JPH10235706A - 押出圧力調整器および木プラの押出成形方法 - Google Patents
押出圧力調整器および木プラの押出成形方法Info
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- JPH10235706A JPH10235706A JP9043260A JP4326097A JPH10235706A JP H10235706 A JPH10235706 A JP H10235706A JP 9043260 A JP9043260 A JP 9043260A JP 4326097 A JP4326097 A JP 4326097A JP H10235706 A JPH10235706 A JP H10235706A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 木プラの成形技術において、木目柄がきつす
ぎたり成形不良が起きにくく、且つ木目柄の表出も確保
することを、簡単に行える技術を提供することにある。 【構成】 木粉を樹脂に混合した木プラの押出成形にお
いて、樹脂材料にかかる押出圧力を調整するため、樹脂
材料の融解後かつ金型への送り出し前に、樹脂材料にか
かる押出圧力を連続的に高めるように成形する。例え
ば、樹脂材料の通路を、金型側に向かって連続的に狭く
なるように形成した押出圧力調整器を提供する。
ぎたり成形不良が起きにくく、且つ木目柄の表出も確保
することを、簡単に行える技術を提供することにある。 【構成】 木粉を樹脂に混合した木プラの押出成形にお
いて、樹脂材料にかかる押出圧力を調整するため、樹脂
材料の融解後かつ金型への送り出し前に、樹脂材料にか
かる押出圧力を連続的に高めるように成形する。例え
ば、樹脂材料の通路を、金型側に向かって連続的に狭く
なるように形成した押出圧力調整器を提供する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、木質様を有した
木プラの押出成形に関する技術、更に詳しくは、木プラ
の押出成形時の押出圧力を調整するための圧力調整器お
よび圧力調整を行う製法に関するものである。
木プラの押出成形に関する技術、更に詳しくは、木プラ
の押出成形時の押出圧力を調整するための圧力調整器お
よび圧力調整を行う製法に関するものである。
【0002】
【先行技術】樹脂に天然木材の粉末(木粉)を混合して
いわゆる木プラといわれる成形品を作製する技術につい
ては、さまざまなものが提供されてきた。その中からP
CTJP94/00351号(国際公開番号;WO94
/20280号)に記載された「セルロース系微粉粒、
木質様成形品および木質様製品」の技術について簡単に
説明する。
いわゆる木プラといわれる成形品を作製する技術につい
ては、さまざまなものが提供されてきた。その中からP
CTJP94/00351号(国際公開番号;WO94
/20280号)に記載された「セルロース系微粉粒、
木質様成形品および木質様製品」の技術について簡単に
説明する。
【0003】原料としてのセルロース材を粉砕して得た
粉砕粉を磨砕処理して嵩比重を高めた粉粒とし、この粉
粒の外周面に、該粉粒よりも小径でかつ硬い表面粒を固
定させて固定粒とし、この固定粒に樹脂及び顔料を混合
し、かつ溶融させ、その後または溶融と同時に押出成形
または射出成形により所望形状に成形する。すると、天
然の木の木目に極めて近い模様を表面に有し、しかも手
触り感等の風合いも天然の木に近い木質様製品の製造方
法及び木質様製品を提供することができる。
粉砕粉を磨砕処理して嵩比重を高めた粉粒とし、この粉
粒の外周面に、該粉粒よりも小径でかつ硬い表面粒を固
定させて固定粒とし、この固定粒に樹脂及び顔料を混合
し、かつ溶融させ、その後または溶融と同時に押出成形
または射出成形により所望形状に成形する。すると、天
然の木の木目に極めて近い模様を表面に有し、しかも手
触り感等の風合いも天然の木に近い木質様製品の製造方
法及び木質様製品を提供することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記してきた木プラの
成形技術における成形品の木質感に関し、確立された技
術がないという課題が残されていた。更に詳しく説明す
る。木質感のひとつに木目調の柄の存在があるが、その
木目柄が決定される条件のひとつに、「顔料の樹脂に対
する混合の具合(不完全さ)」がある。すなわち、樹脂
に対して顔料が完全に混合されないことによってはっき
りとした木目柄が得られる。しかし、混合があまりにも
不完全であると、成形不良が起きたり、木目柄がきつす
ぎたりする場合がある。
成形技術における成形品の木質感に関し、確立された技
術がないという課題が残されていた。更に詳しく説明す
る。木質感のひとつに木目調の柄の存在があるが、その
木目柄が決定される条件のひとつに、「顔料の樹脂に対
する混合の具合(不完全さ)」がある。すなわち、樹脂
に対して顔料が完全に混合されないことによってはっき
りとした木目柄が得られる。しかし、混合があまりにも
不完全であると、成形不良が起きたり、木目柄がきつす
ぎたりする場合がある。
【0005】木目柄がきつすぎたり成形不良が起きない
ような、且つ木目柄の表出も確保するための押出成形を
行うには、経験や感に頼るところが多かった。本発明が
解決すべき課題は、木プラの成形技術において、木目柄
がきつすぎたり成形不良が起きにくく、且つ木目柄の表
出も確保することを、簡単に行える技術を提供すること
にある。
ような、且つ木目柄の表出も確保するための押出成形を
行うには、経験や感に頼るところが多かった。本発明が
解決すべき課題は、木プラの成形技術において、木目柄
がきつすぎたり成形不良が起きにくく、且つ木目柄の表
出も確保することを、簡単に行える技術を提供すること
にある。
【0006】ここで、請求項1記載の発明の目的は、木
目柄がきつすぎたり成形不良が起きにくく、且つ木目柄
の表出も確保することを、比較的簡単に達成することに
寄与する押出圧力調整器を提供することである。また、
請求項2および請求項3記載の発明の目的は、木目柄が
きつすぎたり成形不良が起きにくく、且つ木目柄の表出
も確保することを、比較的簡単に達成する木プラの押出
成形方法を提供することである。
目柄がきつすぎたり成形不良が起きにくく、且つ木目柄
の表出も確保することを、比較的簡単に達成することに
寄与する押出圧力調整器を提供することである。また、
請求項2および請求項3記載の発明の目的は、木目柄が
きつすぎたり成形不良が起きにくく、且つ木目柄の表出
も確保することを、比較的簡単に達成する木プラの押出
成形方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものである。 (請求項1)請求項1記載の押出圧力調整器は、木粉を
樹脂に混合した木プラの押出成形において、樹脂材料の
融解後かつ金型への送り出し前に、樹脂材料にかかる押
出圧力を調整する押出圧力調整器であって、樹脂材料の
通路を、金型側に向かって連続的に狭くなるように形成
したことを特徴とする。
を達成するためのものである。 (請求項1)請求項1記載の押出圧力調整器は、木粉を
樹脂に混合した木プラの押出成形において、樹脂材料の
融解後かつ金型への送り出し前に、樹脂材料にかかる押
出圧力を調整する押出圧力調整器であって、樹脂材料の
通路を、金型側に向かって連続的に狭くなるように形成
したことを特徴とする。
【0008】(用語定義)「樹脂」とは、木プラの押出
成形に適した樹脂のことであり、硬質樹脂、軟質樹脂を
含み、例えば塩化ビニル樹脂、発泡塩化ビニル樹脂、ポ
リエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フェノール樹
脂、ウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂、ABS樹脂、ポ
リスチレン樹脂などである。最終的に欲する成形品の機
能、用途によって決定する。
成形に適した樹脂のことであり、硬質樹脂、軟質樹脂を
含み、例えば塩化ビニル樹脂、発泡塩化ビニル樹脂、ポ
リエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フェノール樹
脂、ウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂、ABS樹脂、ポ
リスチレン樹脂などである。最終的に欲する成形品の機
能、用途によって決定する。
【0009】「木粉」は、天然木材の粉砕粉およびその
おがくずの他、稲藁、バカスなどの粉砕粉などでもよ
い。また、請求項3で特定する木粉を含むものとする。
押出圧力調整器の樹脂材料の通路につき、「連続的に狭
くなる」な構成とは、例えば、押出方向の断面形状にお
いて台形状に形成されているものをいう。連続的に狭く
なるのであれば押出圧力調整器の内壁が曲面をなしてい
てもよい。
おがくずの他、稲藁、バカスなどの粉砕粉などでもよ
い。また、請求項3で特定する木粉を含むものとする。
押出圧力調整器の樹脂材料の通路につき、「連続的に狭
くなる」な構成とは、例えば、押出方向の断面形状にお
いて台形状に形成されているものをいう。連続的に狭く
なるのであれば押出圧力調整器の内壁が曲面をなしてい
てもよい。
【0010】押出圧力調整器の長さ、入口の広さと出口
の広さ、直線的な傾斜か曲線的な傾斜か、などは樹脂材
