JP6796334B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技者が借り受けた遊技媒体を使用して遊技を行う遊技機に関するものである。
遊技機として、遊技媒体である遊技球を貸し出し、遊技球を遊技領域に発射し、遊技領域に設けられた入賞口などに遊技球が入賞すると入賞特典を付与するパチンコ機(弾球遊技機)がある。この種のパチンコ機は、所定の始動口に遊技球が入球することに起因して、図柄を変動表示させて、所定の図柄で停止した場合に遊技者にとって有利な遊技特典を付与するものが主流である。また遊技機として、遊技媒体であるメダルを貸し出し、メダルを所定数賭けて、複数種類の図柄が変動表示し、図柄が所定の態様で停止することで遊技特典を付与するスロット機(回胴式遊技機、パチスロ)が存在する。
近年、遊技機を遊技することに対する過度な依存(のめり込み)問題が懸念されている。
従来、のめり込み問題の対策として、遊技者の使用金額が所定金額に達したか否かを監視し、使用金額が所定金額に達した場合には注意喚起を行い、更には遊技媒体の貸し出しを禁止するなどして、お金の浪費を防止する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−176137号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている遊技機のように、遊技者の使用金額に応じて注意喚起を行うだけではのめり込み防止の成果が充分とはいえず、かといって遊技媒体の貸し出しを禁止してしまうのでは、遊技者の遊技意欲を過度に減退させることになる。
そこで、本発明は前記事情に鑑み、遊技者が遊技にのめり込むことを効果的に抑制することができる遊技機を提供することを課題としてなされたものである。
請求項1に記載の発明は、始動条件の成立後、開始条件の成立に基づいて、識別情報の変動表示を行い、該変動表示にて特定表示結果が表示されると、遊技者にとって有利な特別遊技状態へ移行可能とし、
演出制御手段の制御により前記変動表示に応じた演出表示が実行される遊技機において、
遊技者の入力に基づいて遊技の終了条件を設定する終了条件手段を備え、
前記演出制御手段は、前記終了条件手段により設定された遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できたか、又は成立前に遊技者が遊技を終了できたかを報知する特定報知の制御を行う特定報知手段と、
の契機では実行されない特別演出の制御を行う特別演出手段と、
を備え、
前記特別演出手段は、前記終了条件手段により設定された遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できた回数及び成立前に遊技者が遊技を終了できた回数の合算が所定回数に達することで前記特別演出の制御を行う、若しくは前記遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できた回数又は成立前に遊技者が遊技を終了できた回数の少なくとも一方が所定回数に達することで前記特別演出の制御を行うようになし、
且つ遊技の終了時に、前記遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できた回数及び成立前に遊技者が遊技を終了できた回数を含む遊技履歴の情報を報知せしめ、遊技者が操作する携帯通信端末で前記情報を読み込むことで遊技機外部に前記遊技履歴を記憶させるようになし、記憶された前記遊技履歴に基づく識別子を遊技機に入力すると前回の遊技の終了時点から遊技履歴が更新される機能を有することを特徴とする。
始動条件は、弾球遊技機の場合、遊技領域に配置された始動口への遊技球の入賞により、当否判定に用いる判定用乱数を取得することを条件とする。一方、回胴式遊技機では、遊技機に価値媒体を投入し、抽選権を得た状態で始動レバーを操作することを条件とする。
開始条件は、始動条件の成立後に、識別情報の変動表示を開始するための条件である。弾球遊技機では、大当り中でなく、識別情報の変動表示中又は確定表示中でないことを条件とする。一方、回胴式遊技機の場合は、BETされ、リールが回転中でなく、且つ、メダルの払い出し中でないことを条件とする。尚、開始条件は、条件を付加しても、一部の条件を削ってもよい。
遊技者にとって有利な特別遊技状態とは、弾球遊技機では大入賞口を所定の開放態様で複数ラウンドにわたって開放する大当り遊技状態であり、賞球の獲得に有利な遊技状態である。回胴式遊技機では、ボーナス遊技や第1種BB・第2種BB等と呼ばれるものであり、遊技メダルの獲得に有利な遊技状態である。
特定報知手段による特定報知では、例えば遊技の終了条件の成立から所定の期間内に遊技者が遊技を終了できたとき、又は成立前に遊技者が遊技を終了できたときには遊技者の自制を賞賛する表示を行うことが望ましい。一方、遊技の終了条件の成立から所定の期間内に遊技者が遊技を終了できないときには警告表示を行うことが望ましい。
特別演出手段による特別演出は、他の契機(例えば、大当り生起、遊技者に有利な遊技状態への移行など)では表示されることなく、遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できた回数又は成立前に遊技者が遊技を終了できた回数の少なくとも一方が所定回数に達することで表示される。特に、特別演出は、遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できた回数と成立前に遊技者が遊技を終了できた回数との合算が所定回数に達することで表示される構成が好適である。これに限らず、遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できた回数のみが所定回数に達したとき、成立前に遊技者が遊技を終了できた回数のみが所定回数に達したときに表示される構成でもよい。
特別演出は、例えば、識別情報の変動表示に応じた演出表示の演出モードを異ならせることが考えられる。
また本発明の遊技機は、遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できた又は成立前に遊技者が遊技を終了できた回数を把握する際に携帯連動サービス等を用いることが望ましい。例えば、携帯電話等の携帯通信端末を利用して、遊技機に対応して運営されているウェブサイトに、遊技者の遊技履歴を保存するようになし、遊技者が遊技を開始する際に、ウェブサイトにアクセスするとともに、ウェブサイトから得た遊技履歴の情報を遊技機に移行することで、遊技機に遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できた、又は成立前に遊技者が遊技を終了できた回数を把握させることが望ましい。
この発明によれば、遊技の終了条件が成立に応じて遊技者が遊技を終了できた又は成立前に遊技者が遊技を終了できたかを報知する特定報知が実行されるので、例えば、遊技者は遊技を終了することができた場合に特定報知を見れば自制して遊技を止めることができたことを認識することができる。一方、遊技者が遊技を終了することができなかった場合は自制して遊技を止めることへの注意となる。更に、遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できた、又は成立前に遊技者が遊技を終了できた回数が所定回数に達することにより特別演出が実行されるため、演出的な付加価値によって遊技者は遊技を止めることも意識するようになり、遊技意欲を過度に減退させることなく、のめり込みの発生を効果的に抑制することが可能となる。
本発明を適用した遊技機の正面図である。 前記遊技機の遊技盤の正面図である。 前記遊技機の背面図である。 前記遊技機の電気ブロック図である。 前記遊技機において遊技履歴等を管理する構成を示す概略説明図である。 前記遊技機の主制御装置で実行されるメインルーチンの制御内容を示すフローチャートである。 前記主制御装置で実行される始動入球確認処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記主制御装置で実行される特図当否判定処理の制御内容を示す第1のフローチャートである。 前記特図当否判定処理の制御内容を示す第2のフローチャートである。 前記特図当否判定処理の制御内容を示す第3のフローチャートである。 前記特図当否判定処理の制御内容を示す第4のフローチャートである。 前記主制御装置で実行される特別遊技処理の制御内容を示す第1のフローチャートである。 前記特別遊技処理の制御内容を示す第2のフローチャートである。 前記特別遊技処理の制御内容を示す第3のフローチャートである。 前記特別遊技処理の制御内容を示す第4のフローチャートである。 前記遊技機の演出図柄表示装置で表示される第1の選択画面に関する説明図である。 前記演出図柄表示装置で表示される第2の選択画面に関する説明図である。 前記演出図柄表示装置で表示される遊技終了条件設定画面に関する説明図である。 前記演出図柄表示装置で表示される第3の選択画面に関する説明図である。 前記演出図柄表示装置で表示される第4の選択画面に関する説明図である。 前記演出図柄表示装置で表示される特定報知の第1の表示態様を示す説明図である。 前記演出図柄表示装置で表示される遊技終了画面に関する説明図である。 前記演出図柄表示装置で表示される特定報知の第2の表示態様を示す説明図である。 前記演出図柄表示装置で表示される特定報知の第3の表示態様を示す説明図である。 前記遊技機のサブ制御装置で実行される二次元コード生成処理Aの制御内容を示すフローチャートである。 前記サブ制御装置で実行される遊技開始処理の制御内容を示す第1のフローチャートである。 前記サブ制御装置で実行される遊技開始処理の制御内容を示す第2のフローチャートである。 前記サブ制御装置で実行される特別モード設定処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記サブ制御装置で実行される遊技終了条件設定処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記サブ制御装置で実行される二次元コード生成処理Bの制御内容を示すフローチャートである。 前記サブ制御装置で実行される履歴クリア処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記サブ制御装置で実行される注意喚起報知処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記サブ制御装置で実行される遊技終了処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記サブ制御装置で実行される特定報知制御処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記演出図柄表示装置で表示される特別演出の第1の表示態様を示す説明図である。 前記演出図柄表示装置で表示される特定報知の第2の表示態様を示す説明図である。 前記演出図柄表示装置で表示される第5の選択画面に関する説明図である。 前記演出図柄表示装置で表示される特定報知の他の複数種類の表示態様を示す説明図である。
本発明を適用したパチンコ機について説明する。
図1(a)に示すように、パチンコ機1は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠10にて構成の各部を保持する構造である。外枠10には、左側の上下の位置に設けたヒンジ101を介して、板ガラス110が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)11及び図略の内枠が開閉可能に設けられている。尚、これら前枠11及び前記内枠は、シリンダ錠18により外枠10に閉鎖ロックされ、シリンダ錠18に鍵を挿入し、鍵を時計回りに操作して前記内枠を開放するようになし、反時計まわりの操作により前枠11を開放する。
前枠11の板ガラス110の奥には前記内枠に保持された遊技盤2(図2)が設けられている。
前枠11の上部の左右両側位置にはそれぞれスピーカ112が配置されており、これらにより遊技音が出力され、遊技の趣向を向上させる。また前枠11には遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ113のほか、遊技の異常を報知するLED類が設けられている。
前枠11の下半部には上皿12と下皿13とが一体に形成されている。下皿13の右側には発射ハンドル14が設けられ、発射ハンドル14が時計回りに操作されることで発射装置が作動して、上皿12から供給された遊技球が遊技盤2に向けて発射される。また上皿12には賞球が払い出される。
下皿13は上皿12から溢れた賞球を受ける構成で、球抜きレバーの操作により下皿13に溜まった遊技球を遊技店に備えられた別箱(ドル箱)に移すことができる。
また上皿12にはその中央位置に、遊技者が操作可能な操作手段である演出ボタン15と、その外周を囲むように操作手段であるジョグダイヤル16が設置されている。更に上皿12には、演出ボタン15及びジョグダイヤル16の左側に、十字キー19が配置されている。
図1(b)に示すように、十字キー19は、十字キー中央ボタン191、十字キー上ボタン192、十字キー下ボタン193、十字キー左ボタン194及び十字キー右ボタン195の5つの操作ボタンにより構成されている。
パチンコ機1は所謂CR機であって、プリペイドカードの読み書きを行うプリペイドカードユニット(CRユニット)CRが隣接されている。これに応じて、パチンコ機1には上皿12の右側に球貸ボタン171、精算ボタン172及び精算表示装置173が配置されている。
遊技盤2について説明する。図2に示すように、遊技盤2には外レール201と内レール202とによって囲まれた略円形の遊技領域20が形成されている。遊技領域20には多数の遊技釘が植設されている。
遊技領域20の中央部にはセンターケース200が装着されている。センターケース200は中央に演出図柄表示装置21(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設されている。またセンターケース200には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージなどが設けられている。
