JPH10244696A - サーマル印刷装置 - Google Patents
サーマル印刷装置Info
- Publication number
- JPH10244696A JPH10244696A JP6747797A JP6747797A JPH10244696A JP H10244696 A JPH10244696 A JP H10244696A JP 6747797 A JP6747797 A JP 6747797A JP 6747797 A JP6747797 A JP 6747797A JP H10244696 A JPH10244696 A JP H10244696A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink ribbon
- thermal
- transfer
- printing
- hot
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 平坦度の悪い印刷対象物への印刷が可能なサ
ーマル印刷装置を提供する。 【解決手段】 熱溶融インクリボン2に同期して回転す
る転写ローラ3を設け、この転写ローラ3により被印刷
媒体4を移動させる。熱溶融インクリボン2のインクは
一度転写ローラ3に転写した上、該転写ローラ3を介し
て被印刷媒体4に転写し、印刷を行う。
ーマル印刷装置を提供する。 【解決手段】 熱溶融インクリボン2に同期して回転す
る転写ローラ3を設け、この転写ローラ3により被印刷
媒体4を移動させる。熱溶融インクリボン2のインクは
一度転写ローラ3に転写した上、該転写ローラ3を介し
て被印刷媒体4に転写し、印刷を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、サーマル印刷装
置に関する。
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサーマル印刷装置は、図4に示す
ように熱溶融インクリボン52のインクをサーマルヘッ
ド50の熱により溶融し、プラテンローラ51によりサ
ーマルヘッド50に押しつけられている受像紙53にイ
ンクを転写して印刷を行うようになっている。
ように熱溶融インクリボン52のインクをサーマルヘッ
ド50の熱により溶融し、プラテンローラ51によりサ
ーマルヘッド50に押しつけられている受像紙53にイ
ンクを転写して印刷を行うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のサーマル印刷装置では、受像紙53の表面の平坦性が
良くないと印刷が良好に行えない欠点があり、受像紙5
3として平坦性の高いものが必要であった。また、受像
紙53はプラテンローラ51により移動されるため、受
像紙53のスリップ等により印刷位置のずれが生じやす
い欠点がある。更に、熱溶融インクリボン52は受像紙
53の動きによる歪みを受けやすく、シワ等を発生する
問題があった。本発明は上記従来技術の欠点を改善する
ことを目的とする。
のサーマル印刷装置では、受像紙53の表面の平坦性が
良くないと印刷が良好に行えない欠点があり、受像紙5
3として平坦性の高いものが必要であった。また、受像
紙53はプラテンローラ51により移動されるため、受
像紙53のスリップ等により印刷位置のずれが生じやす
い欠点がある。更に、熱溶融インクリボン52は受像紙
53の動きによる歪みを受けやすく、シワ等を発生する
問題があった。本発明は上記従来技術の欠点を改善する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、サーマルヘッドと熱溶融インクリボンとを
備えたサーマル印刷装置において、前記熱溶融インクリ
ボンと同期して移動し、前記サーマルヘッドの稼働によ
り熱溶融インクリボンからインクを転写される軟質材か
らなる転写体と、該転写体に被印刷媒体を接触させて印
刷を行わせる印刷機構と、を備えたことを特徴とする。
被印刷媒体には軟質材からなる転写体により印刷がなさ
れるため、従来のような高い平坦性は必要なく、転写体
の材質と構造を選べば凹凸部や立体物への印刷も可能に
なる。また、熱溶融インクリボン2に接触するのはこれ
に同期して移動する転写体であるため、熱溶融インクリ
ボン2にシワ等が生じることがない。前記転写体として
は、転写ローラや転写ベルトが使用可能である。また、
転写体の表面にシリコン処理を施すことにより、インク
の剥離性が高まり、被印刷媒体への印刷が良好に行え
る。被印刷媒体は前記転写体に接触させ、転写体により
印刷媒体を移動させるようにするのが望ましい。この構
成により印刷位置のずれを殆どなくすことが可能にな
る。
に本発明は、サーマルヘッドと熱溶融インクリボンとを
備えたサーマル印刷装置において、前記熱溶融インクリ
ボンと同期して移動し、前記サーマルヘッドの稼働によ
り熱溶融インクリボンからインクを転写される軟質材か
らなる転写体と、該転写体に被印刷媒体を接触させて印
刷を行わせる印刷機構と、を備えたことを特徴とする。
被印刷媒体には軟質材からなる転写体により印刷がなさ
れるため、従来のような高い平坦性は必要なく、転写体
の材質と構造を選べば凹凸部や立体物への印刷も可能に
なる。また、熱溶融インクリボン2に接触するのはこれ
に同期して移動する転写体であるため、熱溶融インクリ
ボン2にシワ等が生じることがない。前記転写体として
は、転写ローラや転写ベルトが使用可能である。また、
転写体の表面にシリコン処理を施すことにより、インク
の剥離性が高まり、被印刷媒体への印刷が良好に行え
る。被印刷媒体は前記転写体に接触させ、転写体により
印刷媒体を移動させるようにするのが望ましい。この構
成により印刷位置のずれを殆どなくすことが可能にな
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す概
略図である。サーマルヘッド1は制御装置(図示せず)
からの信号を受けて、印字すべき内容に応じて稼働し、
熱溶融インクリボン2を加熱して印字すべき内容に応じ
てインクを転写させる。
基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す概
略図である。サーマルヘッド1は制御装置(図示せず)
からの信号を受けて、印字すべき内容に応じて稼働し、
熱溶融インクリボン2を加熱して印字すべき内容に応じ
てインクを転写させる。
【0006】熱溶融インクリボン2は送りリール20か
ら繰り出されて所定の速度で巻取りリール21に巻き取
られ、順次新しい面がサーマルヘッド1に接触するよう
に構成されている。この熱溶融インクリボン2の移動速
度に同期して転写ローラ3が回転しつつ熱溶融インクリ
ボン2に接触し、インクの転写を受けるようになってい
る。
ら繰り出されて所定の速度で巻取りリール21に巻き取
られ、順次新しい面がサーマルヘッド1に接触するよう
に構成されている。この熱溶融インクリボン2の移動速
度に同期して転写ローラ3が回転しつつ熱溶融インクリ
ボン2に接触し、インクの転写を受けるようになってい
る。
【0007】図2は転写ローラ3部分の拡大図である。
転写ローラ3上に転写されたインク5は更に被印刷媒体
4上に転写されて印刷が行われるようになっている。転
写ローラ3はゴムや合成樹脂等の軟質材を用いており、
該軟質性により被印刷媒体4に密着してインク5の転写
を行うようになっている。そのため、被印刷媒体4の平
坦度が悪くても良好な印刷が可能になり、被印刷媒体4
として専用紙等を必要としない。また、インク5の特性
も限定が少なくなり、幅広い種類のインクを使用できる
ようになる。
転写ローラ3上に転写されたインク5は更に被印刷媒体
4上に転写されて印刷が行われるようになっている。転
写ローラ3はゴムや合成樹脂等の軟質材を用いており、
該軟質性により被印刷媒体4に密着してインク5の転写
を行うようになっている。そのため、被印刷媒体4の平
坦度が悪くても良好な印刷が可能になり、被印刷媒体4
として専用紙等を必要としない。また、インク5の特性
も限定が少なくなり、幅広い種類のインクを使用できる
ようになる。
【0008】被印刷媒体4の材質は用途に応じて種々選
択可能であり、例えばスポンジ状等のものを用いること
により凹凸のあるものや立体の被印刷媒体4に対しても
印刷可能になる。なお、転写ローラ3の表面はシリコン
加工を施して、インクの剥離性を高めるのが望ましい。
択可能であり、例えばスポンジ状等のものを用いること
により凹凸のあるものや立体の被印刷媒体4に対しても
印刷可能になる。なお、転写ローラ3の表面はシリコン
加工を施して、インクの剥離性を高めるのが望ましい。
【0009】被印刷媒体4は転写ローラ3に接触して、
転写ローラ3により移動させられるように構成するのが
望ましい。これにより、転写ローラ3と被印刷媒体4の
位置ずれを防止することができ、印字ずれを大幅に減少
することが可能になる。
転写ローラ3により移動させられるように構成するのが
望ましい。これにより、転写ローラ3と被印刷媒体4の
位置ずれを防止することができ、印字ずれを大幅に減少
することが可能になる。
【0010】上記実施形態では転写ローラ3を用いてい
るが、ローラではなく例えばベルト状のもの等も使用可
能である。図3にこの実施形態を示す。この実施形態で
は、上下方向に配置された一対のローラ7、8に転写ベ
ルト6を巻掛け、上端で熱溶融インクリボン2に接触し
て転写ベルト6上にインク5を転写し、更に下端で被印
刷媒体4に接触してインク5の転写を行うようになって
いる。転写ベルト6の材質は転写ローラ3と同様にゴム
や合成樹脂等の軟質材が望ましく、また表面にシリコン
加工を施すのが望ましい。
るが、ローラではなく例えばベルト状のもの等も使用可
能である。図3にこの実施形態を示す。この実施形態で
は、上下方向に配置された一対のローラ7、8に転写ベ
ルト6を巻掛け、上端で熱溶融インクリボン2に接触し
て転写ベルト6上にインク5を転写し、更に下端で被印
刷媒体4に接触してインク5の転写を行うようになって
いる。転写ベルト6の材質は転写ローラ3と同様にゴム
や合成樹脂等の軟質材が望ましく、また表面にシリコン
加工を施すのが望ましい。
【0011】以上説明した本発明の実施形態によれば、
転写ローラ3を介して被印刷媒体4に印刷するため、被
印刷媒体4の平坦度が悪くても良好な印刷が可能にな
る。また、熱溶融インクリボン2のインクの性状等も種
々のものに対応できるようなる。また被印刷媒体4の素
材や軟質度等を適宜選択することが可能であり、これに
より凹凸のある対象物や立体等への印刷も可能になる。
更に、転写ローラ3は熱溶融インクリボン2と同期して
回転移動するため、熱溶融インクリボン2に余分な力が
かかってシワが生ずるなどの不具合を防止できる。その
ため、色毎に多数のヘッドを必要とするカラープリンタ
などに適用した場合、熱溶融インクリボン2のシワ等の
発生が従来のものに比較して非常に少ないカラープリン
タを実現できる。更に、被印刷媒体4を転写ローラ3に
より駆動することにより印字のずれを大幅に減少するこ
とが可能になる等の効果がある。転写ベルト6を用いた
場合にも上記と同じ効果を得られる。
転写ローラ3を介して被印刷媒体4に印刷するため、被
印刷媒体4の平坦度が悪くても良好な印刷が可能にな
る。また、熱溶融インクリボン2のインクの性状等も種
々のものに対応できるようなる。また被印刷媒体4の素
材や軟質度等を適宜選択することが可能であり、これに
より凹凸のある対象物や立体等への印刷も可能になる。
更に、転写ローラ3は熱溶融インクリボン2と同期して
回転移動するため、熱溶融インクリボン2に余分な力が
かかってシワが生ずるなどの不具合を防止できる。その
ため、色毎に多数のヘッドを必要とするカラープリンタ
などに適用した場合、熱溶融インクリボン2のシワ等の
発生が従来のものに比較して非常に少ないカラープリン
タを実現できる。更に、被印刷媒体4を転写ローラ3に
より駆動することにより印字のずれを大幅に減少するこ
とが可能になる等の効果がある。転写ベルト6を用いた
場合にも上記と同じ効果を得られる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明のサーマル印
刷装置によれば、印刷対象物の平坦度に高いものを必要
とせず、また幅広いインク特性に対応できる効果があ
る。更に、インクリボンのシワが発生しにくく、カラー
プリンタに適用するに相応しい等の効果がある。
刷装置によれば、印刷対象物の平坦度に高いものを必要
とせず、また幅広いインク特性に対応できる効果があ
る。更に、インクリボンのシワが発生しにくく、カラー
プリンタに適用するに相応しい等の効果がある。
【図1】本発明の一実施形態を示す概略図。
【図2】図1の部分拡大図。
【図3】本発明の他の実施形態を示す概略図。
【図4】従来の装置の一例を示す概略図。
1:サーマルヘッド、2:熱溶融インクリボン、3:転
写ローラ、4:被印刷媒体、5:インク、6:転写ベル
ト、7:ローラ、8:ローラ、20:送りリール、2
1:巻取りリール、50:サーマルヘッド、51:プラ
テンローラ、52:熱溶融インクリボン、53:受像
紙。
写ローラ、4:被印刷媒体、5:インク、6:転写ベル
ト、7:ローラ、8:ローラ、20:送りリール、2
1:巻取りリール、50:サーマルヘッド、51:プラ
テンローラ、52:熱溶融インクリボン、53:受像
紙。
Claims (5)
- 【請求項1】 サーマルヘッドと熱溶融インクリボンと
を備えたサーマル印刷装置において、 前記熱溶融インクリボンと同期して移動し、前記サーマ
ルヘッドの稼働により熱溶融インクリボンからインクを
転写される軟質材からなる転写体と、 該転写体に被印刷媒体を接触させて印刷を行わせる印刷
機構と、 を備えたことを特徴とするサーマル印刷装置。 - 【請求項2】 前記転写体が、転写ローラである、 請求項1に記載のサーマル印刷装置。
- 【請求項3】 前記転写体が、転写ベルトである、 請求項1に記載のサーマル印刷装置。
- 【請求項4】 前記転写体の表面をシリコン処理した、 請求項1に記載のサーマル印刷装置。
- 【請求項5】 前記被印刷媒体が前記転写体に接触し、
該転写体がその移動に同期して前記印刷媒体を移動させ
る、 請求項1又は2又は3又4に記載のサーマル印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6747797A JPH10244696A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | サーマル印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6747797A JPH10244696A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | サーマル印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10244696A true JPH10244696A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=13346095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6747797A Pending JPH10244696A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | サーマル印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10244696A (ja) |
-
1997
- 1997-03-06 JP JP6747797A patent/JPH10244696A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050726 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060619 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20061023 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |