JPH10171220A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10171220A
JPH10171220A JP8332203A JP33220396A JPH10171220A JP H10171220 A JPH10171220 A JP H10171220A JP 8332203 A JP8332203 A JP 8332203A JP 33220396 A JP33220396 A JP 33220396A JP H10171220 A JPH10171220 A JP H10171220A
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JP
Japan
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image
unit
developer
test pattern
transferred
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Application number
JP8332203A
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English (en)
Inventor
Michiteru Oono
通照 大野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH10171220A publication Critical patent/JPH10171220A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、感光体の感度またはレーザ露光装
置からのレーザビームの直径等に起因する画像または文
字の線幅の変動の少ない画像形成装置を提供することに
ある。 【解決手段】この発明の画像形成装置は、レーザ露光装
置から出射されるレーザ露光光の光強度LPを決定する
テストプリントアウト画像を装置内部に保持し、感光体
ドラムの感度の個体差等に起因する画像濃度の変動に対
し、メモリに記録されているテストプリントアウト画像
に基づいて形成された画像の画像濃度を読み取って、変
換テーブルによりレーザ露光光の光強度を決定する。こ
れにより、画像濃度の安定な画像が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真プロセ
スを用いて画像を形成する画像形成装置ならびにこの画
像形成装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスが利用されている画像
形成装置は、光導電性を有する感光体を所定の電位に帯
電させたのち画像に対応する光を照射して感光体の電位
を選択的に減衰させて潜像を形成し、現像剤としてのト
ナーで現像して得られるトナー像を被転写材に転写する
ことで、複写対象物の複写像あるいは印字すべき画像を
形成する。
【0003】感光体の周囲には、感光体に所定の表面電
位を与える帯電装置、感光体表面の潜像をトナーにより
現像してトナー像を形成する現像装置、感光体上のトナ
ー像を記録材料に転写する転写装置および感光体表面に
残った転写残りトナーを除去するとともに感光体表面の
電荷分布を消去するクリーニング装置等が、感光体が回
転される方向に沿って、順に、配置されている。また、
装置内部の所定の位置には、現像装置と帯電装置との間
で感光体に画像を露光して潜像を形成する露光装置、及
び、転写装置により現像されたトナー像を用紙に定着す
る定着装置等が配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、上述した画像
形成装置においては、感光体が保持する電荷量すなわち
表面電位の個体特性に応じて、感光体に形成された静電
潜像を現像して得られるトナー像を用紙に転写した際の
画像濃度が大きく変動することから、テスト画像をプリ
ントアウトして得られるテスト画像の画像濃度に基づい
て、現像特性を示すγ特性、現像バイアス電圧あるいは
レーザ露光量を変化して、装置毎のまたは感光体が交換
された場合の画像濃度の変動が抑制されている。
【0005】しかしながら、現像条件を変化させると、
非画像部にかぶりが生じたり、現像剤中のキャリアが感
光体に引き寄せられる等の別の不具合が生じる問題があ
る。また、現像条件を変化した場合であっても、感光体
に帯電された電荷の保持時間すなわち感光体の感度ある
いはレーザ露光装置からのレーザ露光光のエネルギーす
なわち感光体上でのレーザビームの直径の変化等に起因
する画像または文字の線幅の変動を吸収できない問題が
ある。
【0006】この発明の目的は、感光体の感度またはレ
ーザ露光装置からのレーザビームの直径等に起因する画
像または文字の線幅の変動の少ない画像形成装置を提供
することにある。
【0007】
【問題を解決するための手段】この発明は、上述した問
題点に基づきなされたもので、像担持体を帯電する帯電
手段と、前記帯電手段にて帯電された像担持体に露光し
て静電像を形成する露光手段と、像担持体に形成された
静電像に現像剤を供給して現像剤像を形成する現像手段
と、この現像手段により像担持体に形成された現像剤像
を被転写材に転写する転写手段と、この転写手段により
被転写材に転写された現像剤像を被転写材に定着する定
着手段と、所定の濃度分布が与えられたテストパターン
を記憶する記憶手段と、画像情報を読み取る画像読取手
段と、上記記憶手段に記憶されているテストパターンに
基づいて像担持体に形成され、上記現像手段、上記転写
手段および上記定着手段のそれぞれにより被転写材に形
成されたテストパターン画像を上記画像読取手段により
読み取り、この読み取った結果に基づいて上記露光手段
により像担持体に静電像を形成する際に、露光量を変化
させる露光制御手段と、を有することを特徴とする画像
形成装置を提供するものである。
【0008】また、この発明は、像担持体を帯電する帯
電手段と、前記帯電手段にて帯電された像担持体に露光
して静電像を形成する露光手段と、像担持体に形成され
た静電像に現像剤を供給して現像剤像を形成する現像手
段と、この現像手段により像担持体に形成された現像剤
像を被転写材に転写する転写手段と、この転写手段によ
り被転写材に転写された現像剤像を被転写材に定着する