遊技領域20のセンターケース200の左横位置には、遊技球が通過可能であり、通過時に普通図柄(以下、単に普図という)の抽選が実行される普図作動ゲート22が設けられている。
センターケース200の中央直下位置には、常時、遊技球の入球が可能で、入球に起因して第1特別図柄(以下、第1特図という)の当否判定が実行される第1特図始動口23が設けてある。更にその直下位置にはチューリップ式普通電動役物(以下、単に普電役物という)からなり、入球に起因して第2特別図柄(以下、第2特図という)の当否判定が実行される第2特図始動口24が設置されている。尚、第2特図始動口24は普電役物の開放時にのみ入球(入賞)可能である。普電役物は、前記普図の抽選で当りとなると所定の時間、所定の開放態様で開放する構成である。
第2特図始動口24の直下位置には、特別電動役物の開閉板にて開閉可能に設けられ、大当り遊技に開放される大入賞口25が設置されている。
センターケース200の左側斜め下方位置で、第1特図始動口23乃至大入賞口25の左側位置には複数(4つ)の一般入賞口27が配置されている。また、大入賞口25の直下の盤面最下部にはアウト口203が設けられている。
遊技盤2の右下端部には、外レール201の外部に、第1特図表示装置28A、第2特図表示装置28B、第1特図保留数表示装置281、第2特図保留数表示装置282、普図表示装置29及び普図保留数表示装置291が設けられている。
図3はパチンコ機1の裏面を示すもので、パチンコ機1の裏面側には、前記遊技盤2を脱着可能に取付ける内枠30が収納されている。内枠30は、前記前枠11と同様に、一方の側縁(図3の右側)の上下位置が前記外枠10にヒンジ結合され開閉可能に設置されている。内枠30には、遊技球流下通路が形成されており、上方(上流)から球タンク31、タンクレール32、払出ユニット33が設けられ、払出ユニット33の中には払出機構が設けられている。この構成により、遊技盤2の入賞口に遊技球が入賞すれば球タンク31からタンクレール32を介して所定個数の遊技球(賞球)が払出ユニット33により払出球流下通路を通り前記上皿12に払い出される。また、前記賞球を払い出す払出ユニット33は前記球貸ボタン171の操作に応じて貸球も払い出す構成である。
パチンコ機1の裏面側には、主制御装置40、払出制御装置41、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43、発射制御装置44、電源基板45が設けられている。
主制御装置40、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43は遊技盤2に設けられ、払出制御装置41、発射制御装置44、電源基板45は内枠30に設けられている。図3では発射制御装置44が描かれていないが、払出制御装置41の下に設けられている。
また、球タンク31の右側には、外部接続端子板38が配置され、外部接続端子板38により、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータへ送られる。尚、従来はホールコンピュータへ信号を送信するための外部接続端子板には、盤用(遊技盤側から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)と枠側(外枠10、前枠11、内枠30から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)の2種類を用いられているが、本実施形態では、一つの外部接続端子板38を介して遊技状態や遊技結果を示す信号がホールコンピュータへ送信される。
図4はパチンコ機1の電気的構成を示すもので、遊技進行等の制御を司る主制御装置40を中心に、サブ制御装置として払出制御装置41、サブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43を具備する構成である。主制御装置40、払出制御装置41、サブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43においては、いずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備え、これら制御装置はいずれもCPUにより、2ms周期又は4ms周期の割り込み信号に起因してROMに搭載しているメインルーチン及びサブルーチンからなるプログラムが開始され、各種の制御が実行される。また、主制御装置40には各種の乱数を抽出する乱数カウンタ等も備わっている。
発射制御装置44にはCPU、ROM、RAM等が設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置44にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置40は、裏配線中継端子板530及び外部接続端子板38を介して遊技施設のホールコンピュータ500と電気的に接続される。また主制御装置40には、裏配線中継端子板530や遊技盤中継端子板531を介して、前枠11(ガラス枠)及び内枠30が閉鎖しているか否か検出するガラス枠開放SW(スイッチ)501、内枠開放SW502の検出信号が入力される。更に主制御装置40には、第1特図始動口23への入球を検出する第1特図始動口SW503、第2特図始動口24への入球を検出する第2特図始動口SW504、普図作動ゲート22への入球を検出する普図作動SW505の検出信号が入力される。更にまた主制御装置40には、複数の一般入賞口27への入球を検出する一般入賞口SW506、大入賞口25への入球を検出するカウントSW507等の検出信号が入力される。
また主制御装置40は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成する。そして主制御装置40は、払出制御装置41や、演出中継端子板532を介してサブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43へ向けてのコマンドを出力する。また主制御装置40は、図柄表示装置中継端子板533を介して第1特図表示装置28A、第2特図表示装置28B、第1特図保留数表示装置281、第2特図保留数表示装置282、普図表示装置29及び普図保留数表示装置291等の表示制御を行う。
更に主制御装置40は、遊技盤中継端子板531を介して、大入賞口ソレノイド508、普電役物ソレノイド509が接続されている。そして主制御装置40は、大入賞口ソレノイド508を制御して前記特別電動役物の開閉板を作動させて大入賞口25を開放せしめる。また主制御装置40は普電役物ソレノイド509を制御して前記普電役物を作動させて第2特図始動口24の開閉作動せしめる。
主制御装置40からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や特図の大当り等の管理用の信号が外部接続端子板38を経てホールコンピュータ500に送られる。
主制御装置40と払出制御装置41とは双方向通信が可能である。
払出制御装置41は、裏配線中継端子板530や払出中継端子板534を介して、ガラス枠開放SW501、内枠開放SW502、球タンクが空状態になったことを検出する球切れSW520等の検出信号が入力される。また、払出制御装置41は、遊技球が払出されたことを検出する払出SW522、遊技球貯留皿が満杯状態になったことを検出する満杯SW523等の検出信号が入力される。更に、払出制御装置41は、主制御装置40から送られてくるコマンドに応じて払出モータ521を駆動させて遊技球を払出させる。
払出制御装置41は、満杯SW523により下皿13が満タンであることを示す信号が入力された場合、及び球切れSW520により球タンクに遊技球が少ない或いは無いことを示す信号が入力されると払出モータ521を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。尚、球切れSW520、満杯SW523は、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置41は、その信号が出力されなくなることに起因して払出モータ521の駆動を再開させる。
また、払出制御装置41は、CRユニット端子板535を介してCRユニットCR及び精算表示装置173と双方向通信可能に接続されている。精算表示装置173には、遊技球の貸出しを要求するための球貸ボタン171、精算を要求するための精算ボタン172が接続されている。そして、精算表示装置173を介して球貸ボタン171による貸出要求の操作信号がCRユニットCRに入力されると、CRユニットCRから払出制御装置41に貸出要求がなされ、払出制御装置41は、払出モータ521を作動させ、貸し球を払出す。払出された貸し球は払出SW522に検出され、検出信号は払出制御装置41に入力される。
一方、精算表示装置173を介して精算ボタン172による精算要求の操作信号がCRユニットCRに入力されると、精算要求に応じてCRユニットCRが精算を行い、精算表示装置173においてプリペイドカードの残高表示が行われる。プリペイドカードの残高表示はCRユニットCRによって制御される。
また、払出制御装置41は、外部接続端子板38を介して賞球に関する情報、枠(内枠、前枠)の開閉状態を示す情報などをホールコンピュータ500に送信するほか、発射制御装置44に対して発射停止信号を送信する。
発射制御装置44は、発射を停止する発射停止SW524、発射ハンドル14に遊技者が接触(操作)していることを検出するタッチSW525等の検出信号が入力される。発射制御装置は、払出制御装置41を経て主制御装置40から送られるコマンド(タッチSW525の信号や遊技状況を反映している)、発射ハンドル14の回動信号及び発射停止SW524の信号に応じて発射モータ526を制御して遊技球の発射及び停止を行う。
サブ統合制御装置42は、演出ボタン15、ジョグダイヤル16、十字キー19を構成する十字キー中央ボタン191、十字キー上ボタン192、十字キー下ボタン193、十字キー左ボタン194及び十字キー右ボタン195と電気的に接続されており、これらの操作信号が入力される。
そしてサブ統合制御装置42は、スピーカ112を駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプ113の点灯、消灯等を制御する。更に演出図柄制御装置43へキャラクタなどを表示する演出や特図の擬似演出図柄の表示態様のコマンドを送信する。
またサブ統合制御装置42は、遊技者の遊技時間をカウントするタイマーや、現在の時刻や月や日にちなどを出力する計時回路が搭載されている。
更に、サブ統合制御装置42は、電源基板45においてコンデンサを含んで構成されたバックアップ電源生成回路からのバックアップ電源の供給により、主電源の供給が停止した後でもサブ統合制御装置42のRAMに保持されている記憶は消去されない構成である。
演出図柄制御装置43は、LCDパネルユニットや付属ユニットと共に演出図柄表示装置21を構成している。演出図柄制御装置43は、サブ統合制御装置42と双方向通信が可能である。そしてサブ統合制御装置42から送られてくるコマンドに応じて演出図柄表示装置21のLCDパネルの表示を制御する。
尚、本パチンコ機1では、サブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43は、別々の装置に分かれているが、1つの装置にまとめる構成にしてもよい。
パチンコ機1は、携帯連動サービス等を利用して、パチンコ機に対応して運営されているウェブサイトに、遊技者の遊技履歴などの情報を保存することが可能な構成である。またパチンコ機1は、携帯連動サービス等を利用して、遊技者の遊技履歴に基づいて遊技の演出内容の変更等を行うことができる。そして遊技者は、ウェブサイト上で、パチンコ機での遊技履歴情報を閲覧することが可能である。
例えば、遊技履歴情報は、大当り抽選の回数(スタート回数)や、大当りとなった回数や、各大当りの種類(確変や時短となる大当りか否か、及び大当り遊技のラウンド数等)や、何回目の大当り抽選で大当りとなったか、獲得した賞球に関する情報、遊技を終了した状況等の情報である。
図5に示すように、パチンコ機1では、遊技の終了時には、最新の遊技履歴情報や演出内容の設定情報等を特定可能な二次元コードが生成され、演出図柄表示装置21の画面に表示される。このとき、前記ウェブサイトに会員登録している遊技者が、携帯電話やスマートフォン等といったカメラ付の携帯通信端末60で二次元コードを撮影すると、ウェブサイトを運営するサーバー70にアクセスすることができる。そして、二次元コードにより特定される遊技履歴情報等がウェブサイトに保存される。
そして、会員は、携帯通信端末60にてサーバー70にアクセスすると、ウェブサイト上で自身のパチンコ機1での遊技履歴情報を閲覧することができる。
また、このウェブサイトでは、最新の遊技履歴情報、演出内容の設定情報等に対応するパスワードが表示される。遊技者が表示されたパスワードをパチンコ機1に入力すると、前回の遊技終了時点における遊技履歴情報、演出内容の設定情報を反映した遊技が開始される。そして、以後、遊技の進行に伴い、前回の遊技終了時点からの遊技履歴情報が更新される。
尚、携帯通信端末60は、二次元コードを読み取った後、ウェブサイトにアクセスすること無く、携帯通信端末60にインストールされたアプリケーションにより二次元コードから特定される遊技履歴情報等に対応するパスワードを表示してもよい。
また、本実施形態では、遊技の終了時に演出図柄表示装置21に表示された二次元コードを用いてサーバー70にアクセスし、ウェブサイト上で遊技履歴情報等が保存されることになるが、二次元コード以外を代用することでサーバー70にアクセスし、ポイントの総数や遊技履歴情報等が保存される構成でもよい。例えば、二次元コードに代えて、遊技機のLEDから発光される光の発光パターンをカメラ付き携帯通信端末が受光することや、遊技機から出力される音声を携帯通信端末のマイクで拾うことなどによって、サーバー70へのアクセスを可能とし、ポイントの総数や遊技履歴情報等が保存される構成でもよい。
次にパチンコ機1の動作について説明する。パチンコ機1は、普図作動ゲート22に遊技球が入球すると、普図表示装置29で普図が変動表示を開始し、所定時間後に停止した普図の態様に応じて、当選であれば普電役物ソレノイド509を駆動させ、第2特図始動口24への入球が可能となる。尚、パチンコ機1では、普電役物の開放時間は、例えば、通常時は0.2秒(1回)、遊技者にとって有利な時短状態(開放延長状態)では1.8秒(2回)である。また、第2特図始動口24は、普電役物が駆動しなければ遊技球が入球不可能な構成である。
常時入球が可能な第1特図始動口23に遊技球が入球すると、第1特図の当否判定に関する複数種類の乱数(数値データ)が抽出され、第1特図の保留記憶として所定数記憶される。そして該保留記憶の乱数に基づいて当否判定が実施され、これに伴い第1特図表示装置28Aにおいて第1特図が変動を開始し、所定時間後に停止する。
第2特図始動口24に遊技球が入球すると、第2特図の当否判定に関する複数種類の乱数(数値データ)が抽出され、第2特図の保留記憶として所定数記憶される。そして該保留記憶の乱数に基づいて当否判定が実施され、これに伴い第2特図表示装置28Bにおいて第2特図が変動表示を開始し、所定時間後に停止する。
尚、第1特図と第2特図の当否判定は、第1特図始動口23と第2特図始動口24への入球順に関係なく、第2特図の当否判定を優先して実施する。具体的には、第1特図の保留記憶がある場合、第2特図の変動が停止し且つ第2特図の保留記憶が無い状態となってから、第1特図の保留記憶分の当否判定を実施する。
第1特図及び第2特図の変動表示、確定表示は、遊技領域20の隅に小さく表示されるだけであるので、遊技領域20の中央に設けられた演出図柄表示装置21にて第1特図又は第2特図に対応する疑似演出図柄を用いた疑似演出表示を行う。そして、疑似演出表示にて当否判定の結果を遊技者に報知することが行われている。例えば、疑似演出表示では、三つの疑似演出図柄を変動させ、三つの図柄が同一図柄で停止すると大当りとなるように構成されている。疑似演出表示としては二つの図柄が同じ図柄で停止するリーチ演出が実施され、残りの変動中の図柄が同じ図柄で停止するか否かで遊技者の期待感を高めることが行われている。
パチンコ機1は、第1特図又は第2特図の変動が終了し、確定表示された第1特図又は及び第2特図の表示態様に応じ、大当り(当選)であれば、賞球の獲得増加が期待でき遊技者に有利な大当り遊技(特別遊技)が実行される。大当り遊技は、所定の開放態様にて大入賞口25の開放し、大入賞口25への遊技球の入球が可能となる。尚、大当り遊技として、例えば、所定の開放態様で大入賞口25を開放するラウンド遊技を6ラウンド行う6R通常大当り遊技と、ラウンド遊技を6ラウンド行うとともに大当り遊技終了後に確変が付与される6R確変大当り遊技とからいずれかの遊技が選択される。
パチンコ機1は確率変動機である。具体的には、パチンコ機1による遊技は、大入賞口25を閉鎖した遊技状態と、大入賞口25を開放する大当り遊技状態とに大別される。更に、大入賞口25を閉鎖した遊技状態は、大きく分類して、通常確率状態(通常遊技状態)と、通常遊技状態に比べて遊技者にとって有利(大当りとなる確率が高く、大当りし易い)な高確率遊技状態(以下、確変遊技状態とも記載する)とが存在する。例えば、6R通常大当り遊技が終了した後には通常確率遊技状態へ移行し、6R確変大当り遊技が終了した後には確変遊技状態に移行する。
第1特図及び第2特図は、確率変動図柄及び非確率変動図柄とからなり、確変遊技状態は確率変動図柄での大当り遊技終了後に移行可能に設定され、通常遊技状態、確変遊技状態のうち、いずれの遊技状態でも確率変動図柄で大当りすれば、大当り遊技終了後、確変遊技状態に移行する。同様に通常遊技状態は、非確率変動図柄での大当り遊技終了後に移行可能に設定され、通常遊技状態、確変遊技状態のうち、いずれの遊技状態でも非確率変動図柄で大当りすれば、大当り遊技終了後、通常遊技状態に移行する。
通常遊技状態に移行後は、規定回数(例えば、100回)だけ第1特図、第2特図及び普図の変動時間が短縮され、かつ普電役物の開放延長機能が作動する時短状態となる。第1特図、第2特図及び普図の変動時間(変動開始から結果が表示されるまでの時間)が短縮されると、一定時間内に変動表示が行なわれる回数が増大される。
具体的には、時短状態では、第1及び第2特図の変動時間の短縮とともに、普図表示装置29に表示される普図の時間短縮も行われるが、この普図の変動表示を短縮させることで、一定時間内で多数回、普図の確定表示を行う。従って、一定時間内での普図が当りとなる回数が増大し、これにより第2特図始動口24の開放回数も増大する。また、第2特図始動口24(普電役物)の開放時間が長くなるように設定されている(開放延長機能)ので、多数の遊技球が入賞し易くなる。このように多数の遊技球が入賞し易くなることにより、第2特図の変動表示回数が更に増大されるとともに、第2特図始動口24の入賞で得る賞球により、遊技者の持ち球が減り難くなり、有利な遊技を行うことができる。
尚、確変遊技状態では、時短状態と同様に第1特図、第2特図及び普図の変動時間が短縮され、普電役物の開放延長機能が作動する。各種図柄の短縮と普電役物開放延長機能に関わる設定は時短状態と同一であるが、確変遊技状態は時短状態に加えて特図の大当り確率が高くなる(大当りし易い状態)ため、更に遊技者に有利な遊技状態となる。
またパチンコ機1は、遊技者ののめり込み問題の対策として、遊技者に自らが遊技を終了するための遊技終了条件を設定させるようにしている。そして、遊技終了条件が成立した場合に注意喚起を行うとともに、遊技終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できたか又は成立前に遊技者が遊技を終了できたかに関する特定報知を行う。
更にパチンコ機1は、遊技者が自ら設けた遊技終了条件の成立に応じて遊技を終了することができた又は成立前に遊技を終了することができた回数が、予め設定された回数に達することにより他の契機では実行されない特別演出を行うようにしている。
パチンコ機1は、例えば、遊技終了条件として、遊技の継続時間、遊技の終了時刻、抽選回数、大当り回数、使用金額、月単位での遊技回数などを遊技者に選択させる。
またパチンコ機1は、特定報知として、遊技終了条件の成立から所定の期間内に遊技者が遊技を終了できたとき、又は成立前に遊技者が遊技を終了できたときには遊技者の自制を賞賛する表示を行う。一方、遊技の終了条件の成立から所定の期間内に遊技者が遊技を終了できなかったときには警告表示を行うようにしている。尚、特定報知は、遊技が終了したとき、又は次回の遊技開始時の何れか一方のみ報知する構成でもよい。
更にパチンコ機1は、特別演出では、例えば、第1特図又は第2特図の変動表示に応じた演出表示の演出モードとして特別モードを設定するようにしている。ここで特別モードとは、他の契機(例えば、大当りとなることや、大当り終了後に特定の遊技状態に移行することや、蓄積した演出用のポイントが所定値になることなど)によって設定されるものではなく、遊技終了条件の成立から所定の期間内に遊技者が遊技を終了できた回数又は成立前に遊技者が遊技を終了できた回数の少なくとも一方が所定回数となると設定されるモードである。
以下、パチンコ機1の作動の詳細を、主制御装置40及びサブ統合制御装置42等で実行されるプログラム処理に基づいて説明する。
図6は主制御装置40で実行される「メインルーチン」のフローチャートを示し、「メインルーチン」は本処理(S100〜S110,S115)と残余処理(S111)とで構成され、2ms又は4ms周期の割り込み信号に起因して開始され、最初に正常割り込みか否か判定する(S100)。この判定処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否か判定することにより行われ、CPUにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行してよいのか否か判定するためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるCPUの暴走等が考えられるが、CPUの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えてよいので、たいていが電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
ここで正常割り込みでないとの否定判定であれば(S100:no)、S115の処理において初期設定(例えば前記メモリの所定領域への所定値の書き込み、普図及び特図を初期図柄とする等のメモリの作業領域への各初期値の書き込み等)を実行する。前記正常割り込みか否か判定するための数値は、この初期設定の一環としてRAMに書き込まれる。
前記S100の処理において正常割り込みとの肯定判定であれば(S100:yes)、S101の初期値乱数更新処理が実行される。この処理は、初期値乱数の値についてこの処理を実行する毎に「1」を加算するインクリメント処理であり、この処理実行前の初期値乱数の値に「1」を加算するが、この処理を実行する前の乱数が「最大値」のときには次回の処理で初めの値である「0」に戻り、「0」〜「最大値」までの整数を繰り返し昇順に作成する。
続く大当り決定用乱数更新処理(S102)では、前記初期値乱数更新処理と同様に処理を実行する毎に「1」を加算するインクリメント処理であり、「最大値」のときは次回の処理で初めの値である「0」に戻り、「0」〜「最大値」までの整数を繰り返し昇順に作成する。尚、大当り決定用乱数の最初の値は、前記初期値乱数更新処理(S101)で設定(作成)された値となる。この値が「150」であったとすると、大当り決定用乱数は「150」「151」「152」・・・「最大値」「0」「1」・・・と更新されていく。
尚、大当り決定用乱数の更新が一巡すると、そのときの前記初期値乱数の値を大当り決定用乱数の初期値にする。大当り決定用乱数は、その初期値から「1」を加算していく。そして、再び大当り決定用乱数の更新が一巡すると、その時の初期値乱数の値を大当り決定用乱数の初期値にする動作を行なう。つまり、この一連の動作を繰り返し続けることになる。前記の例では大当り決定用乱数が「149」になると一巡であるから、「149」の次は前記初期値乱数の値となる。仮に初期値乱数の値が「87」だったとすると、「149」「87」「88」・・・「最大値」「0」「1」・・・「86」と変化していき、「86」の次は新たな前記初期値乱数の値となる。
続く大当り図柄決定用乱数更新処理(S103)は、「0」〜「9」の10個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
続く当り決定用乱数更新処理(S104)は、「0」〜「9」の10個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。尚、当選することとなる値は、常に「7」である。この当り決定用乱数は普図の抽選に使用し、初期値乱数、大当り決定用乱数、リーチ判定用乱数、大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数は、特図の抽選に用いられる。
リーチ判定用乱数更新処理(S105)は、「0」〜「228」の229個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
変動パターン決定用乱数更新処理(S106)は、「0」〜「119」の120個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
続く入賞確認処理(S107)では、第1特図始動口23、第2特図始動口24の入球(入賞)確認、普図作動ゲート22の遊技球の通過の確認、一般入賞口27の入球(入賞)確認、及び主制御装置40に接続された各スイッチ類の入力処理等が実行される。
次の当否判定処理(S108)では、普図及び特図のそれぞれに対応した当否判定や、当否判定に付随する図柄変動や特別遊技処理などの処理を行なう。
続く各出力処理(S109)では、遊技の進行に応じて主制御装置40は、払出制御装置41、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43、発射制御装置44、大入賞口ソレノイド508等に対して各々出力処理を実行する。即ち、前記入賞確認処理(S107)により遊技盤上の各入賞口に遊技球の入球があることが検知されたときには賞球としての遊技球を払い出すべく払出制御装置41に賞球信号を送信する処理を実行する。また、遊技状態に対応したサウンドデータをサブ統合制御装置42に出力する処理を実行する。更に、パチンコ機に異常があるときにはエラー中であることを報知すべく演出図柄制御装置43にエラー信号を出力する処理等を実行する。
続く不正監視処理(S110)は、一般入賞口27に対する不正が行われていないか監視する処理である。所定時間内における入賞口への遊技球の入球が予め決定された規定数よりも多いか否か判定して、多かった場合には不正と判定され、その旨を報知する処理である。
本処理に続く前記残余処理は、S111の初期値乱数更新処理から構成されるが、前記S101と全く同じ処理である。この処理は無限ループを形成し、次の割り込みが実行されるまで時間の許される限り繰り返し実行される。前記S100〜S111までの本処理を実行するのに必要とされる時間は、大当り処理を実行するか否か、特図の表示態様の相違等により割り込み毎に異なる。この結果、残余処理を実行する回数も割り込み毎に異なり、割り込み処理が1回実行されることにより初期値乱数に更新される値も一律ではなくなる。これにより、初期値乱数が大当り決定用乱数と同期する可能性は極めて小さくなる。大当り決定用乱数が一巡したときの、初期値乱数の値(0〜299の300通り)が、同程度に発生するとすれば、同期する確率はわずか300分の1である。また、前記当り決定用乱数更新処理(S104)も残余処理内において実行するよう構成してもよい。
次に、本発明に関わりの深い入賞確認処理(S107)、当否判定処理(S108)及び各出力処理(S109)の一部のサブルーチンについて説明する。
