JPH1023787A - モータのリプル電流検出回路 - Google Patents
モータのリプル電流検出回路Info
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- JPH1023787A JPH1023787A JP18693296A JP18693296A JPH1023787A JP H1023787 A JPH1023787 A JP H1023787A JP 18693296 A JP18693296 A JP 18693296A JP 18693296 A JP18693296 A JP 18693296A JP H1023787 A JPH1023787 A JP H1023787A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 モータ駆動電流に応じて増幅率を変えること
により、リプル信号成分の周期変化やカウント値を検出
する好適なレベルのリプル信号成分を、モータ駆動電圧
の変動に拘らず得るようにする。 【解決手段】 直流モータ1の電流中のリプル信号成分
をリプル信号抽出回路3を用いて増幅かつ抽出し、リプ
ル信号成分から直流モータ1の回転状態を検出する。リ
プル信号抽出回路3は、ベースを検出素子2に接続し、
かつエミッタをエミッタフォロア抵抗302〜304に
接続した第1トランジスタ301を有し、モータ駆動電
圧に応じてエミッタフォロア抵抗302〜304の抵抗
値を切り替えて増幅率を変える。
により、リプル信号成分の周期変化やカウント値を検出
する好適なレベルのリプル信号成分を、モータ駆動電圧
の変動に拘らず得るようにする。 【解決手段】 直流モータ1の電流中のリプル信号成分
をリプル信号抽出回路3を用いて増幅かつ抽出し、リプ
ル信号成分から直流モータ1の回転状態を検出する。リ
プル信号抽出回路3は、ベースを検出素子2に接続し、
かつエミッタをエミッタフォロア抵抗302〜304に
接続した第1トランジスタ301を有し、モータ駆動電
圧に応じてエミッタフォロア抵抗302〜304の抵抗
値を切り替えて増幅率を変える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のパワー
ウインドやパワーシートといった、各種の電動装置に用
いるモータの回転状態を、モータ電流中のリプル信号成
分から検出するモータのリプル電流検出回路の改良に関
するものである。
ウインドやパワーシートといった、各種の電動装置に用
いるモータの回転状態を、モータ電流中のリプル信号成
分から検出するモータのリプル電流検出回路の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のパワーウインドやパワーシート
といった電動装置の場合、例えば、パワーウインドでは
窓ガラスを全閉位置や全開位置で自動停止するために窓
ガラスの開閉位置を検出する必要が有り、またパワーシ
ートでは予じめ記憶した姿勢までシートを移動するため
にシートの位置を検出する必要が有る。こういった窓ガ
ラスやシート等の駆動対象の位置を検出する一つの手段
として、従来から駆動用モータに流れるモータ電流に含
まれるリプル信号成分の周期変化やカウント値から間接
的に検出するものが有った。例えば特開平8−4418
号公報等が開示していた。リプル信号成分は、モータ電
流自体の値に比べて一般的に小信号であり、モータ電流
から該リプル信号成分のみを抽出し、かつ増幅するとい
った前処理を行った後に、リプル信号成分の周期変化や
カウント値を検出していた。
といった電動装置の場合、例えば、パワーウインドでは
窓ガラスを全閉位置や全開位置で自動停止するために窓
ガラスの開閉位置を検出する必要が有り、またパワーシ
ートでは予じめ記憶した姿勢までシートを移動するため
にシートの位置を検出する必要が有る。こういった窓ガ
ラスやシート等の駆動対象の位置を検出する一つの手段
として、従来から駆動用モータに流れるモータ電流に含
まれるリプル信号成分の周期変化やカウント値から間接
的に検出するものが有った。例えば特開平8−4418
号公報等が開示していた。リプル信号成分は、モータ電
流自体の値に比べて一般的に小信号であり、モータ電流
から該リプル信号成分のみを抽出し、かつ増幅するとい
った前処理を行った後に、リプル信号成分の周期変化や
カウント値を検出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記リ
プル信号成分の大きさはモータ駆動電圧に比例して変化
するため、リプル信号成分を一定の増幅率で増幅する
と、増幅過多による飽和状態や増幅過少の状態が発生
し、リプル信号成分の周期変化やカウント値を適切に検
出することができないことが有った。
プル信号成分の大きさはモータ駆動電圧に比例して変化
するため、リプル信号成分を一定の増幅率で増幅する
と、増幅過多による飽和状態や増幅過少の状態が発生
し、リプル信号成分の周期変化やカウント値を適切に検
出することができないことが有った。
【0004】この発明は、上記した課題を解決するもの
であり、モータ駆動電圧に応じて増幅率を変えることに
より、リプル信号成分の周期変化やカウント値を検出す
る好適なレベルのリプル信号成分を、モータ駆動電圧の
変動に拘らず得ることができるモータのリプル電流検出
回路を提供することを目的としたものである。
であり、モータ駆動電圧に応じて増幅率を変えることに
より、リプル信号成分の周期変化やカウント値を検出す
る好適なレベルのリプル信号成分を、モータ駆動電圧の
変動に拘らず得ることができるモータのリプル電流検出
回路を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、直流モータに検出素子を直
列接続すると共に、該検出素子に流れるモータ電流中の
リプル信号成分をリプル信号抽出回路を用いて増幅かつ
抽出し、該リプル信号成分から直流モータの回転状態を
検出するモータのリプル電流検出回路において、前記リ
プル信号抽出回路の増幅率をモータ駆動電圧に応じて変
えるようにしたことを特徴とするモータのリプル電流検
出回路を提供する。
に、請求項1記載の発明は、直流モータに検出素子を直
列接続すると共に、該検出素子に流れるモータ電流中の
リプル信号成分をリプル信号抽出回路を用いて増幅かつ
抽出し、該リプル信号成分から直流モータの回転状態を
検出するモータのリプル電流検出回路において、前記リ
プル信号抽出回路の増幅率をモータ駆動電圧に応じて変
えるようにしたことを特徴とするモータのリプル電流検
出回路を提供する。
【0006】また、請求項2記載の発明は、ベースを検
出素子に、エミッタをエミッタフォロア抵抗にそれぞれ
接続した第1トランジスタを前記リプル信号抽出回路が
備えると共に、前記エミッタフォロア抵抗の抵抗値をモ
ータ駆動電圧に応じて切り替えるようにしたことを特徴
とするモータのリプル電流検出回路を提供する。
出素子に、エミッタをエミッタフォロア抵抗にそれぞれ
接続した第1トランジスタを前記リプル信号抽出回路が
備えると共に、前記エミッタフォロア抵抗の抵抗値をモ
ータ駆動電圧に応じて切り替えるようにしたことを特徴
とするモータのリプル電流検出回路を提供する。
【0007】また、請求項3記載の発明は、前記エミッ
タフォロア抵抗にコレクタを接続した第2トランジスタ
と、該第2トランジスタのベース及びモータ駆動電圧入
力回路に接続した中央処理回路とを備え、該中央処理回
路が、モータ駆動電圧入力回路から入力した信号に応じ
て前記第2トランジスタのベースにベース電流を出力す
るようにしたことを特徴とするモータのリプル電流検出
回路を提供する。
タフォロア抵抗にコレクタを接続した第2トランジスタ
と、該第2トランジスタのベース及びモータ駆動電圧入
力回路に接続した中央処理回路とを備え、該中央処理回
路が、モータ駆動電圧入力回路から入力した信号に応じ
て前記第2トランジスタのベースにベース電流を出力す
るようにしたことを特徴とするモータのリプル電流検出
回路を提供する。
【0008】また、請求項4記載の発明は、前記直流モ
ータの出力軸をパワーシートに機械的に結合したことを
特徴とするモータのリプル電流検出回路を提供する。
ータの出力軸をパワーシートに機械的に結合したことを
