JPH10239956A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10239956A
JPH10239956A JP9043804A JP4380497A JPH10239956A JP H10239956 A JPH10239956 A JP H10239956A JP 9043804 A JP9043804 A JP 9043804A JP 4380497 A JP4380497 A JP 4380497A JP H10239956 A JPH10239956 A JP H10239956A
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JP
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photoreceptor
image
photoconductor
image forming
forming apparatus
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Hajime Koyama
一 小山
Noboru Sawayama
昇 沢山
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真プロセスにおいて感光体に照射する
レーザビームのビーム径を小径にし、記録密度を高め
る。 【解決手段】 分光感度のピーク波長が600nm以下
の感光体を用い、一様帯電後の感光体6にこの感光体6
の分光感度に適合する短波長(例えば370〜520n
m)のレーザビームを照射する。これにより、感光体6
上のビーム径を小径に絞って記録密度を高めることがで
きる。この場合、短波長であるが故のレーザビームの露
光パワーの低さは、分光感度のピーク波長が600nm
以下である感光体6の感度の高さに補われ、感光体6に
は確実に静電潜像が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザダイオード
を用いた電子写真プロセスを利用して画像形成動作を行
なう画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式による画像形成は、感光体
表面を一様に帯電し、これをレーザビーム等によって露
光して静電潜像を形成し、静電潜像にトナーを付着させ
て現像し、トナー像を記録媒体に転写するという電子写
真プロセスを利用して行なわれる。つまり、一様帯電さ
れた感光体を露光すると感光体表面の電位が明減衰し、
露光部分に静電潜像が形成される。この静電潜像に現像
バイアスをかけると、露光後電位と現像バイアス電位と
の電位差によって静電潜像にトナーが吸着される。そこ
で、こうして形成されたトナー像を記録媒体に転写する
ことで、記録媒体に画像形成がなされる。
【0003】ここで、一様帯電後の感光体の露光をレー
ザビーム(以下、レーザ光という)により行なう場合に
は、長波長のいわゆる赤色レーザ光(630〜780n
m程度)が用いられるのが一般的である。これは、赤色
レーザ光は短波長の青色レーザ光(370〜520nm
程度)よりも格段に露光パワーが高く、しかも赤色レー
ザ光を発するレーザダイオードは安価であるという理由
に基づく。そして、このような赤色レーザダイオードか
ら照射されるレーザ光の波長に合わせ、感光体も赤色レ
ーザ光の波長に適合する領域を増感したものを用いる傾
向にある。図2は、感光体の分光感度、つまり、露光波
長と感度との関係を示すグラフである。図4中、従来か
ら用いられている感光体の特性はに示す通りである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電子写真プロセスにお
いて従来から一般に用いられている赤色レーザ光は、そ
の波長が630〜780nm程度と長波長であるために
ビーム径を小径に絞ることが困難である。このため、感
光体に対する記録密度をある程度以上高めることができ
ないという問題がある。
【0005】本発明の目的は、感光体に対する記録密度
を高めることができる画像形成装置を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の画像形成
装置は、分光感度のピーク波長が600nm以下の感光
体と、この感光体の表面を一様に帯電する帯電装置と、
一様帯電後の感光体をこの感光体の分光感度に適合する
短波長のレーザビームを照射するレーザダイオードによ
って露光し静電潜像を形成するイメージ露光装置と、感
光体に形成された静電潜像を現像する現像装置と、感光
体から記録媒体に現像像を転写する転写装置とを備え
る。ここで、「短波長のレーザダイオード」というの
は、例えば370〜520nm程度のレーザダイオード
を意味する(請求項4)。これにより、感光体上におけ
るビーム径を小径に絞り込むことができ、感光体に対す