定着手段と、所定の濃度分布が与えられたテストパター
ンを記憶する記憶手段と、画像情報を読み取る画像読取
手段と、上記記憶手段に記憶されているテストパターン
に基づいて像担持体に形成され、上記現像手段、上記転
写手段および上記定着手段のそれぞれにより被転写材に
形成されたテストパターン画像を上記画像読取手段によ
り読み取り、上記露光手段により像担持体に静電像を形
成する際に、上記読取手段により読み取られたテストパ
ターン画像の画像濃度と予め決められている濃度とを比
較し、この比較結果に基づいて上記露光手段による露光
量を変化させる露光制御手段と、を有することを特徴と
する画像形成装置を提供するものである。
【0009】さらに、この発明は、像担持体を帯電する
帯電手段と、前記帯電手段にて帯電された像担持体に露
光して静電像を形成する露光手段と、像担持体に形成さ
れた静電像に現像剤を供給して現像剤像を形成する現像
手段と、この現像手段により像担持体に形成された現像
剤像を被転写材に転写する転写手段と、この転写手段に
より被転写材に転写された現像剤像を被転写材に定着す
る定着手段と、所定の濃度分布が与えられたテストパタ
ーンを記憶する記憶手段と、画像情報を読み取る画像読
取手段と、上記記憶手段に記憶されているテストパター
ンに基づいて像担持体に形成され、上記現像手段、上記
転写手段および上記定着手段のそれぞれにより被転写材
に形成されたテストパターン画像を上記画像読取手段に
より読み取り、この読み取られた上記テストパターン画
像の画像濃度と予め決められている濃度とを比較する比
較手段と、この比較手段の比較結果に基づいて、上記テ
ストパターン画像を形成するのに要した露光量に一定の
大きさの露光量を加えて得られる露光量を画像形成用露
光量として設定する設定手段と、を有することを特徴と
する画像形成装置を提供するものである。
【0010】またさらに、この発明は、像担持体を帯電
する帯電手段と、前記帯電手段にて帯電された像担持体
に露光して静電像を形成する露光手段と、像担持体に形
成された静電像に現像剤を供給して現像剤像を形成する
現像手段と、この現像手段により像担持体に形成された
現像剤像を被転写材に転写する転写手段と、この転写手
段により被転写材に転写された現像剤像を被転写材に定
着する定着手段と、2以上の濃度階調が与えられたテス
トパターンを記憶する記憶手段と、画像情報を読み取る
画像読取手段と、上記記憶手段に記憶されているテスト
パターンに基づいて像担持体に形成され、上記現像手
段、上記転写手段および上記定着手段のそれぞれにより
被転写材に形成されたテストパターン画像を上記画像読
取手段により読み取り、この読み取った結果に基づいて
上記露光手段により像担持体に静電像を形成する際に、
露光量を変化させる露光制御手段と、を有することを特
徴とする画像形成装置を提供するものである。
【0011】さらにまた、この発明は、像担持体を帯電
する帯電手段と、前記帯電手段にて帯電された像担持体
に露光して静電像を形成する露光手段と、像担持体に形
成された静電像に現像剤を供給して現像剤像を形成する
現像手段と、この現像手段により像担持体に形成された
現像剤像を被転写材に転写する転写手段と、この転写手
段により被転写材に転写された現像剤像を被転写材に定
着する定着手段と、2以上の濃度階調が与えられたテス
トパターンを記憶する記憶手段と、画像情報を読み取る
画像読取手段と、上記記憶手段に記憶されているテスト
パターンに基づいて像担持体に形成され、上記現像手
段、上記転写手段および上記定着手段のそれぞれにより
被転写材に形成されたテストパターン画像を上記画像読
取手段により読み取り、上記露光手段により像担持体に
静電像を形成する際に、上記読取手段により読み取られ
たテストパターン画像の画像濃度と予め決められている
濃度とを比較し、この比較結果に基づいて上記露光手段
による露光量を変化させる露光制御手段と、を有するこ
とを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
【0012】またさらに、この発明は、像担持体を帯電
する帯電手段と、前記帯電手段にて帯電された像担持体
に露光して静電像を形成する露光手段と、像担持体に形
成された静電像に現像剤を供給して現像剤像を形成する
現像手段と、この現像手段により像担持体に形成された
現像剤像を被転写材に転写する転写手段と、この転写手
段により被転写材に転写された現像剤像を被転写材に定
着する定着手段と、2以上の濃度階調が与えられたテス
トパターンを記憶する記憶手段と、画像情報を読み取る
画像読取手段と、上記記憶手段に記憶されているテスト
パターンに基づいて像担持体に形成され、上記現像手
段、上記転写手段および上記定着手段のそれぞれにより
被転写材に形成されたテストパターン画像を上記画像読
取手段により読み取り、この読み取られた上記テストパ
ターン画像の画像濃度と予め決められている濃度とを比
較する比較手段と、この比較手段の比較結果に基づい
て、上記テストパターン画像を形成するのに要した露光
量に一定の大きさの露光量を加えて得られる露光量を画
像形成用露光量として設定する設定手段と、を有するこ
とを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
【0013】さらにまた、この発明は、像担持体を帯電
する帯電手段と、前記帯電手段にて帯電された像担持体
に露光して静電像を形成する露光手段と、像担持体に形
成された静電像に現像剤を供給して現像剤像を形成する
現像手段と、この現像手段により像担持体に形成された
現像剤像を被転写材に転写する転写手段と、この転写手
段により被転写材に転写された現像剤像を被転写材に定
着する定着手段と、N階調からなる画像のテストパター
ンを記憶する記憶手段と、画像情報を読み取る画像読取
手段と、上記記憶手段に記憶されているテストパターン
に基づいて像担持体に形成され、上記現像手段、上記転
写手段および上記定着手段のそれぞれにより被転写材に
形成されたテストパターン画像を上記画像読取手段によ
り読み取り、上記露光手段により像担持体に静電像を形
成する際に、階調数Nにおけるテストパターン画像形成
に要するレーザ出力をLPN 、階調数Nにおけるテスト
パターン画像の画像濃度をDN 、予め決められた濃度し
きい値をAとするとき、 LP ={(LPN −LPN-1 ) / (DN −DN-1 )}×
