JPH10238317A - ロッカーアーム - Google Patents

ロッカーアーム

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Publication number
JPH10238317A
JPH10238317A JP4353797A JP4353797A JPH10238317A JP H10238317 A JPH10238317 A JP H10238317A JP 4353797 A JP4353797 A JP 4353797A JP 4353797 A JP4353797 A JP 4353797A JP H10238317 A JPH10238317 A JP H10238317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
plate
rocker arm
fork
face
Prior art date
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Pending
Application number
JP4353797A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Matsumoto
祥明 松本
Norio Fujioka
典夫 藤岡
Fumio Oba
文男 大庭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP4353797A priority Critical patent/JPH10238317A/ja
Publication of JPH10238317A publication Critical patent/JPH10238317A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロッカーアーム本体の端部に設けられた二股
片の幅内面がローラおよびころの端面との接触によって
摩耗するのを防止することができるロッカーアームを提
供する。 【解決手段】 ロッカーアーム本体1の端部に設けられ
た二股片2間にローラ3を収容し、そのローラ3を貫通
して両端部が二股片2で支持されたピン4の外周面とロ
ーラ3の内周面間に複数のころ5を組込む。ローラ3の
端面と二股片2の幅内面間に環状のプレート6を組込
み、そのプレート6によってローラ3およびころ5の端
面が二股片2の幅内面と接触するのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の内燃機関
に組込まれるロッカーアームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来から知られているロッカー
アームを示す。このロッカーアームは、ロッカーアーム
本体20の端部に設けられた二股片21間にローラ22
を収容し、そのローラ22を貫通し、上記二股片21に
よって両端部が支持されたピン23の外周面と上記ロー
ラ22の内周面間に複数ころ24を組込んでローラ22
を回転自在に支持している。
【0003】ところで、上記ロッカーアームにおいて
は、カム25との接触によってローラ22が回転したと
き、ローラ22およびころ24が軸方向に移動すること
にがあり、このとき、ローラ22およびころ24はその
端面が二股片21の幅内面と接触する状態で回転するた
め、二股片21の幅内面とローラ22およびころ24の
端面の接触部に摩耗が生じる。
【0004】ここで、ロッカーアーム本体21が鉄製の
場合、その摩耗は比較的少ないが、車両の軽量化を図る
ため、ロッカーアーム本体20がアルミニウムやジュラ
ルミン等の軽金属によって形成されている場合、二股片
21の幅内面に摩耗が生じ易い。
【0005】このような原因によって生じる摩耗は、摩
耗量が多い場合は勿論、使用条件等によっては摩耗量が
少ない場合でも問題となることがある。
【0006】即ち、二股片21の幅内面が摩耗して摩耗
粉が生じると、使用条件によっては、この摩耗粉がロー
ラ22を支持する軸受部に侵入し、軸受部を著しく損傷
させるおそれがある。
【0007】また、ローラ22およびころ24の端面が
二股片21の幅内面と接触した場合、ローラ22および
ころ24の端面は二股片21の幅内面と接触する状態で
回転するため、上記ローラ22の回転トルクが増大して
円滑な回転が得られず、ロッカーアーム本体20に振動
が生じる。
【0008】上記のような問題点を解決するため、実公
平6−25606号公報に記載されたロッカーアームに
おいては、ローラの端部内周面内に、ピンの直径より大
きい穴を有する金属製のプレートを回転自在に装着し、
そのプレートによってころの端面が二股片の幅内面と接
触するのを防止している。
【0009】また、プレートの厚みをローラの端面に形
成された周段部の深さよりも大きくし、プレートの一部
をローラの端面から突出させ、ローラの端面が二股片の
幅内面と接触するのを防止している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
