えば車体に見られる金属表面への“ETHOQU AT”(商標)の使用について開示している。発明の簡単な説明 本発明者らは、表面を洗浄し、かつ同時に、前記表面にその後に付着した汚れ を遊離させるのに役立つカチオン界面活性剤層をその上に付着させると考えられ る改良組成物を発明した。 従って本発明は、界面活性剤混合物から成る硬質表面用水性洗剤組成物であっ て、前記界面活性剤混合物が、 a)ノニオン界面活性剤を、総界面活性剤の少なくとも65重量%、 b)アニオン界面活性剤を、総界面活性剤の1重量%より少ない、 c)実質的にエチレン飽和ジアルキル第四アンモニウム化合物であるカチオン 界面活性剤を、総界面活性剤の0.1〜35重量%、 含む組成物を提供する。発明の詳細な説明 一連のカチオンジアルキル第四アンモニウム化合物は、本発明の組成物におい て有用な利用法を有する。これらの化合物は、 例えばC=Oのような部分を含んでいてもよいが、アルキル鎖は実質的にC=C すなわち一般にエチレン飽和のような部分を含まない。さらには分子が少なくと も2つの中程度に長いアルキル鎖を含んでいることが重要であるが、これらの化 合物は前記アルキル鎖を2つ以上含みうる。本発明においては、これらのアルキ ル基の少なくとも2つが、一般に8個またはそれ以上の炭素の長さを有する。 典型的には、カチオン界面活性剤は、下記一般式を有する: [R123N−(CH2)n−CH(OOR4)−(CH2mOOR5+- 式中、R1、R2およびR3は、独立してC1-6アルキルまたは水素であり、nおよ びmは0〜4であり、OOR4およびOOR5は、炭素原子数8〜26の脂肪酸残 基であり、Xは1価アニオン等価物である。さらに典型的にはカチオン界面活性 剤は、前記式(式中m=1およびn=1である)のカチオンを含んでいる。 好ましくは、カチオン界面活性剤は、前記式(式中R1=R2=R3=CH3)の カチオンを含んでいる。最も好ましくはカチオン界面活性剤は、前記式(式中R4 およびR5は独立して、 C12〜C20である)のカチオンを含んでいる。 もう1つの完全に飽和したジアルキル第四アンモニウム化合物は、下記のもの を含んでいる: X-[CH3(CH2)nCO・NH(CH2)m2・N+12 式中、R1およびR2は、独立して水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキシ アルキルおよびアルキレングリコール残基、またはこれらのポリマーから選ばれ 、nは8〜26、mは1〜4であり、Xは1価アニオン等価物である。 好ましくはR1はメチル、R2は−(CH2CH2O)xH、またはメチルである 。 さらには完全に飽和したジアルキル第四アンモニウム化合物は、下記のものを 含んでいる。 X-[CH3(CH2nCOO(CH2m2・N+12 式中、R1およびR2は、独立して水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキ シアルキルおよびアルキレングリコール残基、またはこれらのポリマーから選ば れ、nは8〜26、mは1〜4であり、Xは1価アニオン等価物である。 好ましくはR1はメチル、R2は−(CH2CH2O)xH(式中xは平均して1 〜2である)、またはメチルであり、mは2 である。 さらに、完全に飽和したジアルキル第四アンモニウム化合物は、下記のものを 含んでいる。 X-[CH3(CH2n2・N+12 式中、R1およびR2は、独立して水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキ シアルキルおよびアルキレングリコール残基、またはこれらのポリマーから選ば れ、nは8〜26であり、Xは1価アニオン等価物である。好ましくはR1はメ チル、R2は−(CH2CH2O)xH(式中xは1〜2である)、またはメチルで ある。好ましくはnは、長い方のアルキル鎖の鎖長分布が獣脂のものと似ている ようにして選ばれる。 本発明による組成物のpHは、酸性、アルカリ性または中性である。 本発明による典型的な組成物のpHは7.5より少なく、ここではエステル基 が用いられている。カチオン界面活性剤にエステル基が結合体として存在しない 場合、pHは7.5よりも高い。 好ましいカチオン界面活性剤は、次のものである: [(CH3)3N−CH2−CH(OOR4)−CH2OOR5+- 式中、R4およびR5は、独立してC12〜C20アルキルであり、この組成物には本 質的にアニオン界面活性剤は含まれていない。この一般的な種類に入っている材 料は、ヘキスト社から入手しうる。最も好ましくは、R4およびR5は、鎖長分布 が獣脂のものに対応する脂肪酸残基である。 もう1つの好ましいカチオン界面活性剤は、次のものである: X-[CH3(CH2)nCO・NH(CH2)22・N+12 式中、nは11〜19、R1はメチル、R2は−(CH2CH2O)x(式中xは1 〜2である)、水素またはメチルである。この一般的な記載の中に含まれる材料 は、Stepan社のACCOSOFT 440/75(商標)として市場で入 手しうる。 前記配合物において、エトキシル化数xは1.7に近い。すなわち1.5〜2 .0であるのが好ましい。 本発明の組成物中に存在するカチオン界面活性剤は、変性表面に後で付着した 汚れの接触角を上げるために組成物が塗布されている表面の界面エネルギーを変 えると考えられている。好ましいカチオン界面活性剤は、前記カチオン界面活性 剤で処理 された表面に塗布されるテスト液体の接触角に対して、顕著な作用をもたらす。 従って未処理の顕微鏡スライドガラスの場合、10マイクロリットルのドデカン 小滴の接触角は、10度より下である。本発明による組成物、すなわち以下にさ らに詳細に記載される5%ノニオンおよび1%カチオン水溶液で処理された場合 、ドデカン小滴の接触角は、典型的には20度以上まで増加する。 