JPH10240096A - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の制御方法

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JPH10240096A
JPH10240096A JP9041846A JP4184697A JPH10240096A JP H10240096 A JPH10240096 A JP H10240096A JP 9041846 A JP9041846 A JP 9041846A JP 4184697 A JP4184697 A JP 4184697A JP H10240096 A JPH10240096 A JP H10240096A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成中断後の自動復帰手順を知らないこ
とから起こるユーザの意図しない状態で画像形成が再開
されてしまうことを防止すること。 【解決手段】 画像形成部の画像形成中断後、設定され
ている画像形成モードにより画像形成を再開させる第1
の復帰モードの実行有無を操作部312によりRAM3
00cに設定し、該設定される前記第1の復帰モードの
設定状態に基づいてCPU300aが前記画像形成部に
よる画像形成再開状態を制御する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設定される画像形
成モードにより画像形成を行う画像形成装置および画像
形成装置の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置には、ジャム(紙づ
まり),トナー切れ等による画像形成中断後に画像形成
モードを復帰させるリカバリ処理機能を有するものがあ
り、ジャム処理のため装置の電源がオフしても、コピー
モード,コピー条件等のパラメータを不揮発生のメモリ
(例えば、電池によるバックアップ手段を持つRAM)
に保持することにより、リカバリ処理を可能としてい
る。
【0003】さらに、自動原稿給送装置(フィーダ)を
使用した原稿を画像形成中、ジャムやトナー無し等によ
る画像形成中断後に前記フィーダによる自動原稿リカバ
リ(復帰)処理を行うものもある。
【0004】このリカバリ処理は、フィーダを使用した
画像形成途中で、例えばジャムした後の再画像形成時
に、使用者が給送された原稿を含めて全てフィーダに再
セットすれば、装置が自動的に既に画像形成が終了して
いる原稿を空送りして、残りの原稿から画像形成を再開
するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例では、以下のような問題点があった。
【0006】特にパーソナル機においては、コスト面を
考慮してジャム(紙づまり)やトナー無し等による画像
形成中断後に画像形成モードをリカバリ(復帰)処理す
ることを、使用者に認識させる操作部上の表示やリカバ
リの手順をメッセージで通知する手段を備えていない場
合がある。通常の場合、ユーザが取扱説明書を参照して
リカバリの手順を踏んでくれることを期待しても、その
内容が難しくて読まれない場合が多い。一方、このよう
な事態に対して、装置自体にラベル表示することも可能
であるが、種々のジャムを的確に表現することは難しく
なるばかりか、ラベルに頼れば装置がラベルだらけにな
ってしまい製品のイメージを悪くしてしまう。
【0007】さらに、複数枚の原稿を自動原稿給送装置
(フィーダ)を使用して画像形成可能な画像形成装置に
おいては、自動原稿給送装置による自動原稿リカバリ処
理が行われるが、再画像形成時に、装置が自動的にリカ
バリ処理を行うことを認識してない(自動復帰させるた
めの原稿の扱い方を知らない)使用者は間違った状態で
画像形成の開始指示を行ってしまう場合があった。
【0008】下記に具体例として、リカバリ処理を行う
画像形成装置において、フィーダに原稿を5枚セットし
た状態で画像形成をスタートさせ、画像形成装置が2枚
目の原稿を画像形成する前にジャム(紙づまり)が発生
した場合を例として説明する。
【0009】この場合、使用者がジャムした原稿を取り
除き、原稿を元に戻し、原稿5枚全てをフィーダに再セ
ットした後、再スタートの指示を行えば、画像形成装置
は自動的にリカバリ処理を実行するため、1枚目の原稿
を空送りして2枚目の原稿から画像形成を行い、正しい
画像形成結果が得られる。
【0010】しかし、ジャム解除後、画像形成された1
枚目の原稿を元に戻さず、2〜5枚目の原稿をフィーダ
にセットしたままの状態で、再スタートの指示を行った
場合、画像形成装置は上述のリカバリ処理を実行するた
め、2枚目の原稿を(1枚目の原稿とみなし)空送りす
るため、3枚目の原稿から画像形成が行われてしまう。
このため、2枚目の原稿が画像形成されず、使用者の意
図した画像形成結果を得ることができない。
【0011】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第10の発
明の第1の目的は、画像形成部の画像形成中断後、設定
される画像形成モードにより画像形成を再開させる第1
の復帰モードの実行有無を設定し、該設定される第1の
復帰モードの設定状態に基づいて前記画像形成部による
画像形成再開状態を制御することにより、リカバリ処理
による復帰手順を知らない不慣れなユーザは、手動でユ
ーザの意図した状態で画像形成を再開させ、リカバリ処
理による復帰手順を知っているユーザは、自動で画像形
成を再開させて、誤操作による意図しない状態で画像形
成が再開されてしまうことを防止できること、また、第
2の目的は、原稿給送装置から給送される原稿に基づく
画像形成の中断後、前記原稿給送装置から原稿を再給送
して画像形成を再開させる第2の復帰モードの実行有無
を設定し、該設定される第2の復帰モードの設定状態に
基づいて前記原稿給送装置による原稿の再給送状態及び
前記画像形成部による画像形成再開状態を制御すること
により、自動原稿リカバリ処理による原稿の取扱方を知
らない不慣れなユーザは、手動でユーザの意図した状態
で原稿給送および画像形成を再開させ、自動原稿リカバ
