JP2008227770A - 画像出力方法、画像出力装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子写真に最適なドット再現を実現することができ、特に、ハイライトの再現性を向上させ、こまかな階調の違いを表現できることによって、画質の向上した画像出力装置を提供する。
【解決手段】セルの内部を2つの領域に分ける(S1)。中央部部分に印字情報1/3を追加する(S2)。中央部の全ての画素のディザ閾値が設定終了したかどうかを判断する(S3)。周辺部の画素のうち、0のものを1/3画素になるようにディザを設定する(S4)。全ての画素のディザ閾値が設定終了したかどうかを判断する(S5)。
【選択図】図9

Description

本発明は、画像出力方法、画像出力装置及び画像形成装置に関し、さらに詳しくは、例えば入力された画像に対して階調補正を行なう画像出力方法に関するものである。
デジタル画像信号に基づいて原画像を再現する画像処理装置では、一般に、高解像度で画像形成処理を行うと、個々の画素の再現が不安定なために再現された画像における明るい(ハイライト)部分のざらつき(画面の荒さ)が目立つという問題がある。特に、代表的な画像処理装置である電子写真方式のレーザープリンタにおいては、γ補正部におけるγ特性曲線の傾きが大きくなると、感光ドラムを帯電させる帯電器の帯電面の汚れによって、放電ムラ等の影響を受け易くなり、中間調画像の再現性の低下が著しい。そのため、従来の技術では画像情報の階調を忠実に再現することはできず、最適なドット再現を実現することが困難であり、ハイライトの再現性が低いという問題があった。その結果として、印刷された画像としては、ハイライトの再現性が低いがために、安定な階調レベルのみを使って、画像印刷を行なわざるを得ず、いわゆる「階調飛び」という現象が発生してしまう。
従来このような階調飛び(=階調の不連続性)は問題視されており、その解決方法として特許文献1には、例えば、画素を主走査方向に束ねて、A列群B列群と2つの群に分け、それぞれで異なった階調補正を与えることにより、発生する階調とびを回避している。
また、特許文献2には、ドットの注目画素の周囲のドットの有無を判断し、その結果に応じて、注目画素の補正を行なうことにより、発生する階調飛びを回避している。
特開平11−88687号公報 特開2001−341357公報
しかしながら、特許文献1に開示されている従来技術は、印刷物が万線基調となるため、例えば、用紙の向きが90度回転して給紙トレイにセットしている場合と、0度の向きでセットされている場合で、印刷画像から受ける印象が異なったものとなってしまうという問題がある。
また、特許文献2に開示されている従来技術は、用紙のセット方向による画像の見た目の印象の違いは発生しないが、この方法では、注目画素の周囲の状況を探索する必要があるため、回路規模が増大してしまうという問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、電子写真に最適なドット再現を実現することができ、特に、ハイライトの再現性を向上させ、こまかな階調の違いを表現できることによって、画質の向上した画像出力装置を提供することを目的とする。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、多階調の入力画像データに対して、ディザマトリクスを用いた多値ディザ処理を行うことで、ドットのオン・オフによって階調が表現されたドットパターン画像を得る画像出力方法であって、前記ディザマトリクスは複数のサブマトリクスによって構成され、前記サブマトリクスは、前記サブマトリクス中の複数の閾値によって形成される少なくとも2つの領域からなり、前記サブマトリクス中の閾値は、前記少なくとも2つの領域において異なる特性のドットパターン画像が再現されるよう配置され、かつ、前記少なくとも2つの領域においてドットが出力される濃度が交互に増えるように配置されていることを特徴とする。
請求項2は、前記サブマトリクスを中央部の画素群と周辺部の画素群の2つの領域に分割し、該夫々の分割した領域は、前記中央部の画素群の領域を取り巻くように、前記周辺部の画素群の領域が配置されると共に、前記夫々の分割した領域に対して異なる階調再現を行なわせることを特徴とする。
請求項3は、前記異なる階調再現は、前記夫々の分割した領域に対して、異なったドットを順次露光することにより行なわれることを特徴とする。