従って本発明はまた、純粋陰電荷での硬質表面の洗浄方法にも及ぶ。この方法 は、ここに記載されている組成物での前記表面の処理工程から成る。 本発明の組成物がノニオン界面活性剤を含んでいることが肝要である。ノニオ ン界面活性剤の存在が、本発明の組成物の洗浄効率に有意に貢献すると考えられ る。 適切なノニオン洗剤活性化合物は、本来親水性のアルキレンオキシド基を、本 来脂肪族またはアルキル芳香族であってもよい有機疎水性化合物で縮合させるこ とによって生じた化合物として広く記載しうる。 特別な疎水基で縮合される親水性またはポリオキシアルキレン基の長さは、調 節が容易で、親水性要素と疎水性要素との所 望の程度のバランスを有する水溶性化合物を生じうる。 特別な例として、直鎖かあるいは枝分れ鎖の配置にある、炭素原子数6〜22 の脂肪族アルコールのエチレンオキシドでの縮合生成物がある。例えばココナツ アルコール1モルあたり、エチレンオキシド2〜15モルのココナツ油エチレン オキシド縮合物;アルキルフェノール1モルあたり、エチレンオキシド5〜25 モルでの、アルキル基が6〜12個の炭素原子を有するアルキルフェノール縮合 物;エチレンジアミンとプロピレンオキシドとの反応生成物のエチレンオキシド での縮合物であって、ポリオキシエチレン基40〜80重量%を含み、分子量が 5,000〜11,000である凝縮物;構造R3NO(ここで1つの基Rは炭 素原子数8〜18のアルキル基であり、他の基は各々、メチル、エチルまたはヒ ドロキシ−エチル基である)の第三アミンオキシド、例えばジメチルドデシルア ミンオキシド;構造R3PO(ここで1つの基Rは炭素原子数10〜18のアル キル基であり、他の基は各々、炭素原子数1〜3のアルキルまたはヒドロキシア ルキル基である)の第三ホスフィンオキシド、例えばジメチルドデシルホスフィ ンオキシド;構造R2SO(ここで基Rは炭素原子数10〜18のアルキル基で あり、もう1つの基はメチルまたはエチルである)のジアルキルスルフォキシド 、例えばメチルテトラデシルスルフォキシド;脂肪酸アルキロールアミド;脂肪 酸アルキロールアミドとアルキルメルカプタンとのアルキレンオキシド縮合物が 挙げられる。 特に好ましいノニオン界面活性剤は、2〜9モルのエトキシル化を有する炭素 原子数6〜14のエトキシル化アルコールである。適切な材料には、IMBEN TIN 91/35 OFA(商標)、平均して5モルのエトキシル化を有する C10ノニオン界面活性剤がある。 このほかにも多くのノニオン界面活性剤が当業者に知られている。例えばM. J.Schickの「ノニオン界面活性剤」、Marcel Dekker(1 967年)、および同じ文献の後続版などに示されたものである。 本発明の組成物において用いられるノニオン洗浄活性剤の量は、一般に1〜3 0重量%、好ましくは2〜20重量%、最も好ましくは5〜10重量%であろう 。 ノニオン界面活性剤とアニオンおよびカチオン界面活性剤の割合は、組成物中 に存在する総界面活性剤の>75%がノニオ ン性であるようなものである。 本発明の組成物は低レベルのアニオン洗浄活性剤を含むだけであるか、あるい はこれらの活性剤はその方が都合がよければ含まれないことが肝要である。アニ オン洗剤の存在は、カチオン洗剤とアニオン洗剤との間に錯体を形成し、このた め組成物の効率の減少を招くと考えられる。 本発明による組成物の全体の界面活性剤含量は、一般に1〜30%であろう。 疎水油は、本発明による組成物の任意の成分である。適切な油には、トリグリ セリドを急速溶解する油が挙げられる。油が存在する場合、好ましい油にはリモ ネン、パラシメン、ジブチルエーテル、およびブチルブチレートがある。 本発明による組成物は、これらの洗浄性能を補助するその他の成分を含んでい てもよい。 例えばこの組成物は、洗剤ビルダーを含んでいてもよい。適切なビルダーには 、例えばカーボネート、重炭酸塩、ニトリロトリアセテート、ポリカルボキシレ ート、シトレート、ジカルボン酸、水溶性ホスフェート特にポリホスフェート、 オルトホスフェートとプロホスフェートとの混合物、ゼオライトおよび これらの混合物がある。このようなビルダー(特にホスフェートおよびカルボネ ート)は、さらには、その水中可溶性の過剰量で存在するならば、研磨剤として 機能しうる。但し、本発明の組成物は本質的に研磨剤を含んでいないことが好ま しい。一般にビルダーは、組成物の0.1〜25重量%である。 金属イオン封鎖剤、例えばエチレンジアミンテトラアセテー フェート、および広範囲のその他の多機能有機酸および塩も任意に用いることが できる。 本発明の組成物のもう1つの任意成分は、石鹸水の泡の調整物質である。これ は、使用中に過度の泡を生じる傾向がある、本発明による組成物において使用可 能である。石鹸水の泡を調整する物質の例として、有機溶剤、疎水性シリカ、シ リコーンオイルあるいは炭化水素が挙げられる。 溶剤は、本発明による組成物の任意の成分である。溶剤が存在する場合、好ま しい溶剤は、R1−0−(E0)m−(PO)n−R2(式中R1およびR2は、独立して C2-6アルキルまたは水素であるが、2つとも水素なわけではなく、mおよびn は独立して0〜5である)の形態のものである。より好ましくは溶剤 は、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、モノエチレングリコール モノ−n−ブチルエーテル、プロピレングリコール−n−ブチルエーテル、イソ プロパノール、エタノール、ブタノールおよびこれらの混合物から成る群から選 ばれる。これらに代わる溶剤には、ピロリドン(ピロリジノン)、例えばN−メ チルピロリジノンがある。 