JPH10236158A - ドアガラス取付構造 - Google Patents
ドアガラス取付構造Info
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- JPH10236158A JPH10236158A JP4086297A JP4086297A JPH10236158A JP H10236158 A JPH10236158 A JP H10236158A JP 4086297 A JP4086297 A JP 4086297A JP 4086297 A JP4086297 A JP 4086297A JP H10236158 A JPH10236158 A JP H10236158A
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- door
- glass
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- regulator
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ドアのウインドレギュレータの昇降部材に対
するドアガラスの取り付けを簡単に行えるようにして、
ドアガラスの取付作業性を向上する。 【解決手段】 ドアガラス1と昇降部材(31)のどち
らか一方の部材に設けられる差し込み部(2)と、他方
の部材に設けられる受け部(4)とを備える。差し込み
部(2)と受け部(4)とを、ドアガラス1のドアへの
挿入とともに弾性変形を介して係合可能に形成する。ド
アガラス1のドアへの挿入とともに差し込み部(2)と
受け部(4)とが弾性変形を介して係合することによ
り、ドアガラス1の取り付けが完了する。
するドアガラスの取り付けを簡単に行えるようにして、
ドアガラスの取付作業性を向上する。 【解決手段】 ドアガラス1と昇降部材(31)のどち
らか一方の部材に設けられる差し込み部(2)と、他方
の部材に設けられる受け部(4)とを備える。差し込み
部(2)と受け部(4)とを、ドアガラス1のドアへの
挿入とともに弾性変形を介して係合可能に形成する。ド
アガラス1のドアへの挿入とともに差し込み部(2)と
受け部(4)とが弾性変形を介して係合することによ
り、ドアガラス1の取り付けが完了する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に自動車におけ
るドアガラスの昇降機構部品であるウインドレギュレー
タの昇降部材にドアガラスを取り付けるためのドアガラ
ス取付構造に関する。
るドアガラスの昇降機構部品であるウインドレギュレー
タの昇降部材にドアガラスを取り付けるためのドアガラ
ス取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のドアガラス取付構造では、取付ボ
ルトを使用した取付構造が一般的である。取付ボルトを
使用するドアガラス取付構造の一例について、図12の
ドアの略体側面図及び図13のドアガラス取付構造の分
解斜視図を参照して述べる。図12において、ドアガラ
ス1の下縁部には前後のガラス側リテーナ102が取り
付けられ、またドア7に組み込まれたアーム式ウインド
レギュレータ3の昇降レール31(本発明でいう昇降部
材に相当する。)には前記両ガラス側リテーナ102に
対応する前後のレギュレータ側リテーナ104が取り付
けられている。
ルトを使用した取付構造が一般的である。取付ボルトを
使用するドアガラス取付構造の一例について、図12の
ドアの略体側面図及び図13のドアガラス取付構造の分
解斜視図を参照して述べる。図12において、ドアガラ
ス1の下縁部には前後のガラス側リテーナ102が取り
付けられ、またドア7に組み込まれたアーム式ウインド
レギュレータ3の昇降レール31(本発明でいう昇降部
材に相当する。)には前記両ガラス側リテーナ102に
対応する前後のレギュレータ側リテーナ104が取り付
けられている。
【0003】図13に示すように、ガラス側リテーナ1
02は、断面U字状をなすガラス取付部121と、その
ガラス取付部121の下面より下方に突出する取付基板
122とを備えている。取付基板122にはボルト挿入
孔122aが設けられている。ガラス取付部121には
ドアガラス1が嵌合されかつウレタン接着により固定さ
れている。一方、レギュレータ側リテーナ104は、四
角形板状をなしており、昇降レール31に溶接等によっ
て固定されている。レギュレータ側リテーナ104の上
部は昇降レール31より上方に突出しており、その上部
の中央部には固定ナット105が溶接等によって固定さ
れている。
02は、断面U字状をなすガラス取付部121と、その
ガラス取付部121の下面より下方に突出する取付基板
122とを備えている。取付基板122にはボルト挿入
孔122aが設けられている。ガラス取付部121には
ドアガラス1が嵌合されかつウレタン接着により固定さ
れている。一方、レギュレータ側リテーナ104は、四
角形板状をなしており、昇降レール31に溶接等によっ
て固定されている。レギュレータ側リテーナ104の上
部は昇降レール31より上方に突出しており、その上部
の中央部には固定ナット105が溶接等によって固定さ
れている。
【0004】自動車の生産ラインあるいは修理工場等に
おいて、ドアガラス1の組付けに際しては、ドア7に組
み込まれたウインドレギュレータ3を操作して昇降レー
ル31を昇降させることにより、図12に示すようにレ