請求項4は、前記異なる階調再現は、前記夫々の分割した領域に対して、前記周辺部の画素群の領域は、濃度再現のための面積が増えるようにドットを露光し、前記中央部の画素群の領域は、濃度再現のための濃度が増えるようにドットを露光することにより行なわれることを特徴とする。
請求項5は、前記異なる階調再現は、前記夫々の分割した領域に対して、前記周辺部の画素群の領域は、微小露光レベルのエリアが増えるようにドットを露光し、前記中央部の画素群の領域は、露光レベルの露光強度が増えるように、ドットを露光することにより行なわれることを特徴とする。
請求項6は、前記異なる階調再現は、前記夫々の分割した領域に対して、前記周辺部の画素群の領域は、露光レベルを特定の間隔でドットを露光し、前記中央部の画素群の領域は、露光レベルを連結したドットにより露光することにより行なわれることを特徴とする。
請求項7は、前記中央部の画素群の領域はドット集中方式により階調再現を行い、前記周辺部の画素群の領域はドット分散方式により階調再現を行うことを特徴とする。
請求項8は、前記中央部の画素群の領域はAM変調方式により階調再現を行い、前記周辺部の画素群の領域は周波数変調方式により階調再現を行うことを特徴とする。
請求項9は、複数のセルに夫々ドットを形成することによって、画像の階調を再現する画像出力方法であって、前記セルは、画素の結合した少なくとも2つの領域により構成され、夫々の領域に対して、異なったドットの露光手順を取ることにより階調再現を行なわせることを特徴とする。
請求項10は、請求項1乃至9の何れか一項に記載の画像出力方法により画像の階調を再現することを特徴とする。
請求項11は、請求項10に記載の画像出力装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、多階調の入力画像データに対して、ディザマトリクスを用いた多値ディザ処理を行うことで、ドットのオン・オフによって階調が表現されたドットパターン画像を得る画像出力方法であって、ディザマトリクスは複数のサブマトリクスによって構成され、サブマトリクスは、サブマトリクス中の複数の閾値によって形成される少なくとも2つの領域からなり、サブマトリクス中の閾値は、少なくとも2つの領域において異なる特性のドットパターン画像が再現されるよう配置され、かつ、少なくとも2つの領域においてドットが出力される濃度が交互に増えるように配置されているので、電子写真に最適なドット再現を実現することができ、特に、ハイライトの再現性を向上させ、こまかな階調の違いを表現できることによって、画質を向上させることができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の画像出力装置を備えた画像形成装置の概略を示す図である。画像形成装置の詳細な構成については公知であるので説明は省略するが、図1を参照して概略動作について説明する。この画像形成装置100は、画像が形成されるべき用紙は、本体トレイ101あるいは手差しトレイ102にセットされ、トレイ101あるいは102から給紙ローラ103にて用紙の搬送が開始される。給紙ローラ103による用紙の搬送に先立って、感光体(感光体ドラム)66が回転し、感光体66の表面は、クリーニングブレード105によってクリーニングされ、次に、帯電ローラ106で一様に帯電される。ここに、レーザー光学系ユニット107から、画像信号に従って変調されたレーザー光が露光され、現像ローラ108で現像されてトナーが付着し、これとタイミングを取って給紙ローラ103から用紙の給紙がなされる。給紙ローラ103から給紙された用紙は、感光体ドラム66と転写ローラ109とに挟まれて搬送され、これと同時に、用紙にはトナー像が転写される。転写され残った感光体66上のトナーは、再び、クリーニングブレード105で掻き落とされる。クリーニングブレード105の手前には、トナー濃度センサ110が設けられており、トナー濃度センサ110によって感光体66上に形成されたトナー像の濃度を測定することができる。また、トナー像が載った用紙は搬送経路にしたがって、定着ユニット111に搬送され、定着ユニット111においてトナー像は用紙上に定着される。印刷された用紙は、最後に排紙ローラ112を通って、記録面を下にしてページ順に排出される。