本発明による組成物はまた、既に記載した成分の他に、その他の様々な任意の 成分、例えばpH調整剤、着色剤、蛍光増白剤、汚れ懸濁剤、洗浄酵素、相溶性 漂白剤、ゲル調整剤、凍結解凍安定剤、殺菌剤、防腐剤、洗浄ヒドロトロープ、 香料および乳白剤を含んでいてもよい。 焦げたあるいは複雑に絡み合った汚れの洗浄を目的とする態様では、組成物は 、アルカノールアミン1〜10%を含むのが好ましい。2〜6重量%のレベルが 特に好ましい。特に適切なアルカノールアミンには、2−アミノ−2−メチル− 1−プロパノール、モノエタノールアミンおよびジエタノールアミンがある。 本発明者らは、この組成物が比較的細かいミストとして噴霧される場合、非常 に細かい小滴形成の度合いを減らすために、 本発明の組成物にポリマーを入れるのが特に有利であると考えた。適切なポリマ ーには、市場でポリマーPVP K−90として入手できるポリビニルピロリド ンがある。 適切なレベルのPVPポリマーの範囲は50ppm以上である。300〜20 00ppmの範囲が特に好ましい。 本発明の組成物はアルカリ性、酸性、あるいは中性であってもよいが、台所汚 れには、この組成物が一般にアルカリ性であり、好ましくはpH>6がよい。 特に好ましい組成物はpH>10であり、水と混合して下記のものを含む: a)ノニオン界面活性剤(好ましくはC9〜C12のEO5−8ノニオン界面活 性剤)3〜15%、 b)溶剤(好ましくはジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル)2〜 10%、 c)アルカノールアミン(好ましくは2−アミノ−2−メチル−1−プロパノ ール)2〜6%、 d)緩衝液/アルカリ(好ましくはアルカリ金属カーボネート)0〜5%、 e)ポリマー(好ましくはPVP)0〜2000ppm、お よび f)一般式: X-[CH3(CH2)nCO・NH(CH2)m2・N+12 (式中、R1およびR2は、独立して水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロ キシアルキルおよびアルキレングリコール残基、またはこれらのポリマーから選 ばれ、nは8〜26、mは1〜4であり、Xは1価アニオン等価物である) のカチオンを含むカチオン界面活性剤0.1〜2%。前記組成物は、1回の噴霧 操作につき製品0.1〜1.5mlの噴霧を生じるように調節されて、容器に詰 められる。前記噴霧は、平均小滴サイズが30〜300ミクロンである。 本発明をよりよく理解できるように、以下の実施例によって説明する。実施例 ノニオン界面活性剤と、比較的低レベルのカチオン界面活性剤とから成る水性 組成物を、下記表1および2のように調製した。下記の材料を用いた(組成物は すべて、他の表示がなければ重量%で表わされている): NONI:IMBENTIN 91/35 OFA (商標) CTAB:セチルトリメチルアンモニウムブロマイド HEQ:[(CH33N−CH・COOR4−CH2・COOR5+Cl- (式中、OOR4およびOOR5は、脂肪酸の鎖長が獣脂に相当する脂肪酸であ る。)(ヘキスト社製) ACCO:ACCOSOFT 440/75 Stepan社製。 組成物はHEQおよびACCOが使用されているのを除き、室温で混合して調 製された。これらの後者の材料は、70℃で3部のプロピレングリコールに溶解 され、同様に70℃で攪拌下、水に添加された。 結果の「ETh」および「EPh」は、下記において説明される。CTAB、 すなわち典型的なモノアルキルカチオン界面活性剤を対照として選んだ。これは 、(顕微鏡)スライドガラス上に載せられたドデカン小滴の接触角に低い作用し か及ぼさないからである。このスライドガラスは、NONIの5%水溶液中のジ アルキルカチオン界面活性剤1%溶液で処理されたものである。 このCTAB処理された(顕微鏡スライド)ガラス表面の表 面エネルギー(ガンマs/mN.m-1は、25mN.m-1程度であると考えられ る(Grifalco,Good,Fowkes and Youngの方法に よって測定したもの(Physical Chemistry of Surf aces,A.A.Adamson,Wiley,ニューヨーク、1990年参 照))。一方、本発明の組成物において用いられるカチオン界面活性剤の同様な 溶液で処理された表面の表面エネルギーは、25mN.m-1よりも低かった。 脱水ひまし油(UNICHEMA社製)100gを秤量してガラスビンに入れ る。これに、Fat Red(商標)染料(SIMGA社製)0.2gを加え、 この混合物を、Heidolph攪拌機を用いて6時間激しく(2000RPM )攪拌した。攪拌された混合物は、使用しない時は冷蔵した。 琺瑯容器(380×300mm)を、新しいウエットJ−CLOTH(商標) を用いて、次々にJIF LAC(商標)、手による皿洗い用液体商品、および 方解石粉末を用いて洗浄した。乾燥後、残留方解石をペーパータオルで磨いて除 去した。 表1に上げた組成物1mlを、新しいウエットJ−CLOTHで、きれいなタ イルの上に塗り付けた。タイルを水道水で15秒濯いで過剰の組成物を除去し、 水切りをした。25psiの圧縮空気を用いるDeVilbiss(商標)重力 供給方式によるスプレーガン(モデルMPS−514/515)で、35秒間2 7cmの位置から噴霧することにより、タイルの215×150mmの面積に汚 れを吹き付けた。汚れたタイルは、85℃の温度でオーブンに水平に入れ、2時 間熱老化させて一晩貯蔵するか、あるいは3〜6日間日光に暴露して光化学的に 老化させる。ウエットJ−CLOTHを用いて、および表1に示された実施例に ついては、下記表3に示された配合物を含む対照組成物1〜2mlを用いて、タ イルを手で洗浄した。 