JPH10138566A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10138566A
JPH10138566A JP29471796A JP29471796A JPH10138566A JP H10138566 A JPH10138566 A JP H10138566A JP 29471796 A JP29471796 A JP 29471796A JP 29471796 A JP29471796 A JP 29471796A JP H10138566 A JPH10138566 A JP H10138566A
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JP
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image
dot
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image exposure
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JP29471796A
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Akio Kosuge
明朗 小菅
Atsushi Takehara
淳 竹原
Noboru Sawayama
昇 沢山
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飽和領域で書込む手法を前提とし、小径のド
ットを安定して形成することで孤立ドットを目立つこと
なく形成できると同時に、ベタ画像部に関しては十分な
画像濃度が得られるようにする。 【解決手段】 イメージ露光装置11の書込光量Iを、
4I0 以上であってイメージ露光装置11中の使用光源
の最大出力以内の値に設定し、かつ、1ドットに対する
書込デューティDの最大値を0.25≦D≦0.75を
満たす値に設定することで、飽和領域で書込みを行う手
法において、イメージ露光装置11の書込光量Iと1ド
ットに対する書込デューティDとに関して最適な条件付
けをすることで、孤立ドットは安定して小径化しつつベ
タ画像部のドットは隣接するドットの書込光量分布の裾
の重なりにより画素の境界部分の表面電位が十分に減衰
させて十分な画像濃度が得られるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、階調表現を伴う画
像形成技術を使用し、特にカラー画像を形成するのに適
した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真技術を応用したデジタル複写機
やプリンタでは、近年、画像情報の高精度な再現性が求
められている。これに伴い、画像形成状態を安定化させ
る技術や、より細かな階調表現を可能にする技術等の研
究・開発が進められている。
【0003】例えば、電子写真法における階調化を実現
する手法の一つとして、濃度階調技術を用いたものがあ
る。この手法では、例えば、1ドットに対して書込デュ
ーティを0%から100%の間で変化させる(パルス幅
変調=PWM)とともに、パワー変調を組み合わせて多
値の書込みを実現しており、現在では、1ドット256
階調(=1ドット8ビット)が一般的となっている。し
かし、これはあくまでも、書込光量が256階調を持っ
て感光体に照射されている、ということであり、感光体
の帯電むらや感度むら、経時や環境でのプロセスの変動
などにより、画像上では常に256階調が忠実に再現さ
れているとは云い難く、特に、ハイライト部ではこれら
の変動の影響を受けやすい。また、1ドットに8ビット
もの階調情報を持たせる、ということはそれだけ情報量
が増えることとなり、装置の高速化、高記録密度化を図
る上で、大きなコストアップの要因となる。また、バン
ディング(感光体に形成されるドットの中心ずれを原因
として発生し、肉眼では副走査方向の濃淡として認識さ
れる現象)の発生が不可避であるという欠点がある。
【0004】一方、階調化を実現する別の手法として、
1ドット2値(=1ドット1ビット)を出発点とする少
ない情報量による面積階調法もある。この手法は、例え
ば、ディザ法、誤差拡散法等として知られたもので、階
調情報を所謂面積階調に置き換える手法であり、1ドッ
ト単位で考えると1ドット2値記録方式となる。しか
し、面積階調法は階調表現に要する面積が広くなりやす
いので細かな階調表現が不得手であるという根本的な欠
点がある。
【0005】これらの点を総合し、飽和領域で書込みを
行う手法(イメージ露光装置による最大露光量が感光体
の感光層の微分感度を十分に小さくする飽和領域の値に