また、レーザー光学系ユニット107には、ビデオ制御部71、LD駆動回路72が接続されており、ビデオ制御部71では、パソコンやワークステーションからの画像信号などを制御したり、あるいは、内部に保持した評価チャート(テストパターン)信号などを発生させたりするようになっている。また、現像ローラ108には、バイアス回路114によって高圧バイアスがかけられており、バイアス回路114において、このバイアスをコントロールすることにより、画像の全体的な濃度を制御したりすることが可能となっている。このような画像形成装置では、ディザ法によって元の画像を二値化した信号で、LD駆動回路72を駆動し、画像が形成されるのが一般的に行われている。
まず、画像の階調を複数の画素を使って再現する方法について説明する。画像形成装置では、ディザ法によって元の画像を1ビットのオン・オフ情報に二値化したり、あるいは数ビット程度のオン〜オフまでの情報に少値化したりして、出力のエンジンにあわせた階調表現で表現を行なう。
電子写真方式のプリンタや複写機から、ドットパターンによってデジタル画像を用紙などに出力する場合には、多値で表される画像データを2値(1bit)のON・OFFデータや、数ビット程度の完全ON〜一部ON〜完全OFFデータに変換する必要がある。この作業は擬似階調再現と呼ばれ、たとえば網点画像方式などがある。
また、網点画像方式の中でも、入力画像の各ドットに対し、一対一で対応する閾値マトリクスを適用し、入力画像の数値と閾値とを比較した結果に基づいて、出力画像のOn・Offを決定する手法をディザ法と呼ぶ。
例えば、図2は、1bitのディザ法の例であり、入力画像8を閾値マトリクス5と比較し、入力画像の値が閾値5を越えた場合にのみ、6のようにドットをONにする。
図3は、スクリーン角を設定したディザ閾値マトリクスの例を示す図である。図3(A)がサブマトリクスを表し、図3(B)はクラスタを表す。サブマトリクスをa〜dの4個組み合わせたとした場合、aのドットの閾値nは、n=4−3、bはn=4−2、cはn=4−1、dはn=4−0と表現することができる。即ち、マイナスする値が夫々のビットの重み付けとなる。また、図3(B)のクラスタは、1つの網点のトナーを付ける順序を表している。即ち、1〜17の順序で渦巻状の順番で付着するものである。従って、まず、図3(B)のクラスタを決定して、その順番で、図3(A)サブマトリクスをページの画像全体に繰り返し適用することにより、ディザ処理が行なわれる。
図4は本発明の第1の実施形態に係るサブマトリクスによる画像形成を説明する図である。本実施形態では2bitでの画像形成について説明する。
2bitディザの場合、ドットは、オフ・1/3オン・2/3オン・3/3オンの4つの状態を表すことができ、これに対応した画像出力を行なうようになっている。
ここで、多値ディザの基本原理を説明すると、ディザ閾値マトリクスが5画素分から構成されている場合、各1画素について更に5段階の閾値が割り振られる。従って、このようなディザ閾値マトリクスと入力デジタル画像信号を比較すると、各画素ごとに0(白レベル)〜5(黒レベル)の6段階の多値ドットが出力されることになる。
図5は、本実施形態で使用されている2bitの信号とその時の、ドットの露光状態を示す図である。画像信号は2bit(Bit1とBit0)を使って、4通りの状態を表現している。露光ドットの状態としては、印字されない状態から、フル露光の状態まで取る。
本実施形態においては、サブマトリクスをその中央部1の画素群と周辺部2の画素群の2つの領域に分ける。そして、それぞれの領域について、画素のON・OFFの方式を異ならせるものである。図4は、スクリーン角45度でのサブマトリクスをあらわすものである。これを、中央部1と周辺部2に分ける。分ける方法は、どのような方法でも良いが、本実施形態では、サブマトリクスの重心に近い画素から渦巻状の探索と、サブマトリクスの外周部の画素から逆の渦巻状の探索とを、両者の探索がサブマトリクス中のいずれかの画素で出会うまで続け、サブマトリクスの重心に近い画素から二つの探索が出会った画素までに探索した画素を中央部1とし、サブマトリクスの外周部の画素から二つの探索が出会った画素までに探索した画素を周辺部2とする。これにより、サブマトリクス内の画素は中央部1と周辺部2のどちらかに配属される。またこの手順で、中央部1の画素数と、周辺部2の画素数がほぼ一致するように設定される。