タイルを洗浄するのに必要な洗浄力は、表1において熱老化タイルについては 「ETh」、光化学老化タイルについては「EPh」として決定された。 表2に挙げられた組成物2mlを、新しいウエットJ−CLOTHを用いて、 きれいなタイルの上に塗り付けた。タイルを前記のように汚し、かつ老化させ、 対照配合物ではなく予備処理に用いられたのと同じ配合物で洗浄した。 表1および2に示された結果から、本発明による組成物は、カチオン界面活性 剤をまったく含まないか、あるいは飽和ジアルキルカチオン界面活性剤ではない カチオン界面活性剤を含んでいる、本発明の組成物に匹敵しうる組成物と比べた 場合、必要とされる洗浄力が顕著に減少するのが分る。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年1月10日 【補正内容】 飽和ジアルキルカチオン界面活性剤を含む洗浄組成物 技術の分野 本発明は、完全飽和ジアルキルカチオン界面活性剤とノニオン界面活性剤の両 方を含む硬質表面洗浄用組成物に関する。発明の背景 従来、例えば木材、化粧タイル、塗装金属等の硬質表面を洗浄する場合、界面 活性剤または溶剤をベースとした組成物を用いて汚れを除去してから、別の操作 として、表面を封止および保護し、かつ汚れの再付着度を減少させるために、ラ ッカー、ワックスまたは艶出剤を塗布することが知られている。この2段階洗浄 および封止操作は時間もかかり、複雑でもある。 界面活性剤をベースとする組成物の中に、いくつかの成分を配合することが知 られている。これは、このような成分を表面に付着させることによって、1段階 の洗浄操作で、保護層を付与することを意図したものである。 GB 1528592号(1978年)は、アルカリ性のフロア洗浄用組成物 を開示している。この組成物は、pH8.5またはそれ以上の水溶液に溶解しう る、分子量が100,000 〜2,500,000の有機ポリカルボン酸コポリマーを含む。これらのポリマ ーは、大量に市販されている。 GB 1534722号(1978年)は、粒状硬質表面洗浄用組成物につい て開示している。この組成物は、界面活性剤、および「汚れの除去用改良混合物 」として、ポリビニルアルコールまたはピロリドンおよび生体多糖類を含んでい る。これらのポリマーは、分子量が約5,000〜360,000であり、工業 的に使用しうる量で入手できる。これらの組成物はアルカリ溶液を形成する。 US 07/297807(EP379256)では、EP 0467472 A2(Colgate Palmolive社)に記載されているように、硬 質表面洗浄のためにカチオン性ポリマーのポリ[ベータ(メチルジエチルアンモ ニウム)エチル−メタクリレート]の15〜20%水性溶液2.3%を、混合ノ ニオン界面活性剤系へ配合することによって、汚れていたセラミックタイルを洗 浄後再洗浄するのがより容易になることが開示されている。 EP 0467472 A2は、防汚作用促進ポリマー例えばカチオン性ポリ [ベータ(メチルジエチルアンモニウム)エ チル−メタクリレート](これに限定されるものではない)も、アニオンおよび カチオン界面活性剤と組合わせた場合に有効であることを開示している。この出 願公開明細書には、「吸着されたポリマーは、表面上に、防汚作用促進ポリマー の残留汚れ防止親水性層を形成し、これによって、その後に表面に付着した汚れ を除去するのに前記残留層が無かった場合よりも手間がかからない」と記載され ている。このポリマーの分子量の範囲は、4,000〜100,000である。 但し50,000以上の分子量のポリマーを用いることは、溶解性の問題がある ので推奨できない。 EP 0379256は、前記文献と同様であり、任意に分子量が2,000 〜500,000の帯電防止第四ポリマーを2重量%まで含む組成物を開示して いる。この組成物は、酸性pH2〜4であり、ノニオン界面活性剤系2〜4重量 %を含むことを特徴とする。pH2.5であって、かつ混合ノニオン系2.2重 量%と特殊なカチオン性ポリマー0.07%とを含む組成物が例示されている。 さらには変性ポリマーが防汚剤として機能するとも言われている。 US−A−4065409号は、低レベルのノニオン洗剤(エ トキシル化アルコールであり得る)と、quat.(例えばジメチルジデシルア ンモニウムクロライド:DDAC)とを含む、硬質表面洗浄用洗剤混合物を開示 している。この文献には防汚効果については言及されていない。 WO−A−8605199号は、グリコシドノニオン界面活性剤を含む組成物 を開示している。この文献に開示された先行技術の組成物は、本質的に表面に残 留物を残さないと言われていることに注目すべきである。またこの参考文献の組 成物は残留物を残さないように意図されたものであるとも考えられる。 WO−A−9406899号は、グリコシドノニオン界面活性剤と組合わせて 、第四モノおよびジ獣脂酸エステルを含む組成物を開示している。 前記のものに加えて、US 4606842号からは、吹き付け、拭き取り型 のガラス洗浄用組成物のビルダーとして、低分子量ポリアクリル樹脂を使用する ことも知られている。ベイカーらは、US 4690779号において、硬質表 面用洗浄用組成物において、分子量が5,000以下のポリアクリル酸ポリマー とある種のノニオン界面活性剤との組合わせの使用について開示している。これ らの系においてポリマーは、ビルダ ーとして機能する。 前記からわかることは、組成物を表面に対して最初に用いるときには主として 洗浄効果を得るため、あるいは表面の修飾によって汚れの付着を妨げるかあるい は繰返し行なう洗浄を容易とするような第二の洗浄効果を得るために、一般にア ルカリ性の硬質表面洗浄用組成物に、ある種のポリマーを含有させることが知ら れているということである。 特殊なカチオン洗剤を含むその他の表面処理剤も注目されている。