リ処理による原稿の取扱方を知っているユーザには、原
稿を元に戻して原稿給送装置に再セットするだけで自動
で原稿の再給送及び画像形成を再開をさせて、原稿給送
装置に対する誤操作による意図しない状態で画像形成が
再開されてしまうことを防止できること、さらに、第3
の目的は、原稿給送装置から給送される原稿に基づく画
像形成の中断後、原稿給送装置から原稿を全て排出する
ことにより、自動原稿リカバリ処理による原稿の取扱方
を知らないユーザでも、排出された原稿をそのまま原稿
給送装置にセットするだけで正しい自動原稿リカバリ処
理を行うことができる画像形成装置および画像形成装置
の制御方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、画像形成部の画像形成中断後、設定されている画像
形成モードにより画像形成を再開させる第1の復帰モー
ドの実行有無を設定する第1の設定手段(操作部312
により設定されリカバリ有りフラグとして「1」or
「0」をRAM300cに保持する又はスイッチSW
1)と、前記第1の設定手段による前記第1の復帰モー
ドの設定状態に基づいて前記画像形成部による画像形成
再開状態を制御する第1の制御手段(CPU300aが
ROM300bに格納されたプログラムに基づいて画像
形成再開状態を制御する)を有するものである。
【0013】本発明に係る第2の発明は、前記第1の設
定手段は、初期設定として前記第1の復帰モードを実行
しないように設定(リカバリ有りフラグとして「0」を
RAM300cに保持)するものである。
【0014】本発明に係る第3の発明は、原稿給送部
(自動原稿給送装置353)から給送される原稿に基づ
く画像形成部の画像形成中断後、前記原稿給送部から原
稿を再送して画像形成を再開させる第2の復帰モードの
実行有無を設定する第2の設定手段(操作部312によ
り設定されリカバリ有りフラグとして「1」or「0」
をRAM300cに保持する又はスイッチSW1,スイ
ッチSW2)と、前記第2の設定手段による前記第2の
復帰モードの設定状態に基づいて前記原稿給送部による
原稿再給送状態及び前記画像形成部による画像形成再開
状態を制御する第2の制御手段(CPU300aがRO
M300bに格納されたプログラムに基づいて原稿再給
送状態及び画像形成再開状態を制御する)を有するもの
である。
【0015】本発明に係る第4の発明は、前記第2の設
定手段は、初期設定として前記第2の復帰モードを実行
しないように設定(リカバリ有りフラグとして「0」を
RAM300cに保持)するものである。
【0016】本発明に係る第5の発明は、原稿給送部
(自動原稿給送装置353)から給送される原稿に基づ
く画像形成部の画像形成中断後、前記原稿給送部から原
稿を全て排出制御する第3の制御手段(CPU300a
がROM300bに格納されたプログラムに基づいて排
出制御する)を有し、前記第3の制御手段(CPU30
0a)は、前記原稿給送部による原稿の再給送状態及び
前記画像形成部による画像形成再開状態を制御するもの
である。
【0017】本発明に係る第6の発明は、前記第3の制
御手段(CPU300a)は、前記原稿排出動作中の停
止指示に基づいて、前記原稿排出動作を停止するもので
ある。
【0018】本発明に係る第7の発明は、画像形成部の
画像形成中断後、設定されている画像形成モードにより
画像形成を再開させる第1の復帰モードの実行有無を設
定する第1の設定工程(図5のステップ(1)〜
(6))と、該設定される前記第1の復帰モードの設定
状態に基づいて前記画像形成部による画像形成を再開さ
せる画像形成再開工程(図6のステップ(1)〜
(4))とを有するものである。
【0019】本発明に係る第8の発明は、原稿給送部か
ら給送される原稿に基づく画像形成部の画像形成中断
後、前記原稿給送部から原稿を再送して画像形成を再開
させる第2の復帰モードの実行有無を設定する第2の設
定工程(図5のステップ(1)〜(6))と、該設定さ
れる前記第2の復帰モードの設定状態に基づいて前記原
稿給送部による原稿の再給送及び前記画像形成部による
画像形成を再開する再開工程(図8のステップ(1)〜
(3))とを有するものである。
【0020】本発明に係る第9の発明は、原稿給送部か
ら給送される原稿に基づく画像形成部の画像形成中断
後、前記原稿給送部から原稿を全て排出する排出工程
(図9のステップ(3))と、前記原稿給送部による原
稿の再給送及び前記画像形成部による画像形成を再開す
る再開工程(図8のステップ(2),(3))とを有す
るものである。
【0021】本発明に係る第10の発明は、前記原稿排
出動作中の停止指示に基づいて、前記原稿排出動作を停
止する停止工程(図9のステップ(4))を有するもの
である。
【0022】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1は、本発明の第1実施形態を示す
画像形成装置の構成を説明する断面図であり、特に電子
写真方式の画像形成装置について説明する。
【0023】電子写真方式の画像形成装置は、各機能を
大別すると、露光系,作像系,給紙搬送系、そして制御
系の4つのブロックで構成されている。
【0024】図において、露光系は原稿台,原稿照明
部,光路部等からなる。4は原稿照明ランプで、原稿台
に置かれた原稿を走査する。原稿照明ランプ4による走
査原稿光像は、第1ミラー3,第2ミラー2,第3ミラ
ー1の順に反射されズームレンズ8を介して第4ミラー
14,第5ミラー15,第6ミラー11で反射されて、
感光ドラム12に投影される。
【0025】作像系は感光ドラム12,1次帯電器9,
CDユニット13,現像器16,転写帯電器24,分離
帯電器25等からなる。9は1次帯電器で、向かって時
計方向に回転している感光ドラム12上を一様に帯電す
る。10はブランク露光ランプで、前記一様に帯電され
た感光ドラム12の表面電荷の非画像部の電荷を除去す
る。前記非画像部の電荷を除去された感光ドラム12
は、前記露光系からの原稿の投影光により露光される。
【0026】13はCDユニットで、前記画像露光によ
り形成された感光ドラム12上の静電潜像をカラー現像
する。16は現像器で、前記画像露光により形成された
