JPH102431A - パイロットリレー - Google Patents

パイロットリレー

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Publication number
JPH102431A
JPH102431A JP15540696A JP15540696A JPH102431A JP H102431 A JPH102431 A JP H102431A JP 15540696 A JP15540696 A JP 15540696A JP 15540696 A JP15540696 A JP 15540696A JP H102431 A JPH102431 A JP H102431A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
bias spring
spring
chamber
air pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP15540696A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuyoshi Nishijima
剛志 西島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP15540696A priority Critical patent/JPH102431A/ja
Publication of JPH102431A publication Critical patent/JPH102431A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作が安定で、且つ、安価なパイロットリレ
ーを提供する。 【解決手段】 ボディの一端側に設けられ入力空気圧信
号が入力される入力圧室と排気室とを構成するダイアフ
ラムと、ボディの途中に設けられ出力空気圧信号が出力
される出力室と、ボディの他端側に設けられ供給空気圧
が供給される給気室と、ダイアフラムに一端が接続され
出力室と排気室とを連通するチューブと、入力空気圧信
号に対応してチューブの他端との開口面積を変化する排
気弁と、出力室と排気室とを連通する給気孔と、入力空
気圧信号に対応して給気孔の開口面積を変化する給気弁
と、チューブの他端とボディとの間に設けられチューブ
にバイアス力を付与するバイアスばねとを具備するパイ
ロットリレーにおいて、バイアスばねの端面が接する少
なくとも一方の面に排気弁と排気弁座の傾きを低減する
ようなテーパー形状或いは球面形状のばね座を具備した
ことを特徴とするパイロットリレーである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動作が安定で、且
つ、安価なパイロットリレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来より一般に使用されている
従来例の構成説明図で、例えば、特開昭63−2776
6号、発明の名称「パイロットリレー」に示されてい
る。図4,図5,図6,図7は図3の要部動作説明図で
ある。
【0003】図において、1aは入力空気圧信号Pnが
作用する入力室、2aは入力空気圧信号Pnを受け変位
するダイアフラム、3aは給気圧Psの空気が供給され
る給気圧室、4aはダイアフラム2aの変位に応じて出
力空気圧信号Poを出力する出力室である。
【0004】5aは大気圧Paが作用する排気室で、出
力室4aから排気室5aに流入した空気を大気中に排出
する。6aはダイアフラム2aに作用した力を、ばね7
aに伝達するステム、8aはステム6aに固定された半
球形の給気弁で、ダイアフラム2aの変位に応じて、給
気圧室3aの給気圧Psを出力室4aへ導く。
【0005】9aはダイアフラム2aに固定されたチュ
ーブで、チューブ9aの内側と外側とを連通する開口部
10aが設けられている。11aはステム6aに固定さ
れた半球形の排気弁で、チューブ9aに当接して、出力
室4aの空気の一部を排気室5aに導く。
【0006】12aはチューブ9aに固定された隔膜
で、出力室4aと排気室5aの空気の出入りを絶縁する
と共に、チューブ9aのダイアフラム2aによる軸方向
の動きを吸収する。
【0007】図4は、図3のパイロットリレーの動作説
明図で、横軸は入力空気圧Pn、縦軸は弁の開口面積を
示している。ここに、開口面積とは、弁において、空気
流量が流れ得る最小の断面積を言う。
【0008】図4において、点0はパイロットリレーの
動作基準点で、入力空気圧PnはPno、出力空気圧P
oはPooになっている。この状態では、給気弁8aと
排気弁11aは閉じており、供給空気は消費されない。
【0009】入力空気圧PnがPnoより大きくなる
と、ダイアフラム2aを介して力がばね7aに伝達され
る。すると、ばね7aが圧縮されて給気弁8aが開き、
この開口面積と給気圧Ps及び出力空気圧Poで決まる
空気流量により出力空気圧Poは増大し、給気圧Psで
飽和する。
【0010】入力空気圧Pnが、Pnoより小さくなる
と、ダイアフラム2aが屈曲して排気弁11aが開き、
この開口面積と大気圧Pa及び出力空気圧Poで決まる
空気流量により出力空気圧Poは減少し、大気圧Paで
飽和する。ばね7aが作用して、給気弁8aは閉じたま
まになっている。
【0011】また、13aは、バイアスばねで、チュー
ブ9aにダイアフラム1aが入力空気圧Pnによって受
ける力と反対方向の力を加えることにより、動作基準点
の入力空気圧Pnoを大気圧Paと給気圧Psのほぼ中
間に定めている。
【0012】図5はパイロットリレーの使用状態の説明
図である。図において、20はノズルフラッパ装置等の
増幅要素、30は制御の対象とする弁の開度等を検出し
て制御の目標値との偏差を求める帰還要素である。
【0013】このように構成されたフィードバックルー
プでは、弁の開度等の目標値と測定値との偏差に対応し
て入力空気圧信号Pnを増幅要素20が増幅する。この
入力空気圧信号Pnから、パイロットリレーは出力空気
圧信号Poを出力する。
【0014】すると、出力空気圧信号Poによって、弁
の開度等が操作される。この変化した弁の開度等は帰還
要素30によって、増幅要素20に伝達され、目標値と
一致するように制御される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な装置においては、バイアスばね13aの両端面の平行
度や、端面と側面の垂直度が悪い場合に、このバイアス
ばね13aにより、チューブ9aに回転力が加わり、チ
ューブ9aが傾く事があった。
【0016】すなわち、図6に示す如く、バイアスばね
13aの両端面の平行度が悪いと、バイアスばね13a
を縮めて行くと、バイアスばね13aの最も高い点から
チューブ9aに接触し、チューブ9aに力Fが働き、チ
ューブ9aに回転力Trが生ずる。
【0017】図7に示す如く、回転力Trによりチュー
ブ9aに傾きが生じると、チューブ9aとステム6aと
が、図7に示すように、排気弁11aが全閉する付近で
部分的に接触するため、流れが発生している状態で、チ
ューブ9aに摩擦力等の非線形な力が生じる。
【0018】また、開口面積がステム6aの中心軸に対
して非対称になるため、流れが乱れ、ステム6a及びチ
ューブ9aに不安定な流体力が加わる。このため、弁が
全閉する付近で、動作が不安定になる。即ち、制御動作
の精度を上げるために、弁開度が小さな付近で、弁の開
閉を繰り返すと、弁動作が不安定になる問題があった。
【0019】一方、上記の様な問題点を解決するため
に、バイアスばね13aの端面の加工精度を上げると、
コストアップを招く問題点があった。
【0020】本発明は、この問題点を、解決するもので
ある。本発明の目的は、バイアスばね13aの加工精度
を上げることなく、弁座と弁が非対称に接触することを
防止することにより、動作が安定で、且つ、安価なパイ
ロットリレーを提供するにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、ボディの一端側に設けられ入力空気圧信
号が入力される入力圧室と排気室とを構成するダイアフ
ラムと、前記ボディの途中に設けられ出力空気圧信号が
出力される出力室と、前記ボディの他端側に設けられ供
給空気圧が供給される給気室と、前記ダイアフラムに一
端が接続され前記出力室と前記排気室とを連通するチュ
ーブと、前記入力空気圧信号に対応して該チューブの他
端との開口面積を変化する排気弁と、前記出力室と前記
排気室とを連通する給気孔と、前記入力空気圧信号に対
応して該給気孔の開口面積を変化する給気弁と、前記チ
ューブの他端と前記ボディとの間に設けられ前記チュー
ブにバイアス力を付与するバイアスばねとを具備するパ
イロットリレーにおいて、前記バイアスばねの端面が接
する少なくとも一方の面に前記排気弁と排気弁座の傾き
を低減するようなテーパー形状或いは球面形状のばね座
を具備したことを特徴とするパイロットリレーを構成し
たものである。
【0022】
【作用】以上の構成において、バイアスばねの端面が接
する少なくとも一方の面に、排気弁と排気弁座の傾きを
低減するようなテーパー形状或いは球面形状のばね座が
設けられた。
【0023】このため、バイアスばねの両端面間の平行
度が悪い場合でも、ばね座は、バイアスばねの端面の最
も高さの異なる点から接触を始めるため、従来例の、面
で力を受ける場合に比較して、チューブに加わる回転力
が少なくなり、ステムに対するチューブの傾きを低減で
きる。以下、実施例に基づき詳細に説明する。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例の要部構
成説明図である。図において、図3と同一記号の構成は
同一機能を表わす。以下、図3と相違部分のみ説明す
る。
【0025】21は、バイアスばね13aの端面が接す
るチューブ9aに設けられ、排気弁11aとチューブ9
aの傾きを低減するようなテーパー形状のばね座であ
る。
【0026】以上の構成において、バイアスばね13a
の端面が接するチューブ9aに、排気弁11aとチュー
ブ9aの傾きを低減するようなテーパー形状のばね座2
1が設けられた。
【0027】このため、バイアスばね13aの両端面間
の平行度が悪い場合でも、ばね座21は、バイアスばね
13aの端面の最も高さの異なる点から接触を始めるた
め、3図従来例の、面で力を受ける場合に比較して、チ
ューブ9aに加わる回転力が少なくなり、ステム6aに
対するチューブ9aの傾きを低減できる。
【0028】この結果、バイアスばね13aの端面の接
触部である、ばね座21がテーパー形状となっているた
め、バイアスばね13aの両端面間の平行度が悪い場合
でも、チューブ9aに加わる回転力が減少し、チューブ
9aと排気弁11aとの傾きの発生を低減できる。
【0029】このため、バイアスばね13aの加工精度
を高くする必要が無く、空気流が発生している状態で、
チューブ9aに加わる摩擦力及び非対称な流体力を低減
できる。また、バイアスばね13aの端面の加工精度を
上げる必要が無いので、製造コストを低減することが出
来る。従って、動作が安定で、且つ、安価なパイロット
リレーが得られる。
【0030】図2は本発明の他の実施例の要部構成説明
図である。本実施例において、31は外径部においてバ
イアスばね13aの端面を受け、内径部においてばね座
21に接触する帽子状のスペーサである。
【0031】この様なものにおいては、バイアスばね1
3aの内径寸法のばらつきによるバイアス力のばらつき
や、バイアスばね13a端面の内径側の真円度や、バイ
アスばね13a端面のエッジ部の形状のばらつきの影響
を低減する事ができる。
【0032】なお、前述の実施例においては、ばね座2
1は、バイアスばね13aの端面が接するチューブ9a
に設けられていると説明したが、これに限ることはな
く、バイアスばね13aの反対の端面が接する、ボディ
の出力室4aの壁面に設けられても良い。要するに、排
気弁11aとチューブ9aの傾きを低減するようなテー
パー形状のばね座があれば良い。
【0033】また、前述の実施例においては、テーパー
形状と説明したが、これに限ることはなく、例えば、球
形状でも良い。要するに、排気弁と排気弁座の傾きを低
減するようなものであればよい。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
バイアスばねの端面が接する少なくとも一方の面に、排
気弁と排気弁座の傾きを低減するようなテーパー形状或
いは球面形状のバネ座を構成した。
【0035】この結果、バイアスばねの端面の接触部で
あるばね座が、テーパー形状或いは球形状となっている
ため、バイアスばねの両端面間の平行度が悪い場合で
も、チューブに加わる回転力が減少し、チューブと排気
弁との傾きの発生を低減できる。
【0036】このため、バイアスばねの加工精度を高く
する必要が無く、空気流が発生している状態で、チュー
ブに加わる摩擦力及び非対称な流体力を低減できる。ま
た、バイアスばねの端面の加工精度を上げる必要が無い
ので、製造コストを低減することが出来る。
【0037】従って、本発明によれば、動作が安定で、
且つ、安価なパイロットリレーを実現することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部構成説明図である。
【図2】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図3】従来より一般に使用されている従来例の構成説
明図である。
【図4】図3の動作説明図である。
【図5】図3の動作説明図である。
【図6】図3の動作説明図である。
【図7】図3の動作説明図である。
【符号の説明】
1a 入力室 2a ダイアフラム 3a 給気圧室 4a 出力室 5a 排気室 6a ステム 7a ばね 8a 給気弁 9a チューブ 10a 開口部 11a 排気弁 12a 隔膜 13a バイアスばね 21 ばね座 31 スペーサ Pn 入力空気圧信号 Po 出力空気圧信号 Ps 給気圧 Pa 大気圧

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボディの一端側に設けられ入力空気圧信号
    が入力される入力圧室と排気室とを構成するダイアフラ
    ムと、前記ボディの途中に設けられ出力空気圧信号が出
    力される出力室と、前記ボディの他端側に設けられ供給
    空気圧が供給される給気室と、前記ダイアフラムに一端
    が接続され前記出力室と前記排気室とを連通するチュー
    ブと、前記入力空気圧信号に対応して該チューブの他端
    との開口面積を変化する排気弁と、前記出力室と前記排
    気室とを連通する給気孔と、前記入力空気圧信号に対応
    して該給気孔の開口面積を変化する給気弁と、前記チュ
    ーブの他端と前記ボディとの間に設けられ前記チューブ
    にバイアス力を付与するバイアスばねとを具備するパイ
    ロットリレーにおいて、 前記バイアスばねの端面が接する少なくとも一方の面に
    前記排気弁と排気弁座の傾きを低減するようなテーパー
    形状或いは球面形状のバネ座を具備したことを特徴とす
    るパイロットリレー。
JP15540696A 1996-06-17 1996-06-17 パイロットリレー Pending JPH102431A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15540696A JPH102431A (ja) 1996-06-17 1996-06-17 パイロットリレー

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JPH102431A true JPH102431A (ja) 1998-01-06

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ID=15605289

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JP15540696A Pending JPH102431A (ja) 1996-06-17 1996-06-17 パイロットリレー

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JP (1) JPH102431A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009250419A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Okm:Kk 給気用プラグ及び弁駆動用電動機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009250419A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Okm:Kk 給気用プラグ及び弁駆動用電動機

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