設定されている)が、例えば、特願平8−266457
号として本出願人により提案されている。ここに、微分
感度はイメージ露光装置が照射する光ビームと同等の波
長の光ビームで感光体を均一露光したときに得られる感
光体の表面電位と露光量との関係で定義され、この微分
感度は、一般に、露光量が増加するに従い低減する。こ
の微分感度が十分小さくなるように設定されているの
で、ある程度の細かさの階調表現を実現させながら求め
る安定性(バンディング防止)が得られることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、1ドット2
値方式にて飽和領域で書込みを行う手法においても、露
光量(従って、イメージ露光装置が照射する光ビームの
書込光量)を上げれば形成されるドットは安定するが、
そのドットが太ってしまいやすく、小径のドットを形成
することができない。この結果、書込対象が孤立ドット
の場合、その孤立ドットが目立ってしまい、画像全体を
見た場合、ザラツキ感を与える品質の悪い画像となって
しまう。この点、通常の露光量としても1ドットに対す
る書込デューティを小さくすれば小径のドットを形成す
ることができ、孤立ドットであっても目立たなくするこ
とができるが、環境変動に対する安定性に欠けて非常に
不安定でドット欠落を生ずることがある上に、ベタ画像
のように濃度を濃くしたい画像部分に関する濃度が低く
なり過ぎる傾向にあり、やはり、品質の悪い画像となっ
てしまう。
【0007】そこで、本発明は、飽和領域で書込む手法
を前提としつつ、小径なドットを安定して形成すること
で孤立ドットを目立つことなく形成でき、かつ、ベタ画
像部に関しては隣接するドットの書込光量分布の裾の重
なりにより画素の境界部分の表面電位を十分に減衰させ
ることで十分な画像濃度を得ることができ、全体に渡っ
て画質を向上させることができる画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、感光体と、この感光体の表面を一様に帯電する帯電
装置と、一様帯電後の前記感光体を光ビームで露光して
静電潜像を形成するイメージ露光装置と、階調情報を持
つ画像データに基づいて前記イメージ露光装置に駆動信
号を付与し、その階調情報に従った階調表現を行う階調
表現手段と、前記感光体上に形成された静電潜像を現像
する現像装置と、前記感光体上に形成された可視像を転
写する転写装置とを備え、前記感光体の帯電電位を1/
2に減衰させる書込光量をI0 としたときに、前記イメ
ージ露光装置の書込光量Iを、4I0 以上であってこの
イメージ露光装置中の使用光源の最大出力以内の値に設
定し、かつ、前記イメージ露光装置の前記光源を変調す
るパルス幅をΔt、ドットピッチ間を走査する時間をT
としたときにD=Δt/Tで表される1ドットに対する
書込デューティDの最大値を、0.25≦D≦0.75
を満たす値に設定したものである。
【0009】ここで、階調情報を持つ画像データに関し
て、階調情報としては、その最小単位は請求項3記載の
発明のような1ドット2値(=1ドット1ビット)であ
るが、この他、1ドット4値(=1ドット2ビット)、
1ドット8値(=1ドット3ビット)といった1ドット
寡値でもよく、さらには、1ドット256値(=1ドッ
ト8ビット)のような1ドット多値でもよい。イメージ
露光装置の書込光量Iを4I0 以上とすることが、最低
限、飽和領域で書込みを行わせることを意味する。ま
た、イメージ露光装置の書込光量Iに関する上限値をそ
のイメージ露光装置中の使用光源の最大出力以内の値と
したが、汎用の光源を用いた場合の現状では、例えば1
2I0 程度を意味する。また、1ドットに対する書込デ
ューティDに関して、請求項3記載の発明のように1ド
ット2値を対象とする場合には、0.25≦D≦0.7
5内の或る一つのデューティが用いられるが、1ドット
寡値或いは1ドット多値の場合には書込デューティDの
最大値として0.25≦D≦0.75内の或る一つのデ
ューティが用いられ寡値或いは多値情報に応じてそのデ
ューティ内で振り分け可変される。例えば、書込デュー
ティDの最大値を仮に0.5としたとき、この0.5の
範囲内で寡値又は多値情報に応じて各々デューティを振
り分けることを意味する。イメージ露光装置の書込光量
Iと1ドットに対する書込デューティDとの相関関係に
ついては、請求項2又は4記載の発明のように、3I0
<I・D<5I0 の関係を満たすように条件付けられ
る。
【0010】従って、本発明の画像形成装置では、飽和
領域で書込みを行う手法において、イメージ露光装置の
書込光量Iと1ドットに対する書込デューティDとに関
して最適な条件付けをしたので、小径のドットを安定し
て形成でき、孤立ドットであっても目立つことがなくザ
