JPH10234985A - 遊技場用管理システム - Google Patents

遊技場用管理システム

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JPH10234985A
JPH10234985A JP9042202A JP4220297A JPH10234985A JP H10234985 A JPH10234985 A JP H10234985A JP 9042202 A JP9042202 A JP 9042202A JP 4220297 A JP4220297 A JP 4220297A JP H10234985 A JPH10234985 A JP H10234985A
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ball
balls
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Makoto Shibahara
誠 芝原
Makoto Okazaki
誠 岡崎
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Daikoku Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技媒体の貸与量の増加に基づく遊技場側の
利益の向上を遊技場従業員の負担増を招くことなく実現
すること。 【解決手段】 下皿7に設けられた操作ノブ7aが操作
可能な状態では、下皿7内のパチンコ玉を玉計数機29
で計数させることができる。その計数結果は、パチンコ
遊技機3に設定された玉返却モードの種類に応じて、持
玉数若しくは貯玉数及び景品玉数の何れかに区分して記
憶される。但し、持玉数が上限値を越えたときには、そ
の持玉数が貯玉数若しくは景品玉数に変換されて記憶さ
れる。玉貸機9は、上記記憶データに基づいてパチンコ
玉の放出動作を行うが、特に貯玉数及び景品玉数を示す
各データに基づいた放出動作時には、当該データを、放
出パチンコ玉数より所定の割増分だけ余分に減少させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技媒体の入賞に
応じて所定個数の遊技媒体を放出する遊技機が多数台設
置された遊技場において、遊技客の獲得遊技媒体を計数
するための計数手段とその計数結果の範囲内の遊技媒体
を放出可能な貸出手段とを各遊技機と対応させた状態で
設けるようにした遊技場用管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコホールにおいては、遊技媒体で
あるパチンコ玉の貸与料金により売上を得るようにして
おり、従って、より多くのパチンコ玉を貸し出すことが
売上高ひいては利益の向上に繋がるという事情がある。
このため、パチンコホール側では、利益の向上と遊技客
側へのサービス範囲とを考慮した上で一定の制限規則を
制定しておき、その制限規則に基づいて遊技客が獲得し
たパチンコ玉が景品に交換されることを促進し、以て新
たな貸与パチンコ玉の量が増えるように努めている。具
体的には、遊技客側の獲得パチンコ玉数が上限値(例え
ば、所謂玉箱2杯分に相当した数)に達したときに、そ
の獲得パチンコ玉を景品と交換することを義務付けるよ
うにしており、このような景品交換を促すために、パチ
ンコホール従業員が該当するパチンコ遊技機まで出向い
てその旨を告知することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成では、前
記制限規則に該当するパチンコ遊技機が発生する毎に、
従業員が出向かねばならず、その負担が増えるという問
題点があり、この点の解決が望まれていた。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、遊技媒体の貸与量の増加に基づく遊
技場側の利益の向上を遊技場従業員の負担増を招くこと
なく実現できるようになる遊技場用管理システムを提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、遊技媒体の入賞に応じて所定個数の遊技媒
体を放出する遊技機が多数台設置された遊技場に設けら
れる管理システムにおいて、前記遊技機と1対1で対応
した位置に当該遊技機から放出された遊技媒体を計数す
るように設けられた計数手段と、遊技媒体数を第1の計
数データ及び第2の計数データの何れかに区分して記憶
可能な記憶手段と、前記遊技機と1対1で対応した位置
に対価の支払い若しくは前記記憶手段に記憶された第1
の計数データに基づいて遊技媒体を放出可能に設けられ
た貸出手段と、この貸出手段による遊技媒体の放出動作
が前記記憶手段に記憶された第1の計数データに基づい
て行われたときに当該第1の計数データを放出された遊
技媒体数だけ減少させる演算手段と、前記計数手段によ
る計数値を前記記憶手段に対し第1の計数データとして
記憶させると共に、当該記憶手段に記憶された第1の計
数データが予め設定された上限値以上に増加した場合に
当該第1の計数データを第2の計数データに変換して記
憶手段に記憶し直す記憶制御手段とを備えた構成とした
ものである(請求項1)。
【0006】この構成によれば、遊技客は、遊技機での
遊技により獲得した遊技媒体を、当該遊技機に1対1で
対応した位置に設けられた計数手段で計数させることが
できる。このような計数を行った場合、記憶制御手段
が、計数手段による計数値を記憶手段に対し第1の計数
データとして記憶させるようになる。
【0007】この場合、遊技機と1対1で対応する位置
には、上記記憶手段に記憶された第1の計数データに基
づいて遊技媒体を放出可能な貸出手段が設けられている
から、上記のように一旦計数手段で計数させた遊技媒体
を当該貸出手段から放出させることができ、このように
放出された遊技媒体を遊技に供し得るようになる。尚、
貸出手段を通じて遊技媒体の放出動作が行われたときに
は、演算手段が、放出された遊技媒体に相当した分だけ
記憶手段に記憶された第1の計数データを減少させるよ
うになる。
【0008】一方、前記記憶制御手段は、記憶手段に記
憶された状態の第1の計数データが予め設定された上限
値以上に増加した場合(遊技客側の獲得遊技媒体が上限
値以上に増加した場合に相当)には、当該第1の計数デ
ータを第2の計数データに変換して記憶手段に記憶し直
すようになる。このとき、前記貸出手段は、第1の計数
データに基づいた遊技媒体の放出動作のみを行う構成と
なっているから、第2の計数データは、貸出手段を通じ
た新たな遊技媒体の放出に利用できない。
【0009】従って、遊技客側の獲得遊技媒体数が上限
値を越えたときには、一旦計数させた遊技媒体を遊技に
利用できなくなるから、その後に、遊技客が新たに遊技
を行う場合には、対価の支払いにより貸出手段を通じて
新たな遊技媒体を放出させる必要が出てくる。この結
果、遊技媒体の貸出高、つまり遊技場の売上高が増える
ものであり、この場合には、従来のように、遊技客側の
獲得遊技媒体数が上限値を越えた状態となった遊技機ま
で遊技場従業員が出向く必要がなくなるため、その負担
を軽減できるようになる。
【0010】しかも、遊技客が獲得した遊技媒体を計数
するための計数手段、並びにその計数データに基づいて
遊技媒体を放出するための貸出手段は、何れも遊技機と
対応して設けられているものであるから、遊技客は、獲
得遊技媒体の計数時や、その計数データに対応した遊技
媒体の返却を受ける場合に遊技機から離れる必要がなく
なる。この結果、遊技媒体の計数及びその返却を受ける
作業が遊技客にとって煩雑になる虞がなくなるから、遊
技客側の利便性をさらに向上できるようになり、これに
伴う遊技場の集客力の向上も期待できるようになる。
【0011】また、上記目的を達成するために、遊技媒
体の入賞に応じて所定個数の遊技媒体を放出する遊技機
が多数台設置された遊技場に設けられる管理システムに
おいて、前記請求項1記載の発明と同様の計数手段、記
憶手段、貸出手段及び演算手段をそれぞれ備えた上で、
前記計数手段による計数値を前記記憶手段に対し第1の
計数データとして記憶させると共に、当該記憶手段に記
憶された第1の計数データが予め設定された上限値以上
に達している状態では、上記計数手段による計数値を前
記記憶手段に対し第2の計数データとして記憶させる記
憶制御手段を備えた構成とすることもできる(請求項
2)。
【0012】この構成によれば、記憶制御手段は、記憶
手段に記憶された第1の計数データが予め設定された上
限値以上に達している状態では、計数手段による計数値
を記憶手段に対し第2の計数データとして記憶させるよ
うになる。つまり、記憶手段に記憶される第1の計数デ
ータは、予め設定された上限値を越えて増えることがな
く、遊技客側の獲得遊技媒体が上記上限値を越えた場合
には、その越えた分が全て第2の計数データとして記憶
されることになる。
【0013】従って、遊技客側の獲得遊技媒体数が上限
値を越えたときには、その上限値を越えて獲得した遊技
媒体を遊技に利用できなくなるから、その後に、遊技客
が遊技を行う場合に、上記上限値に対応した数の遊技媒
体については遊技に利用できるものの、その遊技の続行
に応じて遊技媒体を上限値を越えて消費したときには、
対価の支払いにより貸出手段を通じて新たな遊技媒体を
放出させる必要が出てくる。この結果、遊技媒体の貸出
高、つまり遊技場の売上高が増えるものであり、この場
合には、従来のように、遊技客側の獲得遊技媒体数が上
限値を越えた状態となった遊技機まで遊技場従業員が出
向く必要がなくなるため、その負担を軽減できるように
なる。
【0014】上記目的を達成するために、請求項3記載
の発明のように、前記貸出手段を、前記記憶手段に記憶
された第1の計数データ及び第2の計数データの双方に
基づいて遊技媒体を放出可能な構成とした上で、前記演
算手段を、前記貸出手段による遊技媒体の放出動作が前
記記憶手段に記憶された第1の計数データに基づいて行
われたときに当該第1の計数データを放出された遊技媒
体数だけ減少させると共に、貸出手段による放出動作が
記憶手段に記憶された第2の計数データに基づいて行わ
れたときに当該第2の計数データを放出された遊技媒体
数より所定の割増分だけ余分に減少させる構成とするこ
とができる。
【0015】このような構成によれば、貸出手段は、遊
技媒体の放出動作を、記憶手段に記憶された第2の計数
データに基づいても行い得るようになるから、遊技客側
の利便性が向上するようになる。但し、貸出手段による
放出動作が上記第2の計数データに基づいて行われたと
きには、記憶制御手段が、記憶手段に記憶された第2の
計数データを、貸出手段を通じて放出された遊技媒体数
より所定の割増分だけ余分に減少させるという所謂割引
処理を行うようになるから、遊技客側の獲得遊技媒体数
が上限値を越えた場合において、その遊技客側の獲得遊
技媒体が遊技に再利用される場合であっても、遊技場側
の売上高が実質的に増えるようになり、勿論、この場合
にも、遊技客側の獲得遊技媒体数が上限値を越えた状態
となった遊技機まで遊技場従業員が出向く必要がなくな
るため、その負担を軽減できるようになる。
【0016】また、前記貸出手段を、前記記憶手段に記
憶された第1の計数データ及び第2の計数データのう
ち、第1の計数データに基づいた遊技媒体の放出動作を
優先的に実行する構成としても良く(請求項4)、この
構成によれば、同一の遊技機にて遊技を継続的に行う遊
技客は、まず、第1の計数データに基づいて等価返却さ
れる遊技媒体を用いて遊技を行うことができるから、前
述した割引処理に伴う不利益を被る虞がなくなって、遊
技客側の不満が増大する事態を未然に防止できるように
なる。
【0017】さらに、前記記憶手段に記憶された第1の
計数データが前記設定上限値以上に増加した状態を報知
する報知手段を備えた構成としても良く(請求項5)、
この構成によれば、第1の計数データが第2の計数デー
タに変換された旨を遊技客に報知できることになるか
ら、実用上において便利となる。
【0018】この場合、上記報知手段を、前記記憶手段
に記憶されている第1の計数データを示す数値情報を表
示可能な構成としても良く(請求項6)、この構成によ
れば、上記のように表示される数値情報に基づいて、第
1の計数データが第2の計数データに変換される時期を
遊技客側において予め予想することができるから、この
面からも遊技客側の利便性が向上するようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下、本発明の第1実施例について
図1〜図37を参照しながら説明する。図6には、本実
施例のシステムで利用される会員カード1の正面図が示
されている。この会員カード1は、例えばパチンコホー
ルの遊技会員となった遊技客に対して発行されるもので
あり、その表面には、テープ状の磁気記録部1aが設け
られていると共に、パチンコホール名1bが印刷により
形成されており、さらに、パチンコホール及び会員に固
有のデータに対応した数字列1c、会員の氏名を示す文
字列1d、カード有効年月日を示す文字及び数字列1e
がエンボス加工によって形成されている。
【0020】この場合、上記磁気記録部1aには、例え
ばパチンコホールを特定するためのホールIDコード、
前記会員(遊技客)に割り当てられたIDコードである
会員番号、カード有効年月日を示す有効期限データなど
が記録されている。
【0021】図7には、本実施例のシステムで利用され
る景品玉カード2の正面図が示されている。この景品玉
カード2は、パチンコホールの遊技会員となっていない
遊技客(前記会員カード1の発行を受けていない遊技
客)に対し、必要に応じて発行されるものであり、その
表面には、テープ状の磁気記録部2aが設けられている
と共に、パチンコホール名2b、パチンコホール固有の
データ及び当該景品玉カード2の通し番号に対応した数
字列2c、その景品玉カード2が当日のみ有効であるこ
とを示す文字列2dが印刷及びエンボス加工によって形
成されている。
【0022】この場合、上記磁気記録部2aには、例え
ばパチンコホールを特定するためのホールIDコード、
景品玉カード2の通し番号に対応したカード番号、カー
ド発行日を示す発行日データなどが記録されている。
【0023】尚、本実施例では、上記景品玉カード2の
発行動作を、遊技客に対しパチンコホール従業員から直
接的に手渡しすることにより行うものであり、例えば、
遊技客が遊技中のパチンコ遊技機(図1、図3に符号3
を付して示す)において、特賞や打止のような特定の状
態が発生したときに、その状態を確認したパチンコホー
ル従業員から直接的に手渡すようにしている。
【0024】図1において、パチンコ遊技機3は、その
上皿4内のパチンコ玉(遊技媒体)を電動式の玉発射機
構(操作ダイヤルのみ符号5を付して示す)を通じて盤
面6へ発射する構成となっている。この場合、具体的に
は図示しないが、上記盤面6には、通常の入賞孔の他
に、特賞動作用の始動入賞孔、可動入賞孔及びこれに付
随した電気役物などが設けられており、当該パチンコ遊
技機1での入賞率を大幅に高めた特賞状態を選択的に呈
するように構成されている。
【0025】パチンコ遊技機3においては、賞球として
のパチンコ玉を上皿4へ放出するようになっており、こ
の上皿4が満杯となったときにはオーバーフローしたパ
チンコ玉が下皿7内に流入するようになっている。尚、
上皿4内のパチンコ玉は、ノブ4aのスライド操作によ
っても下皿7内へ落下させ得るようになっている。
【0026】一方、下皿7にもノブ7aが設けられてお
り、このノブ7aがスライド操作されたときには、下皿
7の底部に形成された落下口(図示せず)が開放されて
内部のパチンコ玉が後述する案内管8内に流入する構成
となっている。但し、上記ノブ7aには電気的な駆動部
を有したロック機構7bが付随して設けられており、こ
のロック機構7bによってノブ7aの操作(ひいては後
述する玉計数機によるパチンコ玉の計数動作)を選択的
に禁止できるようになっている。
【0027】貸出手段としての玉貸機9は、パチンコ遊
技機3の左方に当該パチンコ遊技機3と1対1で対応し
た隣接状態で設置されるものであり、以下においては、