WO 91 /09930号(Ques Industries社)は、アルミニウム例えば 車体に見られる金属表面への“ETHOQUAT”(商標)の使用を開示してい る。発明の簡単な説明 本発明者らは、表面を洗浄し、かつ同時に、前記表面にその後に付着する汚れ を遊離させるのに役立つカチオン界面活性剤層を該表面上に付着させると考えら れる改良組成物を考案した。 従って本発明は、界面活性剤混合物を含む硬質表面洗浄用水性組成物であって 、前記界面活性剤混合物が、 a)総界面活性剤の少なくとも65重量%のアルコキシル化アルコールノニオ ン界面活性剤、 b)総界面活性剤の1重量%未満のアニオン界面活性剤、 c)総界面活性剤の0.1〜35重量%のC12またはそれより長いジアルキル カチオン界面活性剤、 を含み、 前記組成物は使用された場合、カチオン界面活性剤の層を表面に付着させ、これ によって、前記表面にその後で付着する汚れを遊離させるのを助けるような組成 物を提供する。発明の詳細な説明 一連のカチオンジアルキル第四アンモニウム化合物が、本発明の組成物におい て有用である。これらの化合物は、例えばC=Oのような部分を含んでいてもよ いが、アルキル鎖はC=C(すなわちエチレン飽和)のような部分を含まない。 さらには分子が少なくとも2つの中程度の長さのアルキル鎖を含んでいることが 重要であるが、これらの化合物は前記アルキル鎖を2つ以上含みうる。本発明に おいては、これらのアルキル基の少なくとも2つが、12個またはそれ以上の炭 素を含む。 典型的には、カチオン界面活性剤は、下記一般式を有する: 上記式中、R1、R2およびR3は、独立してC1-6アルキルまたは水素であり、 nおよびmは0〜4であり、OOR4およびOOR5は、炭素原子数12〜26の 脂肪酸残基であり、Xは1価アニオン等価物である。さらに典型的には前記式( 式中、m=1およびn=1である)のカチオンを含むカチオン界面活性剤である 。 好ましくは、前記式(式中、R1=R2=R3=CH3)のカチオンを含むカチオ ン界面活性剤である。最も好ましくは、前記式(式中、R4およびR5は独立して 、C12〜C20である)のカチオンを含むカチオン界面活性剤である。 完全に飽和したジアルキル第四アンモニウム化合物は、下記のものを含む: X-[CH3(CH2)nCO・NH(CH2)m2・N+12 上記式中、R1およびR2は、独立して水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒド ロキシアルキルおよびアルキレングリコール残基、またはこれらのポリマーから 選ばれ、nは12〜26、mは1〜4であり、Xは1価アニオン等価物である。 好ましくは、R1はメチル、R2は−(CH2CH2O)xH、またはメチルであ る。 完全に飽和したジアルキル第四アンモニウム化合物は、下記のものを含む。 X-[CH3(CH2nCOO(CH2m2・N+12 上記式中、R1およびR2は、独立して水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒド ロキシアルキルおよびアルキレングリコール残基、またはこれらのポリマーから 選ばれ、nは12〜26、mは1〜4であり、Xは1価アニオン等価物である。 好ましくは、R1はメチル、R2は−(CH2CH2O)xH(式中、xは平均し て1〜2である)、またはメチルであり、mは2である。 完全に飽和したジアルキル第四アンモニウム化合物は、下記のものを含む。 X-[CH3(CH2n2・N+12 上記式中、R1およびR2は、独立して水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒド ロキシアルキルおよびアルキレングリコール残基、またはこれらのポリマーから 選ばれ、nは12〜26であり、Xは1価アニオン等価物である。好ましくは、 R1はメチル、R2は−(CH2CH2O)xH(式中、xは1〜2である)、また はメチルである。好ましくは、nは、長い 方のアルキル鎖の鎖長分布が獣脂のものと類似しているように選ばれる。 本発明による組成物のpHは、酸性、アルカリ性または中性である。 本発明による典型的な組成物のpHは7.5未満であり、この場合エステル基 が用いられている。カチオン界面活性剤にエステル基が結合体として存在しない 場合、pHは7.5よりも高い。 好ましいカチオン界面活性剤は、次のものである: [(CH3)3N−CH2−CH(OOR4)−CH2OOR5+- 上記式中、R4およびR5は、独立してC12〜C20アルキルであり、この組成物 には実質的にアニオン界面活性剤は含まれていない。この一般的な範疇に含まれ る物質は、ヘキスト社から入手しうる。最も好ましくは、R4およびR5は、鎖長 分布が獣脂のものに対応する脂肪酸残基である。 もう1つの好ましいカチオン界面活性剤は、次のものである: X-[CH3(CH2)nCO・NH(CH2)22・N+12 上記式中、nは11〜19、R1はメチル、R2は−(CH2 CH2O)x(式中、xは1〜2である)、水素またはメチルである。この一般的 な範疇に含まれる物質は、Stepan社のACCOSOFT 440/75( 商標)として市販されている。 前記組成物において、エトキシル化数xは1.7に近い。すなわち1.5〜2 .0であるのが好ましい。 本発明の組成物中に存在するカチオン界面活性剤は、組成物が塗布されている 表面の界面エネルギーを変える、これにより改質された表面に後で付着する汚れ の接触角が上がると考えられている。好ましいカチオン界面活性剤は、前記カチ オン界面活性剤で処理した表面に塗布されるテスト液体の接触角に対して、顕著 な作用を示す。従って未処理の顕微鏡スライドガラスの場合、10マイクロリッ トルのドデカン小滴の接触角は、10°未満である。