特徴とするモータのリプル電流検出回路を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態を、添付図に
基づき説明する。まず1は、直流モータであり、その出
力軸をギア等を介して窓ガラス(図示せず)やシート
(図示せず)といった駆動対象に機械的に結合してい
る。該直流モータ1は、後述する出力回路6を介して検
出素子2に接続している。該検出素子2は、直流モータ
1の電流を通電して数十[mV]程度の電圧降下を発生
させ、リプル信号抽出回路3に入力する素子であり、低
抵抗体を使用している。
基づき説明する。まず1は、直流モータであり、その出
力軸をギア等を介して窓ガラス(図示せず)やシート
(図示せず)といった駆動対象に機械的に結合してい
る。該直流モータ1は、後述する出力回路6を介して検
出素子2に接続している。該検出素子2は、直流モータ
1の電流を通電して数十[mV]程度の電圧降下を発生
させ、リプル信号抽出回路3に入力する素子であり、低
抵抗体を使用している。
【0010】次に上記リプル信号抽出回路3を説明す
る。該リプル信号抽出回路3は、検出素子2に流れるモ
ータ電流中のリプル信号成分を増幅かつ抽出する回路で
あり、第1トランジスタ301、エミッタフォロア抵抗
302〜304、第2トランジスタ305,306、コ
レクタ抵抗307、ベース抵抗308、分圧抵抗30
9,310、入力コンデンサ311、フィルタ用コンデ
ンサ312及びフィルタ用抵抗313によって接続構成
している。
る。該リプル信号抽出回路3は、検出素子2に流れるモ
ータ電流中のリプル信号成分を増幅かつ抽出する回路で
あり、第1トランジスタ301、エミッタフォロア抵抗
302〜304、第2トランジスタ305,306、コ
レクタ抵抗307、ベース抵抗308、分圧抵抗30
9,310、入力コンデンサ311、フィルタ用コンデ
ンサ312及びフィルタ用抵抗313によって接続構成
している。
【0011】詳述すると、第1トランジスタ301は、
ベースをベース抵抗308及び入力コンデンサ311を
介して検出素子2に接続し、エミッタをエミッタフォロ
ア抵抗302〜304に接続し、コレクタをコレクタ抵
抗307とフィルタ用コンデンサ312との接続点Dに
接続している。また、第2トランジスタ305,306
は、各コレクタをエミッタフォロア抵抗302〜304
の各接続点E,Fに接続し、各エミッタを接地し、各ベ
ースを後述する中央処理回路4の出力端c,bに接続し
ている。更に、フィルタ用コンデンサ312は、その他
方をフィルタ用抵抗313及び中央処理回路4の入力端
dに接続している。更にまた、前記ベース抵抗308と
入力コンデンサ311との接続点Gには分圧抵抗30
9,310を接続している。
ベースをベース抵抗308及び入力コンデンサ311を
介して検出素子2に接続し、エミッタをエミッタフォロ
ア抵抗302〜304に接続し、コレクタをコレクタ抵
抗307とフィルタ用コンデンサ312との接続点Dに
接続している。また、第2トランジスタ305,306
は、各コレクタをエミッタフォロア抵抗302〜304
の各接続点E,Fに接続し、各エミッタを接地し、各ベ
ースを後述する中央処理回路4の出力端c,bに接続し
ている。更に、フィルタ用コンデンサ312は、その他
方をフィルタ用抵抗313及び中央処理回路4の入力端
dに接続している。更にまた、前記ベース抵抗308と
入力コンデンサ311との接続点Gには分圧抵抗30
9,310を接続している。
【0012】次に、中央処理回路4を説明する。該中央
処理回路4は、マイコンによって構成した回路であり、
出力端b,c及び入力端dを前記リプル信号抽出回路3
に接続すると共に、入力端aをモータ駆動電圧入力回路
5に、出力端e,fを出力回路6に、電源端gを電源ス
イッチ7及び直流電源8にそれぞれ接続している。該中
央処理回路4は、入力端dに入力するリプル信号成分の
周期及びカウント値から、駆動対象の位置を間接的に検
出し、その検出結果に基づいて出力端e,fに信号を出
力し、出力回路6を介して直流モータ1の回転を制御す
る機能を有する。また、中央処理回路4は、入力端aに
入力した電圧に応じて出力端b,cに信号を出力し、リ
プル信号抽出回路3の第2トランジスタ305,306