この玉貸機9について説明する。
【0028】即ち、玉貸機9は、縦長の矩形箱状に構成
されており、その前面には、呼び出しランプ9a、対応
するパチンコ遊技機3において特賞及び打止が発生した
各状態を表示するための特賞表示ランプ9b及び打止表
示ランプ9c、本発明でいう報知手段に相当した表示ユ
ニット10、リモコン受信部11、後述するパネルユニ
ット12、パチンコ玉放出用のノズル13、硬貨返却口
14、前記会員カード1或いは景品玉カード2を挿入す
るためのカード挿入口15、カード排出用のイジェクト
スイッチ16、前記案内管8の基部が連結された後述す
る計数機ユニット17が設けられている。
【0029】この場合、上記表示ユニット10は、例え
ば5個の持玉表示ランプ10aを段積み状に配置すると
共に、最上段の持玉表示ランプ10a上に後述する持玉
数をデジタル表示するための表示器10bを配置した構
成となっている。上記持玉表示ランプ10aは、例えば
赤色及び緑色の何れかで点灯可能となっており、その点
灯個数及び点灯色に基づいて、おおよその持玉数を視覚
的に表示できるようになっている。
【0030】具体的には、例えば、最下段の持玉表示ラ
ンプ10aが1個だけ赤色で点灯された状態は、持玉数
が1000〜1999個の状態に相当するものであり、
下から2個が赤色で点灯された状態は持玉数が2000
〜2999個、下から3個が赤色で点灯された状態は持
玉数が3000〜3999個、下から4個が赤色で点灯
された状態は持玉数が4000〜4999個、5個全部
が赤色で点灯された状態は持玉数が5000個(本発明
でいう予め設定された上限値に相当)以上ある状態に相
当する。
【0031】また、持玉表示ランプ10aがすべて消灯
された状態は、持玉数が200個未満の状態に相当す
る。最下段の持玉表示ランプ10aが1個だけ緑色で点
灯された状態は、持玉数が200〜399個の状態に相
当するものであり、下から2個が緑色で点灯された状態
は持玉数が400〜599個、下から3個が緑色で点灯
された状態は持玉数が600〜799個、下から4個が
緑色で点灯された状態は持玉数が800〜999個に相
当する。尚、5個の持玉表示ランプ10aの全部が緑色
で点灯された状態は持玉数が1000個以上ある状態に
相当するものであるが、このような点灯状態となったと
きには、最下段の持玉表示ランプ10aが1個だけ赤色
で点灯された状態に切換えられる。
【0032】一方、前記ノズル13は、玉貸機9内に設
けられた放出機構(図4に符号18を付して示す)から
のパチンコ玉を放出するためのもので、先端がパチンコ
遊技機3の上皿4に上方から臨む通常位置と、前方に回
動された退避位置との間で往復回動可能に設けられてお
り、常時においては図示しないばね手段によって通常位
置ヘ付勢されている。
【0033】上記パネルユニット12には、図2に拡大
して示すように、硬貨投入口19、硬貨戻しボタン2
0、呼び出しスイッチ21、画像表示可能な平面ディス
プレイ(例えばドット表示タイプの液晶ディスプレイ)
より成る表示部22、この表示部22にパチンコホール
側から提供される各種の管理用データ(パチンコ遊技機
3に関する特賞発生回数データなど)を表示する状態を
選択するためのデータ画面選択スイッチ23、当該表示
画面を切換えるための合計2個のデータ画面切替スイッ
チ24、表示部22にテレビ放送画面を表示する状態を
選択するためのTV画面選択スイッチ25、図示しない
イヤホーンなどを通じて遊技客側に供給される音声出力
のボリュームを調整するための合計2個のボリュームス
イッチ26、上記TV画面用のチャンネル切替スイッチ
27、スイッチパネル28が設けられている。
【0034】特に、上記スイッチパネル28には、暗証
番号などを入力するためのテンキースイッチ28a、こ
のテンキースイッチ28aによる入力内容を訂正するた
めの訂正スイッチ28b、パチンコ玉返却(放出)用の
返却スイッチ28cが設けられている。
【0035】また、図1に翻って、前記計数機ユニット
17には、案内管8を通じて流入するパチンコ玉を計数
する玉計数機29(本発明でいう計数手段に相当)、こ
の玉計数機29による計数値を表示するためのデジタル
表示器30、パチンコ玉の計数を開始させるときに操作
する計数開始スイッチ31、その計数を終了したときに
操作する計数終了スイッチ32が設けられている。尚、
上記デジタル表示器30は、玉計数機29による計数値
の他に、当該計数値に相当した数のパチンコ玉で交換可
能な換金用特殊景品の数を表示するようになっている。
【0036】ここで、案内管8は、先端がパチンコ遊技
機3の下皿7に形成された図示しない落下口に下方に臨
む通常位置と、前方に回動された退避位置との間で往復
回動可能に設けられており、常時においては図示しない
ばね手段によって通常位置に付勢されている。尚、案内
管8の先端部側には支持脚8aが設けられている。
【0037】玉貸機9内に前記硬貨投入口19と連通す
るように設けられた検銭機構33は、当該硬貨投入口1
9から投入された硬貨の真贋を判断する機能を備えた周
知構成のものであり、その判断結果を示す判断信号を後
述する制御部(図4に符号34を付して示す)に与える
ようになっている。
【0038】玉貸機9内に前記カード挿入口15と対応
するように設けられたカードリーダ35は、当該カード
挿入口15から挿入されたカードを内部に取り込むと共
に、そのカードに記録されたデータを読み取る動作を行
う構成となっており、内部に取り込んだ状態のカードの
排出動作は、前記制御部34からの指令により行う構成
となっている。
【0039】図3にはパチンコホール内に設置された全
部のパチンコ遊技機3及び玉貸機9を含む全体のシステ
ム構成が機能ブロックの組み合わせにより示され、図4
には玉貸機9の電気的構成が機能ブロックの組み合わせ
により示されている。
【0040】図3において、パチンコ遊技機3及び玉貸
機9の各対は、後述する管理装置36との間のデータ送
受信動作を、それぞれに対応した端末装置37を介して
行う構成となっており、また、玉貸機9は、パチンコホ
ール従業員が携帯する後述のリモコン38からの信号を
リモコン受信部11(図1、図4参照)を介して受信す
るようになっている。
【0041】この場合、パチンコ遊技機3は、遊技に伴
う打込パチンコ玉数を示すアウト玉数信号、遊技に伴い
賞球として放出したパチンコ玉数を示すセーフ玉数信
号、前述した特賞状態が発生している期間中連続した立
ち上がった状態となる特賞信号を、端末装置37を介し
て管理装置36に与える構成となっており、特に特賞信
号は玉貸機9にも与えられるようになっている。
【0042】また、管理装置36は、各パチンコ遊技機
3からの信号に基づいて、パチンコ遊技機3毎の管理用
データ(アウト玉数及びセーフ玉数の差、出玉率、特賞
発生回数など)の演算機能及びその演算結果に基づいた
打止制御機能を備えた周知構成のものであり、これにつ
いては後述する。
【0043】図4において、玉貸機9が有する制御部3
4は、本発明でいう記憶制御手段及び演算手段の機能を
備えたものであり、CPU(図示せず)及び記憶部34
a(本発明でいう記憶手段に相当)を含んで構成されて
いる。この制御部34は、前記リモコン受信部11、パ
ネルユニット12内のスイッチ群(図2に示す呼び出し
スイッチ21、データ画面選択スイッチ23、データ画
面切替スイッチ24、TV画面選択スイッチ25、ボリ
ュームスイッチ26、テンキースイッチ28a、訂正ス
イッチ28b、返却スイッチ28c)からの操作信号、
イジェクトスイッチ16からの操作信号、計数機ユニッ
ト17内のスイッチ群(図1に示す計数開始スイッチ3
1、計数終了スイッチ32)及び玉計数機29からの操
作信号及び数値信号、検銭機構33からの判断信号、カ
ードリーダ35による読み取りデータ、例えばディップ
スイッチにより構成された返却モード設定スイッチ34
b、管理装置36からの送信データ、並びに予め記憶し
たプログラムに基づいて、前記呼び出しランプ9a、特
賞表示ランプ9b、打止表示ランプ9c、表示ユニット
10、パネルユニット12内の表示部22、放出機構1
8、ロック機構7b、カードリーダ35の制御を行うと
共に、管理装置36との間でのデータの送受信制御を前
記端末装置37を通じて行う構成となっている。
【0044】図5には、前記リモコン38の外観が概略
的に示されている。この図5において、リモコン38
は、扁平な矩形状に形成されたもので、その端部に設け
られた信号発信部38aから空中伝播信号(例えば赤外
線)を媒体としたリモート信号を送信できるようになっ
ている。また、リモコン38には、所謂ラッキーチャン
スの開始及び停止のための各リモート信号であるラッキ
ー信号及びラッキー停止信号をそれぞれ送信するための
ラッキーチャンス開始スイッチ39a及びラッキーチャ
ンス停止スイッチ39b、打止の開始及び解除のための
各リモート信号である打止信号及び打止解除信号をそれ
ぞれ送信するための打止開始スイッチ40a及び打止解
除スイッチ40b、前記呼び出しランプ9aを消灯状態
に切換えるためのリモート信号である消灯指令信号を送
信するための呼び出し解除スイッチ41が設けられてい
る。
【0045】ここで、上記ラッキーチャンスとは、パチ
ンコ遊技機3が1種パチンコ機(始動入賞孔への入賞に
応じて変動動作する図柄表示装置が特定図柄の組み合わ
せを表示した状態で特賞状態を呈する構成の所謂フィー
バータイプもの)であった場合において、特賞発生時に
おける図柄表示装置の表示内容が所定の組み合わせ(例
えば図柄表示装置が3桁の数字ルーレットであった場合
には「333」、「777」のような組み合わせ)であ
ったときに、当該パチンコ遊技機3の遊技客に付与され
る権利であり、このラッキーチャンスでは、遊技条件が
技客側に有利になる。
【0046】この場合、パチンコ遊技機3において特賞
が発生した場合には、当該パチンコ遊技機まで出向いた
パチンコホール従業員がラッキーチャンスとすべきか否
かの有無を、図柄表示装置の表示内容に基づいて確認
し、ラッキーチャンスを付与する条件が満たされていた
場合には、リモコン38によってラッキーチャンスの開
始のためのリモート信号(ラッキー信号)を送信する操
作を行う。この後、上記特賞状態が終了したときには、
リモコン38によってラッキーチャンスの停止のための
リモート信号(ラッキー停止信号)を送信する操作を行
う。
【0047】さて、玉貸機9の制御部34にあっては、
5種類の玉返却モード(1回交換モード、ラッキーチャ
ンスモード、打止モード、無定量モード、持込玉モー
ド)のうちの一つを、前記返却モード設定スイッチ34
bにより選択的に設定できるようになっている。尚、本
実施例では、対応するパチンコ遊技機3の機種毎に予め
決められた返却モードを設定するようにしている。
【0048】この場合、1回交換モードは、玉計数機2
9により計数したパチンコ玉の全部を所謂貯玉へ移行さ
せるモードであり、計数したパチンコ玉を放出機構18
を通じて返却する動作が一切禁止される。
【0049】また、ラッキーチャンスモードは、対応す
るパチンコ遊技機3が前述したラッキーチャンス状態と
なったときに、そのラッキーチャンスが開始されてから
終了するまでの期間のみ、玉計数機29により計数した
パチンコ玉をそのままの比率で返却可能な持玉へ移行さ
せるものであり、その持玉に対応した数のパチンコ玉を
放出機構18を通じて返却する動作が許容される。
【0050】打止モードは、対応するパチンコ遊技機3
が前述した打止状態に切り替えられたときに、玉計数機
29により計数したパチンコ玉を全て貯玉へ移行させ
て、計数したパチンコ玉を放出機構18を通じて返却す
る動作を一切禁止すると共に、その貯玉への移行後にお
いて打止状態が解除されたときに、上記のような禁止状
態を解除するモードである。
【0051】無定量モードは、玉計数機29により計数
したパチンコ玉を全て持玉へ移行させるモードであり、
計数したパチンコ玉を放出機構18を通じて返却する動
作が許容される。
【0052】持込玉モードは、上記打止モード及び無定
量モードにおいて、玉計数機29により計数したパチン
コ玉を、当該玉計数機29に対応したパチンコ遊技機3
から、他の同一機種のパチンコ遊技機3に対してのみ持
ち込むことを許容するモードである。
【0053】この場合、具体的には図示しないが、制御
部34は、返却モード設定スイッチ34bにより設定さ
れた玉返却モードを、内部の記憶部34aに記憶する構
成となっており、また、この記憶部34aには、持玉
数、貯玉数及び景品玉数をそれぞれ区分した状態で記憶
するための玉数記憶エリアが設けられている。尚、上記
持玉数のデータが本発明でいう第1の計数データに相当
し、上記貯玉数及び景品玉数の各データが本発明でいう
第2の計数データに相当する。
【0054】図8〜図22には上記制御部34による制
御内容が示されており、以下これについて関連した作用
と共に説明する。メインプログラムを示す図8におい
て、制御部34は、電源投入後において、まず、返却モ
ード設定スイッチ34bを通じて設定された玉返却モー
ドを読み取って記憶部34aに記憶し(ステップS
0)、この後には、カード挿入口15に対するカードの
挿入操作が行われるまで待機する(ステップS1)。
【0055】カードが挿入されたときには、カードリー
ダ35による読み取りデータに基づいて、挿入されたカ
ードが自店のカード(会員カード1或いは景品玉カード
2)であるか否かを判断する(ステップS2)。この場
合、挿入されたカードが自店のカードでなかった場合に
は、当該挿入カードを排出するステップS3を実行した
後に前記判断ステップS1へ戻る。
【0056】ステップS2で「YES」と判断した場
合、つまりカード挿入口15に対して自店の会員カード
1若しくは景品玉カード2が挿入された場合には、その
挿入カードが景品玉カード2であるか否かを判断し(ス
テップS4)、ここで「YES」と判断したときには、
当該景品玉カード2の発行日が当日であるか否かを判断
する(ステップS5)。
【0057】上記ステップS5で「NO」と判断した場
合、つまり、挿入された景品玉カード2の発行日が前日
以前であった場合(有効期限過ぎであった場合)には、
前記カード排出ステップS3を実行した後に判断ステッ
プS1へ戻るが、「YES」と判断した場合には、景品
玉数表示処理ルーチンS6を実行する。
【0058】上記景品玉数表示処理ルーチンS6の具体
的内容は図15に示されている。即ち、図15に示す景
品玉数表示処理ルーチンS6では、まず、中断フラグC
Fが「1」にセットされているか否かを判断する(ステ
ップa1)。ここで、上記中断フラグCFは、後述の説
明により明らかとなるように、対応するパチンコ遊技機
3での遊技客が遊技を一時的に中断したときに「1」に
セットされるものであり、従って、上記ステップa1で
「NO」と判断される状態は、当該パチンコ遊技機3で
の遊技を誰でも行い得る状態にあることを示している。
【0059】ステップa1で「NO」と判断した場合、
つまり対応するパチンコ遊技機3での遊技を誰でも行い
得る状態にあった場合には、景品玉データ要求信号Rk
を管理装置36へ送信し(ステップa2)、この後に管
理装置36側から景品玉データΔK若しくは景品玉及び
持玉データΔΣ1がアンサバックされるまで待機する
(ステップa3、a4)。
【0060】ここで、上記景品玉データ要求信号Rk
は、図23(a)に示すように、景品玉カード2からカ
ードリーダ35を通じて読み取ったカード番号と、対応
するパチンコ遊技機3の機種コードと、当該パチンコ遊
技機の台番号とを組み合わせた形態となっている。
【0061】また、管理装置36側には、図37に示す
ような管理用の個別データファイル群が設けられてお
り、景品玉データ要求信号Rkを受信した管理装置36
にあっては、後述の説明から明らかとなるように、個別
データファイル群中の景品玉データファイル及び持玉デ
ータファイルに基づいて、景品玉データ要求信号Rkに
対応したデータ(景品玉データΔK若しくは景品玉及び
持玉データΔΣ1)を作成してアンサバックする構成と
なっている。
【0062】上記個別データファイル群は、具体的に
は、上述した景品玉データファイル及び持玉データファ
イルの他に、会員データファイル、貯玉データファイ