る記録密度を高めることができる。この場合、有機感光
体(請求項6)又は無機感光体(請求項8)としての感
光体は、分光感度のピーク波長が600nm以下である
ため、レーザダイオードの波長に感光体の分光感度が適
合する。そして、分光感度のピーク波長が600nm以
下であるような感光体は、その領域では分光感度のピー
ク波長が600nm以上であるような感光体に比べて感
度が向上する傾向を示すため、長波長のレーザビームに
比べて露光パワーが小さな短波長のレーザビームによっ
ても確実に静電潜像が形成される。
【0007】請求項1記載の画像形成装置では、感光体
上におけるビーム径を絞り込むことができるため、一様
帯電後の感光体を2値露光するようにしても(請求項
2)、十分な階調表現を得ることができる。ここで、
「2値露光」というのは、基本的にビーム径を変化させ
ない露光方式を意味する。したがって、2値露光方式を
用いて階調表現をするためには、PWM等の手法に基づ
く濃度階調技術を用いず、面積階調技術を用いる。そし
て、この場合、一様帯電後の感光体をその明減衰特性の
飽和領域近傍以上の光パワーで露光すれば(請求項
3)、感光体上におけるビーム径が均一化し、各種の誤
差や変動に強い画像形成が行なわれる。特に、分光感度
のピーク波長が600nm以下であるような感光体は、
分光特性がピーキーな傾向を示すため、感光体をその明
減衰特性の飽和領域近傍以上の光パワーで露光すること
により、感光体上におけるビーム径の均一化が促され
る。
【0008】ここで、「感光体の明減衰特性の飽和領域
近傍以上の光パワー」は、例えば、一様帯電後の感光体
に対し、露光径内での最大露光量が感光体の微分感度を
十分に小さくする値に設定された光ビームで露光した
り、露光径内での最大露光量が感光体の微分感度をその
最大値の1/3以下の値に低下させる値に設定された光
ビームで露光したりすることにより得られる。「微分感
度」は、イメージ露光装置が照射する光ビームと同等の
波長の光ビームで感光体を均一露光したときに得られる
感光体の表面電位V(E)と露光量Eとの関係で定義さ
れる。具体的には、感光体をある露光量Eで露光し、こ
こから露光量Eを微小な値△Eだけ増やした時の感光体
の表面電位をV(E+△E)とした場合、微分感度は、 |V(E+△E)−V(E)|/△E として定義される。一般に、微分感度は、露光量Eが増
加するに従い低減する。「微分感度を十分に小さくする
値」というのは、求める安定性を得るのに十分な感光体
の明減衰特性の領域を使用することができるような露光
量の値を意味する。この場合の「求める安定性」という
のは、分光特性がピーキーな傾向を示すピーク波長60
0nm以下の感光体に対しても短波長のレーザビームに
よって感光体上におけるビーム径の均一化を促すことが
できるような安定性を意味する。このような「微分感度
を十分に小さくする値」は、例えば、感光体の微分感度
がその最大値の1/3以下の値に低下する値である。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項1ないし3
のいずれか一記載の画像形成装置において、イメージ露
光装置に用いられるレーザダイオードの波長よりも長波
長光で転写過程後の感光体を除電する除電装置を更に備
える。また、請求項7記載の発明は、感光体として有機
感光体を用いる請求項6記載の発明において、イメージ
露光装置に用いられるレーザダイオードが照射するレー
ザビームの感光層透過率よりも高い感光層透過率を示す
光照射で転写過程後の感光体を除電する除電装置を更に
備える。したがって、帯電、露光後の感光体を容易かつ
安価な構成で除電することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図4に基づいて説明する。
【0011】図1は、画像形成装置の模式図である。図
1に示すように、記録媒体としての転写紙1を収納する
給紙装置2と図示しない排紙部とを連絡する通紙経路3
が設けられ、この通紙経路3中には定着装置4を含む画
像プロセス部5が設けられている。
【0012】画像プロセス部5は、感光ドラム構成の感
光体6を主体として構成される。この感光体6の周囲に
は、帯電装置7、現像装置8、転写装置9、クリーニン
グ装置10、除電装置11が順に配設されている。そし
て、帯電装置7と現像装置8との間が露光位置EXとな
り、画像プロセス部5には、その露光位置EXにレーザ
ビーム(以下、レーザ光という)を照射するイメージ露
光装置12が設けられている。
【0013】このような画像プロセス部5では、帯電装
置7によるローラ帯電方式の帯電によって感光体6を一
方の極性に一様に帯電する。そして、感光体6は露光位
置EXにおいて一様に帯電されているため、この露光位
置EXにイメージ露光装置12から画像情報に応じて光
ビームを照射することで、感光体6に静電潜像が形成さ
れる。つまり、感光体6では、その帯電電位との電位差
