JPH10238455A - アキシャルピストン機械 - Google Patents
アキシャルピストン機械Info
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-
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Abstract
擦発熱を低減し、かつ部品削減が図れるアキシャルピス
トン機械を提供する。 【解決手段】アキシャルピストン機械において、第1の
部材であるてこ部材1の凸球面部1aと、第2の部材の
1部であるフロントカバー2の球面支持部2aとを互い
に球面対偶で当接させ、その一方の部材の前記球面対偶
中心から離れた位置を他方の部材に対して相対的に公転
運動させることにより、両部材間に相対的な揺動運動を
行わせ、その揺動運動とピストン8のアキシャル方向の
往復運動を連動させることにより、スラスト方向荷重に
起因する機械摩擦損失や摩擦発熱を低減し、かつ部品削
減が図れるアキシャルピストン機械を提供することがで
きる。
Description
方向に往復運動するアキシャルピストン式の容積形機械
に係わり、特に液体の加圧・移送に用いるのに好適なア
キシャルピストン式の液体ポンプおよび加圧された液体
により出力軸を駆動するアキシャルピストン式の液圧モ
ータに関するものである。
例として「(新版)機械工学便覧 B5 流体機械 188頁
−図430(c)」の回転斜板式液体ポンプが挙げられ
る。本例では回転部材である入力軸の回転と複数個の作
動室の容積の増減とを連動させるため、複数のピストン
が連結され自転防止機構(図示無し)により自転を阻止
された揺動板と固定されたフレーム部材(図示無し)と
の間に、入力軸に固定された回転斜板を組み込み、その
回転により揺動板に揺動運動を与える構造になってい
た。
他の従来例として「(新版)機械工学便覧 B5 流体機
械 188頁−図430(a),191頁−図441」の斜軸式液体
ポンプや斜軸式液圧モータが挙げられる。これらの例で
は第一の回転部材である入力軸あるいは出力軸と第二の
回転部材であるシリンダブロックとが回転同期機構(図
示無し)により同期して回転するが、その回転と複数の
作動室の容積の増減とを連動させるため、複数のピスト
ンが連結された入力軸あるいは出力軸の回転軸とその各
々のピストンが挿入される複数のシリンダを持つシリン
ダブロックの回転軸との間に角度を持たせた状態で、そ
れぞれを固定されたフレーム部材(図示無し)でスラス
ト荷重を支持しながら回転支持する構造になっていた。
従来例の回転斜板式液体ポンプでは、揺動板およびフレ
ーム部材は回転運動を行わないが、間に組み込まれた斜
板が回転するので、比較的大きな摺動速度の回転摺動部
が2カ所存在し、しかもそれらの摺動部にはピストン頭
部の液圧による比較的大きなスラスト荷重が作用する。
プや斜軸式液圧モータでは、まず回転運動を行わないフ
レーム部材と、回転する入力軸あるいは出力軸のフラン
ジ部とが、ピストン頭部の液圧による比較的大きなスラ
スト荷重と相対回転運動による比較的大きな摺動速度で
摺動する。
側の開口面積がピストン断面積より小さい場合、その面
積差に液圧が作用する事により発生する比較的大きなス
ラスト荷重と相対回転運動による比較的大きな摺動速度
で、シリンダブロック端面と弁板とが摺動する。
式液体ポンプや斜軸式液体ポンプ及び斜軸式液圧モータ
は、いずれも相対的な回転運動を行なわず入力軸または
出力軸の回転に連動して相対的な揺動運動のみを行なう
第一の部材と第二の部材を有し、第一の部材の軸心の周
りの複数の位置とピストンとを連動させ、第二の部材の
軸心の周りに該軸心にほぼ平行にそれぞれ一方が閉塞さ
れた複数のシリンダを配置し、複数のピストンのそれぞ
れを、複数のシリンダの内それぞれ対応するシリンダに
滑動可能に挿入して、複数の作動室を形成している。
一の部材と第二の部材の相対的な揺動運動と、ピストン
のシリンダに対する相対的な往復運動とを連動させ、入
力軸を駆動して流体を加圧・移送したり、逆に加圧流体
を供給して出力軸を駆動したりする構造であった。
おいては揺動板が第一の部材であり、フレーム部材やシ
リンダヘッドが結合されたシリンダブロックなどの固定
部材が第二の部材である。
な回転運動を行なわず、入力軸と一体化された回転斜板
により相対的な揺動運動を与えられる。第一の部材であ
る揺動板に球面ロッドを介して連結された複数のピスト
ンは、第二の部材の一部であるシリンダブロックの軸心
の周りにほぼ平行に形成された複数のシリンダの内それ
ぞれ対応するシリンダに滑動可能に挿入されて複数の作