ここで、ドットのオン手順であるが、図6の(a)〜(e)に階調値(a)〜(e)のONの様子を示すが、中央部に限定すると、ドットAは、無し→1/3ドット→2/3ドット→3/3ドットと増え、次いで、中央部のドットに連結した別の画素Dが、やはり無し→1/3ドット→2/3ドット→3/3ドットと増えるようにサブマトリクス中のディザ閾値が設定されている。
他方、周辺部分に限定すると、1/3ドットオンの部分の箇所、次の1/3ドットオンの場所….と1/3ドットオンの画素が最初に周辺部分に増えるようになっている。つまり、中央部についてはONの画素の露光強度が増えるので、結果として印刷上では濃度が増えるようになり、周辺部については微小ON画素のエリアが増えるようにドットのオン手順を設定する。
階調表現を行なうサブマトリクスとしては、最初に中央部1/3ドット、次に周辺部の1/3ドット、次に中央部の2/3ドット、次に周辺部の1/3ドット…….と中央部と周辺部との濃度が交互に増えるようにサブマトリクス中の閾値を配置する。
図6の(a)〜(e)について説明する。ディザマトリクス中のあるサブマトリクスが、(a)の状態であったとすると、図6(b)のように、中央部の画素(A)が、1/3→2/3となる。次に、周辺部の画素(B)がなし→1/3となる。次の濃度は図6(c)にうつって、中央部(A)が2/3→3/3に変化する。次に周囲部(B)が、なし→1/3の状態に変化する。次に図6(d)で示すように中央部(D)の画素がなし→1/3となり、次の状態では、周辺部(E)の画素がなし→1/3となる。次に、図6(e)で、中央部の(D)が1/3→2/3となり、次に周辺部の(F)がなし→1/3となる。以下同様にして、濃度を表現する。
図7は露光のエネルギーを説明する図である。図7は、図4における、A−A’断面の実際の露光エネルギーを模式的にあらわしたものである。中央部1では、破線→実線のように露光が強くなる。中央部1では、露光が強く行なわれるため、感光体上で安定した電位を保つのに有利である。しかし、この中央部1の露光だけだと、階調飛びが発生してしまう。他方、周辺部2は、1/3の露光エネルギーによる露光の面積が増えるだけなので、全体としては、弱い露光になっている。これは、感光体上で淡いトナーの付着を発生させるのに有利である。しかし、安定性は劣ってしまう。このとき、この断面図が表すような露光エネルギーの分布は、図4のようにサブマトリクスを上から見た場合には、サブマトリクスの中央部1を中心として2次元平面で点対称に広がっている。よって、この露光エネルギーの分布はサブマトリクスにおいて、方向性を持たないことになる。
従って、サブマトリクスの中央部1に、安定した部分があるので、サブマトリクスの周辺部2の不安定な部分があっても、安定した部分から受ける外乱が一定なため、不安定になりにくいという効果がある。不安定な部分からのトナーの散りなどによる、不安定さが、中央部の安定さを均一に形成するによって保護されているのである。
ここまでの説明では中央部を強い露光とし、周辺部を弱い露光としたが、逆に周辺部を強い露光とし、中央部を弱い露光としてもよい。この場合、弱い露光部分を強い安定した露光で取り巻くことになる。たとえば、ハードウェア回路などで用いられる、ガードリングと同じで中央部の弱い露光部分が保護されるので、より安定となる。 図8は強い露光の領域が内と外の場合の安定性と階調飛びの評価結果を示す図である。サブマトリクスを2つの領域に分けてそれぞれ、異なった露光にすることにより、サブマトリクスを1つの領域にするよりも安定で階調性も良くなる。
図9は本発明のディザマスクの閾値生成のフローチャートである。まず最初に、セルの内部を2つの領域に分ける(S1)。すでに説明したようにセルの中央部とセルの周辺部とをほぼ同じ画素数に成るように分ける。次に、中央部部分に印字情報1/3を追加する(S2)。例えば、濃度が1/3の画素や、濃度が2/3の画素が在れば、これを2/3や3/3の濃度に成るようにディザマトリクスの閾値を設定する。中央部で濃度が1/3の画素や2/3の画素が無い場合(つまり、濃度が飽和していない画素が無い場合)には、中央部に連結した0の画素を1/3画素になるようにディザを設定する。設定する位置は、例えば、渦巻状に成長するように設定する。次に、中央部の全ての画素のディザ閾値が設定終了したかどうかを判断する(S3)。Yesなら、終了する。Noなら、S4へ進む。通常は直ぐには埋まらないので、S4へ進む。次に周辺部の画素のうち、濃度が0の画素の濃度が1/3の画素となるようにディザマトリクスの閾値を設定する(S4)。
