JP2019181071A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
従来、のめり込み問題の対策として、遊技者の使用金額が所定金額に達したか否かを監視し、使用金額が所定金額に達した場合には注意喚起を行い、更には遊技媒体の貸し出しを禁止するなどして、お金の浪費を防止する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
そこで、本発明は前記事情に鑑み、遊技者が遊技にのめり込むことを効果的に抑制することができる遊技機を提供することを課題としてなされたものである。
遊技者の入力に基づいて遊技の終了条件を設定する終了条件手段を備え、
前記演出制御手段は、前記終了条件手段により設定された遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できたか、又は成立前に遊技者が遊技を終了できたかを報知する特定報知の制御を行う特定報知手段と、
前記終了条件手段により設定された遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できた回数又は成立前に遊技者が遊技を終了できた回数の少なくとも一方が所定回数に達することで、他の契機では実行されない特別演出の制御を行う特別演出手段と、を備えたことを特徴とする。
特別演出手段による特別演出は、他の契機(例えば、大当り生起、遊技者に有利な遊技状態への移行など)では表示されることなく、遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できた回数又は成立前に遊技者が遊技を終了できた回数の少なくとも一方が所定回数に達することで表示される。特に、特別演出は、遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できた回数と成立前に遊技者が遊技を終了できた回数との合算が所定回数に達することで表示される構成が好適である。これに限らず、遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できた回数のみが所定回数に達したとき、成立前に遊技者が遊技を終了できた回数のみが所定回数に達したときに表示される構成でもよい。
特別演出は、例えば、識別情報の変動表示に応じた演出表示の演出モードを異ならせることが考えられる。
前記演出制御手段は、遊技者に前記終了条件手段により設定された遊技の終了条件の成立に関して注意喚起の制御を行う注意喚起手段を備えたことを特徴とする。
前記終了条件手段により設定される遊技の終了条件は複数あり、
前記終了条件手段は、遊技者の入力に基づいて複数の遊技の終了条件のうちから遊技の終了条件を設定するものとし、
前記特別演出手段により実行される特別演出は複数あり、
前記特別演出手段は、前記複数の遊技の終了条件のうちの一つの遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できた回数又は成立前に遊技者が遊技を終了できた回数の少なくとも一方が所定回数に達することで、当該一つの遊技の終了条件に対応する特別演出を実行することを特徴とする。
特別演出手段による特別演出は、複数の遊技の終了条件のうちの一つの遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できた回数と成立前に遊技者が遊技を終了できた回数との合算が所定回数に達することで表示される構成が好適である。これに限らず、一つの遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できた回数のみが所定回数に達したとき、一つの遊技の終了条件の成立前に遊技者が遊技を終了できた回数のみが所定回数に達したときに表示される構成でもよい。
図1(a)に示すように、パチンコ機1は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠10にて構成の各部を保持する構造である。外枠10には、左側の上下の位置に設けたヒンジ101を介して、板ガラス110が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)11及び図略の内枠が開閉可能に設けられている。尚、これら前枠11及び前記内枠は、シリンダ錠18により外枠10に閉鎖ロックされ、シリンダ錠18に鍵を挿入し、鍵を時計回りに操作して前記内枠を開放するようになし、反時計まわりの操作により前枠11を開放する。
前枠11の板ガラス110の奥には前記内枠に保持された遊技盤2(図2)が設けられている。
下皿13は上皿12から溢れた賞球を受ける構成で、球抜きレバーの操作により下皿13に溜まった遊技球を遊技店に備えられた別箱(ドル箱)に移すことができる。
図1(b)に示すように、十字キー19は、十字キー中央ボタン191、十字キー上ボタン192、十字キー下ボタン193、十字キー左ボタン194及び十字キー右ボタン195の5つの操作ボタンにより構成されている。
遊技領域20の中央部にはセンターケース200が装着されている。センターケース200は中央に演出図柄表示装置21(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設されている。またセンターケース200には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージなどが設けられている。
センターケース200の中央直下位置には、常時、遊技球の入球が可能で、入球に起因して第1特別図柄(以下、第1特図という)の当否判定が実行される第1特図始動口23が設けてある。更にその直下位置にはチューリップ式普通電動役物(以下、単に普電役物という)からなり、入球に起因して第2特別図柄(以下、第2特図という)の当否判定が実行される第2特図始動口24が設置されている。尚、第2特図始動口24は普電役物の開放時にのみ入球(入賞)可能である。普電役物は、前記普図の抽選で当りとなると所定の時間、所定の開放態様で開放する構成である。