をON/OFFすることにより、エミッタフォロア抵抗
302〜304の抵抗値を切り替え、これによってリプ
ル信号抽出回路3の増幅率を変える機能を有する。
処理回路4は、マイコンによって構成した回路であり、
出力端b,c及び入力端dを前記リプル信号抽出回路3
に接続すると共に、入力端aをモータ駆動電圧入力回路
5に、出力端e,fを出力回路6に、電源端gを電源ス
イッチ7及び直流電源8にそれぞれ接続している。該中
央処理回路4は、入力端dに入力するリプル信号成分の
周期及びカウント値から、駆動対象の位置を間接的に検
出し、その検出結果に基づいて出力端e,fに信号を出
力し、出力回路6を介して直流モータ1の回転を制御す
る機能を有する。また、中央処理回路4は、入力端aに
入力した電圧に応じて出力端b,cに信号を出力し、リ
プル信号抽出回路3の第2トランジスタ305,306
をON/OFFすることにより、エミッタフォロア抵抗
302〜304の抵抗値を切り替え、これによってリプ
ル信号抽出回路3の増幅率を変える機能を有する。
【0013】次にモータ駆動電圧入力回路5を説明す
る。該モータ駆動電圧入力回路5は、モータ駆動電圧を
中央処理回路4が処理するのに適した電圧レベルに下げ
てモータ駆動電圧入力回路5の入力端aに入力する回路
であり、モータ駆動電圧を分圧する抵抗51,52によ
って構成している。
る。該モータ駆動電圧入力回路5は、モータ駆動電圧を
中央処理回路4が処理するのに適した電圧レベルに下げ
てモータ駆動電圧入力回路5の入力端aに入力する回路
であり、モータ駆動電圧を分圧する抵抗51,52によ
って構成している。
【0014】次に出力回路6を説明する。該出力回路6
は、モータ駆動電圧入力回路5が出力端e,fから出力
する信号に応答して直流モータ1を正転及び逆転駆動す
る回路であり、ベースをモータ駆動電圧入力回路5の出
力端e,fに接続したトランジスタ61,62と、該ト
ランジスタ61,62のコレクタに接続したリレーコイ
ル63,64と、該リレーコイル63,64にトランジ
スタ61,62から励磁電流が通電されるとき常閉接点
65,66から常開接点67、68へ切り替わる可動接
片69,60とで接続構成している。
は、モータ駆動電圧入力回路5が出力端e,fから出力
する信号に応答して直流モータ1を正転及び逆転駆動す
る回路であり、ベースをモータ駆動電圧入力回路5の出
力端e,fに接続したトランジスタ61,62と、該ト
ランジスタ61,62のコレクタに接続したリレーコイ
ル63,64と、該リレーコイル63,64にトランジ
スタ61,62から励磁電流が通電されるとき常閉接点
65,66から常開接点67、68へ切り替わる可動接
片69,60とで接続構成している。
【0015】また電源スイッチ7は、リプル信号抽出回
路3、モータ駆動電圧入力回路5及び出力回路6と直流
電源8とを結ぶ電源経路中に接続したスイッチであり、
例えば自動車のイグニションスイッチ等で構成してい
る。
路3、モータ駆動電圧入力回路5及び出力回路6と直流
電源8とを結ぶ電源経路中に接続したスイッチであり、
例えば自動車のイグニションスイッチ等で構成してい
る。
【0016】次に、上記したものの作動を図2に示す作
動説明図を用いて説明する。まず、ここで第1トランジ
スタ301のエミッタ電位Veとベース電位Vbとの関
係は、一般的に知られている如くエミッタフォロア回路
構造によってVe≒Vb−0.7[V]で有る。そのた
め、コレクタ抵抗307に流れる第1トランジスタ30
1のコレクタ電流Ic[A]は、第1トランジスタ30
1のエミッタに接続した抵抗値R[Ω]に反比例した値
に成る。したがって、第1トランジスタ301のエミッ
タに接続した抵抗値R[Ω]が増加すれば、第1トラン
ジスタ301のベース電位の振幅に対するコレクタ電流
Ic[A]の振幅割合も小さく成る。すなわち、増幅率
が小さく成る。逆に、前記抵抗値R[Ω]が減少すれば
コレクタ電流Ic[A]の振幅割合も大きく成る。すな
わち、増幅率が大きく成る。
動説明図を用いて説明する。まず、ここで第1トランジ
スタ301のエミッタ電位Veとベース電位Vbとの関
係は、一般的に知られている如くエミッタフォロア回路
構造によってVe≒Vb−0.7[V]で有る。そのた
め、コレクタ抵抗307に流れる第1トランジスタ30
1のコレクタ電流Ic[A]は、第1トランジスタ30
1のエミッタに接続した抵抗値R[Ω]に反比例した値
に成る。したがって、第1トランジスタ301のエミッ
タに接続した抵抗値R[Ω]が増加すれば、第1トラン
ジスタ301のベース電位の振幅に対するコレクタ電流
Ic[A]の振幅割合も小さく成る。すなわち、増幅率
が小さく成る。逆に、前記抵抗値R[Ω]が減少すれば
コレクタ電流Ic[A]の振幅割合も大きく成る。すな
わち、増幅率が大きく成る。
【0017】このことを踏まえて作動説明する。中央処
理回路4は、まず、図2のA部に示すごとく入力端aが
高レベルである場合、出力端b,cの両方を“0”レベ
ルにする。これにより、リプル信号抽出回路3は、第2
トランジスタ305,306が共にOFFとなり、第1
トランジスタ301のエミッタに接続した抵抗値がエミ
ッタフォロア抵抗302,303,304を足した値と
成り、増幅率が小さく成る。
理回路4は、まず、図2のA部に示すごとく入力端aが
高レベルである場合、出力端b,cの両方を“0”レベ
ルにする。これにより、リプル信号抽出回路3は、第2
トランジスタ305,306が共にOFFとなり、第1
トランジスタ301のエミッタに接続した抵抗値がエミ
ッタフォロア抵抗302,303,304を足した値と
成り、増幅率が小さく成る。
【0018】中央処理回路4は、次に、図2のB部に示
すごとく入力端aが中レベルである場合、出力端bを
“1”レベルに、出力端cを“0”レベルにする。これ
により、リプル信号抽出回路3は、一方の第2トランジ
スタ306がONとなり、第1トランジスタ301のエ
ミッタに接続した抵抗値がエミッタフォロア抵抗30
2,303を足した値と成り、増幅率が中レベルに成
る。
すごとく入力端aが中レベルである場合、出力端bを
“1”レベルに、出力端cを“0”レベルにする。これ
により、リプル信号抽出回路3は、一方の第2トランジ
スタ306がONとなり、第1トランジスタ301のエ
ミッタに接続した抵抗値がエミッタフォロア抵抗30
2,303を足した値と成り、増幅率が中レベルに成
る。
【0019】中央処理回路4は、次に、図2のC部に示
すごとく入力端aが低レベルである場合、出力端cを
“1”レベルにする。このとき、出力端bは“1”レベ
ルでも“0”レベルでも良い。これにより、リプル信号
抽出回路3は、他方の第2トランジスタ305がONと
なり、第1トランジスタ301のエミッタに接続した抵
抗値がエミッタフォロア抵抗302の値と成り、増幅率
が大きく成る。尚、リプル信号抽出回路3はエミッタフ
ォロア回路構造で有るのみならず、反転増幅構造で有る
ので、第1トランジスタ301のベースに入力する信号
と第1トランジスタ301のコレクタのD点において測
定される信号とは逆位相の関係である。
すごとく入力端aが低レベルである場合、出力端cを
“1”レベルにする。このとき、出力端bは“1”レベ
ルでも“0”レベルでも良い。これにより、リプル信号
抽出回路3は、他方の第2トランジスタ305がONと
なり、第1トランジスタ301のエミッタに接続した抵
抗値がエミッタフォロア抵抗302の値と成り、増幅率
が大きく成る。尚、リプル信号抽出回路3はエミッタフ
ォロア回路構造で有るのみならず、反転増幅構造で有る
ので、第1トランジスタ301のベースに入力する信号
と第1トランジスタ301のコレクタのD点において測
定される信号とは逆位相の関係である。
【0020】
【発明の効果】この発明は、直流モータに検出素子を直
列接続すると共に、該検出素子に流れるモータ電流中の
リプル信号成分をリプル信号抽出回路を用いて増幅かつ
抽出し、該リプル信号成分から直流モータの回転状態を
検出するモータのリプル電流検出回路において、前記リ
プル信号抽出回路の増幅率をモータ駆動電圧に応じて変
えるようにしたので、リプル信号成分の周期変化やカウ
ント値を検出する好適なレベルのリプル信号成分を、モ
ータ駆動電圧の変動に拘らず得ることができる。
列接続すると共に、該検出素子に流れるモータ電流中の
リプル信号成分をリプル信号抽出回路を用いて増幅かつ