ラツキ感をなくすことができると同時に、ベタ画像部分
に関しても隣接するドットの書込光量分布の裾の重なり
により画素の境界部分の表面電位が十分に減衰すること
で十分な画像濃度を得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面に基
づいて説明する。図1はレーザプリンタ等に代表される
画像形成装置の構成を示す模式図である。図1に示すよ
うに転写紙1を収納する給紙装置2と排紙部(図示せ
ず)とを連絡する通紙経路3が設けられ、この通紙経路
3中には定着装置4を含む画像プロセス部5が設けられ
ている。
【0012】この画像プロセス部5は、例えば、有機感
光体構造で表面に感光層を有するドラム構成の感光体6
を主体として構成されている。この感光体6の周囲に
は、帯電装置7、現像装置8、転写装置9、クリーニン
グ装置10が順に配設されている。前記帯電装置7と前
記現像装置8との間が露光位置EXとなり、画像プロセ
ス部5には、その露光位置EXにレーザビームによる光
ビームを照射するイメージ露光装置11が設けられてい
る。
【0013】このような画像プロセス部5では、帯電装
置7のコロナ放電によって感光体6に帯電電荷を注入
し、感光体6の表面を一方の極性に一様帯電する。一様
帯電済みの感光体6に対して露光位置EXでイメージ露
光装置11によって画像データに応じて光ビームを照射
することにより、感光体6表面に静電潜像が形成され
る。つまり、感光体6では、その帯電電位との電位差が
光ビームの照射部分に生じ、この部分が静電潜像とな
る。現像装置8は、露光位置EXで感光体6に形成され
た静電潜像に前記感光体6の帯電極性と同極性のトナー
を付着させて顕像化する構造である。転写装置9は、顕
像化された感光体6上のトナー像を逆極性の電位で吸引
し、そのトナー像を転写紙1に転写させる構造であり、
通紙経路3において転写紙1を搬送する搬送構造も備え
ている。クリーニング装置10は、転写工程後の感光体
6に残留するトナーを掻き落す等の方法でクリーニング
する構造である。定着装置4は、通紙経路3中において
転写装置9の下流側に配設されており、転写装置9を通
過した後の転写紙1に付着する未定着トナーを加熱・加
圧作用により定着する構造である。
【0014】次いで、本実施の形態の画像形成装置は、
各部を制御するマイクロコンピュータ構成の制御部(図
示せず)を備えている。この制御部は、特に図示しない
が、各種演算処理を実行して各部を集中的に制御するC
PUと、固定データを格納したROMと、可変データを
格納したりワークエリアとして使用されるRAMとを主
要な構成要素として構成されている。この制御部には、
前述した各部の駆動制御回路や画像情報を展開して保持
する画像メモリ等が接続されている。このため、制御部
によって各部が駆動制御されて電子写真プロセスによる
画像形成がなされる。この際、制御部であるマイクロコ
ンピュータによって実行される手段として、本実施の形
態の画像形成装置は、階調表現手段を備えている。この
階調表現手段は、階調情報を持つ画像データに基づいて
イメージ露光装置11を駆動制御し、その階調情報に従
った階調表現をする手段である。本実施の形態では、1
ドット2値による誤差拡散法やディザ法等の面積階調表
現技術を用いて実行される。
【0015】本実施の形態では、このような画像形成装
置で飽和領域で書込みを行う手法において、イメージ露
光装置11の書込光量Iと1ドットに対する書込デュー
ティD(イメージ露光装置11の光源を変調するパルス
幅をΔt、ドットピッチ間を走査する時間をTとしたと
きにD=Δt/Tで表される)とに関する条件を最適化
したものである。
【0016】まず、本実施の形態では、帯電装置7によ
る帯電電位が−400V、現像装置8における現像バイ
アス電位が−250Vに設定されている。また、イメー
ジ露光装置11による書込密度は600dpiに設定さ
れている。この場合の露光量(露光パワー)〔mW〕と
感光体6の表面電位〔V〕との関係は、図2に示すよう
な光減衰特性を示す。ここに、感光体6の帯電電位を1
/2に減衰させる書込光量をI0 とした場合、この書込
光量I0 は0.4mWとなる。本実施の形態では、飽和
領域で書込みを行うものであり、光減衰特性の平坦な部
分が利用される。具体的には、感光体6の光減衰特性
中、微分感度の小さな領域で露光が行われるので、露光
量の変動に対する感光体6の表面電位の変動が少なく、
従って、機械的振動や各部の動作不安定等の原因で露光
量が変動したとしても感光体6の表面電位の変動が少な
く、例えば、バンディング等に強い高品質な画像形成が
なされる。
【0017】このような条件下にあっても、実際に用い
るイメージ露光装置11による書込光量(露光パワー)