主制御装置40、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43は遊技盤2に設けられ、払出制御装置41、発射制御装置44、電源基板45は内枠30に設けられている。図3では発射制御装置44が描かれていないが、払出制御装置41の下に設けられている。
発射制御装置44にはCPU、ROM、RAM等が設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置44にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置40からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や特図の大当り等の管理用の信号が外部接続端子板38を経てホールコンピュータ500に送られる。
払出制御装置41は、裏配線中継端子板530や払出中継端子板534を介して、ガラス枠開放SW501、内枠開放SW502、球タンクが空状態になったことを検出する球切れSW520等の検出信号が入力される。また、払出制御装置41は、遊技球が払出されたことを検出する払出SW522、遊技球貯留皿が満杯状態になったことを検出する満杯SW523等の検出信号が入力される。更に、払出制御装置41は、主制御装置40から送られてくるコマンドに応じて払出モータ521を駆動させて遊技球を払出させる。
一方、精算表示装置173を介して精算ボタン172による精算要求の操作信号がCRユニットCRに入力されると、精算要求に応じてCRユニットCRが精算を行い、精算表示装置173においてプリペイドカードの残高表示が行われる。プリペイドカードの残高表示はCRユニットCRによって制御される。
そしてサブ統合制御装置42は、スピーカ112を駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプ113の点灯、消灯等を制御する。更に演出図柄制御装置43へキャラクタなどを表示する演出や特図の擬似演出図柄の表示態様のコマンドを送信する。
更に、サブ統合制御装置42は、電源基板45においてコンデンサを含んで構成されたバックアップ電源生成回路からのバックアップ電源の供給により、主電源の供給が停止した後でもサブ統合制御装置42のRAMに保持されている記憶は消去されない構成である。
尚、本パチンコ機1では、サブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43は、別々の装置に分かれているが、1つの装置にまとめる構成にしてもよい。
例えば、遊技履歴情報は、大当り抽選の回数(スタート回数)や、大当りとなった回数や、各大当りの種類(確変や時短となる大当りか否か、及び大当り遊技のラウンド数等)や、何回目の大当り抽選で大当りとなったか、獲得した賞球に関する情報、遊技を終了した状況等の情報である。
また、本実施形態では、遊技の終了時に演出図柄表示装置21に表示された二次元コードを用いてサーバー70にアクセスし、ウェブサイト上で遊技履歴情報等が保存されることになるが、二次元コード以外を代用することでサーバー70にアクセスし、ポイントの総数や遊技履歴情報等が保存される構成でもよい。例えば、二次元コードに代えて、遊技機のLEDから発光される光の発光パターンをカメラ付き携帯通信端末が受光することや、遊技機から出力される音声を携帯通信端末のマイクで拾うことなどによって、サーバー70へのアクセスを可能とし、ポイントの総数や遊技履歴情報等が保存される構成でもよい。
第2特図始動口24に遊技球が入球すると、第2特図の当否判定に関する複数種類の乱数(数値データ)が抽出され、第2特図の保留記憶として所定数記憶される。そして該保留記憶の乱数に基づいて当否判定が実施され、これに伴い第2特図表示装置28Bにおいて第2特図が変動表示を開始し、所定時間後に停止する。
更にパチンコ機1は、遊技者が自ら設けた遊技終了条件の成立に応じて遊技を終了することができた又は成立前に遊技を終了することができた回数が、予め設定された回数に達することにより他の契機では実行されない特別演出を行うようにしている。
またパチンコ機1は、特定報知として、遊技終了条件の成立から所定の期間内に遊技者が遊技を終了できたとき、又は成立前に遊技者が遊技を終了できたときには遊技者の自制を賞賛する表示を行う。一方、遊技の終了条件の成立から所定の期間内に遊技者が遊技を終了できなかったときには警告表示を行うようにしている。尚、特定報知は、遊技が終了したとき、又は次回の遊技開始時の何れか一方のみ報知する構成でもよい。
更にパチンコ機1は、特別演出では、例えば、第1特図又は第2特図の変動表示に応じた演出表示の演出モードとして特別モードを設定するようにしている。ここで特別モードとは、他の契機(例えば、大当りとなることや、大当り終了後に特定の遊技状態に移行することや、蓄積した演出用のポイントが所定値になることなど)によって設定されるものではなく、遊技終了条件の成立から所定の期間内に遊技者が遊技を終了できた回数又は成立前に遊技者が遊技を終了できた回数の少なくとも一方が所定回数となると設定されるモードである。