抽出し、該リプル信号成分から直流モータの回転状態を
検出するモータのリプル電流検出回路において、前記リ
プル信号抽出回路の増幅率をモータ駆動電圧に応じて変
えるようにしたので、リプル信号成分の周期変化やカウ
ント値を検出する好適なレベルのリプル信号成分を、モ
ータ駆動電圧の変動に拘らず得ることができる。
【0021】また、ベースを検出素子に、エミッタをエ
ミッタフォロア抵抗にそれぞれ接続した第1トランジス
タをリプル信号抽出回路が備えると共に、前記エミッタ
フォロア抵抗の抵抗値をモータ駆動電圧に応じて切り替
えるようにしたので、リプル信号抽出回路の増幅率をモ
ータ駆動電圧に応じて簡単に変えることができる。
ミッタフォロア抵抗にそれぞれ接続した第1トランジス
タをリプル信号抽出回路が備えると共に、前記エミッタ
フォロア抵抗の抵抗値をモータ駆動電圧に応じて切り替
えるようにしたので、リプル信号抽出回路の増幅率をモ
ータ駆動電圧に応じて簡単に変えることができる。
【0022】更に、前記エミッタフォロア抵抗にコレク
タを接続した第2トランジスタと、該第2トランジスタ
のベース及びモータ駆動電圧入力回路に接続した中央処
理回路とを備え、該中央処理回路が、モータ駆動電圧入
力回路から入力した信号に応じて前記第2トランジスタ
のベースにベース電流を出力するようにしたので、リプ
ル信号成分に基づき直流モータを制御するための中央処
理回路を活用してリプル信号抽出回路の増幅率を変える
ことができ、リプル信号抽出回路の回路構造を簡素にす
ることができる。
タを接続した第2トランジスタと、該第2トランジスタ
のベース及びモータ駆動電圧入力回路に接続した中央処
理回路とを備え、該中央処理回路が、モータ駆動電圧入
力回路から入力した信号に応じて前記第2トランジスタ
のベースにベース電流を出力するようにしたので、リプ
ル信号成分に基づき直流モータを制御するための中央処
理回路を活用してリプル信号抽出回路の増幅率を変える
ことができ、リプル信号抽出回路の回路構造を簡素にす
ることができる。
【0023】更にまた、前記直流モータの出力軸をパワ
ーシートに機械的に結合したので、モータ駆動電圧が変
動してもシートの位置を常に正確に検出することができ
る。
ーシートに機械的に結合したので、モータ駆動電圧が変
動してもシートの位置を常に正確に検出することができ
る。
【図1】この発明の実施形態を示す電気的回路図であ
る。
る。
【図2】図1に示すものの作動を説明する説明図であ
る。
る。
1 直流モータ 2 検出素子 3 リプル信号抽出回路 4 中央処理回路 5 モータ駆動電圧入力回路 6 出力回路 301 第1トランジスタ 302,303,304 エミッタフォロア抵抗 305,306 第2トランジスタ
Claims (4)
- 【請求項1】 直流モータ(1)に検出素子(2)を直
列接続すると共に、該検出素子(2)に流れるモータ電
流中のリプル信号成分をリプル信号抽出回路(3)を用
いて増幅かつ抽出し、該リプル信号成分から直流モータ
(1)の回転状態を検出するモータのリプル電流検出回
路において、前記リプル信号抽出回路(3)の増幅率を
モータ駆動電圧に応じて変えるようにしたことを特徴と
するモータのリプル電流検出回路。 - 【請求項2】 前記請求項1記載の発明において、 ベースを検出素子(2)に、エミッタをエミッタフォロ
ア抵抗(302〜304)にそれぞれ接続した第1トラ
ンジスタ(301)を前記リプル信号抽出回路(3)が
備えると共に、前記エミッタフォロア抵抗(302〜3
04)の抵抗値をモータ駆動電圧に応じて切り替えるよ
うにしたことを特徴とするモータのリプル電流検出回
路。 - 【請求項3】 前記請求項1又は2記載の発明におい
て、 前記エミッタフォロア抵抗(302〜304)にコレク
タを接続した第2トランジスタ(305,306)と、
該第2トランジスタ(305,306)のベース及びモ
ータ駆動電圧入力回路(5)に接続した中央処理回路
(4)とを備え、該中央処理回路(4)が、モータ駆動
電圧入力回路(5)から入力した信号に応じて前記第2
トランジスタ(305,306)のベースにベース電流
を出力するようにしたことを特徴とするモータのリプル
電流検出回路。 - 【請求項4】 前記請求項1,2又は3記載の発明にお
いて、 前記直流モータ(1)の出力軸をパワーシートに機械的
に結合したことを特徴とするモータのリプル電流検出回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18693296A JPH1023787A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | モータのリプル電流検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18693296A JPH1023787A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | モータのリプル電流検出回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1023787A true JPH1023787A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=16197248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18693296A Pending JPH1023787A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | モータのリプル電流検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1023787A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0997341A1 (en) * | 1998-10-29 | 2000-05-03 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Control device for movable member |
US6320341B1 (en) | 1998-10-29 | 2001-11-20 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Control device for movable member |
CN106483348A (zh) * | 2016-12-19 | 2017-03-08 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种纹波检测电路 |
CN106645880A (zh) * | 2016-12-26 | 2017-05-10 | 珠海格力电器股份有限公司 | 电容纹波电流估算方法及装置、变频空调控制方法及装置、变频器和变频空调 |
US9979334B2 (en) | 2016-05-24 | 2018-05-22 | Hyundai Motor Company | Ripple current sensing type motor controlling apparatus and method thereof |
CN112816872A (zh) * | 2021-02-23 | 2021-05-18 | 重庆车辆检测研究院有限公司 | 一种多直流电机的耐久性试验装置 |
-
1996
- 1996-06-28 JP JP18693296A patent/JPH1023787A/ja active Pending
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CN106645880B (zh) * | 2016-12-26 | 2019-04-09 | 珠海格力电器股份有限公司 | 电容纹波电流估算方法及装置、变频空调控制方法及装置、变频器和变频空调 |
CN112816872A (zh) * | 2021-02-23 | 2021-05-18 | 重庆车辆检测研究院有限公司 | 一种多直流电机的耐久性试验装置 |
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