0の画素が無い場合には、1/3のものを1つ選んで、2/3画素になるようにディザを設定する。1/3の画素も無い場合には、2/3の画素を3/3になるようにディザを設定する。次に、全ての画素のディザ閾値が設定終了したかどうかを判断する(S5)。Yesなら、終了する。NoならS2へ戻る。通常は直ぐには埋まらないので、S2へ戻る。これを繰り返すことにより、ディザの閾値が設定される。
次に、露光系が二値(1bit)の場合の実施例を説明する。二値の場合少値のような、1/3ドット、2/3を使うことができないので、露光パターンを変えることにより、同様な効果を発生させるようにする。
図10は本発明の第2の実施形態に係る階調値でのディザ後のデータを説明する図である。サブマトリクス4つで構成されている。すなわち、中央部はドットが連結して発生しているが、周辺部は、ドットが間隔を隔てて発生するよう、特定の間隔でONするように露光が行われる。このようにすることにより、二値の場合でも、周辺部に弱い露光のエリアを配置することができ、図7と同じような周囲に弱い露光の部分を作ることができる。すなわち、中央部はドット集中型の成長であり、周辺部はドット分散型の成長と成る方式である。
図11は本発明のディザマスク作成のフローチャートである。まず最初に、セルの内部を2つの領域に分ける(S1)。すでに説明したようにセルの中央部とセルの周辺部とをほぼ同じ画素数に成るように分ける。次にあらかじめ作成しておいた集中型ディザと、中央部をAND処理し、中央部のドット成長手順(ディザマトリクスにおける閾値の配置順)を作る(S2)。同様にあらかじめ作成しておいた分散型ディザと、周辺部をAND処理し、周辺部のドット成長手順(ディザマトリクスにおける閾値の配置順)を作る(S3)。次に、S2の結果に基づき中央部部分から印字する画素を選択する(S4)。次に、全ての画素のディザ閾値が設定終了したかどうかを判断する(S5)。Yesなら、終了する。Noなら、S6へ進む。S3の結果に基づき周辺部の画素のうち、印字する画素を選択する(S6)。次に、全ての画素のディザ閾値が設定終了したかどうかを判断する(S7)。Yesなら、終了する。NoならS4へ戻る。
このようにして、中央部のドット集中配置と、周辺部のドット分散配置に対して、ドットを交互に置くように濃度を表現したディザの閾値が設定される。これにより、中央部では安定性に優れたトナーの付着を実現し、周辺部において淡いトナー付着を実現することにより、安定性と階調性に優れた出力を得ることができる。
また、別の方式として中央部はドット集中型で、周辺部はFM変調型にしても良い。図12にドット集中型(AM変調)とFM変調の違いを示す。AM変調は、これまで述べてきた渦巻き型のドットでよいが、FM変調方式としてはたとえば、ブルーノイズマスクなどの方式で作られるものがある。
ディザマスクの生成フローは、図11のS3で、周辺部のディザとして、ブルーノイズマスクを使用すればよい。
図13にこの方式でのディザの例を示す。ここまでの、説明はディザのセルで説明したが、セルは規則的な形状の繰り返しでなくても構わない。例えば、特許第3722955号を用いれば、一定濃度の元画像を複数のセルに分割することができる。この特許によれば、元画像データの画素の値を加算し、加算結果を所定の閾値と比較することにより、互いに隣接した未処理画素からなる画素集合(=セル)を生成している。
このセルは、ディザのサブマトリクスとは異なり、二次元的には、不規則に配置されることとなる。このセルの場合にも、それぞれのセルについて、中央部と周辺部に分け、例えば、中央部は、ドット集中型、周辺部はドット分散型とすることにより、同一の効果を得ることができる。
本発明の画像出力装置を備えた画像形成装置の概略を示す図である。 1bitのディザ法の例を示す図である。 スクリーン角を設定した閾値マトリクスの例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るサブマトリクスによる画像形成を説明する図である。 本実施形態で使用されている2bitの信号と、その時のドットの露光状態を示す図である。 ドットのオン手順を示す図である。 露光のエネルギーを説明する図である。 深い露光の領域が内と外の場合の安定性と階調飛びの評価結果を示す図である。 本発明のディザマスクの閾値生成のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る階調値でのディザ後のデータを説明する図である。 本発明のディザマスク作成のフローチャートである。 ドット集中型(AM変調)とFM変調の違いを示す図である。 ドット集中型(AM変調)とFM変調方式でのディザの例を示す図である。