図6は主制御装置40で実行される「メインルーチン」のフローチャートを示し、「メインルーチン」は本処理(S100〜S110,S115)と残余処理(S111)とで構成され、2ms又は4ms周期の割り込み信号に起因して開始され、最初に正常割り込みか否か判定する(S100)。この判定処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否か判定することにより行われ、CPUにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行してよいのか否か判定するためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるCPUの暴走等が考えられるが、CPUの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えてよいので、たいていが電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
ここで正常割り込みでないとの否定判定であれば(S100:no)、S115の処理において初期設定(例えば前記メモリの所定領域への所定値の書き込み、普図及び特図を初期図柄とする等のメモリの作業領域への各初期値の書き込み等)を実行する。前記正常割り込みか否か判定するための数値は、この初期設定の一環としてRAMに書き込まれる。
続く当り決定用乱数更新処理(S104)は、「0」〜「9」の10個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。尚、当選することとなる値は、常に「7」である。この当り決定用乱数は普図の抽選に使用し、初期値乱数、大当り決定用乱数、リーチ判定用乱数、大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数は、特図の抽選に用いられる。
変動パターン決定用乱数更新処理(S106)は、「0」〜「119」の120個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
続く各出力処理(S109)では、遊技の進行に応じて主制御装置40は、払出制御装置41、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43、発射制御装置44、大入賞口ソレノイド508等に対して各々出力処理を実行する。即ち、前記入賞確認処理(S107)により遊技盤上の各入賞口に遊技球の入球があることが検知されたときには賞球としての遊技球を払い出すべく払出制御装置41に賞球信号を送信する処理を実行する。また、遊技状態に対応したサウンドデータをサブ統合制御装置42に出力する処理を実行する。更に、パチンコ機に異常があるときにはエラー中であることを報知すべく演出図柄制御装置43にエラー信号を出力する処理等を実行する。
図7に示す「始動入球確認処理」は、第1特図始動口23、第2特図始動口24に遊技球が入球したときに抽出される大当り決定用乱数など種々の乱数を、保留記憶として主制御装置40に記憶する。そして第1特図始動口23、第2特図始動口24への入球に起因する各種コマンドをサブ統合制御装置42に送信する処理となる。本実施形態において、第1特図始動口23への入球に起因して記憶可能な保留記憶数及び第2特図始動口24への入球に起因して記憶可能な保留記憶数は各4個である。
肯定判定であれば(S200:yes)、S201の処理において主制御装置40に記憶されている第1特図の保留記憶の数が満杯か否か(上限数に達しているか否か)判定する。肯定判定であれば(S201:yes)、S205の処理へ移行する。
尚、先読みコマンドは、大当りやリーチ等の可能性がある場合に、サブ統合制御装置42へ送信することが望ましい。無論、判定内容に関わらず、サブ統合制御装置42に毎回先読みコマンドを送信する構成でもよい。先読みコマンドに応じて、サブ統合制御装置42では、演出図柄表示装置21の保留記憶表示等に、大当りやリーチの可能性があることを示唆する先読み演出を行う。
肯定判定であれば(S205:yes)、S206の処理において主制御装置40に記憶されている第2特図の保留記憶の数が満杯か否か(上限数に達しているか否か)判定する。肯定判定であれば(S206:yes)、リターンする。
尚、先読みコマンドは、大当りやリーチ等の可能性がある場合に、サブ統合制御装置42へ送信することが望ましい。
本「特図始動入球確認処理」では、先読み判定処理は、所定の記憶領域に記憶された乱数を先読み判定するが、これに限らず、保留記憶領域に記憶された乱数を先読み判定するようにしてもよい。
肯定判定であれば(S300:yes)、S301の処理において第1特図又は第2特図が変動停止中であるか否か判定する。肯定判定であれば(S301:yes)、S302の処理において第1特図又は第2特図の確定図柄が未表示中であるか否か判定する。
前記S305の処理において否定判定であれば(S305:no)、S307の処理において、パチンコ機1が待機状態であることを示す待機コマンドをサブ統合制御装置42に送信する。その後、「特別遊技処理」に移行する。
尚、待機状態とは、遊技者待ちの状態、及び遊技球が発射されている遊技中であるが特図が変動していない変動待ちの状態である。待機コマンドに応じて、サブ統合制御装置42は、演出図柄表示装置21にデモ表示画面又は図柄待機画面を表示する。
前記S310の処理において否定判定であれば(S310:no)、S312の処理において通常確率の当否判定用テーブルと前記当否判定の対象となる保留記憶の大当り決定用乱数とを対比して判定を行う。
肯定判定であれば(S313:yes)、S314の処理において、前記当否判定の対象となる保留記憶の大当り図柄決定用乱数に基づいて大当り図柄を決定する。
続いて前記当否判定の対象となる保留記憶の変動パターン決定用乱数に基づいて、特図の大当り図柄の変動時間等といった変動パターンを決定する(S315)。
続くS320の処理において第1特図表示装置28A又は第2特図表示装置28Bの図柄変動開始制御を行い、サブ統合制御装置42へ図柄の変動開始コマンド、図柄指定コマンドを送信し、「特別遊技処理」へ移行する。尚、前記変動開始コマンド、図柄指定コマンドには特図の変動パターン、特図の当否判定の判定結果などが含まれる。尚、構成によっては変動時間の終了を指示するための図柄確定コマンドを送ってもよい。但し、変動パターンなどで予め変動時間は指定されているため必須のものではない。