(A−DN-1 ) +LPN-1 により、露光量を変化させる露光制御手段と、を有する
ことを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
【0014】またさらに、この発明は、像担持体を帯電
する帯電手段と、前記帯電手段にて帯電された像担持体
に露光して静電像を形成する露光手段と、像担持体に形
成された静電像に現像剤を供給して現像剤像を形成する
現像手段と、この現像手段により像担持体に形成された
現像剤像を被転写材に転写する転写手段と、この転写手
段により被転写材に転写された現像剤像を被転写材に定
着する定着手段と、N階調からなる画像のテストパター
ンを記憶する記憶手段と、画像情報を読み取る画像読取
手段と、上記記憶手段に記憶されているテストパターン
に基づいて像担持体に形成され、上記現像手段、上記転
写手段および上記定着手段のそれぞれにより被転写材に
形成されたテストパターン画像を上記画像読取手段によ
り読み取り、階調数Nにおけるテストパターン画像形成
に要するレーザ出力をLPN 、階調数Nにおけるテスト
パターン画像の画像濃度をDN 、予め決められた濃度し
きい値をAとするとき、 LP ={(LPN −LPN-1 ) / (DN −DN-1 )}×
(A−DN-1 ) +LPN-1 により、しきい値Aの濃度の画像を形成するのに要する
レーザ出力LPを算出する算出手段と、前記算出手段に
て算出されたレーザ出力LPに一定の大きさのレーザ出
力値を加算して得られるレーザ出力値を画像形成用レー
ザ出力値として設定する設定手段と、を有することを特
徴とする画像形成装置を提供するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。図1に示されるように、画像形
成装置、例えば、レーザ露光式複写装置2は、回転可能
に形成された円筒状であって、後述するレーザ露光装置
から供給されるレーザビームによって、記録すべき画像
に対応する静電潜像が形成される感光体ドラム10を、
有している。
【0016】感光体ドラム10の周囲には、矢印aで示
される感光体ドラム10の回転方向に沿って、感光体ド
ラム10の表面を所定の電位に帯電する帯電装置12、
後述するレーザ露光装置により感光体ドラム10に形成
された潜像に現像剤としてのトナーを供給することで静
電潜像を現像する現像装置14、現像装置14により現
像された感光体ドラム10上のトナー像を被記録媒体と
しての用紙に転写する転写装置16、感光体ドラム10
上の残留トナーを掻き落として回収するクリーニング装
置18および感光体ドラム10の表面の残留電荷を除去
する除電装置20が、順に配置されている。
【0017】帯電装置12は、コロナワイヤ12aとグ
リッド電極12bとを含み、図2を用いて後述する帯電
電圧発生回路102ならびにグリッドバイアス電圧発生
回路104に、それぞれ、接続されて、感光体ドラム1
0の表面を所定の電位に帯電する。
【0018】現像装置14は、非磁性に形成されたトナ
ーと磁性が与えられたキャリアとが所定の比率で混合さ
れた2成分現像剤を外周にて保持しつつ、図2を用いて
後述する現像バイアス発生回路106からの現像バイア
ス電圧により負に帯電されたトナーを感光体ドラム10
に形成された静電潜像に付着させる現像ローラ14aを
有している。なお、2成分現像剤および現像ローラ14
aは、ハウジング14bに収容されている。現像装置1
4は、感光体ドラム10の外周面と現像ローラ14aの
表面のそれぞれが実質的に平行になるよう配置され、現
像ローラ14aのマグネット媒体の主磁極から発生され
る磁力線に沿ってスリーブ上に形成されるキャリアの穂
(穂立ち) に鏡像力により付着されているトナーを感光
体ドラム10と現像ローラ14aとが対向する現像領域
で、感光体ドラム10の静電潜像の電位と現像バイアス
電圧とにより形成される電界を用いて、感光体ドラム1
0上の潜像に向けて移動させることで、静電潜像を現像
する。
【0019】転写装置16は、帯電装置12に類似した
コロナ放電型の転写チャージャ16aおよび同様のコロ
ナ放電型の剥離チャージャ16bを有し、それぞれ、図
2を用いて後述する転写バイアス電圧発生回路108
a,剥離電圧発生回路108bに接続され、現像装置1
4からトナーが供給されて感光体ドラム10表面に形成
されたトナー像を、用紙に静電的に引き寄せて転写し、
さらに、用紙に静電的に付着しているトナー像を、用紙
とともに、感光体ドラム10から剥離する。
【0020】クリーニング装置18は、感光体ドラム1
0の表面に圧接され、感光体ドラム10の表面の転写ト
ナーを掻き落とすブレード18aを有し、感光体ドラム
10の表面の残留トナーを掻き落とすとともに、所定の
領域に集約する。
【0021】除電装置20は、所定の光量の除電光を提
供するランプであって、感光体ドラム10の表面に残っ
た残存電位を消去する。感光体ドラム10の上方すなわ
ち装置本体の上部には、複写対象物である原稿Dの画像
を、光の明暗情報として読み取る画像読取部30が配置
されている。
【0022】画像読取部30は、原稿Dを保持する原稿
テーブル31、原稿テーブル31に載置された原稿Dを
照明する照明ランプ32、照明ランプ32から照射され
る照明光を原稿Dに集光するリフレクタ33、原稿Dか
らの反射光を原稿テーブルと平行な方向に案内する第1
のミラー34、第1のミラー34で反射された光を90
°折り曲げる第2のミラー35および第2のミラー35
で折り曲げられた光をさらに90°折り曲げて再び原稿
テーブルと平行な方向に案内する第3のミラー36等を
有し、図示しない走査モータを用いて照明ランプ32お
よび第1ないし第3のミラー34,35および36を原
稿テーブル31に沿って移動することにより、原稿テー
ブル31に載置された原稿Dの画像を光の明暗情報とし
て後段のCCDセンサ38に伝達する。なお、第2ミラ
ー35および第3ミラー36は、周知のように、図示し
ない駆動機構により、第1ミラー34が移動される速度
の1/2の速度で第1ミラー34に従動される。
【0023】第3ミラー36により折返された光の光軸
を含む面内には、原稿Dからの反射光に集束性を与える
結像レンズ37および結像レンズ37により集束された
反射光を光電変換するCCDセンサ38が配置されてい
る。
【0024】感光体ドラム10の近傍であって、感光体
