JPH10244878A - 自動車のサイドボックス構造 - Google Patents

自動車のサイドボックス構造

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JPH10244878A
JPH10244878A JP4816997A JP4816997A JPH10244878A JP H10244878 A JPH10244878 A JP H10244878A JP 4816997 A JP4816997 A JP 4816997A JP 4816997 A JP4816997 A JP 4816997A JP H10244878 A JPH10244878 A JP H10244878A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side box
noise
lid
ventilation
ventilation hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP4816997A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kawai
昭 河合
Kazuyuki Mizuno
和行 水野
Tomoya Sakuma
智也 佐久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP4816997A priority Critical patent/JPH10244878A/ja
Publication of JPH10244878A publication Critical patent/JPH10244878A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷室の換気を行うと共に、換気に伴う車外騒
音の入り込みを防止する。 【解決手段】 サイドトリム5の一部を窪ませた隔壁4
によってサイドボックス9を形成し、隔壁4の上壁部8
に通気孔16を形成し、サイドボックス9を封鎖するリ
ッド11の下部に換気孔17を形成する。荷室からの空
気が換気孔17を通過してサイドボックス9に入り、通
気孔16を通過した後、車外に排出できるため、換気が
できる。車外からの騒音は、隔壁4上面の通気孔16に
達する量が少なく、通気孔16に達してサイドボックス
9内に入っても、サイドボックス9内で弱体化すると共
に、リッド11下部の換気孔17を通過する量が少なく
なり、荷室内を静かな状態とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小物等を格納する
ため、自動車の荷室に形成されるサイドボックスの構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】ハッチバックタイプやワゴンタイプ等の
自動車では、類似技術として特開平1ー1644号或い
は実開平1ー16457号公報に示すように、フロアパ
ネル、左右のサイドトリム、ルーフパネル及びバックド
アにより、車体後部に荷室が形成されている。
【0003】又、荷室内への小物等の散乱を防止するた
め、小物を格納するためのサイドボックスが形成され
る。このサイドボックスは、サイドトリムの荷室側の側
面を窪ませることによってサイドトリム内に形成された
小空間からなっている。
【0004】このような荷室の換気を行うため、サイド
トリムには換気口が形成されており、この換気口に荷室
からの空気を導いて、車外に吹き出すことで、荷室内の
温度低下などの効果を期待している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動車では、換気口の形成によって換気が良好となる反
面、車外からの騒音、例えばタイヤ回転による騒音や風
切り音が、換気口から車内に入り込み、騒音レベルが高
まり、居住性が低下するおそれがある。
【0006】本発明は、このような従来の問題点を考慮
してなされたものであり、車内の換気を良好に行うこと
ができ、しかも騒音を確実に低減することができる自動
車のサイドボックス構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、車体の荷室前後方向に沿って設
けられてなるサイドトリムと、該サイドトリムの側面を
部分的に窪ませることによってサイドボックスが形成さ
れてなる隔壁と、前記サイドトリムに着脱自在に取り付
けられることで、サイドボックスの出入口を封鎖可能な
るリッドとを備え、前記サイドボックスと車体外部とを
連通する通気孔が前記隔壁の上面に形成され、サイドボ
ックスと荷室とを連通する換気孔が前記リッドの下部に
形成されてなることを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の自動車
のサイドボックス構造であって、前記換気孔は、サイド
ボックス側が低く、荷室側が高くなった傾斜状に形成さ
れていることを特徴とする。
【0009】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、自動車の走行
に伴って発生する負圧により、該サイドボックスの隔壁
の上面に形成された通気孔から車外に空気が吸引され、
該サイドボックス内には該サイドボックスのリッドに形
成した換気孔を通過して荷室内の空気が吸引されること
で、荷室内の空気が車外に排出するため、換気を良好に
行うことができる。
【0010】これに対し、通気孔が隔壁の上面に形成さ
れているため、隔壁の下面側で車外で発生した騒音は、
通気孔に達しにくくなっている。即ち、騒音の一部は隔
壁の上面に回り込んで通気孔からサイドボックス内に入
るが、サイドボックス内で膨張するため、弱体化する。
さらに、サイドボックスと荷室内とを連通する換気孔が
リッドの下部に形成されているため、リッドの下部にま
で達して換気孔を通過する量が少なくなり、騒音は極度
に減衰した状態で荷室内に入り込む。このため、騒音を
確実に低減でき、車内を静かな状態とすることができ
る。
【0011】請求項2の発明では、荷室側が高くなった
傾斜状に換気孔を形成するため、騒音がリッドの下部に
まで達しても、隔壁内面に衝突して反射しなければ換気
孔に達して通過することができない。このため、荷室内
に入り込む騒音がさらに少なくなり、確実に騒音を低減
することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施形態
により説明する。図1は、本発明の一実施形態の斜視
図、図2はその断面図である。
【0013】荷室のフロアパネル1の左右には、サイド
トリム2が車体の前後方向に沿って取り付けられてい
る。サイドトリム2は図示を省略したサイドパネルの荷
室側の面を覆っており、3は、サイドトリム2に形成さ
れたタイヤカバー部である。このサイドトリム2には、
その一部を車外方向に窪ませることによって、隔壁4が
形成されている。
【0014】隔壁4は図2に示すように、サイドトリム
2の側壁5から車外方向に伸びる下壁部6、下壁部6か
ら上方に伸びる立壁部7及び立壁部7の上端部分とサイ
ドトリム2の側壁5とを連設する上壁部8によって構成
されている。そして、これらの下壁部6、立壁部7、上
壁部8によって囲まれた空間が、小物の格納を行うサイ
ドボックス9となっている。なお、隔壁4の下壁部6及
び立壁部7の外面には、発泡合成樹脂、ゴム等の弾性パ
ッド10が貼り付けられており、断熱、振動吸収等を行
うようになっている。
【0015】サイドボックス9の荷室側は、リッド11
によって封鎖される。リッド11は合成樹脂によって板
状に成形されており、サイドボックス9を封鎖すること
によってサイドボックス9内の隠蔽と、サイドボックス
9内からの小物の落下を防止する。
【0016】このリッド11の取り付けを行うため、係
合脚部12がリッド11の下端から下方に延びていると
共に、係合爪13がリッド11の上部裏面から突出して
いる。これに対し、サイドトリム2の側壁5には、リッ
ド11の係合脚部12が挿入される係合スリット14が
サイドボックス形成部位の下方に形成されると共に、リ
ッド11の係合爪13が係合する係合孔15がサイドボ
ックス形成部位の上方に形成されている。このような構
造では、係合脚部12を係合スリット14の挿入し、こ
の挿入状態で、係合爪13を係合孔15に押し込むこと
によって、リッド11をサイドトリム2に取り付けるこ
とができる。
【0017】この実施形態では、サイドボックス9を形
成するための隔壁4に通気孔16が形成される一方、サ
イドボックス9を封鎖するリッド11に換気孔17が形
成されている。
【0018】通気孔16は、サイドボックス9と車外と
を連通するためのものであり、隔壁4の上壁部8に開口
されている。一方、換気孔17は、サイドボックス9と
荷室とを連通するためのものであり、リッド11を厚さ
方向に貫通するようにリッド11の下部に形成されてい
る。この場合、換気孔17は図2に示すように、サイド
ボックス9側の端部17aが低く、荷室側の端部17b
が高くなった傾斜状に形成されている。
【0019】このような通気孔16及び換気孔17の形
成によって、荷室からの空気は換気孔17からサイドボ
ックス9内に入り、サイドボックス9を通過した後、通
気孔16から車外に排出することができる。このため、
荷室を含めた車内の換気を良好に行うことができる。
【0020】これに対し、タイヤ回転による騒音、風切
り音等の車外からの騒音は、図2の矢印Aで示すよう
に、その大部分がサイドボックス9の隔壁4によって反
射されて、通気孔16が形成されている上壁部8にまで
達することがなく、通気孔16からサイドボックス9内
に侵入する量が限定される。
【0021】又、隔壁4の外面に沿って、その上壁部8
にまで回り込んだ一部の騒音は、矢印Bで示すように、
隔壁8上面(上壁8)の通気孔16からサイドボックス
9内に入り込む。ところが、この騒音はサイドボックス
9内で膨張すると共に、サイドボックス9の下壁部6、
立壁部7、上壁部8に衝突して拡散する。このため、弱
体化する。
【0022】さらに、サイドボックス9と荷室内とを連
通する換気孔17がリッド11の下部に形成されている
ため、リッド11の下部にまで達して換気孔17を通過
する騒音の量が少なくなり、騒音は極度に減衰した状態
で荷室内に入り込む。このため、騒音を確実に低減で
き、車内を静かな状態とすることができる。
【0023】この実施形態では、これに加えて、換気孔
17が荷室側が高くなった傾斜状に形成されているた
め、リッド11の下部にまで騒音が到達しても、そのま
までは換気孔17に入り込むことができない。換気孔1
7に入るには、隔壁4の下壁6に衝突して反射しなけれ
ばできず、この反射によって弱体化すると共に、換気孔
17を通過する量が少なくなり、荷室内に入り込む騒音
がさらに少なくなる。このため、さらに確実に騒音を低
減することができる。
【0024】なお、本発明では、サイドボックス9を封
鎖するリッド11をヒンジによって開閉する構造、或い
はスライド式に開閉する構造としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の斜視図である。
【図2】一実施形態の断面図である。
【符号の説明】
1 フロアパネル 2 サイドトリム 3 タイヤカバー部 4 隔壁 5 側壁 6 下壁部 7 立壁部 8 上壁部 9 サイドボックス 10 弾性パッド 11 リッド 12 係合脚部 13 係合爪 14 係合スリット 15 係合孔 16 通気孔 17 換気孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の荷室前後方向に沿って設けられて
    なるサイドトリムと、該サイドトリムの側面を部分的に
    窪ませることによってサイドボックスが形成されてなる
    隔壁と、前記サイドトリムに着脱自在に取り付けられる
    ことで、サイドボックスの出入口を封鎖可能なるリッド
    とを備え、 前記サイドボックスと車体外部とを連通する通気孔が前
    記隔壁の上面に形成され、サイドボックスと荷室とを連
    通する換気孔が前記リッドの下部に形成されてなること
    を特徴とする自動車のサイドボックス構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車のサイドボックス
    構造であって、 前記換気孔は、サイドボックス側が低く、荷室側が高く
    なった傾斜状に形成されていることを特徴とする自動車
    のサイドボックス構造。
JP4816997A 1997-03-03 1997-03-03 自動車のサイドボックス構造 Pending JPH10244878A (ja)

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JP4816997A JPH10244878A (ja) 1997-03-03 1997-03-03 自動車のサイドボックス構造

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100406707B1 (ko) * 2001-05-22 2003-11-20 현대자동차주식회사 자동차의 러기지 룸 트레이
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