料の性質、最終成形品の種類など、さまざまな条件から
決定される。 (作用)請求項1記載の押出圧力調整器の作用について
説明する。
の広さ、直線的な傾斜か曲線的な傾斜か、などは樹脂材
料の性質、最終成形品の種類など、さまざまな条件から
決定される。 (作用)請求項1記載の押出圧力調整器の作用について
説明する。
【0011】融解された樹脂材料が押出圧力調整器に送
り込まれると、押出圧力調整器の内壁に樹脂がこすりつ
けられるが、圧力の高まり方が連続的なので、樹脂のみ
が内壁付近に残りやすいということはなく、混合が更に
進む。その結果、樹脂材料に含まれた木粉のみが、金型
の表面付近に浮き上がることはない。そのため、本願に
係る押出圧力調整器が存在しない場合に比べて、混合が
より長く行われたのと同じ効果を得られる。換言すれ
ば、木目柄の表出も確保しつつ、混合時間が短い場合に
起こりやすい成形不良などのトラブルを低減させること
ができる。 (請求項2)請求項2記載の発明は、木粉を樹脂に混合
した木プラの押出成形において、樹脂材料の融解後かつ
金型への送り出し前に、樹脂材料にかかる押出圧力を連
続的に高めるようにしたことを特徴とする木プラの押出
成形方法である。 (請求項3)請求項3記載の木プラの押出成形方法は、
請求項2記載の木プラの押出成形方法を技術的に限定し
たものであり、請求項2記載の木プラの押出成形方法に
おいて使用する「木粉」は、磨砕処理した粉粒とし、こ
の粉粒の外周面に、該粉粒よりも小径でかつ硬い表面粒
を固定させたものとしたことを特徴とする。
り込まれると、押出圧力調整器の内壁に樹脂がこすりつ
けられるが、圧力の高まり方が連続的なので、樹脂のみ
が内壁付近に残りやすいということはなく、混合が更に
進む。その結果、樹脂材料に含まれた木粉のみが、金型
の表面付近に浮き上がることはない。そのため、本願に
係る押出圧力調整器が存在しない場合に比べて、混合が
より長く行われたのと同じ効果を得られる。換言すれ
ば、木目柄の表出も確保しつつ、混合時間が短い場合に
起こりやすい成形不良などのトラブルを低減させること
ができる。 (請求項2)請求項2記載の発明は、木粉を樹脂に混合
した木プラの押出成形において、樹脂材料の融解後かつ
金型への送り出し前に、樹脂材料にかかる押出圧力を連
続的に高めるようにしたことを特徴とする木プラの押出
成形方法である。 (請求項3)請求項3記載の木プラの押出成形方法は、
請求項2記載の木プラの押出成形方法を技術的に限定し
たものであり、請求項2記載の木プラの押出成形方法に
おいて使用する「木粉」は、磨砕処理した粉粒とし、こ
の粉粒の外周面に、該粉粒よりも小径でかつ硬い表面粒
を固定させたものとしたことを特徴とする。
【0012】(用語定義)「粉粒の表面に、該粉粒より
も小径でかつ硬い表面粒を固定させ」る方法とは、例え
ばボールミルによるすり潰し、高速回転羽根式混合機に
よる高速攪拌の長時間実行などの方法がある。セルロー
ス材の繊維の毛羽立ちを取る処理を、表面粒の固定とは
別に行ってもよい。
も小径でかつ硬い表面粒を固定させ」る方法とは、例え
ばボールミルによるすり潰し、高速回転羽根式混合機に
よる高速攪拌の長時間実行などの方法がある。セルロー
ス材の繊維の毛羽立ちを取る処理を、表面粒の固定とは
別に行ってもよい。
【0013】「表面粒」とは、金属、金属の化合物、例
えば酸化チタン、フェライト、アルミニウム、ニッケ
ル、銀、炭酸カルシウムや、非金属、例えばセラミック
などである。 (作用)木粉を請求項3のように限定すると、通常の木
プラよりも本物の木に近い感触の成形品が得られる。
えば酸化チタン、フェライト、アルミニウム、ニッケ
ル、銀、炭酸カルシウムや、非金属、例えばセラミック
などである。 (作用)木粉を請求項3のように限定すると、通常の木
プラよりも本物の木に近い感触の成形品が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態及び図
面に基づいて、更に詳しく説明する。ここで使用する図
面は、図1である。図1は、本願発明の概念図である。
まず、この実施の形態の構成について説明する。この実
施の形態にて示す押出圧力調整器は、木粉を樹脂に混合
した木プラの押出成形において、樹脂材料の融解後かつ
金型への送り出し前に、樹脂材料にかかる押出圧力を調
整する押出圧力調整器であって、樹脂材料の通路を、金
型側に向かって連続的に狭くなるように形成している。
面に基づいて、更に詳しく説明する。ここで使用する図
面は、図1である。図1は、本願発明の概念図である。
まず、この実施の形態の構成について説明する。この実
施の形態にて示す押出圧力調整器は、木粉を樹脂に混合
した木プラの押出成形において、樹脂材料の融解後かつ
金型への送り出し前に、樹脂材料にかかる押出圧力を調
整する押出圧力調整器であって、樹脂材料の通路を、金
型側に向かって連続的に狭くなるように形成している。
【0015】ここで、樹脂材料について詳しく説明す
る。「樹脂」は、木プラの押出成形に適した樹脂であ
り、この実施の形態では塩化ビニル樹脂とした。また、
その樹脂に混合する「木粉」は、おがくずを更に細かく
粉砕し、磨砕処理した粉粒とし、この粉粒の外周面に、
該粉粒よりも小径でかつ硬い表面粒を固定させたものと
した。このような樹脂および木粉に加え、顔料を含有さ
せて予めペレット状に形成して木質様ペレットとする。
顔料の種類を変えることによって、複数種類の木質様ペ
レットを用意しておく。その複数種類の木質様ペレット
を融解して混合し、金型への送り出し前に前記した押出
圧力調整器へ送り込むのである。
る。「樹脂」は、木プラの押出成形に適した樹脂であ
り、この実施の形態では塩化ビニル樹脂とした。また、
その樹脂に混合する「木粉」は、おがくずを更に細かく
粉砕し、磨砕処理した粉粒とし、この粉粒の外周面に、
該粉粒よりも小径でかつ硬い表面粒を固定させたものと
した。このような樹脂および木粉に加え、顔料を含有さ
せて予めペレット状に形成して木質様ペレットとする。
顔料の種類を変えることによって、複数種類の木質様ペ
レットを用意しておく。その複数種類の木質様ペレット
を融解して混合し、金型への送り出し前に前記した押出
圧力調整器へ送り込むのである。
【0016】融解された樹脂材料は、直径50ミリメー
トルのシリンダーから押し出されてくる。この押出圧力
調整器は、鉄製であり、押出方向の断面形状が台形状に
形成しており、シリンダー側の内径を30ミリメート
ル、金型側の内径を25ミリメートル、押出方向長さを
100ミリメートルとしている。なお、シリンダーと押
出圧力調整器との間には、「中子」と呼ばれる樹脂の流
れを調整する部材を設置する場合が多い。中子は、設置
後に更に流れ具合を微調整することがあるために、切削
加工がしやすいように真鍮製のものを採用することが一
般的である。
トルのシリンダーから押し出されてくる。この押出圧力
調整器は、鉄製であり、押出方向の断面形状が台形状に
形成しており、シリンダー側の内径を30ミリメート
ル、金型側の内径を25ミリメートル、押出方向長さを
100ミリメートルとしている。なお、シリンダーと押
出圧力調整器との間には、「中子」と呼ばれる樹脂の流
れを調整する部材を設置する場合が多い。中子は、設置
後に更に流れ具合を微調整することがあるために、切削
加工がしやすいように真鍮製のものを採用することが一
般的である。
【0017】融解された樹脂材料が押出圧力調整器に送
り込まれると、押出圧力調整器の内壁に樹脂がこすりつ
けられるが、圧力の高まり方が連続的なので、樹脂のみ
が内壁付近に残りやすいということはなく、混合が更に
進む。その結果、樹脂材料に含まれた木粉のみが、金型
の表面付近に浮き上がることはない。そのため、本願に
係る押出圧力調整器が存在しない場合に比べて、混合が
より長く行われたのと同じ効果を得られる。換言すれ
ば、木目柄の表出も確保しつつ、混合時間が短い場合に
起こりやすい成形不良などのトラブルを低減させること
ができる。
り込まれると、押出圧力調整器の内壁に樹脂がこすりつ
けられるが、圧力の高まり方が連続的なので、樹脂のみ
が内壁付近に残りやすいということはなく、混合が更に
進む。その結果、樹脂材料に含まれた木粉のみが、金型
の表面付近に浮き上がることはない。そのため、本願に
係る押出圧力調整器が存在しない場合に比べて、混合が
より長く行われたのと同じ効果を得られる。換言すれ
ば、木目柄の表出も確保しつつ、混合時間が短い場合に
起こりやすい成形不良などのトラブルを低減させること
ができる。
【0018】また、木粉を前記のように限定しているの
で、通常の木プラよりも本物の木に近い感触の成形品が
得られるが、通常の木プラの製造にも本願発明に係る押
出圧力調整器や中子は使用できる。ただし、成形品に表
出する木目柄は緩やかであり、極めてはっきりした木目
柄を所望する場合には適しにくい成形手段である。
で、通常の木プラよりも本物の木に近い感触の成形品が
得られるが、通常の木プラの製造にも本願発明に係る押
出圧力調整器や中子は使用できる。ただし、成形品に表
出する木目柄は緩やかであり、極めてはっきりした木目
柄を所望する場合には適しにくい成形手段である。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、木目柄が
きつすぎたり成形不良が起きにくく、且つ木目柄の表出
も確保することを、比較的簡単に達成することに寄与す
る押出圧力調整器を提供することができた。また、請求
項2および請求項3記載の発明によれば、木目柄がきつ
すぎたり成形不良が起きにくく、且つ木目柄の表出も確
保することを、比較的簡単に達成する木プラの押出成形
方法を提供することができた。
きつすぎたり成形不良が起きにくく、且つ木目柄の表出
も確保することを、比較的簡単に達成することに寄与す
る押出圧力調整器を提供することができた。また、請求
項2および請求項3記載の発明によれば、木目柄がきつ
すぎたり成形不良が起きにくく、且つ木目柄の表出も確
保することを、比較的簡単に達成する木プラの押出成形
方法を提供することができた。
【図1】本願発明の概念図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 純 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内 (72)発明者 小川 健治 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内 (72)発明者 中野 義則 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内 (72)発明者 小林 義昭 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内 (72)発明者 加藤 まさみ 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】木粉を樹脂に混合した木プラの押出成形に
おいて、樹脂材料の融解後かつ金型への送り出し前に、
樹脂材料にかかる押出圧力を調整する押出圧力調整器で
あって、樹脂材料の通路を、金型側に向かって連続的に
狭くなるように形成したことを特徴とする押出圧力調整
器。 - 【請求項2】木粉を樹脂に混合した木プラの押出成形に
おいて、樹脂材料の融解後かつ金型への送り出し前に、
樹脂材料にかかる押出圧力を連続的に高めるようにした
ことを特徴とする木プラの押出成形方法。 - 【請求項3】木粉は、磨砕処理した粉粒とし、この粉粒
の外周面に、該粉粒よりも小径でかつ硬い表面粒を固定
させたものとしたことを特徴とする請求項2記載の木プ
ラの押出成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9043260A JPH10235706A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 押出圧力調整器および木プラの押出成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9043260A JPH10235706A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 押出圧力調整器および木プラの押出成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10235706A true JPH10235706A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=12658889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9043260A Pending JPH10235706A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 押出圧力調整器および木プラの押出成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10235706A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11396121B2 (en) | 2018-08-20 | 2022-07-26 | N.E.W. Plastics Corp. | Extruded variegated plastic profile and method |
-
1997
- 1997-02-27 JP JP9043260A patent/JPH10235706A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11396121B2 (en) | 2018-08-20 | 2022-07-26 | N.E.W. Plastics Corp. | Extruded variegated plastic profile and method |
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