JPH10240281A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JPH10240281A
JPH10240281A JP9062350A JP6235097A JPH10240281A JP H10240281 A JPH10240281 A JP H10240281A JP 9062350 A JP9062350 A JP 9062350A JP 6235097 A JP6235097 A JP 6235097A JP H10240281 A JPH10240281 A JP H10240281A
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JP
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karaoke
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JP9062350A
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Shinji Ito
慎治 伊藤
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Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報コンテンツ画面とカラオケ画面とを組み
合わせて表示するようなカラオケ装置において、カラオ
ケ画面の歌詞テロップが歌い手にとって読み難くならな
いようなカラオケ装置を提供すること。 【解決手段】 カラオケ用の背景画のサイズを変更して
所定の情報を表示する画面と合成し、表示装置の表示画
面に同時に表示することのできるカラオケ装置であっ
て、前記表示画面に対する前記カラオケ用の背景画の大
きさの比にかかわらず、前記表示画面に所定の大きさで
歌詞テロップを表示することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラオケ装置に関
し、特に、表示装置にカラオケ用の画面と情報コンテン
ツ画面とを組み合わせて表示することができるカラオケ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、表示装置にカラオケ用の画
面、すなわち、カラオケの背景画と演奏曲の歌詞テロッ
プとを表示するカラオケ装置が知られている。近年、歌
詞テロップ以外の各種の情報、例えば新曲情報やニュー
スなどの情報を情報コンテンツ画面としてカラオケ用の
画面と組み合わせて表示装置に表示することができるカ
ラオケ装置も広く採用されるようになってきた。
【0003】カラオケ画面(カラオケの背景画と歌詞テ
ロップとが表示される画面)と、情報コンテンツ画面を
組み合わせる場合、例えば、表示装置の表示領域(ほぼ
長方形状の領域)を4分割し、その一つをカラオケ画面
の表示領域として用い、残りの4分の3の領域を情報コ
ンテンツ画面の表示領域として用いたり、あるいは、表
示装置の表示領域の上半分を情報コンテンツ画面の表示
領域、下半分をカラオケ画面の表示領域として用いたり
して、両者を同一の表示装置で表示するようにしてい
る。
【0004】前者の方式でカラオケ画面と情報コンテン
ツ画面とを表示装置に表示する場合の従来技術の例を図
4に示す。
【0005】従来のカラオケ装置においては、演奏曲デ
ータに基づいて生成された歌詞テロップの画像信号と、
所定の再生装置により再生されたカラオケ背景画の画像
信号が、スーパーインポーズユニット101により重ね
合わされる。すなわち、スーパーインポーズユニット1
01により、通常のカラオケ画面用の画像信号が再生さ
れる。次に、スーパーインポーズユニット101から出
力されたカラオケ画面用の画像信号は、ピクチャ・イン
・ピクチャユニット102に入力される。
【0006】ピクチャ・イン・ピクチャユニット102
は、図示しない制御手段により制御されて、もう一方の
入力信号である情報コンテンツ画面の画像信号とカラオ
ケ画面用の画像信号とを処理して、表示装置103に、
背景画および歌詞テロップからなるカラオケ画面103
Kと、情報コンテンツ画面103Iとを図示の様に表示
する。図4においては、カラオケ画面103Kが表示装
置103の左下4分の1の領域を占め、他の4分の3の
領域に情報コンテンツ画面103Iが表示される例を示
している。
【0007】ここで、カラオケ画面103Kは、もしも
情報コンテンツ画面103Iが無ければ、表示装置10
3の表示領域全体に広がった状態で表示されるべき画面
であるが、情報コンテンツ画面103Iがあるために、
表示装置103の表示領域の4分の1のサイズに縮小さ
れて表示されている。
【0008】図4のブロック図の構成から明らかなよう
に、スーパーインポーズユニット101によって歌詞テ
ロップが背景画に重畳された後に、ピクチャ・イン・ピ
クチャユニット102によりカラオケ画面を縮小するた
めの信号処理が行われるため、表示装置103に表示さ
れたカラオケ画面103Kの歌詞テロップの大きさも、
カラオケ画面が表示装置103の表示領域全体に表示さ
れる場合に比べて、面積比で4分の1のサイズに縮小さ
れることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】カラオケ画面の歌詞テ
ロップのサイズは、カラオケ画面が表示装置103の全
表示領域に渡って表示された時に読みやすいようなサイ
ズに設定されているため、図4に示すようにカラオケ画
面が4分の1に縮小されると、歌詞テロップのサイズも
4分の1に縮小され、歌い手にとっては極めて歌詞が読
みにくくなってしまうという問題があった。
【0010】上記の例は、カラオケ画面103Kが表示
装置103の表示領域の4分の1のサイズに縮小された
場合の例であるが、前述のように表示装置103の表示
領域を上下に分割して一方に情報コンテンツ、他方にカ
ラオケ画面を表示するような場合も、図4と同様の構成
で画像信号を処理すると、歌詞テロップは、高さが2分
の1、幅は本来のサイズで表示されることになり、その
結果、歌詞テロップは上下につぶれた文字として表示さ
れ、歌い手にとって読み難くなるという問題があった。
【0011】上記の事情に鑑み、本発明は、情報コンテ
ンツ画面とカラオケ画面とを組み合わせて表示するよう
なカラオケ装置において、カラオケ画面の歌詞テロップ
が歌い手にとって読み難くならないようなカラオケ装置
を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に記
載のカラオケ装置は、カラオケ用の背景画のサイズを変
更して所定の情報を表示する画面と合成し、表示装置の
表示画面に同時に表示することのできるカラオケ装置で
あって、前記表示画面に対する前記カラオケ用の背景画
の大きさの比にかかわらず、前記表示画面に所定の大き
さで歌詞テロップを表示することを特徴としている。従
って、情報表示画面とカラオケ背景画が組み合わされて
表示されていても、歌詞テロップは見やすい大きさで表
示されることになる。
【0013】請求項2に記載のカラオケ装置は、画像を
表示するための表示装置を有し、カラオケ用の背景画の
画面を表示する第1のモードと、所定の情報の表示画面
を前記表示装置に表示する第2のモード、そして前記表
示装置に前記カラオケ用画面と前記情報の表示画面とを
組み合わせて表示する第3のモードで動作可能なカラオ
ケ装置であって、前記動作モードにかかわらず、歌詞テ
ロップを常に同じ大きさで前記表示装置に表示する表示
制御手段を有することを特徴としている。
【0014】請求項3に記載のカラオケ装置は、歌い手
に対して画像を表示するための歌い手用表示装置と、歌
い手以外の利用者に対して画像を表示する聞き手用表示
装置を有し、カラオケ用の背景画の画面を表示する第1
のモードと、所定の情報の表示画面を前記表示装置に表
示する第2のモード、そして前記表示装置に前記カラオ
ケ用画面と前記情報の表示画面とを組み合わせて表示す
る第3のモードのいずれかのモードで動作するカラオケ
装置であって、少なくとも前記歌い手用表示装置には、
前記動作モードにかかわらず、歌詞テロップを常に同じ
大きさで表示する表示制御手段を有することを特徴とし
ている。
【0015】請求項4に記載のカラオケ装置は、歌い手
に対して画像を表示するための歌い手用表示装置と、歌
い手以外の利用者に対して画像を表示する聞き手用表示
装置を有し、カラオケ用の背景画の画面を表示する第1
のモードと、所定の情報の表示画面を前記表示装置に表
示する第2のモード、そして前記表示装置に前記カラオ
ケ用画面と前記情報の表示画面とを組み合わせて表示す
る第3のモードで動作可能なカラオケ装置であって、前
記表示装置に歌詞テロップを表示する表示手段を有し、
前記動作モードにかかわらず、前記歌い手用表示装置に
表示される歌詞の大きさは、前記聞き手用表示装置に表
示される歌詞の大きさ以上の大きさであることを特徴と
としている。
【0016】請求項5に記載のカラオケ装置は、前記第
3のモードで動作しているときに、前記カラオケ用画面
と前記情報の表示画面とが、前記表示装置の異なる領域
に表示されることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態である
カラオケ装置1の構成を示すブロック図である。
【0018】カラオケ装置1は、いわゆる通信カラオケ
装置である。カラオケ装置1は、システム全体の動作を
制御するCPU(Central Processing Unit)30を有
する。CPU30は、内部にROM(Read Only Memor
y)30AとRAM(Random Access Memory)30Bを
有している。ROM30Aには、CPU30により実行
される種々のプログラムが格納されている。また、RA
M30Bは、CPU30がプログラムを実行する際の作
業領域として、あるいは各データの一時的な記憶領域と
して用いられる。CPU30には、モデム11、操作パ
ネル12、HDD(ハードディスクドライブ)14、V
D(ビデオディスク)プレーヤ15、MIDI(Musica
l Instrument Digital Interface)プレーヤ16、歌詞
テロップ画像生成ユニット17、情報コンテンツ画像生
成ユニット18、ピクチャ・イン・ピクチャユニット1
9、画像合成ユニット20が接続されている。
【0019】モデム11は、通信事業者により提供され
ている電話回線網に接続して、図示しないホストコンピ
ュータとデータ通信を行い、曲データ、情報コンテンツ
データの取得や、各種情報の交換を行うために用いられ
る。操作パネル12は、カラオケ装置1の利用者がリク
エスト曲を入力したり、情報コンテンツの表示、カラオ
ケ画面の表示などの切換を行ったり、また、演奏曲に対
する各種の操作、例えば、エコー、移調等の効果や、曲
のカット、音量の調整などを行うための操作ボタン等が
設けられている。なお、操作パネル12はリモコン(リ
モートコントローラ)13からの信号を受信する受信手
段(図示せず)も設けられており、リモコン13でも操
作パネル12上で行われる各操作を実行することができ
るようになっている。
【0020】HDD14は、カラオケ装置1によるカラ
オケ演奏を行うための曲データを格納する格納手段であ
る。曲データは、MIDIデータからなる演奏データ、
歌詞テロップの情報である歌詞データ、そして、背景画
に関する情報である背景データを含んでいる。HDD1
4には、モデム11を介してホストコンピュータから受
信した曲データも格納される。即ち、ホストコンピュー
タからデータ通信によって受信したデータは、既にHD
D14に格納されている曲データに追加される。また、
情報コンテンツのデータもHDD14に格納されてい
る。曲データと同様に、モデム11を介してホストコン
ピュータから送られてきた情報コンテンツデータもまた
HDD14に格納される。
【0021】VDプレーヤ15は、映像データ記録媒体
であるビデオディスクを再生して、映像信号を出力する
装置である。複数のジャンルに対応した映像データがビ
デオディスクに格納されており、前述の曲データに含ま
れる背景データに対応したジャンルの映像データが再生
される。
【0022】CPU30は、利用者がリモコン13もし
くは操作パネル12からリクエスト曲を入力すると、H
DD14に格納された曲データからリクエスト曲のデー
タを読み出し、背景データに基づくVDプレーヤ15に
よる背景画の再生、歌詞データに基づく歌詞テロップ画
像生成ユニット17により歌詞テロップ画像の生成、そ
して演奏データに基づくMIDIプレーヤ16によるリ
クエスト曲の演奏を行う。
【0023】MIDIプレーヤ16はMIDI音源を有
しており、演奏データ(MIDIデータ)に基づいて音
声信号を再生し、アンプ21に出力する。アンプ21に
は、マイク(マイクロフォン)22が接続されている。
MIDIプレーヤ16により出力された音声信号と、マ
イク22からの利用者の歌声の音声信号が、アンプ21
にて合成され増幅されてスピーカ23より可聴音として
出力される。即ち、演奏曲の音声と、利用者の歌声とが
同時にスピーカ23から出力される。
【0024】歌詞テロップ画像生成ユニット17は、C
PU30がHDD14から読み出した曲データに含まれ
る歌詞データに基づいて、表示装置24に表示するため
の歌詞テロップ画像信号を生成し、画像信号合成ユニッ
ト20に出力する。歌詞データは例えばシフトJISコ
ードからなる文字データであり、歌詞テロップ画像生成
ユニット17は、文字データを画像データに変換し、例
えばNTSC信号として出力する。
【0025】情報コンテンツ画像生成ユニット18は、
CPU30がHDD14から読み出した情報コンテンツ
データに基づいて、表示装置24に表示するための情報
コンテンツ画像を生成する。情報コンテンツデータは、
本実施の形態においては文字データであり、情報コンテ
ンツ画像生成ユニット18は、文字データである情報コ
ンテンツデータを画像データに変換し、画像信号として
出力する。なお、情報コンテンツデータは文字データに
限る必要はなく、所定のフォーマットの画像データであ
ってもよい。
【0026】ピクチャ・イン・ピクチャユニット19
は、2つの異なる画像信号を、表示装置24の表示領域
を分割して、各領域に同時に表示するための画像信号を
生成するユニットである。本実施の形態においては、ピ
クチャ・イン・ピクチャユニット19は、情報コンテン
ツ画像生成ユニット18が出力する情報コンテンツ画像
信号と、VDプレーヤ15が出力する背景画像信号とを
受け、情報コンテンツ画面と背景画像が組み合わされた
画面を表示するための画像信号を生成し出力する。
【0027】ピクチャ・イン・ピクチャユニット19に
おける情報コンテンツ画面と背景画像との組合せは、操
作パネル12の操作部材の操作により変更することがで
きる。即ち、操作パネル12の操作により、本カラオケ
装置1は、背景画像のみを有し情報コンテンツ画面を含
まない画面の画像信号を出力する第1のモード、背景画
像を含まず、情報コンテンツ画面のみを含む第2のモー
ド、そして、背景画像と情報コンテンツ画面を、図2に
示すように組み合わせる第3のモードのいずれかで動作
する。
【0028】なお、本実施の形態においては、背景画像
と情報コンテンツ画面との組合せは上記の一方式だけと
なっているが、前述のように背景画像と情報コンテンツ
画面とを、表示装置24の表示領域の上下に配置しても
よいし、さらには、両者の面積比、表示位置を利用者が
任意に設定できるように構成することも可能である。
【0029】画像合成ユニット20は、ピクチャ・イン
・ピクチャユニット19が出力した、背景画像と情報コ
ンテンツ画面が組み合わされた画像を表示するための画
像信号に、歌詞テロップ画像生成ユニット17が出力し
た歌詞テロップを表示するための画像信号とを重ねて表
示させるための表示用画像信号を出力する。
【0030】以上の信号処理および表示装置24に表示
される画像の例を図2に示す。図2において、情報コン
テンツ画面は、情報コンテンツ画面生成ユニット18に
より生成され画像信号としてピクチャ・イン・ピクチャ
ユニット19に入力される。背景画像はVDプレーヤ1
5により生成され背景画像信号としてピクチャ・イン・
ピクチャユニット19に入力される。
【0031】ピクチャ・イン・ピクチャユニット19
は、情報コンテンツ画面と背景画像を組み合わせた画像
を生成し、組合せ画像の画像信号を画像合成ユニット2
0に入力する。歌詞テロップ画像は歌詞テロップ画像生
成ユニット17により生成され歌詞テロップ画像信号と
して画像合成ユニット20に入力される。
【0032】画像合成ユニット20は、情報コンテンツ
と背景画との組合せ画像に歌詞テロップがスーパーイン
ポーズされた画像を表示するための画像信号を生成し、
表示装置24に送る。表示装置24は、画像合成ユニッ
ト20からの信号に基づき、図2に示すような画像を表
示する。
【0033】以上のように、情報コンテンツ画面と背景
画像とが組み合わされた後で歌詞テロップ画像信号がス
ーパーインポーズされるため、背景画像が表示装置24
の表示領域に比して比較的小さくても、歌詞テロップ
は、背景画像が表示装置24の表示領域全面に表示され
る場合と同様のサイズで表示される。従って、たとえ情
報コンテンツ画面とカラオケ背景画が組み合わされた状
態で表示される場合でも歌詞テロップは所定のサイズで
表示され、歌い手にとっては歌詞テロップが読みやす
く、また歌い手以外の利用者にとっては情報コンテンツ
が見やすい、優れたカラオケ装置を提供することが可能
となる。
【0034】なお、歌詞テロップを表示するか否かは、
画像合成ユニット20を制御することにより選択するこ
とができる。従って、カラオケ装置1が、上記第1のモ
ードおよび第3のモードで動作中の時のみ歌詞テロップ
を表示するようにすれば、第2のモードで動作中には歌
詞テロップが表示されなくなるため、情報コンテンツの
表示が歌詞テロップで妨げられることがない。
【0035】あるいは、カラオケ曲演奏中には歌詞テロ
ップを表示し、カラオケ曲の演奏を行っていないときに
は歌詞テロップを表示しないように、画像合成ユニット
20を制御すれば、歌い手は、表示装置24に表示され
ている画像が何であるかにかかわらず、常に、所定サイ
ズの歌詞テロップを参照することができるという優れた
特徴を有している。
【0036】また、前述のように背景画像と情報コンテ
ンツの表示面積比を利用者が自由に変更できるような場
合でも、本カラオケ装置1の構成によれば、常に歌詞テ
ロップは所定の大きさで表示されるため、歌い手は常に
歌詞が見やすい状態でカラオケを楽しむことができる。
また、歌い手以外の利用者も、歌い手が歌詞テロップを
読めるか否かを気にすることなく、自由に情報コンテン
ツ画面のサイズを変更することができ、全ての利用者に
とって使用感の良いカラオケ装置を実現することが可能
になる。
【0037】図3は、図2に示す本実施の形態のカラオ
ケ装置における画像信号の処理部と、図4に示す従来の
カラオケ装置における画像信号処理部を組み合わせたカ
ラオケ装置の例を示す図である。
【0038】カラオケ装置の中には、歌い手専用の表示
装置と、聞き手用の表示装置を備えたものがある。上述
の実施の形態において、歌詞テロップが常に所定のサイ
ズで表示されるように構成したのは、背景画像が小さく
表示されても歌い手が歌詞テロップを容易に読むことが
できるようにするためである。
【0039】図3に示すように、カラオケ装置が歌い手
専用の表示装置241と、聞き手用の表示装置242を
有する場合、歌い手専用の表示装置241においてのみ
歌詞テロップが所定の大きさで表示されれば良く、聞き
手用の表示装置242においては、歌詞テロップは背景
画像と共に縮小表示されてもよい。
【0040】このため、図3に示すカラオケ装置におい
ては、表示装置241には、図2における画像合成ユニ
ット20の出力信号(出力B)を入力し、聞き手用の表
示装置242には、図4におけるピクチャ・イン・ピク
チャユニット102の出力信号(出力A)を入力するよ
うにしている。従って、表示装置241においては、カ
ラオケ背景画像が縮小表示されてるにもかかわらず歌詞
テロップは所定の大きさで表示されており、一方、表示
装置242においては、カラオケ背景画像と歌詞テロッ
プが共に縮小表示されている。
【0041】なお、図3においても、背景画像が表示装
置241、242の表示領域の図中左下方ほぼ4分の1
の領域に表示される例を示したが、背景画像と情報コン
テンツの表示領域はこの例に示す位置に限る必要はな
く、背景画像と情報コンテンツとがどのような位置関
係、どのような面積比で表示されても、本発明を適用す
ることが可能である。
【0042】また、図3のカラオケ装置も、図1のカラ
オケ装置1と同様に、カラオケ画面だけを表示する第1
のモード、情報コンテンツだけを表示する第2のモー
ド、および両者を組み合わせる第3のモードで動作可能
である。そして、第3のモードでカラオケ装置が動作し
ているときに、少なくとも歌い手用表示装置241にお
いて上記のように歌詞テロップを所定の大きさで表示す
るように構成されている。
【0043】なお、上記図3の構成は、情報コンテンツ
とカラオケ画面を、歌い手専用の表示装置と聞き手用の
表示装置それぞれに表示するカラオケ装置において、歌
い手専用の表示装置に表示される歌詞テロップの文字サ
イズが常に聞き手用表示装置に表示される歌詞テロップ
の文字サイズ以上の大きさとなるような構成であると言
うこともできる。
【0044】
【発明の効果】請求項1に記載のカラオケ装置によれ
ば、カラオケ用の背景画のサイズを変更して所定の情報
を表示する画面と合成し、表示装置の表示画面に同時に
表示することのできるカラオケ装置において、前記表示
画面に対する前記カラオケ用の背景画の大きさの比にか
かわらず、前記表示画面に所定の大きさで歌詞テロップ
を表示するよう構成しているため、常に歌詞テロップが
見やすい状態で表示されるため、歌い手にとっても、情
報表示画面を見る利用者にとっても使い勝手のよいカラ
オケ装置を実現することができる。
【0045】請求項2に記載のカラオケ装置によれば、
画像を表示するための表示装置を有し、カラオケ用の背
景画の画面を表示する第1のモードと、所定の情報の表
示画面を前記表示装置に表示する第2のモード、そして
前記表示装置に前記カラオケ用画面と前記情報の表示画
面とを組み合わせて表示する第3のモードで動作可能な
カラオケ装置であって、前記動作モードにかかわらず、
歌詞テロップを常に同じ大きさで前記表示装置に表示す
る表示制御手段を有するよう構成されているため、歌い
手は常に歌詞テロップを容易に読むことができる。
【0046】請求項3に記載のカラオケ装置によれば、
歌い手に対して画像を表示するための歌い手用表示装置
と、歌い手以外の利用者に対して画像を表示する聞き手
用表示装置を有し、カラオケ用の背景画の画面を表示す
る第1のモードと、所定の情報の表示画面を前記表示装
置に表示する第2のモード、そして前記表示装置に前記
カラオケ用画面と前記情報の表示画面とを組み合わせて
表示する第3のモードのいずれかのモードで動作するカ
ラオケ装置であって、少なくとも前記歌い手用表示装置
に、前記動作モードにかかわらず、歌詞テロップを常に
同じ大きさで表示するよう構成されているため、少なく
とも、歌い手は、常に一定の大きさで表示された歌詞テ
ロップを見てカラオケを利用することができる。また、
歌い手以外の利用者は、歌い手が歌詞テロップを読める
か否かを気にすることなく、自由に動作モードを変更す
ることができる。
【0047】請求項4に記載のカラオケ装置によれば、
歌い手に対して画像を表示するための歌い手用表示装置
と、歌い手以外の利用者に対して画像を表示する聞き手
用表示装置を有し、カラオケ用の背景画の画面を表示す
る第1のモードと、所定の情報の表示画面を前記表示装
置に表示する第2のモード、そして前記表示装置に前記
カラオケ用画面と前記情報の表示画面とを組み合わせて
表示する第3のモードで動作可能なカラオケ装置であっ
て、前記表示装置に歌詞テロップを表示する表示手段を
有し、前記動作モードにかかわらず、前記歌い手用表示
装置に表示される歌詞の大きさは、前記聞き手用表示装
置に表示される歌詞の大きさ以上の大きさであるように
構成されているため、少なくとも歌い手は、聞き手より
歌詞テロップが読みやすい状況でカラオケを楽しむこと
ができる。
【0048】請求項5に記載のカラオケ装置によれば、
前記カラオケ装置が前記第3のモードで動作していると
きに、前記カラオケ用画面と前記情報の表示画面とが、
前記表示装置の異なる領域に表示されるよう構成されて
いるため、カラオケ用画面が情報の表示画面を妨げるこ
となく、しかも、歌詞テロップは、カラオケ用画面のサ
イズにかかわらず読みやすい状態で表示されるため、歌
い手にとっても、また聞き手にとっても使用感の良いカ
ラオケ装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラオケ装置の構成を示すブロック図
である。
【図2】図1に示すカラオケ装置のピクチャ・イン・ピ
クチャユニットと画像合成ユニット及び、表示装置の表
示画面を示す図である。
【図3】図2に示すピクチャ・イン・ピクチャユニット
と画像合成ユニット及び、表示装置および、従来のピク
チャ・イン・ピクチャユニットと画像合成ユニット及
び、表示装置との2系統の表示部を有するカラオケ装置
の例を示す図である。
【図4】従来のカラオケ装置における背景画像、歌詞テ
ロップおよび情報コンテンツの画像信号の処理を示す図
である。
【符号の説明】
1 カラオケ装置 11 モデム 12 操作パネル 13 リモコン 14 HDD 15 VDプレーヤ 16 MIDIプレーヤ 17 歌詞テロップ画像生成ユニット 18 情報コンテンツ画像生成ユニット 19 ピクチャ・イン・ピクチャユニット 20 画像合成ユニット 21 アンプ 22 マイクロフォン 23 スピーカ 24 表示装置 30 CPU 30A ROM 30B RAM 241 表示装置 242 表示装置 NET 電話回線網

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラオケ用の背景画のサイズを変更して
    所定の情報を表示する画面と合成し、表示装置の表示画
    面に同時に表示することのできるカラオケ装置におい
    て、 前記表示画面に対する前記カラオケ用の背景画の大きさ
    の比にかかわらず、前記表示画面に所定の大きさで歌詞
    テロップを表示することを特徴とするカラオケ装置。
  2. 【請求項2】 画像を表示するための表示装置を有し、
    カラオケ用の背景画の画面を表示する第1のモードと、
    所定の情報の表示画面を前記表示装置に表示する第2の
    モード、そして前記表示装置に前記カラオケ用画面と前
    記情報の表示画面とを組み合わせて表示する第3のモー
    ドで動作可能なカラオケ装置であって、前記動作モード
    にかかわらず、歌詞テロップを常に同じ大きさで前記表
    示装置に表示する表示制御手段を有することを特徴とす
    るカラオケ装置。
  3. 【請求項3】 歌い手に対して画像を表示するための歌
    い手用表示装置と、歌い手以外の利用者に対して画像を
    表示する聞き手用表示装置を有し、カラオケ用の背景画
    の画面を表示する第1のモードと、所定の情報の表示画
    面を前記表示装置に表示する第2のモード、そして前記
    表示装置に前記カラオケ用画面と前記情報の表示画面と
    を組み合わせて表示する第3のモードのいずれかのモー
    ドで動作するカラオケ装置であって、少なくとも前記歌
    い手用表示装置には、前記動作モードにかかわらず、歌
    詞テロップを常に同じ大きさで表示する表示制御手段を
    有することを特徴とするカラオケ装置。
  4. 【請求項4】 歌い手に対して画像を表示するための歌
    い手用表示装置と、歌い手以外の利用者に対して画像を
    表示する聞き手用表示装置を有し、カラオケ用の背景画
    の画面を表示する第1のモードと、所定の情報の表示画
    面を前記表示装置に表示する第2のモード、そして前記
    表示装置に前記カラオケ用画面と前記情報の表示画面と
    を組み合わせて表示する第3のモードで動作可能なカラ
    オケ装置であって、前記表示装置に歌詞テロップを表示
    する表示手段を有し、前記動作モードにかかわらず、前
    記歌い手用表示装置に表示される歌詞テロップの大きさ
    は、前記聞き手用表示装置に表示される歌詞テロップの
    大きさ以上の大きさであることを特徴とするカラオケ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記カラオケ装置が前記第3のモードで
    動作しているときに、前記カラオケ用画面と前記情報の
    表示画面とが、前記表示装置の異なる領域に表示される
    こと、を特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに
    記載のカラオケ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011215255A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Brother Industries Ltd カラオケ装置、プログラム
JP2015069043A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 ブラザー工業株式会社 カラオケ装置
JP2024102791A (ja) * 2023-01-19 2024-07-31 リベラルロジック株式会社 プログラム、情報処理システム及び情報処理方法

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