ル、中断ファイルを備えて成るもので、これらの個別デ
ータファイルは以下に述べるような構成となっている。
【0063】図37(a)に示された会員データファイ
ルは、発行した全部の会員カード1に記録された会員番
号に対応させて、各会員毎に予め登録された例えば4桁
の暗証番号、会員カード1の有効期限を示すデータを記
憶したフォーマットとなっている。
【0064】図37(b)に示された貯玉データファイ
ルは、発行した全部の会員カード1に記録された会員番
号に対応させて、貯玉数を示すデータを記憶したフォー
マットとなっている。
【0065】図37(c)に示された景品玉データファ
イルは、発行した全部の景品玉カード2に記録されたカ
ード番号に対応させて、景品交換のみに供することが可
能な景品玉数を示すデータを記憶したフォーマットとな
っている。
【0066】図37(d)に示された持玉データファイ
ルは、発行した全部の会員カード1に記録された会員番
号及び発行した全部の景品玉カード2に記録されたカー
ド番号のそれぞれに対応させて、そのままの比率で返却
可能なパチンコ玉の数を示す持玉数、パチンコ遊技機3
の機種コードを示すデータを記憶したフォーマットとな
っている。
【0067】図37(e)に示された中断データファイ
ルは、発行した全部の会員カード1に記録された会員番
号及び発行した全部の景品玉カード2に記録されたカー
ド番号のそれぞれに対応させて、パチンコ遊技機3の台
番号を示すデータを記憶したフォーマットとなってい
る。
【0068】尚、前記景品玉データΔKは、景品玉デー
タファイル中の景品玉数を含んだデータであり、また、
前記景品玉及び持玉データΔΣ1は、景品玉データファ
イル中の景品玉数及び持玉データファイル中の持玉数を
含んだデータである。
【0069】しかして、図15のステップa3で「YE
S」と判断した場合、つまり管理装置36側から景品玉
データΔKがアンサバックされた場合には、そのデータ
ΔK中の景品玉数を記憶部34aに記憶すると共に、表
示部22に対して、当該記憶景品玉数を図27に示すよ
うなフォーマットで表示するステップa5を実行した後
にリターンする。
【0070】また、ステップa4で「YES」と判断し
た場合、つまり管理装置36側から景品玉及び持玉デー
タΔΣ1がアンサバックされた場合には、そのデータΔ
Σ1中の景品玉数及び持玉数を記憶部34aに記憶する
と共に、表示部22に対して、当該記憶景品玉数及び持
玉数を図28に示すようなフォーマットで表示するステ
ップa6を実行した後にリターンする。
【0071】一方、前記ステップa1で「YES」と判
断した場合、つまり対応するパチンコ遊技機3が遊技中
断状態にあった場合には、確認要求信号Rxを管理装置
36へ送信し(ステップa7)、この後に管理装置36
側から中断解除信号若しくは中断継続信号がアンサバッ
クされるまで待機する(ステップa8、a9)。
【0072】ここで、上記確認要求信号Rxは、図23
(f)に示すように、景品玉カード2からカードリーダ
35を通じて読み取った会員番号或いはカード番号(ス
テップa7で送信する場合はカード番号)と、対応する
パチンコ遊技機の台番号とを組み合わせた形態となって
いる。尚、確認要求信号Rxを受信した管理装置36に
あっては、後述の説明から明らかとなるように、個別デ
ータファイル群中の中断ファイル(図37(e)参照)
に基づいて、中断解除信号若しくは中断継続信号を作成
してアンサバックする構成となっている。
【0073】そして、中断継続信号を受信した場合(遊
技が一時的に中断された状態にあるパチンコ遊技機3に
付随したカード挿入口15に対して、その中断前の遊技
客と異なる遊技客の景品玉カード2が挿入された場合に
相当)には、カード挿入口15に挿入された景品玉カー
ド2を排出するステップa10を実行した後にリターン
する。
【0074】これに対して、中断解除信号を受信した場
合(遊技が一時的に中断された状態にあるパチンコ遊技
機3に付随したカード挿入口15に対して、その遊技を
中断させた遊技客が所有する景品玉カード2が挿入され
た場合に相当)には、中断フラグCFを「0」にリセッ
トするステップa11、表示部22の表示内容を遊技中
断前の状態に復帰させるステップa12を順次実行した
後にリターンする。
【0075】図8に翻って、前記ステップS4で「N
O」と判断した場合、つまり、カードリーダ35が取り
込んだ状態にあるカードが会員カード1であった場合に
は、テンキースイッチ28aを通じて暗証番号が入力さ
れるまで待機する(ステップS7)。尚、この待機状態
において、遊技客に対し暗証番号の入力を促すメッセー
ジを表示部22に表示する構成としても良い。
【0076】そして、暗証番号が入力された場合(ステ
ップS7で「YES」)には、貯玉数表示処理ルーチン
S8を実行する。上記貯玉数表示処理ルーチンS8の具
体的内容は図16に示されている。即ち、図16に示す
貯玉数表示処理ルーチンS8では、まず、中断フラグC
Fが「1」にセットされているか否かを判断する(ステ
ップb1)。
【0077】ステップb1で「NO」と判断した場合、
つまり対応するパチンコ遊技機3での遊技を誰でも行い
得る状態にあった場合には、貯玉データ要求信号Rcを
管理装置36へ送信し(ステップb2)、この後に管理
装置36側から貯玉データΔC、貯玉及び持玉データΔ
Σ2、拒絶信号SNの何れかがアンサバックされるまで
待機する(ステップb3、b4、b5)。
【0078】ここで、上記貯玉データ要求信号Rcは、
図23(b)に示すように、会員カード1からカードリ
ーダ35を通じて読み取った会員番号と、対応するパチ
ンコ遊技機3の機種コードと、当該パチンコ遊技機3の
台番号と、テンキースイッチ28aを通じて入力された
暗証番号を組み合わせた形態となっている。
【0079】この場合、貯玉データ要求信号Rcを受信
した管理装置36にあっては、後述の説明から明らかと
なるように、会員データファイル(図37(a)参
照)、貯玉データファイル(図37(b)参照)及び持
玉データファイル(図37(d)参照)に基づいて、貯
玉データ要求信号Rcに対応したデータ(貯玉データΔ
C,貯玉及び持玉データΔΣ2の何れか)若しくは拒絶
信号SNを作成してアンサバックする構成となってい
る。
【0080】尚、上記貯玉データΔCは、貯玉データフ
ァイル中の貯玉数を含んだデータであり、また、前記貯
玉及び持玉データΔΣ2は、貯玉データファイル中の景
品玉数及び持玉データファイル中の持玉数を含んだデー
タである。また、上記拒絶信号SNは、カード挿入口1
5に挿入された会員カード1が無効(当該会員カード1
毎に予め登録された暗証番号と入力された暗証番号とが
不一致、或いは会員カード1が有効期限過ぎ)であった
場合にアンサバックされるものである。
【0081】しかして、図16のステップb3で「YE
S」と判断した場合、つまり管理装置36側から貯玉デ
ータΔCがアンサバックされた場合には、そのデータΔ
C中の貯玉数を記憶部34aに記憶すると共に、表示部
22に対して、当該記憶貯玉数を図24に示すようなフ
ォーマットで表示するステップb6を実行した後にリタ
ーンする。
【0082】また、ステップb4で「YES」と判断し
た場合、つまり管理装置36側から貯玉及び持玉データ
ΔΣ2がアンサバックされた場合には、そのデータΔΣ
2中の貯玉数及び持玉数を記憶部34aに記憶すると共
に、表示部22に対して、当該記憶貯玉数及び持玉数を
図25に示すようなフォーマットで表示するステップb
7を実行した後にリターンする。
【0083】さらに、ステップb5で「YES」と判断
した場合、つまり管理装置36側から拒絶信号SNがア
ンサバックされた場合には、表示部22に対して、図2
6に示すような内容の拒絶メッセージ画面を表示するス
テップb8を実行した後にリターンする。尚、上記拒絶
メッセージ画面は、拒絶信号SNの発生原因が暗証番号
の入力ミスであった場合にその再入力を促す画面の例で
あるが、拒絶信号SNの発生原因が会員カード1の期限
切れであった場合には、その旨を表示する画面とすれば
良く、また、このときには会員カード1を排出するステ
ップを実行するようにしても良い。
【0084】一方、前記ステップb1で「YES」と判
断した場合、つまり対応するパチンコ遊技機3が遊技中
断状態にあった場合には、確認要求信号Rx(図23
(f)参照、但し、この場合の確認要求信号Rxは会員
番号と台番号との組み合わせ)を管理装置36へ送信し
(ステップb9)、この後に管理装置36側から中断解
除信号若しくは中断継続信号がアンサバックされるまで
待機する(ステップb10、b11)。
【0085】中断継続信号を受信した場合(遊技が一時
的に中断された状態にあるパチンコ遊技機3に付随した
カード挿入口15に対して、その中断前の遊技客と異な
る遊技客の会員カード1が挿入された場合に相当)に
は、カード挿入口15に挿入された会員カード1を排出
するステップb12を実行した後にリターンする。
【0086】これに対して、中断解除信号を受信した場
合(遊技が一時的に中断された状態にあるパチンコ遊技
機3に付随したカード挿入口15に対して、その遊技を
中断させた遊技客が所有する会員カード1が挿入された
場合に相当)には、中断フラグCFを「0」にリセット
するステップb13、表示部22の表示内容を遊技中断
前の状態に復帰させるステップb14を順次実行した後
にリターンする。
【0087】図8に翻って、前記景品玉数表示ルーチン
S6或いは前記貯玉数表示処理ルーチンS8を実行した
後には、計数開始スイッチ31、計数終了スイッチ3
2、イジェクトスイッチ16及び返却スイッチ28cの
オン状態を判断する(ステップS9、S10、S11、
S12)。
【0088】計数開始スイッチ31がオンされた場合
(ステップS9で「YES」)には、下皿7に設けられ
たロック機構7bがロック状態(玉計数機29によるパ
チンコ玉の計数動作を禁止した状態)にあるか否かを判
断する(ステップS13)。ここで「NO」と判断した
合には、判断ステップS10へ移行するが、「YES」
と判断した場合には、ロック機構7bをアンロック状態
に切り替えてノブ7aの操作を許容するステップS1
4、シャッタ用タイマのタイマ動作(例えば10〜15
秒程度)を開始させるステップS15を順次実行した後
に判断ステップS11へ移行する。
【0089】従って、カード挿入口15に適正な会員カ
ード1或いは景品玉カード2が挿入された状態で、計数
開始スイッチ31がオン操作されたときには、ノブ7a
の操作禁止状態、つまり玉計数機29によるパチンコ玉
の計数動作禁止状態が解除されることになる。これによ
り、ノブ7aの操作に応じて下皿7内のパチンコ玉を案
内管8に流入させ得るものであり、以て下皿7内のパチ
ンコ玉を玉計数機29により計数させることができる。
【0090】尚、上記シャッタ用タイマは、例えば制御
部34のプログラムにより実現されたもので、後述の説
明から明らかとなるように、玉計数機29が計数動作を
行っている状態ではタイマ動作時間が初期状態に戻され
るというリトリガ機能を備えた構成となっている。
【0091】一方、計数終了スイッチ32がオンされた
場合(ステップS10で「YES」)には、データ移行
処理ルーチンS16を実行した後に判断ステップS11
へ移行する。
【0092】上記データ移行処理ルーチンS16の具体
的内容は図17に示されている。即ち、図17に示すデ
ータ移行処理ルーチンS16では、まず、玉計数機29
による計数値が零か否かを判断する(ステップc1)。
【0093】ここで「YES」と判断した場合にはその
ままリターンするが、「NO」と判断した場合、つまり
玉計数機29がパチンコ玉の計数を開始した場合には、
当該玉計数機29による計数動作が終了するまで待機す
る(ステップc2)。
【0094】上記のような計数動作が終了したときに
は、前記ステップS0で設定された玉返却モードが1回
交換モード(玉計数機29により計数したパチンコ玉の
全部を貯玉へ移行させるモード)であるか否かを判断す
る(ステップc3)。ここで「NO」と判断した場合に
は、玉計数機29による計数値を、記憶部34aに記憶
されている持玉数に加算する(ステップc4)。
【0095】このステップc4の実行後には、持玉数表
示処理ルーチンc5を実行する。この持玉数表示処理ル
ーチンc5では、記憶部34aに記憶されている持玉数
を、表示ユニット10の表示器10bにデジタル表示す
ると共に、当該表示ユニット10の持玉表示ランプ10
a群を上記持玉数に応じた点灯状態(前述したように、
持玉数を点灯色及び点灯個数により表示した状態)に切
換える。
【0096】上記持玉数表示処理ルーチンc5の実行後
には、記憶部34aに記憶された持玉数が予め設定され
た上限値である「5000」以上あるか否かを判断する
(ステップc6)。
【0097】ここで「NO」と判断した場合には、その
まま後述するステップc11へ移行するが、「YES」
と判断した場合には、記憶部34aに記憶されている持
玉数を貯玉数若しくは景品玉数に変換して当該記憶部3
4aに記憶し直すためのステップc7を実行する。具体
的には、このステップc7では、カード挿入口15に会
員カード1が挿入されていた場合に、上記持玉数を記憶
部34中に記憶されている貯玉数に加算し、カード挿入
口15に景品玉カード2が挿入されていた場合に、上記
持玉数を記憶部34中に記憶されている景品玉数に加算
する。
【0098】このようなステップc7の実行後には報知
処理ルーチンc8を実行する。このルーチンc8では、
例えば、表示ユニット10の持玉表示ランプ10a群の
全部を赤色で点滅させる動作を所定時間継続するもので
あり、以て記憶部34aに記憶された持玉数(遊技客側
の獲得パチンコ玉数)が5000個以上に増加した旨を
報知するものである。そして、この報知処理ルーチンc
8の実行後には、表示ユニット10による表示状態を初
期化し(ステップc9)、ステップc11へ移行する。
【0099】また、前記ステップc3で「YES」と判
断した場合(1回交換モードが設定されていた場合)に
は、玉計数機29による計数値を、記憶部34aに記憶
されている貯玉数または景品玉数に選択的に加算するス
テップc10を実行した後にステップc11へ移行す
る。具体的には、このステップc10では、カード挿入
口15に会員カード1が挿入されていた場合に、上記計
数値を貯玉数データに加算し、カード挿入口15に景品
玉カード2が挿入されていた場合に、上記計数値を景品
玉数に加算する。
【0100】ステップc11では、玉計数機29による
計数値(ひいてはデジタル表示器30の表示)を初期化
するものであり、この後には、パチンコ遊技機3に設定
されている玉返却モードが無定量モード(玉計数機29
により計数したパチンコ玉を全て持玉へ移行させるモー
ド)であるか否かを判断する(ステップc12)。
【0101】ここで「YES」と判断した場合には、そ
のままステップc17へ移行するが、「NO」と判断し
た場合には、対応するパチンコ遊技機3が打止状態を呈
しているか否かを判断する(ステップc13)。
【0102】パチンコ遊技機3が打止状態を呈していた
場合には、データ変更ステップc16を実行した後に前
記ステップc17へ移行し、非打止状態であった場合に
は、ステップS0で設定された玉返却モードが持込玉モ
ード(玉計数機29により計数したパチンコ玉を、当該
玉計数機29に対応したパチンコ遊技機3から、他の同
一機種のパチンコ遊技機3に対してのみ持ち込むことを
許容するモード)であるか否かを判断する(ステップc
14)。ここで「YES」と判断した場合には、そのま
まステップc17へ移行するが、「NO」と判断した場
合には、対応するパチンコ遊技機3がラッキーチャンス
状態を呈しているか否かを判断する(ステップc1
5)。
【0103】対応するパチンコ遊技機3がラッキーチャ
ンス状態を呈していない場合には、前記データ変更ステ
ップc16を実行した後に前記ステップc17へ移行
し、パチンコ遊技機3がラッキーチャンス状態を呈して
いる場合には、そのままステップc17へ移行する。
【0104】上記データ変更ステップc16では、カー
ド挿入口15に会員カード1が挿入されている場合に、
記憶部34a中の持玉数を貯玉数に加算して当該持玉数