が光ビームの照射部分に生じ、この部分が静電潜像とな
る。現像装置8は、露光位置EXで感光体6に形成され
た静電潜像にこの静電潜像と電位差を持つトナーを付着
させて顕像化する。転写装置9は、顕像化された感光体
6上のトナー像を電位差によって吸引し、そのトナー像
を転写紙1に転写させる構造であり、通紙経路3におい
て転写紙1を搬送する搬送構造をも備えている。クリー
ニング装置10は、転写過程後の感光体6に残留するト
ナーを掻き落す等の方法でクリーニングする。除電装置
11は、クリーニング後の感光体6に光を照射して感光
体6を除電する。定着装置4は、通紙経路3中において
転写装置9の下流側に配置されており、転写装置9を通
過した後の転写紙1に付着する未定着トナーを加熱・加
圧作用によって定着する。
【0014】ここで、感光体6、イメージ露光装置1
2、及び除電装置11についてより詳細に説明する。
【0015】感光体6は、その基部側に配置された電荷
発生層13aと表面側に配置された電荷輸送層13bと
からなる感光層13を備えた有機感光体である。この感
光体6は、電荷発生層13aにペレリン系有機顔料やア
ントラキノン系アゾ顔料等を用いたものであり、分光感
度のピーク波長が540〜580nmに設定されている
(図4中の参照)。図2は、感光体6の感光層13の
断面図である。この感光層13は、膜厚Tpが10〜3
5μmに形成されている。そして、感光層13の膜厚T
pと光ビームの露光径Dbとは、 2Tp<Db<8Tp の関係に設定されている。ここで、光ビームの露光径D
bは、感光体6の表面座標を(x,y)としたとき、感
光体6上での光ビームのエネルギー分布P(x,y,
t)[watt/m2 ]を露光時間で積分した値として定義さ
れる露光量分布E(x,y)[jule/m2 ]、つまり、 E(x,y)=∫P(x,y,t)dt のピーク値より1/e2 での最小直径として定義され
る。
【0016】図3は、イメージ露光装置12の斜視図で
ある。イメージ露光装置12は、レーザダイオードLD
と、このレーザダイオードLDから照射されたレーザ光
を偏向走査するポリゴンミラー14と、レーザダイオー
ドLDから照射されたレーザ光をポリゴンミラー14を
含むビーム経路上に案内・加工して感光体6に導く光学
系15とを基本構成とする。レーザダイオードLDとし
ては、感光体6の分光感度に適合する短波長のレーザ光
を照射するセレン化亜鉛系のものが用いられている。こ
のようなレーザダイオードLDは、波長が490〜52
0nmであり、青緑色のレーザ光を出射する。光学系1
5は、レーザダイオードLDから出射されたレーザ光を
ポリゴンミラー14に向けて偏向する第一のミラー16
と、ポリゴンミラー14による走査光を偏向させて感光
体6に導く第二のミラー17及び第三のミラー18と、
fθレンズ19等からなる複数個の光学部品とから構成
されている。
【0017】ここで、イメージ露光装置12におけるレ
ーザダイオードLDは、感光体6をその明減衰特性の飽
和領域近傍以上の光パワーで露光する。つまり、レーザ
ダイオードLDの露光パワーは、露光量分布のピーク値
での露光量、つまり、露光径Db内での最大露光量が感
光層13の微分感度を十分に小さくする値となるように
設定されている。「微分感度」は、イメージ露光装置1
2が照射する光ビームと同等の波長(490〜520n
m)の光ビームで感光体6を均一露光したときに得られ
る感光体6の表面電位V(E)と露光量Eとの関係で定
義される。具体的には、感光体6をある露光量Eで露光
し、ここから露光量Eを微小な値△Eだけ増やした時の
感光体6の表面電位をV(E+△E)とした場合、微分
感度は、 |V(E+△E)−V(E)|/△E として定義される。また、「微分感度を十分に小さくす
る値」というのは、求める安定性を得るのに十分な感光
体の明減衰特性の領域を使用することができるような露
光量Eの値を意味する。この場合の「求める安定性」と
いうのは、分光特性がピーキーな傾向を示すピーク波長
540〜580nm程度の感光体に対しても短波長のレ
ーザ光によって感光体6上におけるビーム径の均一化を
促すことができるような安定性を意味する。このような
「微分感度を十分に小さくする値」は、例えば、感光層
13の微分感度がその最大値の1/3以下の値に低下す
る値である。
【0018】除電装置11は、レーザダイオードLDの
波長よりも長波長光で転写過程後の感光体6を除電す
る。換言すると、レーザダイオードLDが照射するレー
ザ光における感光層13の透過率よりも高い透過率を示
すレーザ光で転写過程後の感光体6を除電する。
【0019】さらに、本実施の形態の画像形成装置は、
各部を制御するマイクロコンピュータ構成の図示しない
制御部を備える。この制御部は、各種演算処理を実行し
て各部を集中的に制御するCPUと、固定データを格納
するROMと、可変データを格納したりワークエリアと
して使用されるRAMとを主要な構成要素として構成さ