ドラム10の表面に原稿画像に対応する光を照射可能な
位置には、帯電装置12により所定の表面電位が与えら
れた感光体ドラム10の表面に、画像に基づいて光強度
が変化されたレーザビームを照射するレーザ露光装置4
0が配置されている。
【0025】感光体ドラム10が回転される方向であっ
て、現像装置14により現像されたトナー像が感光体ド
ラム10の回転によって搬送される方向の上流側に対応
する位置には、所定のサイズの記録用紙 (被転写材) を
収容可能に形成されるとともに自身が収容している記録
用紙のサイズを表示する図示しないサイズ表示機構を有
する用紙カセット52‥‥‥が挿入される第1,第2の
スロット50a,50bが形成されている。第1,第2
のスロット50a,50bには、カセット52‥‥‥に
収容されている用紙のサイズに対応して設定された図示
しないサイズ表示に基づいて、カセット52‥‥‥に収
容されている記録用紙の大きさをCPU100に報知す
るサイズ検知センサ51a,51bが配置されている。
【0026】また、第1のスロット50aの上方には、
定型以外の記録材料を給送可能とする手差通路53が、
第1のスロット50aと一体的に形成されている。手差
通路53には、用紙が搬送される方向に対して通路に案
内される用紙が傾くことを防止する用紙ガイド53aが
配置されている。用紙ガイド53aは、用紙のサイズ
(幅) に合わせて移動可能、かつ、用紙ガイド53aの
位置を検知することで手差通路53に挿入される用紙の
大きさ (幅) を検出する用紙センサ53bに対して、用
紙の大きさの入力可能に、形成されている。
【0027】感光体ドラム10と各スロット50a,5
0bの間には、それぞれのスロット50a,50bに対
応して配置され、スロットに挿入されたカセット52‥
‥‥のそれぞれから用紙を1枚ずつ引出す給紙ローラ5
4a,54b、給紙ローラ54a,54bにより引出さ
れた用紙を、感光体ドラム10にへ向けて送出する搬送
ローラ56a,56b、搬送ローラ56a,56bによ
り感光体ドラム10へ向けられる用紙を一時的に停止す
ることにより用紙が搬送される方向に対する用紙の傾き
を補正するとともに、感光体ドラム10上のトナー像の
先端と用紙の先端とを整合させて感光体ドラム10の表
面が移動される速度と等しい速度で用紙を送り出すアラ
イニングローラ58が配置されている。なお、手差通路
53から供給される用紙は、搬送ローラ56aに向けて
案内される。
【0028】アライニングローラ58の近傍には、アラ
イニングローラ58を介して用紙を停止させるために、
搬送されている用紙の先端を検知するアライニングスイ
ッチ58aが配置されている。
【0029】感光体ドラム10の回転方向下流に対応す
る位置には、感光体ドラム10上に形成されたトナー像
が転写され、トナーが静電的に付着している状態の用紙
を搬送する搬送べルト60、用紙に転写されたトナーを
加熱するとともに用紙に押圧することで用紙に定着させ
る定着装置62およびトナー像が定着された用紙を複写
装置2の外部の排紙トレイヘ排出させる排紙ローラ64
が配置されている。
【0030】図2は、図1に示したレーザ露光式複写装
置の画像形成部を中心として示した制御ブロックを示す
ブロック図である。図2に示されるように、レーザ露光
式複写装置2の各機構部は、主制御装置であるCPU1
00により制御される。なお、CPU100には、装置
2を動作させるためのイニシャルプログラムあるいは固
有データなどを記憶するROM部、例えば、図示しない
操作パネルから入力された複写枚数や用紙サイズなどの
変数データおよびCCDセンサ38により読み取られた
画像データを記憶するRAM部、及び、感光体ドラム1
0の感度 (電荷消失速度) および現像装置14に投入さ
れる現像剤の特性に対応する図示しないトナー濃度セン
サの基準出力レベル等のある期間だけ保持されるデータ
を記憶する不揮発性メモリ (NVM) 等を含むメモリユ
ニット100aが接続されている。
【0031】帯電装置12のコロナワイヤ12aは、帯
電電圧発生回路102から帯電電圧が印加されることで
所定極性のコロナ放電出力を発生し、感光体ドラム10
表面に所定の電荷を与える。なお、帯電電圧は、CPU
100から帯電電圧発生回路102に入力される帯電電
圧制御信号に対応して出力される。また、帯電装置のグ
リッド電極12bは、グリッドバイアス電圧発生回路1
04により提供される所定の大きさのグリッドバイアス
電圧Vgに基づいて、コロナワイヤ12aから感光体ド
ラム10の表面に提供された電荷の量すなわち感光体ド
ラム10の表面電位を安定させる。このグリッドバイア
ス電圧Vgは、CPU100からグリッドバイアス電圧
発生回路104に指示されるグリッドバイアス電圧信号
に対応して出力される。なお、グリッドバイアス電圧V
gは、例えば、−580Vに設定される。従って、感光
体ドラム10の表面電位Voの初期値は、概ね、−58
0Vとなる。
【0032】現像装置14の現像ローラ14aには、C
PU100からの現像バイアス電圧制御信号に対応して
現像バイアス電圧発生回路106で発生された現像バイ
アス電圧Vdが印加される。この現像バイアス電圧Vd
は、感光体ドラム10の表面の画像部にトナーが付着
し、非画像部すなわち露光装置40から画像情報が露光
されない領域にトナーが付着して用紙に白地かぶりが生
じることを防止するもので、露光により変化された画像
部の電位と帯電電位のそれぞれの大きさとトナーの帯電
の極性により、最適な大きさに設定される。なお、現像
バイアス電圧Vdは、例えば、−400Vに設定され
る。
【0033】転写装置16は、転写バイアス発生回路1
08aから所定の転写バイアス電圧が印加されることに
より、感光体ドラム10に形成されたトナー像を用紙に
転写させるとともに、剥離電圧発生回路108bからの
剥離電圧により用紙に静電的に付着しているトナー像
を、用紙とともに、感光体ドラム10から剥離する。
【0034】クリーニング装置18は、図示しない機構
部品駆動回路に接続された直線運動が可能なブレード圧
接機構、例えば、ソレノイド等により、感光体ドラム1
0の外周面にブレード18aを圧接することにより、感
光体ドラム10の表面の残留トナーを感光体ドラム10
の表面から掻き落とす。なお、ブレード18aは、弾性
を維持するとともに、画像形成動作が長時間中断されて
いる状態すなわち非通電時における感光体ドラム10表
面への固着および感光体ドラム10の感光層への悪影響
等を防止する目的で、非画像形成時には、感光体ドラム
10の表面との接触 (感光体ドラム10の表面への圧
接) が、解除される。
【0035】除電装置20は、所定光量の除電光を提供
するランプであって、感光体ドラム10の表面に残った
残存電位を消去する。メモリ100aは、CCDセンサ
38 (画像読取部30) により読み取られた原稿の画像
をCPU100を経由して一時的に記憶するとともに、
CPU100からの画像処理信号に基づいて、エッジ補
正、文字特定、線幅および線間設定、あるいは鏡像処理
等の画像処理に利用される (RAM部) 。また、メモリ
100aは、読み取られた画像の画像濃度に対応するレ
ーザ露光装置40からのレーザ露光光の光強度の変換テ
ーブルおよびテストプリント画像を形成するために利用
されるテストプリント画像データを予め記憶・保持して
いる (ROM部) 。
【0036】CPU100には、メモリ100aが保持
しているテストプリント画像データに基づいて、レーザ
露光装置40に、テストプリント画像に対応する画像信
号を供給するテストプリント画像発生回路110、画像
読取部のCCDセンサ38により出力された読取画像デ
ータをA/D変換するA/D変換部112、露光装置4
0からのレーザ露光光の光強度を設定するとともにテス
トプリント画像の画像信号に対応して図示しないレーザ
素子をオン/オフさせる露光制御部114等も接続され
ている。
【0037】CPU100には、さらに、詳述しない主
モータ、現像モータ、給紙モータ、あるいは画像読取部
30の図示しない走査モータなどを所定の速度で回転さ
せるモータ制御回路116、照明ランプ32を所定の光
強度の照明光を発生するよう点灯させるランプレギュレ
ータ118、及び、各スロット50a,50bに挿入さ
れた各カセット52の有無および各カセットが収容して
いる用紙の用紙サイズをCPU100に報知するサイズ
検知センサ51a,51b、現像装置14内のトナー濃
度を検知する図示しないトナー濃度センサ、用紙の搬送
状態を検知するアライニングスイッチ58aおよび図示
しない用紙検知スイッチなどのさまざまな検知スイッチ
およびセンサ等の出力をCPU100に入力するセンサ
出力入力回路120が接続されている。
【0038】また、CPU100には、図示しない操作
パネルを介して入力されるさまざまな数値データおよび
制御信号をCPU100に入力するインタフェース13
0が接続されている。
【0039】次に、図1および図2に示したレーザ露光
式複写装置の印字動作を詳細に説明する。感光体ドラム
10は、CPU100から出力されるモータ駆動信号に
応答してモータ制御回路116から図示しない主モータ
に入力されるモータ駆動パルスにより駆動される主モー
タの回転により、例えば、外周面の移動速度が127ミ
リメートル/秒 (以下、mm/sと示す) で回転され
る。同時に、帯電装置12のコロナ帯電部材12aによ
る電荷の供給とグリッド12bに印加されるグリッドバ
イアス電圧により、感光体ドラム10の表面が、所定の
大きさの表面電位に、一様に、帯電される。
【0040】続いて、レーザ露光装置40により、感光
体ドラム10の表面に、複写または印字出力すべき画像
データすなわち原稿の画像に対応する画像情報あるいは
図示しないホスト装置から供給される画像信号に対応し
た印字信号に応じて強度変調されたレーザビームが照射
される。
【0041】レーザ露光装置40によるレーザビームの
照射により、感光体ドラム10表面(外周面) に、印字
信号 (画像データ) に対応する静電潜像が形成される。
このようにして形成された静電潜像は、現像装置14の
現像ローラ14aに保持されているトナーによって現像
されてトナー像に変換される。なお、この現像工程で
は、現像ローラ14aの内側に固定されている図示しな
いマグネットの主磁極から発生される磁力線に沿って現
像ローラ14aの外周面に形成される連鎖状のキャリア
の穂 (穂立ち) に、鏡像力により付着されているトナー
が感光体ドラム10と現像ローラ14aとが対向する現
像領域で、感光体ドラム10の静電潜像の電位と現像バ
イアス電圧により形成される電界によりトナーが移動さ
れることにより、感光体ドラム10の表面にトナー像が
形成される。
【0042】感光体ドラム10に形成されたトナー像
は、感光体ドラム10と転写装置16が対向されている
転写位置で、アライニングローラ58により、印字信号
の先端部余白の先頭に対応する位置 (またはトナー像を
含む原稿の先端) と用紙の先端とが一致するよう設定さ
れた所定タイミングで案内される用紙に、転写装置16
により順に転写されながら、用紙とともに感光体ドラム
10から剥離される。
【0043】用紙に転写されたトナー像は、搬送べルト
60によって用紙とともに定着装置62へ搬送されて、
定着装置62により、用紙に定着される。トナー像が定
着された用紙は、排紙ローラ64を介して排紙トレイ6
6に順次排出されて積層される。
【0044】トナー像が用紙に転写された感光体ドラム
10は、図示しない主モータの回転により引き続き回転
される。これにより、残存トナーがクリーニング装置1
8に向けて移動され、図示しないクリーニング前電荷消
去装置により、トナーに残留している電荷が消去された
後、クリーニング装置18により、感光体ドラム10か
ら取り除かれる。
【0045】感光体ドラム10は、さらに回転され、こ
れにより、除電装置20と対向する除電位置で除電され
て、引き続いて次の画像形成に利用される。このように
して、一連の画像形成が繰り返される。
【0046】ところで、感光体ドラム10の感度すなわ
ち感光体ドラムが電荷を保持できる時間 (電荷消失速
度) の個体誤差あるいはレーザ露光装置40からのレー
ザ露光光のエネルギーすなわち感光体ドラム10上での
レーザビームの直径の変化等に起因する文字の線幅の変
動を抑止する方法については、これまでのところ、十分
に考察されていない。その一方で、感光体ドラム10
は、同一規格で製造されたものであっても個々に感度が
異なることから、例えば、感光体ドラム10の使用限界
(ライフ) に伴う感光体ドラム10の交換、あるいは、
レーザ露光装置40のレーザ素子の交換等が生じた場
合、複写装置2のさまざまな構成の調整および装置2毎
