JPH102360A - ディスクブレーキ - Google Patents
ディスクブレーキInfo
- Publication number
- JPH102360A JPH102360A JP15701796A JP15701796A JPH102360A JP H102360 A JPH102360 A JP H102360A JP 15701796 A JP15701796 A JP 15701796A JP 15701796 A JP15701796 A JP 15701796A JP H102360 A JPH102360 A JP H102360A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide plate
- disc brake
- caliper
- pad
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディスクブレーキ本体に設けられる摩擦パッ
ドのトルク受け部の構造の改良を図る。 【解決手段】 ディスクブレーキのキャリパ１には、摩
擦パッド５と一体の裏金７が差し込まれ、裏金７の耳部
７ａ，７ｂはガイドプレート９の段付きの摺動部１３上
に支持される。キャリパ１のトルク受け部８に装着され
るガイドプレート９は、キャリパ１の鋳造時に一体に鋳
ぐるまれる。ガイドプレート９は、鋼板製であって、凸
部１０を設けて鋳ぐるみ時のキャリパ１との間の密着性
を向上する。
ドのトルク受け部の構造の改良を図る。 【解決手段】 ディスクブレーキのキャリパ１には、摩
擦パッド５と一体の裏金７が差し込まれ、裏金７の耳部
７ａ，７ｂはガイドプレート９の段付きの摺動部１３上
に支持される。キャリパ１のトルク受け部８に装着され
るガイドプレート９は、キャリパ１の鋳造時に一体に鋳
ぐるまれる。ガイドプレート９は、鋼板製であって、凸
部１０を設けて鋳ぐるみ時のキャリパ１との間の密着性
を向上する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクブレーキ
の摩擦パッドのトルク受け構造に関する。
の摩擦パッドのトルク受け構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、実公平６−１１３７３号公報
は、ディスクブレーキにおける摩擦パッドのトルク受け
部の構造に関する。このディスクブレーキにあっては、
ディスクブレーキのマウンティングに形成されたトルク
受け面に鋼板製の支持部材をとりつけ、ブレーキ時にパ
ッドに作用するトルクを受ける構造を採用している。
は、ディスクブレーキにおける摩擦パッドのトルク受け
部の構造に関する。このディスクブレーキにあっては、
ディスクブレーキのマウンティングに形成されたトルク
受け面に鋼板製の支持部材をとりつけ、ブレーキ時にパ
ッドに作用するトルクを受ける構造を採用している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】鋼板製の支持部材をと
りつけるトルク受け部は、複雑な形状を有するために、
切削加工を必要とする。本発明は、ディスクブレーキの
ボディを鋳造加工する際に、トルク受け部材であるガイ
ドプレートを一体に鋳込むことによって、切削加工を施
す必要のないディスクブレーキを提供するものである。
りつけるトルク受け部は、複雑な形状を有するために、
切削加工を必要とする。本発明は、ディスクブレーキの
ボディを鋳造加工する際に、トルク受け部材であるガイ
ドプレートを一体に鋳込むことによって、切削加工を施
す必要のないディスクブレーキを提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のディスクブレー
キは、ロータが通過する空間を有する鋳造製の本体と、
ロータを挾んで配設される摩擦パッドと、本体に形成さ
れて摩擦パッドに作用するトルクを受けるトルク受け部
と、本体の鋳造時にトルク受け部に鋳ぐるみされる板材
製のガイドプレートを備えるものである。そして、ガイ
ドプレートは本体との密着性を向上する機能を有する凸
部を備える。また、本体はアルミ合金の鋳造製であり、
ガイドプレートは鋼板製である。
キは、ロータが通過する空間を有する鋳造製の本体と、
ロータを挾んで配設される摩擦パッドと、本体に形成さ
れて摩擦パッドに作用するトルクを受けるトルク受け部
と、本体の鋳造時にトルク受け部に鋳ぐるみされる板材
製のガイドプレートを備えるものである。そして、ガイ
ドプレートは本体との密着性を向上する機能を有する凸
部を備える。また、本体はアルミ合金の鋳造製であり、
ガイドプレートは鋼板製である。
【０００５】
【発明の実施の形態】図１に本発明のディスクブレーキ
の平面図を示す。図２に図１のＡ−Ａ矢視図を示す。デ
ィスクブレーキの本体となるキャリパ１は、インナーキ
ャリパ１ａとアウターキャリパ１ｂを４本のボルト２で
一体化され、中央部には、パッドが挿入される矩形の開
口部２０が形成される。
の平面図を示す。図２に図１のＡ−Ａ矢視図を示す。デ
ィスクブレーキの本体となるキャリパ１は、インナーキ
ャリパ１ａとアウターキャリパ１ｂを４本のボルト２で
一体化され、中央部には、パッドが挿入される矩形の開
口部２０が形成される。
【０００６】キャリパは、例えばアルミ合金を鋳造加工
して作成される。インナーキャリパ１ａ及びアウターキ
ャリパ１ｂにはそれぞれピストン３が組込まれている
（アウターキャリパは省略）。インナーキャリパ１ａの
インレット４より油を送り込むことにより、ピストン３
が前進しパッド５を押し、ロータ６に押し付けられる構
造となっている。パッド５の裏金７の両端に突出する耳
部７ａ，７ｂを配置している。一方、キャリパ１のパッ
ドトルク受け部８に図３に示すガイドプレート９が鋳ぐ
るまれている。
して作成される。インナーキャリパ１ａ及びアウターキ
ャリパ１ｂにはそれぞれピストン３が組込まれている
（アウターキャリパは省略）。インナーキャリパ１ａの
インレット４より油を送り込むことにより、ピストン３
が前進しパッド５を押し、ロータ６に押し付けられる構
造となっている。パッド５の裏金７の両端に突出する耳
部７ａ，７ｂを配置している。一方、キャリパ１のパッ
ドトルク受け部８に図３に示すガイドプレート９が鋳ぐ
るまれている。
【０００７】ガイドプレート９は鋼板を折り曲げて製造
されるものであって、インナーキャリパ１ａ、アウター
キャリパ１ｂを鋳造するとき鋳ぐるむが、キャリパとの
密着性を向上させるために凸部１０を設けている。パッ
ド５はパッド耳部７ａ，７ｂがガイドプレート９の摺動
部１３の上に乗り摺動する。
されるものであって、インナーキャリパ１ａ、アウター
キャリパ１ｂを鋳造するとき鋳ぐるむが、キャリパとの
密着性を向上させるために凸部１０を設けている。パッ
ド５はパッド耳部７ａ，７ｂがガイドプレート９の摺動
部１３の上に乗り摺動する。
【０００８】パッドはパッドピン１４を介してスプリン
グ１５により下側へ押し付けられている。トルクを受け
たときは、パッド５はキャリパ１のガイドプレート９で
トルクを受け、上側へ浮き上がる力はパッドピン１４で
受ける構造となっている。
グ１５により下側へ押し付けられている。トルクを受け
たときは、パッド５はキャリパ１のガイドプレート９で
トルクを受け、上側へ浮き上がる力はパッドピン１４で
受ける構造となっている。
【０００９】パッドピン１４の装着方法は、キャリパ１
にパッド５を装入した後、パッドスプリング１５を乗せ
る。パッドピン１４は、パッドピン穴１６に装入した後
に、パッドピン穴１７に装入して固定する。装着したパ
ッドピン１４は走行中に外れないようにスプリング１５
の曲げ部１５ａで押える構造となっている。
にパッド５を装入した後、パッドスプリング１５を乗せ
る。パッドピン１４は、パッドピン穴１６に装入した後
に、パッドピン穴１７に装入して固定する。装着したパ
ッドピン１４は走行中に外れないようにスプリング１５
の曲げ部１５ａで押える構造となっている。
【００１０】なお、上述した実施例にあっては、対向ピ
ストン型のディスクブレーキを説明したが、一方のパッ
ドのみをピストンで押圧する型式のディスクブレーキに
も本発明を適用することはできる。
ストン型のディスクブレーキを説明したが、一方のパッ
ドのみをピストンで押圧する型式のディスクブレーキに
も本発明を適用することはできる。
【００１１】
【発明の効果】本発明は以上のように、ディスクブレー
キ本体を鋳造する際に、摩擦パッドのトルク受け部に装
着するガイドプレートを一体に鋳ぐるむ構造としたの
で、本体にガイドプレートをとりつけるための機械加工
を施す必要はなく、コストダウンが達成できる。また、
ガイドプレートに凸部を設けて本体との密着性を向上す
ることにより、ガイドプレートの脱落は防止される。
キ本体を鋳造する際に、摩擦パッドのトルク受け部に装
着するガイドプレートを一体に鋳ぐるむ構造としたの
で、本体にガイドプレートをとりつけるための機械加工
を施す必要はなく、コストダウンが達成できる。また、
ガイドプレートに凸部を設けて本体との密着性を向上す
ることにより、ガイドプレートの脱落は防止される。
【図１】本発明のディスクブレーキを一部断面にして示
す平面図。
す平面図。
【図２】図１のＡ−Ａ矢視図。
【図３】ガイドプレートの斜視図。
１ キャリパ １ａ インナーキャリパ １ｂ アウターキャリパ ３ ピストン ５ パッド ７ 裏金 ８ パッドトルク受部 ９ ガイドプレート １３ 摺動部 １４ パッドピン １５ スプリング １６ 有底穴 １７ 有底横溝
Claims (3)
- 【請求項１】 ロータが通過する空間を有する鋳造製の
本体と、ロータを挾んで配設される摩擦パッドと、本体
に形成されて摩擦パッドに作用するトルクを受けるトル
ク受け部と、本体の鋳造時にトルク受け部に鋳ぐるみさ
れる板材製のガイドプレートを備えるディスクブレー
キ。 - 【請求項２】 ガイドプレートは本体との密着性を向上
する機能を有する凸部を備える請求項１記載のディスク
ブレーキ。 - 【請求項３】 本体はアルミ合金の鋳造製であり、ガイ
ドプレートは鋼板製である請求項１又は２記載のディス
クブレーキ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15701796A JPH102360A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | ディスクブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15701796A JPH102360A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | ディスクブレーキ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH102360A true JPH102360A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15640369
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15701796A Pending JPH102360A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | ディスクブレーキ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH102360A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007100748A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Hitachi Ltd | ディスクブレーキ |
-
1996
- 1996-06-18 JP JP15701796A patent/JPH102360A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007100748A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Hitachi Ltd | ディスクブレーキ |
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