本発明による組成物、すな わち以下にさらに詳細に記載する5%ノニオンおよび1%カチオンを含む水溶液 で処理した場合、ドデカン小滴の接触角は典型的には20°以上に増加する。 従って、本発明はまた、正味陰電荷(net negative charge)を有する硬質表 面の洗浄方法にも及ぶ。この方法は、本発明の 組成物での前記表面の処理工程を含む。 本発明の組成物がアルコキシル化アルコールノニオン界面活性剤を含んでいる ことが重要である。ノニオン界面活性剤の存在が、本発明の組成物の洗浄効果に 有意に貢献すると考えられる。 適切なノニオン洗剤活性化合物は、本来親水性のアルキレンオキシド基と本来 脂肪族またはアルキル芳香族であってもよい有機疎水性化合物とを縮合させるこ とによって得られる化合物として広義に記載しうる。 特別な疎水基で縮合される親水性またはポリオキシアルキレン基の長さは、容 易に調節され、所望のHLBを有する水溶性化合物を生じうる。 特別な例として、直鎖あるいは枝分れ鎖構造を有する炭素原子数6〜22の脂 肪族アルコールとエチレンオキシドとの縮合生成物がある。例えばココナツアル コール1モルあたりエチレンオキシド2〜15モルのココナツ油エチレンオキシ ド縮合物、およびアルキルフェノール1モルあたりエチレンオキシド5〜25モ ルの、アルキル基が6〜12個の炭素原子を有するアルキルフェノール縮合物が 挙げられる。 特に好ましいノニオン界面活性剤は、2〜9モルのエトキシル化度を有する炭 素原子数6〜14のエトキシル化アルコールである。適切な物質には、IMBE NTIN 91/35 OFA(商標)、平均して5モルのエトキシル化度を有 するC10ノニオン界面活性剤がある。 このほかにも多くのアルコキシル化アルコールノニオン界面活性剤が当業者に 知られている。例えばM.J.Schickの「ノニオン界面活性剤」、Mar cel Dekker(1967年)、およびその再版本などに示されたもので ある。 本発明の組成物において用いられるノニオン洗浄活性剤の量は、一般に1〜3 0重量%、好ましくは2〜20重量%、最も好ましくは5〜10重量%である。 ノニオン界面活性剤とアニオンおよびカチオン界面活性剤の割合は、組成物中 に存在する総界面活性剤の>75%がノニオン界面活性剤であるようにする。 本発明の組成物は低レベルしかアニオン洗浄活性剤を含まないことが重要であ る。あるいはアニオン洗浄活性剤は問題がなければ含まれなくてもよい。アニオ ン洗剤の存在は、カチオン洗剤とアニオン洗剤との間に複合体を形成し、このた め組成物 の効果を低下させると考えられる。 本発明の組成物の全体の界面活性剤含量は、一般に1〜30%である。 疎水性油は、本発明の組成物の任意成分である。適切な油には、トリグリセリ ドを急速に溶解させる油が挙げられる。油を存在させる場合、リモネン、パラシ メン、ジブチルエーテル、およびブチルブチレートが好ましい。 本発明の組成物は、その洗浄性能を補助するその他の成分を含んでいてもよい 。 例えばこの組成物は、洗剤ビルダーを含んでいてもよい。適切なビルダーには 、例えばカーボネート、重炭酸塩、ニトリロトリアセテート、ポリカルボキシレ ート、シトレート、ジカルボン酸、水溶性ホスフェート特にポリホスフェート、 オルトホスフェートとピロホスフェートとの混合物、ゼオライトおよびこれらの 混合物がある。このようなビルダー(特にホスフェートおよびカルボネート)は 、その水溶解度を超える量で存在するならば、研磨剤として機能しうる。但し、 本発明の組成物は本質的に研磨剤を含んでいないことが好ましい。一般にビルダ ーは、組成物の0.1〜25重量%である。 金属イオン封鎖剤、例えばエチレンジアミンテトラアセテー フェート、および各種のその他の多官能性有機酸および塩も任意に用いることが できる。 本発明の組成物の別の任意成分は、起泡調整剤である。これは、使用中に過度 の泡を生じる傾向がある本発明の組成物において使用可能である。起泡調整剤の 例として、有機溶剤、疎水性シリカ、シリコーンオイルあるいは炭化水素が挙げ られる。 溶剤は、本発明の組成物の任意の成分の一つである。溶剤が存在する場合、R1 −O−(EO)m−(PO)n−R2(式中、R1およびR2は、独立してC2-6ア ルキルまたは水素であるが、2つが水素はあり得ず、mおよびnは独立して0〜 5である)の溶剤が好ましい。より好ましくはジエチレングリコールモノ−n− ブチルエーテル、モノエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、プロピレ ングリコール−n−ブチルエーテル、イソプロパノール、エタノール、ブタノー ルおよびこれらの混合物から成る群から選ばれる。別の溶剤としては、ピロリド ン(ピロリジノン)、例えばN−メチルピロリジノンが挙げられる。 本発明の組成物はまた、上記した成分の外に、その他の様々な任意成分、例え ばpH調整剤、着色剤、蛍光増白剤、汚れ懸濁剤、洗浄酵素、相溶性漂白剤、ゲ ル調整剤、凍結解凍安定剤、殺菌剤、防腐剤、洗浄ヒドロトロープ、香料および 乳白剤を含んでいてもよい。 焦げたあるいは複雑に絡み合った(crosslinked)汚れの洗浄を目的とする態 様では、組成物は、アルカノールアミン1〜10%を含むのが好ましい。2〜6 重量%のレベルが特に好ましい。特に適切なアルカノールアミンには、2−アミ ノ−2−メチル−1−プロパノール(AMP)、モノエタノールアミンおよびジ エタノールアミンがある。 本発明者らは、組成物が比較的細かいミストとして噴霧される場合、非常に細 かい小滴が形成される程度を減らすために、本発明の組成物にポリマーを配合す るのが特に有利であると考えた。適切なポリマーには、ポリマーPVP K−9 0として市販されているポリビニルピロリドンがある。 