JP2869492B2 - 通話装置 - Google Patents

通話装置

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JP2869492B2
JP2869492B2 JP2081736A JP8173690A JP2869492B2 JP 2869492 B2 JP2869492 B2 JP 2869492B2 JP 2081736 A JP2081736 A JP 2081736A JP 8173690 A JP8173690 A JP 8173690A JP 2869492 B2 JP2869492 B2 JP 2869492B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、1台の親機と複数台の子機のうちの1台と
の間で通話を行なう通話装置に関し、特に子機から親機
を呼出す呼出信号の発生装置に関する。
[従来の技術] 上記のような通話装置としては、例えば米国特許第4,
744,103号の明細書に開示されているようなものがあ
る。この通話装置では、子機から次のような3つの信号
が親機に送られる。その第1は、その子機から親機を呼
出すためのコールイン信号、第2は複数の子機から親機
に対して呼出しがされている場合に、優先的に自己と通
話することを要求するためのプライオリティ信号、第3
が親機からの呼出しを拒絶していることを表わすプライ
バシー信号である。
これら3種類の信号を発生するために、第7図に示す
ような構成とされている。同図において、2は子機、4
は交換機で、子機2と交換機4は4本の線D、E、T、
Gで接続され、子機2は2つの切替スイッチ6、8を有
している。スイッチ6は、接触子6aを有し、この接触子
6aは通常状態では浮いており、操作することによってプ
ライバシー側接点6bまたはコール側接点6cに切替られ
る。また、スイッチ8は、自己復帰型のもので、その接
触子8aは通常状態ではコール側接点8b側に接触し、操作
している期間だけプライオリティ側接点8cに切り替わる
ものである。
第7図に示すような状態では、線Tの電圧は+12Vで
あるが、スイッチ6の接触子6aをコール側接点6c側に切
り替えると、+12Vから線T、接触子8a、接点8b、接点6
c、接触子6a、線Gに電流が流れ、線Tの電圧は0Vとな
る。この線Tの電圧はマルチプレクサ8を介して比較器
10に供給されるが、+12Vから0Vに変化しているので、
比較器10がコールイン信号を発生する。また第7図に示
す状態でスイッチ8の接触子8aをプライオリティ側接点
8c側に切り替えると、+12Vを抵抗器R1、R2で分圧した
電圧V(+12〉V〉0)が線Tに生じ、これがマルチプ
レクサ8を介して比較器10に供給され、比較器10がプラ
イオリティ信号を発生する。また、第7図に示す状態か
らスイッチ6の接触子6aをプライバシー側接点6bに切り
替えると、スピーカのトランス12の一次巻線の中間タッ
プが接地され、今までトランス12の一次巻線を介して検
出器14に供給されていた+12Vの電圧が0Vとなり、検出
器14がプライバシー信号を発生する。
[発明が解決しようとする課題] しかし、このような構成では、コールイン信号、プラ
イオリテイ信号及びプライバシー信号を発生するために
は、交換機4と各子機2との間に線D、E、T、Gの4
本の線を張架しなければならず、配線作業が面倒であ
り、特に子機2の台数が多い場合には、非常に配線作業
が面倒になるという問題点があった。
本発明は、上記の問題点を解決した通話装置を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明は、複数の子機
と、1台の交換機と、1台の親機とを有し、上記各子機
のうちの1台と交換機を介して上記親機との間に通話路
を形成して、通話を行う通話装置において、上記各子機
は、流れる電流の値に応じて第1及び第2の信号をそれ
ぞれ発生する、上記交換機内に設けられた第1及び第2
の信号の発生手段を介して電源に接続された第1の端子
と、電流が流れたことに応じて第3の信号を発生する、
上記交換機内に設けられた第3の信号の発生手段を介し
て電源に接続された第2の端子と、基準電位点に接続さ
れた第3の端子と、第1及び第3の端子間に接続され、
制御信号が入力されると、断続的に断続動作するスイッ
チング手段と、通常第1の状態にあり、瞬時操作された
とき第1の状態から第2の状態に瞬間的に切り換えら
れ、継続操作された期間中第1の状態から第2の状態に
切り換えられる自己復帰型のスイッチを含む回路であっ
て、第1及び第3の端子間に接続され、上記自己復帰型
のスイッチの上記瞬時操作と上記継続操作とがそれぞれ
行われたとき、上記制御信号を上記スイッチング手段に
供給する回路と、第2の端子と第3の端子との間に接続
された開閉スイッチとを、具備するものである。
[作用] 本発明によれば、自己復帰型のスイッチを瞬時操作す
ると、制御信号がスイッチング手段に供給され、スイッ
チング手段が継続的に断続動作する。一方、自己復帰型
スイッチを含む回路にも瞬間的に電流が流れた後、自己
復帰型スイッチを操作する前の状態に戻る。従って、第
1及び第2の信号の発生手段に流れる電流は、自己復帰
型のスイッチを操作する前と比較して、スイッチング手
段が動作している分だけ変化している。また、自己復帰
型のスイッチを継続操作している間、制御信号がスイッ
チング手段に供給され、スイッチング手段が継続的に断
続動作する。同時に、自己復帰型スイッチを含む回路に
流れる電流は、自己復帰型スイッチを断続操作する前と
変化している。この自己復帰型スイッチを含む回路を電
流が流れることと、スイッチング手段が動作しているこ
ととによって、第1及び第2の信号の発生手段に流れる
電流は、自己復帰型スイッチを瞬時操作したときと、自
己復帰型スイッチを操作していないときと比較して、変
化している。従って、第1及び第2の信号の発生手段
は、この電流の相違に基づいて第1または第2の信号を
発生する。また、開閉スイッチを操作すると、第3の信
号の発生手段に流れる電流は、開閉スイッチの操作前と
変化する。従って、第3の信号の発生手段は、第3の信
号を発生する。
[実施例] 第2図は、例えば学校等において、職員室と各教室と
の間で通話するための通話装置に本発明を実施した実施
例の概略ブロック図で、同図において、20は例えば職員
室等に配置される親機、例えばコトロールステーショ
ン、22、22……は、例えば各教室に配置される子機、例
えばルームステーション、24は、コントロールステーシ
ョン20とルームステーション22のうちの1つとの間に通
話路を形成するための交換機である。
交換機24は、複数のラインユニット26、26……を有
し、各ラインユニット26には、1台のコントロールステ
ーション20と、複数台、例えば15台のルームステーショ
ン22とが接続され、各ラインユニット26は、自己に接続
されているコントロールステーション20と、自己に接続
されている複数台のルームステーション22のうちの1台
との間に通話路を形成するものである。また、各ライン
ユニット26間を相互に接続することによって、互いに異
なるラインユニット26に接続されているコントロールス
テーション20間、または互いに異なるラインユニット26
に接続されているコントロールステーション20とルーム
ステーション22との間に通話路を形成することができ
る。
28は局線/タイラインユニットで、複数台、例えば9
台までの交換機24を接続するためのタイライン機能と、
外線通話するためのC/Oライン機能とを有している。
30は制御ユニットで、各ラインユニット26や局線/タ
イラインユニット28を制御すると共に、ページングやタ
イム信号の制御等を行なうものである。
32は電源ユニットで、制御ユニット30、局線/タイラ
インユニット28、ラインユニット26に電源を供給するた
めのもの、34は、電源ユニット32に接続された電源トラ
ンスユニットである。
第3図は、この実施例の通話路系ブロック図で、同図
からも明らかなようにルームステーション22は、マイク
兼用のスピーカ36とハンドセット38とを有し、このハン
ドセット38は、受話器40と送話器42とハイブリッド回路
44とフックスイッチ46とを備えている。さらに、ルーム
ステーション22は、スイッチパネル48を有し、このスイ
ッチパネル48は、コールインスイッチ50、プライバシー
スイッチ52、呼出回路54を備えている。このスイッチパ
ネル48については後述する。
またコントロールステーション20は、ハンドセットに
設けられた受話器56と送話器58と、それぞれ独立に設け
られたスピーカ60とマイク62とを有している。送話器58
またはマイクからの音声信号は、フックスイッチ63を介
して増幅器64に供給され、ここで増幅された後、FM変調
回路66において、搬送波をFM変調する。このFM変調波
は、AM変調回路68に供給され、キーボード70の操作に応
じて制御回路72が発生するダイヤル信号に応じてAM変調
され、バンドパスフィルタ74を介してハイブリッド回路
76に供給される。一方、ハイブリッド回路76から供給さ
れたルームステーション22からの音声信号は、フックス
イッチ63を介して受話器56またはスピーカ60に供給され
る。
コントロールステーション20は、ラインユニット26内
のコントールステーション回路78を介して通話路スイッ
チ80に接続されている。また、各ルームステーション22
は、ラインユニット26内のラインリレー回路82、トーク
バック回路84及びスタッフハンドセット回路86を介して
通話路スイッチ80に接続されている。そして、通話路ス
イッチ80やラインリレー回路82等を制御ユニット30によ
って制御することによって、各ルームステーション22の
うちの1台とコントロールステーション20との間に通話
路が形成される。
また、局線/タイラインユニット28は、通話路スイッ
チ88、局線通話回路90、タイライン通話路スイッチ92、
タイライン通話回路94を有し、制御ユニット30は、通話
路スイッチ96、信号音発生回路98を有するが、これらは
本発明の要旨とは直接に関連を有しないので、これ以上
の説明は省略する。
第4図は、ラインユニット26の詳細なブロック図で、
コントロールステーション20からの信号は、コントロー
ルステーション回路78の電源供給回路100、ハイブリッ
ド回路102、ハイパスフィルタ104を介してFM復調回路10
6で音声信号に復調されて、ローパスフィルタ108を介し
て通話路スイッチ80に供給される。この音声信号はトー
クバック回路84のパワーアンプ110で増幅され、音声ス
イッチ112に供給される。ここで通話しようとするルー
ムステーション22がハンドセット38を上げていないと、
オフフック検出回路114の出力によって音声スイッチ112
は、パワーアンプ110とオフフック検出回路114とを接続
する状態となっているので、音声信号は、オフフック検
出回路114を介して音声スイッチ116に供給される。この
音声スイッチ116は、通常はラインリレー回路82と後述
するAGC回路117とを接続する状態にあるが、通話路スイ
ッチ80から音声信号が供給されていることを音声検出回
路118が検出すると、ラインリレー回路82とオフフック
検出回路114とを接続するように切り替わり、音声スイ
ッチ116に供給されている音声信号をラインリレー回路8
2に供給する。ラインリレー回路82は、各リレー821、82
2……82n(これらは各ルームステーションに対応するよ
うに設けられている。)によって構成され、これらのう
ち制御ユニット30によって閉じられているものを介して
所定のルームステーション22に音声スイッチ116からの
音声信号が供給される。なお、第4図では、図の簡易化
のため、各リレー821、822……82nはそれぞれ1個ずつ
で構成されているように示したが、実際には第1図に示
すようにそれぞれ2個のリレーで構成されている。
一方、所定のルームステーション22からの音声信号
は、閉じられているリレー、音声スイッチ116を介してA
GC回路117に供給され、オフフック検出回路114の出力に
よって閉じられている音声スイッチ120を介して通話路
スイッチ80に供給され、これよりローパスフィルタ12
2、パワーアンプ124、ハイブリッド回路102、電源供給
回路100を介してコントロールステーション20に供給さ
れる。
また、ハンドセット38が持ち上げられていると、コン
トロールステーション20から通話路スイッチ80に供給さ
れた音声信号は、スタッフハンドセット回路86内のアン
プ126で増幅され、ハイブリッド回路128を介して音声ス
イッチ112に供給されるが、音声スイッチ112は、ハンド
セット38が持ち上げられていることを検出したオフフッ
ク検出回路114の出力によって、ハイブリッド回路128側
に切替られているので、ハイブリッド回路128からの音
声信号は、音声スイッチ112、オフフック検出回路114を
介して音声スイッチ116に供給される。上述したよう
に、この音声スイッチ116は音声検出回路118の出力信号
(通話路スイッチ80にコントロールステーション20側か
ら音声信号が供給されていることを検出した信号)によ
ってオフフック検出回路114側に切替られているので、
ラインリレー回路82を介して所定のルームステーション
22に供給される。
また、ルームステーション22からの音声信号は、ライ
ンリレー回路82、音声スイッチ116、オフフック検出回
路114、音声スイッチ112、ハイブリッド回路128を介し
てアンプ130に供給され、ここで増幅された後、音声ス
イッチ132に供給される。この音声スイッチ132は、オフ
フック検出回路114の出力信号を反転回路134によって反
転させたものが供給されており、ハンドセット38が持ち
上げられていることによって閉じられている。従って、
アンプ130の出力は、通話路スイッチ80に供給され、以
下、上述したようにコントロールステーション20に供給
される。
また各ラインリレー回路82の各リレー821、822……82
nには、それぞれコールイン/プライバシー信号検出回
路1361、1362……136nが設けられている。これらコール
イン/プライバシー信号検出回路1361、1362……136n
は、制御ユニット30からの信号に応じたラッチ回路138
からの信号によって順次走査され、コールイン信号また
はプライバシー信号をいずれかのルームステーション22
が送出していれば、これを制御ユニット30にスキャンデ
ータバス139を介して供給する。同様にコントロールス
テーション回路78内のダイヤル検出回路140もラッチ回
路138からの信号によって順に走査され、いずれかのル
ームステーション22からダイヤル信号が送出されている
と、これを制御ユニット30にスキャンデータバス139を
介して供給する。
第1図は、本発明の要旨に係る呼出回路54、ハンドセ
ット38及び各コールイン/プライバシー回路の詳細なブ
ロック図である。尚、コールイン/プライバシー回路
は、1361乃至136nの合計n台設けられているが、どれも
同一構成であるので、コールイン/プライバシー回路13
61のみを第1図には示してある。呼出回路54は、A、
H、B、Cの4つの端子を有し、第1の端子、例えば端
子Aは、実際には2つのリレー821a、821bからなるライ
ンリレー回路821のリレー821aに接続されている。この
リレー821aは、通常状態では第1及び第2の信号発生手
段、例えばコールイン信号検出用のホトカプラー142側
に端子Aを接続し、制御ユニット30が第1のルームステ
ーション22とコントロールステーション20とを接続する
際に、伝送線144側に端子Aを接続する。また第2の端
子、例えば端子Bは、ラインリレー821のリレー821bに
接続されている。このリレー821bは通常状態では第3の
信号の発生手段、例えばプライバシー検出用のホトカプ
ラー146側に端子Bを接続し、制御ユニット30が第1の
ルームステーション22とコントロールステーション20と
を接続する際に、伝送線148側に端子Bを接続する。端
子Hは抵抗器150を介して制御回路152の第1の入力に接
続され、この制御回路152の第1の入力と端子Aとの間
にコールインスイッチ50が接続されている。このコール
インスイッチ50は、自己復帰型の常開スイッチである。
この制御回路152の第1の入力と第3の端子、例えば端
子Cとの間に抵抗器153が接続され、端子Cは接地され
ている。また、端子Bは制御回路152の第2入力に接続
され、この第2入力はプライバシースイッチ52、発光ダ
イオード154を介して端子Cに接続されている。このプ
ライバシースイッチ52は通常の開閉スイッチである。ま
た制御回路152の出力はスイッチング手段、例えば発振
回路156に供給される。この発振回路156は発光ダイオー
ド158と直列に端子A、C間に接続されている。
制御回路152及び発振回路156は、具体的には第5図に
示すように構成され、コールインスイッチ50を瞬間的に
閉じると、制御回路152が発振回路156に信号を送り、こ
れを作動させる。即ち、第1図に示す状態では、端子
A、Bにはホトカプラ142、146及びリレー821a、821bを
介して+Vの電圧が印加され、コールインスイッチ50を
瞬間的に閉じたことにより、制御回路152内のサイリス
タ160にゲート電流を流し、これを導通させる。このと
きトランジスタ162にベース電流が流れ、無安定マルチ
バイブレータを構成しているトランジスタ164、166のエ
ミッタが接地され、無安定マルチバイブレータが作動を
開始する。このとき端子Bに+Vが印加されていること
によって、トランジスタ168も導通し、トランジスタ170
を非導通状態とする。従って、発光ダイオード158が点
滅し、これに応じてホトカプラ142を流れる電流も第6
図(a)に示すように断続したものとなる。なお、第6
図(a)において符号aで示すようにコールインスイッ
チ50を閉じた瞬間に多くの電流が流れるのは、この期間
だけ抵抗器153に電流が流れるからである。
このようにしてコールイン信号がホトカプラ142から
制御ユニット30に供給されると、該当するコントロール
ステーション20に呼出音とルームステーション22の番号
が出力され、コントロールステーション20が応答操作
(コントロールステーション20のハンドセットを持ち上
げるか、キーボード70の中にあるPTTスイッチを押
す。)することによって制御ユニット30は、リレー821
a、821bをそれぞれ伝送線144、148側に切り替える。こ
れによって、端子Aには、オフフック検出回路144の変
圧器170の巻線、ラインリレー821aを介して+Vの電圧
が印加され、電流が発光ダイオード158、発振回路156、
端子Cと流れ、発光ダイオード158は点滅動作を継続す
る。また、ラインリレー821bが切り替わったことによ
り、端子Bの電圧は+Vから0Vに低下し、第5図に示す
トランジスタ168が非導通状態となる。従って、サイリ
スタ160に電流が流れなくなり、トランジスタ162が非導
通状態となり、無安定マルチバイブレータは停止する。
しかし、トランジスタ168が非導通状態になったことに
より、トランジスタ170が導通状態となり、発光ダイオ
ード158、トランジスタ170に電流が流れ、発光ダイオー
ド158は点滅状態から点灯状態となる。これによって、
ルームステーション22側ではコントロールステーション
20と通話路が形成されたことが判明する。
このように通話路が形成されて、通話が行なわれ、そ
れが終了すると、制御ユニット30が通話スイッチ80とラ
インリレー回路82を制御する。その結果、リレー821a、
821bはそれぞれ端子A、Bをホトカプラ142、146側に接
続するように切り替えるので、端子Bの電圧は0Vから+
Vに変化し、第5図に示すトランジスタ168が導通状態
になり、トランジスタ170が非導通状態になり、発光ダ
イオード158が消灯し、通話が終了したことがルームス
テーション22側で判明する。
また、第1図に示す状態において、コールインスイッ
チ50を連続的に閉じると、上述したのと同様に発振回路
156の無安定マルチバイブレータが作動し、発光ダイオ
ード158が点滅するのと共に、コールインスイッチ50及
び抵抗器153を介して電流が流れる。その結果、第6図
(c)に符号bで示すようにコールインスイッチ50が連
続的に閉じられている期間、一定の電流(抵抗器150、1
53を流れる電流)がホトカプラ142に流れ、これに加え
て無安定マルチバイブレータに電流が流れている期間、
その作動電流が符号cで示すように上記の電流に重畳さ
れる。従って、ホトカプラ142には、コールインスイッ
チ50を継続的に閉じている期間、一定値以上の電流が流
れ、これを制御ユニット30は検出しており、この一定値
以上の電流状態が所定時間、例えば3秒以上継続する
と、プライオリティ信号が発生していると制御ユニット
30が判断する。
なお、ハンドセット38を持ち上げた場合、ハンドセッ
ト38のフックスイッチ46のスイッチ46bが閉じられ、ホ
トカプラ142、ラインリレー821a、ハンドセット38の端
子A1、スイッチ46b、呼出回路54の端子H、抵抗器150、
153、端子Cと電流が流れ、制御回路152のサイリスタ16
0にゲート電流が流れ、上述したように発振回路156が作
動し、発光ダイオード158が点滅すると共に、ホトカプ
ラ142に断続的に電流が流れる。尚、第6図(b)に、
このときホトカプラ142に流れる電流を示すが、ここで
符号dで示すように常に微小電流が流れているのは、抵
抗器150、153に電流が継続して流れているからである。
ホトカプラ142のしきい値を上記の微小電流よりも大き
く設定しておくと、ホトカプラ142には実質的には断続
的に電流が流れており、これをコールイン信号として制
御ユニット30が検出して、該当するコントロールステー
ション20に呼出音とルームステーション22の番号を出力
し、コントロールステーション20の応答操作(コントロ
ールステーション20のハンドセットを持ち上げるか、ま
たはキーボード70の押釦を押す。)することにより、ラ
インリレー821a、821bを切り替えると、オフフック検出
回路144の変圧器170の巻線170aからラインリレー821a、
端子A、発光ダイオード158、発振回路156、端子Cに電
流が流れると共に、ハンドセット38の端子A1、ハイブリ
ッド回路44、フックスイッチ46の切替スイッチ46a(こ
れはハンドセット38が持ち上げられたときにスピーカ36
側からハイブリッド回路44側に切替られている。)、ラ
インリレー821b、伝送線148、変圧器170の巻線170b、抵
抗器171、ホトカプラー172を流れる。ホトカプラー172
に電流が流れたことによって、ハンドセット38が持ち上
げられたことが検出される。また、端子Bの電圧は、こ
のとき+Vから抵抗器171、ホトカプラ172による電圧降
下に低下しているので、上述したように発光ダイオード
158は点灯状態となる。
次に第1図に示す状態において、プライバシースイッ
チ52を閉じると、ホトカプラ146、ライリレー821b、端
子B、プライバシースイッチ52、発光ダイオード154、
端子Cに電流が流れ、発光ダイオード154は点灯状態と
なり、プライバシーの指示を行なっていることがルーム
ステーション側で分かる。一方、ホトカプラ146には、
第6図(d)に示すように継続的に電流が流れ、これを
制御ユニット30が検出することによってプライバシーの
要求がなされていることが制御ユニット30に分かる。
上記の実施例では、コールイン信号として断続する信
号を発生し、プライオリテイ信号として上所定値以上の
電流が継続する信号を発生させたが、これを逆にしてコ
ールイン信号として所定以上の電流が流れる信号を発生
し、プライオリテイ信号として断続する信号を発生させ
てもよい。また上記の実施例としては、ホトカプラ14
2、146を用いたが、これらに代えて抵抗器等のインピー
ダンス素子を用いてもよい。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、スイッチング手段に
並列な回路中に自己復帰型のスイッチを設け、この自己
復帰型のスイッチを瞬時操作または継続操作することに
よって、第1及び第2の信号の発生手段に第1または第
2の信号を発生させるように構成し、開閉スイッチを操
作することによって第3の信号の発生手段に第3の信号
を発生させるように構成している。従って、各子機の第
1の端子を交換機の第1及び第2の信号の発生手段に接
続し、第2の端子を交換機の第3の信号の発生手段に接
続し、第3の端子を基準電位点に接続するという簡単な
作業だけで、各子機と親機との配線が完了する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による通話装置の1実施例の要部のブロ
ック図、第2図は同実施例のシステム構成図、第3図は
同実施例の通話路系ブロック図、第4図は同実施例のラ
インユニットのブロック図、第5図は同実施例の要部の
詳細な回路図、第6図は同実施例の動作説明用のタイミ
ング図、第7図は従来の通話装置のブロック図である。 20……コントロールステーション(親機)、22……ルー
ムステーション(子機)、50……コールインスイッチ
(自己復帰型スイッチ)、52……プライバシースイッチ
(開閉スイッチ)、142……ホトカプラ(第1及び第2
の信号の発生手段)、146……ホトカプラ(第3の信号
の発生手段)、156……発振回路(スイッチング手
段)、A……第1の端子、B……第2の端子、C……第
3の端子。
フロントページの続き (72)発明者 中村 光夫 兵庫県神戸市中央区港島中町7丁目2番 1号 ティーオーエー株式会社内 (72)発明者 樽谷 明美 兵庫県神戸市中央区港島中町7丁目2番 1号 ティーオーエー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−242018(JP,A) 特開 平1−135172(JP,A) 特公 昭61−43897(JP,B2) 米国特許4744103(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04Q 3/58 H04M 1/00 H04M 3/06 H04M 3/42 H04M 9/00 - 9/10 H03K 3/282 H03K 17/296

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の子機と、1台の交換機と、1台の親
    機とを有し、上記各子機のうちの1台と交換機を介して
    上記親機との間に通話路を形成して、通話を行う通話装
    置において、 上記各子機は、 流れる電流の値に応じて第1及び第2の信号をそれぞれ
    発生する、上記交換機内に設けられた第1及び第2の信
    号の発生手段を介して電源に接続された第1の端子と、 電流が流れたことに応じて第3の信号を発生する、上記
    交換機内に設けられた第3の信号の発生手段を介して電
    源に接続された第2の端子と、 基準電位点に接続された第3の端子と、 第1及び第3の端子間に接続され、制御信号が入力され
    ると、断続的に断続動作するスイッチング手段と、 通常第1の状態にあり、瞬時操作されたとき第1の状態
    から第2の状態に瞬間的に切り換えられ、継続操作され
    た期間中第1の状態から第2の状態に切り換えられる自
    己復帰型のスイッチを含む回路であって、第1及び第3
    の端子間に接続され、上記自己復帰型のスイッチの上記
    瞬時操作と上記継続操作とがそれぞれ行われたとき、上
    記制御信号を上記スイッチング手段に供給する回路と、 第2の端子と第3の端子との間に接続された開閉スイッ
    チとを、 具備する通話装置。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4744103A (en) 1985-11-27 1988-05-10 Rauland-Borg Corporation Computer controlled multi-link communication system

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JPS6143897A (ja) * 1984-08-07 1986-03-03 Nec Corp 低周波水中超音波送波器

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