ギュレータ側リテーナ104をドア7(詳しくはドアイ
ンナパネル)のサービスホール71に位置させる。この
状態で、ドアガラス1をドア7内に挿入(図12中、白
抜き矢印参照)するとともに、レギュレータ側リテーナ
104の固定ナット105と同一軸線上にガラス側リテ
ーナ102のボルト挿入孔122aを位置させる。そし
てドア7のサービスホール71において、取付ボルト8
をガラス側リテーナ102のボルト挿入孔122aを通
して固定ナット105に締着することにより、ドアガラ
ス1を昇降レール31に取り付けている。
おいて、ドアガラス1の組付けに際しては、ドア7に組
み込まれたウインドレギュレータ3を操作して昇降レー
ル31を昇降させることにより、図12に示すようにレ
ギュレータ側リテーナ104をドア7(詳しくはドアイ
ンナパネル)のサービスホール71に位置させる。この
状態で、ドアガラス1をドア7内に挿入(図12中、白
抜き矢印参照)するとともに、レギュレータ側リテーナ
104の固定ナット105と同一軸線上にガラス側リテ
ーナ102のボルト挿入孔122aを位置させる。そし
てドア7のサービスホール71において、取付ボルト8
をガラス側リテーナ102のボルト挿入孔122aを通
して固定ナット105に締着することにより、ドアガラ
ス1を昇降レール31に取り付けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のドアガ
ラス取付構造では、レギュレータ側リテーナ104をド
ア7のサービスホール71に位置させるためにウインド
レギュレータ3による昇降レール31の位置調整作業が
必要であるとともにドア7のサービスホール71を通し
ての取付ボルト8の締着作業が必要であるため、ドアガ
ラス1の取付作業性が非常に悪いという問題があった。
ラス取付構造では、レギュレータ側リテーナ104をド
ア7のサービスホール71に位置させるためにウインド
レギュレータ3による昇降レール31の位置調整作業が
必要であるとともにドア7のサービスホール71を通し
ての取付ボルト8の締着作業が必要であるため、ドアガ
ラス1の取付作業性が非常に悪いという問題があった。
【0006】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、ドアのウインドレギュレータの昇降部材に対するド
アガラスの取り付けを簡単に行えるようにして、ドアガ
ラスの取付作業性を向上することのできるドアガラス取
付構造を提供することにある。
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、ドアのウインドレギュレータの昇降部材に対するド
アガラスの取り付けを簡単に行えるようにして、ドアガ
ラスの取付作業性を向上することのできるドアガラス取
付構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1の発明は、ドアガラスをドアのウインドレギュレー
タの昇降部材に取り付けるドアガラス取付構造であっ
て、前記ドアガラスと昇降部材のどちらか一方の部材に
設けられる差し込み部と、他方の部材に設けられる受け
部とを備え、前記差し込み部と受け部とを、前記ドアガ
ラスのドアへの挿入とともに弾性変形を介して係合可能
に形成したことを特徴とするドアガラス取付構造であ
る。前記請求項1記載のドアガラス取付構造によると、
ドアガラスのドアへの挿入とともに差し込み部と受け部
とが弾性変形を介して係合することにより、ウインドレ
ギュレータの昇降部材に対するドアガラスの取り付けを
簡単にいわゆるワンタッチ操作で行うことができる。従
って、従来のものに必要としたウインドレギュレータに
よる昇降レールの位置調整作業や、ドアのサービスホー
ルを通しての取付ボルトの締着作業を廃止でき、よって
ドアガラスの取付作業性を向上することができる。
項1の発明は、ドアガラスをドアのウインドレギュレー
タの昇降部材に取り付けるドアガラス取付構造であっ
て、前記ドアガラスと昇降部材のどちらか一方の部材に
設けられる差し込み部と、他方の部材に設けられる受け
部とを備え、前記差し込み部と受け部とを、前記ドアガ
ラスのドアへの挿入とともに弾性変形を介して係合可能
に形成したことを特徴とするドアガラス取付構造であ
る。前記請求項1記載のドアガラス取付構造によると、
ドアガラスのドアへの挿入とともに差し込み部と受け部
とが弾性変形を介して係合することにより、ウインドレ
ギュレータの昇降部材に対するドアガラスの取り付けを
簡単にいわゆるワンタッチ操作で行うことができる。従
って、従来のものに必要としたウインドレギュレータに
よる昇降レールの位置調整作業や、ドアのサービスホー
ルを通しての取付ボルトの締着作業を廃止でき、よって
ドアガラスの取付作業性を向上することができる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載のドアガ
ラス取付構造であって、差し込み部と受け部とをその係
合部位をほぼ中心にして反係合方向に回動することによ
り取り外し可能に形成したことを特徴とするドアガラス
取付構造である。前記請求項2記載のドアガラス取付構
造によると、差し込み部と受け部とを反係合方向に回動
するといった簡単な操作によって取り外すことができ
る。
ラス取付構造であって、差し込み部と受け部とをその係
合部位をほぼ中心にして反係合方向に回動することによ
り取り外し可能に形成したことを特徴とするドアガラス
