JP3139301B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP3139301B2
JP3139301B2 JP06206355A JP20635594A JP3139301B2 JP 3139301 B2 JP3139301 B2 JP 3139301B2 JP 06206355 A JP06206355 A JP 06206355A JP 20635594 A JP20635594 A JP 20635594A JP 3139301 B2 JP3139301 B2 JP 3139301B2
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延昌 西山
明 尾嵜
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体、記録ヘ
ッドおよびそれらを組み込む磁気記録再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体の雑音に関しては、実測及
びシミュレーションによりいろいろ検討がなされてい
る。その一つの例としてアイイーイーイー,トランザク
ション,オン,マグネティクス(IEEE,Trans
action on Magnetics,vol.2
9(1993))3715頁から3717頁に論じられ
ているように、磁気記録媒体の単位磁化遷移領域からの
雑音は、磁気記録媒体の保磁力配向比に依存しているこ
とが知られている。
【0003】ここで媒体雑音は、数1により定義される
単位磁化反転遷移領域あたりの媒体雑音電力により表さ
れる。
【0004】
【数1】
【0005】数1の定義によれば、単位磁化遷移領域あ
たりの媒体雑音電力が小さくなっても、同時に信号出力
が小さくなれば相対的に媒体雑音は減少していないと考
えることができる。すなわち再生ヘッドの再生感度によ
らない評価式である。
【0006】また、オーバライトに関しては、電子情報
通信学会論文誌C−2(vol.J72−C−2,N
o.1(1989))76頁から82頁の報告があり、
オーバライト消去特性(OWn’n)は、数2に示すよ
うに、最初に記録した低周波信号の基本波成分E1fi
と、その上に高周波信号E2fを重ね書きしたときのE
1fiの残留分E1frとの比で定義される。
【0007】
【数2】
【0008】この定義によれば、OWn’nの値が小さ
いほどオーバライト消去特性が良好なことを示す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来技術では、
媒体雑音とオーバライトの関係については全く述べられ
ていない。また、評価するためのヘッドが異なった場
合、磁気記録媒体の磁気特性などをどのように設計すれ
ば良いかという指針が得られていない。そのため、磁気
記録装置に搭載するためのヘッド及び磁気記録媒体をど
のように設計すれば良いかがわからない。そこで記録再
生特性、特にオーバライト消去特性と媒体雑音に関する
関係を明確にすることが重要となる。
【0010】本発明の目的は、オーバライト消去特性に
優れ、媒体雑音を低減させることができる磁気記録再生
装置を実現することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明において、まず記録再生特性、特にオーバラ
イト消去特性と媒体雑音に関する関係を明確にすること
が重要となる。そのために発明者らはオーバライト消去
特性と媒体雑音の関係について、ヘッドと媒体の特性を
変えながら実験を重ねた。
【0012】媒体雑音は、数1で定義されている単位磁
化反転遷移領域あたりの媒体雑音電力を用いる。
【0013】数1及び数2の定義によれば、OWn’n
の値が小さいほどオーバライト消去特性が良好なことを
示す。
【0014】上記の2特性の関係から、単位磁化遷移領
域あたりの媒体雑音電力がほぼ一定になるときのオーバ
ライト消去特性を求める。
【0015】発明者は、第1の評価媒体としてCoCr
Taを主成分とする磁性層を有する磁気記録媒体(以下
CoCrTa媒体と称する)及び、第2の媒体としてこ
れより保磁力が高く磁性膜厚が薄いCoCrPtを主成
分とする磁性層を有する磁気記録媒体(以下CoCrP
t媒体と称する)を試作した。
【0016】一方、磁気ヘッドとして、記録ヘッドの上
部ポール10の一部又は全部がNiFeを主成分とする
磁気ヘッド(以下NiFeヘッドと称する)及び記録ヘ
ッドの上部ポールの一部又は全部がCoNiFeを主成
分とする磁気ヘッド(以下CoNiFeヘッドと称す
る)を試作した。前記の磁気記録媒体と磁気ヘッドを組
み合わせた4種類について実験を行った。再生には、磁
気抵抗効果を利用した再生ヘッドを用いた。
【0017】実験の結果得られたオーバライト消去特性
と単位磁化遷移領域あたりの媒体雑音電力の関係を図1
に示す。図1よりオーバライト消去特性が−40dB以
上では、オーバライトが良くなるに従い単位磁化遷移領
域あたりの媒体雑音電力は減少していることが理解でき
る。。さらに−40dB以下になると単位磁化遷移領域
あたりの媒体雑音電力は、ほぼ一定になる。
【0018】次に記録電流を一定にした場合の媒体保磁
力と単位磁化遷移領域あたりの媒体雑音電力との関係を
図2に示す。とりわけ、媒体保磁力が高いCoCrPt
媒体は、CoNiFeヘッドと組合せることにより、保
磁力の低いCoCrTa媒体とNiFeヘッドを組合せ
たときの媒体雑音電力とほぼ同等になる。従ってオーバ
ライト消去特性が−40dB以下のヘッド媒体の組合せ
を磁気記録再生装置に組み込むことにより、媒体雑音が
少なくオーバライト消去特性がよい装置を構成できる。
【0019】以下、具体的実現な手段について概略を述
べる。
【0020】まず磁気記録媒体について以下に示す。磁
性層の材料としてCoCrPtを主成分とするか、また
はCoCrTaを主成分とした材料を用いる。即ち、保
磁力と磁性層の膜厚の積が、60エルステッド・ミクロ
ン(Oe・μm)以下であって、かつ保磁力が2000
エルステッド(Oe)以上であり、磁性層の膜厚が0.
05マイクロメータ(μm)以下のスパッタ製法により
製造された磁気記録媒体が好ましい。特に実施する上で
は上記磁性層の膜厚が0.03マイクロメータ(μm)
以下であると一層好ましい。
【0021】一方、磁気ヘッドについては記録ヘッドを
構成するポール部分の一部又は全部が磁束飽和密度が
1.7テスラ(T)以上の材料、例えばCoNiFeを
成分とする材料から成る記録ヘッドが好ましい。さらに
記録磁界を強くするために、記録ヘッドのギャップ長は
再生ヘッドのギャップ長より広くする。磁気記録媒体の
保磁力、磁性層膜厚、浮上量との関係より好ましくは、
記録ヘッドのギャップ長は0.4マイクロメータ(μ
m)以上とする。再生ヘッドは、媒体に記録された磁気
情報を再生できる磁気ヘッドであればどのような磁気ヘ
ッドでもよい。例えば誘導型の磁気ヘッドまたは磁気抵
抗効果を利用したMR再生ヘッドなどでよい。 次に記
録再生条件について考慮すると、磁気的飛翔距離は10
0ナノメータ(nm)以下が好ましい。記録電流は、磁
気記録再生装置で設定している大きさを用いる。評価
は、再生ヘッドを信号トラック上に位置決めをするオン
トラック条件で行なう。最高記録周波数の波長は例えば
1μm以下が良い。媒体雑音の考慮帯域は、媒体雑音が
発生する帯域全てであるが、便宜的に最高記録密度に相
当する周波数の2倍の帯域でもよい。
【0022】上記の実現手段により、オーバライト消去
特性が(−40デシベル(dB))以下であり、かつ最
高記録周波数で記録した時の単位磁化遷移あたりの媒体
雑音電力が10以下である磁気ヘッドと媒体の組合せを
得る。従って、上記の磁気ヘッドと媒体の組合せを用い
る手段により、高S/Nの磁気記録再生装置が実現でき
る。
【0023】
【作用】上記手段により、媒体の低雑音化のためのヘッ
ドと媒体の組み合わせ指標が求まる。
【0024】而して上記磁気記録媒体と磁気ヘッドを組
み込むことにより、低雑音且つ高S/Nの磁気記録再生
装置が実現できる。
【0025】
【実施例】図6は磁気ディスク装置の概略図である。図
6において、磁気記録媒体としての磁気ディスク61は
回転可能に実装される。この磁気ディスク61と対向し
てヘッド素子63を搭載したヘッドスライダ62が図示
しない支持機構により支持される。磁気ディスク61の
磁性層64の表面からヘッド素子63の端部までの距離
が磁気的飛翔距離hmである。
【0026】図7はディスク媒体の対向面側から見たヘ
ッド素子63の概略図である。再生ヘッドを構成する上
下シールド膜11、12の上部シールド膜11は記録ヘ
ッドを構成する上部ポール10と対をなす下部ポールを
兼ねている。