記載されたロッカーアームにおいては、周段部の深さの
寸法公差を考慮してプレートの厚みを決定する必要があ
るため、プレートの厚み寸法の管理が困難であるという
不都合がある。また、寸法管理が不充分であると、摩耗
が生じる。
【0011】この発明は、ロッカーアーム本体の端部に
形成された二股片の幅内面がローラおよびころとの接触
によって摩耗するのを確実に防止することができ、か
つ、寸法管理の容易なロッカーアームを提供することを
技術的課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、ロッカーアーム本体の端部
に形成された二股片間にローラを収容し、そのローラを
貫通し、両端部が上記二股片で支持されたピンの外周面
と上記ローラの内周面間に複数のころを組込んでローラ
を回転自在に支持したロッカーアームにおいて、前記ロ
ーラの端面と二股片の幅内面間に、外径部がローラの端
面と対向し、内径部がころの端面と対向する環状のプレ
ートを回転自在に組込んだ構成を採用している。
【0013】また、前記ローラとプレートとの間に、そ
のプレートの内径縁がピンの外周面に干渉するのを防止
する干渉防止手段を設けた構成を採用している。
【0014】ここで、干渉防止手段として、プレートの
内径部にローラの端部内に突出する環状膨出部を設け、
その膨出部とローラの内径面との当接によってプレート
の径方向への移動を制限する構成のもの、あるいは、プ
レートの外径縁にローラの端面に向くフランジを設け、
そのフランジを上記ローラの端面に形成された環状溝に
挿入し、その環状溝の大径側周面および小径側周面に対
するフランジの当接によってプレートの径方向の移動を
制限するようにした構成のものを採用することができ
る。
【0015】上記のように、二股片の幅内面とローラお
よびころの端面間にプレートを設けたことにより、その
プレートによってローラおよびころの端面が二股片の幅
内面と接触するのを防止することができ、二股片の幅内
面がローラおよびころとの接触によって摩耗するのを防
止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1および図2に基づいて説明する。
【0017】図1は、この発明に係るロッカーアームの
第1の実施の形態を示す。図示のように、ロッカーアー
ム本体1は二股片2を端部に有し、その二股片2間にロ
ーラ3が収容されている。
【0018】ローラ3を貫通するピン4の両端部は、二
股片2によって支持され、そのピン4の外周面とローラ
3の内周面間に、ローラ3を回転自在に支持する複数の
ころ5が組込まれている。
【0019】ローラ3の端面と二股片2の幅内面間には
環状のプレート6が組込まれている。このプレート6
は、プレス成形された環状膨出部7を内径部に有し、こ
の環状膨出部7はローラ3の端部内に挿入され、ころ5
の端面と対向している。
【0020】また、プレート6の外径部はローラ3の端
面と対向している。プレート6の外径はローラ3の外径
より小径とされ、内径はピン4の外径より大径とされて
いる。ここで、プレート6がピン4と同軸上に配置され
た中立状態において、プレート6の内径縁とピン4の外
周面間の隙間S1 は、環状膨出部7の外径とローラ3の
内周面間に形成された隙間S2 より大きくなっている。
【0021】実施の形態で示すロッカーアームは上記の
構造から成り、ローラ3の組付けに際しては、そのロー
ラ3の内側にころ5を組込み、両側に一対のプレート6
を当接させた状態で、上記ローラ3を二股片2間に収容
してピン4を打込む。
【0022】このとき、ローラ3とプレート6とがロー
ラ3の径方向に相対的に移動したとしても、その移動量
はプレート6の膨出部7とローラ3の内周面の当接によ
って制限され、S1 >S2 の関係からプレート6の内径
縁によってピン4の打込みが邪魔されることがない。こ
のため、ピン4の打込みが容易であり、ローラ3を簡単
に組付けることができる。
【0023】カム8との接触によるローラ3の回転時、
ローラ3およびころ5が軸方向に移動すると、その移動
する側のプレート6が軸方向に押されて二股片2の幅内
面と接触する。
【0024】このため、ローラ3およびころ5の端面は
二股片2の幅内面と接触せず、上記端面との接触によっ
て二股片2の幅内面が摩耗されるのを防止することがで
きる。
【0025】また、プレート6は、ローラ3の端面また
はころ5の端面との接触によってつれ回り、そのプレー
ト6の回転によってプレート6とローラ3およびころ5
の相対すべり速度は緩和され、ローラ3の回転トルクは
小さく、ローラ3を円滑に回転させることができると共
に、プレート6と二股片2の相互間における相対すべり
速度も小さく、二股片2の幅内面の摩耗を小さい範囲に
抑えることができる。
【0026】実施の形態のように、プレート6に膨出部
7をプレス成形したことにより、その膨出部7の外面側
に空間9を確保することができ、上記空間9をオイル溜
りとして利用することができる。このため、ローラ3を
支持する軸受部に潤滑オイルを充分に供給することがで
き、軸受部の寿命を向上させることができる。
【0027】図2は、この発明に係るロッカーアームの