動室を形成している。
リンダブロックに対して揺動してピストンを往復運動さ
せ、作動室の容積を増減させることにより、流体を加圧
・移送する構造となっている。
軸式液圧モ−タにおいては、フランジ部を持つ入力軸あ
るいは出力軸が第一の部材であり、シリンダブロックが
第二の部材である。両者は回転同期機構により一緒に回
転するので相対的には回転運動を行なわず、互いの回転
軸に角度を持たせてあることにより相対的な揺動運動を
行なう。
フランジ部に球面ロッドを介して連結された複数のピス
トンは、第二の部材であるシリンダブロックの軸心の周
りにほぼ平行に形成された複数のシリンダの内それぞれ
対応するシリンダに、滑動可能に挿入されて複数の作動
室を形成している。
フランジ部とシリンダブロックとの相対的な揺動運動
と、シリンダブロックに対するピストンの往復運動と、
作動室の容積の増減が連動しているため、斜軸式液体ポ
ンプの場合には、入力軸を回転駆動して流体を加圧・移
送し、また、斜軸式液圧モ−タの場合には、加圧流体を
供給して出力軸を駆動する構造となっている。
の容積形機械では、スラスト荷重を支える部分に摺動荷
重と摺動速度が共に大きい回転摺動部が存在し、その回
転摺動部をすべり軸受けとした場合には、機械摩擦損失
による効率低下と焼付きの発生による信頼性低下が改善
すべき技術課題であった。
的小さいスラストころ軸受を組み込んだ場合には、上記
の効率低下や信頼性低下をある程度改善する事が可能で
あるが、ころ軸受ではころの金属疲労が進行することに
より長寿命化に限界があることや部品の増加によりコス
トがアップすることが改善すべき技術課題であった。
スラスト方向荷重に起因する機械摩擦損失や摩擦発熱を
低減し、かつ部品削減が図れるアキシャルピストン機械
を提供することにある。
に、本発明は、第一の部材と第二の部材とが相対的な揺
動運動を行なうように前記第一の部材と前記第二の部材
とを拘束し、前記相対的な揺動運動と、前記第二の部材
に形成された互いに平行な複数のシリンダ内のピストン
の往復運動とを連動させることにより、流体を加圧・移
送したり、或いは加圧流体を供給して出力を取り出すア
キシャルピストン機械において、前記第一の部材と前記
第二の部材とに前記相対的な揺動運動を行わせるため
に、前記第一の部材と前記第二の部材とを互いに球面対
遇で当接させ、前記第一の部材の前記球面対遇中心から
離れた位置が前記第二の部材の軸心に対して相対的に公
転運動するように構成されることを特徴とする。
回転部材と、前記回転部材の入力回転により揺動運動を
行なうてこ部材と、前記揺動運動を往復運動に変換する
複数のピストンと、前記各ピストンが滑動可能に挿入さ
れる複数のシリンダを設けた固定部材とを有し、前記回
転部材の回転と、前記てこ部材の軸部中心軸から半径方
向に偏位した位置の前記揺動運動と、前記複数のピスト
ンの前記往復運動とを連動させることにより、前記シリ
ンダ内の流体を加圧・移送するアキシャルピストン機械
において、前記てこ部材は、球面部と、該球面部の球心
を軸心とし前記球面部表面から放射方向に延びた軸部と
を有し、前記固定部材は、前記てこ部材の前記球面部を
球面対偶で支持する球面支持部と、前記回転部材の軸心
が前記固定部材の前記球面支持部の球心の方向を向くよ
うに前記回転部材を回転支持する軸受け部とを有し、前
記回転部材と前記てこ部材の前記軸部は、前記回転部材
の前記軸心から半径方向に偏位した位置で連結し、互い
に相対的な回転ができるように構成されていることにあ
る。
部材と前記軸部との連結部は、前記回転部材の前記回転
軸に対する前記軸部の傾斜角が変化し得るように構成さ
れていることにある。
位置を移動させることにより、前記回転部材の回転軸に
対する前記軸部の前記傾斜量を変化させ、前記てこ部材
と連動する前記複数のピストンの前記往復運動のストロ
ークを変化させるように構成されていることにある。
部材は、該てこ部材が継続的な自転運動を行なわぬよう
に、前記固定部材に連結する自転防止機構を有すること
にある。
材と第二の回転部材を有し、前記各回転部材の回転に伴
う前記第一の回転部材と前記第二の回転部材との相対的
な揺動運動と、前記第二の回転部材に設けられた複数の
シリンダに対する複数のピストンの往復運動とを連動さ
せることにより、前記第一の回転部材と前記第二の回転
部材の少なくとも一方を駆動軸として流体を加圧・移送
したり、或いは前記第一の回転部材と前記第二の回転部
材の少なくとも一方を出力軸として加圧流体を供給して
動力を取り出したりするアキシャルピストン機械におい
て、球面部と、該球面部の球心を軸心とし前記球面部表