適切なレベルのPVPポリマーの範囲は50ppm以上である。300〜20 00ppmが特に好ましい。 本発明の組成物はアルカリ性、酸性、あるいは中性であって もよいが、台所汚れには、この組成物が一般にアルカリ性であり、好ましくはp H>6がよい。 特に好ましい組成物はpH>10であり、水と混合して下記の成分 a)アルコキシル化アルコールノニオン界面活性剤(好ましくはC9〜C12の EO5−8ノニオン界面活性剤)3〜15%、 b)溶剤(好ましくはジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル)2〜 10%、 c)アルカノールアミン(好ましくは2−アミノ−2−メチル−1−プロパノ ール)2〜6%、 d)緩衝液/アルカリ(好ましくはアルカリ金属カーボネート)0〜5%、 e)ポリマー(好ましくはPVP)0〜2000ppm、および f)一般式: X-[CH3(CH2)nCO・NH(CH2)m2・N+12 (式中、R1およびR2は、独立して水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキ シアルキルおよびアルキレングリコール残基、またはこれらのポリマーから選ば れ、nは12〜26、m は1〜4であり、Xは1価アニオン等価物である) のカチオンを含むカチオン界面活性剤0.1〜2%を含み、前記組成物は、1回 の噴霧操作につき製品0.1〜1.5mlの噴霧量を生じるように適合された容 器に詰められている。前記噴霧の、平均小滴サイズが30〜300ミクロンであ る。 本発明をよりよく理解できるように、以下の実施例によって説明する。実施例 ノニオン界面活性剤および比較的低レベルのカチオン界面活性剤を含む水性組 成物を、下記の物質を用いて下記表1および2のように調製した(組成はすべて 、他の記載がなければ重量%で表わす)。 NONI:IMBENTIN 91/35 OFA (商標) CTAB:セチルトリメチルアンモニウムブロマイド HEQ:[(CH33N-CH・COOR4−CH2・COOR5+Cl- (式中、OOR4およびOOR5は、脂肪酸の鎖長が獣脂に相当する脂肪酸である 。)(ヘキスト社製) ACCO:ACCOSOFT 440/75(Stepan社製)。 AMP:アミノ−2−メチル−1−プロパノール digol:Butyl Digol(商標) 組成物をHEQおよびACCOを使用する場合を除いて、室温で混合して調製 した。これらの2つの物質は、攪拌下、70℃で3部のプロピレングリコールに 溶解し、70℃で水に添加した。 結果の「ETh」および「EPh」は、下記に説明する。CTAB、すなわち 典型的なモノアルキルカチオン界面活性剤を(顕微鏡)スライドガラス上に載せ たドデカン小滴の接触角に及ぼす影響が少ないことから対照として選んだ。この スライドガラスは、NONIの5%水溶液中のジアルキルカチオン界面活性剤1 %溶液で処理したものである。 このCTAB処理した(顕微鏡スライド)ガラス表面の表面エネルギー(ガン マs/mN・m-1は、25mN・m-1程度であると考えられる(Grifalc o,Good,Fowkes and Youngの方法(Physical Chemistry of Surfaces,A.A.Adamson,Wi ley,ニューヨーク、1990年参照)によって測定したもの)。一方、本発 明の組成物において用い られるカチオン界面活性剤の類似溶液で処理した表面の表面エネルギーは、25 mN・m-1未満であった。 脱水ひまし油(UNICHEMA社製)100gを秤量してガラスビンに入れ た。これに、Fat Red(商標)染料(SIMGA社製)0.2gを加え、 この混合物を、Heidolph攪拌機を用いて6時間激しく(2000RPM )攪拌した。攪拌した混合物は、使用しない時は冷蔵した。 琺瑯容器(380×300mm)を、新しいウエットJ− CLOTH(商標)を用いて、JIF LAC(商標)(手による食器洗い用液 体商品)および方解石粉末を用いて順次洗浄した。乾燥後、残留方解石をペーパ ータオルで磨いて除去した。 表1に示す組成物1mlを、新しいウエットJ−CLOTHで、きれいなタイ ルの上に塗り付けた。タイルを水道水で15秒濯いで余分の組成物を除去し、水 切りした。25psiの圧縮空気を用いるDeVilbiss(商標)重力供給 方式によるスプレーガン(モデルMPS−514/515)で、27cm離れた 位置から35秒間噴霧することにより、タイルの215×150mmの面積に汚 れを吹き付けた。汚れたタイルを、85℃の温度でオーブンに水平に入れ、2時 間熱老化させて一晩貯蔵するか、あるいは3〜6日間日光に暴露して光化学的に 老化させた。タイルを、ウエットJ−CLOTHを用いて、および表1に示され た実施例については、下記表3に示された配合物を含む対照組成物1〜2mlを 用いて、手で洗浄した。 タイルを洗浄するのに必要な洗浄力を、表1において熱老化タイルについては 「ETh」、光化学老化タイルについては「EPh」として測定した。 表2に挙げられた組成物2mlを、新しいウエットJ−CLOTHを用いて、 きれいなタイルの上に塗り付けた。タイルを前記のように汚し、かつ老化させ、 対照配合物ではなく予備処理に用いられたのと同じ配合物で洗浄した。 表1および2に示す結果から、本発明による組成物は、カチオン界面活性剤を まったく含まないか、あるいは飽和ジアルキルカチオン界面活性剤ではないカチ オン界面活性剤を含んでいる対照組成物と比べた場合、必要とされる洗浄力が顕 著に減少するのが分る。 請求の範囲 1. 