を零に変更し、また、カード挿入口15に景品玉カード
2が挿入されている場合に、記憶部34a中の持玉数を
景品玉数に加算して当該持玉数を零に変更する処理を行
う。また、ステップc17では、ロック機構7bをロッ
ク状態に切り替えてノブ7aの操作を禁止するものであ
り、このステップc17の実行後にリターンする。
【0105】図8に翻って、イジェクトスイッチ16が
オンされた場合(ステップS11で「YES」)には、
カード排出処理ルーチンS17を実行した後に前記判断
ステップS1へ戻る。
【0106】上記カード排出処理ルーチンS17の具体
的内容は図18に示されている。即ち、図18に示すカ
ード排出処理ルーチンS17では、まず、玉計数機29
による計数値が零か否かを判断する(ステップd1)。
【0107】上記ステップd1で「NO」と判断した場
合、つまり玉計数機29による計数値の処理が済んでい
ない場合には、そのままリターンするが、「YES」と
判断した場合には、記憶部34aに記憶されている持玉
数が零か否かを判断する(ステップd2)。尚、ステッ
プd1で「NO」と判断した場合において、表示部22
に対し、例えば「パチンコ玉の計数処理が済んでからイ
ジェクトスイッチを操作して下さい」というようなメッ
セージを表示するステップを実行した後にリターンする
構成としても良い。
【0108】上記ステップd2で「YES」と判断した
場合には後述する判断ステップd13へ移行するが、
「NO」と判断した場合には、表示部22に対し図30
に示すような内容の排出メッセージ画面を表示する(ス
テップd3)。
【0109】具体的には、上記排出メッセージ画面は、
遊技を一時的に中断するときにテンキースイッチ28a
の「1」キーの操作を促すと共に、遊技を終了するとき
にテンキースイッチ28aの「9」キーの操作を促すメ
ッセージと、遊技客側の獲得パチンコ玉数データとを表
示した内容となっている。尚、上記獲得パチンコ玉数デ
ータとしては、カード挿入口15に会員カード1が挿入
されている状態では、貯玉数及び持玉数が表示され、ま
た、景品玉カード2が挿入されている状態では、景品玉
数及び持玉数が表示されるものである。但し、図30で
は貯玉数及び持玉数を表示した例を示している。
【0110】上記のような表示ステップd3の実行後に
は、テンキースイッチ28aの「1」キー若しくは
「9」キーの何れかが操作されるまで待機する(ステッ
プd4、d5)。
【0111】テンキースイッチ28aの「1」キーが操
作されたときには、前記中断フラグCFを「1」にセッ
トするステップd6、表示部22に対し図31に示すよ
うな内容の中断メッセージ画面を表示するステップd
7、管理装置36へ中断信号ΔPを送信するステップd
8、カード挿入口15に挿入されているカードを排出す
るステップd16を順次実行した後にリターンする。
【0112】ここで上記中断信号ΔPは、図23(c)
に示すように、玉貸機9側において会員カード1或いは
景品玉カード2からカードリーダ35を通じて読み取っ
た会員番号或いはカード番号の何れか一方と、対応する
パチンコ遊技機3の台番号と、当該中断信号ΔPの送信
直前の時点で表示部22に表示されていた持玉数のデー
タとを組み合わせた形態となっている。
【0113】これに対してテンキースイッチ28aの
「9」キーが操作されたときには、前記ステップS0で
設定された玉返却モードが持込玉モードであるか否かを
判断する(ステップd9)。
【0114】ここで「YES」と判断した場合には、管
理装置36へ持玉信号ΔMを送信するステップd10、
表示部22の表示を初期化するステップd15及びカー
ド排出ステップd16を順次実行した後にリターンする
が、持込玉モード以外の玉返却モードが設定されていた
場合(ステップd9で「NO」)には、データ変更ステ
ップd11及びデータ送信ステップd12を順次実行す
る。
【0115】ここで、上記持玉信号ΔMは、図23
(d)に示すように、玉貸機9側において会員カード1
或いは景品玉カード2からカードリーダ35を通じて読
み取った会員番号或いはカード番号の何れか一方と、対
応するパチンコ遊技機3の機種コードと、上述同様の持
玉数とを組み合わせた形態となっている。
【0116】上記データ変更ステップd11では、カー
ド挿入口15に会員カード1が挿入されている場合に、
記憶部34a中の持玉数を貯玉数に加算して当該持玉数
を零に変更し、また、カード挿入口15に景品玉カード
2が挿入されている場合に、記憶部34a中の持玉数を
景品玉数に加算して当該持玉数を零に変更する処理を行
う。
【0117】上記データ送信ステップd12では、記憶
部34aに記憶されている最新の貯玉数或いは景品玉数
と、その時点でカード挿入口15に挿入されている会員
カード1の会員番号或いは景品玉カード2のカード番号
とを対応付けて成る更新データΔNを作成し、その更新
データΔNを管理装置36へ送信する。尚、上記更新デ
ータΔNは、カード挿入口15に会員カード1が挿入さ
れている状態では、その会員番号と持玉数及び貯玉数と
を対応付けたものとなり、また、カード挿入口15に景
品玉カード2が挿入されている状態では、そのカード番
号と持玉数及び景品玉数とを対応付けたものとなる。但
し、上記更新データΔNに含まれる持玉数は、零の場合
もあり得る。
【0118】データ送信ステップd12の実行後には判
断ステップd13へ移行する。この判断ステップd13
は、前記ステップd2で「YES」と判断された場合に
も実行されるものであり、対応するパチンコ遊技機3が
ラッキーチャンス状態にあるか否かを判断する。そし
て、ラッキーチャンス状態にあった場合には、当該ラッ
キーチャンス状態を解除するステップd14を実行し、
さらに、前記表示初期化ステップd15及びカード排出
ステップd16を順次実行した後にリターンする。これ
に対して、対応するパチンコ遊技機3がラッキーチャン
ス状態になかった場合には、上記ステップd14をジャ
ンプした後に表示初期化ステップd15及びカード排出
ステップd16を順次実行してリターンする。
【0119】図8に翻って、返却スイッチ28cがオン
された場合(ステップS12で「YES」)には、玉返
却処理ルーチンS18を実行した後に前記判断ステップ
S9へ戻る。
【0120】上記玉返却処理ルーチンS18の具体的内
容は図19〜図21に示されている。即ち、玉返却処理
ルーチンS18では、まず、図19に示すように、対応
するパチンコ遊技機3が打止状態にあるか否かを判断す
る(ステップe1)。パチンコ遊技機3が打止状態にあ
った場合には、そのままリターンするが、打止状態にな
かった場合には、玉計数機29による計数値が零か否か
を判断する(ステップe2)。
【0121】この判断ステップe5で「NO」と判断し
た場合、つまり玉計数機29による計数値の処理が済ん
でいない場合にはそのままリターンするが、「YES」
と判断した場合には、対応するパチンコ遊技機3に設定
されている玉返却モードが、1回交換モードであるか否
かを判断する(ステップe3)。
【0122】1回交換モード以外の玉返却モードが設定
されていた場合には判断ステップe4へ移行し、1回交
換モードが設定されていた場合には判断ステップe6へ
移行する。
【0123】上記判断ステップe4では、記憶部34a
に記憶された持玉数が零か否かを判断するものであり、
「NO」と判断した場合、つまり持玉数が「1」以上あ
る場合には、持玉返却処理ルーチンe5を実行する。
【0124】上記持玉返却処理ルーチンe5の内容は図
20に示されている。即ち、持玉返却処理ルーチンe5
では、まず、記憶部34aに記憶されている持玉数(こ
れは表示部22及び表示ユニット10の表示器10bに
表示されている)が所定の基準値n(返却スイッチ28
cの1回の操作により放出するパチンコ玉の基準量であ
る例えば「25」)以上あるか否かを判断する(ステッ
プe21)。
【0125】このステップe21で「YES」と判断し
た場合には、放出機構18を通じてn個のパチンコ玉を
放出(返却)するステップe22、記憶部34aに記憶
されている持玉数を上記規定値n相当分だけ減算させる
ステップe23、持玉数表示変更処理ルーチンe24を
順次実行した後に、表示更新ステップe28へ移行す
る。
【0126】上記持玉数表示変更処理ルーチンe24で
は、表示ユニット10の表示器10bにデジタル表示さ
れている持玉数を、記憶部34aに新たに記憶された持
玉数に変更すると共に、当該表示ユニット10の持玉表
示ランプ10a群の点灯状態を上記新たな持玉数に応じ
た状態に切換える。
【0127】これに対して、前記ステップe21で「N
O」と判断した場合、つまり記憶部34aに記憶されて
いる持玉数が規定値n未満であった場合には、放出機構
18を通じて上記持玉数に相当した数のパチンコ玉を放
出するステップe25、記憶部34aに記憶されている
持玉数を零に初期化するステップe26、表示ユニット
10による表示状態を初期化するステップe27を順次
実行した後に表示更新ステップe28へ移行する。
【0128】上記表示更新ステップe28では、表示部
22に表示中の持玉数を、上記減算後の新たな持玉数に
応じたデータ(零の場合もあり得る)に変更するもので
あり、このステップe28を実行した後にリターンす
る。
【0129】図19に翻って、判断ステップe4で「Y
ES」と判断した場合、つまり記憶部34aに記憶され
ている持玉数が零であった場合には、判断ステップe6
へ移行する。この判断ステップe6は、前記ステップe
3で「YES」と判断された場合にも実行されるもので
あり、ここでは、記憶部34aに記憶された貯玉数また
は景品玉数が、予め設定された最低基準値以上あるか否
かを判断する。
【0130】尚、上記最低基準値は、貯玉数データ或い
は景品玉数データを利用してパチンコ玉の返却を受ける
際の割引率Wに基づいて決まるものであり、具体的に
は、割引率Wの設定可能範囲が20〜80%であった場
合において、その割引率Wが50%以下の場合は
「2」、50%を越える場合は「3」に設定される。
【0131】上記ステップe6で「NO」と判断した場
合には、そのままリターンするが、「YES」と判断し
た場合には、貯玉・景品玉返却処理ルーチンe7を実行
した後にリターンする。
【0132】上記貯玉・景品玉返却処理ルーチンe7の
内容は図21に示されている。即ち、景品玉返却処理ル
ーチンe7では、まず、記憶部34aに記憶された貯玉
数または景品玉数が、前記基準値nと予め設定された加
算値δnとの合計値以上あるか否かを判断する(ステッ
プe31)。
【0133】ここで、上記加算値δnは、前記割引率W
に応じて決まる値であり、次式により得られる。 δn=W・n/(100−W) 但し、上式による計算値に小数点以下の端数が出る場合
は、これを切り上げ処理した整数値としている。
【0134】具体的には、基準値nが25の状態におい
て、割引率Wが例えば30%の場合はδn=11、40
%の場合はδn=17、50%の場合はδn=25に設
定されることになる。
【0135】上述したステップe31で「YES」と判
断した場合には、放出機構18を通じてn個のパチンコ
玉を放出(返却)するステップe32、記憶部34aに
記憶されている貯玉数または景品玉数を上記規定値nと
前記加算値δnの合計値相当分だけ減算させるステップ
e33を順次実行した後に、表示更新ステップe36へ
移行する。
【0136】これに対して、前記ステップe31で「N
O」と判断した場合、つまり記憶部34aに記憶されて
いる貯玉数または景品玉数が(n+δn)未満であった
場合には、当該貯玉数または景品玉数に対し前記割引率
Wを乗じた数(小数点以下の端数は切り捨て)のパチン
コ玉を放出機構18を通じて放出するステップe34、
記憶部34aに記憶されている貯玉数または景品玉数を
零に初期化するステップe35を順次実行した後に表示
更新ステップe36へ移行する。
【0137】上記表示更新ステップe36では、表示部
22に表示中の貯玉数または景品玉数を、上記減算後の
新たな貯玉数若しくは景品玉数に応じたデータ(零の場
合もあり得る)に変更するものであり、このステップe
36を実行した後にリターンする。
【0138】図8に翻って、ステップS12で「NO」
と判断した場合には、前記シャッタ用タイマがタイムア
ップしたか否かを判断する(ステップS19)。ここで
「YES」と判断した場合、つまり、計数開始スイッチ
31のオンに伴いシャッタ用タイマのタイマ動作が前述
のように開始された後において、当該タイマのタイマ動
作時間が経過するまでの期間に玉計数機29の計数動作
が全く行われなかった場合並びに計数動作終了後に上記
タイマ動作時間が経過した場合には、ロック機構7bを
ロック状態に切り替えてノブ7aの操作を禁止するステ
ップS20を実行した後に判断ステップS9へ戻る。
【0139】上記ステップS19で「NO」と判断され
る期間、つまりシャッタ用タイマのタイマ動作が行われ
ている期間には、計数処理ルーチンS21、データ表示
処理ルーチンS22、TV表示処理ルーチンS23を順
次実行した後に判断ステップS9へ戻る。
【0140】上記計数処理ルーチンS21の具体的内容
は図22に示されている。即ち、図22に示す計数処理
ルーチンS21では、まず、玉計数機29がパチンコ玉
を検出した状態にあるか否かを判断する(ステップf
1)。ここで「YES」と判断される状態、つまり玉計
数機29に対し案内管8を介してパチンコ玉が流入して
いる状態では、当該玉計数機29による計数値をデジタ
ル表示器30に更新表示する(ステップf2)。
【0141】次いで、例えば制御部34のプログラム或
いは玉計数機29側のタイマ回路などにより実現された
計数用タイマが動作中か否かを判断し(ステップf
3)、「NO」の場合には当該計数用タイマのタイマ動
作(例えば数秒程度)を初期状態から開始させるステッ
プf4を実行して判断ステップf6へ移行し、また、
「YES」の場合には計数用タイマのタイマ動作を初期
状態から再開始させるステップf5を実行して判断ステ
ップf6へ移行する。
【0142】上記判断ステップf6では、前記シャッタ
用タイマがタイマ動作中か否かを判断するものである。
ここで「NO」と判断した場合には前記判断ステップf
1へ戻るが、「YES」と判断した場合には、当該シャ
ッタ用タイマのタイマ動作時間を初期状態に戻すステッ
プf7を実行した後に判断ステップf1へ戻る。
【0143】ステップf1で「NO」と判断される状
態、つまり玉計数機29がパチンコ玉を検出していない
状態では、計数用タイマがタイムアップしたか否かを判
断し(ステップf8)、タイムアップしていない状態で
はそのままリターンする。これに対して、計数用タイマ
がタイムアップした場合には、表示部22に対して、図
29に示すような内容の計数終了メッセージ画面を表示
するステップf9を実行した後にリターンする。
【0144】図8に翻って、前記データ表示処理ルーチ
ンS22では、データ画面選択スイッチ23がオン操作
された場合に、表示部22に対し図34に示すようなデ
ータ画面を表示する。尚、このデータ画面には、対応す
るパチンコ遊技機3での特賞発生回数データなどの管理
用データが管理装置36から呼び出されて表示されるも
のであり、同時に遊技客側の獲得パチンコ玉数データ
(図34の例では貯玉数及び持玉数)も表示される。
【0145】さらに、前記TV表示処理ルーチンS23
では、TV画面選択スイッチ25がオン操作された場合
に、表示部22に対しTV映像を表示する図35のよう
なTV画面を表示する。尚、このTV画面の切り替え操
作は、チャンネル切替スイッチ27により行い得るもの
であり、また、上記TV画面には、遊技客側の獲得パチ
ンコ玉数データ(図35の例では貯玉数及び持玉数)も
表示される。
【0146】さて、図9〜図14には、図8のメインプ
ログラムに付随して設けられた割込処理ルーチンの内容
が示されており、以下これについて説明する。
【0147】図9に示された第1の割込処理ルーチン
は、硬貨投入口19へ硬貨が投入されたとき(ステップ
g1で「YES」)に行われるものであり、硬貨投入に
応じて貸出処理ルーチンg2を実行してリターンする。
この貸出処理ルーチンg2では、投入された硬貨の真贋
及び価額を判定すると共に、その硬貨が例えば500円