に設定の必要なパラメータの再設定が必要となる。
【0047】このとき、上述した感光体ドラム10の個
体誤差あるいはレーザ露光装置40のレーザ露光光のエ
ネルギーに関する調整においては、画像濃度が複数段に
変化された試験原稿を複写して得られる試験原稿画像の
画像濃度を基準として、現像条件、感光体ドラム10の
表面電位あるいはレーザ露光装置40のレーザ露光光の
エネルギー等が調整 (または再設定) される。
【0048】しかしながら、既に説明したように、現像
条件を徒らに変化することは、副次的な不具合、例え
ば、非画像部のかぶり、あるいは現像剤中のキャリアが
感光体ドラム10に引き寄せられる等が生じ易くなる問
題がある。また、感光体ドラム10の表面電位は、感光
体ドラム10の感度によって変動し易いばかりでなく、
感光体ドラム10の外周 (表面) が一周する間に、所定
の幅で変動する。
【0049】このことから、画像濃度および文字等の線
幅を管理する方法として、露光装置40により出力され
るレーザ露光光の光強度を変化させる方法を用いる。な
お、試験原稿画像を用いて、上述した画像濃度および文
字等の線幅を管理する場合、試験原稿画像の汚れおよび
損傷、あるいは試験原稿画像のベース紙の濃度変化等に
より、常に適正な試験条件が提供されるとは限らないこ
とから、メモリ100aのROM部に記憶させたテスト
プリント画像データにより、装置2により生成するもの
とする。
【0050】以下、図3を参照して、レーザ露光装置4
0から出力されるレーザ露光光の光強度すなわちエネル
ギーを設定する方法について詳細に説明する。CPU1
00により、メモリ100aのROM部に記憶されてい
るテストプリント画像データを呼び出し、テストプリン
ト画像発生回路110を介してレーザ露光装置40に、
テストプリント画像データに対応する画像信号を出力に
する。これにより、予め所定の表面電位に帯電された感
光体ドラム10に、テストプリント画像が露光される。
以下、通常の画像形成工程に従って、現像装置14によ
りテストプリント画像が現像され、現像により提供され
るトナー像が、転写装置16により用紙に転写され、定
着装置64により定着されて出力される。なお、テスト
プリント画像データは、図4に模式的に示されるよう
に、例えば、8階調の画像濃度が与えられている (ST
P1) 。
【0051】次に、ステップSTP1により形成された
テストプリント画像の画像濃度が、画像読取部30のC
CDセンサ38により読み取られる。すなわち、テスト
プリント画像が原稿テーブル31にセットされ、図示し
ない操作パネルにより、読取開始が指示されることで、
照明ランプ32により照明されたテストプリント画像の
反射光がCCDセンサ38に案内され、CCDセンサ3
8により、画像濃度に対応して出力が異なる電気信号に
光電変換される (STP2) 。
【0052】ステップSTP2にて読取られたテストプ
リント画像は、A/D変換部112により各階調部分の
画像濃度毎にディジタル信号に変換され、濃度データと
してメモリ100aのRAM部に記憶される (STP
3) 。
【0053】続いて、ステップSTP3により求められ
た濃度データと予めメモリ100aのROM部に記憶さ
れている変換テーブルが比較され、しきい値Aが決定さ
れる(STP4) 。なお、しきい値Aは、例えば図5に
示すように、テストプリント画像データの8階調を定義
するレーザ露光光の光強度すなわちレーザ素子の出力値
と濃度データを直接比較するもので、詳細には、階調数
をNとし、しきい値Aが、N=0からN=7までの各ス
テップのいづれに相当するかを、求めるものである。ま
た、N=0からN=7の間に、対応するしきい値Aが存
在しない場合、感光体ドラム10の表面電位、レーザ露
光装置40からのレーザ露光光の光強度すなわちレーザ
素子、現像装置14あるいは転写装置16のいづれかま
たは複数の異常として、エラーを表示する (STP5)
【0054】ステップSTP4において、しきい値Aが
決定されると (STP4−Yes) 、階調数Nにおけるレ
ーザ出力をLPN 、階調数Nに対応するテストプリント
画像の画像濃度 (濃度データ) をDN とするとき、 LP ={(LPN −LPN-1 ) / (DN −DN-1 )}×
(A−DN-1 ) +LPN-1 により、しきい値Aの濃度の画像を形成するのに要する
レーザ出力すなわちレーザ露光装置40から出力される
レーザ露光光の光強度LPが求められる (STP6) 。
すなわち、テストパターンとしての画像データは、異な
る濃度領域によって構成されているため、各濃度の画像
を形成するのに要するレーザ出力の大きさと、実際に形
成された画像を読み込んで得られる画像濃度の大きさが
図5のように関連づけられる。
【0055】そして、しきい値Aが決定されると、この
しきい値Aの濃度の画像を形成するのに必要なレーザ出
力値が、図5に示した関係から逆算される。 すなわち、LP={(LPN −LPN-1 ) / (DN −D
N-1 )}× (A−DN-1 ) +LPN-1 となる。
【0056】このように、テストパターン像形成に要し
たレーザ出力値LPN-1 ,LPN と、一定の濃度の画像
形成に要するレーザ出力値LPとが比較される。換言す
れば、テストパターン画像の読み込み値と一定の画像濃
度 (しきい値濃度) とが比較されることになる。なお、
上述した関係式を用いることで、しきい値Aは、読み込
んだ異なる2つのテストパターンの濃度の間のものを使
う必要がある。
【0057】このようにして得られる比較結果に基づい
て、次に、下記に示す方法で、今後の画像形成時に用い
られるレーザ出力値が設定される。ステップSTP6に
より求められたレーザ露光光の光強度LPは、複写装置
2に固有の補正値B、すなわち感光体ドラム10の利用
可能な感度帯域、あるいは現像剤の製造ロットに起因す
るγ補正値の特定値等に代表される補正値により、LP
=LP+Bとして補正される (STP7) 。
【0058】このようにして求められたレーザ露光装置
40から出力されるレーザ露光光の光強度LPは、メモ
リ100aのNVM部に記憶され、光強度LPの書き替
えが指示されるまで、保持される (STP8) 。
【0059】これにより、画像形成時には、最適な光強
度LPが与えられたレーザ露光光がレーザ露光装置40
から出射される。従って、画像濃度の安定な画像が得ら
れる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の画像形成
装置は、感光体ドラムの感度の個体差等により画像濃度
が変動する場合に、現像条件を変化することにより副次
的な不具合が生じることを防止できる。また、レーザ露
光光の光強度を決定するテストプリント画像は、画像デ
ータとして装置内部に保持されているから、常に適正な
試験条件により、レーザ露光光の光強度を決定すること
ができる。これにより、画像濃度の安定な画像が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態が適用される画像形成装
置を示す概略図。
【図2】図1に示した画像形成装置の画像形成部を中心
としたブロック図。
【図3】図1に示した画像形成装置の動作の一例をフロ
ーチャート。
【図4】図3に示した画像形成装置の動作に利用される
テストプリント画像を模式的に示す図。
【図5】図3に示した画像形成装置の動作において、レ
ーザ露光装置からのレーザ露光光の光強度を決定するた
めの変換テーブルの例を示すグラフ。
【符号の説明】
2 …レーザ露光式複写装置 (画像形成装置) 、 10 …感光体ドラム (像担持体) 、 12 …帯電装置、 14 …現像装置、 16 …転写装置、 16a…転写チャージャ、 16b…剥離チャージャ、 18 …クリーニング装置、 20 …除電装置、 31 …原稿テーブル、 32 …照明ランプ、 33 …リフレクタ、 37 …結像レンズ、 38 …CCDセンサ、 40 …レーザ露光装置、 52 …カセット、 58 …アライニングローラ、 60 …搬送ベルト、 62 …定着装置、 100 …CPU、 100a…メモリ、 102 …帯電電圧発生回路、 104 …グリッドバイアス電圧発生回路、 106 …現像バイアス電圧発生回路、 108a…転写バイアス電圧発生回路、 108b…剥離電圧発生回路、 110 …テストプリント画像発生回路、 112 …A/D変換部、 114 …露光制御部、 116 …モータ制御回路、 118 …ランプレギュレータ、 120 …センサ出力入力回路、 130 …インタフェース。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体を帯電する帯電手段と、 前記帯電手段にて帯電された像担持体に露光して静電像
    を形成する露光手段と、 像担持体に形成された静電像に現像剤を供給して現像剤
    像を形成する現像手段と、 この現像手段により像担持体に形成された現像剤像を被
    転写材に転写する転写手段と、 この転写手段により被転写材に転写された現像剤像を被
    転写材に定着する定着手段と、 所定の濃度分布が与えられたテストパターンを記憶する
    記憶手段と、 画像情報を読み取る画像読取手段と、 上記記憶手段に記憶されているテストパターンに基づい
    て像担持体に形成され、上記現像手段、上記転写手段お
    よび上記定着手段のそれぞれにより被転写材に形成され
    たテストパターン画像を上記画像読取手段により読み取
    り、この読み取った結果に基づいて上記露光手段により
    像担持体に静電像を形成する際に、露光量を変化させる
    露光制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】像担持体を帯電する帯電手段と、 前記帯電手段にて帯電された像担持体に露光して静電像
    を形成する露光手段と、 像担持体に形成された静電像に現像剤を供給して現像剤
    像を形成する現像手段と、 この現像手段により像担持体に形成された現像剤像を被
    転写材に転写する転写手段と、 この転写手段により被転写材に転写された現像剤像を被
    転写材に定着する定着手段と、 所定の濃度分布が与えられたテストパターンを記憶する
    記憶手段と、 画像情報を読み取る画像読取手段と、 上記記憶手段に記憶されているテストパターンに基づい
    て像担持体に形成され、上記現像手段、上記転写手段お
    よび上記定着手段のそれぞれにより被転写材に形成され
    たテストパターン画像を上記画像読取手段により読み取
    り、上記露光手段により像担持体に静電像を形成する際
    に、上記読取手段により読み取られたテストパターン画
    像の画像濃度と予め決められている濃度とを比較し、こ
    の比較結果に基づいて上記露光手段による露光量を変化
    させる露光制御手段と、を有することを特徴とする画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】像担持体を帯電する帯電手段と、 前記帯電手段にて帯電された像担持体に露光して静電像
    を形成する露光手段と、 像担持体に形成された静電像に現像剤を供給して現像剤
    像を形成する現像手段と、 この現像手段により像担持体に形成された現像剤像を被
    転写材に転写する転写手段と、 この転写手段により被転写材に転写された現像剤像を被
    転写材に定着する定着手段と、 所定の濃度分布が与えられたテストパターンを記憶する
    記憶手段と、 画像情報を読み取る画像読取手段と、 上記記憶手段に記憶されているテストパターンに基づい
    て像担持体に形成され、上記現像手段、上記転写手段お
    よび上記定着手段のそれぞれにより被転写材に形成され
    たテストパターン画像を上記画像読取手段により読み取
    り、この読み取られた上記テストパターン画像の画像濃
    度と予め決められている濃度とを比較する比較手段と、 この比較手段の比較結果に基づいて、上記テストパター
    ン画像を形成するのに要した露光量に一定の大きさの露
    光量を加えて得られる露光量を画像形成用露光量として
    設定する設定手段と、を有することを特徴とする画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】像担持体を帯電する帯電手段と、 前記帯電手段にて帯電された像担持体に露光して静電像
    を形成する露光手段と、 像担持体に形成された静電像に現像剤を供給して現像剤
    像を形成する現像手段と、 この現像手段により像担持体に形成された現像剤像を被
    転写材に転写する転写手段と、 この転写手段により被転写材に転写された現像剤像を被
    転写材に定着する定着手段と、 2以上の濃度階調が与えられたテストパターンを記憶す
    る記憶手段と、 画像情報を読み取る画像読取手段と、 上記記憶手段に記憶されているテストパターンに基づい
    て像担持体に形成され、上記現像手段、上記転写手段お
    よび上記定着手段のそれぞれにより被転写材に形成され
    たテストパターン画像を上記画像読取手段により読み取
    り、この読み取った結果に基づいて上記露光手段により
    像担持体に静電像を形成する際に、露光量を変化させる
    露光制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】像担持体を帯電する帯電手段と、 前記帯電手段にて帯電された像担持体に露光して静電像
    を形成する露光手段と、 像担持体に形成された静電像に現像剤を供給して現像剤
    像を形成する現像手段と、 この現像手段により像担持体に形成された現像剤像を被
    転写材に転写する転写手段と、 この転写手段により被転写材に転写された現像剤像を被
    転写材に定着する定着手段と、 2以上の濃度階調が与えられたテストパターンを記憶す
    る記憶手段と、 画像情報を読み取る画像読取手段と、 上記記憶手段に記憶されているテストパターンに基づい
    て像担持体に形成され、上記現像手段、上記転写手段お
    よび上記定着手段のそれぞれにより被転写材に形成され
    たテストパターン画像を上記画像読取手段により読み取
    り、上記露光手段により像担持体に静電像を形成する際
    に、上記読取手段により読み取られたテストパターン画
    像の画像濃度と予め決められている濃度とを比較し、こ
    の比較結果に基づいて上記露光手段による露光量を変化
    させる露光制御手段と、を有することを特徴とする画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】像担持体を帯電する帯電手段と、 前記帯電手段にて帯電された像担持体に露光して静電像
    を形成する露光手段と、 像担持体に形成された静電像に現像剤を供給して現像剤
    像を形成する現像手段と、 この現像手段により像担持体に形成された現像剤像を被
    転写材に転写する転写手段と、 この転写手段により被転写材に転写された現像剤像を被
    転写材に定着する定着手段と、 2以上の濃度階調が与えられたテストパターンを記憶す
    る記憶手段と、 画像情報を読み取る画像読取手段と、 上記記憶手段に記憶されているテストパターンに基づい
    て像担持体に形成され、上記現像手段、上記転写手段お
    よび上記定着手段のそれぞれにより被転写材に形成され
    たテストパターン画像を上記画像読取手段により読み取
    り、この読み取られた上記テストパターン画像の画像濃
    度と予め決められている濃度とを比較する比較手段と、 この比較手段の比較結果に基づいて、上記テストパター
    ン画像を形成するのに要した露光量に一定の大きさの露
    光量を加えて得られる露光量を画像形成用露光量として
    設定する設定手段と、を有することを特徴とする画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】像担持体を帯電する帯電手段と、 前記帯電手段にて帯電された像担持体に露光して静電像
    を形成する露光手段と、 像担持体に形成された静電像に現像剤を供給して現像剤
    像を形成する現像手段と、 この現像手段により像担持体に形成された現像剤像を被
    転写材に転写する転写手段と、 この転写手段により被転写材に転写された現像剤像を被
    転写材に定着する定着手段と、 N階調からなる画像のテストパターンを記憶する記憶手
    段と、 画像情報を読み取る画像読取手段と、 上記記憶手段に記憶されているテストパターンに基づい
    て像担持体に形成され、上記現像手段、上記転写手段お
    よび上記定着手段のそれぞれにより被転写材に形成され
    たテストパターン画像を上記画像読取手段により読み取
    り、上記露光手段により像担持体に静電像を形成する際
    に、 階調数Nにおけるテストパターン画像形成に要するレー
    ザ出力をLPN 、階調数Nにおけるテストパターン画像
    の画像濃度をDN 、予め決められた濃度しきい値をAと
    するとき、 LP ={(LPN −LPN-1 ) / (DN −DN-1 )}×
    (A−DN-1 ) +LPN-1 により、露光量を変化させる露光制御手段と、を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】像担持体を帯電する帯電手段と、 前記帯電手段にて帯電された像担持体に露光して静電像
    を形成する露光手段と、 像担持体に形成された静電像に現像剤を供給して現像剤
    像を形成する現像手段と、 この現像手段により像担持体に形成された現像剤像を被
    転写材に転写する転写手段と、 この転写手段により被転写材に転写された現像剤像を被
    転写材に定着する定着手段と、 N階調からなる画像のテストパターンを記憶する記憶手
    段と、 画像情報を読み取る画像読取手段と、 上記記憶手段に記憶されているテストパターンに基づい
    て像担持体に形成され、上記現像手段、上記転写手段お
    よび上記定着手段のそれぞれにより被転写材に形成され
    たテストパターン画像を上記画像読取手段により読み取
    り、 階調数Nにおけるテストパターン画像形成に要するレー
    ザ出力をLPN 、階調数Nにおけるテストパターン画像
    の画像濃度をDN 、予め決められた濃度しきい値をAと
    するとき、 LP ={(LPN −LPN-1 ) / (DN −DN-1 )}×
    (A−DN-1 ) +LPN-1 により、しきい値Aの濃度の画像を形成するのに要する
    レーザ出力LPを算出する算出手段と、 前記算出手段にて算出されたレーザ出力LPに一定の大
    きさのレーザ出力値を加算して得られるレーザ出力値を
    画像形成用レーザ出力値として設定する設定手段と、を
    有することを特徴とする画像形成装置。
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