取付構造である。前記請求項2記載のドアガラス取付構
造によると、差し込み部と受け部とを反係合方向に回動
するといった簡単な操作によって取り外すことができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態1〜3を順に
説明する。 〔実施の形態1〕実施の形態1について図1〜図7を参
照して説明する。図1にドアガラス取付構造の断面図、
図2に図1の左側面図を示すように、ドアガラス取付構
造は、ドアガラス1の下縁部に取り付けられたガラス側
リテーナ2と、ドアに組み込まれたアーム式ウインドレ
ギュレータの昇降レール31(図12参照)に取り付け
られたレギュレータ側リテーナ4とを備えている。なお
本ドアガラス取付構造は、従来例と同様にドアガラス1
とウインドレギュレータの昇降レール31との間に前後
2組配設されるものである。また、ドアガラス取付構造
は図3に分解斜視図で示されている。
説明する。 〔実施の形態1〕実施の形態1について図1〜図7を参
照して説明する。図1にドアガラス取付構造の断面図、
図2に図1の左側面図を示すように、ドアガラス取付構
造は、ドアガラス1の下縁部に取り付けられたガラス側
リテーナ2と、ドアに組み込まれたアーム式ウインドレ
ギュレータの昇降レール31(図12参照)に取り付け
られたレギュレータ側リテーナ4とを備えている。なお
本ドアガラス取付構造は、従来例と同様にドアガラス1
とウインドレギュレータの昇降レール31との間に前後
2組配設されるものである。また、ドアガラス取付構造
は図3に分解斜視図で示されている。
【0010】各リテーナ2,4について説明する。ま
ず、ガラス側リテーナ2について図4の説明図を参照し
て述べる。図4中、(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は右側面図である。ガラス側リテーナ2は、合成
樹脂製であって、断面U字状をなすガラス取付部21
と、そのガラス取付部21の下面より下方に突出しかつ
横長四角形状の係合孔22aを有する板状の差し込み基
板22とを備えている。
ず、ガラス側リテーナ2について図4の説明図を参照し
て述べる。図4中、(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は右側面図である。ガラス側リテーナ2は、合成
樹脂製であって、断面U字状をなすガラス取付部21
と、そのガラス取付部21の下面より下方に突出しかつ
横長四角形状の係合孔22aを有する板状の差し込み基
板22とを備えている。
【0011】前記ガラス側リテーナ2は、図3に示すよ
うにドアガラス1の下縁部にガラス取付部21を嵌合す
るとともにウレタン接着等により固定されている。なお
ガラス側リテーナ2は、本発明でいう差し込み部に相当
している。
うにドアガラス1の下縁部にガラス取付部21を嵌合す
るとともにウレタン接着等により固定されている。なお
ガラス側リテーナ2は、本発明でいう差し込み部に相当
している。
【0012】次に、レギュレータ側リテーナ4について
図5の説明図を参照して述べる。図5中、(a)は平面
図、(b)は正面図、(c)は側断面図である。レギュ
レータ側リテーナ4は、板バネ製であって、その下半部
の板状の取付板部41と、上半部のほぼU字状をなす受
止部42とを備えている。取付板部41はボルト挿入孔
41aを備えている。受止部42は、前記取付板部41
の上縁より上方へ延出する後側(図(c)において右
側)の保持片43と、取付板部41の左右端部上縁より
前方(図(c)において左方)へ折曲する左右の底板部
44と、左右の底板部44の先端縁より上方へ折曲する
前側(図(c)において左側)の左右の保持片45とを
有している。
図5の説明図を参照して述べる。図5中、(a)は平面
図、(b)は正面図、(c)は側断面図である。レギュ
レータ側リテーナ4は、板バネ製であって、その下半部
の板状の取付板部41と、上半部のほぼU字状をなす受
止部42とを備えている。取付板部41はボルト挿入孔
41aを備えている。受止部42は、前記取付板部41
の上縁より上方へ延出する後側(図(c)において右
側)の保持片43と、取付板部41の左右端部上縁より
前方(図(c)において左方)へ折曲する左右の底板部
44と、左右の底板部44の先端縁より上方へ折曲する
前側(図(c)において左側)の左右の保持片45とを
有している。
【0013】後側の保持片43の上端部は後方(図
(c)において右方)へ傾斜する傾斜案内部43aとし
て折曲されている。また後側の保持片43の中央部に
は、切り起こしによって前記傾斜案内部43aの下端よ
り下方へ連続して傾斜状に突出する係止爪46が形成さ
れている。
(c)において右方)へ傾斜する傾斜案内部43aとし
て折曲されている。また後側の保持片43の中央部に
は、切り起こしによって前記傾斜案内部43aの下端よ
り下方へ連続して傾斜状に突出する係止爪46が形成さ
れている。
【0014】左右の底板部44の外端部には、切り起こ
しによって上方へ傾斜する押上げ片47が形成されてい
る。
しによって上方へ傾斜する押上げ片47が形成されてい
る。
【0015】前側の両保持片45は、その上端部が連結
片45aによって相互に連結されている。左右の保持片
45及び連結片45aで囲まれる開口部は、前記係止爪
46の前方を開口する窓部48となっている。また両保
持片45の先端部からは、後下方(図(c)において右
下方)に向けて押え片49が傾斜状にそれぞれ延出され