図7に示す「始動入球確認処理」は、第1特図始動口23、第2特図始動口24に遊技球が入球したときに抽出される大当り決定用乱数など種々の乱数を、保留記憶として主制御装置40に記憶する。そして第1特図始動口23、第2特図始動口24への入球に起因する各種コマンドをサブ統合制御装置42に送信する処理となる。本実施形態において、第1特図始動口23への入球に起因して記憶可能な保留記憶数及び第2特図始動口24への入球に起因して記憶可能な保留記憶数は各4個である。
「特図始動入球確認処理」は、先ず、第1特図始動口SW503により第1特図始動口23への入球を検出したか否か判定する(S200)。否定判定であれば(S200:no)、S205の処理へ移行する。
肯定判定であれば(S200:yes)、S201の処理において主制御装置40に記憶されている第1特図の保留記憶の数が満杯か否か(上限数に達しているか否か)判定する。肯定判定であれば(S201:yes)、S205の処理へ移行する。
前記S201の処理において否定判定であれば(S201:no)、S202の処理において、第1特図の大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を抽出する。抽出された各種の乱数を主制御装置40の所定の記憶領域に記憶する。更に所定の記憶領域に記憶された乱数を保留記憶として主制御装置40の保留記憶領域に記憶する。尚、第1特図の保留記憶数が「0」であっても、第1特図始動口23に遊技球が入球したとき抽出される当否乱数等の種々の乱数は、最大値未満の記憶数がある場合と同様に記憶される。
続いて第1特図の先読み判定処理を実行する(S203)。本先読み判定処理は、大当りとなるか否かの当否判定が行われる前に、前記所定の記憶領域に記憶された大当り決定用乱数や大当り図柄決定用乱数などが特定の数値であるか確認する。例えば、特定の数値として、大当りと判定される数値、スーパーリーチやリーチと判定される数値等であるか否か、更に大当りの場合は確変大当りであるか否か、ラウンド数の多い大当りであるか否かなどが確認される。また本処理では第1特図の先読み判定の判定結果を示す先読みコマンドがサブ統合制御装置42へ送信される。その後、保留記憶数を示す保留記憶カウンタを加算し、加算した第1特図の保留記憶カウンタの値を示す保留数指示コマンドをサブ統合制御装置42に送信する(S204)。
尚、先読みコマンドは、大当りやリーチ等の可能性がある場合に、サブ統合制御装置42へ送信することが望ましい。無論、判定内容に関わらず、サブ統合制御装置42に毎回先読みコマンドを送信する構成でもよい。先読みコマンドに応じて、サブ統合制御装置42では、演出図柄表示装置21の保留記憶表示等に、大当りやリーチの可能性があることを示唆する先読み演出を行う。
続くS205の処理において、第2特図始動口SW504により第2特図始動口24への入球を検出したか否か判定する。否定判定であれば(S205:no)、主制御装置40のメインルーチンへリターンし、本処理を終了する。
肯定判定であれば(S205:yes)、S206の処理において主制御装置40に記憶されている第2特図の保留記憶の数が満杯か否か(上限数に達しているか否か)判定する。肯定判定であれば(S206:yes)、リターンする。
前記S206の処理において否定判定であれば(S206:no)、S207の処理において、第2特図の大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を抽出する。抽出された各種の乱数を主制御装置40の所定の記憶領域に記憶する。更に所定の記憶領域に記憶された乱数を保留記憶として主制御装置40の保留記憶領域に記憶する。尚、第2特図の保留記憶数が「0」であっても、第2特図始動口24に遊技球が入球したとき抽出される当否乱数等の種々の乱数は、最大値未満の記憶数がある場合と同様に記憶される。
続いて第2特図の先読み判定処理を実行する(S208)。本先読み判定処理は、大当りとなるか否かの当否判定が行われる前に、前記所定の記憶領域に記憶された大当り決定用乱数や大当り図柄決定用乱数などが特定の数値であるか確認する。例えば、特定の数値として、大当りと判定される数値、スーパーリーチやリーチと判定される数値等であるか否か、更に大当りの場合は確変大当りであるか否か、ラウンド数の多い大当りであるか否かなどが確認される。また本処理では第2特図の先読み判定の判定結果を示す先読みコマンドがサブ統合制御装置42へ送信される。その後、保留記憶数を示す保留記憶カウンタを加算し、加算した第1特図の保留記憶カウンタの値を示す保留数指示コマンドをサブ統合制御装置42に送信する(S209)。
尚、先読みコマンドは、大当りやリーチ等の可能性がある場合に、サブ統合制御装置42へ送信することが望ましい。
本「始動入球確認処理」では、保留記憶の数が満杯なければ、抽出された乱数を予め設定された所定の記憶領域に記憶し、その後、所定の記憶領域に記憶された乱数を保留記憶領域に記憶する構成である。これに限らず、保留記憶の数が満杯でなければ、抽出された乱数を、所定の記憶領域と保留記憶領域とにそれぞれ記憶するようにしてもよい。更に、第1特図始動口23又は第2特図始動口24への入球に起因して乱数が抽出されると、抽出された乱数を所定の記憶領域に記憶する。そして保留記憶の数が満杯であるか否か確認し、満杯でなければ、所定の記憶領域に記憶された乱数を保留記憶領域に記憶するようにしてもよい。この場合、保留記憶の数が満杯であれば、所定の記憶領域に記憶した乱数を消去する。
本「特図始動入球確認処理」では、先読み判定処理は、所定の記憶領域に記憶された乱数を先読み判定するが、これに限らず、保留記憶領域に記憶された乱数を先読み判定するようにしてもよい。
図8乃至図11は「特図当否判定処理」のフローチャートを示す。この処理において第1特図の当否判定と第2特図の当否判定は個別に実行され、且つ第2特図の保留記憶があるときは第2特図の当否判定が優先して実行される。尚、第1特図と第2特図の当否判定はほぼ同じ処理であり、以下の説明では、必要があれば両者を区別するが、それ以外は第1特図及び第2特図を区別せずに単に「特図」とする。
図8に示すように「特図当否判定処理」は、先ず、特別電動役物の未作動を確認して大当り遊技中でないか否か判定する(S300)。否定判定であれば(S300:no)、「特別遊技処理」に移行する(図9参照)。
肯定判定であれば(S300:yes)、S301の処理において第1特図又は第2特図が変動停止中であるか否か判定する。肯定判定であれば(S301:yes)、S302の処理において第1特図又は第2特図の確定図柄が未表示中であるか否か判定する。
前記S302の処理において肯定判定であれば(S302:yes)、S303の処理において第2特図の保留記憶があるか否か判定する。肯定判定であれば(S303:yes)、S304の処理において第2特図の保留記憶数を減算し、保留記憶のシフト処理を行う。該シフト処理により第2特図の保留記憶のうちで最も古い保留記憶が当否判定の対象となる。
前記S303の処理において否定判定であれば(S303:no)、S305の処理において第1特図の保留記憶があるか否か判定する。肯定判定であれば(S305:yes)、S306の処理において第1特図の保留記憶数を減算し、保留記憶のシフト処理を行う。該シフト処理により第1特図の保留記憶のうちで最も古い保留記憶が当否判定の対象となる。
前記S305の処理において否定判定であれば(S305:no)、S307の処理において、パチンコ機1が待機状態であることを示す待機コマンドをサブ統合制御装置42に送信する。その後、「特別遊技処理」に移行する。
尚、待機状態とは、遊技者待ちの状態、及び遊技球が発射されている遊技中であるが特図が変動していない変動待ちの状態である。待機コマンドに応じて、サブ統合制御装置42は、演出図柄表示装置21にデモ表示画面又は図柄待機画面を表示する。
前記S304の処理又は前記S306の処理に続いて、図9に示すS310の処理において、確変フラグを確認して現在の遊技状態が特図の確変遊技状態であるか否か判定する。肯定判定であれば(S310:yes)、S311の処理において確変時の当否判定用テーブルと当否判定の対象となる保留記憶の大当り決定用乱数とを対比して判定を行う。
前記S310の処理において否定判定であれば(S310:no)、S312の処理において通常確率の当否判定用テーブルと前記当否判定の対象となる保留記憶の大当り決定用乱数とを対比して判定を行う。
続いてS313の処理において、前記S311又は前記S312の処理の当否判定が大当りか否かの判定を行う。
肯定判定であれば(S313:yes)、S314の処理において、前記当否判定の対象となる保留記憶の大当り図柄決定用乱数に基づいて大当り図柄を決定する。
続いて前記当否判定の対象となる保留記憶の変動パターン決定用乱数に基づいて、特図の大当り図柄の変動時間等といった変動パターンを決定する(S315)。
変動パターンの決定後、大当り設定処理を行う(S316)。この処理では、前記決定された大当り図柄に基づき、例えば、前記6R通常大当り遊技とするか前記6R確変大当り遊技とするかといった大当り遊技の内容、大当り遊技終了後の確変遊技への移行や時短への移行、演出図柄表示装置21で実行される大当り遊技の大当り開始演出の時間の設定、大当り終了演出の時間等の設定がなされる。
前記S313の処理において否定判定であれば(S313:no)、ハズレであるので、S317の処理において特図のハズレ図柄の変動時間等といった変動パターンを決定する。次にハズレ設定処理を行う(S318)。
前記S316の処理又は前記S318の処理の後、当否判定実行後の保留記憶の情報(例えば当否判定実行後の保留記憶の減少を示す情報など)をサブ統合制御装置42に送信する処理を行う(S319)。
続くS320の処理において第1特図表示装置28A又は第2特図表示装置28Bの図柄変動開始制御を行い、サブ統合制御装置42へ図柄の変動開始コマンド、図柄指定コマンドを送信し、「特別遊技処理」へ移行する。尚、前記変動開始コマンド、図柄指定コマンドには特図の変動パターン、特図の当否判定の判定結果などが含まれる。尚、構成によっては変動時間の終了を指示するための図柄確定コマンドを送ってもよい。但し、変動パターンなどで予め変動時間は指定されているため必須のものではない。
図8に示した前記S301の処理において否定判定であれば(S301:no)、図10に示すように、図柄の変動時間が経過したか否かを確認する(S330)。否定判定であれば(S330:no)、「特別遊技処理」へ移行する。
肯定判定であれば(S330:yes)、S331の確定図柄表示処理において、第1特図表示装置28A又は第2特図表示装置28Bの特図の変動表示を終了させる制御を行う。その後、「特別遊技処理」へ移行する。
図8に示した前記S302の処理において否定判定であれば(S302:no)、図11のS340の処理に移行して、確定図柄表示時間が経過(終了)したか否か判定する。否定判定であれば(S340:no)、「特別遊技処理」へ移行する。
一方、肯定判定であれば(S340:yes)、S341の確定図柄表示終了の処理により第1特図表示装置28A又は第2特図表示装置28Bの特図の確定図柄表示を終了させる制御を行い、サブ統合制御装置42へ特図に対応する疑似演出図柄の確定表示を終了させるようにコマンドを送信する。
S342の処理において特図の図柄が大当りになる組み合わせであるか否か判定する。肯定判定であれば(S342:yes)、S343の処理において確変遊技状態を示す確変フラグが「1」であるか否か判定する。否定判定であれば(S343:no)、S345の処理へ移行する。
肯定判定であれば(S343:yes)、確変フラグを「0」にリセットする(S344)。
続いてS345の処理において時短状態を示す時短フラグが「1」であるか否か判定する。否定判定であれば(S345:no)、S347の処理へ移行する。
肯定判定であれば(S345:yes)、時短フラグを「0」にリセットする(S346)。これらの処理により大当り遊技(特別遊技)中での確変状態及び時短状態に関する遊技状態を通常状態にリセットする。
続いてS347の処理において条件装置の作動を開始させる。尚、条件装置は特図の当否判定が大当りとなり大当り図柄が確定表示されることにより作動して大当り遊技の開始条件を成立させるものであり、且つ、大当り遊技で役物連続作動装置の作動に必要な装置である。更に役物連続作動装置の作動を開始させる(S348)とともに、大当り開始演出処理を行ない(S349)、「特別遊技処理」へ移行する。また、この処理により、サブ統合制御装置42へ向けて大当り遊技開始コマンドが送信される。
前記S342の処理において否定判定であれば(S342:no)、S350の処理において確変フラグが「1」であるか否か判定する。否定判定であれば(S350:no)、S353の処理へ移行する。
肯定判定であれば(S350:yes)、S351の処理において確率変動状態の継続期間をカウントする確変カウンタを減算し、減算した後の確変カウンタが「0」であるか否か判定する。否定判定であれば(S351:no)、S353の処理へ移行する。
肯定判定であれば(S351:yes)、S352の処理において確変フラグを「0」にリセットする。
次にS353の処理において時短フラグが「1」であるか否か判定する。否定判定であれば(S353:no)、S356の処理へ移行する。
肯定判定であれば(S353:yes)、S354の処理において時短の継続期間をカウントする時短カウンタを減算し、減算した後の時短カウンタが「0」であるか否か判定する。否定判定であれば(S354:no)、S356の処理へ移行する。
肯定判定であれば(S354:yes)、前記S355の処理において時短フラグを「0」にリセットする。
続くS356の状態指定コマンド送信処理では、遊技状態を示す確変フラグや時短フラグの情報等を含む状態指定コマンドを、サブ統合制御装置42へ送信する。その後、「特別遊技処理」に移行する。
図12に示す「特別遊技処理」は、先ず、前記役物連続作動装置が作動中か否か判定する(S400)。否定判定であれば(S400:no)、主制御装置40のメインルーチンへリターンし、本処理を終了する。肯定判定であれば(S400:yes)、S401の処理で大入賞口25が開放中か否か判定する。
前記S401の処理において否定判定であれば(S401:no)、S402の処理で大当り遊技のインターバル中か否か判定する。否定判定であれば(S402:no)、S403の処理で特図大当り終了演出中か否か判定する。否定判定であれば(S403:no)、S404の処理で大当り開始演出時間が経過したか否か判定する。否定判定であれば(S404:no)、リターンする。
肯定判定であれば(S404:yes)、大入賞口開放処理で第1ラウンドの大入賞口25を開放してリターンする(S405)。
前記S401の処理において肯定判定であれば(S401:yes)、図13に示すように、大入賞口25に10個の入賞があったか否か(規定入賞数)の判定(S410)、又は大入賞口25の開放時間が終了したか否か判定して(S411)、いずれか肯定判定であれば(S410又はS411:yes)、大入賞口25を閉鎖し(S412)、大当りインターバル処理を実行して(S413)、リターンする。前記S410及びS411の処理において否定判定であれば(S410及びS411:no)、リターンする。
図12に示した前記S402の処理において肯定判定であれば(S402:yes)、図14に示すように、大当りインターバル時間が経過したか否か判定する(S420)。否定判定であれば(S420:no)、リターンする。
肯定判定であれば(S420:yes)、S421の処理において最終ラウンド(例えば、6Rの大当り遊技であれば第6ラウンド)であるか否か判定する。肯定判定であれば(S421:yes)、S422の大当り終了演出の処理を実行し、この処理でサブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43に大当り終了コマンドを送信し、大当り遊技を終了してリターンする。
一方、前記S421の処理において否定判定であれば(S421:no)、S423の大入賞口25の開放処理により次のラウンドの大入賞口25の開放を実行してリターンする。
図12に示した前記S403の処理において肯定判定であれば(S403:yes)、図15に示すように、大当り終了演出時間が経過したか否か判定する(S430)。否定判定であれば(S430:no)、リターンする。
肯定判定であれば(S430:yes)、S431の役物連続作動装置の作動を停止する処理を実行し、続いて条件装置の作動を停止する処理を実行する(S432)。
続く、S433の処理において前記大当り図柄に応じて大当り遊技終了後に確変とする設定があるか否か判定する。否定判定であれば(S433:no)、S436の処理へ移行する。
肯定判定であれば(S433:yes)、S434の処理において確変遊技状態の繰り返し回数(100回)を設定し、S435の処理において確変フラグに「1」をセットする。これにより大当り遊技終了後に確変遊技状態が付与される。
次にS436の処理では前記大当り図柄に応じて大当り遊技終了後に時短とする設定があるか否か判定する。否定判定であれば(S436:no)、S439の処理へ移行する。
肯定判定であれば(S436:yes)、S437の処理において時短状態の繰り返し回数(100回)を設定し、続いて時短フラグに「1」をセットする(S438)。これにより大当り遊技終了後に時短状態が付与される。その後、S439の処理では、特図の大当り終了コマンド送信の処理を実行し、この処理でサブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43に大当り終了コマンドを送信し、大当り遊技を終了してリターンする。
次にパチンコ機1で行われるのめり込み問題の対策について説明する。
パチンコ機1は、のめり込み問題の対策を行うにあたり、遊技の開始時に遊技者に遊技終了条件を設定させる必要がある。
またパチンコ機1は、当該パチンコ機1又は同一機種のパチンコ機で初め遊技を行う新規遊技者については、携帯連動サービス等を利用して、パチンコ機1に対応して運営されているウェブサイトに会員登録する。
図16を用いて新規遊技者が遊技を開始する手順について説明する。先ず、新規遊技者は、パチンコ機1が待機状態のときに演出ボタン15を押圧操作することにより演出図柄表示装置21に「選択画面」を表示させる。尚、待機状態とは、第1又は第2特図が変動しておらず、第1又は第2特図の保留記憶が無く、且つ大当り遊技状態でない状態である。
図16(a)ように、選択画面700で、遊技者が次に操作を行う複数種類の操作内容を示す操作選択肢701が表示される。操作選択肢701は、「新規遊技を開始する」、「パスワードを入力する」、「履歴を確認する」、「履歴をクリアする」、「遊技終了条件を設定する」、「遊技を終了する」といった6種類の選択肢からなる。尚、選択画面700は、操作選択肢701が何も選ばれていない状態で演出ボタン15を押圧操作することにより解除することができる。
新規遊技者は、選択画面700において、十字キー19の十字キー上ボタン192又は十字キー下ボタン193によりカーソルを上下に移動させて選択肢を選び、演出ボタン15を押圧操作して選択を確定する。
遊技者により「新規遊技を開始する」が選択されると、図16(b)に示すように、パチンコ機1は、前記ウェブサイトにアクセスする二次元コード710を生成し、演出図柄表示装置21に表示せしめる。尚、図例では、二次元コード710としてQRコード(登録商標)を用いている。また二次元コード710と共に演出図柄表示装置21には、ウェブサイトからパスワードを取得することを示すパスワード取得指示711が表示される。
新規遊技者は、カメラ付き携帯電話等の携帯通信端末を用い、二次元コード710を撮影し取り込むことで、ウェブサイトにアクセスできる。そして、ウェブサイトにて新規遊技者が登録手続きを行うことによりウェブサイトでパスワードが発行される。これにより新規遊技者は、携帯通信端末にパスワードを取得することができる。
パチンコ機1は、二次元コード710を表示した後に、遊技者により演出ボタン15が操作された又は所定の表示時間が経過すると、図16(c)に示すように、演出図柄表示装置21にパスワード入力画面720を表示する。
新規遊技者は、ウェブサイトから取得したパスワードを、演出図柄表示装置21の入力欄721へ十字キー19を用いて入力し、入力後に演出ボタン15により確定する。
パチンコ機1は、入力されたパスワードが正しいものであるか否か判定(又は照合)し、正しいパスワードであれば、図16(d)に示すように、演出図柄表示装置21にパスワード認証画面722を表示する。これにより、新規遊技者は、パチンコ機1で遊技を開始することができる。
ウェブサイトに会員登録済みの遊技者がパチンコ機1で遊技を開始する場合は、図17(a)に示すように、選択画面700において操作選択肢701から「パスワードを入力する」を選択し確定する。
これによりパチンコ機1は、図17(b)に示すように、演出図柄表示装置21にパスワード入力画面720を表示する。
遊技者は、前回の遊技でウェブサイトから取得したパスワードを、演出図柄表示装置21の入力欄721へ十字キー19を用いて入力し、入力後に演出ボタン15により確定する。
パチンコ機1は、入力されたパスワードが正しいものであるか否か判定(又は照合)し、正しいパスワードであれば、図17(c)に示すように、演出図柄表示装置21にパスワード認証画面722を表示する。これにより、遊技者は、パチンコ機1で遊技を開始することができる。
次に図18を用いて、遊技終了条件を設定する手順について説明する。先ず、遊技者は、図18(a)に示すように、選択画面700において、操作選択し701から「遊技終了条件を設定する」を選択し確定する。これによりパチンコ機1は、図18(b)に示すように、演出図柄表示装置21に遊技終了条件設定画面730を表示する。遊技終了条件設定画面730では、遊技者が設定できる複数種類の終了条件を示す終了条件選択肢731が表示される。遊技者は、終了条件選択肢731の「遊技時間を設定する」、「終了時刻を設定する」、「抽選回数を設定する」、「使用金額を設定する」といった4種類の選択肢から何れかの条件を選択することができる。尚、選択肢は一つの例であって、これらに限るのもではない。遊技終了条件の選択は、十字キー19の十字キー上ボタン192又は十字キー下ボタン193によりカーソルを上下に移動させて選択肢を選び、演出ボタン15を押圧操作して選択を確定する。
遊技終了条件設定画面730の終了条件選択肢731において遊技者により「遊技時間を設定する」が選択されると、パチンコ機1は、図18(c)に示すように、演出図柄表示装置21に遊技時間設定画面732を表示する。遊技時間設定画面732では、遊技者が設定できる複数種類の遊技時間を示す遊技時間選択肢733が表示される。これにより遊技者は、遊技時間選択肢733の「30分間」、「1時間」、「3時間」、「6時間」といった4種類の選択肢から何れかの遊技時間を選択することができる。尚、選択肢は一つの例であって、これらに限るのもではない。遊技時間の選択は、十字キー19の十字キー上ボタン192又は十字キー下ボタン193によりカーソルを上下に移動させて選択肢を選び、演出ボタン15を押圧操作して選択を確定する。
パチンコ機1は、遊技終了条件として遊技時間が設定されると、サブ統合制御装置42のタイマーから遊技時間を導出する。そしてサブ統合制御装置42にて終了条件(遊技時間)が成立したか否か判定する。
遊技終了条件設定画面730の終了条件選択肢731において遊技者により「終了時刻を設定する」が選択されると、パチンコ機1は、図18(d)に示すように、演出図柄表示装置21に終了時刻設定画面734を表示する。終了時刻設定画面734では、終了時刻入力欄735が表示され、これにより遊技者は、任意の終了時刻を設定することができる。尚、終了時刻の設定は、十字キー19を用いて任意の時刻を表示し、演出ボタン15で確定する。
パチンコ機1は、遊技終了条件として終了時刻が設定されると、サブ統合制御装置42の計時回路から終了時刻を導出する。そしてサブ統合制御装置42にて終了条件(終了時刻)が成立したか否か判定する。
遊技終了条件設定画面730の終了条件選択肢731において遊技者により「抽選回数を設定する」が選択されると、パチンコ機1は、図18(e)に示すように、演出図柄表示装置21に抽選回数設定画面736を表示する。抽選回数とは第1特図及び第2特図の抽選回数である。抽選回数設定画面736では、遊技者が設定できる複数種類の抽選回数を示す抽選回数選択肢737が表示される。これにより遊技者は、抽選回数選択肢737の「100回」、「200回」、「500回」、「1000回」といった4種類の選択肢から何れかの抽選回数を選択することができる。尚、選択肢は一つの例であって、これらに限るのもではない。抽選回数の選択は、十字キー19の十字キー上ボタン192又は十字キー下ボタン193によりカーソルを上下に移動させて選択肢を選び、演出ボタン15を押圧操作して選択を確定する。
パチンコ機1は、遊技終了条件として抽選回数が設定されると、主制御装置40からサブ統合制御装置42へ送信されるコマンドから抽選回数を導出する。そしてサブ統合制御装置42にて終了条件(抽選回数)が成立したか否か判定する。
遊技終了条件設定画面730の終了条件選択肢731において遊技者により「使用金額を設定する」が選択されると、パチンコ機1は、図18(f)に示すように、演出図柄表示装置21に使用金額設定画面738を表示する。使用金額設定画面738では、遊技者が設定できる複数種類の使用金額を示す使用金額選択肢739が表示される。これにより遊技者は、使用金額選択肢739の「5,000円」、「10,000円」、「20,000円」、「40,000円」といった4種類の選択肢から何れかの使用金額を選択することができる。尚、選択肢は一つの例であって、これらに限るのもではない。使用金額の選択は、十字キー19の十字キー上ボタン192又は十字キー下ボタン193によりカーソルを上下に移動させて選択肢を選び、演出ボタン15を押圧操作して選択を確定する。
パチンコ機1は、遊技終了条件として使用金額が設定されると、以下の方法に使用金額を特定する。例えば、球貸ボタン171の操作回数(CRユニットCRから送信される貸出信号をパチンコ機1が受信する回)によって特定する。即ち、球貸ボタン171を1回操作する毎に所定数(例えば、125個)の遊技球が貸出され、遊技球の1個当りの貸出単価が所定金額(例えば、4円、1円等)とされる場合には、操作回数で使用金額を特定できる。この他、発射された遊技球の累積個数から賞球払出個数を引いた値に遊技球の貸出単価を乗じて使用金額を特定できる。そして何れかの方法によって得た情報をサブ統合制御装置42が受信し、サブ統合制御装置42にて終了条件(使用金額)が成立したか否か判定する。
尚、パチンコ機1は、遊技を開始する際に必ず遊技終了条件を設定しなければならないものではない。しかし、遊技の終了条件か設定されなければ、特定報知を行うことができない。
パチンコ機1は、待機状態において、遊技者の遊技履歴の情報を確認することができる。図19(a)に示すように、待機状態で演出ボタン15を操作して演出図柄表示装置21に選択画面700を表示させ、選択画面700の操作選択肢701から「履歴を確認する」が選択されることで、遊技履歴の情報が表示される。
例えば、図19(b)に示すように、遊技履歴の情報を示す遊技履歴画面715は、二次元コード710及び二次元コードを取得するように促す二次元コード取得指示712と共に、演出図柄表示装置21の下半部右側に表示される。遊技履歴画面715は、遊技履歴の情報を遊技者が読める文字情報として表示される。遊技履歴の情報としては、本日に遊技者が行なった遊技の記録や該遊技において発生した演出、遊技者が設定した遊技終了条件、遊技終了条件の成立に応じて遊技を終了することができた又は成立前に遊技を終了することができた終了回数といった遊技終了に関する情報などが含まれる。これらは主制御装置40から受信した各種コマンドに基づき、サブ統合制御装置42により生成される。図例では、本日の遊技において、第1特図及び第2特図の変動が861回行われ(「回転数 861」表記)、大当りが3回発生(「当り回数 3」と表記)したことが表示されている。また遊技履歴画面715では、遊技終了条件の成立に応じて遊技を終了することができた又は成立前に遊技を終了することができた回数が4回であり、そのうちの終了条件が遊技時間を条件に終了できた回数が1回であることが示されている。
更に遊技履歴画面715は、図示しない多くの履歴情報が含まれる。例えば、遊技履歴画面715にはその右端に、縦帯部が表示され、これにより現在表示中の遊技履歴情報が、遊技者が獲得した履歴全体の中でどの程度を占めているのかを示すものである。図例では縦帯部は、遊技履歴画面715の縦方向の長さの1/3ほどを占めており、且つ上端に位置しているので、遊技履歴全体の1/3ほどが表示されていることを示す。表示されていない遊技履歴の残りの2/3を表示させるには、十字キー19の十字キー上ボタン192又は十字キー下ボタン193を操作することにより遊技履歴画面715を上下方向にスクロールさせることができる。
パチンコ機1は、待機状態において、遊技者の遊技履歴の情報をクリアすることができる。図20(a)に示すように、待機状態で演出ボタン15を操作して演出図柄表示装置21に選択画面700を表示させ、選択画面700の操作選択肢701から「履歴をクリアする」が選択されることで、遊技履歴の情報がクリアされる。
これにより、遊技履歴の情報がクリアされると、図20(b)に示すように、演出図柄表示装置21に遊技履歴の情報がクリアされたことを示す履歴クリア画面740が表示される。
パチンコ機1において、遊技者は、遊技を終了する際には遊技終了操作を行い、パチンコ機1に遊技を終了することを知らせる。図21(a)に示すように、遊技を終了するには、遊技者は、待機状態で演出ボタン15を操作して演出図柄表示装置21に選択画面700を表示させ、選択画面700の操作選択肢701から「遊技を終了する」を選択する。
次に、演出図柄表示装置21には、図21(b)に示すように、遊技者に遊技を終了することを決定するか否かを「yes/no」で確認する遊技終了決定画面750が表示される。そして、遊技者が「yes」を選択することにより、パチンコ機1は遊技者が遊技を終了したことを認知する。
パチンコ機1は、遊技者が遊技を終了すると、遊技者が自ら設定した遊技終了条件に応じて遊技を終了したかを報知する特定報知を行う。この場合、パチンコ機1は、特定報知として、遊技終了条件が成立する前に遊技を終了したことを報知する「第1の特定報知」、遊技終了条件の成立に応じて遊技を終了(遊技終了条件の成立から所定の期間内に遊技を終了)したことを報知する「第2の特定報知」、及び遊技終了条件の成立後も遊技を継続した(遊技終了条件の成立から所定の期間が経過した後に遊技を終了した)ことを報知する「第3の特定報知」を行う構成である。
図21(c)は、遊技終了決定画面750による遊技終了操作後に、演出図柄表示装置21に表示される「第1の特定報知」を示す。「第1の特定報知」では、演出図柄表示装置21の表示画面の上半部に、遊技終了条件が成立したときになされる注意喚起の前、即ち条件成立前に遊技を終了したことを報知し、遊技者が自制して遊技を終了したことを賞賛する第1特定報知760が表示されると共に、下半部にパチンコ機1のキャラクタである「くまの達吉」810が笑顔で表示される。第1特定報知760が報知されてから所定時間を経過すると、第1特定報知760から図22(c)に示す演出(待機状態)に移行する。
一方、パチンコ機1は、遊技者により遊技終了条件が設定されていなければ、遊技者が遊技を終了しても特定報知は行わない。例えば、図22(a)、(b)に示すように、選択画面700の操作選択肢701から「遊技を終了する」が選択され、遊技終了決定画面750において遊技終了が決定されても、図22(c)に示すように、パチンコ機1は直ちに待機状態に戻る。図例では、演出図柄表示装置21において、第1特図又は第2特図に対応する3桁の数字からなる疑似演出図柄800が確定表示された待機状態に戻る。
次に、図23を用いて、遊技終了条件の成立時になされる「注意喚起」、「第2の特定報知」及び「第3の特定報知」について説明する。
図23(a)は、第1特図又は第2特図の変動に伴う疑似演出を示すもので、演出図柄表示装置21の表示画面には、第1特図又は第2特図に対応する3桁の疑似演出図柄800が変動表示される。
遊技の進行に応じて、遊技者により設定された遊技終了条件が成立すると、図23(b)に示すように、演出図柄表示装置21の表示画面には、上半部に、遊技終了条件が成立したことを示す注意喚起770が表示される。また表示画面の下半部右側には真顔の「くまの達吉」810が表示される。
尚、注意喚起770は、遊技終了条件が成立したら直ちに行うようにし、例えば、待機状態、第1又は第2特図の変動中、大当り遊技中にかかわらず注意喚起770が表示される。図例は、第1又は第2特図の変動中の注意喚起であり、表示画面の下半部左側には疑似演出図柄800が変動表示されている。
図23(c)、(d)に示すように、注意喚起770に応じて遊技終了条件の成立から所定の期間内に、遊技者が、選択画面700の操作選択肢701から「遊技を終了する」を選択し、遊技終了決定画面750において遊技終了を決定することにより遊技終了操作を行うと、図23(e)に示すように、「第2の特定報知」が行われる。これによれば、演出図柄表示装置21の表示画面には、上半部に、遊技終了条件の成立から所定の期間内に遊技を終了したことを報知し、遊技者が自制して遊技を終了したことを賞賛する第2特定報知761が表示される。また、表示画面の下半部には笑顔の「くまの達吉」810が表示される。
尚、遊技終了条件の成立から所定の期間は、例えば、遊技終了条件が成立した後に生起した待機状態が終了するまでの期間が望ましい。
一方、遊技者が、遊技終了条件の成立後も遊技を継続し、遊技終了条件の成立から所定の期間が経過した後に遊技を終了したときは、図23(f)に示すように、「第2の特定報知」が行われる。これによれば、演出図柄表示装置21の表示画面には、上半部に、遊技終了条件の成立から所定の期間内に遊技を終了しなかったことを報知する第3特定報知762が表示される。また、表示画面の下半部には困り顔の「くまの達吉」810が表示される。
尚、遊技を終了した後、遊技者は、遊技履歴の確認(図19)により、パチンコ機1で生起された遊技履歴を含む二次元コード710を自分の携帯電話などの携帯通信端末に取込み、ウェブサイトにアクセスすることにより、ウェブサイトのサーバーに遊技者の遊技履歴が記憶される。また遊技者は、ウェブサイトからパスワードを取得し、次回に同一種類のパチンコ機で遊技を開始する際に、パスワードを入力することで、遊技者の遊技履歴を引き継ぎ、更新していくことができる。
パチンコ機1は、遊技者により遊技終了の操作(図21等)がなされ、特定報知を所定時間表示した後に二次元コード710を表示して、遊技者にウェブサイトにアクセスするように促し、ウェブサイトのサーバーに遊技者の遊技履歴を記憶させるようにしてもよい。
パチンコ機1は、遊技者による遊技終了の操作がなくても、所定の期間、待機状態が続くことにより遊技が終了したと見做すようにしてもよい。この場合、特定報知を行わなくてもよい。
のめり込み問題の対策に関する特定報知は、遊技終了時に限らず、次回に同一種類のパチンコ機で遊技を開始する際に表示するようにしてもよい。図24(a)、(b)、(c)に示すように、選択画面700の操作選択肢701から「パスワードを入力する」が選択され、パスワード入力画面720の入力欄721にパスワードが入力され、且つパスワードが認証されると、図24(d)に示すように、前回の遊技では注意喚起の前に遊技を終了していたときには、その旨を報知し、遊技者が自制して遊技を終了したことを賞賛する第4特定報知763(第4の特定報知)を表示することが望ましい。
また図24(e)に示すように、前回の遊技では注意喚起に応じて遊技を終了していたときには、その旨を報知し、遊技者が自制して遊技を終了したことを賞賛する第5特定報知764(第5の特定報知)を表示することが望ましい。
一方、前回の遊技では注意喚起後も遊技を継続していたときには、図24(f)に示すように、注意喚起から所定の期間の経過後に遊技を終了したことを報知する第6特定報知765(第6の特定報知)を表示することが望ましい。
次に、のめり込み問題の対策に関連して、パチンコ機1のサブ統合制御装置42で実行されるプログラム処理について説明する。
図25に示す「二次元コード生成処理A」は、新規遊技者がパチンコ機1で遊技を開始する際に二次元コード710を生成し、その表示を行う処理である。この処理では、先ず、S500の処理において選択画面700(図16)の操作選択肢701から「新規遊技を開始」が選択された否か判定する。否定判定であれば(S500:no)、サブ統合制御装置42で実行されるメインルーチンへリターンして本処理を終了する。
肯定判定であれば(S500:yes)、S501の処理において演出図柄表示装置21に二次元コードが表示されているか否か判定する。肯定判定であれば(S501:yes)、S503の処理へ移行する。
否定判定であれば(S501:no)、S502の処理において二次元コードを生成し、表示する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42にて二次元コード生成されるとともに、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21に二次元コード710が表示される。
次にS503の処理において、二次元コード710の表示後に演出ボタン15が操作されたか否か判定する。肯定判定であれば(S503:yes)、S505の処理へ移行する。
否定判定であれば(S503:no)、S504の処理において二次元コード710が表示されてから所定の表示時間が経過したか否か判定する。否定判定であれば(S504:no)、リターンする。
前記S503の処理又は前記S504の処理で肯定判定であれば(S503又はS504:yes)、S505の処理において二次元コードの表示を終了する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21において二次元コード710の表示が終了される。
続いて、パスワード入力画面表示処理により(S506)、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21においてパスワード入力画面720が表示される。その後、リターンする。
図26乃至図27に示す「遊技開始処理」は、遊技者により入力されたパスワードの照合と、特別演出による特別モードの設定等を行う。
図26に示すように、「遊技開始処理」は、先ず、S600の処理において、選択画面700の「新規遊技を開始」の選択(図16(a))に応じて、二次元コード710の生成後の前記S506の処理(図25)にて演出図柄表示装置21にパスワード入力画面720(図16(c))が表示されているか否か、又は後述のパスワードエラーに応じたS506の処理(図25)にてパスワード入力画面720が表示されているか否かを判定する。肯定判定であれば(S600:yes)、S610の処理(図27)へ移行する。
否定判定であれば(S600:no)、S601の処理において、選択画面700の「パスワードを入力する」(図17(a))が選択されたか否か判定する。否定判定であれば(S601:no)、サブ統合制御装置42で実行されるメインルーチンへリターンして本処理を終了する。
肯定判定であれば(S601:yes)、S602の処理においてパスワード入力画面を表示する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21においてパスワード入力画面720(図17(b))が表示される。
図27に示すように、S610の処理において、パスワード入力画面720の表示後に遊技者により演出ボタン15が操作されたか否か判定する。否定判定であれば(S610:no)、S611の処理においてパスワード入力画面720が表示されてから所定の表示時間が経過したか否か判定する。
前記S610の処理又は前記S611の処理において肯定判定であれば(S610又はS611:yes)、S612の処理においてパスワード入力画面の表示を終了する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21においてパスワード入力画面720の表示が終了する。
続いて選択画面を表示する処理を行う(S613)。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21において選択画面700が表示される。その後、リターンする。
前記S611の処理において否定判定であれば(S611:no)、S614の処理において、遊技者によりパスワードの入力が完了したか否か判定する。否定判定であれば(S614:no)、リターンする。
肯定判定であれば(S614:yes)、S615の処理において、入力されたパスワードが正しいか否か照合(判定)する。
続くS616の処理においてパスワードの照合に成功したか否か判定する。否定判定であれば(S616:no)、S617の処理においてパスワードエラーを表示する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21においてパスワードエラーが表示される。
次に、パスワードエラーと共に、再度、パスワード入力画面を表示する処理を行う(S618)。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21においてパスワードエラーと共にパスワード入力画面720が表示される。
前記S616の処理において肯定判定であれば(S616:yes)、S619の処理においてパスワード成功(照合、認証成功)を表示する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21においてパスワード認証画面722が表示される。
続くS620の処理において、特別演出による特別モードを設定する処理を行う。本特別モード設定処理は、パスワードの入力により取得した遊技者の遊技履歴の情報から遊技終了条件の成立に応じて遊技を終了することができた又は成立前に遊技を終了することができた終了回数を読み取り、当該終了回数が予め設定された所定の回数に達することにより演出モードとして他の契機では実行されない特別モードを設定する。