肯定判定であれば(S330:yes)、S331の確定図柄表示処理において、第1特図表示装置28A又は第2特図表示装置28Bの特図の変動表示を終了させる制御を行う。その後、「特別遊技処理」へ移行する。
一方、肯定判定であれば(S340:yes)、S341の確定図柄表示終了の処理により第1特図表示装置28A又は第2特図表示装置28Bの特図の確定図柄表示を終了させる制御を行い、サブ統合制御装置42へ特図に対応する疑似演出図柄の確定表示を終了させるようにコマンドを送信する。
肯定判定であれば(S343:yes)、確変フラグを「0」にリセットする(S344)。
続いてS345の処理において時短状態を示す時短フラグが「1」であるか否か判定する。否定判定であれば(S345:no)、S347の処理へ移行する。
肯定判定であれば(S345:yes)、時短フラグを「0」にリセットする(S346)。これらの処理により大当り遊技(特別遊技)中での確変状態及び時短状態に関する遊技状態を通常状態にリセットする。
肯定判定であれば(S350:yes)、S351の処理において確率変動状態の継続期間をカウントする確変カウンタを減算し、減算した後の確変カウンタが「0」であるか否か判定する。否定判定であれば(S351:no)、S353の処理へ移行する。
肯定判定であれば(S351:yes)、S352の処理において確変フラグを「0」にリセットする。
次にS353の処理において時短フラグが「1」であるか否か判定する。否定判定であれば(S353:no)、S356の処理へ移行する。
肯定判定であれば(S353:yes)、S354の処理において時短の継続期間をカウントする時短カウンタを減算し、減算した後の時短カウンタが「0」であるか否か判定する。否定判定であれば(S354:no)、S356の処理へ移行する。
肯定判定であれば(S354:yes)、前記S355の処理において時短フラグを「0」にリセットする。
続くS356の状態指定コマンド送信処理では、遊技状態を示す確変フラグや時短フラグの情報等を含む状態指定コマンドを、サブ統合制御装置42へ送信する。その後、「特別遊技処理」に移行する。
前記S401の処理において否定判定であれば(S401:no)、S402の処理で大当り遊技のインターバル中か否か判定する。否定判定であれば(S402:no)、S403の処理で特図大当り終了演出中か否か判定する。否定判定であれば(S403:no)、S404の処理で大当り開始演出時間が経過したか否か判定する。否定判定であれば(S404:no)、リターンする。
肯定判定であれば(S404:yes)、大入賞口開放処理で第1ラウンドの大入賞口25を開放してリターンする(S405)。
肯定判定であれば(S420:yes)、S421の処理において最終ラウンド(例えば、6Rの大当り遊技であれば第6ラウンド)であるか否か判定する。肯定判定であれば(S421:yes)、S422の大当り終了演出の処理を実行し、この処理でサブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43に大当り終了コマンドを送信し、大当り遊技を終了してリターンする。
一方、前記S421の処理において否定判定であれば(S421:no)、S423の大入賞口25の開放処理により次のラウンドの大入賞口25の開放を実行してリターンする。
肯定判定であれば(S430:yes)、S431の役物連続作動装置の作動を停止する処理を実行し、続いて条件装置の作動を停止する処理を実行する(S432)。
肯定判定であれば(S433:yes)、S434の処理において確変遊技状態の繰り返し回数(100回)を設定し、S435の処理において確変フラグに「1」をセットする。これにより大当り遊技終了後に確変遊技状態が付与される。
肯定判定であれば(S436:yes)、S437の処理において時短状態の繰り返し回数(100回)を設定し、続いて時短フラグに「1」をセットする(S438)。これにより大当り遊技終了後に時短状態が付与される。その後、S439の処理では、特図の大当り終了コマンド送信の処理を実行し、この処理でサブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43に大当り終了コマンドを送信し、大当り遊技を終了してリターンする。
パチンコ機1は、のめり込み問題の対策を行うにあたり、遊技の開始時に遊技者に遊技終了条件を設定させる必要がある。
またパチンコ機1は、当該パチンコ機1又は同一機種のパチンコ機で初め遊技を行う新規遊技者については、携帯連動サービス等を利用して、パチンコ機1に対応して運営されているウェブサイトに会員登録する。
図16を用いて新規遊技者が遊技を開始する手順について説明する。先ず、新規遊技者は、パチンコ機1が待機状態のときに演出ボタン15を押圧操作することにより演出図柄表示装置21に「選択画面」を表示させる。尚、待機状態とは、第1又は第2特図が変動しておらず、第1又は第2特図の保留記憶が無く、且つ大当り遊技状態でない状態である。
図16(a)ように、選択画面700で、遊技者が次に操作を行う複数種類の操作内容を示す操作選択肢701が表示される。操作選択肢701は、「新規遊技を開始する」、「パスワードを入力する」、「履歴を確認する」、「履歴をクリアする」、「遊技終了条件を設定する」、「遊技を終了する」といった6種類の選択肢からなる。尚、選択画面700は、操作選択肢701が何も選ばれていない状態で演出ボタン15を押圧操作することにより解除することができる。
遊技者により「新規遊技を開始する」が選択されると、図16(b)に示すように、パチンコ機1は、前記ウェブサイトにアクセスする二次元コード710を生成し、演出図柄表示装置21に表示せしめる。尚、図例では、二次元コード710としてQRコード(登録商標)を用いている。また二次元コード710と共に演出図柄表示装置21には、ウェブサイトからパスワードを取得することを示すパスワード取得指示711が表示される。