【0027】本実施例においては、磁気ディスク媒体6
1として2種類試作されたものが用いられる。即ち、磁
気ディスク61の磁性層がCoCrTaを主成分として
構成され、スパッタ製法により作成した第1の磁気記録
媒体(以下CoCrTa媒体と称する)と、保磁力が高
く磁性膜厚が薄いCoCrPtを主成分として構成さ
れ、スパッタ製法により作成した第2の磁気記録媒体
(以下CoCrPt媒体と称する)である。一方、磁気
ヘッドとしては、記録ヘッドの上部ポール10の一部又
は全部がNiFeを主成分とする第1の磁気ヘッド(以
下NiFeヘッドと称する)と記録ヘッドの上部ポール
の一部又は全部がCoNiFeを主成分とする第2の磁
気ヘッド(以下CoNiFeヘッドと称する)が試作さ
れ、これが用いられる。再生には、磁気抵抗効果を利用
した再生ヘッドを用いた。上記の磁気記録媒体と磁気ヘ
ッドをそれぞれ組み合わせた4種類の磁気記録再生装置
が試作された。
【0028】図1は上記4種類の磁気記録再生装置につ
いてのオーバライト消去特性と単位磁化遷移領域あたり
の媒体雑音電力の関係を示している。オーバライト消去
特性が−40dB以上では、オーバライトが良くなるに
従い単位磁化遷移領域あたりの媒体雑音電力は減少して
いる。しかし、オーバライト消去特性が−40dB以下
になると単位磁化遷移領域あたりの媒体雑音電力は、ほ
ぼ一定になる。
【0029】図2は記録電流を一定にした場合の磁気記
録媒体の保磁力と単位磁化遷移領域あたりの媒体雑音電
力との関係を示している。記録ヘッドがNiFeヘッド
の場合よりもCoNiFeヘッドの場合の方が媒体雑音
電力を低減することができることが分かる。 以上よ
り、図1に示されるオーバライト消去特性が−40dB
以下である磁気ヘッドと磁気記録媒体の組合せ、CoC
rTa媒体とNiFeヘッド、CoCrTa媒体とCo
NiFeヘッド、CoCrPt媒体とCoNiFeヘッ
ドを磁気記録再生装置に組み込むことにより、媒体雑音
が少なくオーバライト消去特性が良い装置を構成でき
る。
【0030】図3は、CoCrPt媒体について、Ni
FeヘッドとCoNiFeヘッドの場合の単位磁化遷移
領域あたりの媒体雑音電力とオーバライト消去特性の値
を表わしている。また比較値として、CoCrTa媒体
とNiFeヘッドとの組合せで媒体雑音が少ないものに
ついても図3に表わした。CoCrPt媒体とCoNi
Feヘッドとの組合せでは比較値の媒体雑音と同程度に
なっており、これらはオーバライト消去特性が−40d
B以下になっていることがわかる。
【0031】図4は、オーバライト消去特性が−40d
B以下における、記録ヘッド材料および媒体材料の違い
に関する媒体雑音の記録電流依存性を示している。オー
バライト消去特性が−40dB以下になると、記録電流
には関係なく単位磁化遷移領域あたりの媒体雑音電力
は、ほぼ一定になる。ゆえにヘッド起磁力の大きさには
ほとんど関係がないことがわかる。
【0032】CoCrTa媒体では、NiFeヘッドに
比べCoNiFeヘッドの方が単位磁化遷移領域あたり
の媒体雑音電力が低い。CoCrTa媒体とNiFeヘ
ッドの組み合わせと、CoCrPt媒体とCoNiFe
ヘッドとの組み合わせでは、ほぼ同程度の媒体雑音電力
になっている。
【0033】従って、保磁力が高い磁気記録媒体には、
CoNiFeヘッドのように記録磁界が強く、磁界勾配
が急俊なヘッドを用いれば、オーバライト消去特性が確
保でき、かつ単位磁化遷移領域あたりの媒体雑音電力を
低減できる。
【0034】また、磁気記録媒体の磁性膜厚が厚いかま
たは保磁力が高ければオーバライト消去特性は悪くな
る。この関係より保磁力(Oe)と磁性膜厚(μm)の
積を保磁力膜厚積と定義し、保磁力膜厚積とオーバライ
ト消去特性との関係を図5に示す。CoCrPt媒体に
ついて、NiFeヘッドではオーバライト消去特性が低
く不十分であるが、CoNiFeヘッドではCoCrT
a媒体とNiFeヘッドの組み合わせと同程度まで、オ
ーバライト消去特性を高めている。従って保磁力は高く
ても磁性膜厚を薄くしたCoCrPt媒体では、記録磁
界が強く、磁界勾配が急俊なCoNiFeヘッドを用い
ることによりオーバライト消去特性を十分高めることが
できる。その時の保磁力膜厚積は、60エルステッド・
ミクロン(Oe・μm)以下である。
【0035】ここで、CoNiFeヘッドは、記録ヘッ
ドを構成する上部ポール10の一部又は全部が磁束飽和
密度が1.7テスラ(T)以上の材料から成る。また、
記録ヘッドを構成する上部ポール10と対を成す下部ポ
ール(上部シールド膜)12の一部又は全部にCoNi
Feを用いた磁気ヘッドも同様に効果を得られる。
【0036】さらに記録磁界を強くするために、記録ヘ
ッドのギャップ長13は再生ヘッドのギャップ長14よ
り広くする。磁気記録媒体の保磁力、磁性層膜厚、浮上
量との関係より、記録ヘッドのギャップ長13は0.4
マイクロメータ(μm)以上である。再生ヘッドは、磁
気記録媒体に記録された磁気情報を再生できる磁気ヘッ
ドであればどのような磁気ヘッドでもよい。例えば誘導
型の磁気ヘッドまたは磁気抵抗効果を利用したMR再生
ヘッドなどがある。図7に示すように、再生ヘッドとし
て磁気抵抗効果を利用したMR再生ヘッドを用いる場合
は、記録ヘッドのギャップ長13はMR再生ヘッドのシ
ールド間隔14の半分より広くする。
【0037】次に記録再生条件を以下に示す。磁気的飛
翔距離は100ナノメータ(nm)以下である。記録電
流は、磁気記録再生装置で設定している大きさを用い
る。評価は、再生ヘッドを信号トラック上に位置決めを
するオントラック条件で行なう。最高記録周波数の波長
は1μm以下である。媒体雑音の考慮帯域は、媒体雑音
が発生する帯域全てであるが、便宜的に最高記録密度に
相当する周波数の2倍の帯域でもよい。
【0038】上記の実現手段により、オーバライト消去
特性が(−40デシベル(dB))以下であり、かつ最
高記録周波数で記録した時の単位磁化遷移あたりの媒体
雑音電力が10以下である磁気ヘッドと磁気記録媒体の
組合せを得る。従って、上記の磁気ヘッドと磁気記録媒
体の組合せを用いる手段により、高S/Nの磁気記録再
生装置が実現できる。
【0039】
【発明の効果】以上に示した磁気ディスクと磁気ヘッド
から磁気記録再生装置を構成することにより、オーバラ
イト消去特性が確保でき、かつ単位磁化遷移領域あたり
の媒体雑音電力を低減できる。
【0040】このため、低雑音且つ高S/Nの磁気記録
再生装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オーバライト消去特性と単位磁化遷移領域あた
りの媒体雑音電力との関係を示す図。
【図2】媒体保磁力と単位磁化遷移領域あたりの媒体雑
音電力との関係を示す図。
【図3】単位磁化遷移領域あたりの媒体雑音電力とオー
バライト消去特性の値を示す図。
【図4】記録電流と単位磁化遷移領域あたりの媒体雑音
電力との関係を示す図。
【図5】磁気記録媒体の保磁力磁性膜厚積とオーバライ
ト消去特性との関係を示す図。
【図6】本発明に係る磁気ディスクと磁気ヘッドを搭載
した磁気ディスク装置の概略図。
【図7】本発明のMR再生ヘッドの磁気ヘッドギャップ
部の構成図。
【符号の説明】
10…上部ポール 11…上部シールド膜 12…下部
シールド膜 15…記録ヘッドのギャップ長 16…再生ヘッドのギ
ャップ長 17…MR素子 61…磁気記録媒体 62…磁気
ヘッド 63…磁気ヘッド素子 64…磁性層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾嵜 明 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社日立製作所 ストレージシステム事 業部内 (72)発明者 津吉 敏明 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社日立製作所 ストレージシステム事 業部内 (72)発明者 青井 基 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社日立製作所 ストレージシステム事 業部内 (56)参考文献 特開 平6−28628(JP,A) 特開 平6−44549(JP,A) 特開 平1−82312(JP,A) 特開 平7−307021(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/02 G11B 5/127 G11B 5/66

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主成分がCoCrTaからなり、保磁力が
    2000エルステッド(Oe)以上、磁性層膜厚が0.
    03マイクロメータ(μm)以下であって、前記保磁力
    と前記磁性層膜厚との積が60エルステッド・マイクロ
    メータ(Oe・μm)以下の磁気記録媒体と、上部シールドと下部シールドとこれら両シールドに挟ま
    れた再生素子とからなり前記 磁気記録媒体の情報を再生
    する再生ヘッドと、上部ポールと下部ポールとからなり
    前記磁気記録媒体へ情報を記録する記録ヘッドとを有す
    磁気ヘッドとを備え前記上部ポールと前記下部ポールとの間のギャップ長が
    前記上部シールドと前記下部シールドとのギャップ長の
    半分よりも長い 磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】保磁力が2000エルステッド(Oe)以
    上、磁性層膜厚が0.03マイクロメータ(μm)以下
    であって、前記保磁力と前記磁性層膜厚との積が60エ
    ルステッド・マイクロメータ(Oe・μm)以下の磁気
    記録媒体と、 上部シールドと下部シールドとこれら両シールドに挟ま
    れた再生素子とからなり前記磁気記録媒体の情報を再生
    する再生ヘッドと、上部ポールと下部ポールとからなり
    前記磁気記録媒体へ情報を記録する記録ヘッドとを有す
    る磁気ヘッドとを備え、 前記上部ポールと前記下部ポールとの間のギャップ長が
    前記上部シールドと前記下部シールドとのギャップ長の
    半分よりも長く、前記記録ヘッドを構成する前記ポール
    の磁束飽和密度が1.7テスラ以上の 磁気記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】前記磁気記録媒体の磁性層はCoCrPt
    を主成分として構成される請求項2記載の磁気記録再生
    装置。
  4. 【請求項4】前記磁気ヘッドの一部はCoNiFeを主
    成分として構成される請求項1乃至3の何れか記載の磁
    気記録再生装置。
  5. 【請求項5】主成分がCoCrTaからなり、保磁力が
    2000エルステッド(Oe)以上、磁性層膜厚が0.
    03マイクロメータ(μm)以下であって、前記保磁力
    と前記磁性層膜厚との積が60エルステッド・マイクロ
    メータ(Oe・μm)以下の磁気記録媒体と、 上部シールドと下部シールドとこれら両シールドに挟ま
    れた再生素子とからなり前記磁気記録媒体の情報を再生
    する再生ヘッドと、上部ポールと前記上部シールドとか
    らなり前記磁気記録媒体へ情報を記録する記録ヘッドと
    を有する磁気ヘッドとを備え、 前記上部ポールと前記上部シールドとの間のギャップ長
    が前記上部シールドと前記下部シールドとのギャップ長
    の半分よりも長い 磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】保磁力が2000エルステッド(Oe)以
    上、磁性層膜厚が0.03マイクロメータ(μm)以下
    であって、前記保磁力と前記磁性層膜厚との積が60エ
    ルステッド・マイクロメータ(Oe・μm)以下の磁気
    記録媒体と、 上部シールドと下部シールドとこれら両シールドに挟ま
    れた再生素子とからなり前記磁気記録媒体の情報を再生
    する再生ヘッドと、上部ポールと前記上部シールドとか
    らなり前記磁気記録媒体へ情報を記録する記録ヘッドと
    を有する磁気ヘッドとを備え、 前記上部ポールと前記上部シールドとの間のギャップ長
    が前記上部シールドと前記下部シールドとのギャップ長
    の半分よりも長く、前記記録ヘッドを構成する前記上部
    ポールの磁束飽和密度が1.7テスラ以上の 磁気記録再
    生装置。
  7. 【請求項7】前記磁気記録媒体の磁性層はCoCrPt
    を主成分として構成される請求項6記載の磁気記録再生
    装置。
  8. 【請求項8】前記磁気ヘッドの一部はCoNiFeを主
    成分として構成される請求項5乃至7の何れか記載の
    気記録再生装置。
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