感光ドラム12上の静電潜像を現像する。23は転写前
帯電器で、前記現像器16により現像された感光ドラム
12上のトナー像の荷電量を増大させる。
【0027】24は転写帯電器で、前記現像器16によ
り現像され、転写前帯電器23で荷電された感光ドラム
12上のトナー像を給紙部から搬送された転写紙に転写
する。25は分離帯電器で、転写帯電器24によりトナ
ー像を転写された記録紙を感光ドラム12から分離す
る。
【0028】6はクリーナ部で、前記転写後の感光ドラ
ム12の残留トナーを取り除く。7は前露光ランプで、
前記残留トナー除去後に感光ドラム12の残留電荷を除
電する。その後再び1次帯電,画像露光,現像,転写と
いったプロセスが繰り返される。
【0029】給紙搬送系は、給紙部,搬送部,定着部等
からなる。28,29は転写紙を格納するカセットであ
る。21,20はカセット給紙ローラで、カセット2
8,29に格納された転写紙を給紙する。カセット給紙
ローラ20によりカセット28より給紙された転写紙
は、分離フラッパ36で一枚に分離され、縦パスローラ
19,18によりレジストローラ22まで搬送される。
また、17は手差し給紙ローラで、手差しにより給紙さ
れた転写紙はレジストローラ22まで搬送される。
【0030】レジストローラ22まで搬送された転写紙
は、レジストローラ22に突き当てループを形成し、斜
行取りや画像先端合わせのタイミング補正が行われる。
レジストローラ22まで搬送された転写紙には、転写帯
電器24により感光ドラム12上に現像されたトナー像
が転写され、転写紙は分離帯電器25により感光ドラム
12から分離され、搬送部27を通って、定着ローラ3
0まで搬送される。
【0031】定着ローラ30は、定着ヒータ311(後
述する図2に示す)で加熱され、その表面温度をサーミ
スタ302(後述する図2に示す)で検出して、定着ロ
ーラ30の表面温度が所定値になるように制御されてい
る。また、5は定着ローラ30にシリコンオイルを塗布
するためのウェブである。搬送された転写紙上に転写さ
れたトナー像は、定着ローラ30の熱と圧力により転写
紙上に定着される。
【0032】通常コピーの場合は、トナー像が定着され
た転写紙は排紙ローラ31により搬送され、排紙ローラ
33により機外に排出される。
【0033】一方、両面コピーの場合は、トナー像が定
着された転写紙は排紙ローラ31により搬送され、紙変
更板32により偏向され、下搬送部入口ローラ34,セ
ットバックローラ26,下搬送部出口ローラ35によ
り、再度レジストローラ22に搬送される。
【0034】312は操作部で、各種設定及びメッセー
ジの表示等を行うことができる。353は自動原稿給送
装置(DF)で、原稿を原稿台に搬送する。また、画像
形成装置は、内部にコントローラ300(図2に示す)
を備え、画像形成装置全体を制御する制御系を有する。
【0035】また、上記自動原稿給送装置353は循環
式(原稿給送部と原稿排出部が同一であり、給送された
原稿は排出されて原稿給送部に戻る)でも非循環式で
も、その他の方式でもよい。
【0036】図2は、図1に示した画像形成装置の制御
構成を説明するブロック図であり、図1と同一のものに
は同一の符号を付してある。
【0037】図において、300は制御部(コントロー
ラ)で、CPU300a,ROM300b,RAM30
0c(不揮発性メモリ、例えば、NVRAM,電池によ
るバックアップ機能を持つRAMで、例えばジャム解除
等のために電源オフしても、コピーモード,コピー条件
等のフラグ/パラメータを保持する)等から構成され、
CPU300aがROM300bに格納されたプログラ
ムに基づいて複写シーケンスを総轄制御する。
【0038】操作部312は複写枚数設定キー、複写倍
率設定キー、複写動作開始を指示するスタートキー、複
写動作停止を指示あるいは動作モードを標準状態に復帰
するストップキー等のキー入力部、および動作モードの
設定状態等を表示するLED等の表示部が配置されてい
る。
【0039】302はサーミスタ等で構成される温度セ
ンサで、定着ローラ30の表面温度を検出し、A/Dコ
ンパータ301によりA/D変換された値がコントロー
ラ300に入力される。
【0040】303は高圧制御部で、1次帯電器9,転
写帯電器24等の帯電系,現像器16等に所定の電位を
印加する高圧ユニット304の制御を行う。305はモ
ータ制御部で、ステッピングモータやメイン駆動モータ
等のモータ306の駆動を制御する。
【0041】307はDC負荷制御部で、給紙ローラ2
1,レジストローラ22用等のソレノイド,クラッチ等
の駆動を制御する。308は転写紙の紙づまり検知およ
び光学系/レンズ系の位置検知等のセンサ類で、各セン
サの検知結果は制御部300に入力される。309はA
Cドライバで、原稿照明ランプ4等のAC負荷310お
よび定着ヒータ311へのAC電源供給を制御する。ま
た、定着ヒータ311等の異常を図示しないセンサによ
り検出し、シャットオフ機能付きのメインスイッチ(M
SW)314をオフ状態にする。
【0042】313はDC電源で、コントローラ300
等にDC電源を供給し、電源プラグ316から入力され
たAC電源はドアスイッチ(DSW)315,メインス
イッチ314を介してDC電源313に入力される。
【0043】また、上記コントローラ300は、オプシ
ョンで装着されるペーパデッキ351,エディタ35
2,自動原稿給送装置(フィーダ)353,ソータ35
4等の制御も行う。
【0044】図3は、図1に示した操作部312の構成
を説明する平面図である。
【0045】図において、401はコピー濃度調整レバ
ーで、コピー濃度をマニュアルで調整する時に使用す
る。402は定形変倍表示で定形変倍キー414で選択
した定形変倍を表示する。403はズーム表示で、ズー
ム変倍キー413でズーム変倍モードが設定されている
ときに点灯される。404は用紙選択/紙補給表示で、
用紙選択キー412で選択されたカセット等の表示や、
用紙がなくなったとき又は正しくセットされていないと
きの表示を行う。
【0046】405は枚数/倍率表示で、枚数/ズーム
セットキー409で設定したコピー枚数/倍率等を表示
する。406はクリア/ストップキーで、コピー枚数の
取り消し、連続コピーの中断を行う。407は電源スイ
ッチであり、408はコピースタートキーで、コピーの
開始を行うときに押下する。410は紙づまり表示で、
紙づまりが発生すると点滅される。415はAEキー
で、コピー濃度をAE(自動濃度調節)とマニュアル調
節とを切り替える。
【0047】以下、図4を参照して本発明に係る画像形
成装置における画像形成モードのリカバリ処理の設定操
作手順について説明する。
【0048】図4は、図3に示した操作部312により
設定する画像形成モードのリカバリ処理の設定操作手順
を説明する模式図であり、図3と同一のものには同一の
符号を付してある。
【0049】図において、画像形成モードをリカバリ
(復帰)処理の実行有無をユーザに設定させるためにユ
ーザモードに入ると、図4の(a)に示すように、ユー
ザは操作部312上のAEキー415を約4秒間押下し
続ける。これにより、CPU300aはROM300b
内の制御プログラムに基づいてユーザモードに入ったと
判断して、図4の(b)に示すように、枚数/倍率表示
405上に「U1」と表示する。
【0050】この状態は通常のコピースタンバイ状態と
は異なり、ユーザによる選択/設定専用の状態であり、
混乱を避けるため「ユーザモード」と呼ぶ。本実施形態
ではユーザによる選択/設定のため「ユーザモード」と
しているが、管理者による選択/設定であれば「管理モ
ード」でもよく、サービスマンによる選択/設定であれ
ば「サービスモード」であってもよい。
【0051】上記のようにユーザモードに入ると、リカ
バリモードの選択項目に入り、ここでは、既に図4の
(b)に示すよに「U1」表示がリカバリモードの選択
項目であることを示している。もし、他の項目(「U
2」あるいは「U3」等)が表示されていた場合は、ユ
ーザに「U1」を選択させる。図4の(c)に示すよう
に、ユーザが「U1」表示中に、コピースタートキー4
08を押下すると、CPU300aはROM300b内
の制御プログラムに基づいてリカバリモードの設定に入
ったと判断して、図4の(d)に示すように、枚数/倍
率表示405上に「0」を表示する。この「0」の表示
は、リカバリ処理を実行しない設定(リカバリ無し)で
あることを示し、「1」の表示はリカバリ処理を実行す
る設定(リカバリ有り)を示す。ここでは、デフォルト
(初期値)としてリカバリ処理を実行しない設定とされ
ているため、「0」を表示している。
【0052】次に、図4の(e)に示すように、枚数/
ズームセットキー409の「+」キーをユーザが押下す
ると、リカバリ処理を実行する(以下、リカバリ有り)
モード(第1の復帰モードとして)が設定される。ま
た,リカバリ有りの状態で、枚数/ズームセットキー4
09の「−」キーをユーザが押下すると再びリカバリ無
しに設定することも可能である。
【0053】枚数/ズームセットキー409の「+」キ
ーをユーザが押下してリカバリ有りを設定することによ
り、CPU300aはROM300b内の制御プログラ
ムからリカバリ有りが設定されたと判断して、図4の
(e)に示すように枚数/倍率表示405上に「1」を
表示する。CPU300aはROM300b内の制御プ
ログラムにより、リカバリ有りフラグとして「1」(リ
カバリ有り)をRAM300c上に保持させる。なお、
リカバリ有りを設定しない(すなわち、リカバリ無しを
設定した)場合、リカバリ有りフラグとして「0」(リ
カバリ無し)をRAM300c上に保持させ、この時、
枚数/倍率表示405上の表示は「0」である。すなわ
ち、リカバリモードの設定状態で図4の(e)に示す枚
数/ズームセットキー409の「+」キーあるいは
「−」キーをユーザが押下することにより、リカバリ有
りか否かを設定可能としている。
【0054】次に、リカバリモード設定項目から抜ける
ため、ユーザが「1」(リカバリ有り)あるいは「0」
(リカバリ無し)表示中に図4の(f)に示すように、
コピースタートキー408を押下すると、リカバリモー
ドの設定項目から抜ける。これにより、CPU300a
はROM300b内の制御プログラムからリカバリモー
ドの設定項目から抜けたと判断して、図4の(g)に示
すように、枚数/倍率表示405上に「U1」を表示す
る。
【0055】そして、AEキー415あるいはクリア/
ストップキー406をユーザが押下することにより、ユ
ーザモードから抜ける(通常のコピースタンバイ状態に
戻る)。
【0056】これにより、ジャム等の画像形成中断後に
画像形成モードをリカバリ(復帰)させるか否かを示す
第1の復帰モードの設定が完了した状態となる。ここ
で、通常のコピースタンバイ状態でコピー動作が行わ
れ、例えばジャム(紙づまり)により画像形成が中断さ
れ、ジャム処理(紙づまり除去)後、コピー動作を再開
する時、設定されたリカバリ(復帰)モードによって画
像形成中断後の画像形成再開状態に制御される。
【0057】以下、図5のフローチャートを参照して本
発明に係る画像形成装置における復帰モードの設定動作
について説明する。
【0058】図5は、本発明に係る画像形成装置におけ
る復帰モードの設定手順の一例を示すフローチャートで
ある。なお、(1)〜(6)は各ステップを示す。
【0059】まず、図4の(a)に示すようにAEキー
415が4秒間押下されると、画像形成モードをリカバ
リ(復帰)させるか否かをユーザに設定させるためにユ
ーザモードに入り、図4の(b)に示すように枚数/倍
率表示405に「U1」を表示する(1)。次に、CP
U300aは、図4の(e)に示すように枚数/ズーム
セットキー409の「+」キーをユーザが押下してリカ
バリ有りを設定しているか否かを判定し(2)、リカバ
リ有りを設定したと判定された場合は、リカバリ有りフ
ラグをRAM300c上に保持し、枚数/倍率表示40
5に「1」を表示する(3)。
【0060】一方、ステップ(2)において、リカバリ
有りを設定していない(すなわち、リカバリ無しを設定
した)と判定された場合、CPU300aは、リカバリ
無しフラグをRAM300c上に保持し、枚数/倍率表
示405に「0」を表示する(4)。なお、RAM30
0cは、電源オフしても、コピーモード,コピー条件等
のフラグ/パラメータを電源オフ直前の状態に保持する
不揮発性のメモリ(たとえば、電池によるバックアップ
手段を持つRAM)である。
【0061】次に、ユーザが枚数/倍率表示405に
「1」(リカバリ有り)あるいは「0」(リカバリ無
し)表示されている状態で、図4の(f)に示すように
コピースタートキー408を押下することにより、リカ
バリモードの設定項目から抜けて、図4の(g)に示す
ように枚数/倍率表示405に「U1」を表示する
(5)。そして、AEキー415あるいはクリア/スト
ップキー406をユーザが押下することにより、ユーザ
モードから抜けて(通常のコピースタンバイ状態に戻
り)(6)、処理を終了する。
【0062】以下、図6のフローチャートを参照して本
発明に係る画像形成装置における画像形成モードのリカ
バリ処理動作について説明する。
【0063】図6は、本発明に係る画像形成装置におけ
る第1のリカバリ処理手順の一例を示すフローチャート
である。なお、(1)〜(4)は各ステップを示す。
【0064】まず、ジャム(紙づまり)等により画像形
成が中断され、ジャム処理(紙づまり除去)を行い画像
形成装置が復帰動作に入ると、CPU300aはRAM
300cにリカバリ有りフラグとして「1」が保持され
ているか否かを判定し(1)、「1」が保持されている
と判定した場合は、画像形成モードの復帰処理を行い
(2)、画像形成を再開させる(3)。
【0065】一方、ステップ(1)で、リカバリ有りフ
ラグとして「0」がRAM300cに保持されていると
判定した場合は、画像形成モードを標準状態に設定して
(4)、最初から画像形成を再開させる(3)。
【0066】以上により、ジャム等の画像形成中断後に
画像形成モードのリカバリ(復帰)処理を実行させるか
否かのリカバリ(復帰)モードを設定し、通常のコピー
スタンバイ状態でコピー動作が行われ、例えばジャム
(紙づまり)により画像形成が中断され、ジャム処理
(紙づまり除去)後、コピー動作を再開する時、設定さ
れたリカバリ(復帰)モードによって意図するコピー動
作を再開させることができる。
【0067】また、本実施形態では、ユーザモード(画
像形成モードをリカバリ(復帰)させるか否かの設定)
は、図4に示すように、ユーザが操作部312上のキー
と表示により行う場合について説明したが、後述する図
7に示すようなディップスイッチを操作部312上ある
いはコントローラ300上に設けてもよい。
【0068】図7は、図1に示した画像形成装置のユー
ザモードを設定するディップスイッチを説明する模式図
である。
【0069】図において、スイッチSW1,スイッチS
W2,スイッチSW3はディップスイッチで、スイッチ
SW1〜スイッチSW3の「ON/OFF」の切り替え
により、各種ユーザモードを設定することができる。例
えば、単純にスイッチSW1を「ON」にした場合は、
リカバリ有りを設定したものとして、「OFF」にした
場合は、リカバリ無しを設定したものとして、上記RA
M300cにリカバリ有りフラグに「1」or「0」を
保持させる。
【0070】以上より、ユーザの使い勝手によって、リ
カバリ有り/無しのユーザモードを選択設定可能とする
ことにより、ユーザがリカバリ処理の手順を知らないこ
とから起こる、ユーザの意図しないミスコピーを未然に
防止できる。
【0071】また、コスト面を考慮して、ユーザに対し
てリカバリ処理手順等を通知する手段(表示装置等)を
備えていない画像形成装置でも、ユーザがリカバリ有り
/無しのユーザモードを選択設定することにより、装置
自体にラベル表示して製品のイメージを悪くすること等
なく、ユーザの意図しないミスコピーを未然に防止でき
る。
【0072】さらに、コスト的な面でいえば、不揮発性
メモリを備えている画像形成装置は操作部312上のキ
ーと表示により設定させる方法により、制御のみで本発
明を実施可能であり、不揮発性メモリを備えていない画
像形成装置は図7に示した安価なディップスイッチを追
加するだけで本発明を実施可能である。
【0073】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
ジャム等の画像形成中断後に画像形成モードのリカバリ
(復帰)処理の実行の有無(第1の復帰モード)を設定
する構成について説明したが、自動原稿給送装置を使用
した原稿を画像形成中のジャム等による画像形成中断後
に自動原稿給送装置による自動原稿リカバリ(復帰)処
理の実行の有無(第2の復帰モード)を設定させるよう
に構成してもよい、以下、その実施形態について説明す
る。
【0074】本実施形態における自動原稿給送装置によ
る自動原稿リカバリ(復帰)処理の実行の有無(第2の
復帰モード)を設定させる手順は、上記第1実施形態で
説明した第1の復帰モードを設定する手順であってもよ
い。すなわち、図4に示した操作手順で、図4の(b)
に示すように枚数/倍率表示405に表示される「U
1」が自動原稿リカバリ動作の設定項目を示していると
する場合である。
【0075】また、図7に示したスイッチSW1が「O
N」ならば、自動原稿リカバリ有りと、SW1が「OF
F」ならば自動原稿リカバリ無しと設定されるように構
成してもよいし、図4の(b)に示した枚数/倍率表示
405に表示される「U1」が画像形成モードのリカバ
リ処理(第1の復帰モード)の設定項目(第1実施形
態)で、枚数/倍率表示405に表示される「U2」が
自動原稿リカバリ動作(第2の復帰モード)の設定とな
るように構成してもよい。
【0076】さらに、図7のスイッチSW1が「ON」
ならば、画像形成モードのリカバリ有りと、「OFF」
ならば画像形成モードのリカバリ無しと設定され、スイ
ッチSW2が「ON」ならば、自動原稿リカバリ有り
と、「OFF」ならば自動原稿リカバリ無しと設定され
るように構成してもよい。
【0077】以下、図8のフローチャートを参照して本
発明に係る画像形成装置における自動原稿リカバリ処理
動作について説明する。
【0078】図8は、本発明に係る画像形成装置におけ
る第2のリカバリ処理手順の一例を示すフローチャート
である。なお、(1)〜(3)は各ステップを示す。
【0079】まず、ジャム(紙づまり)等により画像形
成が中断され、ユーザがジャム処理(紙づまり除去)及
び、画像形成済の原稿を含めた原稿を自動原稿給送装置
へセットして画像形成装置が復帰動作に入ると、CPU
300aはRAM300cに自動原稿リカバリ有りフラ
グとして「1」が保持されているか否かを判定し
(1)、「1」が保持されていると判定した場合は、画
像形成済の原稿を空送りして自動原稿リカバリ処理を行
い(2)、原稿を給送して画像形成を再開する(3)。
【0080】一方、ステップ(1)で、自動原稿リカバ
リ有りフラグとして「0」がRAM300cに保持され
ていると判定した場合は、原稿を給送して画像形成を再
開する(3)。
【0081】以上により、ジャム等の画像形成中断後に
自動原稿リカバリ(復帰)処理を実行させるか否かの自
動原稿リカバリモードを設定し、自動原稿給送装置を利
用してコピー動作が行われ、例えばジャム(紙づまり)
により画像形成が中断され、ジャム処理(紙づまり除
去)後、コピー動作を再開する時、設定された自動原稿
リカバリ(復帰)モードによって原稿給送及びコピー動
作は意図する最良の状態で再開される。
【0082】また、上記実施形態においては、画像形成
モードのリカバリ動作及び自動原稿リカバリ処理を行う
か否かの設定を、ユーザが操作部312の操作又は図7
に示したディップスイッチの操作により行う構成につい
て説明したが、本発明の画像形成装置に不図示のカード
リーダを設け、各ユーザのカードに記憶された環境情報
(又は、ユーザID)を読み込み、該読み込んだ環境情
報(又は、該読み込んだユーザIDに対応する不揮発性
のRAM300cに予め記憶されているユーザの環境情
報)に基づいて、上記リカバリ処理の設定を自動に行う
ように構成してもよい。
【0083】さらに、ユーザが操作部312上の不図示
のテンキー等からユーザIDを入力することにより、不
揮発性のRAM300cに予め記憶されている入力され
たユーザIDに対応するユーザの環境情報に基づいて、
上記リカバリ処理の設定を自動に行うように構成しても
よい。
【0084】また、上記実施形態においては、リカバリ
処理を実行しない設定をデフォルトとし、操作部312
等によりリカバリ処理の実行を設定する場合について説
明したが、所定時間経過後に上記リカバリ処理の設定は
デフォルト(リカバリ処理を実行しない)の設定に戻る
ようにしてもよい。
【0085】〔第3実施形態〕上記第2実施形態におい
ては、ユーザが自動原稿給送装置の自動原稿リカバリ動
作を行うか否か設定する構成について説明したが、画像
形成中のジャム等による画像形成中断後に、自動原稿給
送装置にセットされた原稿を全て排出して原稿を元の状
態に戻すように構成してもよい。以下、その実施形態に
ついて説明する。以下、図9のフローチャートを参照し
て本発明に係る画像形成装置における自動原稿給送装置
353の原稿排出処理動作について説明する。
【0086】図9は、本発明に係る画像形成装置におけ
る自動原稿給送装置353の原稿排出処理手順の一例を
示すフローチャートである。なお、(1)〜(5)は各
ステップを示す。また、本画像形成装置は自動原稿リカ
バリ処理が可能である。
【0087】自動原稿給送装置から給送される原稿に基
づく画像形成中にジャム等により画像形成中断すると、
CPU300aはROM300b内の制御プログラムか
ら原稿排出ルーチンを呼び出し、自動原稿給送装置(以
下、DFと記す)353を使用したコピー中にセンサ類
308がジャム(紙づまり)の発生を検知したか否かを
CPU300aが判定し(1)、ジャムの発生を検知し
なかった場合は処理を終了し、ジャムの発生を検知した
場合は、DF原稿が排出可能か否かをCPU300aが
判定し(2)、不可能な場合(原稿がDF353内につ
まった場合等)は、つまった原稿を取り除かなければ、
装置による自動原稿排出は不可能なため、処理を終了す
る。
【0088】一方、ステップ(2)において、DF原稿
が排出可能と判定された場合(原稿ではなく転写紙がつ
まった場合)は、給送部に載置されたコピー途中の残り
のDF原稿を全て(装置が)自動原稿給送装置353の
図示しない原稿排出部に自動排出を行う(3)。この動
作により、コピー再開時にユーザは排出された原稿をそ
のままセットし直せば、既にコピーを取り終った原稿を
装置が自動的に空送りして、コピー中断した原稿からコ
ピー動作を再開することになる(自動原稿リカバリ処
理)。
【0089】次に、CPU300aが操作部312上の
クリア/ストップキー406が押されたかどうかの判断
をし(4)、押された場合は処理を終了し、押されてい
ない場合は、CPU300aが全ての原稿が排出完了し
たか否か判定する(5)。まだ全ての原稿が排出完了し
ていないと判定した場合はステップ(3)に戻り、搬出
完了したと判定した場合は、処理を終了する。
【0090】なお、上記ステップ(4)においてクリア
/ストップキー406の押下を判定して原稿排出を途中
で中止する理由は、排出すべき残りの原稿枚数が多い場
合、すべての原稿を排出するまでに時間がかかるため、
自動原稿リカバリ処理において原稿の取扱方を知ってい
るユーザはクリア/ストップキー406により原稿排出
動作を途中で中止でき、手動で原稿をセットし直すこと
を可能としているためである。
【0091】以上により、自動原稿リカバリ動作のある
装置で自動原稿リカバリ処理において原稿の取扱方を知
らないユーザでも、原稿排出部に自動排出された原稿を
そのまま原稿給送部にセットするだけで(循環式の自動
原稿給送装置の場合は、自動排出された原稿は既に原稿
給送部にセットされた状態となっているので原稿セット
する必要すらなく)、DFに対する原稿の扱い方が分か
らずに起こるミスコピーを防止することができる。
【0092】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
て実行することによっても、本発明の目的が達成される
ことは言うまでもない。
【0093】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0094】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0095】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0096】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0097】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適応できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0098】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、画像形成部の画像形成中断後、設定さ
れている画像形成モードにより画像形成を再開させる第
1の復帰モードの実行有無を設定し、該設定される前記
第1の復帰モードの設定状態に基づいて前記画像形成部
による画像形成再開状態を制御するので、画像形成モー
ドのリカバリ処理による復帰手順を知らない不慣れなユ
ーザは、リカバリ処理を実行しない復帰モードを設定し
て手動で意図した状態で画像形成を再開し、画像形成モ
ードのリカバリ処理による復帰手順を知っているユーザ
は、リカバリ処理を実行する復帰モードを設定して、自
動で画像形成モード設定させて意図した状態で画像形成
を再開することができる。
【0100】第2の発明によれば、初期設定として前記
第1の復帰モードを実行しないように設定するので、画
像形成モードのリカバリ処理による自動復帰を認識しな
い不慣れなユーザは、そのまま手動で意図した状態で画
像形成を再開することができる。
【0101】第3の発明によれば、原稿給送部から給送
される原稿に基づく画像形成部の画像形成中断後、前記
原稿給送部から原稿を再送して画像形成を再開させる第
2の復帰モードの実行有無を設定し、該設定される前記
第2の復帰モードの設定状態に基づいて前記原稿給送部
による原稿再給送状態及び前記画像形成部による画像形
成再開状態を制御するので、自動原稿リカバリ処理によ
り自動復帰させるための原稿給送部に対する原稿の取扱
方を知らない不慣れなユーザは、自動原稿リカバリ処理
を実行しない復帰モードを設定して、手動で意図した状
態で画像形成を再開し、自動原稿リカバリ処理により自
動復帰させるための原稿給送部に対する原稿の取扱方を
知っているユーザは、自動原稿リカバリ処理を実行する
復帰モードを設定して、既に画像形成された原稿を含め
て原稿給送部にセットするだけで自動で原稿給送及び画
像形成を意図した状態で再開することができる。
【0102】第4の発明によれば、初期設定として前記
第2の復帰モードを実行しないように設定するので、自
動原稿リカバリ処理により自動復帰させるための原稿給
送部に対する原稿の取扱方を知らない不慣れなユーザで
も、そのまま手動で意図した状態で原稿給送及び画像形
成を再開することができる。
【0103】第5の発明によれば、原稿給送部から給送
される原稿に基づく画像形成部の画像形成中断後、前記
原稿給送部から原稿を全て排出制御し、前記原稿給送部
による原稿の再給送状態及び前記画像形成部による画像
形成再開状態を制御するので、自動原稿リカバリ処理に
より自動復帰させるための原稿給送部に対する原稿の取
扱方を知らない不慣れなユーザでも、排出された原稿を
そのまま原稿給送部に再セットするだけで、自動原稿リ
カバリ処理により原稿給送及び画像形成を意図した状態
で再開することができる。
【0104】第6の発明によれば、前記原稿排出動作中
の停止指示に基づいて、前記原稿排出動作を停止するの
で、排出原稿が多く時間がかかってしまう場合には、原
稿の排出を中止して手動で原稿の取扱を行い、原稿給送
及び画像形成を意図した状態で再開することができる。
【0105】第7の発明によれば、画像形成部の画像形
成中断後、設定されている画像形成モードにより画像形
成を再開させる第1の復帰モードの実行有無を設定し、
該設定される前記第1の復帰モードの設定状態に基づい
て前記画像形成部による画像形成を再開するので、画像
形成モードのリカバリ処理による復帰手順を知らない不
慣れなユーザは、リカバリ処理を実行しない復帰モード
を設定して手動で意図した状態で原稿給送及び画像形成
を再開し、画像形成モードのリカバリ処理による復帰手
順を知っているユーザは、リカバリ処理を実行する復帰
モードを設定して、自動で画像形成モード設定させて意
図した状態で画像形成を再開することができる。
【0106】第8の発明によれば、原稿給送部から給送
される原稿に基づく画像形成部の画像形成中断後、前記
原稿給送部から原稿を再送して画像形成を再開させる第
2の復帰モードの実行有無を設定し、該設定される前記
第2の復帰モードの設定状態に基づいて前記原稿給送部
による原稿の再給送及び前記画像形成部による画像形成
を再開するので、自動原稿リカバリ処理により自動復帰
させるための原稿給送部に対する原稿の取扱方を知らな
い不慣れなユーザは、自動原稿リカバリ処理を実行する
復帰モードを設定して、手動で原稿給送及び画像形成を
意図した状態で再開し、自動原稿リカバリ処理により自
動復帰させるための原稿の取扱方を知っているユーザ
は、自動原稿リカバリ処理を実行する復帰モードを設定
して、既に画像形成された原稿を含めて原稿給送部にセ
ットするだけで自動で原稿給送及び画像形成を意図した
状態で再開することができる。
【0107】第9の発明によれば、原稿給送部から給送
される原稿に基づく画像形成部の画像形成中断後、前記
原稿給送部から原稿を全て排出し、前記原稿給送部によ
る原稿の再給送及び前記画像形成部による画像形成を再
開するので、自動原稿リカバリ処理により自動復帰させ
るための原稿給送部に対する原稿の取扱方を知らない不
慣れなユーザでも、排出された原稿をそのまま原稿給送
部に再セットするだけで、自動原稿リカバリ処理により
原稿給送及び画像形成を意図した状態で再開することが
できる。
【0108】第10の発明によれば、前記原稿排出動作
中の停止指示に基づいて、前記原稿排出動作を停止する
ので、排出原稿が多く時間がかかってしまう場合には、
原稿の排出を中止して手動で原稿の取扱を行い、原稿給
送及び画像形成を意図した状態で再開することができ
る。
【0109】従って、画像形成中断後の自動復帰手順を
知らないことから起こるユーザの意図しない状態で画像
形成が再開されてしまうことを防止することができる等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置の構
成を説明する断面図である。
【図2】図1に示した画像形成装置の制御構成を説明す
るブロック図である。
【図3】図1に示した操作部の構成を説明する平面図で
ある。
【図4】図3に示した操作部により設定する画像形成モ
ードのリカバリ処理の設定操作手順を説明する模式図で
ある。
【図5】本発明に係る画像形成装置における復帰モード
の設定手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る画像形成装置における第1のリカ
バリ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】図1に示した画像形成装置のユーザモードを設
定するディップスイッチを説明する模式図である。
【図8】本発明に係る画像形成装置における第2のリカ
バリ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る画像形成装置における自動原稿給
送装置の原稿排出処理手順の一例を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
3000 コントローラ 300a CPU 300b ROM 300c RAM 312 操作部 353 自動原稿給送装置(フィーダ)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成部の画像形成中断後、設定され
    ている画像形成モードにより画像形成を再開させる第1
    の復帰モードの実行有無を設定する第1の設定手段と、 前記第1の設定手段による前記第1の復帰モードの設定
    状態に基づいて前記画像形成部による画像形成再開状態
    を制御する第1の制御手段を有することを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の設定手段は、初期設定として
    前記第1の復帰モードを実行しないように設定すること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 原稿給送部から給送される原稿に基づく
    画像形成部の画像形成中断後、前記原稿給送部から原稿
    を再送して画像形成を再開させる第2の復帰モードの実
    行有無を設定する第2の設定手段と、 前記第2の設定手段による前記第2の復帰モードの設定
    状態に基づいて前記原稿給送部による原稿再給送状態及
    び前記画像形成部による画像形成再開状態を制御する第
    2の制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の設定手段は、初期設定として
    前記第2の復帰モードを実行しないように設定すること
    を特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 原稿給送部から給送される原稿に基づく
    画像形成部の画像形成中断後、前記原稿給送部から原稿
    を全て排出制御する第3の制御手段を有し、 前記第3の制御手段は、前記原稿給送部による原稿の再
    給送状態及び前記画像形成部による画像形成再開状態を
    制御することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記第3の制御手段は、前記原稿排出動
    作中の停止指示に基づいて、前記原稿排出動作を停止す
    ることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 画像形成部の画像形成中断後、設定され
    ている画像形成モードにより画像形成を再開させる第1
    の復帰モードの実行有無を設定する第1の設定工程と、 該設定される前記第1の復帰モードの設定状態に基づい
    て前記画像形成部による画像形成を再開させる画像形成
    再開工程とを有することを特徴とする画像形成装置の制
    御方法。
  8. 【請求項8】 原稿給送部から給送される原稿に基づく
    画像形成部の画像形成中断後、前記原稿給送部から原稿
    を再送して画像形成を再開させる第2の復帰モードの実
    行有無を設定する第2の設定工程と、 該設定される前記第2の復帰モードの設定状態に基づい
    て前記原稿給送部による原稿の再給送及び前記画像形成
    部による画像形成を再開する再開工程とを有することを
    特徴とする画像形成装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 原稿給送部から給送される原稿に基づく
    画像形成部の画像形成中断後、前記原稿給送部から原稿
    を全て排出する排出工程と、 前記原稿給送部による原稿の再給送及び前記画像形成部
    による画像形成を再開する再開工程とを有することを特
    徴とする画像形成装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記原稿排出動作中の停止指示に基づ
    いて、前記原稿排出動作を停止する停止工程を有するこ
    とを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

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JP2009113990A (ja) * 2008-12-12 2009-05-28 Brother Ind Ltd 原稿読取装置
JP2009181594A (ja) * 2009-05-18 2009-08-13 Fuji Xerox Co Ltd 画像読み取り装置
US7768676B2 (en) 2004-04-22 2010-08-03 Fuji Xerox Co., Ltd. Image reading apparatus

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