新規遊技者は、ウェブサイトから取得したパスワードを、演出図柄表示装置21の入力欄721へ十字キー19を用いて入力し、入力後に演出ボタン15により確定する。
パチンコ機1は、入力されたパスワードが正しいものであるか否か判定(又は照合)し、正しいパスワードであれば、図16(d)に示すように、演出図柄表示装置21にパスワード認証画面722を表示する。これにより、新規遊技者は、パチンコ機1で遊技を開始することができる。
これによりパチンコ機1は、図17(b)に示すように、演出図柄表示装置21にパスワード入力画面720を表示する。
遊技者は、前回の遊技でウェブサイトから取得したパスワードを、演出図柄表示装置21の入力欄721へ十字キー19を用いて入力し、入力後に演出ボタン15により確定する。
パチンコ機1は、入力されたパスワードが正しいものであるか否か判定(又は照合)し、正しいパスワードであれば、図17(c)に示すように、演出図柄表示装置21にパスワード認証画面722を表示する。これにより、遊技者は、パチンコ機1で遊技を開始することができる。
パチンコ機1は、遊技終了条件として遊技時間が設定されると、サブ統合制御装置42のタイマーから遊技時間を導出する。そしてサブ統合制御装置42にて終了条件(遊技時間)が成立したか否か判定する。
パチンコ機1は、遊技終了条件として終了時刻が設定されると、サブ統合制御装置42の計時回路から終了時刻を導出する。そしてサブ統合制御装置42にて終了条件(終了時刻)が成立したか否か判定する。
パチンコ機1は、遊技終了条件として抽選回数が設定されると、主制御装置40からサブ統合制御装置42へ送信されるコマンドから抽選回数を導出する。そしてサブ統合制御装置42にて終了条件(抽選回数)が成立したか否か判定する。
パチンコ機1は、遊技終了条件として使用金額が設定されると、以下の方法に使用金額を特定する。例えば、球貸ボタン171の操作回数(CRユニットCRから送信される貸出信号をパチンコ機1が受信する回)によって特定する。即ち、球貸ボタン171を1回操作する毎に所定数(例えば、125個)の遊技球が貸出され、遊技球の1個当りの貸出単価が所定金額(例えば、4円、1円等)とされる場合には、操作回数で使用金額を特定できる。この他、発射された遊技球の累積個数から賞球払出個数を引いた値に遊技球の貸出単価を乗じて使用金額を特定できる。そして何れかの方法によって得た情報をサブ統合制御装置42が受信し、サブ統合制御装置42にて終了条件(使用金額)が成立したか否か判定する。
尚、パチンコ機1は、遊技を開始する際に必ず遊技終了条件を設定しなければならないものではない。しかし、遊技の終了条件か設定されなければ、特定報知を行うことができない。
例えば、図19(b)に示すように、遊技履歴の情報を示す遊技履歴画面715は、二次元コード710及び二次元コードを取得するように促す二次元コード取得指示712と共に、演出図柄表示装置21の下半部右側に表示される。遊技履歴画面715は、遊技履歴の情報を遊技者が読める文字情報として表示される。遊技履歴の情報としては、本日に遊技者が行なった遊技の記録や該遊技において発生した演出、遊技者が設定した遊技終了条件、遊技終了条件の成立に応じて遊技を終了することができた又は成立前に遊技を終了することができた終了回数といった遊技終了に関する情報などが含まれる。これらは主制御装置40から受信した各種コマンドに基づき、サブ統合制御装置42により生成される。図例では、本日の遊技において、第1特図及び第2特図の変動が861回行われ(「回転数 861」表記)、大当りが3回発生(「当り回数 3」と表記)したことが表示されている。また遊技履歴画面715では、遊技終了条件の成立に応じて遊技を終了することができた又は成立前に遊技を終了することができた回数が4回であり、そのうちの終了条件が遊技時間を条件に終了できた回数が1回であることが示されている。
これにより、遊技履歴の情報がクリアされると、図20(b)に示すように、演出図柄表示装置21に遊技履歴の情報がクリアされたことを示す履歴クリア画面740が表示される。
図21(c)は、遊技終了決定画面750による遊技終了操作後に、演出図柄表示装置21に表示される「第1の特定報知」を示す。「第1の特定報知」では、演出図柄表示装置21の表示画面の上半部に、遊技終了条件が成立したときになされる注意喚起の前、即ち条件成立前に遊技を終了したことを報知し、遊技者が自制して遊技を終了したことを賞賛する第1特定報知760が表示されると共に、下半部にパチンコ機1のキャラクタである「くまの達吉」810が笑顔で表示される。第1特定報知760が報知されてから所定時間を経過すると、第1特定報知760から図22(c)に示す演出(待機状態)に移行する。
図23(a)は、第1特図又は第2特図の変動に伴う疑似演出を示すもので、演出図柄表示装置21の表示画面には、第1特図又は第2特図に対応する3桁の疑似演出図柄800が変動表示される。
尚、注意喚起770は、遊技終了条件が成立したら直ちに行うようにし、例えば、待機状態、第1又は第2特図の変動中、大当り遊技中にかかわらず注意喚起770が表示される。図例は、第1又は第2特図の変動中の注意喚起であり、表示画面の下半部左側には疑似演出図柄800が変動表示されている。
尚、遊技終了条件の成立から所定の期間は、例えば、遊技終了条件が成立した後に生起した待機状態が終了するまでの期間が望ましい。
パチンコ機1は、遊技者により遊技終了の操作(図21等)がなされ、特定報知を所定時間表示した後に二次元コード710を表示して、遊技者にウェブサイトにアクセスするように促し、ウェブサイトのサーバーに遊技者の遊技履歴を記憶させるようにしてもよい。
パチンコ機1は、遊技者による遊技終了の操作がなくても、所定の期間、待機状態が続くことにより遊技が終了したと見做すようにしてもよい。この場合、特定報知を行わなくてもよい。
また図24(e)に示すように、前回の遊技では注意喚起に応じて遊技を終了していたときには、その旨を報知し、遊技者が自制して遊技を終了したことを賞賛する第5特定報知764(第5の特定報知)を表示することが望ましい。
一方、前回の遊技では注意喚起後も遊技を継続していたときには、図24(f)に示すように、注意喚起から所定の期間の経過後に遊技を終了したことを報知する第6特定報知765(第6の特定報知)を表示することが望ましい。
図25に示す「二次元コード生成処理A」は、新規遊技者がパチンコ機1で遊技を開始する際に二次元コード710を生成し、その表示を行う処理である。この処理では、先ず、S500の処理において選択画面700(図16)の操作選択肢701から「新規遊技を開始」が選択された否か判定する。否定判定であれば(S500:no)、サブ統合制御装置42で実行されるメインルーチンへリターンして本処理を終了する。
肯定判定であれば(S500:yes)、S501の処理において演出図柄表示装置21に二次元コードが表示されているか否か判定する。否定判定であれば(S501:no)、S503の処理へ移行する。
肯定判定であれば(S501:yes)、S502の処理において二次元コードを生成し、表示する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42にて二次元コード生成されるとともに、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21に二次元コード710が表示される。
否定判定であれば(S503:no)、S504の処理において二次元コード710が表示されてから所定の表示時間が経過したか否か判定する。否定判定であれば(S504:no)、リターンする。
前記S503の処理又は前記S504の処理で肯定判定であれば(S503又はS504:yes)、S505の処理において二次元コードの表示を終了する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21において二次元コード710の表示が終了される。
続いて、パスワード入力画面表示処理により(S506)、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21においてパスワード入力画面720が表示される。その後、リターンする。
図26に示すように、「遊技開始処理」は、先ず、S600の処理において、選択画面700の「新規遊技を開始」の選択(図16(a))に応じて、二次元コード710の生成後の前記S506の処理(図25)にて演出図柄表示装置21にパスワード入力画面720(図16(c))が表示されているか否か、又は後述のパスワードエラーに応じたS506の処理(図25)にてパスワード入力画面720が表示されているか否かを判定する。肯定判定であれば(S600:yes)、S610の処理(図27)へ移行する。
否定判定であれば(S600:no)、S601の処理において、選択画面700の「パスワードを入力する」(図17(a))が選択されたか否か判定する。否定判定であれば(S601:no)、サブ統合制御装置42で実行されるメインルーチンへリターンして本処理を終了する。
肯定判定であれば(S601:yes)、S602の処理においてパスワード入力画面を表示する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21においてパスワード入力画面720(図17(b))が表示される。
前記S610の処理又は前記S611の処理において肯定判定であれば(S610又はS611:yes)、S612の処理においてパスワード入力画面の表示を終了する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21においてパスワード入力画面720の表示が終了する。
続いて選択画面を表示する処理を行う(S613)。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21において選択画面700が表示される。その後、リターンする。
肯定判定であれば(S614:yes)、S615の処理において、入力されたパスワードが正しいか否か照合(判定)する。
次に、パスワードエラーと共に、再度、パスワード入力画面を表示する処理を行う(S618)。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21においてパスワードエラーと共にパスワード入力画面720が表示される。
その後、S621の処理において、遊技設定処理を行う。この処理により、遊技者の情報、遊技者の遊技履歴の情報、設定された特別モード等がパチンコ機1に設定され、遊技が開始可能な状態となる。その後、リターンする。
肯定判定であれば(S650:yes)、S651の処理において所定回数に達した終了条件が全て遊技時間であるか否か判定する。肯定判定であれば(S651:yes)、S652の処理において第1特別モードを設定する。これにより、遊技中の第1特図又は第2特図の図柄変動に応じた疑似演出及び大当り遊技演出等が第1特別モードにより実行される。その後、リターンする。
「特別モード設定処理」において、所定回数を例えば「5回」とし、特別モードの設定後には、終了回数をクリアすることが望ましい。これに限らず、所定回数を「5回、10回、15回・・・・35回」といった5の倍数値とし、所定回数ごとに特別モードを設定するようにしてもよい。尚、設定された特別モードは、設定処理を行った今回の遊技が終了するまで維持される。ここで遊技が終了するまでとは、遊技者により選択画面700の「遊技を終了する」(図21)が操作されたまでを指す。
肯定判定であれば(S700:yes)、S701の処理において、遊技者の入力指示に基づく遊技終了条件を設定する処理を行う。その後、リターンする。
尚、設定された遊技終了条件は、遊技者の遊技履歴として記憶され、条件毎に設定回数が集計される。
肯定判定であれば(S550:yes)、S551の処理において演出図柄表示装置21に遊技履歴画面が表示されているか否か判定する。否定判定であれば(S551:no)、S554の処理へ移行する。
肯定判定であれば(S551:yes)、S552の処理において遊技履歴に基づいて二次元コードが生成され、且つS553の処理において遊技履歴画面を表示する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21に遊技履歴画面715が表示される。尚、前記S552の処理で生成された二次元コード710には、遊技者により設定された遊技終了条件、遊技終了条件の成立に応じて遊技を終了することができた又は成立前に遊技を終了することができた終了回数といった遊技終了に関する情報などが含まれる。
否定判定であれば(S554:no)、S555の処理において遊技履歴画面715が表示されてから所定の表示時間が経過したか否か判定する。否定判定であれば(S555:no)、リターンする。
前記S554の処理又は前記S555の処理で肯定判定であれば(S554又はS555:yes)、S556の処理において遊技履歴画面の表示を終了する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21において遊技履歴画面715の表示が終了する。
続いて、選択画面表示処理により(S557)、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21において選択画面700が表示される。その後、リターンする。
肯定判定であれば(S750:yes)、S751の処理において遊技履歴などがクリアされる。
続いて、選択画面表示処理により(S752)、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21において選択画面700が表示される。その後、リターンする。
判定は、例えば、遊技終了条件が遊技時間(継続時間)の場合には、サブ統合制御装置42に搭載されたタイマーによって遊技終了条件を設定してからカウントされた時間が設定の遊技時間に到達することで遊技終了条件が成立したとする一方、到達していなければ不成立とする。また、遊技終了条件が終了時刻の場合には、サブ統合制御装置42に搭載された計時回路により出力された時間の情報から、遊技者が選択した時間となったら遊技終了条件が成立したとする一方、到達していなければ不成立とする。遊技終了条件が抽選回数の場合には、主制御装置40からの変動開始コマンド等に応じて、サブ統合制御装置42が遊技終了条件(抽選回数)を設定してからの抽選回数をカウントし、選択された抽選回数に到達すると遊技終了条件が成立したとする一方、到達していなければ不成立とする。遊技終了条件が使用金額の場合には、前記の使用金額の特定方法の何れかの方法により得た情報に基づき、サブ統合制御装置42が遊技終了条件(使用金額)を設定してから使用された金額が設定の使用金額に到達することで遊技終了条件が成立したとする一方、到達していなければ不成立とする。
否定判定であれば(S800:no)、サブ統合制御装置42で実行されるメインルーチンへリターンして本処理を終了する。
肯定判定であれば(S800:yes)、S801の処理において注意喚起を表示する処理を行う。これにより、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21において注意喚起770(図23(b))が表示される。その後、リターンする。
注意喚起は、終了条件が成立したことは勿論、直ぐに(所定の期間内)遊技を終了することにより、特別モードに設定される可能性があるなどの遊技者に有用となることを示すようにしてもよい。
肯定判定であれば(S850:yes)、S851の処理において、遊技者に遊技終了を決定するか否かを「yes/no」で確認する遊技終了決定画面を表示する処理を行う。これにより、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21において遊技終了決定画面750が表示される。
肯定判定であれば(S852:yes)、S854の処理において、特別モードが設定されているか否か判定する。否定判定であれば(S854:no)、S856の処理へ移行する。
肯定判定であれば(S854:yes)、S855の処理において、演出モードを通常のモードに戻す特別モード終了処理が実行される。
続くS856の表示コマンド送信処理では、サブ統合制御装置から演出図柄制御装置43へ遊技の終了に関する表示コマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21において遊技終了に関するが表示される。
パチンコ機1では、遊技終了条件成立前に遊技を終了した場合の報知(第1の特定報知)、遊技終了条件の成立に応じて遊技を終了した場合の報知(第2の特定報知)と継続した場合の報知(第3の特定報知)及び次回の遊技開始時に特定報知(第4の特定報知、第5の特定報知、第6の特定報知)を行う構成としたことで、自制して遊技を止めることができたことや遊技を自制して遊技を止めることができなかったことを遊技者により認識させることでのめり込みを抑制できる
肯定判定であれば(S900:yes)、S901の処理において、遊技終了条件が成立する前に遊技が終了したか否か判定する。
肯定判定であれば(S903:yes)、S904の処理において遊技を終了するか否か判定し、否定判定であれば(S904:no)、リターンする。
肯定判定であれば(S904:yes)、S905の処理において、注意喚起の表示を終了する処理を行う。これにより、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21において注意喚起の表示が終了する。
この他、注意喚起の表示を終了する条件として次の条件が考えられる。例えば、注意喚起を表示してから所定時間経過したこと、特別図柄の抽選が所定回数以上行われたこと、大当り遊技が終了することを条件とする。尚、これらの他の条件で注意喚起が終了する構成とした場合、例えば、一度終了してから再度注意喚起を行う構成でもよい。その場合、以前の注意喚起よりも派手にしたり、音量を大きくしたり、遊技者がより認識し易いものに変化する構成が望ましい。
注意喚起の表示は、遊技終了条件が成立したときに表示するだけでなく、遊技終了条件が成立する前に行う構成でもよい。例えば、継続時間を3時間に設定したら、半分の1時間半に行うことが考えられる。
図35(a)は通常モードにおける第1特図又第2特図の変動に伴う疑似演出を示す。この場合、演出図柄表示装置21の表示画面には、中央部に大きく3桁の疑似演出図柄800が表示される。また表示画面の下端部には、丸印により第1特図及び第2特図の保留記憶数を示す特図保留記憶820が表示される。
図36(a)は通常モードにおける大当り遊技演出を示す。通常モードの大当り遊技演出830では、表示画面の中央部に大きく満面の笑みを浮かべたくまの達吉810が表示される。また表示画面の上部には、大当り遊技の現在のラウンド数が表示される。表示画面の下部には「0700GET」と表示されているが、これは大当り遊技での総獲得出玉数を表示している。
第2特別モードによる大当り遊技演出832では、図36(c)に示すように、紅葉演出842が実施される。
第3特別モードによる大当り遊技演出833では、図36(d)に示すように、鍋演出843が実施される。
第4特別モードによる大当り遊技演出834では、図36(e)に示すように、夜桜演出844が実施される。
第5特別モードによる大当り遊技演出835では、図36(f)に示すように、ボクシング演出845が実施される。
また特定報知の表示形態は、遊技者により選択することができる構成でもよい。
例えば、図37(a)に示すように、選択画面700の操作選択肢702には「特定報知を選択する」項目を設ける。遊技者により操作選択肢702から「特定報知を選択する」が選択されると、次に表示される特定報知選択画面780(図37(b))の特定報知選択肢771から何れかの特定報知を選択するようにしてもよい。
また本発明は、発射された遊技球を遊技機内部で回収し、再び発射装置により発射すると共に、ICカードなどの記憶媒体を用いて遊技者の持ち球数をデータとして管理する封入式遊技機に適用してもよい。
更に本発明は、価値媒体としてメダルを用いて遊技を行う回胴式遊技機(スロット遊技機)に適用してもよい。更にまた、価値媒体として遊技球を用いてスロット遊技機と同様の遊技を行う回胴式遊技機(パロット遊技機)に適用してもよい。
更にまた、のめり込み問題の対策に関して、演出図柄表示装置において選択画面から依存症原因や症状などを解説する画面に切り替ることを可能とする構成でもよい。そして、切り替えた画面にて、遊技者が質問に回答することで依存症度合いを自己診断できたり、依存症への対策の説明や相談窓口の紹介を行えたりすることが考えられる。このようにすることで、単に注意喚起などを行って遊技を抑制するだけでなく、依存症に対する理解を遊技者に促すことや依存症に関する遊技者自身の状態を認識させることできる。
2:遊技盤、21:演出図柄表示装置、40:主制御装置、
42:サブ統合制御装置(演出制御手段、終了条件手段、特定報知手段、特別演出手段、注意喚起手段)
Claims (3)
- 始動条件の成立後、開始条件の成立に基づいて、識別情報の変動表示を行い、該変動表示にて特定表示結果が表示されると、遊技者にとって有利な特別遊技状態へ移行可能とし、
演出制御手段の制御により前記変動表示に応じた演出表示が実行される遊技機において、
遊技者の入力に基づいて遊技の終了条件を設定する終了条件手段を備え、
前記演出制御手段は、前記終了条件手段により設定された遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できたか、又は成立前に遊技者が遊技を終了できたかを報知する特定報知の制御を行う特定報知手段と、
前記終了条件手段により設定された遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できた回数又は成立前に遊技者が遊技を終了できた回数の少なくとも一方が所定回数に達することで、他の契機では実行されない特別演出の制御を行う特別演出手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。 - 請求項1に記載の遊技機において、
前記演出制御手段は、遊技者に前記終了条件手段により設定された遊技の終了条件の成立に関して注意喚起の制御を行う注意喚起手段を備えたことを特徴とする遊技機。 - 請求項1又は2に記載の遊技機において、
前記終了条件手段により設定される遊技の終了条件は複数あり、
前記終了条件手段は、遊技者の入力に基づいて複数の遊技の終了条件のうちから遊技の終了条件を設定するものとし、
前記特別演出手段により実行される特別演出は複数あり、
前記特別演出手段は、前記複数の遊技の終了条件のうちの一つの遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できた回数又は成立前に遊技者が遊技を終了できた回数の少なくとも一方が所定回数に達することで、当該一つの遊技の終了条件に対応する特別演出を実行することを特徴とする遊技機。
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