玉及び100円玉以外であった場合に硬貨返却口14へ
返却し、500円玉或いは100円玉であった場合に、
その価額に相当した量のパチンコ玉を放出機構18を通
じて放出する。
【0148】図10に示された第2の割込処理ルーチン
は、パチンコ遊技機3から特賞信号が与えられたとき
(ステップh1で「YES」)に行われるものであり、
次段の判断ステップh2では、カード挿入口15に会員
カード1若しくは景品玉カード2が挿入されているか否
かを判断する。ここで「YES」と判断した場合には、
特賞表示ランプ9bを点灯させるステップh5を実行し
てリターンする。
【0149】これに対してステップ2で「NO」と判断
した場合には、例えば呼び出しランプ9aを点滅させる
ことにより警報を発生する動作を行う(ステップh
3)。この警報発生ステップh3は、カード挿入口15
に会員カード1若しくは景品玉カード2が挿入されるま
で(ステップh4で「YES」と判断されるまで)行わ
れる。そして、ステップh4で「YES」と判断された
ときには、特賞表示ランプ9bを点灯(或いは点滅)さ
せるステップh5を実行してリターンする。
【0150】ここで、上記警報は、カード挿入口15に
会員カード1若しくは景品玉カード2が挿入されていな
い状態では玉計数機29による計数動作を開始できない
(ノブ7aの操作禁止状態を解除できない)ため、特賞
発生に伴う多量の放出パチンコ玉を処理しきれなくなる
事態に対処するためのものである。遊技客は、斯様な警
報に呼応して、自身が保持している会員カード1或いは
景品玉カード2をカード挿入口15へ挿入し、その挿入
後に計数開始スイッチ31をオン操作すれば、前述した
ようにノブ7aの操作禁止状態が解除されるから、下皿
7内のパチンコ玉を計数できるようになる。
【0151】また、パチンコホール従業員は、上記警報
の発生現場まで出向くことにより、該当遊技客が会員カ
ード1或いは景品玉カード2を保持していなかった場合
に、遊技客に対し景品玉カード2を手渡しする(或いは
カード挿入口15に直接挿入する)ことにより発行する
ものである。尚、上記警報発生時には、店内放送を利用
して店内に警報を流す構成としても良いものである。
【0152】さらに、具体的には図示しないが、上記の
ような呼び出しランプ9aによる警報発生状態は、パチ
ンコホール従業員が携帯するリモコン38から、呼び出
しランプ9aを消灯状態に切換えるためのリモート信号
(消灯指令信号)がリモコン受信部11に向けて送信さ
れたとき(呼び出し解除スイッチ41が操作されたと
き)に解除されるようになっている。
【0153】図11に示された第3の割込処理ルーチン
は、リモコン38からラッキーチャンスの開始のための
ラッキー信号を受信したとき(ステップi1で「YE
S」)に行われるものであり、次段の判断ステップi2
では、前記ステップS0で設定された玉返却モードがラ
ッキーチャンスモードであるか否かを判断する。
【0154】ここで「NO」と判断した場合にはそのま
まリターンするが、「YES」と判断した場合には、ラ
ッキーチャンス状態へ移行した旨を記憶するステップi
3、表示部22に対して図32に示すようなラッキーチ
ャンス画面を表示するステップi4を実行してリターン
する。尚、ラッキーチャンス状態にあることを示す表示
手段を例えばパチンコ遊技機3に設置しておき、ラッキ
ーチャンス状態へ移行した場合(ステップi2で「YE
S」)に当該表示手段を動作させる構成としても良い。
【0155】図12に示された第4の割込処理ルーチン
は、リモコン38からラッキーチャンスの停止のための
ラッキー停止信号を受信したとき(ステップj1で「Y
ES」)に行われるものであり、次段の判断ステップj
2では、前記ステップS0で設定された玉返却モードが
ラッキーチャンスモードであるか否かを判断する。ここ
で「NO」と判断した場合にはそのままリターンする
が、「YES」と判断した場合には、ラッキーチャンス
状態を解消(ラッキーチャンス状態へ移行した旨の記憶
を初期化)するステップj3、表示部22の表示内容を
ラッキーチャンス開始前の状態に復帰させるステップj
4を順次実行してリターンする。
【0156】図13に示された第5の割込処理ルーチン
は、リモコン38から打止開始のための打止信号を受信
したとき(ステップk1で「YES」)に行われるもの
であり、次段の判断ステップk2では、前記ステップS
0で設定された玉返却モードが打止モードであるか否か
を判断する。
【0157】ここで「NO」と判断した場合にはそのま
まリターンするが、「YES」と判断した場合には、打
止表示ランプ9cを点灯(或いは点滅)させるステップ
k3、表示部22に対して図33に示すような打止画面
を表示するステップk4を順次実行してリターンする。
尚、パチンコ遊技機3が打止状態にあるか否かの判断を
行う場合(前記ステップe1参照)には、上記のような
打止表示ランプ9cの点灯制御が行われているか否かに
より行うことになる。
【0158】図14に示された第6の割込処理ルーチン
は、リモコン38から打止解除のための打止解除信号を
受信したとき(ステップm1で「YES」)に行われる
ものであり、次段の判断ステップm2では、前記ステッ
プS0で設定された玉返却モードが打止モードであるか
否かを判断する。
【0159】ここで「NO」と判断した場合にはそのま
まリターンするが、「YES」と判断した場合には、打
止表示ランプ9cを消灯させるステップm3、表示部2
2の表示内容を打止開始前の状態に復帰させるステップ
m4を順次実行してリターンする。
【0160】しかして、以上のような制御部34による
主たる制御内容を要約すると次のようになる。 (1)誰でも遊技を行い得る状態にあるパチンコ遊技機
3に付随したカード挿入口15に対して、自店の会員カ
ード1が挿入された状態で、テンキースイッチ28aに
より4桁の暗証番号が入力されたときには、当該会員カ
ード1の会員番号、上記パチンコ遊技機3の機種コード
及び台番号、入力された暗証番号を含む貯玉データ要求
信号Rcを管理装置36へ送信する。
【0161】(2)上記のような貯玉データ要求信号R
cの送信に応じて、管理装置36側から、拒絶信号SN
がアンサバックされたときには、表示部22に対し図2
6に一例を示す拒絶メッセージ画面を表示する。また、
管理装置36側から貯玉データΔC、或いは貯玉及び持
玉データΔΣ2がアンサバックされたときには、それら
のデータ中の貯玉数、或いは貯玉数及び持玉数を記憶部
34aに記憶すると共に、その記憶データを、表示部2
2に対して図24或いは図25のようなフォーマットで
表示する。
【0162】(3)同じく、誰でも遊技を行い得る状態
にあるパチンコ遊技機3に付随したカード挿入口15に
対して、自店の景品玉カード2(当日発行の有効なも
の)が挿入されたときには、当該景品玉カード2のカー
ド番号、上記パチンコ遊技機3の機種コード及び台番号
を含む景品玉データ要求信号Rkを管理装置36へ送信
する。
【0163】(4)上記のような景品玉データ要求信号
Rkの送信に応じて、管理装置36側から景品玉データ
ΔK、或いは景品玉及び持玉データΔΣ1がアンサバッ
クされたときには、それらのデータ中の景品玉数、或い
は景品玉数及び持玉数を記憶部34aに記憶すると共
に、その記憶データを、表示部22に対して図27或い
は図28のようなフォーマットで表示する。
【0164】(5)遊技が一時的に中断された状態のパ
チンコ遊技機3(対応する表示部22に図31のような
中断メッセージが表示されたもの)に付随したカード挿
入口15に対し、その中断前に取り込んでいた会員カー
ド1若しくは景品玉カード2と異なるカードが挿入され
た場合、つまり、遊技中断前の遊技客と異なる遊技客の
会員カード1若しくは景品玉カード2が挿入された場合
には、挿入されたカードを排出する。また、中断前に取
り込んでいた会員カード1若しくは景品玉カード2と同
じカードが挿入された場合、つまり、遊技中断前の遊技
客と同じ遊技客の会員カード1若しくは景品玉カード2
が挿入された場合には、表示部22の表示内容を遊技中
断前の状態に復帰させる。
【0165】(6)硬貨投入口19へ真正な100円硬
貨或いは500円硬貨が投入されたときには、投入され
た硬貨の価額に相当した量のパチンコ玉を放出機構18
を通じて放出する。
【0166】(7)対応するパチンコ遊技機3で特賞状
態が発生した場合には特賞表示ランプ9bを点灯させる
が、この場合においてカード挿入口15に適正な会員カ
ード1或いは景品玉カード2が挿入されていなかった場
合には、呼び出しランプ9aを点滅させることにより警
報を発生する。この警報は、カード挿入口15に対し会
員カード1或いは景品玉カード2を挿入することを促す
ものであり、遊技客が会員カード1或いは景品玉カード
2を所持していなかった場合には、パチンコホール従業
員が新たな景品玉カードを発行することになる。
【0167】(8)パチンコホール従業員が携帯するリ
モコン38からラッキー信号を受信したときには、対応
するパチンコ遊技機3に予め設定されている返却モード
がラッキーチャンスモード(パチンコ遊技機3がラッキ
ーチャンス状態にある期間のみ、玉計数機29により計
数したパチンコ玉をそのままの比率で返却可能な持玉へ
移行させるモード)であった場合に、当該パチンコ遊技
機3をラッキーチャンス状態へ移行させると共に、表示
部22に対し図32に示すようなラッキーチャンス画面
を表示する。
【0168】(9)上記リモコン38からラッキー停止
信号を受信したときには、対応するパチンコ遊技機3が
上述のようなラッキーチャンス状態へ移行していた場合
に、そのラッキーチャンス状態を解消すると共に、表示
部22の表示内容をラッキーチャンス開始前の状態に復
帰させる。
【0169】(10)リモコン38から打止信号を受信
したときには、対応するパチンコ遊技機3に予め設定さ
れている返却モードが打止モード(パチンコ遊技機3が
打止状態に切り替えられたときに、玉計数機29により
計数したパチンコ玉を全て貯玉へ移行させるモード)で
あった場合に、対応する打止表示ランプ9cを点灯させ
ると共に、表示部22に対し図33に示すような打止画
面を表示する。
【0170】(11)リモコン38から打止解除信号を
受信したときには、対応するパチンコ遊技機3が打止状
態にあった場合に、打止表示ランプ9cを消灯させると
共に、表示部22の表示内容を打止状態へ移行する前の
状態に復帰させる。
【0171】(12)管理装置36側から中断解除信号
が与えられたときには、パチンコ遊技機3での遊技中断
状態(表示部22に図31のような中断メッセージ画面
を表示した状態)を解除すると共に、表示部22の表示
内容を遊技中断前の状態に復帰させる。
【0172】(13)カード挿入口15に適正な会員カ
ード1或いは景品玉カード2が挿入された状態(表示部
22に対して、貯玉数、景品玉数及び持玉数の何れか一
つ或いは二つが表示された状態)において、計数開始ス
イッチ31がオン操作されたときには、ロック機構7b
をアンロック状態に切り替えてノブ7aの操作を許容
し、以て下皿7内のパチンコ玉を玉計数機29により計
数させ得る状態に切り替える。
【0173】(14)上記のようにロック機構7bをア
ンロック状態に切り替えた後において、シャッタ用タイ
マのタイマ動作時間(10〜15秒程度)が経過するま
での期間に、玉計数機29によるパチンコ玉の計数動作
が開始されなかった場合には、ロック機構7bをロック
状態に復帰させて計数動作を禁止する。これに対して、
上記タイマ動作時間内に玉計数機29による計数動作が
開始された場合には、その計数内容を逐次デジタル表示
器30に表示し、当該計数動作が終了したときには、表
示部22に対し図29に示すような計数終了メッセージ
画面を表示して、計数終了スイッチ32の操作を促す。
【0174】(15)上記のような計数動作の終了後に
おいて計数終了スイッチ32がオン操作されたときに
は、その計数結果(遊技客の獲得パチンコ玉を示す)
を、記憶部34aに記憶されている持玉数、貯玉数及び
景品玉数の何れかに選択的に加算すると共に、デジタル
表示器30の表示を初期化し、この後に、ロック機構7
bをロック状態に復帰させて計数動作を禁止する。
【0175】具体的には、対応するパチンコ遊技機3に
設定された玉返却モードが1回交換モードであった場合
には、上記計数結果を、カード挿入口15に会員カード
1が挿入されていたときに貯玉数に加算し、カード挿入
口15に景品玉カード2が挿入されていたときに景品玉
数に加算する。また、設定された玉返却モードが無定量
モード或いは持込玉モードであった場合には、計数結果
を無条件で持玉数に加算する。
【0176】設定された玉返却モードがラッキーチャン
スモードであった場合には、当該パチンコ遊技機3がラ
ッキーチャンス状態を呈している期間のみ、計数結果を
持玉数に加算するが、これ以外の期間には、上述同様に
貯玉数及び景品玉数の何れかに加算する。
【0177】設定された玉返却モードが打止モードであ
った場合には、当該パチンコ遊技機3が打止状態にない
ときに、計数結果を持玉数に加算するが、打止状態を呈
していたときには、上述同様に貯玉数及び景品玉数の何
れかに加算する。
【0178】(16)玉計数機29による計数結果が、
記憶部34a中の持玉数に加算される毎に、その加算後
の持玉数を表示ユニット10及び表示部22により表示
するが、その持玉数が上限値である5000個以上とな
った場合には、その持玉数を貯玉数(カード挿入口15
に会員カード1が挿入されていた場合)若しくは景品玉
数(カード挿入口15に景品玉カード2が挿入されてい
た場合)に変換して当該記憶部34aに記憶し直す。
【0179】また、これと同時に、記憶部34aに記憶
された持玉数が5000個以上に増加した旨を表示ユニ
ット10を通じて報知する動作を行い、以て持玉が貯玉
若しくは景品玉へ変更された旨を遊技客に知らせる。
尚、このような報知の後には、表示ユニット10による
表示状態を初期化すると共に、表示部22に表示されて
いる持玉数、貯玉数及び景品玉数の各データを記憶部3
4aの記憶内容に応じたものに切換える。
【0180】(17)カード挿入口15に適正な会員カ
ード1或いは景品玉カード2が挿入された状態で、イジ
ェクトスイッチ16がオン操作された場合には、挿入カ
ードを排出する。但し、イジェクトスイッチ16のオン
操作時点で、玉計数機29による計数値の処理が済んで
いない状態にあったとき(玉計数機29による計数動作
を行った後に計数終了スイッチ32がオン操作されてい
ないとき)には、イジェクトスイッチ16の操作を無効
化して挿入カードの排出を禁止する。
【0181】(18)上記のようなイジェクトスイッチ
16のオン操作に伴うカード排出時において、記憶部3
4aに記憶されている持玉数が零であった場合には、そ
のまま表示部22の表示を初期化する。このとき、対応
するパチンコ遊技機3がラッキーチャンス状態にあった
場合には、そのラッキーチャンス状態を解除する。
【0182】(19)イジェクトスイッチ16のオン操
作に伴うカード排出時において、記憶部34aに記憶さ
れている持玉数が零でなかった場合には、表示部22に
対し図30に示すような排出メッセージ画面を表示する
ことにより、遊技客に対し、遊技を一時的に中断するの
か、或いは遊技をそのまま終了するのかを確認する。こ
の場合、遊技客は、テンキースイッチ28aの「1」キ
ー若しくは「9」キーを選択的に操作することにより、
遊技を一時的に中断するのか、或いは遊技をそのまま終
了するのかを意思表示できる。
【0183】遊技の一時中断が選択された場合(「1」
キーが操作された場合)には、表示部22に対し図31
に示すような中断メッセージ画面を表示すると共に、管
理装置36へ中断信号ΔP(会員番号或いはカード番号
の何れか一方と、パチンコ遊技機3の台番号と、持玉数
とを組み合わせた信号)を送信する。
【0184】遊技の終了が選択された場合(「9」キー
が操作された場合)において、対応するパチンコ遊技機
3に予め設定されている返却モードが持込玉モード(パ
チンコ遊技機3での獲得パチンコ玉を同一機種の他のパ
チンコ遊技機3へ持ち込むことが供されたモード)であ
ったときには、管理装置36へ持玉信号ΔM(会員番号
或いはカード番号の何れか一方と、対応するパチンコ遊
技機3の機種コードと、持玉数とを組み合わせた信号)
を送信する。
【0185】これに対して、遊技の終了が選択された場
合において、対応するパチンコ遊技機3に予め設定され
ている返却モードが持込玉モード以外であったときに
は、記憶部34a中の持玉数を、貯玉数(カード挿入口
15に会員カード1が挿入されているとき)、若しくは
景品玉数(カード挿入口15に景品玉カード2が挿入さ
れているとき)に加算するものであり、これに応じて持
玉数は零とされる。
【0186】さらに、記憶部34aに記憶された最新の
持玉数、貯玉数及び景品玉数と、その時点でカード挿入
口15に挿入されている会員カード1の会員番号或いは
景品玉カード2のカード番号とを対応付けて成る更新デ
ータΔNを作成して管理装置36へ送信する。
【0187】(20)カード挿入口15に適正な会員カ
ード1或いは景品玉カード2が挿入された状態で、返却
スイッチ28cがオン操作された場合には、放出機構1
8を通じてパチンコ玉の返却(放出)動作を行う。但
し、対応するパチンコ遊技機3が打止状態にある場合、
並びに玉計数機29による計数値の処理が済んでいない
場合には、返却スイッチ28cのオン操作を無視する。
【0188】この場合、記憶部34a中の持玉数が
「1」以上ある場合には、当該持玉数に基づいたパチン
コ玉の返却動作を行うと共に、当該持玉数をパチンコ玉
の返却数に応じた数だけ減少させる。尚、上記のような
持玉数に基づいたパチンコ玉の返却動作時においては、
基準値であるn個(持玉数がn未満の場合には当該デー
タに応じた個数)のパチンコ玉を返却する。
【0189】つまり、記憶部34aに記憶された持玉数
に基づいたパチンコ玉返却動作時には、その返却数が当
該持玉数と同じ数となるように制御するという等価返却
処理が実行されることになる。
【0190】上記のような等価返却処理に応じて持玉数
が零になった場合、並びに持玉数が当初から零であった
場合には、記憶部34aに記憶されている貯玉数若しく
は景品玉数に基づいたパチンコ玉の返却動作を行うよう
になる。
【0191】この場合の返却動作時において、記憶部3
4a中の貯玉数または景品玉数が、前記基準値nと予め
設定された加算値δn(これは予め設定された割引率W
に応じて決まる)との合計値以上ある場合には、その基
準値nに応じた数のパチンコ玉を返却すると共に、貯玉
数または景品玉数を規定値n及び加算値δnの合計値に
相当した数だけ減少させる。
【0192】また、記憶部34a中の貯玉数または景品
玉数が、前記基準値n及び加算値δnの合計値に満たな
い場合には、当該貯玉数または景品玉数に対し割引率W
を乗じた数(小数点以下の端数は切り捨て)のパチンコ
玉を返却すると共に、貯玉数または景品玉数を零に初期
化する。
【0193】これにより、上記のような貯玉数または景
品玉数に基づいたパチンコ玉返却動作時には、実際に返
却されるパチンコ玉数が、貯玉数または景品玉数に対し
て、(100−W/100)を乗じた数(小数点以下の
端数は切り捨て)となるように制御するという割引返却
処理が実行されることになる。つまり、割引返却処理時
には、記憶部34aに記憶された貯玉数または景品玉数
が、放出されたパチンコ玉数より所定の割増分だけ余分
に減少されることになる。
【0194】(21)上記のようなパチンコ玉の返却に
応じて記憶部34aに記憶されている持玉数、貯玉数及
び景品玉数が減少するのに応じて表示部22の表示内容
を切換える動作を行い、特に貯玉数が減少したときには
表示ユニット10による表示内容も切換える。
【0195】さて、前記管理装置36は、CPU及びR
OM、RAMなどの周辺回路を含んで構成されており、
玉貸機9によるパチンコ玉の貸出動作並びに玉計数機2
9による計数結果の管理に関わる制御を、玉貸機9側の
制御部34からの送信データに基づいて実行する構成と
なっている。
【0196】尚、上記制御部34からの送信データとし
ては、前述したように、景品玉データ要求信号Rk、貯
玉データ要求信号Rc、確認要求信号Rx、中断信号Δ
P、持玉信号ΔM及び更新データΔNとがある。
【0197】図36には管理装置36による制御内容が
示されており、以下これについて関連する作用と共に説
明する。図36において、管理装置36は、玉貸機9側
の制御部34から送信されてくる景品玉データ要求信号
Rk、貯玉データ要求信号Rc、更新データΔN、中断
信号ΔP、持玉信号ΔM、確認要求信号Rxがそれぞれ
入力されたか否かを判断する各ステップU1、U2、U
3、U4、U5、U6を順次実行する待機ループを形成
する。
【0198】景品玉データ要求信号Rkを受信した場合
(ステップU1で「YES」)、つまり、玉貸機9側に
おいてカード挿入口15に適正な景品玉カード2が挿入
された場合には、予め記憶した景品玉データファイル
(図37(c)参照)から、当該景品玉データ要求信号
Rk中のカード番号に対応した景品玉数を読み込む(ス
テップU7)。
【0199】次いで、同じく予め記憶した持玉データフ
ァイル(図37(d)参照)にアクセスし(ステップU
8)、当該持玉データファイル中に、受信した景品玉デ
ータ要求信号Rk中のカード番号を示すデータが存在す
るか否かを判断する(ステップU9)。
【0200】上記ステップU9で「NO」と判断した場
合には、ステップU7で読み込んだ景品玉数を含む景品
玉データΔKを、上記景品玉データ要求信号Rkの送信
源となった玉貸機9へアンサバックするステップU13
を実行した後に前記待機ループ(ステップU1〜U6)
へ戻る。
【0201】上記のようなステップU13の実行に応じ
て、玉貸機9側の制御部34では、前記図15に示した
ように、ステップa3で「YES」と判断して、上記景
品玉データΔK中の景品玉数の記憶並びに表示(図27
参照)のためのステップa5を実行することになる。
【0202】これに対してステップU9で「YES」と
判断した場合には、受信した景品玉データ要求信号Rk
中の機種コードと、持玉データファイルにおける上記景
品玉データ要求信号Rk中のカード番号に対応した組み
合わせデータ中の機種コードとが一致するか否かを判断
する(ステップU10)。
【0203】機種コードが一致する場合(景品玉カード
2を利用している遊技客が、持込玉モードが設定されて
いるパチンコ遊技機3での遊技後に、同一機種の他のパ
チンコ遊技機3へ移動した場合に相当)には、前記ステ
ップU7で読み込んだ景品玉数と上記持玉データファイ
ル中の該当持玉数とを含んで成る景品玉及び持玉データ
ΔΣ1を作成して、そのデータΔΣ1を景品玉データ要
求信号Rkの送信源となった玉貸機9へアンサバックし
(ステップU11)、この後に待機ループへ戻る。
【0204】上記のようなステップU11の実行に応じ
て、玉貸機9側の制御部34では、図15に示したよう
に、ステップa4で「YES」と判断して、上記景品玉
及び持玉データΔΣ1中の景品玉数及び持玉数の記憶並
びに表示(図28参照)のためのステップa6を実行す
ることになる。
【0205】これに対して機種コードが不一致の場合
(ステップU10で「NO」)には、持玉データファイ
ルにおける受信景品玉データ要求信号Rk中のカード番
号に対応した持玉数を、当該カード番号に対応した景品
玉データファイル中の景品玉数に加算する(ステップU
12)。そして、このステップU12の実行後には、前
記ステップU13を実行して待機ループへ戻る。
【0206】これにより、景品玉カード2を利用してい
る遊技客が、持込玉モードが設定されているパチンコ遊
技機3での遊技後に、他の機種のパチンコ遊技機3へ移
動した場合には、管理装置36側では、当該景品玉カー
ド2のカード番号と対応付けて記憶している持玉データ
ファイル中の持玉数を、景品玉データファイル中の景品
玉数へシフトするものであり、そのシフト後の景品玉数
を含む景品玉データΔKを玉貸機9へアンサバックする
ことになる。
【0207】一方、貯玉データ要求信号Rcを受信した
場合(ステップU2で「YES」)、つまり、玉貸機9
側においてカード挿入口15に適正な会員カード1が挿
入された場合には、予め記憶した会員データファイル
(図37(a)参照)から、当該貯玉データ要求信号R
c中の会員番号に対応した暗証番号及び有効期限を読み
込む(ステップU14)。
【0208】次いで、上述のように読み込んだ暗証番号
と、受信した貯玉データ要求信号Rc中の暗証番号とが
一致するか否かを判断すると共に、読み込んだ有効期限
データに基づいて前記会員カード1が有効であるか否か
を判断し(ステップU15、U16)、何れか一方で
「NO」と判断した場合には、拒絶信号を貯玉データ要
求信号Rcの送信源となった玉貸機9へアンサバックす
るステップU17を実行した後に待機ループへ戻る。
【0209】上記のようなステップU17の実行に応じ
て、玉貸機9側の制御部34では、前記図16に示した
ように、ステップb5で「YES」と判断して、拒絶メ
ッセージ(図26参照)を表示するためのステップb8
を実行することになる。
【0210】これに対して、前記ステップU15及びU
16の双方で「YES」と判断した場合には、予め記憶
した貯玉データファイル(図37(b)参照)から、受
信した貯玉データ要求信号Rc中の会員番号に対応した
貯玉数を読み込む(ステップU18)。
【0211】次いで、持玉データファイル(図37
(d)参照)にアクセスし(ステップU19)、当該持
玉データファイル中に、受信した貯玉データ要求信号R
c中の会員番号を示すデータが存在するか否かを判断す
る(ステップU20)。
【0212】上記ステップU20で「NO」と判断した
場合には、ステップU18で読み込んだ貯玉数を含む貯
玉データΔCを、上記貯玉データ要求信号Rcの送信源
となった玉貸機9へアンサバックするステップU24を
実行した後に前記待機ループへ戻る。
【0213】上記のようなステップU24の実行に応じ
て、玉貸機9側の制御部34では、前記図16に示した
ように、ステップb3で「YES」と判断して、上記貯
玉データΔC中の貯玉数の記憶並びに表示(図24参
照)のためのステップb6を実行することになる。
【0214】これに対してステップU20で「YES」
と判断した場合には、受信した貯玉データ要求信号Rc
中の機種コードと、持玉データファイルにおける上記貯
玉データ要求信号Rc中の会員番号に対応した組み合わ
せデータ中の機種コードとが一致するか否かを判断する
(ステップU21)。
【0215】機種コードが一致する場合(会員カード1
を利用している遊技客が、持込玉モードが設定されてい
るパチンコ遊技機3での遊技後に、同一機種の他のパチ
ンコ遊技機3へ移動した場合に相当)には、ステップU
18で読み込んだ貯玉数と上記持玉データファイル中の
該当持玉数とを含んで成る貯玉及び持玉データΔΣ2を
作成して、そのデータΔΣ2を貯玉データ要求信号Rc
の送信源となった玉貸機9へアンサバックし(ステップ
U22)、この後に待機ループへ戻る。
【0216】上記のようなステップU22の実行に応じ
て、玉貸機9側の制御部34では、図16に示したよう
に、ステップb4で「YES」と判断して、上記貯玉及
び持玉データΔΣ2中の貯玉数及び持玉数の記憶並びに
表示(図25参照)のためのステップb7を実行するこ
とになる。
【0217】これに対して機種コードが不一致の場合
(ステップU21で「NO」)には、持玉データファイ
ルにおける受信貯玉データ要求信号Rc中の会員番号に
対応した持玉数を、当該会員番号に対応した貯玉データ
ファイル中の貯玉数に加算する(ステップU23)。そ
して、このステップU23の実行後には、前記ステップ
U27を実行して待機ループへ戻る。
【0218】これにより、会員カード1を利用している
遊技客が、持込玉モードが設定されているパチンコ遊技
機3での遊技後に、他の機種のパチンコ遊技機3へ移動
した場合には、管理装置36側では、当該会員カード1
の会員番号と対応付けて記憶している持玉データファイ
ル中の持玉数を、貯玉データファイル中の貯玉数へシフ
トすることになり、そのシフト後の貯玉数を含む貯玉デ
ータΔCを玉貸機9へアンサバックすることになる。
【0219】また、更新データΔNを受信した場合(ス
テップU3で「YES」)には、貯玉データファイル
(図37(b)参照)、景品玉データファイル(図37
(c)参照)及び持玉データファイル(図37(d)参
照)の何れかにアクセスする(ステップU25)。
【0220】具体的には、更新データΔNに会員番号が
含まれていた場合(玉貸機9側においてカード挿入口1
5に会員カード1が挿入されていた場合に相当)には、
貯玉データファイル及び持玉データファイルにアクセス
し、更新データΔNにカード番号が含まれていた場合
(玉貸機9側においてカード挿入口15に景品玉カード
2が挿入されていた場合に相当)には、景品玉データフ
ァイル及び持玉データファイルにアクセスする。
【0221】次いで、アクセスしたファイル中の貯玉
数、景品玉数及び持玉数の各データのうち、上記更新デ
ータΔN中の会員番号若しくはカード番号に対応したデ
ータを、当該更新データΔNに含まれる貯玉数、景品玉
数及び持玉数の各データに更新するステップU26を実
行して待機ループへ戻る。
【0222】一方、中断信号ΔPを受信した場合(ステ
ップU4で「YES」)には、中断データファイル(図
37(e)参照)にアクセスする(ステップU27)。
そして、アクセスした中断データファイル中の台番号の
うち、上記中断信号ΔP中の会員番号若しくはカード番
号に対応したデータを、当該中断信号ΔPに含まれる台
番号に更新するステップU28を実行して待機ループへ
戻る。
【0223】さらに、持玉信号ΔMを受信した場合(ス
テップU5で「YES」)には、持玉データファイル
(図37(d)参照)にアクセスする(ステップU2
9)。そして、アクセスした持玉データファイル中の持
玉数及び機種コードのうち、上記持玉信号ΔM中の会員
番号若しくはカード番号に対応したデータを、当該持玉
信号ΔMに含まれる持玉数及び機種コードに更新するス
テップU30を実行して待機ループへ戻る。
【0224】確認要求信号Rxを受信した場合(ステッ
プU6で「YES」)にも中断データファイルにアクセ
スする(ステップU31)。次いで、受信した確認要求
信号Rx中の台番号データと、中断データファイルにお
ける上記確認要求信号Rx中のカード番号と対応した台
番号データとが一致するか否かを判断する(ステップU
32)。
【0225】台番号データが一致する場合(確認要求信
号Rxの送信源となった玉貸機9に対応するパチンコ遊
技機3が遊技中断状態にある場合において、カード挿入
口15に挿入されたカードが中断前に挿入されていたカ
ードと同じものであった場合に相当)には、中断解除信
号を確認要求信号Rxの送信源となった玉貸機9へアン
サバックするステップU33を実行した後に前記待機ル
ープへ戻る。
【0226】これにより、上記中断解除信号を受信した
玉貸機9側の制御部34にあっては、前記図15中のス
テップa11以降の制御または前記図16中のステップ
b13以降の制御を実行することになる。
【0227】これに対して、台番号データが一致しない
場合(ステップU32で「NO」、つまり確認要求信号
Rxの送信源となった玉貸機9に対応するパチンコ遊技
機3が遊技中断状態にある場合において、カード挿入口
15に挿入されたカードが中断前に挿入されていたカー
ドと相違する場合に相当)には、中断継続信号を確認要
求信号Rxの送信源となった玉貸機9へアンサバックす
るステップU34を実行した後に前記待機ループへ戻
る。
【0228】これにより、上記中断継続信号を受信した
玉貸機9側の制御部34にあっては、前記図15中のス
テップa10または前記図16中のステップb12を実
行して、挿入されたカードを排出するようになる。
【0229】しかして、上記のように構成された本実施
例によれば、以下に述べるような作用・効果を奏するこ
とができる。即ち、遊技客は、玉貸機9に硬貨を投入す
ることにより新たなパチンコ玉の貸出を受けることによ
り、パチンコ遊技機3での遊技を行うことができる。ま
た、会員カード1或いは景品玉カード2を利用すれば、
管理装置36側に当該カード1或いは2と対応付けて記
