JPH10236234A - 乗用車の荷受け構造 - Google Patents

乗用車の荷受け構造

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Publication number
JPH10236234A
JPH10236234A JP4447597A JP4447597A JPH10236234A JP H10236234 A JPH10236234 A JP H10236234A JP 4447597 A JP4447597 A JP 4447597A JP 4447597 A JP4447597 A JP 4447597A JP H10236234 A JPH10236234 A JP H10236234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glove box
lid
seat back
long object
receiving structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4447597A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Sano
裕 佐野
Hitoshi Sato
倫 佐藤
Shunichi Hirabayashi
俊一 平林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP4447597A priority Critical patent/JPH10236234A/ja
Publication of JPH10236234A publication Critical patent/JPH10236234A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗用車の車内で長尺物を荷受けできる構造と
して、運搬の効率を増大させる。 【解決手段】 インストルメントパネル1のグローブボ
ックス4と、シート6とを対向させ、グローブボックス
4を開放状態とし、且つ、シートバック8を前倒し状態
とし、これらに長尺物10を掛け渡して支承することに
よって、荷受けする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グローブボックス
及びシートバックとによって形成することができる乗用
車の荷受け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】グローブボックスは、実開平2−428
53号或いは実開平2−141545号公報に示すよう
に、主に小物を収納するため、自動車のインストルメン
トパネルに設けられている。一方、乗用車では、スキー
その他の長尺物を収容するようなスペースを狭い車内に
確保することができない。このため、長尺物を運搬する
場合には、専用の荷受け部材をルーフ上に組み付け、バ
ンド、紐等によって長尺物を荷受け部材に縛り付けて固
定することによって運搬する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の乗用
車では、長尺物を車内に入れて運搬することができず、
専用の荷受け部材を別途、取り付ける必要がある。この
ため、荷受け部材を取り付ける作業と、荷受け部材に長
尺物を固定する作業とが必要となっており、作業性が悪
いと共に、面倒であるという問題点を有している。
【0004】又、運搬時には、長尺物が車外に露出して
いるため、外部々材との接触や干渉等によって、損傷す
るおそれがある。
【0005】本発明は、乗用車が有しているこのような
問題点を考慮してなされたものであり、長尺物を運搬す
るための専用の荷受け部材を不要とすることができ、し
かも、長尺物を車内に入れて安全に運搬することができ
る乗用車の荷受け構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、開閉自在なリッドを前面側に有
し、インストルメントパネルに設けられたグローブボッ
クスと、シートバックが前倒し可能となっており、前記
グローブボックスとの対応位置に設けられたシートとを
備え、前記リッドの開放状態におけるグローブボックス
の内部と、前倒しされたシートバックの背面とに長尺物
が掛け渡し状に載置可能となることを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載の乗用車
の荷受け構造であって、前記グローブボックスの底面部
と前倒しされたシートバックの背面とは、略同一水平面
に形成してなることを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載の乗用車の荷受け構造であって、前記リッドが上下
方向にスライド可能となっており、下方へのスライドに
よってリッドが開放状態となることを特徴とする。
【0009】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、グローブボッ
クスが開放され、且つ、シートバックが前倒しされた状
態において、グローブボックスの内部に長尺物の一端を
挿入すると共に、シートバックの背面で長尺物を支承す
る。これにより、長尺物がこれらに掛け渡し状となっ
て、支持される。
【0010】このような構造では、長尺物を乗用車の車
内に入れて運搬できるため、専用の荷受け部材が不要と
なり、その取り付けや荷受け部材への長尺物の固定が不
要となり、作業性が向上する。又、長尺物を車内に入れ
て運搬するため、外部々材との干渉による損傷を防止す
ることができる。
【0011】請求項2の発明によれば、長尺物が支持さ
れる部位が、略同一水平面に形成してなるので、加速減
速時に該長尺物が浮き上がることがない。
【0012】請求項3の発明によれば、リッドを下方に
スライドすることによって、リッドが開放状態となるた
め、長尺物の支持が可能となる。下方にスライドしたリ
ッドは、長尺物によって上方から押えられるため、不用
意に閉じることがなく、安定した開放状態を維持するこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
よって説明する。図3は、一実施形態のインストルメン
トパネル1を示し、メータを装着するためのメータ装着
部2が運転席(図示省略)に臨むように設けられ、その
左側にオーディオを装着するためのオーディオ装着部3
が設けられており、さらに左側には、グローブボックス
4のリッド5が配置されている。グローブボックス4は
助手席に臨む位置に配置されるものである。
【0014】グローブボックス4は、図1及び図2に示
すように、インストルメントパネル1をフロントフード
(図示省略)側に連続的に屈曲させることによって、底
面部4a、上面部4b及び側面部4cが連設された凹み
状に形成され、これにより内部に小物を収納することが
できる。
【0015】リッド5は、このグローブボックス4の前
面側に設けられている。このリッド5は図示を省略した
ガイドレール等によって、上下方向にスライド可能とな
っており、下方へのスライドによって開放状態となり、
グローブボックス4の内部が開放されるグローブボック
ス4が対向する助手席のシート6は、シートクッション
7と、シートバック8とを備えている。シートバック8
は、リクライニングヒンジ9を介してシートクッション
7に取り付けられており、これによりシートバック8は
シートクッション7に対して前後の角度調整可能となっ
ている。
【0016】この実施形態において、シートバック8
は、前後の角度調整に加えて前倒し可能となっており、
前倒しによってシートバック8はシートクッション7と
重なり合い、シートクッション7に支持された状態で背
面8aが上方側に位置する。
【0017】シートバック8の前倒しにおいては、その
背面8aの高さがグローブボックス4の底面部4aの高
さ付近となるように、シートバック8の大きさ、厚さ或
いは、シート6全体の取り付け高さ等が設定されてい
る。
【0018】従って、シートバック8が前倒しされ、且
つ、リッド5が下方にスライドしてグローブボックス4
が開放された状態では、図2に示すように、グローブボ
ックス4に一端が差し込まれた長尺物10を、シートバ
ック8の背面8aで支承することができ、長尺物10が
グローブボックス4の底面部4aとシートバック8の背
面8aによって掛け渡し状に支持される。このとき、下
方にスライドしているリッド5は、長尺物10によって
押え付けられて上方へのスライドが阻止されるため、グ
ローブボックス4が閉じることがない。
【0019】このような実施形態では、長尺物10を乗
用車の車内に入れて運搬できるため、専用の荷受け部材
が不要となり、その取り付けや荷受け部材への長尺物の
固定が不要となり、作業性が向上する。又、長尺物10
を車内に入れて運搬するため、外部々材との干渉による
損傷を防止することができる。
【0020】また、長尺物10が支持される部位が、略
同一水平面に形成してなるので、加速減速時に該長尺物
が浮き上がることがない。
【0021】なお、本発明では、グローブボックス4の
リッド5は、左右方向にスライドして開放する構造とし
ても良く、観音開きで開放する構造としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の配置を示す側面図であ
る。
【図2】一実施形態の荷受け状態を示す側面図である。
【図3】インストルメントパネルの斜視図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル 4 グローブボックス 5 リッド 6 シート 7 シートックッション 8 シートバック 8a シートバックの背面 9 リクライニングヒンジ 10 長尺物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉自在なリッドを前面側に有し、イン
    ストルメントパネルに設けられたグローブボックスと、 シートバックが前倒し可能となっており、前記グローブ
    ボックスとの対応位置に設けられたシートとを備え、 前記リッドの開放状態におけるグローブボックスの内部
    と、前倒しされたシートバックの背面とに長尺物が掛け
    渡し状に載置可能となることを特徴とする乗用車の荷受
    け構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の乗用車の荷受け構造であ
    って、 前記グローブボックスの底面部と前倒しされたシートバ
    ックの背面とは、略同一水平面に形成してなることを特
    徴とする乗用車の荷受け構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の乗用車の荷
    受け構造であって、 前記リッドが上下方向にスライド可能となっており、下
    方へのスライドによってリッドが開放状態となることを
    特徴とする乗用車の荷受け構造。
JP4447597A 1997-02-27 1997-02-27 乗用車の荷受け構造 Pending JPH10236234A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4447597A JPH10236234A (ja) 1997-02-27 1997-02-27 乗用車の荷受け構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4447597A JPH10236234A (ja) 1997-02-27 1997-02-27 乗用車の荷受け構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10236234A true JPH10236234A (ja) 1998-09-08

Family

ID=12692561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4447597A Pending JPH10236234A (ja) 1997-02-27 1997-02-27 乗用車の荷受け構造

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JP (1) JPH10236234A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3061646A1 (de) * 2015-02-27 2016-08-31 Jan Radil Personenfahrzeug

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3061646A1 (de) * 2015-02-27 2016-08-31 Jan Radil Personenfahrzeug

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