第2の実施の形態を示す。この実施の形態においては、
ローラ3の端面と二股片2の幅内面間に組込まれた環状
のプレート10の内径部をころ5の端面に対向させ、外
径部をローラ3の端面に対向させ、そのプレート10に
よってローラ3およびころ5の端面が二股片2の幅内面
に接触するのを防止している。
【0028】また、プレート10の外径縁にローラ3の
端面方向に向くフランジ11を形成し、そのフランジ1
1をローラ3の端面に設けられた環状溝12に挿入して
いる。
【0029】ここで、プレート10がピン4と同心状に
保持される中立状態において、プレート10の内径縁と
ピン4の外周面間に形成された隙間S3 は、フランジ1
1の外径面と環状溝12の大径側周面13間に形成され
た隙間S4 およびフランジ11の内径面と環状溝12の
小径側周面14に形成された隙間S5 より大きく、上記
隙間S4 、S5 によってローラ3とプレート10とはロ
ーラ3の径方向にに相対的に移動するのが防止され、プ
レート10の内径縁がピン4の外周面に干渉するのが防
止される。
【0030】このため、ローラ3の組付け時におけるピ
ン4の打込み時に、ローラ3とプレート10とがローラ
3の径方向に相対的に移動したとしても、ピン4はプレ
ート10の内径部で邪魔をされることがなく、第1の実
施の形態と同様にピン4を容易に打込むことができる。
【0031】上記実施の形態においても、ローラ3およ
びころ5の端面が二股片2の幅内面に接触するのを防止
することができ、ローラ3およびころ5の端面との接触
によって二股片2の幅内面が摩耗するのを防止すること
ができる。
【0032】また、プレート10と二股片2の相互間に
おける相対すべり速度も小さく、しかもプレート10は
外面の全体が二股片2の幅内面と接触し、その接触面積
は、第1の実施の形態におけるプレート6と比較して大
きいため、二股片2の幅内面に対する面圧は小さく、二
股片2の幅内面の摩耗をより効果的に抑制することがで
きる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、ロ
ーラの端面と二股片の幅内面間に組込んだプレートによ
ってローラおよびころの端面が二股片の幅内面に接触す
るのを防止することができるため、ローラおよびころと
の接触によって二股片の幅内面が摩耗するのを防止する
ことができる。
【0034】また、プレートは二股片の幅内面に接触す
る状態においてローラあるいはころとの接触によってつ
れ回るため、ローラとプレートの相互間における相対す
べり速度が小さく、ローラの回転トルクも小さいため、
ローラを円滑に回転させることができる。
【0035】さらに、プレートはローラの端面と二股片
の幅内面間に形成された隙間内に挿入することができる
厚みを有していればよいため、プレートの選択に寸法公
差等を考慮する必要がなく、寸法管理が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(I)は、この発明に係るロッカーアームの第
1の実施の形態を断面図、(II)はその一部分を拡大し
て示す断面図
【図2】(I)は、この発明に係るロッカーアームの第
2の実施の形態を示す断面図、(II)はその一部分を拡
大して示す断面図
【図3】従来のロッカーアームを示す断面図
【符号の説明】
1 ロッカーアーム本体 2 二股片 3 ローラ 4 ピン 5 ころ 6 プレート 7 膨出部 10 プレート 11 フランジ 12 環状溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロッカーアーム本体の端部に形成された
    二股片間にローラを収容し、そのローラを貫通し、両端
    部が上記二股片で支持されたピンの外周面と上記ローラ
    の内周面間に複数のころを組込んでローラを回転自在に
    支持したロッカーアームにおいて、前記ローラの端面と
    二股片の幅内面間に、外径部がローラの端面と対向し、
    内径部がころの端面と対向する環状のプレートを回転自
    在に組込んだことを特徴とするロッカーアーム。
  2. 【請求項2】 前記ローラとプレートとの間に、そのプ
    レートの内径縁がピンの外周面に干渉するのを防止する
    干渉防止手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載
    のロッカーアーム。
  3. 【請求項3】 前記干渉防止手段が、プレートの内径部
    にローラの端部内に突出する環状膨出部を設けた構成か
    ら成る請求項2に記載のロッカーアーム。
  4. 【請求項4】 前記干渉防止手段が、プレートの外径縁
    にローラの端面に向くフランジを設け、前記ローラの端
    面には上記フランジが挿入される環状溝を形成した構成
    から成る請求項2に記載のロッカーアーム。
JP4353797A 1997-02-27 1997-02-27 ロッカーアーム Pending JPH10238317A (ja)

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