JPH10243112A - 電話・インターホン装置 - Google Patents

電話・インターホン装置

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JPH10243112A
JPH10243112A JP4408397A JP4408397A JPH10243112A JP H10243112 A JPH10243112 A JP H10243112A JP 4408397 A JP4408397 A JP 4408397A JP 4408397 A JP4408397 A JP 4408397A JP H10243112 A JPH10243112 A JP H10243112A
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telephone
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line
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Yoshio Kamiya
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ドアホン子機とスピーカ切換回路を内蔵した市
販電話機との間を無極化された2線で接続し、ドアホン
子機からの呼出と通話を2線だけでおこなう。 【解決手段】ドアホン子機SQ1から呼出されたとき呼
出検出回路5で呼出検出し、呼出音発生回路6で発生さ
れたドアホン通話用の呼出音を切替継電器9で接続され
たラインL5、L6を経由して、電話機接続アダプタBQ
1に設けられた市販電話機TEL1とブランチ接続される
ダイオードブリッジDB、ツエナダイオードZD1、ノ
ーマルクローズスイッチイング素子Q8、ホトカプラー
PC2及び呼出用スピーカSP1からなる回路へ送出す
る。呼出用スピーカが鳴動した後で、外線L1、L2をド
アホン子機SQ1から切替継電器8で切り離し、市販電
話機とドアホン子機をラインL5、L6で接続する。この
ラインL5、L6へ通話用電源回路2を接続し、市販電話
機への電源を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電話・インターホ
ン装置に関し、特に、ドアホン子機とスピーカ切換回路
を内蔵した市販電話機との間を無極化された2線で接続
し、従来、別に設けられていたドアホン子機からの呼出
スピーカ用ラインを削除し、ドアホン子機からの呼出と
通話を2線だけでおこなえる電話・インターホン装置に
係わる。
【0002】
【従来技術】従来より、図2に示すように呼出釦51を
設けたドアホン子機SQ2、外線L11とL12を介して局
用交換機と接続された親機MQ2、モジュラープラグM
P2が接続され、送受器80が実装された電話機TEL
2、モジュラージヤックMJ2及び呼出用スピーカSP2
からなる電話・インターホン装置が知られている。
【0003】ドアホン子機SQ2は2線L13、L14を介
して親機MQ2の端子T13及び端子T14と接続され、端
子T15及び端子T16は2線L15、L16を介してモジュラ
ージャックMJ2と接続されている。また、モジュラー
ジャックMJ2はモジュラープラグMP2を介して電話機
TEL2と接続されている。親機MQ2の端子T17及び端
子T18はラインL17(本線)、L18(基準電位点線)を
介して呼出用スピーカSP2と接続されている。
【0004】親機MQ2は、通話用電源回路52、アナ
ログスイッチ53、通話回路54、呼出検出回路55、
呼出音発生回路56、アンプ57、外線/ドアホン子機
切換継電器58、呼出/通話切換継電器59、電源6
0、ホトカプラーPC11及び親機CPU70を有し、親
機MQ2の端子T11は外線/ドアホン子機切換継電器5
8の切換接点58aの常閉側及びホトカプラーPC11の
発光側を介して端子T15と、端子T12は外線/ドアホン
子機切換継電器58の切換接点58bの常閉側を介して
端子T16とそれぞれ接続されている。
【0005】外線/ドアホン子機切換継電器58の切換
