JPH10233910A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH10233910A
JPH10233910A JP9339125A JP33912597A JPH10233910A JP H10233910 A JPH10233910 A JP H10233910A JP 9339125 A JP9339125 A JP 9339125A JP 33912597 A JP33912597 A JP 33912597A JP H10233910 A JPH10233910 A JP H10233910A
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JP9339125A
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Seiichi Ishikawa
誠一 石川
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同時に複数の通信回線を介して列信送信処理
を実行する場合に,1つの送信ファイルを複数の列信送
信処理の列信対象として処理することにより,列信送信
処理機能を十分に活用し,通信回線の有効利用,通信コ
ストの低減,ファクシミリ装置の効率的な利用を図るこ
と。 【解決手段】 ジョブ制御部103と,列信対象指定部
109と,列信送信多重アクセス指令部104と,列信
送信多重アクセス処理部108とを備え,ジョブ制御部
103が,列信対象の送信ファイルおよび多重アクセス
指令の有無に基づいて,多重アクセス指令がない場合に
は,送信中の送信ファイルに引き続いて列信対象の送信
ファイルを読み出して連続送信し,多重アクセス指令が
有る場合には,送信中の送信ファイルに引き続いて列信
対象の送信ファイルを多重アクセスによって読み出して
連続送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,送信中の送信ファ
イルと送信宛先が同一の送信ファイルを,送信中の送信
ファイルに引き続いて連続送信する列信送信処理機能を
有したファクシミリ装置に関し,より詳細には,同時に
複数の通信回線を介して列信送信処理機能を実行する場
合に,1つの送信ファイルを複数の列信送信処理の列信
対象として処理できるようにしたファクシミリ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置として,送信中
の送信ファイルと送信宛先が同一の送信ファイルを,送
信中の送信ファイルに引き続いて連続送信する列信送信
処理機能を有したファクシミリ装置がある。このような
ファクシミリ装置では,1つの送信ファイルに対して,
1つのジョブファイルと呼ばれるジョブ処理単位のファ
イルが割り当てられ,また,ユーザーによって指定され
た送信宛先は,送信ファイルに対応した宛先ファイルと
して管理されており,前記ジョブファイルからアクセス
可能な構成になっている。
【0003】ここで,図8および図9を参照して,従来
のファクシミリ装置における列信送信処理について説明
する。なお,ファクシミリ装置は,G3回線#1,G3
回線#2の2つのG3回線を有しており,送信ファイル
T1〜T3の3つの送信ファイルを所定のメモリに蓄積
しているものとする。
【0004】また,ここでは,図8に示すように,送信
ファイルT1に対して送信宛先として『宛先A:東京研
究所』が指定されており,送信ファイルT2に対して送
信宛先として『宛先B:東京研究所』および『宛先C:
中央研究所』が指定されており,送信ファイルT3に対
して送信宛先として『宛先D:中央研究所』が指定され
ているものとする。
【0005】図9に示すように,例えば,G3回線#1
で『宛先A:東京研究所』に対して送信ファイルT1を
メモリ送信している場合,『宛先B:東京研究所』が
『宛先A:東京研究所』と同一宛先であるので,送信フ
ァイルT2は列信送信処理の列信対象ファイルとなり,
送信ファイルT1に引き続いて連続送信される。
【0006】同時に,G3回線#2で『宛先D:中央研
究所』に対して送信ファイルT3をメモリ送信している
場合,『宛先C:中央研究所』が『宛先D:中央研究
所』と同一宛先であるので,送信ファイルT2を列信送
信処理の列信対象ファイルとして,送信ファイルT3に
引き続いて連続送信したいところである。ところが,送
信ファイルT2が既に列信送信動作中(他の送信ファイ
ルの列信対象として指定されている)であるので,この
場合には列信対象にすることはできず,列信送信処理は
実行されない。
【0007】したがって,送信ファイルT2の『宛先
C:中央研究所』への送信は,G3回線#1,G3回線
#2の何れかの回線が利用可能となった時に,改めて送
信される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したように上記従
来の技術によれば,複数の通信回線で同時に送信を行っ
ている際に,1つの送信ファイル(例えば,上記送信フ
ァイルT2)が,それぞれの通信回線の送信での列信対
象となり得る場合でも,何れか1つの通信回線の列信対
象となった送信ファイルは,他の通信回線の列信対象に
できず,何れかの通信回線が利用可能になるのを待っ
て,再度,該当する送信宛先に電話をかけて,送信を行
う必要があるため,列信送信処理機能を十分に活用でき
ないという問題点や,通信回線の有効利用,通信コスト
の低減,ファクシミリ装置の効率的な利用を妨げるとい
う問題点があった。
【0009】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,同時に複数の通信回線を介して列信送信処理を実行
する場合に,1つの送信ファイルを複数の列信送信処理
の列信対象として処理することにより,列信送信処理機
能を十分に活用し,通信回線の有効利用,通信コストの
低減,ファクシミリ装置の効率的な利用を図ることを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係るファクシミリ装置は,少なくとも
1つの通信チャンネルを有する通信回線にそれぞれ接続
された複数の通信制御手段と,複数の送信ファイルを蓄
積するためのメモリ手段と,前記送信ファイルのそれぞ
れの送信宛先に基づいて,前記複数の通信制御手段を制
御して前記送信ファイルを該当する送信宛先へ自動的に
送信するメモリ送信制御手段と,を有するファクシミリ
装置において,前記メモリ送信制御手段によって送信中
の送信ファイルの送信宛先と他の送信ファイルのそれぞ
れの送信宛先とを比較して,同一の送信宛先を有する送
信ファイルが存在する場合に,前記同一の送信宛先を有
する送信ファイルを列信送信処理の列信対象として指定
する列信対象指定手段と,前記列信対象指定手段で指定
された列信対象の送信ファイルが,既に異なる送信宛先
を有する他の送信ファイルの列信対象として指定されて
いる場合に,該当する列信対象の送信ファイルに対して
多重アクセスを行うように前記メモリ送信制御手段に多
重アクセス指令を出す多重アクセス指令手段と,前記メ
モリ手段に蓄積されている送信ファイルを多重アクセス
するための多重アクセス処理手段と,を備え,前記メモ
リ送信制御手段は,前記列信対象指定手段で指定された
列信対象の送信ファイルおよび該列信対象の送信ファイ
ルに対する多重アクセス指令の有無に基づいて,前記多
重アクセス指令がない場合には,前記送信中の送信ファ
イルに引き続いて,前記メモリ手段から前記列信対象の
送信ファイルを読み出して連続送信し,前記多重アクセ
ス指令が有る場合には,前記送信中の送信ファイルに引
き続いて,前記多重アクセス処理手段を介して前記メモ
リ手段から前記列信対象の送信ファイルを多重アクセス
によって読み出して連続送信するものである。
【0011】また,請求項2に係るファクシミリ装置
は,請求項1記載のファクシミリ装置において,前記多
重アクセス指令手段による多重アクセス指令を行うか否
かを指定する指定手段を備えたものである。
【0012】また,請求項3に係るファクシミリ装置
は,請求項1または2記載のファクシミリ装置におい
て,さらに,前記メモリ手段に蓄積されている送信ファ
イルの中の任意の送信ファイルを削除する削除手段を備
え,前記列信対象指定手段が,前記前記削除手段を介し
て削除された送信ファイルが列信対象の送信ファイルと
して指定されている場合に,前記削除された送信ファイ
ルの列信送信処理を解除するものである。
【0013】また,請求項4に係るファクシミリ装置
は,請求項1〜3記載のいずれか一つのファクシミリ装
置において,さらに,ネットワークを介してクライアン
ト端末装置とデータの送受信を行うネットワーク通信手
段を備え,前記ネットワーク通信手段を介して,前記ク
ライアント端末装置から送信ファイルの蓄積または削除
を行えるものである。
【0014】また,請求項5に係るファクシミリ装置
は,請求項1〜4記載のいずれか一つのファクシミリ装
置において,さらに,各送信宛先に対応した電話番号お
よび属性情報を登録し記憶する電話番号登録手段を備
え,前記メモリ送信制御手段が,送信開始時に,送信す
る送信ファイルの送信宛先に対応する前記電話番号登録
手段に記憶されている電話番号および属性情報を参照し
て,前記複数の通信制御手段の中から最適な通信制御手
段を選択するものである。
【0015】また,請求項6に係るファクシミリ装置
は,請求項5記載のファクシミリ装置において,前記メ
モリ送信制御手段が,前記属性情報を参照して,送信相
手先がG3回線またはG4回線の1種類の回線のみで接
続可能な場合には,前記複数の通信制御手段の中から該
当する回線の通信制御手段を選択し,送信相手先がG3
回線またはG4回線のいずれの回線でも接続可能な場合
には,前記複数の通信制御手段の中から使用可能な通信
制御手段を順次選択するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下,本発明のファクシミリ装置
の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明す
る。
【0017】図1は,本実施の形態のファクシミリ装置