憶されている貯玉データ或いは景品玉データ(場合によ
っては持玉データ)に基づいてパチンコ玉の返却を玉貸
機9を通じて受けることができるから、そのパチンコ玉
を使用して遊技を行うこともできる。
【0230】会員カード1或いは景品玉カード2を利用
して遊技を行う場合には、そのカード1或いは2を玉貸
機9に設けられたカード挿入口15へ挿入するのに応じ
て、管理装置36側から当該玉貸機9へ、上記挿入カー
ドに対応した貯玉データ或いは景品玉データ(場合によ
っては持玉データ)が送信されて玉貸機9内の記憶部3
4aに記憶されるものであり、その記憶データがパチン
コ玉の返却動作に供されることになる。但し、貯玉デー
タ或いは景品玉データに基づいたパチンコ玉の返却動作
時には後述する割引返却が行われ、持玉データに基づい
たパチンコ玉の返却動作時には後述する等価返却が行わ
れることになる。
【0231】遊技客は、カード挿入口15に対し適正な
会員カード1或いは景品玉カード2を挿入しておけば、
計数開始スイッチ31をオン操作することにより、パチ
ンコ遊技機3での遊技により獲得したパチンコ玉(下皿
7及び上皿4内のパチンコ玉)を、当該パチンコ遊技機
3に付随して設けられている玉計数機29により計数さ
せることができる。
【0232】この場合、下皿7(及び上皿4)内のパチ
ンコ玉を玉計数機29へ流入させるためのノブ7aの操
作、つまり玉計数機29による計数動作は、計数開始ス
イッチ31をオン操作したときのみ可能となるように構
成されているから、パチンコ玉の計数動作が誤って行わ
れる虞がなくなる。
【0233】玉計数機29が計数したパチンコ玉数デー
タは、その計数終了後に計数終了スイッチ32をオン操
作したときに、対応するパチンコ遊技機3に設定されて
いる玉返却モードに応じて、1対1の比率で返却すると
いう等価返却を受けることができる持玉数データ、若し
くは、所定の割引率(例えが20%〜80%)を加味し
て返却するという割引返却が行われる貯玉数データ及び
景品玉数データの何れかへ選択的に変換されることにな
る。尚、貯玉数データ及び景品玉数データの何れに変換
するかは、カード挿入口15に挿入されているカードの
種類によって決まる。具体的には、以下〜に示すよ
うに変換される。
【0234】…パチンコ遊技機3に設定された玉返却
モードが1回交換モードの場合 この場合には、玉計数機29により計数したパチンコ玉
数データは、貯玉数データ(挿入カードが会員カード1
の場合)及び景品玉数データ(挿入カードが景品玉カー
ド2の場合)の何れかに変換される。従って、玉計数機
29により一旦計数したパチンコ玉の等価返却は一切禁
止され、当該パチンコ玉の割引返却を受けることのみが
可能となる。
【0235】…パチンコ遊技機3に設定された玉返却
モードがラッキーチャンスモードの場合 この場合には、玉計数機29により計数したパチンコ玉
数データは、パチンコ遊技機3がラッキーチャンス状態
を呈している期間のみ持玉数データに変換され、この他
の期間には、貯玉数データ(会員カード1の場合)及び
景品玉数データ(景品玉カード2の場合)の何れかに変
換される。従って、パチンコ遊技機3がラッキーチャン
ス状態にある期間に獲得したパチンコ玉は玉貸機9を通
じて等価返却可能となり、これ以外の期間に獲得したパ
チンコ玉は割引返却に供されることになる。但し、上記
のような等価返却は、同一の玉貸機9からパチンコ玉の
返却を受ける場合(同一のパチンコ遊技機3で遊技を継
続する場合)においてのみ有効となる。
【0236】…パチンコ遊技機3に設定された玉返却
モードが打止モードの場合 この場合には、玉計数機29により計数したパチンコ玉
数データは、パチンコ遊技機3が打止状態となっていな
い期間には持玉数データに変換されるが、当該パチンコ
遊技機3が一旦打止状態に切り替えられたときには、貯
玉数データ(会員カード1の場合)及び景品玉数データ
(景品玉カード2の場合)の何れかに変換される(打止
解除された後には持玉数データに変換される)。従っ
て、パチンコ遊技機3の打止状態にすることなく獲得し
たパチンコ玉は等価返却可能となり、パチンコ遊技機3
を打止状態とすることにより獲得したパチンコ玉は割引
返却に供されることになる。尚、この場合においても、
上記のような等価返却は、同一の玉貸機9からパチンコ
玉の返却を受ける場合のみ有効となる。
【0237】…パチンコ遊技機3に設定された玉返却
モードが無定量モードの場合 この場合には、玉計数機29により計数したパチンコ玉
数データは、全て持玉数データに変換されることにな
る。この場合においても、上記持玉数データに基づいた
パチンコ玉の等価返却は、同一の玉貸機9からパチンコ
玉の返却を受ける場合のみ有効となるものであり、従っ
て、同じパチンコ遊技機3での遊技を継続している限
り、当該パチンコ遊技機3で獲得したパチンコ玉の等価
返却を受けることができる。
【0238】…パチンコ遊技機3に設定された玉返却
モードが持込玉モードの場合 この場合にも、玉計数機29により計数したパチンコ玉
数データは、全て持玉数データに変換されることにな
り、また、同一機種の他のパチンコ遊技機3へ移動した
場合でも、上記持玉数データがそのまま有効となる。従
って、同じパチンコ遊技機3での遊技を継続している場
合、並びに同一機種の他のパチンコ遊技機3で遊技する
場合に限り、遊技により獲得したパチンコ玉の等価返却
を受けることができる。
【0239】以上〜のように変換された各データ
は、前述したように管理装置36側から送信されてくる
貯玉データ或いは景品玉データ(場合によっては持玉デ
ータ)と共に、パチンコ玉の返却動作に供し得るように
なる。
【0240】但し、玉計数機29でパチンコ玉を計数し
た結果、持玉数の合計が予め設定された上限値である
「5000」以上となった場合には、その持玉数を貯玉
数(カード挿入口15に会員カード1が挿入されていた
場合)若しくは景品玉数(カード挿入口15に景品玉カ
ード2が挿入されていた場合)に変換されることにな
る。この場合、上記貯玉数や景品玉数に基づいたパチン
コ玉の返却動作時には割引返却が行われるから、遊技客
側の獲得パチンコ玉数が上限値である5000個を越え
た場合において、その遊技客側の獲得パチンコ玉が遊技
に再利用される場合であっても、遊技場側の売上高が実
質的に増えるようになる。しかも、この場合には従来の
ように、遊技客側の獲得パチンコ玉数が上限値を越えた
状態となったパチンコ遊技機3まで遊技場従業員が出向
く必要がなくなるため、その負担を軽減できるようにな
る。
【0241】そして、パチンコ玉の返却を受けるときに
は、返却スイッチ28cをオン操作する。但し、返却ス
イッチ28cがオン操作された場合において、対応する
パチンコ遊技機3が打止状態にあったとき、並びに玉計
数機29による計数動作が継続されている状態時には、
そのオン操作が無視される。
【0242】パチンコ遊技機3が1回交換モードに設定
されていた場合には、返却スイッチ28cのオン操作時
において、持玉数データは無視されて、貯玉データ若し
くは景品玉データに基づいたパチンコ玉の返却、つまり
割引返却のみが行われる。
【0243】パチンコ遊技機3が1回交換モード以外の
玉返却モードに設定されていた場合には、返却スイッチ
28cのオン操作時において、持玉数データに基づいた
等価返却が優先的に行われ、その返却に応じて持玉数デ
ータが零になった後には、貯玉データ若しくは景品玉デ
ータに基づいたパチンコ玉の割引返却が行われる。
【0244】以上のように、割引返却処理が選択的に行
われる結果、遊技客による獲得パチンコ玉がパチンコ遊
技機3での遊技に再利用される場合であっても、パチン
コホール側の売上及び利益が圧縮される事態を未然に防
止できるようになる。この場合、割引処理の形態は、パ
チンコホール側が設定する玉返却モードに応じてパチン
コ遊技機3毎に任意に調整できるから、パチンコ遊技機
3の管理を多様且つきめ細かく行うことが可能となり、
パチンコホール側の売上及び利益が圧縮される事態の防
止効果を的確に得ることができる。また、パチンコ遊技
機3に設定する玉返却モードの如何によっては、遊技客
が獲得して一旦玉計数機29により計数させたパチンコ
玉を当日において選択的に放出可能であるから、遊技客
側の利便性が阻害される虞がなくなるものである。
【0245】遊技客が、パチンコ遊技機3での遊技を終
了する場合には、イジェクトスイッチ16をオン操作し
て会員カード1または景品玉カード2の返却を受ける。
この場合、玉計数機29による計数動作が継続されてい
る状態時には、イジェクトスイッチ16のオン操作が無
視される。また、イジェクトスイッチ16のオン操作時
において玉貸機9側に持玉数データが記憶されていた場
合には、表示部22に対し図30に示すような排出メッ
セージ画面が表示されるから、遊技を終了する場合には
テンキースイッチ28aの「9」キーを操作すれば、カ
ードが排出されるようになる。
【0246】このような操作が行われた場合、パチンコ
遊技機3の玉返却モードが持込玉モード以外に設定され
ていた場合には、玉貸機9側に記憶されている持玉デー
タが、貯玉データ(挿入カードが会員カード1の場合)
若しくは景品玉データ(挿入カードが景品玉カード2の
場合)にシフトされ、管理装置36側に会員カード1若
しくは景品玉カード2と対応付けた状態で記憶されるこ
とになる。これに対して、パチンコ遊技機3の持込玉モ
ードに設定されていた場合には、玉貸機9側に記憶され
ている持玉データが、管理装置36側に会員カード1若
しくは景品玉カード2と対応付けた持玉データとして記
憶されることになる。
【0247】但し、上記持玉データは、対応する会員カ
ード1若しくは景品玉カード2が、当該持玉データの獲
得源となったパチンコ遊技機3と異なる機種のパチンコ
遊技機3へ移って遊技を開始しようとしたときに、貯玉
データ若しくは景品玉データへ自動的にシフトされる。
これにより、持込玉モードが設定されたパチンコ遊技機
3で獲得したパチンコ玉を、そのままの比率で他の機種
のパチンコ遊技機3へ持ち込む事態が禁止されることに
なる。
【0248】また、遊技客が、休憩などのためにパチン
コ遊技機3での遊技を一時的に中断する場合にも、イジ
ェクトスイッチ16をオン操作して会員カード1または
景品玉カード2の返却を受けておくものであるが、この
場合には、遊技の一時中断モードを選択できる。つま
り、イジェクトスイッチ16をオン操作したときにおい
て(玉計数機29による計数動作が継続されている状態
時には、そのオン操作が無視される)、玉貸機9側に持
玉数データが記憶されていた場合には、表示部22に対
し図30に示すような排出メッセージ画面が表示される
から、一時中断モードを選択する場合にはテンキースイ
ッチ28aの「1」キーを操作する。
【0249】この操作に応じて、パチンコ遊技機3が、
これに対応した表示部22に対し図31に示すような中
断メッセージ画面を表示した状態の一時中断モードに切
り替えられる。
【0250】このような状態から、会員カード1或いは
景品玉カード2がカード挿入口15に挿入された場合に
おいて、当該会員カード1或いは景品玉カード2が中断
前に挿入されていたカードと異なっていた場合には、そ
のカードが排出される。従って、遊技客がパチンコ遊技
機3での遊技を一時的に中断して席を外す場合におい
て、そのパチンコ遊技機3が他の遊技客に占拠されるこ
とがなくなり、以て遊技客間での不要なトラブルの発生
を未然に防止できるようになる。
【0251】勿論、上記のようなパチンコ遊技機3の遊
技中断状態において、対応するカード挿入口15に挿入
された会員カード1或いは景品玉カード2が中断前に挿
入されていたカードと同じであった場合、つまり、パチ
ンコ遊技機3に遊技中断前の遊技客が戻ってきた場合に
は、前記一時中断モードが自動的に解消されて、当該パ
チンコ遊技機3での遊技を再開できることになる。
【0252】また、上記のようにイジェクトスイッチ1
6のオン操作に応じて会員カード1または景品玉カード
2の返却を受ける際には、表示部22に対し排出メッセ
ージ画面(図30参照)が表示されて、遊技をそのまま
終了するのか或いは一時的に中断するのかを、遊技客の
判断で選択する構成としたから、等価交換に供し得る持
玉データが割引交換が条件となる貯玉データ若しくは景
品玉データへ誤ってシフトされる事態を未然に防止でき
るようになる利点がある。
【0253】玉計数機29の計数動作中は、返却スイッ
チ28cやイジェクトスイッチ16のオン操作が無効化
されるから、玉計数機29による計数動作、その計数デ
ータを持玉データ、貯玉データ或いは景品玉データへ変
換する動作を確実に行うことができる。
【0254】遊技客が獲得パチンコ玉を計数させるため
の玉計数機29、遊技客が会員カード1或いは景品玉カ
ード2を利用してパチンコ玉の返却を受ける際に操作が
必要となるカードリーダ35、スイッチパネル28は、
何れもパチンコ遊技機3と隣接した玉貸機9に設けられ
ているものであるから、遊技客は、獲得パチンコ玉を計
数する場合や、前記会員カード1や景品玉カード2を利
用したパチンコ玉の返却を受ける場合にパチンコ遊技機
3から離れる必要がなくなる。この結果、パチンコ玉の
計数及びその返却を受ける作業が遊技客にとって煩雑に
なる虞がなくなるから、遊技客側の利便性を向上できる
ようになり、これに伴うパチンコホールの集客力の向上
も期待できるようになる。しかも、遊技客が上記のよう
なパチンコ玉の計数や返却のために費やす時間を大幅に
短縮できることになるから、パチンコ遊技機3の稼働率
が落ちる事態を未然に防止できるようになり、以てパチ
ンコホール側の売上向上を図り得るようになる。
【0255】(第2の実施態様)図38には本発明の第
2実施例が示されており、以下これについて前記第1実
施例と異なる部分のみ説明する。即ち、この第2実施例
は、玉貸機9が有する制御部34による制御内容のう
ち、計数終了スイッチ32のオン操作に応じて行われる
データ移行処理ルーチンS16(図17参照)に代え
て、図38に示すような内容のデータ移行処理ルーチン
S16′を実行するようにした点に特徴を有する。
【0256】このデータ移行処理ルーチンS16′で
は、まず、玉計数機29による計数値が零か否かを判断
する(ステップg1)。ここで「YES」と判断した場
合にはそのままリターンするが、「NO」と判断した場
合、つまり玉計数機29がパチンコ玉の計数を開始した
場合には、当該玉計数機29による計数動作が終了する
まで待機する(ステップg2)。
【0257】上記のような計数動作が終了したときに
は、設定されている玉返却モードが1回交換モード(玉
計数機29により計数したパチンコ玉の全部を貯玉へ移
行させるモード)であるか否かを判断する(ステップg
3)。ここで「NO」と判断した場合には、記憶部34
aに記憶されている持玉数が予め設定された上限値であ
る「5000」以上あるか否かを判断する(ステップg
4)。
【0258】ここで「YES」と判断した場合には、玉
計数機29による計数値を、記憶部34aに記憶されて
いる貯玉数または景品玉数に加算する(ステップg
5)。具体的には、このステップg5では、カード挿入
口15に会員カード1が挿入されていた場合に、上記計
数値を記憶部34中に記憶されている貯玉数に加算し、
カード挿入口15に景品玉カード2が挿入されていた場
合に、上記計数値を記憶部34中に記憶されている景品
玉数に加算する。
【0259】このようなステップg5の実行後には報知
処理ルーチンg6を実行する。このルーチンg6では、
例えば、表示ユニット10の持玉表示ランプ10a群の
全部を赤色で点滅させる動作を所定時間継続するもので
あり、以て記憶部34aに記憶された持玉数(遊技客側
の獲得パチンコ玉数)が5000個以上に増加した旨を
報知するものである。そして、この報知処理ルーチンg
6の実行後にはステップg7へ移行する。
【0260】一方、前記ステップg4で「NO」と判断
した場合には、記憶部34aに記憶されている持玉数と
玉計数機29による計数値との合計が前記上限値(=5
000)以上であるか否かを判断する(ステップg
8)。
【0261】このステップg8で「NO」と判断した場
合には、玉計数機29による計数値を記憶部34a中の
持玉数に加算するステップg9を実行した後にステップ
g7へ移行する。また、ステップg8で「YES」と判
断した場合には、上記計数値のうち、上限値から記憶部
34aに記憶されている持玉数を差し引いた数値相当分
だけ当該持玉数に加算し(ステップg10)、残りの数
値相当分を記憶部34aに記憶されている貯玉数または
景品玉数に加算し(ステップg11)、この後にステッ
プg7へ移行する。尚、上記ステップg11では、カー
ド挿入口15に会員カード1が挿入されていた場合に、
上記残りの数値相当分を記憶部34中に記憶されている
貯玉数に加算し、カード挿入口15に景品玉カード2が
挿入されていた場合に、上記数値相当分を記憶部34中
に記憶されている景品玉数に加算する。
【0262】また、前記ステップg3で「YES」と判
断した場合(1回交換モードが設定されていた場合)に
は、玉計数機29による計数値を、記憶部34aに記憶
されている貯玉数または景品玉数に選択的に加算するス
テップg12を実行した後にステップg7へ移行する。
具体的には、このステップg12では、カード挿入口1
5に会員カード1が挿入されていた場合に、上記計数値
を貯玉数データに加算し、カード挿入口15に景品玉カ
ード2が挿入されていた場合に、上記計数値を景品玉数
に加算する。
【0263】ステップg7では、玉計数機29による計
数値を初期化するものであり、この後には、パチンコ遊
技機3に設定されている玉返却モードが無定量モード
(玉計数機29により計数したパチンコ玉を全て持玉へ
移行させるモード)であるか否かを判断する(ステップ
g12)。
【0264】ここで「YES」と判断した場合には、そ
のままステップg18へ移行するが、「NO」と判断し
た場合には、対応するパチンコ遊技機3が打止状態を呈
しているか否かを判断する(ステップg14)。
【0265】パチンコ遊技機3が打止状態を呈していた
場合には、データ変更ステップg17を実行した後に前
記ステップg18へ移行し、非打止状態であった場合に
は、ステップS0で設定された玉返却モードが持込玉モ
ード(玉計数機29により計数したパチンコ玉を、当該
玉計数機29に対応したパチンコ遊技機3から、他の同
一機種のパチンコ遊技機3に対してのみ持ち込むことを
許容するモード)であるか否かを判断する(ステップg
15)。ここで「YES」と判断した場合には、そのま
まステップg18へ移行するが、「NO」と判断した場
合には、対応するパチンコ遊技機3がラッキーチャンス
状態を呈しているか否かを判断する(ステップg1
6)。
【0266】対応するパチンコ遊技機3がラッキーチャ
ンス状態を呈していない場合には、前記データ変更ステ
ップg17を実行した後に前記ステップg18へ移行
し、パチンコ遊技機3がラッキーチャンス状態を呈して
いる場合には、そのままステップg18へ移行する。
【0267】上記データ変更ステップg17では、カー
ド挿入口15に会員カード1が挿入されている場合に、
記憶部34a中の持玉数を貯玉数に加算して当該持玉数
を零に変更し、また、カード挿入口15に景品玉カード
2が挿入されている場合に、記憶部34a中の持玉数を
景品玉数に加算して当該持玉数を零に変更する処理を行
う。また、ステップg18では、ロック機構7bをロッ
ク状態に切り替えてノブ7aの操作を禁止するものであ
り、このステップg18の実行後にリターンする。
【0268】このような構成とした本実施例によれば、
制御部34、記憶部34aに記憶された持玉数が予め設
定された上限値以上に達している状態では、玉計数機2
9による計数値を記憶手段に対し貯玉数または景品玉数
として記憶させるようになる。また、記憶部34aに記
憶された持玉数が予め設定された上限値以上に達してい
ない状態であっても、玉計数機29による計数値を上記
持玉数に加算したときに上限値に達する場合は、加算後
の持玉数が上限値を越えないように制御するようにな
る。つまり、記憶部34aに記憶される持玉数は、予め
設定された上限値を越えて増えることがなく、遊技客側
の獲得パチンコ玉の合計が上記上限値を越えた場合に
は、その越えた分が全て貯玉数として記憶されることに
なる。
【0269】従って、遊技客側の獲得パチンコ玉数が上
限値を越えたときには、その上限値を越えて獲得したパ
チンコ玉を遊技に利用できなくなるから、その後に、遊
技客が遊技を行う場合に、上記上限値に対応した数のパ
チンコ玉については遊技に利用できるものの、その遊技
の続行に応じてパチンコ玉を上限値を越えて消費したと
きには、対価の支払いにより玉貸機9を通じて新たなパ
チンコ玉を放出させる必要が出てくる。この結果、パチ
ンコ玉の貸出高が増えると共に、従来のように、遊技客
側の獲得パチンコ玉数が上限値を越えた状態となったパ
チンコ遊技機3までパチンコホール従業員が出向く必要
がなくなってその負担を軽減できるなど、前記第1実施
例と同様の効果を奏することができる。
【0270】(その他の実施態様)尚、本発明は上記し
た実施例に限定されるものではなく、次のような変形ま
たは拡張が可能である。会員カード1及び景品玉カード
2を利用したシステムを前提としたが、これに限られる
ものではなく、それら会員カード1及び景品玉カード2
の一方或いは双方を利用しないシステムを前提とするこ
ともできる。
【0271】また、例えば、貯玉或いは景品玉について
は、景品交換のみに有効で、それらに基づいたパチンコ
玉の放出動作を行わないシステムを前提とすることもで
きる。つまり、玉貸機9において持玉数データのみに基
づいたパチンコ玉の放出動作を行い、貯玉数データ或い
は景品玉数データに基づいたパチンコ玉の放出動作を行
わない構成とした場合には、遊技客側の持玉数が上限値
を越えたときには、その持玉数が貯玉数若しくは景品玉
数に自動的に変更されることになって、結果的に、一旦
計数させたパチンコ玉を遊技に利用できなくなるから、
その後に、遊技客が新たに遊技を行う場合には、対価の
支払いにより玉貸機9を通じて新たなパチンコ玉を放出
させる必要が出てくる。この結果、パチンコ玉の貸出
高、つまり遊技場の売上高が増えるものであり、勿論、
この場合にも、従来のように、遊技客側の獲得パチンコ
玉数が上限値を越えた状態となったパチンコ遊技機3ま
で遊技場従業員が出向く必要がなくなるため、その負担
を軽減できるようになる。
【0272】玉計数機29による計数の終了に応じて計
数終了スイッチ32をオン操作することによりデータ移
行処理ルーチンS16(図17参照)或いはS16′
(図38参照)を実行する構成としたが、計数終了を自
動的に検知する手段を設け、その検知手段が検知状態と
なったときに上記データ移行処理ルーチンS16或いは
S16′を実行する構成とすれば、計数終了スイッチ3
2を不要にできる。
【0273】また、計数開始スイッチ31についても、
例えば、その機能を操作ノブ7aで代替する構成とすれ
ば不要にできる。景品玉カード2については、パチンコ
遊技機3で特賞状態が発生した場合にパチンコホール従
業員が遊技客に手渡しする構成としたが、例えば、パチ
ンコ遊技機3で特賞状態が発生した時点で、対応するカ
ード挿入口15にカードが挿入されていなかった場合
に、景品玉カード2を自動的に発行する手段を設ける構
成としても良い。
【0274】パチンコ遊技機3での遊技中断状態(遊技
の一時中断モードが選択された状態)を、対応する玉貸
機9内の制御部34からの確認要求信号Rxに基づいて
管理装置36側で判断する構成としたが、制御部34側
で判断する構成とすることも可能である。この場合に
は、管理装置36側の中断データファイル(図37
(e)参照)を不要にできる。
【0275】会員カード1や景品玉カード2からデータ
を読み取るデータ読取り手段として、挿入カードを取り
込む形式のカードリーダ35を用いたが、カードのスラ
イド操作に応じてデータ読み取るスライド方式のカード
リーダを用いても良い。また、記録担体としてICカー
ドを利用することもできる。遊技媒体としてパチンコ玉
を利用するパチンコ遊技機3を管理対象としたが、パチ
ンコ玉として遊技用メタルを利用する遊技機(スロット
マシン)などを管理対象としても良いものである。
【0276】
【発明の効果】本発明によれば以上の説明によって明ら
かなように、遊技機から放出された遊技媒体を当該遊技
機と1対1で対応した位置に設けられた計数手段により
計数させた場合に、その計数値を前記記憶手段に対し第
1の計数データとして記憶させると共に、当該記憶手段
に記憶された第1の計数データが予め設定された上限値
以上に増加した場合に、当該第1の計数データを、これ
とは区分して扱われる第2の計数データに変換して記憶
手段に記憶し直す記憶制御手段を設けるなどの構成とし
たので、遊技媒体の貸与量の増加に基づく遊技場側の利
益の向上を遊技場従業員の負担増を招くことなく実現で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すパチンコ遊技機及び
玉貸機部分の正面図
【図2】玉貸機の要部の正面図
【図3】全体のシステム構成を概略的に示す機能ブロッ
ク図
【図4】玉貸機の電気的構成を示す機能ブロック図
【図5】リモコンの斜視図
【図6】会員カードの正面図
【図7】景品玉カードの正面図
【図8】玉貸機が有する制御部の制御内容を示すフロー
チャートその1
【図9】玉貸機が有する制御部の制御内容を示すフロー
チャートその2
【図10】玉貸機が有する制御部の制御内容を示すフロ
ーチャートその3
【図11】玉貸機が有する制御部の制御内容を示すフロ
ーチャートその4
【図12】玉貸機が有する制御部の制御内容を示すフロ
ーチャートその5
【図13】玉貸機が有する制御部の制御内容を示すフロ
ーチャートその6
【図14】玉貸機が有する制御部の制御内容を示すフロ
ーチャートその7
【図15】玉貸機が有する制御部の制御内容を示すフロ
ーチャートその8
【図16】玉貸機が有する制御部の制御内容を示すフロ
ーチャートその9
【図17】玉貸機が有する制御部の制御内容を示すフロ
ーチャートその10
【図18】玉貸機が有する制御部の制御内容を示すフロ
ーチャートその11
【図19】玉貸機が有する制御部の制御内容を示すフロ
ーチャートその12
【図20】玉貸機が有する制御部の制御内容を示すフロ
ーチャートその13
【図21】玉貸機が有する制御部の制御内容を示すフロ
ーチャートその14
【図22】玉貸機が有する制御部の制御内容を示すフロ
ーチャートその15
【図23】玉貸機が有する制御部から管理装置へ送信さ
れる信号のフォーマット例を示す図
【図24】表示部による表示例を示す図その1
【図25】表示部による表示例を示す図その2
【図26】表示部による表示例を示す図その3
【図27】表示部による表示例を示す図その4
【図28】表示部による表示例を示す図その5
【図29】表示部による表示例を示す図その6
【図30】表示部による表示例を示す図その7
【図31】表示部による表示例を示す図その8
【図32】表示部による表示例を示す図その9
【図33】表示部による表示例を示す図その10
【図34】表示部による表示例を示す図その11
【図35】表示部による表示例を示す図その12
【図36】管理装置の制御内容を示すフローチャート
【図37】管理装置側に設けられた管理用個別データフ
ァイルのフォーマット例を示す図
【図38】本発明の第2実施例を説明するためのもの
で、玉貸機が有する制御部の制御内容を示すフローチャ
ート
【符号の説明】
1は会員カード、2は景品玉カード、3はパチンコ遊技
機、9は玉貸機(貸出手段)、10は表示ユニット(報
知手段)、10aは持玉表示ランプ、10bは表示器、
17は計数機ユニット、29は玉計数機(計数手段)、
34は制御部(記憶制御手段、演算手段)、34aは記
憶部(記憶手段)、36は管理装置を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技媒体の入賞に応じて所定個数の遊技
    媒体を放出する遊技機が多数台設置された遊技場に設け
    られる管理システムにおいて、 前記遊技機と1対1で対応した位置に当該遊技機から放
    出された遊技媒体を計数するように設けられた計数手段
    と、 遊技媒体数を第1の計数データ及び第2の計数データの
    何れかに区分して記憶可能な記憶手段と、 前記遊技機と1対1で対応した位置に対価の支払い若し
    くは前記記憶手段に記憶された第1の計数データに基づ
    いて遊技媒体を放出可能に設けられた貸出手段と、 この貸出手段による遊技媒体の放出動作が前記記憶手段
    に記憶された第1の計数データに基づいて行われたとき
    に当該第1の計数データを放出された遊技媒体数だけ減
    少させる演算手段と、 前記計数手段による計数値を前記記憶手段に対し第1の
    計数データとして記憶させると共に、当該記憶手段に記
    憶された第1の計数データが予め設定された上限値以上
    に増加した場合に当該第1の計数データを第2の計数デ
    ータに変換して記憶手段に記憶し直す記憶制御手段とを
    備えたことを特徴とする遊技場用管理システム。
  2. 【請求項2】 遊技媒体の入賞に応じて所定個数の遊技
    媒体を放出する遊技機が多数台設置された遊技場に設け
    られる管理システムにおいて、 前記遊技機と1対1で対応した位置に当該遊技機から放
    出された遊技媒体を計数するように設けられた計数手段
    と、 遊技媒体数を第1の計数データ及び第2の計数データの
    何れかに区分して記憶可能な記憶手段と、 前記遊技機と1対1で対応した位置に対価の支払い若し
    くは前記記憶手段に記憶された第1の計数データに基づ
    いて遊技媒体を放出可能に設けられた貸出手段と、 この貸出手段による遊技媒体の放出動作が前記記憶手段
    に記憶された第1の計数データに基づいて行われたとき
    に当該第1の計数データを放出された遊技媒体数だけ減
    少させる演算手段と、 前記計数手段による計数値を前記記憶手段に対し第1の
    計数データとして記憶させると共に、当該記憶手段に記
    憶された第1の計数データが予め設定された上限値以上
    に達している状態では、上記計数手段による計数値を前
    記記憶手段に対し第2の計数データとして記憶させる記
    憶制御手段とを備えたことを特徴とする遊技場用管理シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記貸出手段は、前記記憶手段に記憶さ
    れた第1の計数データ及び第2の計数データの双方に基
    づいて遊技媒体を放出可能に構成され、 前記演算手段は、前記貸出手段による遊技媒体の放出動
    作が前記記憶手段に記憶された第1の計数データに基づ
    いて行われたときに当該第1の計数データを放出された
    遊技媒体数だけ減少させると共に、貸出手段による放出
    動作が記憶手段に記憶された第2の計数データに基づい
    て行われたときに当該第2の計数データを放出された遊
    技媒体数より所定の割増分だけ余分に減少させることを
    特徴とする請求項1または2記載の遊技場用管理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記貸出手段は、前記記憶手段に記憶さ
    れた第1の計数データ及び第2の計数データのうち、第
    1の計数データに基づいた遊技媒体の放出動作を優先的
    に実行することを特徴とする請求項3記載の遊技場用管
    理システム。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段に記憶された第1の計数デ
    ータが前記設定上限値以上に増加した状態を報知する報
    知手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし4の何
    れかに記載の遊技教用管理システム。
  6. 【請求項6】 前記報知手段は、前記記憶手段に記憶さ
    れている第1の計数データを示す数値情報を表示可能に
    構成されていることを特徴とする請求項5記載の遊技場
    用管理システム。
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