JPH10241117A - 単層磁性膜垂直磁化媒体用記録ヘッド - Google Patents

単層磁性膜垂直磁化媒体用記録ヘッド

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JPH10241117A
JPH10241117A JP9039552A JP3955297A JPH10241117A JP H10241117 A JPH10241117 A JP H10241117A JP 9039552 A JP9039552 A JP 9039552A JP 3955297 A JP3955297 A JP 3955297A JP H10241117 A JPH10241117 A JP H10241117A
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medium
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recording head
trailing
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Ikuya Tagawa
育也 田河
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Fujitsu Ltd
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    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、極めてシャープな記録磁界
の垂直方向成分分布を得ることのできる単層磁性膜を有
する垂直磁化媒体用の記録ヘッドを提供することであ
る。 【解決手段】 面内方向から傾いた方向に磁化容易軸を
有する単層磁性膜を備えた磁気媒体用記録ヘッドであっ
て、媒体の移動方向に対して上流側に設けられたリーデ
ィングポールと、リーディングポールの先端との間に微
小ギャップを画成する先端と、リーディングポールと接
触した後端部とを有し、媒体の移動方向に対して下流側
に設けられたトレーリングポールとを含んでいる。記録
ヘッドは更に、リーディングポールとトレーリングポー
ルとの接触部を中心に巻回されたコイルを含んでいる。
トレーリングポールの先端と媒体との間の距離は、リー
ディングポールの先端と媒体との間の距離よりも所定長
さ以上大きく設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単層磁性膜を有す
る垂直磁化媒体用記録ヘッドに関する。近年、磁気ディ
スク装置の小型大容量化に伴い、媒体内の磁性粒子の微
細化が求められているが、面内記録方式と呼ばれる従来
の記録方式では、熱的不安定性の要因となるため磁性粒
子の著しい微細化は困難である。
【0002】このため、熱磁気緩和等において優位性を
持つ垂直磁気記録方式が検討されている。一般的な垂直
磁気記録方式では、基板上に軟磁性下地層を積層し、こ
の軟磁性下地層状に垂直磁化膜を積層した2層膜媒体が
用いられる。
【0003】しかし、2層膜媒体では磁気ノイズの低減
が困難であるため、最近になり基板上に直接又は絶縁層
を介して垂直磁化膜を積層した単層磁性膜媒体を用いる
垂直磁気記録方式が研究されている。
【0004】しかし、基板上に軟磁性下地層を有しない
単層垂直磁化膜を記録媒体として利用する場合、急峻な
磁界勾配を持つ記録ヘッド(書き込みヘッド)の開発が
必要不可欠である。
【0005】
【従来の技術】従来の単層磁性膜媒体を用いる垂直記録
方式においては、面内記録方式用の通常のリングヘッ
ド、即ち、媒体面から見てリーディングポールとトレー
リングポールの高さが等しいメタル・イン・ギャップ
(MIG)リングヘッド或いは薄膜リングヘッドが用い
られていた。
【0006】従来の薄膜リングヘッドの概略構造を図1
及び図2を参照して説明する。ヘッドスライダ2は一対
の浮上レール4,6を有しており、矢印Pで示された磁
気ディスク媒体の移動方向に対して、レール4が位置す
るスライダ2の下流側端部2aに薄膜リングヘッド8が
形成されている。
【0007】図2を参照すると、薄膜リングヘッド8の
拡大断面図が単層磁性膜媒体10と共に示されている。
単層磁性膜媒体10は非磁性基板12上に例えばCo−
Crからなる垂直磁化膜14が積層されて構成されてい
る。
【0008】薄膜リングヘッド8の非磁性基板16はヘ
ッドスライダ2の一部を構成し、例えばAl2 3 ・T
iCから形成されている。基板16上にはパーマロイ
(Ni−Fe)等の磁性薄膜からなるリーディングポー
ル18が形成されている。
【0009】符号20は同じくパーマロイ等の磁性薄膜
からなるトレーリングポールであり、媒体10に対向す
るリーディングポール18の先端18aとトレーリング
ポール20の先端20aとの間には微小ギャップ22が
画成されている。
【0010】リーディングポール18の後端部18bと
トレーリングポール20の後端部20bは所定長さに渡
って接触しており、トレーリングポール20とリーディ
ングポール18で概略リング構造を画成している。微小
ギャップ22の長さは約0.5μmである。
【0011】リーディングポール18とトレーリングポ
ール20の接触部を中心として銅(Cu)からなる渦巻
き状の薄膜コイル24が設けられている。リーディング
ポール18,トレーリングポール20及び薄膜コイル2
4は絶縁層26中に埋め込まれている。図3は従来のリ
ングヘッド8の先端部近傍の拡大図を示している。
【0012】垂直磁気記録方式では媒体の磁化容易軸が
媒体膜面に対して垂直な方向にあるため、記録ヘッドに
より媒体内に生じる磁界ベクトル(ヘッド磁界)の内、
垂直方向の磁界成分を用いて記録媒体へのデータの書き
込みが行われる。
【0013】従来のリングヘッド8の垂直磁界成分Hz
は、図4に示すようにギャップ22を中心とする点対称
分布となり、リーディングポール18のギャップ22に
面するエッジ付近とトレーリングポール20のギャップ
22に面するエッジ付近に符号の異なる2つのピークを
有する。
【0014】このため、媒体はリーディングポール18
側のピーク磁界により一旦磁化(記録)されるが、トレ
ーリングポール20側のピーク磁界によりほぼ完全に書
き換えられる。
【0015】従って、磁化転移はギャップ22に面する
トレーリングポール20のエッジ近傍にあるピーク磁界
の更にトレーリング側(媒介が遠ざかる側)であるA部
分の磁界勾配により形成される。
【0016】ところが、この部分の磁界勾配は極めて緩
やかであるため急峻な磁化転移を形成することは困難で
ある。この欠点を補うため、媒体として極めて強い垂直
磁気配向性及び磁気異方性を有することが要求されてい
た。
【0017】図5は従来のリングヘッド8の磁束28と
単層の垂直磁化膜14を有する媒体10との関係を示し
ている。リーディングポール18の先端18aから出た
磁束28のほとんどは垂直磁化膜14を通過してトレー
リングポール20にリターンする。
【0018】基板12上に積層された垂直磁化膜14の
厚さが0.1μm以下と非常に薄いため、垂直磁化膜1
4中に大きな垂直方向の磁界成分を発生させるために、
ギャップ長G1を非常に小さく設定したリングヘッド8
の使用が不可欠である。ギャップ長G1は例えば0.5
μm程度である。
【0019】比較のために、図6に従来の磁気記録ヘッ
ド37と2層磁性膜垂直磁化媒体30との関係を示す。
2層磁性膜垂直磁化媒体30は、非磁性基板32上にN
i−Fe等の軟磁性下地膜34を積層し、軟磁性下地膜
34上にCo−Crからなる垂直磁化膜36を積層して
構成されている。
【0020】軟磁性下地膜34は1μm以上の厚さを有
し、垂直磁化膜36は0.1μm以下の厚さを有してい
る。記録ヘッド37の主磁極38の先端38aから出た
磁束42のほとんどは軟磁性下地膜34を通過して補助
磁極40にリターンする。
【0021】このように2層磁性膜垂直磁化媒体30に
おいては、膜厚の厚い軟磁性下地膜34をほとんどの磁
束42が通過して補助磁極40にリターンするため、垂
直磁化膜36に急峻な垂直方向の磁界を印加するのは容
易である。
【0022】このため、主磁極38の先端38aと補助
磁極40の先端40aとの間に画成されるギャップ長G
2は図5に示したリングヘッド8のように小さくする必
要はなく、一般的に約10μm程度の大きなギャップ長
G2が設定される。
【0023】図5と図6の比較から明らかな通り、単層
膜磁化媒体10に対してはギャップ長G1の非常に小さ
な所謂リングヘッド8を使用する必要があるが、2層膜
磁化媒体30に対してはリングヘッド8とは構成が全く
異なった非常に大きなギャップ長G2を有する記録ヘッ
ド37を使用する。
【0024】2層磁性膜垂直磁化媒体用の記録ヘッドで
は、補助磁極を主磁極よりも媒体面から遠ざけた構成の
記録ヘッドがいくつか提案されている(特開平1−15
1011号、特開平4−90101号)。
【0025】しかし、単層磁性膜垂直磁化媒体10用の
従来のリングヘッド8では、リーディングポール18の
先端18aから媒体面までの距離と、トレーリングポー
ル20の先端20aから媒体面までの距離が等しいリン
グヘッド8が使用されている。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】このようなリングヘッ
ド8を、単層磁性膜垂直磁化媒体の記録ヘッドとして用
いる場合、媒体には極めて強い垂直磁気配向性及び垂直
磁気異方性が要求されるため、媒体の制作は容易ではな
い。不十分な磁気特性を有する媒体を用いた場合、記録
再生特性が著しく劣化することになる。
【0027】よって本発明の目的は、極めて急峻な記録
磁界の垂直方向成分分布を得ることのできる単層磁性膜
を有する垂直磁化媒体用記録ヘッドを提供することであ
る。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明によると、面内方
向から傾いた方向に磁化容易軸を有する単層磁性膜を備
えた磁気媒体用記録ヘッドであって、前記媒体の移動方
向に対して上流側に設けられた、前記媒体に対向する先
端を有するリーディングポールと、前記リーディングポ
ールの先端との間に微小ギャップを画成し前記媒体に対
向する先端と、前記リーディングポールと接触した後端
部とを有し、前記媒体の移動方向に対して下流側に設け
られたトレーリングポールと、前記リーディングポール
と前記トレーリングポールとの接触部を中心に巻回され
たコイルとを具備し、前記トレーリングポールの先端と
前記媒体との間の距離は前記リーディングポールの先端
と前記媒体との間の距離よりも所定長さ以上大きいこと
を特徴とする記録ヘッドが提供される。
【0029】好ましくは、前記所定長さは前記微小ギャ
ップの長さ以上であり、前記磁性膜は垂直方向に磁化容
易軸を有する垂直磁化膜である。本発明の他の側面によ
ると、面内方向から傾いた方向に磁化容易軸を有する単
層磁性膜を備えた磁気媒体用記録ヘッドであって、前記
媒体の移動方向に対して上流側に設けられた、前記媒体
に対向する先端を有するリーディングポールと、前記リ
ーディングポールの先端との間に微小ギャップを画成し
前記媒体に対向する先端と、前記リーディングポールと
接触した後端部とを有し、前記媒体の移動方向に対して
下流側に設けられたトレーリングポールと、前記リーデ
ィングポールと前記トレーリングポールとの接触部を中
心に巻回されたコイルとを具備し、前記リーディングポ
ールの先端と前記トレーリングポールの先端とは前記媒
体に対して実質上同一距離に位置しており、前記トレー
リングポールは所定深さの凹部を前記ギャップに面する
前記先端に有することを特徴とする記録ヘッドが提供さ
れる。
【0030】本発明によれば、トレーリングポールの先
端をリーディングポールの先端よりも媒体面から遠ざけ
るように構成したので、媒体に加わる磁界はリーディン
グポール側磁界の方がトレーリングポール側磁界よりも
強くなる。
【0031】その結果、本発明においてはギャップ内の
非常にシャープな傾きを有する磁界勾配により磁化膜に
磁化転移が形成されるため、軟磁性下地膜を持たない単
層磁性膜垂直磁化媒体の記録ヘッドとして有用である。
【0032】
【発明の実施の形態】まず図7を参照して、本発明のリ
ングヘッド8Aの原理について説明する。本発明のリン
グヘッド8Aは図2及び図3に示した従来のリングヘッ
ド8とトレーリングポール44の構造のみが相違し、他
の構成部分は従来例と同一であるので、重複を避けるた
めその説明を省略する。
【0033】従来のリングヘッド8では、図7に点線で
示すように、リーディングポール18の高さとトレーリ
ングポール20の高さとは等しかった。換言すれば、媒
体10表面から両ポール18,20までの距離は等しか
った。
【0034】これに対して本発明では、前述の目的を達
成するために、実線で示すように、媒体10の移動方向
下流側に位置するトレーリングポール44の高さを、上
流側に位置するリーディングポール18の高さよりも低
くし、媒体10とリーディングポール18の先端18a
との間の距離よりも媒体10とトレーリングポール44
の先端44aとの間の距離を所定長さ以上大きくしたこ
とを特徴とする。この構造により生じる垂直磁界分布の
急峻な勾配部分をデータの書き込みに使用する。
【0035】従来のリングヘッド8による記録磁界の垂
直方向成分の分布は、図4に示したように、ギャップ2
2を中心としてギャップに面するリーディングポール1
8のエッジ付近と、同じくギャップに面するトレーリン
グポール20のエッジ付近の両方に極性の異なるピーク
を有する。
【0036】一方本発明では、図7に示したように、媒
体10から見たときリーディングポール18の方がトレ
ーリングポール44よりも近距離に位置するため、媒体
に加わる磁界はリーディングポール18側磁界の方が強
く、トレーリングポール44側の磁界は弱くなる。
【0037】図8を参照すると、従来のリングヘッド8
の垂直磁界成分Hzの分布が図4と極性を反転させて点
線で示されている。これに対して本発明のリングヘッド
8Aによる垂直磁界成分Hzは、上述した理由によりト
レーリング側の磁界が弱くなるため、実線で示すような
分布となる。
【0038】このような垂直磁界成分分布を有するた
め、トレーリングポール44側のピーク磁界が媒体の抗
磁力よりも小さな値にまで弱まった場合、リーディング
ポール18側磁界により磁化された媒体はトレーリング
ポール44側磁界により書き換えられることはなくな
る。
【0039】従って、従来はトレーリングポール側ピー
クの更に下流側におけるA部分の磁界勾配で形成されて
いた磁化転移が、本発明においてはギャップ内のB部分
の磁界勾配により形成されることになる。
【0040】このB部分の磁界勾配はA部分の磁界勾配
に比べて非常に急峻な傾きを持っているため、この垂直
磁界成分の急峻な勾配部分Bを書き込みに使用すること
により、優れた単層磁性膜を有する垂直磁化媒体用記録
ヘッドを提供することができる。
【0041】従来の面内磁気記録方式においても、薄膜
リングヘッドのトレーリングポールが凹んだ場合につい
ての報告例( G.E. Roberts, T.A. Roscamp, P.D. Fran
k,“Origins of Playback Asymmetry in Recording wit
h Thin Film Disk Heads”, IEEE Trans. on Magn., Vo
l.MAG-17, No.6, 1981)がある。
【0042】しかし、この報告例では記録方式が面内磁
気記録方式に限定され、しかも再生に用いた場合につい
てしか言及されておらず、ヘッド磁界の垂直成分分布を
垂直磁化媒体の書き込みに利用するという考え方は全く
無かったことが明白である。
【0043】また、上述したように垂直磁化膜と基板と
の間に軟磁性下地膜を有する2層膜垂直磁化媒体用磁気
ヘッドにおいては、補助磁極を主磁極よりも記録媒体か
ら遠ざけた磁気ヘッドが知られている。
【0044】しかし、2層膜垂直磁化媒体においては、
図6に示したように垂直磁化膜36には常に垂直方向に
磁界が印加される。これは補助磁極40を主磁極38よ
りも媒体30から遠ざけた場合にも同様である。
【0045】よって、2層膜垂直磁化媒体用記録ヘッド
において、補助磁極40を主磁極38よりも媒体面から
遠ざけるのは、補助磁極40からの磁界を弱くして磁気
ノイズを低減するのが目的であり、本発明の特徴である
急峻な傾きを有する磁界勾配部分をデータの書き込みに
利用するという考えは、これらの従来技術には何ら開示
されていないものである。
【0046】図9(A)は本発明第1実施形態の部分拡
大図であり、トリミングによりトレーリングポール48
の先端(媒体対向面)の一部を削り取って凹部50を形
成した、薄膜リングヘッドの先端付近を表している。符
号46はリーディングポールであり、矢印Pは媒体移動
方向を示している。
【0047】本実施形態においては、リーディングポー
ル46及びトレーリングポール48の媒体移動方向(ダ
ウントラック方向)の幅は3.5μm、ギャップ長0.
5μm、リーディングポール46のクロストラック方向
の幅が3.0μmであり、トレーリングポール48のト
リミングによるへこみ深さDが1.0μm、凹部50の
幅が10.0μmである。
【0048】比較のために、トリミングを行っていな
い、即ちトレーリングポール48′が媒体対向面に凹部
を有しない従来型リングヘッドを図9(B)に示す。図
9(A)及び図9(B)に示す2つの記録ヘッドについ
て、媒体位置におけるヘッド磁界垂直成分の三次元数値
計算結果を図10に示す。実線で結んだ白丸が垂直磁化
媒体に対する記録磁界分布を示しており、破線で結んだ
黒丸が従来ヘッドの記録磁界分布を示している。
【0049】また、参考として従来型リングヘッドの面
内磁化媒体に対する記録磁界分布を点線で示す。横軸は
媒体移動方向(ダウントラック方向)距離、縦軸は規格
化した記録ヘッド磁界である。
【0050】図10から、従来型リングヘッドの記録磁
界勾配は非常に緩やかで、ピーク位置からトレーリング
側(図では左側)へ0.5μm離れた位置でもピーク磁
界の50%以上の磁界強度が維持されていることがわか
る。
【0051】これに対して本発明による記録磁界は、ピ
ーク位置から0.5μmトレーリング側へ離れただけで
磁界強度がほぼ0となっている。これは点線で示した従
来型リングヘッドの面内記録磁界成分分布に匹敵する非
常に急峻な磁界勾配である。
【0052】このように、本発明の垂直磁界成分分布は
非常に急峻な磁界勾配を有しているが、完全に垂直な方
向の磁界成分分布でなくても本発明の原理は適用可能で
ある。
【0053】即ち、膜面に垂直な方向よりも少し面内方
向に傾いた磁化容易軸を考えると、磁化容易軸の傾きが
垂直方向から30°程度以内であれば、この斜軸方向に
おける書き込み磁界成分の分布においても従来のリング
ヘッドの斜め方向磁界成分分布よりも急峻な磁界勾配が
得られる。従って、膜面に対して完全に垂直でなく斜め
方向に磁化容易軸を有する斜方磁化媒体の記録ヘッドと
しても本発明を適用可能である。
【0054】上述した第1実施形態ではトレーリングポ
ール48に形成した凹部50の深さを1.0μmと設定
したが、リーディングポール46の先端面(媒体対向
面)の高さよりもリーディングポール46とトレーリン
グポール48との間のギャップ長相当程度以上にトレー
リングポール48の先端が凹んでいれば本発明の効果が
得られる。
【0055】次に図11及び図12を参照して、垂直磁
界分布のトレーリングポール凹み深さ依存性について説
明する。図12のグラフは、図11に示すような記録ヘ
ッドモデルにおいて、トレーリングポール48が凹部を
有しない場合(深さ=0)から凹部50の深さDを0.
5,1.0,2.0μmと変化させたときの記録磁界垂
直成分をプロットしたものである。
【0056】図12は、トレーリングポール48の凹部
50のダウントラック方向の長さ=3.5μm、クロス
トラック方向の幅=10μmであり、リーディングポー
ル46の幅=3μm、リーディングポール46とトレー
リングポール48との間のギャップ長=0.5μmのと
きの測定例である。
【0057】記録媒体の垂直方向の抗磁力をHc=22
00Oeと仮定すると、トレーリングポール48が凹部
50を有しない場合には負のピークが抗磁力Hcを越え
てしまうため、負のピークよりも更にトレーリング側
(図では左側)の磁界勾配部分によって磁化転移が形成
される。
【0058】これに対して、トレーリングポール48の
先端が0.5μm以上凹んでいれば、もはや負のピーク
は媒体抗磁力Hcを越えることはなくなる。従って、正
負2つのピークの間の急峻な磁界勾配部分により磁化転
移が決定されることになり、単層膜垂直磁化媒体用の優
れた記録ヘッドとして使用可能となる。
【0059】図13はトレーリングポール52の凹み領
域(凹部)53のダウントラック方向長さ及びクロスト
ラック方向幅依存性の説明図である。矢印Pがダウント
ラック方向を、矢印Qがクロストラック方向を示してい
る。
【0060】図14は図13に示す記録ヘッドにおい
て、トレーリングポール52が凹部53を有しない場合
(L=0)から凹部53のダウントラック方向長さLを
0.5,1.0,2.0,3.5μmと変化させたとき
の垂直記録磁界分布をプロットしたものである。図14
より、負の垂直磁界ピークが媒体抗磁力Hcを越えなく
なるのは凹部53の長さLが2.0μm以上の場合であ
ることがわかる。
【0061】図14のグラフは、トレーリングポール5
2の凹部53の深さ=0.5μm、クロストラック方向
の幅=10μmであり、リーディングポール46の幅=
3μm、リーディングポール46とトレーリングポール
52との間のギャップ長=0.5μmのときの測定例で
ある。
【0062】図14に示した条件のようにトレーリング
ポール52の凹部53の深さと幅Wを一定と設定した場
合には、凹部53の長さLが2.0μm以上必要である
ことが示されたが、ヘッドから生じる磁界の広がりはギ
ャップ長に強く依存するので、ギャップ長が半分の0.
25μmになれば凹部53の長さLも1.0μm程度で
十分なはずである。従って、本発明の効果を得るために
は、トレーリングポール52の凹部53のダウントラッ
ク方向長さLはギャップ長の4倍以上必要である。
【0063】図14に示した測定例で、トレーリングポ
ール52の凹部53のクロストラック方向の幅Wを1
0.0μmと一定に設定したが、リーディングポール4
6の先端エッジ部から見てクロストラック方向とダウン
トラック方向に同じ長さだけトレーリングポール52が
凹んでいれば十分である。
【0064】従って、本発明の効果を得るためには、ト
レーリングポール52の凹部53のクロストラック方向
の幅Wは、リーディングポール46の幅にギャップ長の
8倍を加えた長さ以上必要である。
【0065】図15は本発明第2実施形態のヘッド先端
部分の斜視図を示している。本実施形態はリーディング
ポール54のクロストラック方向の幅がトレーリングポ
ール58の幅よりも広い場合である。
【0066】本実施形態においては、リーディングポー
ル54の先端54aに加工を施して実効的なポール幅W
1がトレーリングポール幅と同等以下となるような突起
56をリーディングポール54の先端部に形成する。
【0067】図15の実施形態において、トレーリング
ポール58の先端58aはリーディングポール54の先
端54aから深さD=0.75μm凹んでおり、トレー
リングポール58の先端58aのクロストラック方向の
幅=4μmである。
【0068】また、リーディングポール54の突起部5
6のクロストラック方向の幅=3μmであり、リーディ
ングポール54とトレーリングポール58との間のギャ
ップ長=0.5μmである。
【0069】図16はリーディングポール54の先端加
工前後におけるヘッド磁界分布の変化を示している。図
16から明らかなように、実線で示したリーディングポ
ール54の先端加工後には、負の垂直磁界のピークが媒
体抗磁力Hcを越えなくなり、本発明の効果を達成でき
る。
【0070】更に、リーディングポール幅及びトレーリ
ングポール幅の等しい薄膜リングヘッド、フェライトヘ
ッド或いはMIGヘッドをベースヘッドとして用い、ポ
ールの先端を適当に加工することによっても本発明の効
果を達成できる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば極
めてシャープな記録磁界の垂直方向磁界成分分布を得る
ことができる。従って、軟磁性下地層を持たない単層膜
垂直磁化媒体用の優れた記録ヘッドを提供することがで
きる。
【0072】また本発明は、従来の薄膜リングヘッド等
をベースとしてトレーリングポール先端部分を一部加工
するだけで簡単に実施できるため、製造性の面でも非常
に有利であり、垂直磁気記録装置の性能向上に寄与する
ところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヘッドスライダの斜視図である。
【図2】従来の薄膜リングヘッドの断面図である。
【図3】従来の薄膜リングヘッドの先端部拡大図であ
る。
【図4】従来の薄膜リングヘッドによる記録磁界の垂直
成分の分布を示す図である。
【図5】従来の薄膜リングヘッドによる磁束と単層磁性
膜垂直磁化媒体との関係を示す図である。
【図6】従来の記録ヘッドによる磁束と2層磁性膜垂直
磁化媒体との関係を示す図である。
【図7】本発明の薄膜リングヘッドの原理構造を示す図
である。
【図8】本発明の薄膜リングヘッドによる記録磁界の垂
直方向成分の分布を示す図である。
【図9】図9(A)は本発明の第1実施形態の薄膜リン
グヘッドの先端部を示す図であり、図9(B)はトレー
リングポール先端に凹部を有しない従来例を示す図であ
る。
【図10】媒体位置に於けるヘッド磁界垂直成分の三次
元数値計算例を示す図である。
【図11】トレーリングポール凹み深さ依存性の説明図
である。
【図12】垂直磁界分布のトレーリングポール凹み深さ
依存性を示すグラフである。
【図13】トレーリングポール凹み領域のダウントラッ
ク方向長さ及びクロストラック方向幅依存性の説明図で
ある。
【図14】垂直磁界分布の凹み領域ダウントラック方向
長さ依存性を示すグラフである。
【図15】本発明第2実施形態の薄膜リングヘッドの先
端部を示す斜視図である。
【図16】リーディングポール先端加工前後におけるヘ
ッド磁界分布の変化を示すグラフである。
【符号の説明】 8,8A 薄膜リングヘッド 10 単層磁性膜垂直磁化媒体 14 垂直磁化膜 18 リーディングポール 20 トレーリングポール 22 ギャップ 24 薄膜コイル 44,48 トレーリングポール 50,53 凹部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面内方向から傾いた方向に磁化容易軸を
    有する単層磁性膜を備えた磁気媒体用記録ヘッドであっ
    て、 前記媒体の移動方向に対して上流側に設けられた、前記
    媒体に対向する先端を有するリーディングポールと;前
    記リーディングポールの先端との間に微小ギャップを画
    成し前記媒体に対向する先端と、前記リーディングポー
    ルと接触した後端部とを有し、前記媒体の移動方向に対
    して下流側に設けられたトレーリングポールと;前記リ
    ーディングポールと前記トレーリングポールとの接触部
    を中心に巻回されたコイルとを具備し;前記トレーリン
    グポールの先端と前記媒体との間の距離は前記リーディ
    ングポールの先端と前記媒体との間の距離よりも所定長
    さ以上大きいことを特徴とする記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記所定長さは前記微小ギャップ以上で
    ある請求項1記載の記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記単層磁性膜は膜面に対して垂直方向
    に磁化容易軸を有する垂直磁化膜である請求項1記載の
    記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記リーディングポールは前記トレーリ
    ングポールよりも大きな媒体移動方向に対して直角な方
    向の幅を有しており、前記リーディングポールは前記先
    端の幅が前記トレーリングポールの幅と同等かそれ以下
    となるように部分的に加工された突起を有している請求
    項1記載の記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 面内方向から傾いた方向に磁化容易軸を
    有する単層磁性膜を備えた磁気媒体用記録ヘッドであっ
    て、 前記媒体の移動方向に対して上流側に設けられた、前記
    媒体に対向する先端を有するリーディングポールと;前
    記リーディングポールの先端との間に微小ギャップを画
    成し前記媒体に対向する先端と、前記リーディングポー
    ルと接触した後端部とを有し、前記媒体の移動方向に対
    して下流側に設けられたトレーリングポールと;前記リ
    ーディングポールと前記トレーリングポールとの接触部
    を中心に巻回されたコイルとを具備し;前記リーディン
    グポールの先端と前記トレーリングポールの先端とは前
    記媒体に対して実質上同一距離に位置しており、前記ト
    レーリングポールは所定深さの凹部を前記ギャップに面
    する前記先端に有することを特徴とする記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記所定深さは前記微小ギャップの長さ
    以上である請求項5記載の記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記凹部の前記媒体の移動方向の長さは
    前記微小ギャップの長さの4倍以上である請求項5記載
    の記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 前記トレーリングポールは前記リーディ
    ングポールよりも大きな媒体移動方向に対して直角な方
    向の幅を有しており、前記凹部の媒体移動方向に対して
    直角な方向の幅は、前記リーディングポールの前記先端
    の幅に前記微小ギャップの長さの8倍を加えた長さ以上
    である請求項5記載の記録ヘッド。
  9. 【請求項9】 前記単層磁性膜は膜面に対して垂直方向
    の磁化容易軸を有する垂直磁化膜である請求項5記載の
    記録ヘッド。
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