JPH10238475A - 送液ポンプ - Google Patents

送液ポンプ

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Publication number
JPH10238475A
JPH10238475A JP9056924A JP5692497A JPH10238475A JP H10238475 A JPH10238475 A JP H10238475A JP 9056924 A JP9056924 A JP 9056924A JP 5692497 A JP5692497 A JP 5692497A JP H10238475 A JPH10238475 A JP H10238475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
plunger
liquid
pump
chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP9056924A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Saito
勝彦 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP9056924A priority Critical patent/JPH10238475A/ja
Publication of JPH10238475A publication Critical patent/JPH10238475A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プランジャやプランジャシール面での塩の析
出を防止してプランジャシールの寿命を長くする。 【解決手段】 ポンプヘッド22aではプランジャシー
ル30aの後方に他方のプランジャシール34aが設け
られて洗浄室36aが形成されており、ポンプヘッド2
2bでも同様にして洗浄室36bがプランジャシール3
0bの後方に形成されている。2つの洗浄室36aと3
6bは流路で接続され、洗浄液40は洗浄ポンプ42に
より洗浄室36aから洗浄室36aを経て流される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体クロマトグラフ
やフローインジェクション分析装置などの分析機器で用
いられる送液ポンプに関し、特にプランジャが往復動を
することにより送液を行なうプランジャ往復動型送液ポ
ンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】プランジャポンプは、図1に示されるよ
うに、ポンプヘッド2にプランジャシール4を介してプ
ランジャ6が摺動可能に設けられ、プランジャ6はカム
8の回転により矢印で示されるように往復移動する。ポ
ンプヘッド2のポンプ室10には入口と出口を備え、入
口には逆止弁12、出口には逆止弁14が設けられて、
液は入口から出口方向の一方向にのみ流れるようになっ
ている。プランジャ6の往復移動によりポンプ室10の
容積が変化し、それにともなって液が入口から入り出口
から出ていく。
【0003】液体クロマトグラフの分析においては、移
動相として例えば0.1Mリン酸二水素ナトリウム/メ
タノール=30/70水溶液や、3M硫酸アンモニウム
といった、乾燥すると塩の結晶を析出させる溶液が用い
られている。このような塩を含んだ移動相を送液する場
合、ポンプヘッドの外側に出るプランジャ6の表面やプ
ランジャシール4のシール面に塩の結晶が析出する。プ
ランジャシール4の材質はグラファイトを含んだポリテ
トラフルオロエチレンや分子量の大きいポリエチレン等
の樹脂であり、プランジャ6の材質はサファイアが多く
用いられているため、プランジャシール4は析出した塩
の結晶により傷がつきやすい。そのためプランジャ6の
表面やプランジャシール4のシール面に塩の結晶が析出
すると、プランジャシール4を傷つけ、早期に液漏れが
起こる。
【0004】プランジャ6のプランジャシール後方はプ
ランジャ6が露出している。そこで、塩の結晶が析出す
るのを防止するために、プランジャ6の露出部分に注射
器16などで定期的に洗浄液18をかけ、プランジャ表
面に析出した結晶塩を洗い流すようにしている。洗浄液
18としては水を用いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】注射器などでプランジ
ャを洗浄する作業は、人が定期的に行わなければならな
いため、人手がかかる上に、洗浄が不十分となり、塩の
析出を防止する効果が十分に得られないことがある。そ
こで、本発明はプランジャシール後方を洗浄液で常時洗
浄できるようにすることにより、プランジャやプランジ
ャシール面での塩の析出を防止してプランジャシールの
寿命を長くすることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のプランジャ往復
動型送液ポンプは、ポンプヘッドの外側でプランジャシ
ールの後部に液密の洗浄室を備え、この送液ポンプとは
別の送液ポンプ(以下、洗浄ポンプという)によりその
洗浄室を経て洗浄液を流す洗浄液供給手段を備えてい
る。
【0007】プランジャシール後方の洗浄室には洗浄液
が常時満たされ、かつ洗浄ポンプにより洗浄液が強制的
に流されるため、プランジャシールからのわずかな液漏
れが生じてもプランジャやプランジャシールが乾燥する
ことがなく、塩が析出することがなくなる。その結果、
塩の析出に起因するプランジャシールの損傷を防ぎ、プ
ランジャシールの寿命が長くなる。
【0008】
【実施例】図2は一実施例を表わしたものである。ここ
では2台のポンプヘッド22aと22bが設けられてお
り、ポンプヘッド22aが上流側、ポンプヘッド22b
が下流側となるように流路が接続されている。上流側の
ポンプヘッド22aのポンプ室24の入口には逆止弁2
6が設けられ、出口には逆止弁28が設けられているこ
とにより、ポンプヘッド22aでは入口から出口方向に
のみ液が流れる。下流側のポンプヘッド22bのポンプ
室には逆止弁は設けられていないが、上流側のポンプヘ
ッド22aの逆止弁によりポンプヘッド22bでも液は
入口から出口方向の一方向にのみ流れる。
【0009】ポンプヘッド22aではプランジャシール
30aによりプランジャ32aが液密を保って摺動し往
復移動可能に支持されている。プランジャシール30a
の後方(ポンプ室24側を前方、その反対側を後方とす
る)には、プランジャ32aを液密を保って摺動させて
移動可能に支持する他方のプランジャシール34aが設
けられ、両プランジャシール30aと34aの間の空間
36aが洗浄液の流れる洗浄室となっている。
【0010】他方のポンプヘッド22bでも同様にし
て、プランジャ32bを液密を保って摺動させて移動可
能に支持するプランジャシール30bと34bにより洗
浄室36bがプランジャシール30bの後方に形成され
ている。2つの洗浄室36aと36bは流路で接続され
ている。洗浄液ボトルの洗浄液40は洗浄ポンプ42に
より洗浄室36aに送られ、洗浄室36aを経て洗浄室
36bに送られ、洗浄室36bを経て洗浄液ボトルに戻
される洗浄液循環流路が形成されている。洗浄液40と
しては水を使用することができる。
【0011】2つのポンプヘッドのプランジャ32a,
32bの基端部のプランジャヘッドが、カム軸44に共
通に取りつけられたカム46aと46bにそれぞれ当接
しており、カム46aと46bがステッピングモータ4
8により駆動されて回転することにより、プランジャ3
2a,32bが往復方向に移動する。
【0012】この実施例は直列式ダブルプランジャ方式
の送液ポンプであり、液体クロマトグラフに用いられた
とき、その移動相がポンプヘッド22aから22bを経
てカラムに送られる。このとき、洗浄液ポンプ42も作
動し、洗浄液40が洗浄室36aから36bを経て流さ
れ、プランジャシール後方の洗浄室36a,36b内で
はプランジャが常に洗浄水と接触し、かつ常に新しい洗
浄水で洗浄されることにより、プランジャシールから移
動相が漏れだしたとしても洗浄水により洗浄されて塩が
析出することが防がれる。
【0013】洗浄ポンプ42はどのようなポンプでもよ
く、例えばペリスタポンプ(しごきチューブポンプ)の
ような簡単なものでもよい。洗浄液は、実施例では循環
させているが、循環させずに洗浄室を出たあとは排出さ
れるようにしてもよい。洗浄液を流す洗浄室は、実施例
ではプランジャシール34a,34bを用いて形成して
いるが、プランジャシール34a,34bに代えてダイ
ヤフラムを用いて洗浄室を形成してもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明の送液ポンプは、ポンプヘッドの
外側でプランジャシールの後部に液密の洗浄室を備え、
洗浄ポンプによりその洗浄室を経て洗浄液を流す洗浄液
供給手段を備えているので、移動相として高濃度の塩を
含む緩衝液などを使用した場合でも、プランジャ表面や
プランジャシール表面が常に洗浄液と接触し、かつその
洗浄液が洗浄ポンプにより強制的に流されることによっ
て、プランジャ表面やプランジャシール表面に塩が析出
することがなくなり、プランジャシールの寿命が長くな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のプランジャポンプのヘッド部分を示す概
略断面図である。
【図2】一実施例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
22a,22b ポンプヘッド 30a,30b プランジャシール 32a,32b プランジャ 34a,34b 洗浄室用プランジャシール 36a,36b 洗浄室 40 洗浄液 42 洗浄液用ポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プランジャ往復動型送液ポンプにおい
    て、 ポンプヘッドの外側でプランジャシールの後部に液密の
    洗浄室を設け、この送液ポンプとは別の送液ポンプによ
    りその洗浄室に洗浄液を流す洗浄液供給手段を設けたこ
    とを特徴とする送液ポンプ。
JP9056924A 1997-02-24 1997-02-24 送液ポンプ Pending JPH10238475A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9056924A JPH10238475A (ja) 1997-02-24 1997-02-24 送液ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

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JP9056924A JPH10238475A (ja) 1997-02-24 1997-02-24 送液ポンプ

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JPH10238475A true JPH10238475A (ja) 1998-09-08

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ID=13041056

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JP9056924A Pending JPH10238475A (ja) 1997-02-24 1997-02-24 送液ポンプ

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JP (1) JPH10238475A (ja)

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050524

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051004