Iや1ドットに対する書込デューティDによって得られ
る画質が優劣を示すので、本実施の形態では、代表例と
して、書込光量IをI=1.2mW(=3I0 )、I=
2.4mW(=6I0 )、I=3.6mW(=9I0
の3段階に可変し、かつ、書込デューティDをD=25
%、D=50%、D=75%、D=100%の4段階に
可変して光書込みを行った場合の画像を転写紙1に転写
し、定着したベタ画像の画像濃度を反射濃度計で測定す
ることによりドット径とベタ画像濃度(ベタID)との
関係を実験したところ、図3に示すような結果が得られ
たものである。また、感光体6上に形成した孤立ドット
をCCDカメラで読取り、その画像をパーソナルコンピ
ュータで処理してドット面積を求め、その面積から求め
たドット径のばらつきを80個のドットについて求めた
ところ(標準偏差)、ドット径とそのばらつきに関する
標準偏差との関係として図4に示すような結果が得られ
たものである。
【0018】表1(a)〜(c)は各書込光量I毎であ
って書込デューティD毎に得られる各検査項目毎の結果
を示し、各々、図3及び図4に示す結果に対応してい
る。
【0019】
【表1】
【0020】これらの結果によると、まず、全体的には
書込デューティDが大きめのほうが十分なベタ画像濃度
が得られ、書込デューティDが小さめになるほど極端に
画像濃度が低くなってしまう傾向にある。これは、書込
デューティDを小さくし過ぎると隣接ドット間に関する
書込ドットの書込光量の裾の重なりが少ない状態となっ
て、画素の境界部分の表面電位の減衰が十分でないため
と推察される。また、孤立ドットのドット径のばらつき
に関しては、書込光量Iが大きめであるほどばらつきが
少なく(標準偏差値が低く安定的)、かつ、書込デュー
ティDが小さめなほど小径ドットを形成できるのに対
し、書込光量Iが小さ過ぎると小径にはなり得るものの
ドット径のばらつきが大きめとなって環境変動等に対し
て弱い傾向にある。
【0021】このような結果に関して、ドット径が50
μm以下の小径であって、かつ、その標準偏差が6μm
以下であれば良好なる孤立ドットである(評価○)と
し、また、ベタIDが1.5以上であれば良好なるベタ
IDである(評価○)として評価基準を設定してまとめ
ると、表1中の(d)に示すような結果となる。表中、
「△」は孤立ドット側とベタID側との評価基準の何れ
か一方のみを満足している場合を示し、「×」は何れの
評価基準も満足していない場合を示す。実験結果に対す
るこのような評価によれば、書込光量Iに関しては、I
=3I0 は不可で、I=6I0 以上であればよいと云
え、かつ、書込デューティDに関しては、Dが25%以
上であって75%以下であればよいと云える。より細分
化した実験結果によれば、4I0 ≦I≦12I0 、か
つ、0.25≦D≦0.75なる条件を満たしていれ
ば、十分満足し得る画像が得られたものである。典型例
によれば、書込光量Iを2.4mWとし書込デューティ
Dを75%又は50%としたとき、或いは、書込光量I
を3.6mWとし書込デューティDを50%又は25%
としたとき、孤立ドットに関して小径でドット径のばら
つきが小さなドットを安定して形成することができ、孤
立ドットの目立ちが少なくザラツキ感を与えることのな
い画像が得られ、かつ、ベタ画像部分に関してもその画
像濃度が十分な画像が得られたものである。
【0022】もっとも、表1中の(d)からも推察し得
るように、書込光量Iと書込デューティDとの間にはそ
の値を設定するに当り、例えば、書込光量Iを大きめと
した場合には書込デューティDを小さめに設定するのが
よい等の相関がある。これを一般化してその関係を示す
と、3I0 <I・D<5I0 なる関係を満たす範囲とな
る。下限値3I0 は、汎用で最大の書込光量12I0
書込デューティDを0.25とする場合、及び、最小の
書込光量4I0 で書込デューティDを最大の0.75と
する場合を意味し、上限値5I0 はこれらの中間値であ
って、書込光量Iを大きくする程書込デューティDを小
さくする限度を意味している。即ち、4I0 ≦I≦12
0 、かつ、0.25≦D≦0.75なる条件のみによ
る設定は必ずしも最良ではなく、例えば、最大の書込光
量12I0 で最大の書込デューティD0.75とする場
合や最小の書込光量4I0 で最小の書込のデューティD
0.25とするような場合は好ましくないことを意味し
ている。換言すれば、書込光量I=12I0 、書込デュ
ーティD=0.25とする条件位置と、書込光量I=4
0 、書込デューティD=0.75とする条件位置とを
結ぶ線を長径とする楕円状領域内が良好なる条件設定範
囲となる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、飽和領域で書込みを行