ている。なお押え片49の下縁部49aは前方へ傾斜状
に折曲されている。
片45aによって相互に連結されている。左右の保持片
45及び連結片45aで囲まれる開口部は、前記係止爪
46の前方を開口する窓部48となっている。また両保
持片45の先端部からは、後下方(図(c)において右
下方)に向けて押え片49が傾斜状にそれぞれ延出され
ている。なお押え片49の下縁部49aは前方へ傾斜状
に折曲されている。
【0016】レギュレータ側リテーナ4は、図3に示す
ように固定ボルト5を取付板部41のボルト挿入孔41
aに通して昇降レール31の固定ナット31aに締着す
ることによって前記昇降レール31に取り付けられる
(図1及び図2参照)。また固定ナット31aは、昇降
レール31に予め溶接等によって固定されている。上記
のようにレギュレータ側リテーナ4を取り付けた状態で
ウインドレギュレータが従来と同様にしてドアに組付け
られる。なおレギュレータ側リテーナ4は、本発明でい
う受け部に相当している。
ように固定ボルト5を取付板部41のボルト挿入孔41
aに通して昇降レール31の固定ナット31aに締着す
ることによって前記昇降レール31に取り付けられる
(図1及び図2参照)。また固定ナット31aは、昇降
レール31に予め溶接等によって固定されている。上記
のようにレギュレータ側リテーナ4を取り付けた状態で
ウインドレギュレータが従来と同様にしてドアに組付け
られる。なおレギュレータ側リテーナ4は、本発明でい
う受け部に相当している。
【0017】自動車の生産ライン等において、ドアガラ
ス1の組付けに際しては、ガラス側リテーナ2を取り付
けたドアガラス1がドアに挿入される。これに伴い、ガ
ラス側リテーナ2の差し込み基板22が昇降レール31
のレギュレータ側リテーナ4の受止部42に差し込まれ
る(図3中、白抜き矢印参照)。このとき、前記差し込
み基板22は、受止部42の後側(図1において右側)
の保持片43の傾斜案内部43aと、前側(図1におい
て左側)の保持片45の押え片49とで案内されなが
ら、両保持片43,45を弾性変形を介して拡開させて
下降していく(図1中、二点鎖線参照)。
ス1の組付けに際しては、ガラス側リテーナ2を取り付
けたドアガラス1がドアに挿入される。これに伴い、ガ
ラス側リテーナ2の差し込み基板22が昇降レール31
のレギュレータ側リテーナ4の受止部42に差し込まれ
る(図3中、白抜き矢印参照)。このとき、前記差し込
み基板22は、受止部42の後側(図1において右側)
の保持片43の傾斜案内部43aと、前側(図1におい
て左側)の保持片45の押え片49とで案内されなが
ら、両保持片43,45を弾性変形を介して拡開させて
下降していく(図1中、二点鎖線参照)。
【0018】そして、差し込み基板22の係合孔22a
が受止部42の後側の保持片43の係止爪46に達する
と、前記両保持片43,45の弾性復元によって係止爪
46と係合孔22aが係合する。この係合は、両保持片
43,45の弾性復元によって節度感をもって行われる
ため、その係合の合否を容易に判断することが可能であ
る。
が受止部42の後側の保持片43の係止爪46に達する
と、前記両保持片43,45の弾性復元によって係止爪
46と係合孔22aが係合する。この係合は、両保持片
43,45の弾性復元によって節度感をもって行われる
ため、その係合の合否を容易に判断することが可能であ
る。
【0019】前記係合が完了した状態では、図1及び図
2に示すように後側の保持片43は差し込み基板22の
当該側面と面接触し、前側の保持片45(押え片49を
含む。)の弾性によって差し込み基板22が後側の保持
片43と面接触した状態に保持される。さらに、差し込
み基板22が受止部42の底板部44の押上げ片47と
当接しかつその押上げ片47の弾性によって押し上げら
れることによって、係合孔22aの下面が係止爪46の
先端(下端)と当接した状態に保持される。このように
して、ウインドレギュレータの昇降レール31に対する
ドアガラス1の取り付けが完了する。
2に示すように後側の保持片43は差し込み基板22の
当該側面と面接触し、前側の保持片45(押え片49を
含む。)の弾性によって差し込み基板22が後側の保持
片43と面接触した状態に保持される。さらに、差し込
み基板22が受止部42の底板部44の押上げ片47と
当接しかつその押上げ片47の弾性によって押し上げら
れることによって、係合孔22aの下面が係止爪46の
先端(下端)と当接した状態に保持される。このように
して、ウインドレギュレータの昇降レール31に対する
ドアガラス1の取り付けが完了する。
【0020】また、ドアガラス1の挿入時に際し、昇降
レール31の図1において左右方向の傾き(図1中、矢
印A参照)に係る位置のばらつきは、レギュレータ側リ
テーナ4の後側の保持片43の傾斜案内部43aと、前
側の保持片45の押え片49とによる上方拡開状の傾斜
開口によって吸収することができる。例えば、図示のも
のでは昇降レール31の傾きが20°程度ならば、レギ
ュレータ側リテーナ4にガラス側リテーナ2の差し込み
基板22を挿入していくことに追従させて、昇降レール
31を正規位置に合わせることができる。また、ガラス
側リテーナ2とレギュレータ側リテーナ4との昇降レー
ル31の長手方向(図2中、左右方向)に係る位置のば
らつきは、ガラス側リテーナ2の係合孔22aの孔幅W
1 (図4(b)参照)と、レギュレータ側リテーナ4の
係止爪46の爪幅W2 (図5(b)参照)との寸法差に
よって吸収することができる。
