JPH10238495A - 水中ポンプ用ブレードレス形羽根車 - Google Patents

水中ポンプ用ブレードレス形羽根車

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JPH10238495A
JPH10238495A JP6255497A JP6255497A JPH10238495A JP H10238495 A JPH10238495 A JP H10238495A JP 6255497 A JP6255497 A JP 6255497A JP 6255497 A JP6255497 A JP 6255497A JP H10238495 A JPH10238495 A JP H10238495A
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impeller
submersible pump
liquid
blade
blade plate
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JP6255497A
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Kazuo Iizaka
一夫 飯坂
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Tsurumi Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】水中での回転時における水力学的アンバランス
を解消し、軸振れや振動の生じない水中ポンプ用ブレー
ドレス形羽根車を提供する。 【構成】円弧状に曲成された羽根板3を有する羽根車本
体1の上面もしくは下面または上下両面に、円周方向の
一定境域を鞘状の液体容入室8に形成してなる環状のシ
ュラウド7を添合させ、液体容入室8の形成境域と円弧
状羽根板3の大径部3aとが合致する位置において環状
シュラウド7と羽根車本体1とを一体状に定着させ、水
中での羽根車の回転時に円弧状羽根板3の大径部3aの
外側から羽根車軸13に加わる側圧が、液体容入室8の
外周壁内面14を遠心力で押圧する容入液体の作用によ
って減殺されるよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、水中ポンプ用ブレードレ
ス形羽根車に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】ブレードレス形羽根車におい
ては周知のように、シュラウド裏面の要所要所にドリル
で浅く穿孔を施すなどして個々の羽根車の重量バランス
の修正を行っている。
【0003】しかしこれによって気中での回転による軸
振れは解消し得ても、肝心の水中での回転時には円弧状
羽根板の小径部よりも大径部、とりわけ最大外径部付近
から中心方向へ加わる圧力が大きいため、水力学的アン
バランスが発生し、これが軸振れや振動の原因となり、
軸受の寿命を縮める要因にもなっている。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、水中での回転時におけ
る水力学的アンバランスを解消し、軸振れや振動の生じ
ない水中ポンプ用ブレードレス形羽根車を提供すること
にある。
【0005】
【発明の構成】本発明に係る水中ポンプ用ブレードレス
形羽根車では、吸込口の上方部周辺から外周方向へ漸次
大径となるよう円弧状に曲成された羽根板に沿って中央
の羽根入口より側方の羽根出口へ至る通水路を有する羽
根車本体の上面もしくは下面または上下両面に環状のシ
ュラウドを添合させてなる水中ポンプ用ブレードレス形
羽根車において、環状シュラウドの円周方向の一定境域
を鞘状の液体容入室に形成し、液体容入室の形成境域と
円弧状羽根板の大径部とが合致する位置において環状シ
ュラウドと羽根車本体とを一体状に定着させ、水中での
羽根車の回転時に円弧状羽根板の大径部の外側から羽根
車軸に加わる側圧が、液体容入室の外周壁内面を遠心力
で押圧する容入液体の作用によって減殺されるよう構成
した。また、液体容入室には要すれば容入用の窓を設
け、更に要すれば排気手段を併設する。
【0006】
【実施例】以下実施例の図面により説明をする。
【0007】1は羽根車本体であって、吸込口2の上方
部周辺から外周方向へ漸次大径となるよう円弧状に曲成
された羽根板3の上下にフランジ4,4を張設し、中央
の羽根入口より側方の羽根出口へ至る通水路5を有し、
かつ、上下フランジ4,4の盤面には円周方向へ等開度
に多数のネジ孔6‥‥6が配設されている。7,7は羽
根車本体1の上下フランジ4,4に添合される環状のシ
ュラウドであって、そのほぼ半周部を平面扇形で鞘状の
液体容入室8に形成し、残りのほぼ半周部は肉厚の増大
された平面扇形のバランスウエイト9に形成し、かつ、
前記ネジ孔6‥‥6に対向する複数のボルト孔10‥‥
10が盤面の円周方向へ等開度に配設されるが、これら
ボルト孔10‥‥10は、六角穴付ボルト11の頭部が
陥没するよう段付孔に形成されている。液体容入室8に
は容入用の窓12が設けられているが、この窓12は液
体容入後に閉塞される構造であってもよく、また、常時
開放されていてポンプを水中に沈めたとき窓12から液
体容入室8内に水が入るという構造でもよく、後者の場
合、羽根車の回転方向に向かって液体容入室8の先端部
近くの周壁に設けられていることが望ましい。更にま
た、水中での回転時にその回転方向から液体容入室8内
へ水を流入させるという方式であってもよいが、この場
合には液体容入室8内の空気を排出させるための排気路
(図示せず)を併設することが必要となる。
【0008】組立時には、液体容入室8の形成境域と円
弧状羽根板3の大径部3aとが合致するよう円周方向に
位置合わせをし、ボルト孔10‥‥10を通じて六角穴
付ボルト11‥‥11のネジ部をネジ孔6‥‥6に螺合
させることで、環状シュラウド7と羽根車本体1とが一
体状に結合される。そしてバランスウエイト9が円弧状
羽根板3の小径部3b方向に位置することになるため、
羽根車の重量バランスが良好となる。
【0009】
【作用】ポンプを水中に沈めたとき、窓12から液体容
入室8内に水が入り、ポンプ運転中は液体容入室8内の
水に遠心力が働き、水力学的アンバランスに対する付加
質量となる。つまり、水中での羽根車の回転時に円弧状
羽根板3の大径部3aの外側から羽根車軸13に加わる
側圧Dが、液体容入室8の外周壁内面14を遠心力Eで
押圧する容入液体の作用によって減殺されるのである。
液体容入室8内に予め液体を容入して窓12を閉塞した
場合でも、水中でのポンプ運転時には容入液体の作用に
よって水力学的アンバランスに対する付加質量となるこ
とは言うまでもない。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、水中での回転時におけ
る水力学的アンバランスを解消し得られ、振れや振動を
生じることがなく軸受の寿命を高め得る、水中ポンプ用
ブレードレス形ポンプを提供することができるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水中ポンプ用ブレードレス形羽根
車の縦断側面図である。
【図2】本発明に係る水中ポンプ用ブレードレス形羽根
車における羽根車本体の平面図である。
【図3】図2のA−A線における縦断側面図である。
【図4】本発明に係る水中ポンプ用ブレードレス形羽根
車における羽根車本体の底面図である。
【図5】本発明に係る水中ポンプ用ブレードレス形羽根
車における羽根車本体の上面から定着されるシュラウド
の底面図である。
【図6】図5のB−B線における縦断側面図である。
【図7】本発明に係る水中ポンプ用ブレードレス形羽根
車における羽根車本体の下面から定着されるシュラウド
の平面図である。
【図8】図7のC−C線における縦断側面図である。
【図9】本発明に係る水中ポンプ用ブレードレス形羽根
車の水中での回転時における水力学的アンバランスの解
消原理を示す説明図である。
【符号の説明】
1 羽根車本体 2 吸込口 3 羽根板 3a 羽根板の大径部 5 通水路 7 シュラウド 8 液体容入室 12 窓 13 羽根車軸 14 液体容入室の外周壁内面 D 側圧 E 遠心力

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸込口の上方部周辺から外周方向へ漸次大
    径となるよう円弧状に曲成された羽根板に沿って中央の
    羽根入口より側方の羽根出口へ至る通水路を有する羽根
    車本体の上面もしくは下面または上下両面に環状のシュ
    ラウドを添合させてなる水中ポンプ用ブレードレス形羽
    根車において、環状シュラウドの円周方向の一定境域を
    鞘状の液体容入室に形成し、液体容入室の形成境域と円
    弧状羽根板の大径部とが合致する位置において環状シュ
    ラウドと羽根車本体とを一体状に定着させ、水中での羽
    根車の回転時に円弧状羽根板の大径部の外側から羽根車
    軸に加わる側圧が、液体容入室の外周壁内面を遠心力で
    押圧する容入液体の作用によって減殺されるよう構成し
    たことを特徴とする、水中ポンプ用ブレードレス形羽根
    車。
  2. 【請求項2】液体容入室には容入用の窓が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の水中ポンプ用ブレー
    ドレス形羽根車。
  3. 【請求項3】液体容入室には容入用の窓が設けられ、か
    つ、排気手段が併設されていることを特徴とする請求項
    1記載の水中ポンプ用ブレードレス形羽根車。
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