符号の説明
66 感光体、100 画像形成装置、101 本体トレイ、102 手差しトレイ、103 給紙ローラ、105 クリーニングブレード、106 帯電ローラ、107 レーザー光学系ユニット、108 現像ローラ、109 転写ローラ、110 トナー濃度センサ、111 定着ユニット、112 排紙ローラ

Claims (11)

  1. 多階調の入力画像データに対して、ディザマトリクスを用いた多値ディザ処理を行うことで、ドットのオン・オフによって階調が表現されたドットパターン画像を得る画像出力方法であって、
    前記ディザマトリクスは複数のサブマトリクスによって構成され、
    前記サブマトリクスは、前記サブマトリクス中の複数の閾値によって形成される少なくとも2つの領域からなり、
    前記サブマトリクス中の閾値は、前記少なくとも2つの領域において異なる特性のドットパターン画像が再現されるよう配置され、かつ、前記少なくとも2つの領域においてドットが出力される濃度が交互に増えるように配置されている
    ことを特徴とする画像出力方法。
  2. 前記サブマトリクスを中央部の画素群と周辺部の画素群の2つの領域に分割し、該夫々の分割した領域は、前記中央部の画素群の領域を取り巻くように、前記周辺部の画素群の領域が配置されると共に、前記夫々の分割した領域に対して異なる階調再現を行なわせることを特徴とする請求項1に記載の画像出力方法。
  3. 前記異なる階調再現は、前記夫々の分割した領域に対して、異なったドットを順次露光することにより行なわれることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像出力方法。
  4. 前記異なる階調再現は、前記夫々の分割した領域に対して、前記周辺部の画素群の領域は、濃度再現のための面積が増えるようにドットを露光し、前記中央部の画素群の領域は、濃度再現のための濃度が増えるようにドットを露光することにより行なわれることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の画像出力方法。
  5. 前記異なる階調再現は、前記夫々の分割した領域に対して、前記周辺部の画素群の領域は、微小露光レベルのエリアが増えるようにドットを露光し、前記中央部の画素群の領域は、露光レベルの露光強度が増えるように、ドットを露光することにより行なわれることを特徴とする請求項4記載の画像出力方法。
  6. 前記異なる階調再現は、前記夫々の分割した領域に対して、前記周辺部の画素群の領域は、露光レベルを特定の間隔でドットを露光し、前記中央部の画素群の領域は、露光レベルを連結したドットにより露光することにより行なわれることを特徴とする請求項4記載の画像出力方法。
  7. 前記中央部の画素群の領域はドット集中方式により階調再現を行い、前記周辺部の画素群の領域はドット分散方式により階調再現を行うことを特徴とする請求項4記載の画像出力方法。
  8. 前記中央部の画素群の領域はAM変調方式により階調再現を行い、前記周辺部の画素群の領域は周波数変調方式により階調再現を行うことを特徴とする請求項4乃至7の何れか一項に記載の画像出力方法。
  9. 複数のセルに夫々ドットを形成することによって、画像の階調を再現する画像出力方法であって、
    前記セルは、画素の結合した少なくとも2つの領域により構成され、夫々の領域に対して、異なったドットの露光手順を取ることにより階調再現を行なわせることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の画像出力方法。
  10. 請求項1乃至9の何れか一項に記載の画像出力方法により画像の階調を再現することを特徴とする画像出力装置。
  11. 請求項10に記載の画像出力装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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