レール31の図1において左右方向の傾き(図1中、矢
印A参照)に係る位置のばらつきは、レギュレータ側リ
テーナ4の後側の保持片43の傾斜案内部43aと、前
側の保持片45の押え片49とによる上方拡開状の傾斜
開口によって吸収することができる。例えば、図示のも
のでは昇降レール31の傾きが20°程度ならば、レギ
ュレータ側リテーナ4にガラス側リテーナ2の差し込み
基板22を挿入していくことに追従させて、昇降レール
31を正規位置に合わせることができる。また、ガラス
側リテーナ2とレギュレータ側リテーナ4との昇降レー
ル31の長手方向(図2中、左右方向)に係る位置のば
らつきは、ガラス側リテーナ2の係合孔22aの孔幅W
1 (図4(b)参照)と、レギュレータ側リテーナ4の
係止爪46の爪幅W2 (図5(b)参照)との寸法差に
よって吸収することができる。
【0021】上記したドアガラス取付構造によると、ド
アガラス1のドアへの挿入とともにガラス側リテーナ2
とレギュレータ側リテーナ4とが弾性変形を介して係合
することにより、ウインドレギュレータの昇降レール3
1に対するドアガラス1の取り付けを簡単にいわゆるワ
ンタッチ操作で行うことができる。従って、従来のもの
に必要としたウインドレギュレータによる昇降レール3
1の位置調整作業や、ドアのサービスホールを通しての
ボルトの締着作業を廃止でき、よってドアガラス1の取
付作業性を向上することができる。
アガラス1のドアへの挿入とともにガラス側リテーナ2
とレギュレータ側リテーナ4とが弾性変形を介して係合
することにより、ウインドレギュレータの昇降レール3
1に対するドアガラス1の取り付けを簡単にいわゆるワ
ンタッチ操作で行うことができる。従って、従来のもの
に必要としたウインドレギュレータによる昇降レール3
1の位置調整作業や、ドアのサービスホールを通しての
ボルトの締着作業を廃止でき、よってドアガラス1の取
付作業性を向上することができる。
【0022】また、ガラス側リテーナ2とレギュレータ
側リテーナ4との係合方向がドアガラス1のドアの挿入
方向とほぼ同じ方向であるため、ドアガラス1を挿入方
向以外に動かさなくてもよく、従って、昇降レール31
に対するドアガラス1の取り付けがワンタッチ操作で完
了する。また、ガラス側リテーナ2とレギュレータ側リ
テーナ4との係合が弾性変形を利用したいわゆるクリッ
プ構造をもって行われるため、節度感をもってドアガラ
ス1の取り付けを行うことができる。
側リテーナ4との係合方向がドアガラス1のドアの挿入
方向とほぼ同じ方向であるため、ドアガラス1を挿入方
向以外に動かさなくてもよく、従って、昇降レール31
に対するドアガラス1の取り付けがワンタッチ操作で完
了する。また、ガラス側リテーナ2とレギュレータ側リ
テーナ4との係合が弾性変形を利用したいわゆるクリッ
プ構造をもって行われるため、節度感をもってドアガラ
ス1の取り付けを行うことができる。
【0023】また、ドアガラス1を取り外す場合には、
ドアのサービスホールを通して固定ボルト5を取り外し
た後、ドアからドアガラス1を抜き出せばよい。
ドアのサービスホールを通して固定ボルト5を取り外し
た後、ドアからドアガラス1を抜き出せばよい。
【0024】また取り外したドアガラス1のガラス側リ
テーナ2からレギュレータ側リテーナ4を取り外す場合
には、ガラス側リテーナ2とレギュレータ側リテーナ4
とをその係合部位をほぼ中心にして反係合方向、すなわ
ち図6の断面図に示されるようにガラス側リテーナ2を
右回り方向にまたレギュレータ側リテーナ4を左回り方
向に回動させる。すると、レギュレータ側リテーナ4の
受止部42の両保持片43,45がガラス側リテーナ2
の差し込み基板22の傾きによって拡開されるととも
に、ガラス側リテーナ2の係合孔22aとレギュレータ
側リテーナ4の係止爪46との係合が解除される。従っ
て、ガラス側リテーナ2とレギュレータ側リテーナ4と
を反係合方向に回動するといった簡単な操作によって取
り外すことができる。なおドアガラス1の取付状態で
は、両リテーナ2,4に前記取り外し方向への外力が加
わらないので、不要に外れることがない。
テーナ2からレギュレータ側リテーナ4を取り外す場合
には、ガラス側リテーナ2とレギュレータ側リテーナ4
とをその係合部位をほぼ中心にして反係合方向、すなわ
ち図6の断面図に示されるようにガラス側リテーナ2を
右回り方向にまたレギュレータ側リテーナ4を左回り方
向に回動させる。すると、レギュレータ側リテーナ4の
受止部42の両保持片43,45がガラス側リテーナ2
の差し込み基板22の傾きによって拡開されるととも
に、ガラス側リテーナ2の係合孔22aとレギュレータ
側リテーナ4の係止爪46との係合が解除される。従っ
て、ガラス側リテーナ2とレギュレータ側リテーナ4と
を反係合方向に回動するといった簡単な操作によって取
り外すことができる。なおドアガラス1の取付状態で
は、両リテーナ2,4に前記取り外し方向への外力が加
わらないので、不要に外れることがない。
【0025】また図7の断面図に示すように、マイナス
ドライバー等の工具6の先端部6aを、レギュレータ側
リテーナ4の窓部48及びガラス側リテーナ2の係合孔
22aを通して、係止爪46を押し動かすことによって
も、係合孔22aと係止爪46との係合を解除すること
も可能である。
ドライバー等の工具6の先端部6aを、レギュレータ側
リテーナ4の窓部48及びガラス側リテーナ2の係合孔
22aを通して、係止爪46を押し動かすことによって
も、係合孔22aと係止爪46との係合を解除すること
も可能である。
【0026】なお本形態の場合、ガラス側リテーナ2を
排除し、ドアガラス1自体に係合孔22aを形成するこ
とにより、ドアガラス1の下縁部を差し込み部に設定す
ることも可能である。また、ガラス側リテーナ2とレギ
ュレータ側リテーナ4とを逆配置とする、すなわちガラ
ス側リテーナ2を昇降レール31に設け、レギュレータ
側リテーナ4をドアガラス1に設けることも考えられ
る。
排除し、ドアガラス1自体に係合孔22aを形成するこ
とにより、ドアガラス1の下縁部を差し込み部に設定す
ることも可能である。また、ガラス側リテーナ2とレギ
ュレータ側リテーナ4とを逆配置とする、すなわちガラ
ス側リテーナ2を昇降レール31に設け、レギュレータ
側リテーナ4をドアガラス1に設けることも考えられ
る。
【0027】〔実施の形態2〕実施の形態2について図
8及び図9を参照して説明する。図8はドアガラス取付
構造の断面図、図9は同じく分解斜視図である。本実施
の形態2は実施の形態1の一部を変更したものであるか
らその変更部分について詳述し、重複する説明は省略す
る。ガラス側リテーナ2は、実施の形態1における差し
込み基板22に代えて差し込み弾性片221を備えてい
る。差し込み弾性片221は、ガラス取付部21の下面
より下方に突出しかつ先端部をU字状に折り返してな
る。差し込み弾性片221は、基端部に横長四角形状の
係合孔222を有し、また先端部の外側面には係合突起
223を有している。係合突起223は、図9に示すよ
うに上面に係止面223aを有しかつ下側に傾斜面22
3bを有する断面三角形状をなしている。
8及び図9を参照して説明する。図8はドアガラス取付
構造の断面図、図9は同じく分解斜視図である。本実施
の形態2は実施の形態1の一部を変更したものであるか
らその変更部分について詳述し、重複する説明は省略す
る。ガラス側リテーナ2は、実施の形態1における差し
込み基板22に代えて差し込み弾性片221を備えてい
る。差し込み弾性片221は、ガラス取付部21の下面
より下方に突出しかつ先端部をU字状に折り返してな
る。差し込み弾性片221は、基端部に横長四角形状の
係合孔222を有し、また先端部の外側面には係合突起
223を有している。係合突起223は、図9に示すよ
うに上面に係止面223aを有しかつ下側に傾斜面22
3bを有する断面三角形状をなしている。
【0028】レギュレータ側リテーナ4は、実施の形態
1と異なり、金属板製であって、ほぼU字状に折曲され
た受止部242を主体として形成されている。受止部2
42は、一対の保持片243,245と底板部244と
を有している。一方の保持片245は、取付板部として
も機能するものであり、また中央部には切り起こしによ
って下方へ傾斜状に突出する係止爪246が形成されて
いる。また保持片245の上端部は外方(図8において
左方)へ傾斜する傾斜案内部245aとして折曲されて
いる。また他方の保持片243には係止孔247が形成
されている。レギュレータ側リテーナ4は、保持片24
5を昇降レール31に溶接等することにより取り付けら
れる。
1と異なり、金属板製であって、ほぼU字状に折曲され
た受止部242を主体として形成されている。受止部2
42は、一対の保持片243,245と底板部244と
を有している。一方の保持片245は、取付板部として
も機能するものであり、また中央部には切り起こしによ
って下方へ傾斜状に突出する係止爪246が形成されて
いる。また保持片245の上端部は外方(図8において
左方)へ傾斜する傾斜案内部245aとして折曲されて
いる。また他方の保持片243には係止孔247が形成
されている。レギュレータ側リテーナ4は、保持片24
5を昇降レール31に溶接等することにより取り付けら
れる。
【0029】自動車の生産ライン等において、ドアガラ
ス1の組付けに際しては、ガラス側リテーナ2を取り付
けたドアガラス1がドアに挿入される。これに伴い、ガ
ラス側リテーナ2の差し込み弾性片221が昇降レール
31のレギュレータ側リテーナ4の受止部242に差し
込まれる。このとき、差し込み弾性片221は、受止部
242の保持片245の傾斜案内部245aと他方の保
持片243とで案内されながらかつ係合突起223及び
係止爪246によって撓むように弾性変形しながら下降
していく。
ス1の組付けに際しては、ガラス側リテーナ2を取り付
けたドアガラス1がドアに挿入される。これに伴い、ガ
ラス側リテーナ2の差し込み弾性片221が昇降レール
31のレギュレータ側リテーナ4の受止部242に差し
込まれる。このとき、差し込み弾性片221は、受止部
242の保持片245の傾斜案内部245aと他方の保
持片243とで案内されながらかつ係合突起223及び
係止爪246によって撓むように弾性変形しながら下降
していく。
【0030】そして、差し込み弾性片221の係合孔2
22が受止部242の係止爪246に達し、また差し込
み弾性片221の係合突起223が受止部242の係止
孔247に達すると、図8に示すように差し込み弾性片
221の弾性復元によって係合孔222と係止爪246
とが係合しまた係合突起223と係止孔247とが係合
する。詳しくは、係合孔222の下面が係止爪246の
先端(下端)と係合し、また、係合突起223の係止面
223aが係止孔247の上縁部と係合した状態に保持
される。このようにして、ウインドレギュレータの昇降
レール31に対するドアガラス1の取り付けが完了す
る。従って、本形態によっても実施の形態1とほぼ同等
の作用効果が得られる。
22が受止部242の係止爪246に達し、また差し込
み弾性片221の係合突起223が受止部242の係止
孔247に達すると、図8に示すように差し込み弾性片
221の弾性復元によって係合孔222と係止爪246
とが係合しまた係合突起223と係止孔247とが係合
する。詳しくは、係合孔222の下面が係止爪246の
先端(下端)と係合し、また、係合突起223の係止面
223aが係止孔247の上縁部と係合した状態に保持
される。このようにして、ウインドレギュレータの昇降
レール31に対するドアガラス1の取り付けが完了す
る。従って、本形態によっても実施の形態1とほぼ同等
の作用効果が得られる。
【0031】〔実施の形態3〕実施の形態3について図
10及び図11を参照して説明する。図10はドアガラ
ス取付構造の断面図、図11は同じく分解斜視図であ
る。本実施の形態3は実施の形態2の一部を変更したも
のであるからその変更部分について詳述し、重複する説
明は省略する。本形態は、実施の形態2のレギュレータ
側リテーナ4に代えて、昇降レール31に受止部342
を一体形成したものである。
10及び図11を参照して説明する。図10はドアガラ
ス取付構造の断面図、図11は同じく分解斜視図であ
る。本実施の形態3は実施の形態2の一部を変更したも
のであるからその変更部分について詳述し、重複する説
明は省略する。本形態は、実施の形態2のレギュレータ
側リテーナ4に代えて、昇降レール31に受止部342
を一体形成したものである。
【0032】受止部342は、昇降レール31上に突出
する平行をなす一対の保持片343,345からなる。
一方の保持片345には、ガラス側リテーナ2の係合孔
222と係合する係止爪部346が一体形成されてい
る。また他方の保持片345には、ガラス側リテーナ2
の係合突起223と係合する係止凸部347が一体形成
されている。なお係止爪部346及び係止凸部347
は、図11に示すように下面に係止面346a,347
aを有しかつ上側に傾斜面346b,347bを有する
断面三角形状をなしている。
する平行をなす一対の保持片343,345からなる。
一方の保持片345には、ガラス側リテーナ2の係合孔
222と係合する係止爪部346が一体形成されてい
る。また他方の保持片345には、ガラス側リテーナ2
の係合突起223と係合する係止凸部347が一体形成
されている。なお係止爪部346及び係止凸部347
は、図11に示すように下面に係止面346a,347
aを有しかつ上側に傾斜面346b,347bを有する
断面三角形状をなしている。
【0033】自動車の生産ライン等において、ドアガラ
ス1の組付けに際しては、ガラス側リテーナ2を取り付
けたドアガラス1がドアに挿入される。これに伴い、ガ
ラス側リテーナ2の差し込み弾性片221が昇降レール
31の受止部342に差し込まれる。このとき、差し込
み弾性片221は、受止部342の係止爪部346の傾
斜面346bと係止凸部347の傾斜面347bとで案
内されながらかつ係止爪部346、係止凸部347及び
係合突起223によって撓むように弾性変形しながら下
降していく。
ス1の組付けに際しては、ガラス側リテーナ2を取り付
けたドアガラス1がドアに挿入される。これに伴い、ガ
ラス側リテーナ2の差し込み弾性片221が昇降レール
31の受止部342に差し込まれる。このとき、差し込
み弾性片221は、受止部342の係止爪部346の傾
斜面346bと係止凸部347の傾斜面347bとで案
内されながらかつ係止爪部346、係止凸部347及び
係合突起223によって撓むように弾性変形しながら下
降していく。
【0034】そして、差し込み弾性片221の係合孔2
22が受止部342の係止爪部346に達し、また差し
込み弾性片221の係合突起223が受止部342の係
止凸部347を通過すると、図11に示すように差し込
み弾性片221の弾性復元によって係合孔222と係止
爪246とが係合しまた係合突起223と係止凸部34
7とが係合する。このようにして、ウインドレギュレー
タの昇降レール31に対するドアガラス1の取り付けが
完了する。従って、本形態によっても、実施の形態2と
ほぼ同等の作用効果が得られる。また昇降レール31に
受止部342を一体形成したので、実施の形態1,2と
比べてレギュレータ側リテーナ4を排除できるため、部
品点数の削減が図れる。
22が受止部342の係止爪部346に達し、また差し
込み弾性片221の係合突起223が受止部342の係
止凸部347を通過すると、図11に示すように差し込
み弾性片221の弾性復元によって係合孔222と係止
爪246とが係合しまた係合突起223と係止凸部34
7とが係合する。このようにして、ウインドレギュレー
タの昇降レール31に対するドアガラス1の取り付けが
完了する。従って、本形態によっても、実施の形態2と
ほぼ同等の作用効果が得られる。また昇降レール31に
受止部342を一体形成したので、実施の形態1,2と
比べてレギュレータ側リテーナ4を排除できるため、部
品点数の削減が図れる。
【0035】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば、本ドアガラス取付構造はアーム
式ウインドレギュレータの他、ケーブル式ウインドレギ
ュレータにも適用することができる。また実施の形態で
は、ドアガラス取付構造をドアガラス1と昇降レール3
1との間に前後2組配設するものとしたが、その組数は
1組でもよいし、また3組以上にしてもよい。また差し
込み部と受け部とを双方の弾性変形を利用して係合する
ものとしてもよい。
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば、本ドアガラス取付構造はアーム
式ウインドレギュレータの他、ケーブル式ウインドレギ
ュレータにも適用することができる。また実施の形態で
は、ドアガラス取付構造をドアガラス1と昇降レール3
1との間に前後2組配設するものとしたが、その組数は
1組でもよいし、また3組以上にしてもよい。また差し
込み部と受け部とを双方の弾性変形を利用して係合する
ものとしてもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、ドアのウインドレギュ
レータの昇降部材にドアガラスを簡単に取り付けること
ができ、ドアガラスの取付作業性を向上することができ
る。
レータの昇降部材にドアガラスを簡単に取り付けること
ができ、ドアガラスの取付作業性を向上することができ
る。
【図1】実施の形態1のドアガラス取付構造を示す断面
図である。
図である。
【図2】図1の左側面図である。
【図3】ドアガラス取付構造の分解斜視図である。
【図4】ガラス側リテーナの説明図である。
【図5】レギュレータ側リテーナの説明図である。
【図6】取り外し操作の説明図である。
【図7】取り外し操作の別例を示す説明図である。
【図8】実施の形態2のドアガラス取付構造を示す断面
図である。
図である。
【図9】同、分解斜視図である。
【図10】実施の形態3のドアガラス取付構造を示す断
面図である。
面図である。
【図11】同、分解斜視図である。
【図12】従来例を示すドアの略体側面図である。
【図13】ドアガラス取付構造の分解斜視図である。
1 ドアガラス 2 ガラス側リテーナ(差し込み部) 4 レギュレータ側リテーナ(受け部) 31 昇降レール(昇降部材)
Claims (2)
- 【請求項1】 ドアガラスをドアのウインドレギュレー
タの昇降部材に取り付けるドアガラス取付構造であっ
て、前記ドアガラスと昇降部材のどちらか一方の部材に
設けられる差し込み部と、他方の部材に設けられる受け
部とを備え、前記差し込み部と受け部とを、前記ドアガ
ラスのドアへの挿入とともに弾性変形を介して係合可能
に形成したことを特徴とするドアガラス取付構造。 - 【請求項2】 請求項1記載のドアガラス取付構造であ
って、差し込み部と受け部とをその係合部位をほぼ中心
にして反係合方向に回動することにより取り外し可能に
形成したことを特徴とするドアガラス取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4086297A JPH10236158A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | ドアガラス取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4086297A JPH10236158A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | ドアガラス取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10236158A true JPH10236158A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=12592354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4086297A Pending JPH10236158A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | ドアガラス取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10236158A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012246718A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-13 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車用ウインドガラスの昇降装置 |
-
1997
- 1997-02-25 JP JP4086297A patent/JPH10236158A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012246718A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-13 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車用ウインドガラスの昇降装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050711 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050726 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20051206 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |