JPH10243464A - 移動体用電話システム - Google Patents

移動体用電話システム

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JPH10243464A
JPH10243464A JP9046171A JP4617197A JPH10243464A JP H10243464 A JPH10243464 A JP H10243464A JP 9046171 A JP9046171 A JP 9046171A JP 4617197 A JP4617197 A JP 4617197A JP H10243464 A JPH10243464 A JP H10243464A
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宏直 林
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寛 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機を車内で使用するための電話シス
テムにおいて、ハンドフリー通話と自動応答通話とを適
切に切り換える。 【解決手段】 S100でモードが判定される。通常モ
ードではS104でハンドフリー通話が行われる。自動
応答モードではS107で相手側音声及びマイクを遮断
した上で自動応答がなされる。その処理において必要に
応じて相手側の電話番号が登録される。自動切換モード
では、運転負荷が小さくかつ運転者が車内にいると判定
された場合にのみS115においてハンドフリー通話が
行われる。運転負荷が大きいと判定された場合には自動
応答がなされ、車内に運転者がいないような場合には不
在時の処理が実行される。自動着信の事実が所定の条件
で報知される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動体用電話システ
ムに関し、特に、車両などの移動体において携帯電話機
をハンドフリーで使用するためのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】様々な場所で通話を行えるという利便性
から携帯電話機が普及しつつある。それを背景として、
自動車内で携帯電話機が使用されるケースが多くなって
いる。ドライバー以外の者が携帯電話機を使用するので
あればあまり問題は生じないが、ドライバー自身が走行
中に片手で携帯電話機を持って通話を行ったり、携帯電
話機の操作パネルに視線を移したりするのは、安全走行
上、大きな問題である。その一方、通話を行う毎に車両
を停止させるのは煩雑である。
【0003】そこで、携帯電話機をハンドフリー(ある
いはハンズフリー)で使用するために携帯電話機アダプ
タ(「クレードル」とも呼ばれる)を利用したシステム
が提案されている。かかるシステムにおいて、アダプタ
は携帯電話機を設置するための装置であり、例えば、携
帯電話機からの受話信号を車両内のスピーカに出力する
機能、車両内に設けられたリモートマイクからの送話信
号あるいはリモートスイッチの操作に基づく制御信号を
携帯電話機へ出力する機能、などを有するものである。
このシステムによれば、携帯電話機を直接操作すること
なくリモートコントロールして、電話の受発信を行え
る。
【0004】特開平7−115680号公報には、走行
中に呼び出しがあった場合には自動的にメッセージを流
して自動応答する機能を備えた車載電話システムが開示
されている。なお、この公報には、相手側からのメッセ
ージの録音についても言及されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平7−115680号公報に記載されたシステムで
は、ハンドフリー通話を前提としておらず、車両走行中
では一律に自動応答がなされてしまう。よって、かかる
技術をハンドフリー通話システムに適用すると、ハンド
フリー通話本来の利便性を十分に生かすことができない
という問題が生じる。なお、特開平5−105005号
公報にはハンドフリー通話システムが開示されている
が、運転者の負荷との関係からハンドフリー通話を制限
する制御は行われていない。
【0006】本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、ハンドフリー通話の利便性を生
かしつつも運転の安全性を考慮した実用性の高い電話シ
ステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、移動体に搭載される電話システムにおい
て、自動応答モードの場合に、相手側からの呼び出しに
対して自動応答する自動応答手段と、ハンドフリー通話
モードの場合に、相手側からの呼び出しに対してハンド
フリー通話を行うためのハンドフリー通話手段と、前記
自動応答モードと前記ハンドフリー通話モードとを運転
負荷に応じて選択するモード選択手段と、を含むことを
特徴とする。
【0008】上記構成によれば、モード選択手段によっ
て運転負荷に応じて自動的に通話モードが選択される。
望ましくは、運転負荷が大きいような場合に自動応答モ
ードが選択されて自動的に相手側への応答がなされ、一
方、運転負荷が小さいような場合にハンドフリー通話モ
ードが選択されて特別な操作なくハンドフリー通話を行
える。すなわち、自動応答モードとハンドフリー通話モ
ードとを状況に応じて自動的にかつ適切に切り換えるこ
とができ、ハンドフリー通話の利便性と運転の安全性を
兼ね備えたシステムを提供できる。
【0009】上記の運転負荷は、電話利用に余裕がある
か否かの指標となるもので、1又は複数の情報に基づい
て判断される。本発明にかかるシステムは、特に車両に
搭載するのが望ましいが、ハンドフリー通話の要請があ
る他の移動体に搭載してもよい。
【0010】本発明の好適な態様では、前記自動応答モ
ードの場合に相手側情報を記憶する記憶手段と、所定の
運転状態になった場合に前記相手側情報が記憶されてい
ることを報知する報知手段と、を含むことを特徴とす
る。
【0011】報知手段により相手側情報を受信した事実
を運転者に知覚させることができ、その事実の忘却を防
止できる。例えば、運転負荷が小さくなった場合や車両
停止時に、受信事実を報知するのが望ましい。なお、自
動応答モードにおいては、安全運転上、相手側の音声や
マイクを敢えて遮断しておくのが望ましい。上記報知手
段は、音、光などを利用して報知を実行する手段であ
る。
【0012】本発明の好適な態様では、前記自動応答モ
ードの場合に相手側電話番号を記憶する記憶手段と、返
信操作に応じて前記記憶手段に記憶された相手側電話番
号へ発信を行う返信制御手段と、を含むことを特徴とす
る。
【0013】自動応答モードにおいて、相手側の電話番
号を記憶しておけば、後で自動返信を速やかに行うこと
ができ、返信操作の煩雑さを解消できる。相手側で発信
人電話番号が自動送信されるような場合、その電話番号
をそのまま記録することができ、あるいは相手側のプッ
シュボタン操作を促して電話番号を記録することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0015】図1には、本発明に係る電話システムの好
適な実施形態が示されており、図1はシステムの全体構
成を示す概念図である。このシステムは車両において携
帯電話機をハンドフリーで操作するためのものである。
【0016】電話機アダプタ(クレードル)10は、例
えば運転席と助手席の間のコンソール内に配置される。
このクレードル10は、携帯電話機12を着脱自在に保
持するホールド機構14及び通話制御ユニット16を有
する。クレードル10は各社の携帯電話機に対応してお
り、例えば、ホールド機構14も各社の携帯電話機を保
持できるように構成されている。携帯電話機12と通話
制御ユニット16は携帯電話機の規格に従った多芯ケー
ブル(例えば16芯カールコード)18でコネクタを介
して接続される。
【0017】通話制御ユニット16は、システム上おけ
る各制御(待ち受け制御、着信制御、応答保留制御、電
話番号読み上げ制御、通話制御、発信制御、など)を実
行するための処理部であり、この実施形態では例えばC
PUや記憶部などで構成される。この通話制御ユニット
16には、後に詳述するリモートユニット21、外部ア
ンテナ20、チューナーなどのオーディオ機器22、ス
ピーカ24などが接続される。この通話制御ユニット1
6は車両バッテリBTから電力供給を受ける。また、通
話制御ユニット16には、車速などの走行状態信号36
が入力されており、そのような信号が通話制御に利用さ
れている。
【0018】上記のオーディオ機器22の出力は通話制
御ユニット16によって管理されており、必要に応じ
て、その出力がミュートあるいは遮断される。通話制御
ユニット16によって制御されるスピーカ14は例えば
助手席側のスピーカである。もちろん、これ以外のスピ
ーカに受話信号を与えることもできる。
【0019】リモートユニット21は、例えば運転席側
ピラーにおける運転者の頭の高さ程度に固定配置され
る。このリモートユニット21には、ハンドフリー通話
用のマイク26、各種ボタン28〜34が設けられてい
る。フックボタン(フックスイッチ)28はオフフッ
ク、オンフックなどを行う場合に利用され、昇順ボタン
(UPスイッチ)28及び降順ボタン(DOWNスイッ
チ)32は通話先選択などの場合に利用され、機能ボタ
ン(機能スイッチ)34は機能選択や通話モード選択な
どに利用される。これらのボタンとしては、機械的に押
下されるボタンを使用してもよいが、圧力感応式のボタ
ンなどを利用してもよい。また、発光器内蔵のボタンを
利用してもよい。本実施形態では、できる限りボタン数
を削減してパネル煩雑さの解消及び操作上の便宜が図ら
れている。
【0020】本実施形態のシステムでは、電話操作の内
容や相手先電話番号を表す表示器は車両内に設けられて
いない。その代わりに音声ガイドシステムが機能してお
り、音声による案内や情報提供に基づいてリモートユニ
ット21を操作することにより、発信操作などを行え
る。
【0021】以上のように、リモートユニット21及び
スピーカ24を利用してハンドフリー通話が行われ、送
受話に当たってはクレードル10に搭載された携帯電話
機12を直接操作する必要はない。また、音声ガイドシ
ステムが設けられているため視線を運転に集中できる。
よって、携帯電話機の使用によっても走行時の安全性を
高められる。
【0022】図2には、通話制御ユニット16の具体的
な構成例が示されている。この例では、内部バス40
に、CPU42、入出力回路44、記憶部46、音声合
成プロセッサ48が接続されている。入出力回路44に
は、例えば、A/D変換器、D/A変換器、アンプ、リ
ミッタ、信号切換回路などが含まれ、図1に示した各信
号はその入出力回路44に入力され、及び、その入出力
回路44から各信号が出力される。記憶部46は例えば
RAMやROMで構成され、そのROMには本システム
の動作を制御するプログラムが格納される。CPU42
はそのようなプログラムに従って各種制御を実行する。
音声合成プロセッサ48は電話番号などの読み上げを行
う際に音声合成を行う専用プロセッサであり、その内部
又は記憶部46に格納されたテキストデータなどに基づ
いて音声データを発生させる。
【0023】図3には、図2に示した記憶部46の記憶
空間50が示されている。この記憶空間50には、返信
用メモリ領域52、リダイヤル用領域54、メモリダイ
ヤル記憶領域56、音声メモ記憶領域58などが含まれ
る。返信用メモリ領域52は、後述するように、自動応
答モード実行中において相手先の情報として電話番号が
受け付けられた場合に、その電話番号を登録するための
領域である。この返信用メモリ領域52には、例えば3
件までの相手先の電話番号を登録可能である。リダイヤ
ル用領域54は直前に発信した電話番号を記憶するため
の領域である。音声メモ記憶領域58は通話相手の音声
などを一定時間録音するための領域である。メモリダイ
ヤル記憶領域56は、所定件までの通話先の情報(登録
番号、相手先名、電話番号)を登録するための領域であ
る。
【0024】次に、図1及び図2を参照しながら、図4
〜図6を用いて、CPU42(図2)によって実行され
る着信処理、着信報知処理及び返信処理を説明する。
【0025】図4には、着信処理がフローチャートとし
て示されている。S100では、着信処理のモードが判
定される。本実施形態において、そのモードには、通常
モード、自動応答モード、自動切換モードがある。これ
らのモードの選択は基本的に予め運転者などによって行
われる。ただし、自動切換モードでは、後に詳述するよ
うに運転者の運転負荷の大きさに応じて、ハンドフリー
通話モード又は自動応答モードが自動選択される。
【0026】S100において通常モードであると判定
された場合、S101において相手側からの呼び出しを
表す着信音が出力される。S102において、図1に示
したリモートユニット21の所定のボタンを利用してオ
フフック操作がなされると、S103において着信音の
出力が停止する。そして、S104では、マイク26及
びスピーカ24を利用してハンドフリー通話が行われ
る。
【0027】S105において、運転者によって所定の
ボタン操作によってオンフックがなされたと判定された
場合には、S110においてオンフック制御が実行さ
れ、回線の遮断などが行われる。もちろん、相手側から
オンフックされた場合にも上記同様に回線遮断処理が実
行される。
【0028】一方、S100において自動応答モードが
設定されていると判定された場合、S106では着信音
が5秒間出力される。もちろん、着信音を出力させずに
次の自動応答処理を行わせてもよい。S107では、自
動応答処理が実行され、この処理では相手側音声の出力
及びマイク26からの音声入力が遮断される。ただし、
相手側に自動的に流される所定のメッセージは、必要に
応じてスピーカ24から出力される。具体的に説明する
と、S107においては、まず自動的なオフフック処理
が行われ、その後に、相手から発信人の電話番号通知が
ある場合には次のようなメッセージが流される。例えば
「ただいま、運転中のため電話に出られません。後程こ
ちらからかけ直します。かけ直す電話番号は00000
00000です。入れ直す場合はこめ印を2回押し、プ
ッシュボタンにてそちらの電話番号を入力して下さい。
正しく入力できましたら、最後にシャープを2回押して
下さい。」というようなメッセージが流される。
【0029】一方、相手側からの発信人電話番号通知が
ないような場合には、それを判定して、次のようなメッ
セージが流される。例えば、「ただいま運転中のため、
電話に出られません。後程こちらからかけ直しますの
で、プッシュボタンにてそちらの電話番号を入力して下
さい。正しく入力できましたら、最後にシャープを2回
押して下さい。入れ直す場合にはこめ印を2回押し、始
めから入れ直して下さい。」というようなメッセージが
流される。
【0030】S108では、以上のようなメッセージに
応答して電話番号が受信できたか否かが判断され、電話
番号が受信されたと判断された場合、S109において
相手側の電話番号が図3に示した返信用メモリ領域52
に登録される。そして、S110において上記同様にオ
ンフック制御が実行される。
【0031】ちなみに、S107において自動応答処理
を実行中にフックボタン28がONされると、割り込み
処理が起動され、後述するS115においてハンドフリ
ー通話を行うことができる。もちろん、そのような割り
込み処理を必要に応じて禁止することもでき、あるいは
後に詳述する運転者の負担に応じてその拒否を自動判定
するようにしてもよい。
【0032】一方、S100において自動切換モードが
設定されていると判定された場合、S111において着
信音が5秒間だけ出力される。このS111の工程は例
えばS112及びS113の工程の後に設けてもよい。
すなわち、ハンドフリー通話を行わせないような場合に
は着信音の発生自体を禁止する制御を行ってもよい。
【0033】S112では、運転者の運転負荷が所定値
よりも大きいか否かが判定される。その判定基準につい
ては後に詳述するが、運転負荷が大きいと判定された場
合には、上述したS107の工程が実行され、すなわち
自動応答処理に切り換わることになる。S112におい
て運転負荷が小さいと判定された後、S113において
運転者が車内にいるか否かが判定される。この場合、運
転者が不在であれば後述するS117において運転者不
在時の処理が実行される。一方、S113において運転
者がいると判定された場合、S114では自動的なオフ
フック処理が実行され、S115ではS104と同様に
ハンドフリー通話が実行される。S116ではオンフッ
ク操作がなされたか否かが判定され、オンフック操作が
なされた場合にはS110においてオンフック制御が実
行される。上記のS113における運転者の有無の判定
基準については後に詳述する。
【0034】S117では例えば「運転者が車内におり
ません」などのメッセージを流してもよく、あるいは回
線の接続自体を拒否してもよい。本実施形態では、その
ような不在時の処理を行っている間にフックボタン28
がオンされると、割り込み処理が起動してS115の工
程が実行されるようになっている。
【0035】本実施形態では、S112において車速が
例えば90km/h以上の場合に運転負荷が大であると
判定されている。また、S113では車速が例えば5k
m/h以下の場合に運転者が不在であると判定されてい
る。そのような判定は図1に示したように走行状態信号
36に基づいて通話制御ユニット16が行っている。な
お、S112において運転負荷が大きいと判定された場
合、S107では通常のメッセージに代えて他のメッセ
ージを流してもよい。
【0036】S112において、本実施形態では、ある
車速と閾値とを比較して運転負荷が大であるか否かを判
定したが、その場合の閾値を適応的に設定してもよい。
例えば、ナビゲーションシステムのデータベースから走
行中の道路情報のうちで最高車速データを読み出し、そ
の最高車速データに基づいて判定基準値である閾値を動
的に設定することもできる。あるいは、ノンストップ自
動課金システムから現在走行中の道路情報を受信し、そ
の道路の制限速度に合わせた閾値に変更するように制御
してもよい。あるいは、ビーコンから入手した現在走行
中の道路情報からその道路の制限速度に合わせた閾値に
変更することもできる。このような判定基準値の適応的
制御によれば、モードの自動選択をより適切に行えると
いう利点がある。
【0037】運転負荷が大きいか否かの判定に当たって
は、上記の車速の他に、例えば急加減速の大きさ、バッ
ク走行の有無、ステアリング操作の大きさ、ブレーキス
イッチの状態、ABS制御の有無、車速に基づく減速度
規定値の大きさ、スロットルセンサの開度、車速に基づ
く加速度、エンジン流入空気量、エンジン回転数、フュ
ーエル消費量、エンジン負圧、エンジン正圧、ステアリ
ングセンサにより検出された角度変化量、ステアリング
の位置、ヨーレートセンサの検出値、トラクション制御
の有無、車両走行安定制御の有無、などを参照してもよ
い。
【0038】また、S113においては、上記の車速に
よる判定の他に、例えばオートマチック車におけるシフ
トレンジ、ブレーキスイッチの状態、スロットルセンサ
のアイドルスイッチの状態、パーキングブレーキスイッ
チの状態、シートベルトスイッチの状態、イグニッショ
ンスイッチの状態、ドアスイッチの計時的な状態変化、
着座センサの検出値、エアバックシステムによる乗員検
知信号、画像処理による乗員検知結果、などに基づいて
その判定を行ってもよい。
【0039】次に、図5には、報知処理がフローチャー
トとして示されている。S201では、自動応答によっ
て相手先の電話番号が登録されたか否かが判定される。
登録されていると判定された場合、S202において現
在の走行状態を考慮し、返信を行うことが可能か否かが
判定される。例えば図4に示したS112及びS113
などの判定が実行される。本実施形態では車速が所定値
に落ちた時点で返信可能であると判定している。もちろ
ん車が停止した時点で返信可能であると判定してもよ
い。いずれにしても返信可能であると判定された場合、
電話番号が登録されている事実が運転者に音や光によっ
て報知される。
【0040】したがって、このような処理によれば、運
転負荷が大きいような場合には運転者の意識を運転に集
中させることができ、運転負荷が少なくなった時点で返
信操作を促せるという利点がある。また、このような処
理によれば自動着信が行われた事実が忘れられてしまう
ような問題を防止できる。
【0041】図6には、図5に示したような報知処理後
の返信処理がフローチャートとして示されている。
【0042】S301では、リモートユニット21にお
ける所定のボタンを使用して返信操作があったか否かが
判定される。返信操作がなければS304が実行され、
一方、返信操作があったと判定された場合、S302に
おいて登録されている電話番号が読み出される。もちろ
ん、複数の電話番号が登録されているような場合にはユ
ーザによって、その中のいずれかの電話番号が選択され
る。なお、そのような選択を助けるために電話番号とと
もに相手の音声メッセージなどを登録できるように構成
してもよい。
【0043】S303では、S302で読み出された電
話番号に対して自動ダイヤルされる。従って、運転者は
なんらの電話番号の入力を行うことなく極めて簡単な操
作で返信を行えるという利点がある。S304では登録
された電話番号を消去するか否かが問い合わされ、消去
を行う場合にはS305においてユーザによって選択さ
れた電話番号が消去される。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハンドフリー通話の利便性を生かしつつ運転の安全性を
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るハンドフリー電話システムの全
体構成を示す図である。
【図2】 図1に示す通話制御ユニットの具体的な構成
を示す図である。
【図3】 図2に示す記憶部の記憶空間の概念を示す図
である。
【図4】 通話制御ユニットによって実行される着信処
理を示すフローチャートである。
【図5】 通話制御ユニットによって実行される報知処
理を示すフローチャートである。
【図6】 通話制御ユニットによって実行される返信処
理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 電話機アダプタ(クレードル)、12 携帯電話
機、16 通話制御ユニット、21 リモートユニッ
ト、24 スピーカ、26 マイク、28 フックボタ
ン、30 昇順ボタン、32 降順ボタン、34 機能
ボタン。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年9月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】自動応答モードにおいて、相手側の電話番
号を記憶しておけば、後で自動返信を速やかに行うこと
ができ、返信操作の煩雑さを解消できる。相手側で発信
人電話番号が自動送信されるような場合、その電話番号
をそのまま記録することができ、あるいは相手側のプッ
シュボタン操作を促して電話番号を記録することができ
る。本発明の好適な態様では、当該移動体内における運
転者の有無を判定する有無判定手段と、前記有無判定手
段によって運転者不在が判定された場合に、相手方から
の呼び出しに対して不在時処理を実行する不在時処理手
段と、を含むことを特徴とする。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体に搭載される電話システムにおい
    て、 自動応答モードの場合に、相手側からの呼び出しに対し
    て自動応答する自動応答手段と、 ハンドフリー通話モードの場合に、相手側からの呼び出
    しに対してハンドフリー通話を行うためのハンドフリー
    通話手段と、 前記自動応答モードと前記ハンドフリー通話モードとを
    運転負荷に応じて選択するモード選択手段と、 を含むことを特徴とする移動体用電話システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記自動応答モードの場合に相手側情報を記憶する記憶
    手段と、 所定の運転状態になった場合に前記相手側情報が記憶さ
    れていることを報知する報知手段と、 を含むことを特徴とする移動体用電話システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記自動応答モードの場合に相手側電話番号を記憶する
    記憶手段と、 返信操作に応じて前記記憶手段に記憶された相手側電話
    番号へ発信を行う返信制御手段と、 を含むことを特徴とする移動体用電話システム。
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