接点58aの常開側はアナログスイッチ53の一方及び
他方を介して通話回路54の一方と接続され、通話回路
54の他方は呼出/通話切換継電器59の切換接点59
aの常開側と接続されている。呼出/通話切換継電器5
9の切換接点59aの常閉側は呼出検出回路55を介し
て親機CPU70のピンP11と接続されている。
【0006】通話用電源回路52はトランジスタQ11と
Q12を有し、電源+Vcは抵抗R11を介してトランジス
タQ11のベースとトランジスタQ12のエミッタにそれぞ
れ接続され、トランジスタQ12のコレクタはアナログス
イッチ53の一方と接続されている。トランジスタQ12
のベースは抵抗R12の一方及びトランジスタQ11のコレ
クタとそれぞれ接続され、トランジスタQ11のエミッタ
は電源+Vcと接続されている。
【0007】親機CPU70には電源+VDが接続さ
れ、親機CPU70のピンP13はアナログスイッチ53
の制御入力側と接続されている。親機CPU70のピン
P15はホトカプラーPC11の受光側に設けられた受光用
トランジスタQ15のコレクタと接続され、エミッタは基
準電位点と接続されている。
【0008】またコレクタは抵抗R13の一端と接続さ
れ、抵抗R13の他端は電源+Vcと接続されている。外
線/ドアホン子機切換継電器58の一端は電源+Vcと
接続され、他端はトランジスタQ13のコレクタ、エミッ
タを介して基準電位点と接続されている。トランジスタ
Q13のベースは一端が親機CPU70のピンP12と接続
された抵抗R14の他端と接続され、抵抗R14の他端は抵
抗R15を介して基準電位点と接続されている。
【0009】呼出/通話切換継電器59の一端は電源+
Vcと接続され、他端はトランジスタQ14のコレクタ、
エミッタを介して基準電位点と接続されている。トラン
ジスタQ14のベースは一端が親機CPU70のピンP14
と接続された抵抗R16の他端と接続され、抵抗R16の他
端は抵抗R17を介して基準電位点と接続されている。親
機CPU70のピンP16は呼出音発生回路56の入力側
と接続され、出力側はアンプ57及びコンデンサC11を
介して端子T17と接続されている。
【0010】親機MQ2の基準電位点側となる端子T14
は端子T18と接続されると共に、通話用電源回路52の
抵抗R12の他端、外線/ドアホン子機切換継電器58の
切換接点58bの常開側、親機CPU70の基準電位点
側、呼出音発生回路56、アンプ57の基準電位点側と
それぞれ接続されている。尚、電源60は高圧の電源+
Vcと低圧の電源+VDを各回路へ供給する。
【0011】このような電話・インターホン装置におい
て、ドアホン子機SQ2の呼出釦51を押下すると、2
線L13、L14、親機MQ2の端子T13、T14を介して
(端子T13を本線側、端子T14を基準電位点側とし、以
下本線側についてのみ説明する)呼出/通話切換継電器
59の切換接点59aの常閉側へ呼出信号が送出され
る。
【0012】この呼出信号により呼出検出回路55が動
作し、ドアホン子機SQ2からの呼出が検出されたこと
をピンP11を介して親機CPU70へ知らせる。親機C
PU70はピンP16を介して呼出音発生回路56を制御
し、呼出音発生回路56、アンプ57、コンデンサC1
1、端子T17及びラインL17を経由して呼出用スピーカ
SP2へ呼出音を送出する。
【0013】この状態で親機CPU70はピンP12を介
してトランジスタQ13を制御し、トランジスタQ13をオ
ンさせる。トランジスタQ13がオンされると外線/ドア
ホン子機切換継電器58が動作し、切換接点58a、5
8b(基準電位点側)のそれぞれの常開側が共に閉成さ
れる。切換接点58aの常開側が閉成されると通話用電
源回路52がホトカプラーPC11の発光側及び端子T15
へ接続される。
【0014】通話用電源回路52が端子T15へ接続され
ると、L15(本線)、L16(基準電位点線)、モジュラ
ージャックMJ2、モジュラープラグMP2を経由して電
話機TEL2に通話用電源が供給される。電話機TEL2
の送受器80をオフフックすると、ホトカプラーPC11
に流れる電流が変化し、ホトカプラーPC11の発光側が
発光する。ホトカプラーPC11の発光側が発光すると、
ホトカプラーPC11の受光側に設けられた受光用トラン
ジスタQ15がオンとなり、ピンP15を介して電話機TE
L2でオフフックしたことを親機CPU70へ知らせ
る。
【0015】親機CPU70は電話機TEL2がオフフ
ックしたことを知ると、ピンP13を介してアナログスイ
ッチ53を動作させ、ピンP14を介してトランジスタQ
14をオン制御する。トランジスタQ14がオン制御される
と呼出/通話切換継電器59が動作し、呼出/通話切換
継電器59の切換接続59aの常開側を閉成する。
【0016】呼出/通話切換継電器59の切換接続59
aの常開側が閉成されると、端子T13が通話回路54の
他方と接続され、通話回路54の一方はオンとなったア
ナログスイッチ53の他方及び一方を経由して切換接点
58aの閉成された常開側と接続される。これによりド
アホン子機SQ2と電話機TEL2の間の通話路が形成さ
れる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来の電話・インター
ホン装置では、ドアホン子機と呼出用スピーカを内蔵し
た市販電話機で電話・インターホン装置を構成しようと
すると、極性をもったドアホン子機の呼出スピーカ用ラ
インを設けなければならないという難点があった。
【0018】本発明は、このような難点を解消するため
になされたもので、ドアホン子機と市販電話機との間を
無極化された2線で接続し、ドアホン子機からの呼出と
通話を2線だけでおこなえる電話・インターホン装置を
提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明による電話・インターホン装置は、ドアホン
子機から呼出されたとき呼出検出回路で呼出検出し、呼
出音発生回路で発生された呼出音を拡声スピーカから鳴
動させ、ラインを外線からドアホン子機側に切替えて電
話機に通話用電源回路を介して直流電源を供給し、電話
機がオフフックしたとき通話路スイッチをオンさせ、ド
アホン子機を呼出検出回路から通話回路に切替えて通話
路スイッチを経由して前記電話機へ接続する電話・イン
ターホン装置であって、ラインを2線で構成して外線、
ドアホン子機および電話機、拡声スピーカ間を2線で接
続し、呼出検出回路で呼出検出されたとき2線を外線か
ら切り離し、呼出音発生回路で発生された呼出音を2線
に送出する切替手段と、切替手段によって外線から切り
離された2線に現れる直流電圧が所定レベル以下になっ
たとき2線を前記拡声スピーカに接続するノーマルクロ
ーズスイッチイング素子とを備えている。
【0020】このような電話・インターホン装置におい
て、ドアホン子機から呼出されると呼出検出回路が呼出
を検出して動作する。呼出検出回路が動作すると、呼出
音発生回路で発生された呼出音が電話機接続アダプタに
設けられた拡声スピーカを鳴動させ、同時に外線とライ
ンを切替手段で切離し、ドアホン子機側と電話機をライ
ンで接続する。
【0021】このラインには通話用電源回路が接続さ
れ、通話用電源回路から電話機に通話用電源が供給され
る。電話機でオフフックすると通話路スイッチがオンさ
れ、ドアホン子機を呼出検出回路から通話回路に切替え
る。切替手段によって外線から切り離された2線に現れ
る直流電圧が所定レベル以下になるとノーマルクローズ
スイッチイング素子がオンとなり2線を拡声スピーカに
接続する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明による電話・インタ
ーホン装置の一実施例を図1にしたがって詳述する。図
1に示すようにドアホン子機SQ1から呼出されたとき
呼出検出回路5で呼出検出し、呼出音発生回路6で発生
された呼出音を拡声スピーカSP1から鳴動させ、ライ
ンL5、L6を外線L1、L2からドアホン子機側に切替え
て電話機TEL1に通話用電源回路2を介して直流電源
を供給し、電話機TEL1がオフフックしたとき通話路
スイッチ3をオンさせ、ドアホン子機SQ1を呼出検出
回路5から通話回路4に切替えて通話路スイッチ3を経
由して電話機へ接続する電話・インターホン装置であっ
て、ラインを2線で構成して外線、ドアホン子機および
電話機、拡声スピーカ間を2線で接続し、呼出検出回路
6で呼出検出されたとき2線を外線から切り離し、呼出
音発生回路で発生された呼出音を2線に送出する切替手
段8、9、10と、切替手段によって外線から切り離さ
れた2線に現れる直流電圧が所定レベル以下になったと
き2線を拡声スピーカSP1に接続するノーマルクロー
ズスイッチイング素子PC2とを備えている。
【0023】本発明による電話・インターホン装置は、
図1に示すように呼出釦1を設けたドアホン子機SQ
1、外線L1とL2を介して局用交換機と接続された親機
MQ1、モジュラープラグMP1が接続され、送受器30
が実装された電話機TEL1、呼出用スピーカSP1及び
ホトカプラーPC2を有する電話機接続アダプタBQ1で
構成されている。
【0024】ドアホン子機SQ1は2線L3、L4を介し
て親機MQ1の端子T3及び端子T4と接続され、端子T5
及び端子T6は2線L5、L6を介して電話機接続アダプ
タBQ1の端子T7及び端子8と接続され、端子T7及び端
子T8からモジュラージャックMJ1が分岐されている。
また、モジュラージャックMJ1はモジュラープラグM
P1を介して電話機TEL1と接続されている。
【0025】親機MQ1は、通話用電源回路2、アナロ
グスイッチ3、通話回路4、呼出検出回路5、呼出音発
生回路6、アンプ7、外線/ドアホン子機切換継電器
8、9、呼出/通話切換継電器10、電源11、ホトカ
プラーPC1及び親機CPU20を有し、親機MQ1の端
子T1は外線/ドアホン子機切換継電器8の切換接点8
aの常閉側、ホトカプラーPC1の発光側及び外線/ド
アホン子機切換継電器9の切換接点9aの常閉側を介し
て端子T5と、端子T2は外線/ドアホン子機切換継電器
8の切換接点8bの常閉側、外線/ドアホン子機切換継
電器9の切換接点9bの常閉側を介して端子T6とそれ
ぞれ接続されている。
【0026】外線/ドアホン子機切換継電器8の切換接
点8aの常開側はアナログスイッチ3の一方及び他方を
介して通話回路4の一方と接続され、通話回路4の他方
は呼出/通話切換継電器10の切換接点10aの常開側
と接続されている。呼出/通話切換継電器10の切換接
点10aの常閉側は呼出検出回路5を介して親機CPU
20のピンP2と接続されている。
【0027】通話用電源回路2はトランジスタQ1とQ2
を有し、電源+Vcは抵抗R1を介してトランジスタQ2
のベースとトランジスタQ1のエミッタにそれぞれ接続
され、トランジスタQ1のコレクタはアナログスイッチ
3の一方と接続されている。トランジスタQ1のベース
は抵抗R2の一方及びトランジスタQ2のコレクタとそれ
ぞれ接続され、トランジスタQ2のエミッタは電源+V
cと接続されている。
【0028】親機CPU20には電源+VDが接続さ
れ、親機CPU20のピンP1はアナログスイッチ3の
制御入力側と接続されている。親機CPU20のピンP
3はホトカプラーPC1の受光側に設けられた受光用トラ
ンジスタQ3のコレクタと接続され、エミッタは基準電
位点と接続されている。
【0029】またコレクタは抵抗R3の一端と接続さ
れ、抵抗R3の他端は電源+Vcと接続されている。外
線/ドアホン子機切換継電器8の一端は電源+Vcと接
続され、他端はトランジスタQ4のコレクタ、エミッタ
を介して基準電位点と接続されている。トランジスタQ
4のベースは一端が親機CPU20のピンP4と接続され
た抵抗R4の他端と接続され、抵抗R4の他端は抵抗R5
を介して基準電位点と接続されている。
【0030】外線/ドアホン子機切換継電器9の一端は
電源+Vcと接続され、他端はトランジスタQ5のコレ
クタ、エミッタを介して基準電位点と接続されている。
トランジスタQ5のベースは一端が親機CPU20のピ
ンP5と接続された抵抗R6の他端と接続され、抵抗R6
の他端は抵抗R7を介して基準電位点と接続されてい
る。
【0031】呼出/通話切換継電器10の一端は電源+
Vcと接続され、他端はトランジスタQ6のコレクタ、
エミッタを介して基準電位点と接続されている。トラン
ジスタQ6のベースは一端が親機CPU20のピンP6と
接続された抵抗R8の他端と接続され、抵抗R8の他端は
抵抗R9を介して基準電位点と接続されている。親機C
PU20のピンP7は呼出音発生回路6の入力側と接続
され、出力側はアンプ7及びコンデンサC1を介して外
線/ドアホン子機切換継電器9の切換接点9aの常開側
と接続されている。
【0032】端子T4、通話用電源回路2の抵抗R2の他
端、外線/ドアホン子機切換継電器8の切換接点8bの
常開側、外線/ドアホン子機切換継電器9の切換接点9
bの常開側、呼出音発生回路6、アンプ7及び親機CP
U20の基準電位点側は基準電位点と接続されている。
尚、電源11は高圧の電源+Vcと低圧の電源+VD
各回路へ供給する。
【0033】電話機接続アダプタBQ1はダイオードブ
リッジDB、呼出用スピーカSP1、送受器30が実装
された電話機TEL1が接続されたモジュラージャック
MJ1及びホトカプラーPC2を有し、ダイオードブリッ
ジDBの入力端子側は端子T7、T8と接続され、整流側
の一方(+側)は抵抗RA1、ツェナダイオードZD1のカ
ソード、アノードをを介して他方(−側)と接続されて
いる。
【0034】抵抗RA1とツェナダイオードZD1のカソー
ドの接続点には一端が(−)側に接続されたコンデンサ
C2の他端及びトランジスタQ7のベースが接続されてい
る。トランジスタQ7のエミッタは抵抗RA2を介してダ
イオードブリッジDBの整流側の他方(−側)と接続さ
れ、コレクタはホトカプラーPC2に設けられた発光ダ
イオードD2のカソード、アノードを介してダイオード
ブリッジDBの整流側の一方(+側)と接続されてい
る。
【0035】ダイオードブリッジDBの整流側の一方
(+側)はホトカプラーPC2の受光側に設けられたノ
ーマルクローズスイッチイング素子Q8(FETで構成
されゲートが受光してないときはオン、受光したときは
オフとなるスイッチイング素子)のソース、ドレインを
介してコンデンサC3の一端と接続され、コンデンサC3
の他端は呼出用スピーカSP1を介して他方(−側)と
接続されている。
【0036】また、電話機接続アダプタBQ1の端子T
7、T8にはモジュラージャックMJ1が接続されてい
る。このような電話・インターホン装置において、待受
け時には外線L1とL2に接続された局用交換機から48
Vの電源が供給されている。この電源の本線側は、親機
MQ1の端子T1、外線/ドアホン子機切換継電器8に設
けられた切換接点8aの常閉側、ホトカプラーPC1の
発光側、外線/ドアホン子機切換継電器9に設けられた
切換接点9aの常閉側及び端子T5に至る経路でライン
L5と、基準電位点側は、親機MQ1の端子T2、外線/
ドアホン子機切換継電器8に設けられた切換接点8bの
常閉側、外線/ドアホン子機切換継電器9に設けられた
切換接点9bの常閉側及び端子T6に至る経路でライン
L6と、それぞれ接続されている。
【0037】電話機TEL1が送受器30を取り上げ、
外線通話を行なう時には、電話機TEL1の直流特性と
局用交換機の内部抵抗のバランスにより、端子T7、T8
間には、約5V〜10Vの電圧が表れる。この時、極性
一致となり抵抗RA1を介してトランジスタQ7へベース
バイアスが供給され、ホトカプラーPC2に設けられた
発光ダイオードD2が発光し、ホトカプラーPC2の受光
側に設けられたノーマルクローズスイッチイング素子Q
8はオフとなる。
【0038】ホトカプラーPC2の駆動はトランジスタ
Q7による定電流なので高インピーダンスとなり、電話
機TEL1のインピーダンスと比較して非常に高いの
で、電話機TEL1による外線通話に殆ど影響を与えな
い。また、電話機TEL1の送受器30をオフフックし
た時に、ホトカプラーPC1の発光側が発光する。ホト
カプラーPC1の発光側が発光すると、ホトカプラーP
C1の受光側に設けられた受光用トランジスタQ3がオン
となり、ピンP3を介して電話機TEL1でオフフックし
たことを親機CPU20へ知らせる。
【0039】このためドアホン子機SQ1の呼出釦1を
押下しても呼出検出回路5はオン制御されない。電話機
TEL1の送受器30がオンフックされているときドア
ホン子機SQ1の呼出釦1を押下すると、2線L3、L
4、親機MQ1の端子T3、T4を介して(端子T3を本線
側、端子T4を基準電位点側とし、以下本線側について
のみ説明する)呼出/通話切換継電器10の切換接点1
0aの常閉側へ呼出信号が送出される。
【0040】この呼出信号により呼出検出回路5が動作
し、ドアホン子機SQ1からの呼出が検出されたことを
ピンP2を介して親機CPU20へ知らせる。親機CP
U20は呼出が検出されると、予め定められた時間、ピ
ンP5を介してトランジスタQ5をオン制御し、外線/ド
アホン子機切換継電器9に設けられた切換接点9a、9
bの常開側を閉成する。
【0041】同時にピンP7を介して呼出音発生回路6
をオン制御する。呼出音発生回路6がオン制御される
と、呼出音発生回路6で発生された呼出音(例えばピ
ン、ポンを予め定められた時間の間)をアンプ7、コン
デンサC1、閉成された外線/ドアホン子機切換継電器
9の切換接点9aの常開側から端子T5に至る経路でラ
インL5へ送出される。
【0042】この呼出音は端子T5(本線側)T6(基準
電位点側)からラインL5、L6を経由して電話機接続ア
ダプタBQ1の端子T7、T8へ送出される。呼出音には
直流成分が含まれていないので、電話機接続アダプタB
Q1に設けられたダイオードブリッジDBの整流側の一
方及び他方の間の電圧は0Vとなり、ホトカプラーPC
2の発光ダイオードD2がオフとなり、ホトカプラーPC
2の受光側のノーマルクローズスイッチイング素子Q8が
オンとなる。
【0043】ノーマルクローズスイッチイング素子Q8
がオンとなると、呼出音はコンデンサC3を介して呼出
用スピーカSP1から送出される。予め定められた時間
の間、呼出用スピーカSP1が鳴動したあとで、親機C
PU20がピンP4を介してトランジスタQ4をオン、ピ
ンP5を介してトランジスタQ5をオフ制御し、外線/ド
アホン子機切換継電器8に設けられた切換接点8a、8
bの常開側、外線/ドアホン子機切換継電器9の切換接
点9a、9bの常閉側を閉成する。
【0044】外線/ドアホン子機切換継電器8、9に設
けられた切換接点8aの常開側、切換接点9aの常閉側
が閉成されると、切換接点8a、9aを介して直流電源
VCの電源が電話機接続アダプタBQ1に供給される。こ
の給電が電話機接続アダプタBQ1のダイオードブリッ
ジDBに印加されると、ダイオードブリッジDBの整流
側の一方(+)、他方(−)間に直流電圧が現われ、こ
れにより抵抗RA1を介してトランジスタQ7がベースバ
イアスされる。
【0045】このためホトカプラーPC2に設けられた
発光ダイオードD2が発光し、ホトカプラーPC2の受光
側に設けられたノーマルクローズスイッチイング素子Q
8はオフとなり、呼出用スピーカSP1への回路は遮断さ
れる。ここで、電話機TEL1の送受器30をオフフッ
クすると、親機MQ1に設けられたホトカプラーPC1
の発光側に電流が流れホトカプラーPC1の発光側が発
光する。ホトカプラーPC1の発光側が発光すると、ホ
トカプラーPC1の受光側に設けられた受光用トランジ
スタQ3がオンとなり、ピンP3を介して電話機TEL1
でオフフックしたことを親機CPU20へ知らせる。
【0046】親機CPU20は電話機TEL1でオフフ
ックされたことを知ると、ピンP6を介して、トランジ
スタQ6をオン制御する。トランジスタQ6がオン制御さ
れると呼出/通話切換継電器10が動作し、切換接点1
0aの常開側を閉成する。また同時にピンP1を制御
し、アナログスイッチ3をオン制御する。アナログスイ
ッチ3がオン制御されると、ラインL3、親機MQ1の端
子T3、通話回路4及びオン制御されたアナログスイッ
チ3による経路で、ドアホン子機SQ1と電話機TEL
1との間の通話路が形成される。
【0047】電話機TEL1でオンフックするとホトカ
プラーPC1の発光側がオフとなり、ホトカプラーPC1
の受光側に設けられた受光用トランジスタQ3もオフと
なる。受光用トランジスタQ3がオフとなると、ピンP3
を介して電話機TEL1でオンフックしたことを親機C
PU20へ知らせる。これにより、総ての回路は復旧し
待受け状態となる。
【0048】呼出用スピーカSP1が鳴動しても、電話
機TEL1がオフフックされない場合は、予め定められ
た時間、例えば4秒〜10秒程度経過すると自動的に総
ての回路は復旧し待受け状態となる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による電話・インターホン装置は、ドアホン子機から呼
出されたとき呼出検出回路で呼出検出し、呼出音発生回
路で発生された呼出音を拡声スピーカから鳴動させ、ラ
インを外線からドアホン子機側に切替えて電話機に通話
用電源回路を介して直流電源を供給し、電話機がオフフ
ックしたとき通話路スイッチをオンさせ、ドアホン子機
を呼出検出回路から通話回路に切替えて通話路スイッチ
を経由して電話機へ接続する電話・インターホン装置で
あって、ラインを2線で構成して外線、ドアホン子機お
よび電話機、拡声スピーカ間を2線で接続し、呼出検出
回路で呼出検出されたとき2線を外線から切り離し、呼
出音発生回路で発生された呼出音を2線に送出する切替
手段と、切替手段によって外線から切り離された2線に
現れる直流電圧が所定レベル以下になったとき2線を拡
声スピーカに接続するノーマルクローズスイッチイング
素子とを備えているので、ドアホン子機とスピーカ切換
回路を内蔵した市販電話機との間を無極化された2線で
接続し、ドアホン子機からの呼出と通話を2線だけでお
こなえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電話・インターホン装置の一実施
例を示すブロック図。
【図2】従来の電話・インターホン装置のブロック図。
【符号の説明】
2・・・・・・通話用電源回路 3・・・・・・アナログスイッチ(通話路スイッチ) 4・・・・・・通話回路 5・・・・・・呼出検出回路 6・・・・・・呼出音発生回路 8・・・・・・外線/ドアホン子機切換継電器(切替手段) 9・・・・・・外線/ドアホン子機切換継電器(切替手段) 10・・・・・・呼出/通話切換継電器(切替手段) Q8・・・・・・ノーマルクローズスイッチイング素子 SP1・・・・・・呼出用スピーカ(拡声スピーカ) L1、L2・・・・・・外線 L5、L6・・・・・・ライン、2線 TEL1・・・・・・電話機 SQ1・・・・・・ドアホン子機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアホン子機(SQ1)から呼出されたと
    き呼出検出回路(5)で呼出検出し、呼出音発生回路
    (6)で発生された呼出音を拡声スピーカ(SP1)か
    ら鳴動させ、ライン(L5、L6)を外線(L1、L2)か
    ら前記ドアホン子機側に切替えて電話機(TEL1)に
    通話用電源回路(2)を介して直流電源を供給し、前記
    電話機がオフフックしたとき通話路スイッチ(3)をオ
    ンさせ、前記ドアホン子機を前記呼出検出回路から通話
    回路(4)に切替えて前記通話路スイッチを経由して前
    記電話機へ接続する電話・インターホン装置であって、 前記ラインを2線で構成して前記外線、前記ドアホン子
    機および前記電話機、前記拡声スピーカ間を前記2線で
    接続し、前記呼出検出回路で呼出検出されたとき前記2
    線を前記外線から切り離し、前記呼出音発生回路で発生
    された呼出音を前記2線に送出する切替手段(8、9、
    10)と、前記切替手段によって前記外線から切り離さ
    れた前記2線に現れる直流電圧が所定レベル以下になっ
    たとき前記2線を前記拡声スピーカに接続するノーマル
    クローズスイッチイング素子(Q8)とを備えたことを
    特徴とする電話・インターホン装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100433656B1 (ko) * 2002-05-31 2004-05-31 (주) 코콤 무극성 2선식 비디오 폰

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