面から放射方向に延びた第一の回転軸とを有する前記第
一の回転部材は、前記第一の回転軸の中心軸回りに回転
し、前記第一の回転部材の前記球面部と球面対偶で接触
する球面支持部と、該球面支持部球心を軸心とした第二
の回転軸とを有する第二の回転部材は、前記球面支持部
の球心を通り前記第一の回転軸と傾斜した軸線回りに回
転するように構成されていることにある。
転部材と前記第二の回転部材の回転を同期させるための
回転同期機構が両者間に組み込まれていることにある。
の回転部材には、前記第二の回転軸から半径方向に偏位
した位置に前記複数のピストンが前記往復運動を行なえ
るように挿入された前記複数のシリンダが円周方向に並
んで形成されており、前記第一の回転部材と反対側の前
記各シリンダの開口部は、前記第二の回転部材の前記球
面支持部と一体化された部材により少なくとも一部が閉
塞されていることにある。
の回転部材は、前記第一の回転軸の回転支持部と前記第
二の回転部材との前記球面対偶部との2箇所が拘束され
るように構成され、前記回転支持部における前記第一の
回転軸を回転支持する軸受の軸方向は、前記第一の回転
軸方向の変化に対応して変化し得るように構成されてい
ることにある。
転軸を回転支持する軸受の位置を移動させることによ
り、前記第一の回転軸と第二のの回転軸との傾斜量を変
化させ、前記第一の回転部材と連動する前記複数のピス
トン各々の前記第二の回転部材に対する相対的な往復運
動のストロークを変化させるように構成されていること
にある。
とに相対的な揺動運動を行わせるために、第一の部材と
第二の部材とを互いに球面対遇で当接させ、第一の部材
の球面対遇中心から離れた位置が第二の部材の軸心に対
して相対的に公転運動するように構成する。
運動を行なうてこ部材は、球面部と、該球面部の球心を
軸心とし前記球面部表面から放射方向に延びた軸部とを
有する。揺動運動を往復運動に変換する複数のピストン
が滑動可能に挿入される複数のシリンダを設けた固定部
材は、てこ部材の球面部を球面対偶で支持する球面支持
部と、回転部材の軸心が固定部材の球面支持部の球心の
方向を向くように回転部材を回転支持する軸受け部とを
有する。そして、回転部材とてこ部材の軸部を、回転部
材の前記軸心から半径方向に偏位した位置で連結し、互
いに相対的な回転ができるように構成する。
部材の回転軸に対する軸部の傾斜角が変化し得るように
構成する。
り、回転部材の回転軸に対する軸部の傾斜量を変化さ
せ、てこ部材と連動する前記複数のピストンの前記往復
運動のストロークを変化させるように構成する。
自転運動を行なわぬように、固定部材に連結する自転防
止機構を有する。
面部の球心を軸心とし球面部表面から放射方向に延びた
第一の回転軸とを有し、第一の回転軸の中心軸回りに回
転する。第二の回転部材は、第一の回転部材の球面部と
球面対偶で接触する球面支持部と、該球面支持部球心を
軸心とした第二の回転軸とを有し、球面支持部の球心を
通り第一の回転軸と傾斜した軸線回りに回転する。
材の回転を同期させるための回転同期機構を、両者間に
組み込む。
から半径方向に偏位した位置に前記複数のピストンが前
記往復運動を行なえるように挿入された前記複数のシリ
ンダが円周方向に並んで形成されており、第一の回転部
材と反対側の前記各シリンダの開口部は、前記第二の回
転部材の前記球面支持部と一体化された部材により少な
くとも一部が閉塞されている。
回転支持部と第二の回転部材との球面対偶部との2箇所
が拘束されるように構成され、回転支持部における第一
の回転軸を回転支持する軸受の軸方向は、第一の回転軸
方向の変化に対応して変化し得るように構成されてい
る。
位置を移動させることにより、第一の回転軸と第二のの
回転軸との傾斜量を変化させ、第一の回転部材と連動す
る前記複数のピストン各々の前記第二の回転部材に対す
る相対的な往復運動のストロークを変化させるように構
成する。
力は、第一の部材と第二の部材材とに、スラスト荷重と
して互いに反対向きに作用するが、本発明では、両部材
を球面対偶で直接当接する構造にするので、その当接面
に同じ大きさの作用反作用力が発生し、両部材に作用す
るスラスト方向の力はそれぞれ力学的にバランスするこ
とになる。
荷重を支える必要が無くなる。また、球面対偶部で、両
部材は相対的に揺動運動のみを行なうので、その摺動速
度は小さく、滑り面であっても機械摩擦損失は小さくな
り、焼付きの発生に影響する発熱量も小さくなる。以上
より、ころ軸受を組込まなくても、高効率で高信頼性の
アキシャルピストン機械を構成することができる。
の部材の一部を第二の部材の軸心に対して公転運動させ
れば、従来の様に回転する斜板を用いなくても第一の部
材に揺動運動を発生させることができる。
の回転部材の一部を第二の回転部材の軸心に対して相対
的に公転運動させるということは、第二の回転部材自体
が回転部材であるので第一の回転部材の第一の回転軸を
第二の回転部材の第二の回転軸から偏位した位置に拘束
することを意味するので、第一の回転軸と第二の回転軸
とに傾斜を持たせることによって、第一の回転部材のフ
ランジ部と第二の回転部材のシリンダブロックとに相対
的な揺動運動を発生させることができる。
発明のアキシャルピストン機械を、第1の実施例の液体
ポンプを例に取り、説明する。図1、図3に示すよう
に、第1の部材であるてこ部材1には、半球状の凸球面
部1aとその球心から放射方向に突出した軸部1bとが
形成してある。第2の部材の1部であるフロントカバー
2は、球面支持部2aで、てこ部材1の凸球面部1aを
球面対偶で支持しているが、一方、フロントノーズ部2
bの内周の滑り軸受け部2cで回転部材である駆動軸3
を回転支持している。
2aの凹球面の球心の方向を向いており、また、滑り軸
受け部2cは軸方向に十分長く形成してあり、駆動軸3
を軸方向に移動させてもその回転支持が可能となってい
る。
偏位した位置に球面ブッシュ4がその外周球面部を球面
対偶で支持されて組み込まれており、球面ブッシュ4の
内周円筒面部に、てこ部材1の軸部1bが回転対偶で挿
入されている。球面ブッシュ4が介在することにより、
駆動軸3と軸部1bとの傾斜角が変化し得る様になって
いる。
偶部で当接する部分が十分長く形成されており、両者は
それらの相対回転軸方向に大きく相対移動が出来る構造
となっている。
形成された円盤状のフランジ部1cの外周から半径方向
に突出してガイドピン5が固定されている。ガイドピン
5の外周に矩形ブロック6の内周円筒面が回転対偶で挿
入され、図2に示すように、矩形ブロック6の外周の平
行2平面部6aがフロントカバー2の内周面の一部に形
成されたガイド溝の平行2平面部2dの間に滑動可能に
挿入されて、てこ部材1の自転防止機構が構成されてい
る。
bの中心軸から半径方向に偏位し円周方向に並んだ位置
に、複数の球面ロッド7が取り付けられている。球面ロ
ッド7は両端に球面部を持つロッドであり、その一端の
球面部がフランジ部1cの上記位置で球面対偶により支
持されている。
とガイドピン5とを一つの断面上に表示しているが、実
際の両者は、図2に示すように、フランジ部1cの円周
方向の互いにずれた位置に取り付けられている。球面ロ
ッド7の他端の球面部にはピストン8がやはり球面対偶
で取り付けられている。
9は、フロントカバー2の開口端部を閉塞するように配
置されており、フロントカバー2の滑り軸受け部2cの
中心軸すなわち駆動軸3の回転軸から半径方向に偏位し
円周方向に並んだ位置に、複数のシリンダ9aが駆動軸
3の回転軸と平行に形成されている。それら複数のシリ
ンダ9aに、それぞれ対応する各ピストン8が、滑動可
能に挿入されている。
の開口端は、フロントカバー2の反対側に配置され、第
2の部材の1部であるシリンダヘッド10により閉塞さ
れており、シリンダブロック9のシリンダ9aとピスト
ン8とシリンダヘッド10とで複数の作動室11が形成
されている。
9aの開口部に対向する端面部に吸入ポート10aと吐
出ポート10bとが開口しており、それらに連通した吸
入弁12と吐出弁13とが組み込まれている。
9側には第2の部材の1部であるリアカバー14が配置
されており、吸入口14aからリング状の吸入通路溝1
4bを経由して吸入弁12に至る吸入経路と、吐出弁1
3からリング状の吐出通路溝14cを経由して吐出口1
4dに至る吐出経路とを形成している。
シリンダヘッド10とリアカバー14とからなる第2の
部材は、固定ボルト15により互いに固定されている。
面部1aと共通の球心を持つ凹球面部1dが形成されて
いて、そこをプッシュロッド16の先端の凸球面部16
aが予圧バネの力によって押すことにより、てこ部材の
凸球面部1aがフロントカバーの球面支持部2aに押し
付けられている。これは、本液体ポンプの停止中に作動
室11の液圧による押しつけ力が発生していなくても、
凸球面部1aと球面支持部2aとが離れないようにする
ものである。
部材1はその凸球面部1aの球心が固定点であり自転防
止機構により自転運動も行なわないので、駆動軸3の回
転により軸部1bの球面ブッシュ4との回転対偶による
連結部が公転運動を行なうと、そのフランジ部1cが従
来の回転斜板式液体ポンプにおける揺動板の様に揺動運
動を行ない球面ロッド7を介してピストン8を往復動さ
せ、作動流体を昇圧して移送することができる。
がピストン8と球面ロッド7を介して作用するが、凸球
面部1aに球面支持部2aから反力が作用するので、そ
の他のスラスト支持部が無くてもスラスト方向の力がバ
ランスしている。
れたフロントカバー2、シリンダブロック9、シリンダ
ヘッド10およびリアカバー14の一体構造部材にも、
作動室11の圧力が作動室11の一端を閉塞しているシ
リンダヘッド10を介して作用するが、球面支持部2a
に凸球面部1aから反力が作用するので、やはりその他
のスラスト支持部が無くてもスラスト方向の力はバラン
スしている。
比較的大きな荷重が作用するが、両者の相対運動は揺動
運動であり、その揺動角度も小さいので摺動速度は小さ
く、滑り面であっても機械摩擦損失や焼付きの発生に影
響する発熱量が小さくなるので、高効率で高信頼性の液
体ポンプを構成できる。
スト支持部が他に無いのでころ軸受を使用する必要が無
くなって安価で長寿命とすることができ、更に、従来の
回転斜板式液体ポンプにおける回転斜板が不要になる点
でも安価な構成となる。
に、本実施例では駆動軸3を軸方向に移動させることに
より、てこ部材1の軸部1bと駆動軸3との連結部であ
る球面ブッシュ4の位置を移動させ、駆動軸3の回転軸
に対する軸部1bの傾斜角を変化させフランジ部1cの
揺動角を変えることが可能である。
にS1で示す量から図3にS2で示す量まで増大する。
斜板の角度によりピストンストロークが固定されている
従来の回転斜板式液体ポンプと異なり、本実施例では必
要に応じてピストンストロークを変化させでポンプの吐
出流量を調整する可変容量機能又は容量制御機能を付加
することができる。
トン8が球面ロッド7によりてこ部材1のフランジ部1
cに連結された構成になっているが、本発明を実施する
にあたってはこれは必ずしも必要でない。例えば、フラ
ンジ部1cの端面を平滑面とし、ピストン8の形状を
「(新版)機械工学便覧 B5 流体機械 190頁−図43
7」の斜板式ピストンポンプにおけるピストンのように
して、間に上記斜板式ピストンポンプにおけるピストン
シューを組み込んでも、フランジ部の揺動運動によりピ
ストンに往復運動を行わせることができる。とにかく、
てこ部材1の軸部中心軸から半径方向に偏位した位置の
動きとピストンの動きとを連動させる構成にすれば良
い。
とする場合などは、フランジ部1cが徐々に自転して円
周方向にずれても構わないので、第1の実施例において
ガイドピン5と矩形ブロック6とフロントカバー2の内
周面の一部に形成されたガイド溝等によって構成されて
いる自転防止機構を組み込まなくても、本発明を実施す
ることは可能である。
アキシャルピストン機械を、第2の実施例の液体ポンプ
を例に取り、説明する。図4、図6に示すように、第1
の部材であるてこ部材17には、半球状の凸球面部17
aとその球心から放射方向に延びた軸部17bが形成さ
れており、後で説明する様に回転支持されて第1の回転
部材となっている。
9、シリンダヘッド20とからなる第2の部材は、それ
らの外周部に配置された複数(1個のみ図示)のボルト
21により互いに固定され、シリンダブロック19の中
央部にナット22で固定された駆動軸23と共に一体と
なり、第2の回転部材を構成している。
8の先端中央部に突出した外周円筒面部18aと駆動軸
23の2カ所が、それぞれフロントハウジング24のフ
ロントノーズ部24a内周の滑り軸受け部24bとリア
ハウジング25のリアノーズ部25a内周の滑り軸受け
部25bとで回転対偶で支持されて回転する。
25とは、複数のボルト26により固定されている。
着されており、スライド部材28はフロントハウジング
24のフロントノーズ部24aにボルト29で取り付け
られた第1ガイド部材30と第2ガイド部材31とによ
って、軸部28a、28bを滑動可能に支持されてい
る。
定されており、その先端ピン部32aが軸部28aに形
成されたキー溝28cに挿入されて、スライド部材28
が軸部28a、28bの軸を中心として回転するのを防
止している。結局、球面ブッシュ27は半径方向の偏位
が変化できるように支持されている。
球面部17aが第2の回転部材の一部であるフロントカ
バー18の球面支持部18bで球面対偶支持され、軸部
17bが上記の球面ブッシュ27の内周円筒面部により
回転対偶支持されて回転する。球面ブッシュ27が第2
の回転部材の回転軸から半径方向に偏位した位置にある
ため、第1の回転部材の回転軸と第2の回転部材の回転
軸とは互いに傾斜している。
して形成された円盤状のフランジ部17cの外周から半
径方向に突出してガイドピン33が固定されており、そ
の外周に矩形ブロック34の内周円筒面が回転対偶で挿
入され、矩形ブロック34の外周の平行2平面部(図示
せず)がフロントカバー18の内周面の一部に形成され
たガイド溝の平行2平面部(図示せず)の間に滑動可能
に挿入されて、第1の回転部材と第2の回転部材との同
期回転機構を形成している。
防止機構部と類似の構造である。
部17bの中心軸から半径方向に偏位し円周方向に並ん
だ位置に、複数の球面ロッド35が取り付けられてい
る。球面ロッド35は両端に球面部を持つロッドであ
り、その一端の球面部がフランジ部17cの上記位置で
球面対偶により支持されている。
5とガイドピン33とを一つの断面上に表示している
が、図2の球面ロッド7とガイドピン5の位置関係と同
様に、実際にはフランジ部17cの円周方向の互いにず
れた位置に取り付けられている。球面ロッド35の他端
の球面部にはピストン36がやはり球面対偶で取り付け
られている。
ら半径方向に偏位し円周方向に並んだ位置に、複数のシ
リンダ19aが該回転軸と平行に形成されており、その
それぞれにピストン36が滑動可能に挿入されている。
一方の開口端はシリンダヘッド20により閉塞されてお
り、シリンダブロックのシリンダ19aとピストン36
とシリンダヘッド20とで複数の作動室37が形成され
ている。
の開口部から中央部の駆動軸23の外周面までを連通す
る複数の放射状の連絡溝20aがシリンダブロック19
側の端面に形成されており、駆動軸23の内部には前記
の各連絡溝20aからリアハウジング25の滑り軸受け
部25bまでを連通する連絡穴23aが形成されてい
る。 リアハウジング25の滑り軸受け部25bには、
連絡穴23aの一端が開口する軸方向位置に図5の断面
図に示すような吸入溝25cと吐出溝25dが形成され
ており、更に、吸入溝25cは吸入口25eに連通し、
吐出溝25dは吐出口25fに連通している。
は凸球面部17aと共通の球心を持つ凹球面部17dが
形成されていて、そこをプッシュ部材38の先端の凸球
面部38aが予圧バネの力によって押すことにより、て
こ部材の凸球面部17aがフロントカバー18の球面支
持部18bに押し付けられて常に密着が維持されてい
る。
軸23を図4および図6に示す矢印方向に回転駆動する
と、まず第2の回転部材の他の部分であるフロントカバ
ー18、シリンダブロック19、シリンダヘッド20が
回転し、次に同期回転機構により第1の回転部材である
てこ部材17が同期して回転する。
の回転軸は互いに傾斜しているので、てこ部材17のフ
ランジ部17cに球面ロッド35を介して連結されたピ
ストン36は、シリンダ19aの中でシリンダブロック
19と一緒に回転しながら軸方向に往復運動を繰り返
す。
室37は図4および図6の断面の手前側を通過する間は
容積が増大し、断面の向う側を通過する間は容積が減少
する。各作動室37と連絡溝20aを介して連通してい
る連絡穴23aの開口部は、図5に示すように、作動室
37の容積が増大している間(図4の手前側)は吸入溝
25cと連通するので吸入口25eから作動流体が流入
させ、作動室37の容積が減少している間(図4の向う
側)は吐出溝25dと連通するので吐出口25fから作
動流体を吐出して、液体ポンプとして機能する。
駆動軸23としているが、てこ部材17の軸部17b
を、駆動軸としても良い。
7の圧力がピストン36と球面ロッド35を介して作用
するが、凸球面部17aに球面支持部18bから反力が
作用するので、その他のスラスト支持部が無くてもスラ
スト方向の力がバランスする。
ントカバー18、シリンダブロック19、シリンダヘッ
ド20および駆動軸23にも、作動室37の圧力が作動
室37の一端を閉塞しているシリンダヘッド20を介し
て作用するが、球面支持部18bに凸球面部17aから
反力が作用するので、やはりその他のスラスト支持部が
無くてもスラスト方向の力はバランスする。
には比較的大きな荷重が作用するが、両者の相対運動は
揺動運動でありその揺動角度も小さいので摺動速度は小
さく、滑り面であっても機械摩擦損失や焼付きの発生に
影響する発熱量が小さくなるので高効率で高信頼性の液
体ポンプを構成できる。
スト回転支持部が無いのでころ軸受を使用する必要が無
くなって安価で長寿命とすることができる。
に、本実施例ではスライド部材28を半径方向に移動さ
せることにより、てこ部材17の軸部17bとスライド
部材28との連結部である球面ブッシュ27の位置を移
動させ、第1の回転部材の回転軸と第2の回転部材の回
転軸との傾斜角を変えることが可能である。したがっ
て、本実施例でも必要に応じてピストンストロークを変
化させてポンプの吐出流量を調整する可変容量機能又は
容量制御機能を付加することができる。
ンプとして機能するが、これを液圧モータとして機能さ
せることも可能である。すなわち、図4ないし図6にお
ける吸入溝25cを給液溝として吸入口25eの代わり
に加圧された流体の供給口に連通させ、同じく吐出溝2
5dを排液溝として吐出口25fの代わりに減圧された
流体の排出口に連通させると、作動室37が加圧された
流体と連通しているしている位置(図4と図6の断面の
手前側、図5の左半分)では加圧された流体が流入して
その容積を大きくしようとするため、まずピストン36
が押されて図4と図6の駆動軸23を出力軸として図中
の矢印の方向に回転させる。
しているしている位置(図4と図6の断面の向う側、図
5の右半分)では作動室37の容積が減少しており、ピ
ストン36が減圧された圧力の流体を押して外部に排出
する。加圧された流体がピストンを押してする仕事のほ
うがピストンが減圧された流体を押してする仕事より大
きいので、その差の分だけ駆動軸23を出力軸として動
力を取り出すことができる。なお、出力軸を、てこ部材
17の軸部17bにしても良い。
合でも、機械摩擦損失や焼付きの発生に影響する発熱量
が小さくなり、高効率化や高信頼性化が実現できること
や大きなスラスト荷重の作用するスラスト回転支持部が
無いのでころ軸受を使用する必要が無くなって安価で長
寿命とすることができることは、第2の実施例と同じで
ある。
変化させでモータの出力を調整する機能を付加すること
ができることも第2の実施例と同じである。
復運動することにより流体を加圧して移送する液体ポン
プや流体の圧力を利用して出力を取り出す液圧モータ等
のアキシャルピストン機械において、スラスト方向荷重
に起因する機械摩擦損失や摩擦発熱を低減し、更にスラ
ストころ軸受け等の部品を不要とすることができるの
で、高効率で高信頼性かつ長寿命であるアキシャルピス
トン機械を安価に提供することができる。また、容量制
御等の機能を持たせることが容易になる。
ンプの小容量時の側断面図である。
ンプの大容量時の側断面図である。
ンプの小容量時の側断面図である。
ンプの大容量時の側断面図である。
ランジ部、1d…凹球面部、2…フロントカバー、2a
…球面支持部、2b…フロントノーズ部、2c…滑り軸
受け部、2d…平行2平面部、3…駆動軸、4…球面ブ
ッシュ、5…ガイドピン、6…矩形ブロック、6a…平
行2平面部、7…球面ロッド、8…ピストン、9…シリ
ンダブロック、9a…シリンダ、10…シリンダヘッ
ド、10a…吸入ポート、10b…吐出ポート、11…
作動室、12…吸入弁、13…吐出弁、14…リアカバ
ー、14a…吸入口、14b…吸入通路溝、14c…吐
出通路溝、14d…吐出口、15…固定ボルト、16…
プシュロッド、16a…凸球面部、17…てこ部材、1
7a…凸球面部、17b…軸部、17c…フランジ部、
17d…凹球面部、18…フロントカバー、18a…外
周円筒面部、18b…球面支持部、19…シリンダブロ
ック、19a…シリンダ、20…シリンダヘッド、20
a…連絡溝、21…ボルト、22…ナット、23…駆動
軸、23a…連絡穴、24…フロントハウジング、24
a…フロントノーズ部、24b…滑り軸受け部、25…
リアハウジング、25a…リアノーズ部、25b…滑り
軸受け部、25c…吸入溝、25d…吐出溝、25e…
吸入口、25f…吐出口、26…ボルト、27…球面ブ
ッシュ、28…スライド部材、28a…軸部、28b…
軸部、28c…キー溝、29…ボルト、30…第1ガイ
ド部材、31…第2ガイド部材、32…特殊ネジ、32
a…先端ピン部、33…ガイドピン、34…矩形ブロッ
ク、35…球面ロッド、36…ピストン、37…作動
室、38…プッシュ部材、38a…凸球面部、S1…小
容量時のピストンストローク、 S2…大容量時のピス
トンストローク
Claims (10)
- 【請求項1】第一の部材と第二の部材とが相対的な揺動
運動を行なうように前記第一の部材と前記第二の部材と
を拘束し、前記相対的な揺動運動と、前記第二の部材に
形成された互いに平行な複数のシリンダ内のピストンの
往復運動とを連動させることにより、流体を加圧・移送
したり、或いは加圧流体を供給して出力を取り出すアキ
シャルピストン機械において、 前記第一の部材と前記第二の部材とに前記相対的な揺動
運動を行わせるために、前記第一の部材と前記第二の部
材とを互いに球面対遇で当接させ、前記第一の部材の前
記球面対遇中心から離れた位置が前記第二の部材の軸心
に対して相対的に公転運動するように構成されることを
特徴とするアキシャルピストン機械。 - 【請求項2】入力回転する回転部材と、前記回転部材の
入力回転により揺動運動を行なうてこ部材と、前記揺動
運動を往復運動に変換する複数のピストンと、前記各ピ
ストンが滑動可能に挿入される複数のシリンダを設けた
固定部材とを有し、前記回転部材の回転と、前記てこ部
材の軸部中心軸から半径方向に偏位した位置の前記揺動
運動と、前記複数のピストンの前記往復運動とを連動さ
せることにより、前記シリンダ内の流体を加圧・移送す
るアキシャルピストン機械において、 前記てこ部材は、球面部と、該球面部の球心を軸心とし
前記球面部表面から放射方向に延びた軸部とを有し、前
記固定部材は、前記てこ部材の前記球面部を球面対偶で
支持する球面支持部と、前記回転部材の軸心が前記固定
部材の前記球面支持部の球心の方向を向くように前記回
転部材を回転支持する軸受け部とを有し、前記回転部材
と前記てこ部材の前記軸部は、前記回転部材の前記軸心
から半径方向に偏位した位置で連結し、互いに相対的な
回転ができるように構成されていることを特徴とするア
キシャルピストン機械。 - 【請求項3】請求項2において、前記回転部材と前記軸
部との連結部は、前記回転部材の前記回転軸に対する前
記軸部の傾斜角が変化し得るように構成されていること
を特徴とするアキシャルピストン機械。 - 【請求項4】請求項2または請求項3において、前記連
結部の位置を移動させることにより、前記回転部材の回
転軸に対する前記軸部の前記傾斜量を変化させ、前記て
こ部材と連動する前記複数のピストンの前記往復運動の
ストロークを変化させるように構成されていることを特
徴とするアキシャルピストン機械。 - 【請求項5】請求項2において、前記てこ部材は、該て
こ部材が継続的な自転運動を行なわぬように、前記固定
部材に連結する自転防止機構を有することを特徴とする
アキシャルピストン機械。 - 【請求項6】第一の回転部材と第二の回転部材を有し、
前記各回転部材の回転に伴う前記第一の回転部材と前記
第二の回転部材との相対的な揺動運動と、前記第二の回
転部材に設けられた複数のシリンダに対する複数のピス
トンの往復運動とを連動させることにより、前記第一の
回転部材と前記第二の回転部材の少なくとも一方を駆動
軸として流体を加圧・移送したり、或いは前記第一の回
転部材と前記第二の回転部材の少なくとも一方を出力軸
として加圧流体を供給して動力を取り出したりするアキ
シャルピストン機械において、球面部と、該球面部の球
心を軸心とし前記球面部表面から放射方向に延びた第一
の回転軸とを有する前記第一の回転部材は、前記第一の
回転軸の中心軸回りに回転し、前記第一の回転部材の前
記球面部と球面対偶で接触する球面支持部と、該球面支
持部球心を軸心とした第二の回転軸とを有する第二の回
転部材は、前記球面支持部の球心を通り前記第一の回転
軸と傾斜した軸線回りに回転するように構成されている
ことを特徴とするアキシャルピストン機械。 - 【請求項7】請求項6において、前記第一の回転部材と
前記第二の回転部材の回転を同期させるための回転同期
機構が両者間に組み込まれていることを特徴とするアキ
シャルピストン機械。 - 【請求項8】請求項6または請求項7において、前記第
二の回転部材には、前記第二の回転軸から半径方向に偏
位した位置に前記複数のピストンが前記往復運動を行な
えるように挿入された前記複数のシリンダが円周方向に
並んで形成されており、前記第一の回転部材と反対側の
前記各シリンダの開口部は、前記第二の回転部材の前記
球面支持部と一体化された部材により少なくとも一部が
閉塞されていることを特徴とするアキシャルピストン機
械。 - 【請求項9】請求項6および請求項7において、前記第
一の回転部材は、前記第一の回転軸の回転支持部と前記
第二の回転部材との前記球面対偶部との2箇所が拘束さ
れるように構成され、前記回転支持部における前記第一
の回転軸を回転支持する軸受の軸方向は、前記第一の回
転軸方向の変化に対応して変化し得るように構成されて
いることを特徴とするアキシャルピストン機械。 - 【請求項10】請求項9において、前記第一の回転軸を
回転支持する軸受の位置を移動させることにより、前記
第一の回転軸と第二のの回転軸との傾斜量を変化させ、
前記第一の回転部材と連動する前記複数のピストン各々
の前記第二の回転部材に対する相対的な往復運動のスト
ロークを変化させるように構成されていることを特徴と
するアキシャルピストン機械。
Priority Applications (4)
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