JPH0754774Y2 - 小型膨張弁 - Google Patents
小型膨張弁Info
- Publication number
- JPH0754774Y2 JPH0754774Y2 JP5295789U JP5295789U JPH0754774Y2 JP H0754774 Y2 JPH0754774 Y2 JP H0754774Y2 JP 5295789 U JP5295789 U JP 5295789U JP 5295789 U JP5295789 U JP 5295789U JP H0754774 Y2 JPH0754774 Y2 JP H0754774Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- valve body
- small
- expansion valve
- primary chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Temperature-Responsive Valves (AREA)
- Safety Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は小型の冷凍装置などに用いられる膨張弁に関
し、特に室内などで静粛運転が望まれる冷凍装置用の小
型膨張弁に関する。
し、特に室内などで静粛運転が望まれる冷凍装置用の小
型膨張弁に関する。
家庭用冷蔵庫や自動販売機などに組み込まれる小型の冷
凍装置は、冷媒の流量が非常に少ないために、膨張器と
してキャピラリが用いられることが多い。しかしキャピ
ラリでは負荷の変動に対して充分な対応ができないとい
う欠点がある。
凍装置は、冷媒の流量が非常に少ないために、膨張器と
してキャピラリが用いられることが多い。しかしキャピ
ラリでは負荷の変動に対して充分な対応ができないとい
う欠点がある。
これに対して膨張弁を用いるときは、小型の冷凍装置に
対応した小能力であって高信頼性を備えるには、弁座お
よびこれに対するニードル弁体の形状精度を格段に改良
するとともに弁座に対する弁体の圧接力も過大とならな
いように構成する必要がある。
対応した小能力であって高信頼性を備えるには、弁座お
よびこれに対するニードル弁体の形状精度を格段に改良
するとともに弁座に対する弁体の圧接力も過大とならな
いように構成する必要がある。
このような事情において、小型の冷凍装置に対して適合
した能力を有する小型の膨張弁として、一次室と二次室
との隔壁に設けた弁座に対してバネ強さの小さな弁バネ
により弁閉方向に付勢された弁体を一次室内に摺動自在
に設けると共に、弁座を二次側から貫通して弁体を弁開
方向に押すことができる連絡棒を感温作動機構と結合し
て設けた構成を有するものを採用してみたところ、冷媒
の流通に伴って異音が発生する問題が生じた。
した能力を有する小型の膨張弁として、一次室と二次室
との隔壁に設けた弁座に対してバネ強さの小さな弁バネ
により弁閉方向に付勢された弁体を一次室内に摺動自在
に設けると共に、弁座を二次側から貫通して弁体を弁開
方向に押すことができる連絡棒を感温作動機構と結合し
て設けた構成を有するものを採用してみたところ、冷媒
の流通に伴って異音が発生する問題が生じた。
そこで本考案は、室内の小型の冷凍装置などに用いて特
に静粛運転が達成できる小型膨張弁を提供することを目
的とした。
に静粛運転が達成できる小型膨張弁を提供することを目
的とした。
前述のような本考案の目的は、一次室と二次室との隔壁
に設けた弁座に対して弁バネにより弁閉方向に付勢され
た弁体を一次室内に摺動自在に設け、該弁座を二次側か
ら貫通して該弁体を弁開方向に押すことができる連絡棒
を感温作動機構と結合して設けた膨張弁において、該弁
体を軸線方向に貫通する流体通路が弁体中心軸に対して
非対称に設けてあることを特徴とする小型膨張弁によっ
て達成することができる。
に設けた弁座に対して弁バネにより弁閉方向に付勢され
た弁体を一次室内に摺動自在に設け、該弁座を二次側か
ら貫通して該弁体を弁開方向に押すことができる連絡棒
を感温作動機構と結合して設けた膨張弁において、該弁
体を軸線方向に貫通する流体通路が弁体中心軸に対して
非対称に設けてあることを特徴とする小型膨張弁によっ
て達成することができる。
従来の膨張弁においては、冷媒が一次室内を流れるとき
に発生する渦流によって弁体が強制的振動を起こしてい
たと考えられるのに対して、本考案の小型膨張弁におい
ては、一次室内を流れる冷媒が弁体に設けられた流体通
路を通過するときに弁体中心軸に対して非対称な動圧力
を発生するので、弁体は一次室の一方の側壁に軽く押し
付けられることになり、弁バネの強さが小さくても一次
室内で振動を起こすことがない。
に発生する渦流によって弁体が強制的振動を起こしてい
たと考えられるのに対して、本考案の小型膨張弁におい
ては、一次室内を流れる冷媒が弁体に設けられた流体通
路を通過するときに弁体中心軸に対して非対称な動圧力
を発生するので、弁体は一次室の一方の側壁に軽く押し
付けられることになり、弁バネの強さが小さくても一次
室内で振動を起こすことがない。
本考案の小型膨張弁の実施例を第1図によって説明す
る。
る。
図において1は弁本体であって、一次室1aと二次室1bと
の間に形成された隔壁には弁座1cが設けられている。一
次室1a内には先端部がニードル状に形成された弁体2が
遊嵌され、弁バネ3によって弁座1cに向けて付勢されて
いる。
の間に形成された隔壁には弁座1cが設けられている。一
次室1a内には先端部がニードル状に形成された弁体2が
遊嵌され、弁バネ3によって弁座1cに向けて付勢されて
いる。
一方、4はダイヤフラムであり、たとえば細管によって
感温筒(図示せず)と連通された圧力室5内の圧力を受
けて、作動バネ6で支えられた受圧板7を作動させるよ
うになっている。この受圧板7に結合された連絡棒8の
先端部は弁座1c内を冷媒の流通間隙を残して貫通できる
太さに形成され、弁体2の先端部に当接してこれを押す
ことができるように構成してある。従って、受圧板7の
動きは連絡棒8を介して弁体2に伝えられ、弁の開度が
決定されることになる。
感温筒(図示せず)と連通された圧力室5内の圧力を受
けて、作動バネ6で支えられた受圧板7を作動させるよ
うになっている。この受圧板7に結合された連絡棒8の
先端部は弁座1c内を冷媒の流通間隙を残して貫通できる
太さに形成され、弁体2の先端部に当接してこれを押す
ことができるように構成してある。従って、受圧板7の
動きは連絡棒8を介して弁体2に伝えられ、弁の開度が
決定されることになる。
弁体2には、その軸線方向に貫通して前面側と後面側と
を連通する流体通路2aが弁体2の中心軸から外れた位置
に設けてあるが、流体通路2aを2個以上とするときは、
たとえば第2図に示すように中心軸に対して対称となら
ないような位置に設けられていなければならない。
を連通する流体通路2aが弁体2の中心軸から外れた位置
に設けてあるが、流体通路2aを2個以上とするときは、
たとえば第2図に示すように中心軸に対して対称となら
ないような位置に設けられていなければならない。
更に、かかる膨張弁にあっては、作動バネ6は圧力室5
の圧力に対抗できる強さを持っていることが必要である
が、弁バネ3の強さは弁体2が連絡棒8の動きに追随で
きる程度の比較的に弱いものであってよい。
の圧力に対抗できる強さを持っていることが必要である
が、弁バネ3の強さは弁体2が連絡棒8の動きに追随で
きる程度の比較的に弱いものであってよい。
このような本考案の小型膨張弁は、小流量の冷媒を効果
的に制御することができるが、冷媒が弁体2に設けられ
た流体通路2a内を通過するときに発生する動圧力が弁体
2の中心軸に対して非対称となるので、弁体2は一次室
1aの一方側壁に対して軽く押し付けられることとなり、
弁バネ3が弱いにもかかわらず振動を起こすことがな
い。そしてまた、弁座1c部分にごみ詰まりが発生して冷
媒の流量が減少しても戻り冷媒の過熱度の上昇に応じて
弁の開度が大きくなるから自動的に詰まったごみが排除
されるほか、圧力室5内の圧力を一時的に高めるように
操作することによってもごみの排除を行なうことができ
る。
的に制御することができるが、冷媒が弁体2に設けられ
た流体通路2a内を通過するときに発生する動圧力が弁体
2の中心軸に対して非対称となるので、弁体2は一次室
1aの一方側壁に対して軽く押し付けられることとなり、
弁バネ3が弱いにもかかわらず振動を起こすことがな
い。そしてまた、弁座1c部分にごみ詰まりが発生して冷
媒の流量が減少しても戻り冷媒の過熱度の上昇に応じて
弁の開度が大きくなるから自動的に詰まったごみが排除
されるほか、圧力室5内の圧力を一時的に高めるように
操作することによってもごみの排除を行なうことができ
る。
本考案の小型膨張弁は、小型の冷凍装置などにおいて負
荷の変化に応じた小流量冷媒の流量制御を行なうに適し
た性能を有するものであって、冷媒の流通に伴う異音の
発生がなく、静粛運転が要求される室内設置の機器など
に好適に利用できるものである。
荷の変化に応じた小流量冷媒の流量制御を行なうに適し
た性能を有するものであって、冷媒の流通に伴う異音の
発生がなく、静粛運転が要求される室内設置の機器など
に好適に利用できるものである。
第1図は本考案の小型膨張弁の例の構造図であり、 第2図はこれに遊嵌される弁体の例の斜視図である。 1…弁本体、1a…一次室、1b…二次室、1c…弁座、2…
弁体、2a…流体通路、3…弁バネ、4…ダイヤフラム、
5…圧力室、6…作動バネ、7…受圧板、8…連絡棒。
弁体、2a…流体通路、3…弁バネ、4…ダイヤフラム、
5…圧力室、6…作動バネ、7…受圧板、8…連絡棒。
Claims (1)
- 【請求項1】一次室と二次室との隔壁に設けた弁座に対
して弁バネにより弁閉方向に付勢された弁体を一次室内
に摺動自在に設け、該弁座を二次側から貫通して該弁体
を弁開方向に押すことができる連絡棒を感温作動機構と
結合して設けた膨張弁において、該弁体を軸線方向に貫
通する流体通路が弁体中心軸に対して非対称に設けてあ
ることを特徴とする小型膨張弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5295789U JPH0754774Y2 (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | 小型膨張弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5295789U JPH0754774Y2 (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | 小型膨張弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02144377U JPH02144377U (ja) | 1990-12-07 |
JPH0754774Y2 true JPH0754774Y2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=31573715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5295789U Expired - Fee Related JPH0754774Y2 (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | 小型膨張弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0754774Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4834391B2 (ja) * | 2005-12-01 | 2011-12-14 | 株式会社不二工機 | 膨張弁 |
-
1989
- 1989-05-10 JP JP5295789U patent/JPH0754774Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02144377U (ja) | 1990-12-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |