JPH10240988A - 機械警備システム - Google Patents

機械警備システム

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Publication number
JPH10240988A
JPH10240988A JP9042272A JP4227297A JPH10240988A JP H10240988 A JPH10240988 A JP H10240988A JP 9042272 A JP9042272 A JP 9042272A JP 4227297 A JP4227297 A JP 4227297A JP H10240988 A JPH10240988 A JP H10240988A
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JP
Japan
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patrol
intrusion
room
security system
setting
Prior art date
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Application number
JP9042272A
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English (en)
Inventor
Osamu Suzuki
修 鈴木
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巡回警備者の動きをシーケンス的に監視して
確実に巡回していることと何か異常が発生したことを検
出することができる機械警備システムを得る。 【解決手段】 各部屋にID判別手段を設けると共に各
部屋及び共用部に侵入センサを設けて、それら各部屋の
ID判別手段によって各部屋の侵入監視の開始/終了を
設定すると共に入退室管理を行うようにした機械警備シ
ステムにおいて、巡回警備の開始/終了を設定する巡回
設定用ID判別手段と、巡回を開始すると巡回順序に従
って各部屋のID判別手段及び各部屋内の侵入センサの
動作が順次所定時間内に動作することをチェックして巡
回員の巡回作業をしていることのチェックと巡回員の安
全を確認するための制御手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、侵入監視中に侵
入センサにより侵入発生を検出するようにした機械警備
システムに関するもので、特に、巡回警備中に警備員の
安全チェックをも加味した機械警備システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、建物内を巡回警備する際の警
備員の安全チェックは、管理人室に1人残り、他の1人
が巡回し、管理人室に残った人が巡回警備する人の帰り
を待ち、あまり帰りが遅いとおかしいと判断して対応す
るか、または、常時、監視盤で建物内侵入センサの表示
を見ながら巡回する人の動きを目視で監視しているのが
通常であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法では巡回警備する者の異常の検出が不確実であ
ると共に、巡回警備者が本当に正規に巡回しているか否
かを判断できず、防犯上問題があった。
【0004】この発明は上述した従来例に係る問題点を
解消するためになされたもので、巡回警備者の動きをシ
ーケンス的に監視することができ、確実に巡回している
ことと巡回警備者に何か異常が発生したことを確実に検
出することができる安全な防犯システムを構成すること
ができる機械警備システムを得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る機械警備
システムは、警備対象の建物内各部屋にID判別手段を
設けると共に各部屋及び共用部に侵入センサを設けて、
それら各部屋のID判別手段によって各部屋の侵入監視
の開始/終了を設定すると共に入退室管理を行うように
した機械警備システムにおいて、巡回警備の開始/終了
を設定する巡回設定用ID判別手段と、巡回を開始する
と巡回順序に従って各部屋のID判別手段及び各部屋内
の侵入センサの動作が順次所定時間内に動作することを
チェックして巡回員の巡回作業をしていることのチェッ
クと巡回員の安全を確認するための制御手段とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0006】また、上記制御手段は、巡回を開始する
と、始めの共用部に設けた侵入センサによる侵入検出を
中止すると共に、巡回開始してからその侵入センサが所
定時間内に動作することをチェックし、その後、当該共
用部を経た各部屋の巡回を終了したとき、いずれかの部
屋のID判別手段で巡回時のID判別を行うと、次の共
用部の侵入検出を中止すると共に、次の共用部の侵入セ
ンサが所定時間以内に動作することをチェックすること
を特徴とするものである。
【0007】また、上記制御手段は、共用部を経た各部
屋の巡回時に各部屋のID判別手段及び侵入センサが所
定の巡回順序で所定時間以内に動作することをチェック
し、巡回員の作業と安全をチェックすることを特徴とす
るものである。
【0008】また、上記巡回設定用ID判別手段は、入
退室管理機能を有し、上記制御手段は、当該ID判別手
段により巡回用のID判別を行っているときは、該当す
る部屋の侵入センサが侵入検出しないようにすることを
特徴とするものである。
【0009】また、上記制御手段は、上記巡回設定用I
D判別手段により巡回終了を設定すると、すべての共用
部の侵入監視を通常の状態に戻すことを特徴とするもの
である。
【0010】また、上記各部屋のID判別手段と上記巡
回設定用ID判別手段によりID判別されるID判別用
ツールは、持ち歩き可能な同じID判別ツールを用いる
ことを特徴とするものである。
【0011】また、上記制御手段は、通常の侵入発生信
号と巡回中の異常発生信号を別々に報知することを特徴
とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明に係る機械警備システム
を説明するための建物のレイアウト図である。図1に示
す建物には、エレベータELが設置され、1階は共用部
C1となっており、この共用部C1には巡回設定手段と
して機能する巡回開始/終了設定用カードリーダCR1
が設けられている。また、2階は共用部C2を介して部
屋R21とR22に通じるようになっており、上記共用
部C2には侵入センサSE2が、部屋R21には侵入セ
ンサSE21と侵入監視の開始/終了を設定すると共に
入口扉の電気錠を施解錠して入退室管理を行う侵入監視
設定・入退室管理用カードリーダCR21が、部屋R2
2には侵入センサSE22と侵入監視の開始/終了を設
定すると共に入口扉の電気錠を施解錠して入退室管理を
行う侵入監視設定・入退室管理用カードリーダCR22
がそれぞれ設けられている。
【0013】同様に、3階は共用部C3を介して部屋R
31とR32に通じるようになっており、上記共用部C
3には侵入センサSE3が、部屋R31には侵入センサ
SE31と侵入監視の開始/終了を設定すると共に入退
室管理を行う侵入監視設定・入退室管理用カードリーダ
CR31が、部屋R32には侵入センサSE32と侵入
監視の開始/終了を設定すると共に入退室管理を行う侵
入監視設定・入退室管理用カードリーダCR32がそれ
ぞれ設けられている。
【0014】ここで、上記侵入監視設定・入退室管理用
カードリーダCR21,CR22,CR31及びCR3
2には、図2(a)の外観図に示すように、リーダヘッ
ドRH21,RH22,RH31及びRH32と、OK
灯、NG灯、監視中灯及び巡回中灯を有する表示灯DS
P21,DSP22,DSP31及びDSP32がそれ
ぞれ設けられている。同様に、巡回開始/終了設定用カ
ードリーダCR1には、図2(b)の外観図に示すよう
に、リーダヘッドRH1と、OK灯とNG灯及び巡回中
灯を有する表示灯DSP1が設けられている。
【0015】さらに、これら構成は、図3のブロック図
に示す内部構成を備えている。すなわち、上記侵入監視
設定・入退室管理用カードリーダCR21,CR22,
CR31及びCR32を代表して示す例えばカードリー
ダCR21の内部には、上記リーダヘッドRH21と表
示灯DSP21にバスを介して接続された制御手段とし
てのCPU21a、処理プログラム及び固定データ等を
記憶してなるROM21b、処理データ及び入力データ
等を一時記憶するRAM21c、部屋の入口扉の電気錠
E21と侵入センサSE21に接続されたインターフェ
ース21d、及び上記巡回開始/終了設定用カードリー
ダCR1との間でデータ伝送するための伝送インターフ
ェース21eを備えている。なお、他のカードリーダC
R22,CR31及びCR32にも同様な構成を備えて
いる。
【0016】また、上記巡回開始/終了設定用カードリ
ーダCR1の内部には、上記リーダヘッドRH1と表示
灯DSP1にバスを介して接続された制御手段としての
CPU1a、処理プログラム及び固定データ等を記憶し
てなるROM1b、処理データ及び入力データ等を一時
記憶するRAM1c、上記侵入監視設定・入退室管理用
カードリーダCR21,CR22,CR31及びCR3
2との間でデータ伝送するための伝送インターフェース
1d、2階及び3階の各共用部に設置された侵入センサ
SE2及びSE3に接続されると共に図示しない管理人
室へ侵入発生信号及び巡回中異常信号を通報するための
インターフェース1eを備えている。
【0017】次に、上記構成に係る動作を図4ないし図
9に示すフローチャートを参照して説明する。図4に示
すフローチャートは、例えば部屋R21の侵入監視設定
・入退室管理用カードリーダCR21内のROM21b
に格納されてCPU21aの制御に基づいて実行される
通常時の各部屋の侵入監視フローであり、最後に部屋を
出た人がカードをリードすることによりその部屋の電気
錠が施錠され侵入監視をスタートし、他方、最初に部屋
に行く人がカードをリードすることによりその部屋の電
気錠が解錠され侵入監視を終了するもので、各部屋の侵
入監視設定・入退室管理用カードリーダCR22,CR
31及びCR32とも同一内容のフローチャートにした
がって動作する。
【0018】まず、カードをリーダヘッドRH21によ
りリードし、ID番号が当該部屋のID番号と一致する
か否かを判定する(ステップS1、S2)。一致しなか
った場合には、表示灯DSP21のNG灯を一時点灯し
てNG表示し(ステップS3)、ステップS1の状態に
戻す。ID番号が当該部屋のID番号と一致したときに
は、表示灯DSP21のOK灯を一時点灯すると共に、
当該部屋が監視中か否かを判定する(ステップS4,S
5)。監視中であれば、当該部屋の監視中状態を解除し
て表示灯DSP21の監視中灯を消灯制御すると共に電
気錠を解錠して入室可能にし、ステップS1に戻す(ス
テップS6,S7)。
【0019】他方、ステップS5において、監視中でな
ければ、当該部屋を監視中に設定して表示灯DSP21
の監視中灯を点灯制御すると共に電気錠を施錠制御する
(ステップS8,S9)。このような状態で、もし、当
該部屋の侵入センサSE21が動作した場合は、当該部
屋の侵入発生信号を出力して巡回開始/終了設定用カー
ドリーダCR1を介して管理人に通報する(ステップS
10,S11)。
【0020】もし、ステップS10で当該部屋の侵入セ
ンサが動作しない状態のときに、カードがリードされて
ID番号が照合され、一致しない場合は表示灯DSP2
1のNG灯が点灯制御され、ステップS10に戻り(ス
テップS14)、一致した場合には表示灯DSP21の
OK灯が点灯制御され(ステップS15)、表示灯DS
P21の監視中灯を消灯制御すると共に電気錠を解錠す
ることにより入室可能にする(ステップS6,S7)。
【0021】また、図5に示すフローチャートは、共用
部C1の巡回開始/終了設定用カードリーダCR1内の
ROM1bに格納されてCPU1aの制御に基づいて実
行される通常時の共用部の侵入監視フローであり、同一
フロアの各部屋がすべて侵入監視中になると、共用部も
侵入監視にするもので、共用部C2、C3とも同一内容
のフローチャートにしたがって動作する。
【0022】まず、例えば部屋R21とR22がともに
監視中になったか否かを判定し(ステップS21)、部
屋R21とR22がともに監視中でなければ侵入監視し
なく(ステップS22)、監視中であれば所定時間後に
共用部C2を侵入監視する(ステップS23)。侵入監
視中の状態で、侵入センサSE2が動作すれば侵入発生
信号を管理人に通報する(ステップS24,S25)。
他方、侵入センサSE2が動作しない状態で、カードを
リーダヘッドRH1によりリードし、ID番号が登録さ
れた番号と一致するか否かを判定する(ステップS2
6、S27)。
【0023】ID番号の照合結果、一致しなかった場合
には、表示灯DSP1のNG灯を一時点灯してNG表示
し(ステップS28)、ステップS24の判定状態に戻
り、他方、ID番号が登録された番号と一致したときに
は、表示灯DSP1のOK灯を一時点灯する(ステップ
S29)と共に、部屋R21またはR22の人のID番
号か否かを判定する(ステップS30)。
【0024】判定結果、部屋R21またはR22のいず
れかでもない場合は、ステップS24の判定状態に戻
り、部屋R21またはR22のいずれか一方の人のID
番号であれば、共用部C2を介して部屋R21またはR
22に行くため、カードリーダCR1でのカード照合
後、部屋R21またはR22に辿り着くまでの間、共用
部C2の侵入監視を中止すべく、所定時間の間、共用部
C2の侵入監視を中止する(ステップS31)。
【0025】さらに、図6ないし図9に示すフローチャ
ートは巡回時のフローチャートである。要約すると、ま
ず、巡回開始/終了設定用カードリーダCR1で巡回用
カードをリードすることにより共用部C2の侵入監視を
中止すると共に侵入センサSE2で巡回者のチェックを
行う。次に、侵入監視設定・入退室管理用カードリーダ
CR21で巡回用カードをリードすることにより部屋R
21を巡回中にし、つまり侵入監視を中止させて巡回し
て終了時に監視中に戻し、また、侵入センサSE21で
巡回者のチェックを行う。同様にして、侵入監視設定・
入退室管理用カードリーダCR22で巡回用カードをリ
ードすることにより部屋R22を巡回中にすると共に侵
入センサSE22で巡回者のチェックを行う。また、侵
入監視設定・入退室管理用カードリーダCR21または
CR22が巡回用カードをリードすることにより共用部
C2とC3の侵入監視を中止し侵入センサSE2とSE
3で巡回者のチェックを行う。
【0026】次に、侵入監視設定・入退室管理用カード
リーダCR31で巡回用カードをリードすることにより
部屋R31を巡回中にすると共に侵入センサSE31で
巡回者のチェックを行う。次に、侵入監視設定・入退室
管理用カードリーダCR32で巡回用カードをリードす
ることにより部屋R32を巡回中にすると共に侵入セン
サSE32で巡回者のチェックを行う。また、侵入監視
設定・入退室管理用カードリーダCR31またはCR3
2が巡回用カードをリードすることで侵入センサSE3
で巡回者をチェックし、最後に、巡回開始/終了設定用
カードリーダCR1で巡回用カードをリードすることに
より巡回を終了する。
【0027】以下、図6ないし図9に示す巡回時のフロ
ーチャートにしたがって詳細に説明する。まず、図6に
示すように、巡回開始/終了設定用カードリーダCR1
で巡回用カードをリードすることにより(ステップS4
1)、あらかじめ登録されたID番号と照合し(ステッ
プS42)、一致しなかった場合には表示灯DSP1の
NG灯を一時点灯すると共に、ステップS41に戻す
(ステップS43)。他方、カードをリードし、ID番
号が一致した場合には、表示灯DSP1のOK灯を一時
点灯する(ステップS44)。
【0028】さらに、巡回開始/終了設定用カードリー
ダCR1でリードされたカードのID番号が巡回用のI
D番号か否かを判定し(ステップS45)、巡回用のI
D番号であれば、表示灯DSP1の巡回中灯を点灯さ
せ、共用部C2の侵入監視を所定時間中止させると共
に、所定時間以内に侵入センサSE2が動作したか否か
を判定する(ステップS46〜S48)。
【0029】上記ステップS48において、所定時間以
内に侵入センサSE2が動作しなければ、巡回者に異常
が発生したと見なし巡回中異常信号を管理人に通報し警
備員を出動させて対応させる(ステップS49,S5
0)。他方、所定時間以内に侵入センサSE2が動作し
た場合には、侵入監視設定・入退室管理用カードリーダ
CR21で巡回用カードをリードし、部屋R21内を巡
回し戻る(この場合、図4のフローが実行される)と共
に、所定時間以内に侵入センサSE21が動作した否か
を判定し(ステップS51,S52)、侵入センサSE
21が動作しない場合には、ステップS49に移行して
巡回者に異常が発生したと見なし巡回中異常信号を管理
人に通報し警備員を出動させて対応させる(ステップS
49,S50)。
【0030】他方、上記ステップS52において侵入セ
ンサSE21が動作した場合及びステップS51を経た
後は、図7に示すフローチャートに移行し、侵入監視設
定・入退室管理用カードリーダCR22で巡回用カード
をリードし、部屋R22内を巡回し戻る(この場合、図
4のフローが実行される)と共に、所定時間以内に侵入
センサSE22が動作した否かを判定し(ステップS5
3,S54)、侵入センサSE21が動作しない場合に
は、ステップS49に移行して巡回者に異常が発生した
と見なし巡回中異常信号を管理人に通報し警備員を出動
させて対応させる(ステップS49,S50)。
【0031】上記ステップS53を経た後及び上記ステ
ップS54において侵入センサSE22が動作した場合
には、侵入監視設定・入退室管理用カードリーダCR2
1またはCR22が巡回用のID番号を所定時間以内に
リードしたか否かを判定し(ステップS55)、リード
しなかった場合には、図6に示すステップS49に移行
して巡回者に異常が発生したと見なし巡回中異常信号を
管理人に通報し警備員を出動させて対応させる(ステッ
プS49,S50)。他方、リードした場合には、侵入
監視設定・入退室管理用カードリーダCR21またはC
R22の表示灯DSP21またはDSP22の巡回中灯
を一時点灯制御し、共用部C2とC3の侵入監視を所定
時間中止させると共に、所定時間以内に侵入センサSE
2が動作した否かを判定する(ステップS56〜S5
8)。
【0032】上記ステップS58において侵入センサS
E2が動作しない場合には、図6に示すステップS49
に移行して巡回者に異常が発生したと見なし巡回中異常
信号を管理人に通報し警備員を出動させて対応させる
(ステップS49,S50)。他方、上記ステップS5
8において侵入センサSE2が動作した場合には、図8
に示すフローチャートに移行して、所定時間以内に侵入
センサSE3が動作した否かを判定する(ステップS5
9)。侵入センサSE3が動作しない場合には、再び図
6に示すステップS49に移行して巡回者に異常が発生
したと見なし巡回中異常信号を管理人に通報し警備員を
出動させて対応させる(ステップS49,S50)。
【0033】図8に示すフローチャートの上記ステップ
S59において所定時間以内に侵入センサSE3が動作
した場合は、次に、所定時間以内に侵入センサSE31
が動作した否かを判定する(ステップS60)と共に、
侵入監視設定・入退室管理用カードリーダCR31で巡
回用カードをリードし、部屋R31内を巡回し戻る(こ
の場合、図4のフローが実行される)(ステップS6
1)。上記ステップS60において侵入センサSE31
が動作したと判定された場合及び上記ステップS61を
経た後は、次に、所定時間以内に侵入センサSE32が
動作した否かを判定する(ステップS62)と共に、侵
入監視設定・入退室管理用カードリーダCR32で巡回
用カードをリードし、部屋R32内を巡回し戻る(この
場合、図4のフローが実行される)(ステップS6
3)。
【0034】上記ステップS62において侵入センサS
E32が動作しない場合には、図6に示すステップS4
9に移行して巡回者に異常が発生したと見なし巡回中異
常信号を管理人に通報し警備員を出動させて対応させる
(ステップS49,S50)。他方、上記ステップS6
2において侵入センサSE32が動作した場合及び上記
ステップS63を経た後は、侵入監視設定・入退室管理
用カードリーダCR31またはCR32が巡回用のID
番号を所定時間以内にリードしたか否かを判定する(ス
テップS64)。
【0035】ここで、巡回用のID番号を所定時間以内
にリードしなかった場合には、再び図6に示すステップ
S49に移行して巡回者に異常が発生したと見なし巡回
中異常信号を管理人に通報し警備員を出動させて対応さ
せる(ステップS49,S50)。他方、リードした場
合には、侵入監視設定・入退室管理用カードリーダCR
31またはCR32の表示灯DSP31またはDSP3
2の巡回中灯を一時点灯制御し、共用部C3の侵入監視
を所定時間中止させると共に、図9に示すフローチャー
トのステップS67に移行する(ステップS65,S6
6)。
【0036】図9に移行して、ステップS67において
所定時間以内に侵入センサSE3が動作したか否かを判
定し、侵入センサSE3が動作しなかった場合には、再
び図6に示すステップS49に移行して巡回者に異常が
発生したと見なし巡回中異常信号を管理人に通報し警備
員を出動させて対応させる(ステップS49,S5
0)。
【0037】他方、図8に示すフローチャートのステッ
プS66の後は図9に示すフローチャートのステップS
68に移行して巡回員はエレベータELを使って共用部
C1に戻ることになり、上記ステップS67において所
定時間以内に侵入センサSE3が動作した場合及び上記
ステップS68を経た後は、所定時間以内に巡回開始/
終了設定用カードリーダCR1が巡回用カードをリーダ
したか否かを判定し(ステップS69)、リードしなか
った場合には、再び図6に示すステップS49に移行し
て巡回者に異常が発生したと見なし巡回中異常信号を管
理人に通報し警備員を出動させて対応させる(ステップ
S49,S50)。
【0038】逆に、上記ステップS69においてリード
した場合には、ID番号が巡回用のID番号か否かを判
定し(ステップS70)、巡回用でなければ表示灯DS
P1のNG灯を点灯させて(ステップS71)、ステッ
プS69にリターンする。上記ステップS70におい
て、ID番号が巡回用のID番号であれば表示灯DSP
1のOK灯を点灯させると共に(ステップS72)、共
用部C2、C3の侵入監視を通常の状態に戻し(ステッ
プS73)、表示灯DSP1の巡回中灯を消灯制御して
終了する(ステップS74)。
【0039】なお、この発明は、上述した実施の形態1
及び2に他にも、後述する実施の形態に従って実施する
ことができる。 実施の形態2.特開昭60−196892号公報に開示
されているID判別装置を各部屋の入口に設けたときも
巡回用に同様に兼用できる。または巡回時は侵入検出機
能を巡回している間中止するようにして用いることがで
きる。
【0040】実施の形態3.実施の形態1では侵入セン
サによって巡回者の巡回を検出したが、ID判別装置の
操作だけによって巡回を検出するようにしてもよい。但
し、侵入センサは部屋内部に入ることを検出するため、
より正確に検知できる。また、侵入センサとID判別装
置の両者を併用(いずれかの動作又は両方の動作)して
もよい。
【0041】実施の形態4.ID判別装置は、IDカー
ド(磁気、IC、非接触IC、光カード)やテンキー
(暗証番号)、バイオメトリクスID(指紋、声紋、サ
イン)等どのようなIDでもよく、また、それらを併用
してもよい。特に、各部屋のID判別手段と上記巡回設
定用ID判別手段によりID判別されるID判別用ツー
ルは、持ち歩き可能な同じID判別ツールを用いること
で、侵入監視の設定と入退室管理及び巡回設定を持ち歩
き可能な同じID判別ツールを用いて容易かつ簡単に行
うことができる。
【0042】実施の形態5.巡回時の異常発生信号と通
常時の侵入発生信号を別々に通報(管理人室又は電話回
線を使って警備会社へ通報)するだけでなく、巡回中は
どの場所で、いつ発生したかについても通報するように
してよい。
【0043】実施の形態6.共用部C1も侵入監視して
いる時は、巡回開始/終了設定用カードリーダCR1を
1階の警備室に設け、そこを出るとき、共用部C1の侵
入監視を中止するようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る機械警備
システムによれば、警備対象の建物内各部屋にID判別
手段を設けると共に各部屋及び共用部に侵入センサを設
けて、それら各部屋のID判別手段によって各部屋の侵
入監視の開始/終了を設定すると共に入退室管理を行う
ようにした機械警備システムにおいて、巡回警備の開始
/終了を設定する巡回設定用ID判別手段と、巡回を開
始すると巡回順序に従って各部屋のID判別手段及び各
部屋内の侵入センサの動作が順次所定時間内に動作する
ことをチェックして巡回員の巡回作業をしていることの
チェックと巡回員の安全を確認するための制御手段とを
備えたので、巡回警備者の動きをシーケンス的に監視す
ることができ、確実に巡回していることと巡回警備者に
何か異常が発生したことを確実に検出することができる
安全な防犯システムを構成することができる。
【0045】また、上記制御手段は、巡回を開始する
と、始めの共用部に設けた侵入センサによる侵入検出を
中止すると共に、巡回開始してからその侵入センサが所
定時間内に動作することをチェックし、その後、当該共
用部を経た各部屋の巡回を終了したとき、いずれかの部
屋のID判別手段で巡回時のID判別を行うと、次の共
用部の侵入検出を中止すると共に、次の共用部の侵入セ
ンサが所定時間以内に動作することをチェックするよう
にしたので、巡回経路に沿う共用部の侵入検出を中止し
かつ巡回員が共用部を巡回するのを確実に検出できる。
【0046】また、上記制御手段は、共用部を経た各部
屋の巡回時に各部屋のID判別手段及び侵入センサが所
定の巡回順序で所定時間以内に動作することをチェック
することで、巡回員の作業と安全をチェックすることが
できる。
【0047】また、上記巡回設定用ID判別手段は、入
退室管理機能を有し、上記制御手段は、当該ID判別手
段により巡回用のID判別を行っているときは、該当す
る部屋の侵入センサが侵入検出しないようにすること
で、巡回時に侵入センサが誤って侵入検出するのを防止
できる。
【0048】また、上記制御手段は、上記巡回設定用I
D判別手段により巡回終了を設定すると、すべての共用
部の侵入監視を通常の状態に戻すことで、巡回終了後の
侵入監視を確実に行うことができる。
【0049】また、上記各部屋のID判別手段と上記巡
回設定用ID判別手段によりID判別されるID判別用
ツールは、持ち歩き可能な同じID判別ツールを用いる
ことで、侵入監視の設定と入退室管理及び巡回設定を持
ち歩き可能な同じID判別ツールを用いて容易かつ簡単
に行うことができる。
【0050】また、上記制御手段は、通常の侵入発生信
号と巡回中の異常発生信号を別々に報知することで、侵
入発生と巡回中の異常発生を判別して検知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る機械警備シス
テムを説明するための建物のレイアウト図である。
【図2】 図1で用いるカードリーダの外観図である。
【図3】 図1の機械警備システムの全体構成を示すブ
ロック図である。
【図4】 この発明に係る通常時の各部屋の侵入監視の
フローチャートである。
【図5】 この発明に係る通常時の共用部の侵入監視の
フローチャートである。
【図6】 この発明に係る巡回時のフローチャートであ
る。
【図7】 図6に続くフローチャートである。
【図8】 図7に続くフローチャートである。
【図9】 図8に続くフローチャートである。
【符号の説明】
C1,C2,C3 共用部、R21,R22,R31,
R32 部屋、CR1 巡回開始/終了設定用カードリ
ーダ、CR21,CR22,CR31,CR32 侵入
監視設定・入退室管理用カードリーダ、SE2,SE
3,SE21,SE22,SE31,SE32 侵入セ
ンサ、1a CPU。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 警備対象の建物内各部屋にID判別手段
    を設けると共に各部屋及び共用部に侵入センサを設け
    て、それら各部屋のID判別手段によって各部屋の侵入
    監視の開始/終了を設定すると共に入退室管理を行うよ
    うにした機械警備システムにおいて、巡回警備の開始/
    終了を設定する巡回設定用ID判別手段と、巡回を開始
    すると巡回順序に従って各部屋のID判別手段及び各部
    屋内の侵入センサの動作が順次所定時間内に動作するこ
    とをチェックして巡回員の巡回作業をしていることのチ
    ェックと巡回員の安全を確認するための制御手段とを備
    えたことを特徴とする機械警備システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の機械警備システムにおい
    て、上記制御手段は、巡回を開始すると、始めの共用部
    に設けた侵入センサによる侵入検出を中止すると共に、
    巡回開始してからその侵入センサが所定時間内に動作す
    ることをチェックし、その後、当該共用部を経た各部屋
    の巡回を終了したとき、いずれかの部屋のID判別手段
    で巡回時のID判別を行うと、次の共用部の侵入検出を
    中止すると共に、次の共用部の侵入センサが所定時間以
    内に動作することをチェックすることを特徴とする機械
    警備システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の機械警備システムにおい
    て、上記制御手段は、共用部を経た各部屋の巡回時に各
    部屋のID判別手段及び侵入センサが所定の巡回順序で
    所定時間以内に動作することをチェックし、巡回員の作
    業と安全をチェックすることを特徴とする機械警備シス
    テム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の機
    械警備システムにおいて、上記巡回設定用ID判別手段
    は、入退室管理機能を有し、上記制御手段は、当該ID
    判別手段により巡回用のID判別を行っているときは、
    該当する部屋の侵入センサが侵入検出しないようにする
    ことを特徴とする機械警備システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の機
    械警備システムにおいて、上記制御手段は、上記巡回設
    定用ID判別手段により巡回終了を設定すると、すべて
    の共用部の侵入監視を通常の状態に戻すことを特徴とす
    る機械警備システム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の機
    械警備システムにおいて、上記各部屋のID判別手段と
    上記巡回設定用ID判別手段によりID判別されるID
    判別用ツールは、持ち歩き可能な同じID判別ツールを
    用いることを特徴とする機械警備システム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の機
    械警備システムにおいて、上記制御手段は、通常の侵入
    発生信号と巡回中の異常発生信号を別々に報知すること
    を特徴とする機械警備システム。
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