う手法において、イメージ露光装置の書込光量Iと1ド
ットに対する書込デューティDとに関して最適な条件付
けをしたので、小径のドットを安定して形成することが
でき、孤立ドットであっても目立つことがなくザラツキ
感をなくすことができると同時に、ベタ画像部分に関し
ても隣接するドットの書込光量分布の裾の重なりにより
画素の境界部分の表面電位が十分に減衰することにより
十分な画像濃度を得ることができ、よって、得られる画
像の品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の画像形成装置の構成を
示す模式図である。
【図2】露光パワーと感光体の表面電位との光減衰特性
を示すグラフである。
【図3】実験結果の一例によるドット径とベタ画像濃度
IDとの関係を示すグラフである。
【図4】実験結果の一例によるドット径とそのばらつき
に関する標準偏差との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
6 感光体 7 帯電装置 8 現像装置 9 転写装置 11 イメージ露光装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体と、この感光体の表面を一様に帯
    電する帯電装置と、一様帯電後の前記感光体を光ビーム
    で露光して静電潜像を形成するイメージ露光装置と、階
    調情報を持つ画像データに基づいて前記イメージ露光装
    置に駆動信号を付与し、その階調情報に従った階調表現
    を行う階調表現手段と、前記感光体上に形成された静電
    潜像を現像する現像装置と、前記感光体上に形成された
    可視像を転写する転写装置とを備え、 前記感光体の帯電電位を1/2に減衰させる書込光量を
    0 としたときに、前記イメージ露光装置の書込光量I
    を、4I0 以上であってこのイメージ露光装置中の使用
    光源の最大出力以内の値に設定し、かつ、前記イメージ
    露光装置の前記光源を変調するパルス幅をΔt、ドット
    ピッチ間を走査する時間をTとしたときにD=Δt/T
    で表される1ドットに対する書込デューティDの最大値
    を、0.25≦D≦0.75を満たす値に設定したこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 イメージ露光装置の書込光量Iと1ドッ
    トに対する書込デューティDの最大値とが、3I0 <I
    ・D<5I0 の関係を満たすことを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 感光体と、この感光体の表面を一様に帯
    電する帯電装置と、一様帯電後の前記感光体を光ビーム
    で露光して静電潜像を形成するイメージ露光装置と、1
    ドット2値の階調情報を持つ画像データに基づいて前記
    イメージ露光装置に駆動信号を付与し、その階調情報に
    従った階調表現を行う階調表現手段と、前記感光体上に
    形成された静電潜像を現像する現像装置と、前記感光体
    上に形成された可視像を転写する転写装置とを備え、 前記感光体の帯電電位を1/2に減衰させる書込光量を
    0 としたときに、前記イメージ露光装置の書込光量I
    を、4I0 以上であってこのイメージ露光装置中の使用
    光源の最大出力以内の値に設定し、かつ、前記イメージ
    露光装置の前記光源を変調するパルス幅をΔt、ドット
    ピッチ間を走査する時間をTとしたときにD=Δt/T
    で表される1ドットに対する書込デューティDを、0.
    25≦D≦0.75を満たす値に設定したことを特徴と
    する画像形成装置。
  4. 【請求項4】 イメージ露光装置の書込光量Iと1ドッ
    トに対する書込デューティDとが、3I0 <I・D<5
    0 の関係を満たすことを特徴とする請求項3記載の画
    像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6122468A (en) * 1998-10-09 2000-09-19 Ricoh Company, Ltd. Method and apparatus for forming toner images
US6239824B1 (en) * 1999-06-11 2001-05-29 Sharp Kabushiki Kaisha Apparatus and method for forming image with superior image reproducibility

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