れている(何れも図示せず)。そして、制御部には、前
述した各部の駆動制御回路や画像情報を展開して保持す
る画像メモリ等が接続されている(何れも図示せず)。
このため、制御部によって各部が駆動制御されて電子写
真プロセスによる画像形成がなされる。この場合、制御
部は、レーザダイオードLDの露光パワーを露光径Db
内での最大露光量が感光層13の微分感度を十分に小さ
くする1種類の値に設定した上で、面積階調技術を用い
た階調表現を行なう。つまり、制御部は、各部を駆動制
御して2値露光方式による面積階調を実行する。
【0020】このような構成において、帯電装置7によ
り感光体6の感光層13が帯電され、露光位置EXにお
いて帯電後の感光体6に画像情報に基づく静電潜像が形
成され、この静電潜像に現像装置8から供給されるトナ
ーが付着することで静電潜像が現像されて顕像化され
る。そして、所定のタイミングで電子写真プロセス部5
に搬送された転写紙1に対し、顕像化された現像画像、
つまりトナー像が転写される。その後、転写画像は定着
装置4で定着され、これによって転写紙1に画像が形成
される。転写後の感光体6は、クリーニング装置10の
掃除により残留トナーが除去され、除電装置11により
除電される。
【0021】ここで、イメージ露光装置12のレーザダ
イオードLDは、その波長が490〜520nm程度と
短波長なので、ビーム径を小径に絞り込むことが容易で
ある。したがって、感光体6上においてビーム径を小径
(例えば22〜23μm程度)に絞り込むことで感光体
6に対する記録密度を高めることができ、これにより解
像度を向上させることができる。この場合、感光体6
は、その分光感度のピーク波長が540〜580nm以
下であるため、レーザダイオードLDの波長に感光体6
の分光感度が適合する。そして、分光感度のピーク波長
が540〜580nm程度である感光体6は、分光感度
のピーク波長が例えば600nm以上であるような一般
に用いられている感光体に比べて感度が高いため、短波
長であるが故に露光パワーが小さなレーザダイオードL
Dによっても確実に静電潜像を形成することができる。
図4は、感光体6の分光感度、つまり、露光波長と感度
との関係を示すグラフである。本実施の形態の感光体6
は、図4中のの特性を示す。その感度が高いことは、
一般的に用いられている感光体の特性と本実施の形態
の感光体の特性とを比較することで明かである。
【0022】また、本実施の形態の画像形成装置では、
感光体6上におけるビーム径を絞り込むことができるた
め、2値露光方式によっても十分な階調表現が得られ
る。この場合、感光体6をその明減衰特性の飽和領域近
傍以上の光パワーで露光するので、感光体6上における
ビーム径が均一化し、各種の誤差や変動に強い画像形成
が行なわれる。特に、分光感度のピーク波長が540〜
580nm程度であるような感光体6は、分光特性がピ
ーキーな傾向を示すため、感光体6をその明減衰特性の
飽和領域近傍以上の光パワーで露光することにより、感
光体6上におけるビーム径の均一化が促される。
【0023】さらに、本実施の形態の画像形成装置で
は、除電装置11は、レーザダイオードLDの波長より
も長波長光で転写過程後の感光体6を除電する。換言す
ると、レーザダイオードLDが照射するレーザ光におけ
る感光層13の透過率よりも高い透過率を示すレーザ光
で転写過程後の感光体6を除電する。このため、帯電、
露光後の感光体6を容易かつ安価な構成で除電すること
ができる。
【0024】次いで、本発明の第二の実施の形態を図1
ないし図4に基づいて説明する。本実施の形態は、画像
形成装置としての基本構成は第一の実施の形態と同一で
ある。したがって、第一の実施の形態と同一部分は同一
符号で示し説明も省略する。
【0025】第二の実施の形態では、感光体6として無
機感光体であるセレン(Se−Te)が用いられてい
る。この感光体6の分光感度のピーク波長は450nm
程度である。そして、レーザダイオードLDとしては、
感光体6の分光感度に適合する短波長のレーザ光を照射
する窒化ガリウム系のものが用いられている。このよう
なレーザダイオードLDは、波長が370〜420nm
であり、青色のレーザ光を出射する。
【0026】このような構成において、レーザダイオー
ドLDの波長が370〜420nm程度と第一の実施の
形態のレーザダイオードLDと比べても更に短波長なの
で、ビーム径をより小径に絞り込むことが容易である。
したがって、より解像度を向上させることができる。ま
た、分光感度のピーク波長が450nm程度である感光
体6は、第一の実施の形態の感光体6と比べても更に感
度が高いため(図4中の参照)、短波長であるが故に
より露光パワーが小さくなるレーザダイオードLDによ
っても確実に静電潜像を形成することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明の画像形成装置は、分光感度のピ
ーク波長が600nm以下の高感度な感光体を用い、一