界面活性剤混合物を含む硬質表面洗浄用水性組成物であって、前記界面活 性剤混合物が: a)総界面活性剤の少なくとも65重量%のアルコキシル化アルコールノニオ ン界面活性剤、 b)総界面活性剤の1重量%末満のアニオン界面活性剤、 c)総界面活性剤の0.1〜35重量%のC12またはそれより長いジアルキル カチオン界面活性剤、 を含み、 前記組成物は使用すると、表面にカチオン界面活性剤の層が付着し、これによ って、前記表面にその後付着する汚れを遊離させるのを助けることを特徴とする 組成物。 2. 界面活性剤の総量が1〜30重量%である、請求項1に記載の組成物。 3. 飽和ジアルキルカチオン界面活性剤が、一般式: X-[CH3(CH2)nCO・NH(CH2)m2・N+12 (式中、R1およびR2は、独立して水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキ シアルキルおよびアルキレングリコール残 基、またはこれらのボリマーから選ばれ、nは12〜26、mは1〜4であり、 Xは1価アニオン等価物である) の化合物である、請求項1に記載の組成物。 4. pH>6である、請求項3に記載の組成物。 5. 実質的にアニオン界面活性剤を含んでいない、請求項1に記載の組成物。 6. 飽和ジアルキルカチオン界面活性剤が、一般式: (式中、R1、R2およびR3は、独立してC1-6アルキルまたは水素であり、nお よびmは0〜4であり、OOR4およびOOR5は、炭素原子数12〜26の脂肪 酸残基であり、Xは1価アニオン等価物である) の化合物である、請求項1に記載の組成物。 7. 飽和ジアルキルカチオン界面活性剤が、一般式: X-[CH3(CH2nCOO(CH2m2・N+12 (式中、R1およびR2は、独立して水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキ シアルキルおよびアルキレングリコール残 基、またはこれらのボリマーから選ばれ、nは12〜26、mは1〜4であり、 Xは1価アニオン等価物である) の化合物である、請求項1に記載の組成物。 8. さらにアルカノールアミン1〜10重量%を含む、請求項1に記載の組成 物。 9. さらに、カーボネート、重炭酸塩、ニトリロトリアセテート、ポリカルボ キシレート、シトレート、ジカルボン酸、水溶性ホスフェート、特にポリホスフ ェート、オルトホスフェートとピロホスフェートとの混合物、ゼオライトおよび これらの混合物から成る群から選ばれるビルダーを含む、請求項1に記載の組成 物。 10. 正味陰電荷を有する硬質表面の洗浄方法であって、前記表面を請求項1 〜9のいずれかに記載の組成物で処理する工程から成る方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),UA(AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM ),AL,AM,AT,AU,AZ,BB,BG,BR ,BY,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE, ES,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 界面活性剤を含む硬質表面洗浄用水性組成物であって、前記界面活性剤が 、 a)総界面活性剤の少なくとも65重量%のノニオン界面活性剤、 b)総界面活性剤の1重量%より少ない量のアニオン界面活性剤、 c)総界面活性剤の0.1〜35重量%の実質的にエチレン飽和のジアルキル カチオン界面活性剤を含む組成物。 2. 界面活性剤の総量が1〜30重量%である、請求項1に記載の組成物。 3. 飽和ジアルキルカチオン界面活性剤が、一般式: X-[CH3(CH2)nCO・NH(CH2)m2・N+12 (式中、R1およびR2は、独立して水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロ キシアルキルおよびアルキレングリコール残基、またはこれらのポリマーから選 ばれ、nは8〜26、mは1〜4であり、Xは1価アニオン等価物である) の化合物である、請求項1に記載の組成物。 4. pH>6である、請求項3に記載の組成物。 5. 実質的にアニオン界面活性剤を含んでいない、請求項1に記載の組成物。 6. 飽和ジアルキルカチオン界面活性剤が、一般式: X-[R123N−(CH2)n−CH(OOR4)−(CH2)mOOR5+ (式中、R1、R2およびR3は、独立してC1-6アルキルまたは水素であり、n およびmは0〜4であり、OOR4およびOOR5は、炭素原子数8〜26の脂肪 酸残基であり、Xは1価アニオン等価物である) の化合物である、請求項1に記載の組成物。 7. 飽和ジアルキルカチオン界面活性剤が、一般式: X-[CH3(CH2nCOO(CH2m2・N+12 (式中、R1およびR2は、独立して水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキ シアルキルおよびアルキレングリコール残基、またはこれらのポリマーから選ば れ、nは8〜26、mは1〜4であり、Xは1価アニオン等価物である) の化合物である、請求項1に記載の組成物。 8. さらにアルカノールアミン1〜10重量%を含む、請求 項1に記載の組成物。 9. さらに、カーボネート、重炭酸塩、ニトリロトリアセテート、ポリカルボ キシレート、シトレート、ジカルボン酸、水溶性ホスフェート、特にポリホスフ ェート、オルトホスフェートとピロホスフェートとの混合物、ゼオライトおよび これらの混合物から成る群から選ばれるビルダーを含む、請求項1に記載の組成 物。 10. 正味陰電荷を有する硬質表面の洗浄方法であって、前記表面を請求項1 〜9のいずれかに記載されている組成物で処理する工程から成る方法。
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