その後、S621の処理において、遊技設定処理を行う。この処理により、遊技者の情報、遊技者の遊技履歴の情報、設定された特別モード等がパチンコ機1に設定され、遊技が開始可能な状態となる。その後、リターンする。
図28に示すように、「特別モード設定処理」は、先ず、S650の処理において、遊技終了条件の成立に応じて遊技を終了することができた又は成立前に遊技を終了することができた終了回数が予め設定された所定回数に達したか否か判定する。否定判定であれば(S650:no)、サブ統合制御装置42で実行されるメインルーチンへリターンして本処理を終了する。
肯定判定であれば(S650:yes)、S651の処理において所定回数に達した終了条件が全て遊技時間であるか否か判定する。肯定判定であれば(S651:yes)、S652の処理において第1特別モードを設定する。これにより、遊技中の第1特図又は第2特図の図柄変動に応じた疑似演出及び大当り遊技演出等が第1特別モードにより実行される。その後、リターンする。
前記S651の処理において否定判定であれば(S651:no)、S653の処理において、所定回数に達した終了条件が全て終了時刻であるか否か判定する。肯定判定であれば(S653:yes)、S654の処理において第2特別モードを設定する。これにより、遊技中の第1特図又は第2特図の図柄変動に応じた疑似演出及び大当り遊技演出等が第2特別モードにより実行される。その後、リターンする。
前記S653の処理において否定判定であれば(S653:no)、S655の処理において所定回数に達した終了条件が全て抽選回数であるか否か判定する。肯定判定であれば(S655:yes)、S656の処理において第3特別モードを設定する。これにより、遊技中の第1特図又は第2特図の図柄変動に応じた疑似演出及び大当り遊技演出等が第3特別モードにより実行される。その後、リターンする。
前記S655の処理において否定判定であれば(S655:no)、S657の処理において所定回数に達した終了条件が全て使用金額であるか否か判定する。肯定判定であれば(S657:yes)、S658の処理において第4特別モードを設定する。これにより、遊技中の第1特図又は第2特図の図柄変動に応じた疑似演出及び大当り遊技演出等が第4特別モードにより実行される。その後、リターンする。
前記S657の処理において否定判定であれば(S657:no)、S659の処理において第5特別モードを設定する。これにより、遊技中の第1特図又は第2特図の図柄変動に応じた疑似演出及び大当り遊技演出等が第5特別モードにより実行される。その後、リターンする。
「特別モード設定処理」において、特別モードを設定するか否かの判定を行う終了回数は、遊技終了条件の成立に応じて遊技を終了することができた回数と、遊技終了条件の成立前に遊技を終了することができた回数との合算した回数が好適である。しかしこれに限らず、終了回数は、遊技終了条件の成立に応じて遊技を終了することができた回数、遊技終了条件の成立前に遊技を終了することができた回数を個別に用いてもよい。
「特別モード設定処理」において、所定回数を例えば「5回」とし、特別モードの設定後には、終了回数をクリアすることが望ましい。これに限らず、所定回数を「5回、10回、15回・・・・35回」といった5の倍数値とし、所定回数ごとに特別モードを設定するようにしてもよい。尚、設定された特別モードは、設定処理を行った今回の遊技が終了するまで維持される。ここで遊技が終了するまでとは、遊技者により選択画面700の「遊技を終了する」(図21)が操作されたまでを指す。
図29に示す「遊技終了条件設定処理」は、遊技終了条件設定画面730(図18)の操作で、遊技者により選択された遊技終了条件をパチンコ機1に設定する処理である。本処理は、先ず、遊技者により遊技終了条件の入力指示がなされたか否か判定する(S700)。否定判定であれば(S700:no)、サブ統合制御装置42で実行されるメインルーチンへリターンして本処理を終了する。
肯定判定であれば(S700:yes)、S701の処理において、遊技者の入力指示に基づく遊技終了条件を設定する処理を行う。その後、リターンする。
尚、設定された遊技終了条件は、遊技者の遊技履歴として記憶され、条件毎に設定回数が集計される。
図30に示す「二次元コード生成処理B」は、遊技履歴画面715の表示を制御する処理である。「二次元コード生成処理B」では、先ず、S550の処理において選択画面700(図19)の操作選択肢701から「遊技履歴を確認する」が選択された否か判定する。否定判定であれば(S550:no)、サブ統合制御装置42で実行されるメインルーチンへリターンして本処理を終了する。
肯定判定であれば(S550:yes)、S551の処理において演出図柄表示装置21に遊技履歴画面が表示されているか否か判定する。肯定判定であれば(S551:yes)、S554の処理へ移行する。
否定肯定判定であれば(S551:no)、S552の処理において遊技履歴に基づいて二次元コードが生成され、且つS553の処理において遊技履歴画面を表示する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21に遊技履歴画面715が表示される。尚、前記S552の処理で生成された二次元コード710には、遊技者により設定された遊技終了条件、遊技終了条件の成立に応じて遊技を終了することができた又は成立前に遊技を終了することができた終了回数といった遊技終了に関する情報などが含まれる。
次にS554の処理において、遊技履歴画面715の表示後に演出ボタン15が操作されたか否か判定する。肯定判定であれば(S554:yes)、S556の処理へ移行する。
否定判定であれば(S554:no)、S555の処理において遊技履歴画面715が表示されてから所定の表示時間が経過したか否か判定する。否定判定であれば(S555:no)、リターンする。
前記S554の処理又は前記S555の処理で肯定判定であれば(S554又はS555:yes)、S556の処理において遊技履歴画面の表示を終了する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21において遊技履歴画面715の表示が終了する。
続いて、選択画面表示処理により(S557)、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21において選択画面700が表示される。その後、リターンする。
図31に示す「履歴クリア処理」は、遊技履歴をクリアする処理である。「履歴クリア処理」では、先ず、S750の処理において選択画面700(図20)の操作選択肢701から「履歴をクリアする」が選択された否か判定する。否定判定であれば(S750:no)、サブ統合制御装置42で実行されるメインルーチンへリターンして本処理を終了する。
肯定判定であれば(S750:yes)、S751の処理において遊技履歴などがクリアされる。
続いて、選択画面表示処理により(S752)、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21において選択画面700が表示される。その後、リターンする。
図32に示す「注意喚起報知処理」は、遊技者が設定した遊技終了条件が成立すると、遊技終了条件が成立した旨を遊技者に伝えると共に遊技を終了させるように注意喚起を制御する処理である。「注意喚起報知処理」では、先ず、S800の処理において遊技者が設定した遊技終了条件が成立した否か判定する。
判定は、例えば、遊技終了条件が遊技時間(継続時間)の場合には、サブ統合制御装置42に搭載されたタイマーによって遊技終了条件を設定してからカウントされた時間が設定の遊技時間に到達することで遊技終了条件が成立したとする一方、到達していなければ不成立とする。また、遊技終了条件が終了時刻の場合には、サブ統合制御装置42に搭載された計時回路により出力された時間の情報から、遊技者が選択した時間となったら遊技終了条件が成立したとする一方、到達していなければ不成立とする。遊技終了条件が抽選回数の場合には、主制御装置40からの変動開始コマンド等に応じて、サブ統合制御装置42が遊技終了条件(抽選回数)を設定してからの抽選回数をカウントし、選択された抽選回数に到達すると遊技終了条件が成立したとする一方、到達していなければ不成立とする。遊技終了条件が使用金額の場合には、前記の使用金額の特定方法の何れかの方法により得た情報に基づき、サブ統合制御装置42が遊技終了条件(使用金額)を設定してから使用された金額が設定の使用金額に到達することで遊技終了条件が成立したとする一方、到達していなければ不成立とする。
否定判定であれば(S800:no)、サブ統合制御装置42で実行されるメインルーチンへリターンして本処理を終了する。
肯定判定であれば(S800:yes)、S801の処理において注意喚起を表示する処理を行う。これにより、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21において注意喚起770(図23(b))が表示される。その後、リターンする。
注意喚起は、終了条件が成立したことは勿論、直ぐに(所定の期間内)遊技を終了することにより、特別モードに設定される可能性があるなどの遊技者に有用となることを示すようにしてもよい。
図33に示す「遊技終了処理」は、遊技の終了の制御する処理である。「遊技終了処理」では、先ず、S850の処理において選択画面700(図21)の操作選択肢701から「遊技を終了する」が選択された否か判定する。否定判定であれば(S850:no)、サブ統合制御装置42で実行されるメインルーチンへリターンして本処理を終了する。
肯定判定であれば(S850:yes)、S851の処理において、遊技者に遊技終了を決定するか否かを「yes/no」で確認する遊技終了決定画面を表示する処理を行う。これにより、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21において遊技終了決定画面750が表示される。
続いて、S852の処理において、遊技者が遊技終了決定画面750で、十字キー19の操作で遊技終了を決定したか否か判定する。否定判定であれば(S852:no)、S853の選択画面表示処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21において選択画面700が表示される。その後、リターンする。
肯定判定であれば(S852:yes)、S854の処理において、特別モードが設定されているか否か判定する。否定判定であれば(S854:no)、S856の処理へ移行する。
肯定判定であれば(S854:yes)、S855の処理において、演出モードを通常のモードに戻す特別モード終了処理が実行される。
続くS856の表示コマンド送信処理では、サブ統合制御装置から演出図柄制御装置43へ遊技の終了に関する表示コマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21において遊技終了に関するが表示される。
パチンコ機1は、遊技者が遊技を終了すると、遊技者が自ら設定した遊技終了条件に応じて遊技を終了したかを報知する特定報知を行う。この場合、特定報知は、遊技終了条件が成立する前に遊技が終了したことを報知する「第1の特定報知」、遊技終了条件の成立に応じて遊技が終了したことを報知する「第2の特定報知」、及び遊技終了条件の成立後も遊技を継続したことを報知する「第3の特定報知」を行う。
パチンコ機1では、遊技終了条件成立前に遊技を終了した場合の報知(第1の特定報知)、遊技終了条件の成立に応じて遊技を終了した場合の報知(第2の特定報知)と継続した場合の報知(第3の特定報知)及び次回の遊技開始時に特定報知(第4の特定報知、第5の特定報知、第6の特定報知)を行う構成としたことで、自制して遊技を止めることができたことや遊技を自制して遊技を止めることができなかったことを遊技者により認識させることでのめり込みを抑制できる
図34に示す「特定報知制御処理」は、遊技者が自ら設定した遊技終了条件に応じて遊技を終了したかを報知する特定報知の制御を行う処理である。「特定報知制御処理」は、先ず、S900の処理において、遊技者により遊技終了条件が設定されているか否か判定する。否定判定であれば(S900:no)、サブ統合制御装置42で実行されるメインルーチンへリターンして本処理を終了する。
肯定判定であれば(S900:yes)、S901の処理において、遊技終了条件が成立する前に遊技が終了したか否か判定する。
前記S901の処理において肯定判定であれば(S901:yes)、S902の特定報知実行処理aにおいて、遊技終了条件が成立する前に遊技者が遊技を終了することができたことを報知する。これにより、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21において遊技終了条件が成立する前の遊技終了を示す第1特定報知760が表示される。その後、リターンする。
前記S901の処理にて否定判定であれば(S901:no)、S903の処理において、遊技終了条件の成立の注意喚起が表示中であるか否か判定する。否定判定であれば(S903:no)、リターンする。
肯定判定であれば(S903:yes)、S904の処理において遊技を終了するか否か判定し、否定判定であれば(S904:no)、リターンする。
肯定判定であれば(S904:yes)、S905の処理において、注意喚起の表示を終了する処理を行う。これにより、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21において注意喚起の表示が終了する。
この他、注意喚起の表示を終了する条件として次の条件が考えられる。例えば、注意喚起を表示してから所定時間経過したこと、特別図柄の抽選が所定回数以上行われたこと、大当り遊技が終了することを条件とする。尚、これらの他の条件で注意喚起が終了する構成とした場合、例えば、一度終了してから再度注意喚起を行う構成でもよい。その場合、以前の注意喚起よりも派手にしたり、音量を大きくしたり、遊技者がより認識し易いものに変化する構成が望ましい。
注意喚起の表示は、遊技終了条件が成立したときに表示するだけでなく、遊技終了条件が成立する前に行う構成でもよい。例えば、継続時間を3時間に設定したら、半分の1時間半に行うことが考えられる。
続くS906の処理において、遊技者は注意喚起から所定の期間内(例えば、注意喚起から待機状態に移行するまでの期間内)に遊技を終了したか否か判定する。肯定判定であれば(S906:yes)、S907の特定報知実行処理bにおいて、遊技終了条件が成立に応じて所定の期間内に遊技者が遊技を終了することができたことを報知する。これにより、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21において遊技終了条件の成立に応じた遊技終了を示す第2特定報知761が表示される。その後、リターンする。
前記S906の処理において否定判定であれば(S906:no)、S908の特定報知実行処理cにおいて、遊技終了条件が成立後も遊技が継続され、遊技終了条件の成立から所定の期間が経過した後に遊技者が遊技を終了したことを報知する。これにより、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21において遊技終了条件の成立から所定の期間内に遊技終了しなかったことを示す第3特定報知762が表示される。その後、リターンする。
尚、図は省略するが、遊技開始時に前回の遊技の終了に関する特定報知を行う場合(図24)の制御は、図26及び図27に示した「遊技開始処理」において、S619のパスワード成功処理の後に、遊技履歴を参照して前回の遊技終了状況を判定して、判定に応じて特定報知実行処理を行う。
次に、図35、図36を用いて、遊技者が遊技終了条件の成立に応じて遊技を終了することができた又は成立前に遊技を終了することができた回数に応じて実施される特別モードの表示態様について説明する。
図35(a)は通常モードにおける第1特図又第2特図の変動に伴う疑似演出を示す。この場合、演出図柄表示装置21の表示画面には、中央部に大きく3桁の疑似演出図柄800が表示される。また表示画面の下端部には、丸印により第1特図及び第2特図の保留記憶数を示す特図保留記憶820が表示される。
図35(b)は遊技時間を終了条件とし、条件成立に応じて遊技を終了することができた又は成立前に遊技を終了することができた回数が所定回数に達したことにより設定される第1特別モードの一例を示す。第1特別モードでは、変動中の疑似演出図柄800の背景に、ライオンをモデルとした第1キャラクタ811の映像が表示される。更に、同一のキャラクタにより第1特図及び第2特図の保留記憶数を示す特図保留記憶821が表示される。
図35(c)は終了時刻を終了条件とし、条件成立に応じて遊技を終了することができた又は成立前に遊技を終了することができた回数が所定回数に達したことにより設定される第2特別モードの一例を示す。第2特別モードでは、変動中の疑似演出図柄800の背景に、トラをモデルとした第2キャラクタ812の映像が表示される。更に、同一のキャラクタにより第1特図及び第2特図の保留記憶数を示す特図保留記憶822が表示される。
図35(d)は特図の抽選を終了条件とし、条件成立に応じて遊技を終了することができた又は成立前に遊技を終了することができた回数が所定回数に達したことにより設定される第3特別モードの一例を示す。第3特別モードでは、変動中の疑似演出図柄800の背景に、キツネをモデルとした第3キャラクタ813の映像が表示される。更に、同一のキャラクタにより第1特図及び第2特図の保留記憶数を示す特図保留記憶823が表示される。
図35(e)は使用金額を終了条件とし、条件成立に応じて遊技を終了することができた又は成立前に遊技を終了することができた回数が所定回数に達したことにより設定される第4特別モードの一例を示す。第4特別モードでは、変動中の疑似演出図柄800の背景に、猫をモデルとした第4キャラクタ814の映像が表示される。更に、同一のキャラクタにより第1特図及び第2特図の保留記憶数を示す特図保留記憶824が表示される。
図35(f)は終了条件にかかわらず、条件成立に応じて遊技を終了することができた又は成立前に遊技を終了することができた回数が所定回数に達したことにより設定される第5特別モードの一例を示す。第5特別モードでは、変動中の疑似演出図柄800の背景に、熊のぬいぐるみをモデルとした第5キャラクタ815の映像が表示される。更に、同一のキャラクタにより第1特図及び第2特図の保留記憶数を示す特図保留記憶825が表示される。
図36は、大当り遊技中に演出図柄表示装置21で実施される大当り遊技演出における特別モードの表示態様を示す。
図36(a)は通常モードにおける大当り遊技演出を示す。通常モードの大当り遊技演出830では、表示画面の中央部に大きく満面の笑みを浮かべたくまの達吉810が表示される。また表示画面の上部には、大当り遊技の現在のラウンド数が表示される。表示画面の下部には「0700GET」と表示されているが、これは大当り遊技での総獲得出玉数を表示している。
第1特別モードによる大当り遊技演出831では、図36(b)に示すように、ビーチ演出841が実施される。
第2特別モードによる大当り遊技演出832では、図36(c)に示すように、紅葉演出842が実施される。
第3特別モードによる大当り遊技演出833では、図36(d)に示すように、鍋演出843が実施される。
第4特別モードによる大当り遊技演出834では、図36(e)に示すように、夜桜演出844が実施される。
第5特別モードによる大当り遊技演出835では、図36(f)に示すように、ボクシング演出845が実施される。
尚、パチンコ機1は、特別モードは、第1又は第2特図に対応する疑似演出、大当り遊技演出に適用する構成に限るものではない。例えば、各特別モードに応じて特定報知の表示形態を変更するようにしてもよい。
また特定報知の表示形態は、遊技者により選択することができる構成でもよい。
例えば、図37(a)に示すように、選択画面700の操作選択肢702には「特定報知を選択する」項目を設ける。遊技者により操作選択肢702から「特定報知を選択する」が選択されると、次に表示される特定報知選択画面780(図37(b))の特定報知選択肢771から何れかの特定報知を選択するようにしてもよい。
選択可能な特定報知は、選択に応じてモチーフを相違させる構成が望ましい。例えば、図38(a)に示すくまの達吉をモチーフとする特定報知766、図38(b)に示す格闘をモチーフとする特定報知767、図38(c)に示す剣の獲得をモチーフとする特定報知768、図38(d)に示すウサギをモチーフとする特定報知769などが考えられる。
本パチンコ機1は、必ずしも携帯連動サービスを利用しなければならないものではない。例えば、遊技者は、遊技開始時に遊技終了条件を設定することにより、注意喚起及び特定報知を受けることができる。しかしながら、遊技履歴が記憶されないので特別モードを受けることができない。
本実施形態のパチンコ機1は、始動条件の成立後、開始条件の成立に基づいて、識別情報の変動表示を行い、該変動表示にて特定表示結果が表示されると、遊技者にとって有利な特別遊技状態へ移行可能とし、演出制御手段〔42〕の制御により前記変動表示に応じた演出表示が実行される構成であって、遊技者の入力に基づいて遊技の終了条件を設定する終了条件手段〔図29:S701〕を備え、演出制御手段〔42〕は、終了条件手段〔図29:S701〕により設定された遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できたか、又は成立前に遊技者が遊技を終了できたかを報知する特定報知の制御を行う特定報知手段〔図34:S902,S907〕と、終了条件手段〔図29:S701〕により設定された遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できた回数又は成立前に遊技者が遊技を終了できた回数の少なくとも一方が所定回数に達することで、他の契機では実行されない特別演出の制御を行う特別演出手段〔図28:S652,S654,S656,S658,S659〕と、を備えた構成である。
またパチンコ機1は、演出制御手段において、遊技者に終了条件手段〔図29:S701〕により設定された遊技の終了条件の成立に関して注意喚起の制御を行う注意喚起手段〔図32:S801〕を備えた構成である。
更にパチンコ機1は、終了条件手段〔図29:S701〕により設定される遊技の終了条件が複数ある。終了条件手段〔図29:S701〕は、遊技者の入力に基づいて複数の遊技の終了条件のうちから遊技の終了条件を設定する。また特別演出手段〔図28:S652,S654,S656,S658,S659〕により実行される特別演出は複数ある。特別演出手段〔図28:S652,S654,S656,S658,S659〕は、複数の遊技の終了条件のうちの一つの遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できた回数又成立前に遊技者が遊技を終了できた回数の少なくとも一方が所定回数に達することで、当該一つの遊技の終了条件に対応する特別演出を実行する。
本実施形態のパチンコ機1によれば、遊技の終了条件が成立に応じて遊技者が遊技を終了できたか、又は成立前に遊技者が遊技を終了できたかを報知する特定報知が実行されるので、例えば、遊技者は遊技を終了することができた場合に特定報知を見れば自制して遊技を止めることができたことを認識することができる。一方、遊技者が遊技を終了することができなかった場合は自制して遊技を止めることへの注意となる。更に、遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できた又は成立前に遊技者が遊技を終了できた回数が所定回数に達することにより特別演出が実行されるため、演出的な付加価値によって遊技者は遊技を止めることも意識するようになり、遊技意欲を過度に減退させることなく、のめり込みの発生を効果的に抑制することが可能となる。
またパチンコ機1は、遊技の終了条件の成立に関して注意喚起することで、遊技者に遊技を終了することを意識させることが可能となる。また、注意喚起に従って遊技を止めることができれば特定報知を見て遊技者が自制して遊技を止めることができたことを実感することができるため、特定報知を有効に活用することができ、よりのめり込みの発生を効果的に抑制することが可能となる。
更に、遊技者の入力に基づいて複数の遊技の終了条件のうちから遊技の終了条件を設定することができるため様々な遊技者の選択に対応することができ、複数の遊技の終了条件のうちの一の遊技の終了条件に対応する特別演出が実行されるため、遊技者にはその他にどのような演出が有るのか興味を持たせることができ、よりのめり込みの発生を効果的に抑制することが可能となる。
尚、本発明は前記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは勿論である。例えば、前記実施形態では、遊技終了条件の成立から所定の期間内に遊技終了しなかったことを示す第3特定報知762を行う構成であるが、これに限らず、遊技終了条件の成立から所定の期間内に遊技終了しなかったことを示す特定報知を行わない構成でもよい。
また本発明は、発射された遊技球を遊技機内部で回収し、再び発射装置により発射すると共に、ICカードなどの記憶媒体を用いて遊技者の持ち球数をデータとして管理する封入式遊技機に適用してもよい。
更に本発明は、価値媒体としてメダルを用いて遊技を行う回胴式遊技機(スロット遊技機)に適用してもよい。更にまた、価値媒体として遊技球を用いてスロット遊技機と同様の遊技を行う回胴式遊技機(パロット遊技機)に適用してもよい。
更にまた、のめり込み問題の対策に関して、演出図柄表示装置において選択画面から依存症原因や症状などを解説する画面に切り替ることを可能とする構成でもよい。そして、切り替えた画面にて、遊技者が質問に回答することで依存症度合いを自己診断できたり、依存症への対策の説明や相談窓口の紹介を行えたりすることが考えられる。このようにすることで、単に注意喚起などを行って遊技を抑制するだけでなく、依存症に対する理解を遊技者に促すことや依存症に関する遊技者自身の状態を認識させることできる。
1:パチンコ機、15:演出ボタン、16:ジョグダイヤル、19:十字キー、
2:遊技盤、21:演出図柄表示装置、40:主制御装置、
42:サブ統合制御装置(演出制御手段、終了条件手段、特定報知手段、特別演出手段、注意喚起手段)

Claims (1)

  1. 始動条件の成立後、開始条件の成立に基づいて、識別情報の変動表示を行い、該変動表示にて特定表示結果が表示されると、遊技者にとって有利な特別遊技状態へ移行可能とし、
    演出制御手段の制御により前記変動表示に応じた演出表示が実行される遊技機において、
    遊技者の入力に基づいて遊技の終了条件を設定する終了条件手段を備え、
    前記演出制御手段は、前記終了条件手段により設定された遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できたか、又は成立前に遊技者が遊技を終了できたかを報知する特定報知の制御を行う特定報知手段と、
    の契機では実行されない特別演出の制御を行う特別演出手段と、
    を備え、
    前記特別演出手段は、前記終了条件手段により設定された遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できた回数及び成立前に遊技者が遊技を終了できた回数の合算が所定回数に達することで前記特別演出の制御を行う、若しくは前記遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できた回数又は成立前に遊技者が遊技を終了できた回数の少なくとも一方が所定回数に達することで前記特別演出の制御を行うようになし、
    且つ遊技の終了時に、前記遊技の終了条件の成立に応じて遊技者が遊技を終了できた回数及び成立前に遊技者が遊技を終了できた回数を含む遊技履歴の情報を報知せしめ、遊技者が操作する携帯通信端末で前記情報を読み込むことで遊技機外部に前記遊技履歴を記憶させるようになし、記憶された前記遊技履歴に基づく識別子を遊技機に入力すると前回の遊技の終了時点から遊技履歴が更新される機能を有することを特徴とする遊技機。
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