様帯電後の感光体をこの感光体の分光感度に適合する短
波長のレーザビーム(例えば請求項4に規定する370
〜520nm)で露光するようにしたので、感光体上に
おけるビーム径を小径に絞り込んで感光体に対する記録
密度を高め、解像度を向上させることができる。これに
より、2値露光によっても十分な階調表現を得ることが
できる(請求項2)。また、感光体をその明減衰特性の
飽和領域近傍以上の光パワーで露光することで、分光感
度のピーク波長が600nm以下となることで分光感度
特性がピーキーになる感光体に対しても、各種の誤差や
変動に強い画像形成を行うことができる(請求項3)。
さらに、分光感度のピーク波長が600nm以下の感光
体としては、有機感光体(請求項6)と無機機感光体
(請求項8)とのいずれの感光体であっても、本発明に
求められる高感度という特性が得られる。
【0028】請求項5記載の発明は、請求項1ないし3
のいずれか一記載の画像形成装置において、イメージ露
光装置に用いられるレーザダイオードの波長よりも長波
長光で転写過程後の感光体を除電するようにし、また、
請求項7記載の発明は、感光体として有機感光体を用い
る請求項6記載の発明において、イメージ露光装置に用
いられるレーザダイオードが照射するレーザビームの感
光層透過率よりも高い感光層透過率を示す光照射で転写
過程後の感光体を除電するようにしたので、帯電、露光
後の感光体を容易かつ安価な構成で除電することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す画像形成装置の模
式図である。
【図2】感光体における感光層の断面図である。
【図3】イメージ露光装置の斜視図である。
【図4】感光体の分光感度を感光体の種類毎に示すグラ
フである。
【符号の説明】
1 記録媒体 6 感光体 7 帯電装置 8 現像装置 9 転写装置 11 除電装置 12 イメージ露光装置 LD レーザダイオード

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分光感度のピーク波長が600nm以下
    の感光体と、 この感光体の表面を一様に帯電する帯電装置と、 一様帯電後の前記感光体をこの感光体の分光感度に適合
    する短波長のレーザビームを照射するレーザダイオード
    によって露光し静電潜像を形成するイメージ露光装置
    と、 前記感光体に形成された静電潜像を現像する現像装置
    と、 前記感光体から記録媒体に現像像を転写する転写装置
    と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 イメージ露光装置は、一様帯電後の感光
    体を2値露光することを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装値。
  3. 【請求項3】 イメージ露光装置は、一様帯電後の感光
    体をその明減衰特性の飽和領域近傍以上の光パワーで露
    光することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 イメージ露光装置に用いられるレーザダ
    イオードの波長は、370〜520nmであることを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 イメージ露光装置に用いられるレーザダ
    イオードの波長よりも長波長光で転写過程後の感光体を
    除電する除電装置を更に備えることを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれか一記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 感光体として有機感光体が用いられてい
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載
    の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 イメージ露光装置に用いられるレーザダ
    イオードが照射するレーザビームの感光層透過率よりも
    高い感光層透過率を示す光照射で転写過程後の感光体を
    除電する除電装置を更に備えることを特徴とする請求項
    6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 感光体として無機感光体が用いられてい
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載
    の画像形成装置。
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Cited By (5)

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