の制御系のブロック構成図を示し,ファクシミリ送信す
る送信ファイル(画像情報データ)およびファクシミリ
受信した受信ファイル(画像情報データ)を記憶するメ
モリ101aを管理する画像情報管理部(以下,SAF
管理部と記載する)101と,送信すべき相手先の電話
番号,同報送信における送信宛先の電話番号および送信
宛先の属性情報を管理する宛先管理部102と,ファク
シミリ送信およびファクシミリ受信の各ジョブの制御を
行うジョブ制御部103と,後述する列信対象の送信フ
ァイルに対して多重アクセスを行うようにジョブ制御部
103に多重アクセス指令を出す多重アクセス指令手段
としての列信送信多重アクセス指令部104と,ファク
シミリ装置の各種操作を行うためのオペレーションパネ
ル(図示せず)の制御を行うオペレーション制御部10
5と,送信するための原稿読取制御および受信した原稿
の記録制御を行う記録/読取制御部106と,それぞれ
1つの通信回線(図示せず)に対応し,変復調回路(モ
デム)等を含んだ装置からなり,ファクシミリ送受信デ
ータの変調/復調および通信制御を行う複数の通信制御
部107(第1〜第N通信制御部107−1〜107−
N)と,SAF管理部101のメモリ101aに蓄積さ
れている送信ファイルを多重アクセスするための多重ア
クセス処理手段としての列信送信多重アクセス処理部1
08と,列信送信処理の列信対象となる送信ファイルを
指定する列信対象指定部109と,上記各部を統括的に
制御する主制御部110と,列信送信多重アクセス指令
部104による多重アクセス指令を行うか否かを指定す
る指定手段としてのマルチ列信SW切替部111と,か
ら構成される。
【0018】なお,第1〜第N通信制御部107−1〜
107−Nは,それぞれ第1〜第N通信回線121−1
〜121−Nに対応して接続されている。
【0019】また,ジョブ制御部103は,SAF管理
部101が管理するメモリ101a内に蓄積された送信
原稿である送信ファイルの送信起動や,複数の送信ファ
イル(送信ジョブ)が存在する場合の送信順序管理等の
制御,着信があった場合の受信動作の開始・受信ジョブ
(受信ファイル)の作成・受信ファイルの記録紙への印
字起動等の受信ジョブの制御を行う。さらに,ジョブ制
御部103は,各々のジョブに関連する送信ファイルま
たは受信ファイルの情報や,送信すべき相手先の電話番
号(送信宛先)の情報を持っている。また,ジョブ制御
部103が,本発明のメモリ送信制御手段の役割を果た
す。
【0020】また,列信対象指定部109が本発明の列
信対象指定手段としての役割を果たし,ジョブ制御部1
03の制御によって送信中の送信ファイルの送信宛先と
SAF管理部101で管理している他の送信ファイルの
それぞれの送信宛先とを比較して,同一の送信宛先を有
する送信ファイルが存在する場合に,同一の送信宛先を
有する送信ファイルを列信送信処理の列信対象として指
定する。
【0021】また,宛先管理部102は,各送信宛先に
対応した電話番号および属性情報を登録し記憶する電話
番号登録手段としての役割を果たし,属性情報として
は,少なくとも,第1種通信回線(G3回線)および第
2種通信回線(G4回線)それぞれに対する電話番号,
特定仕様のモデム機能の有無,第1種または第2種通信
回線用特定プロトコルでの短縮手順の機能の有無を備え
ている。
【0022】ここで,特定仕様のモデム機能の有無は,
例えば,相手先の端末がITU−Tの新勧告であるV.
34の機能を持っているかどうかの情報である。なお,
ITU−Tの新勧告であるV.34の手順では,G3F
AXとしては,最高速度(最高速度33.6〔Kbp
s〕)の通信を行うことができる。
【0023】また,第1種または第2種通信回線用特定
プロトコルでの短縮手順の機能の有無は,例えば,相手
先の端末が独自のプロトコルでの短縮手順をサポートし
ているかどうかの情報である。本実施の形態では,リコ
ー社製のファクシミリ装置に独自のG3プロトコルでの
短縮手順として,例えば,AI短縮プロトコルと呼ばれ
るものがある。このAI短縮プロトコルでは,G3プロ
トコルにおけるフェースBでの手順の短縮が行われてい
る。
【0024】以上の構成において,マルチ列信送信処
理を指定した場合,マルチ列信送信処理の指定しない
場合,列信対象の送信ファイルの削除処理,属性情
報に基づく適切な回線の選択処理の順で,その動作を説
明する。なお,マルチ列信送信処理とは,同一の送信フ
ァイルを異なる複数の送信ファイルの列信対象として指
定し,多重アクセスによって列信送信処理を行うものと
する。
【0025】マルチ列信送信処理を指定した場合 先ず,ユーザーが,マルチ列信SW切替部111を操作
して,列信送信多重アクセス指令部104による多重ア
クセス指令を行うように設定する。
【0026】次に,送信原稿をファクシミリ装置にセッ
トし,オペレーションパネルを介してメモリ送信の指示
を行うと,オペレーション制御部105を通して主制御
部110へ操作指示内容が通知される。操作指示内容に
基づいて,主制御部110が記録/読取制御部106に
送信原稿の読み取り指示を行うと,記録/読取制御部1
06の制御によって送信原稿が読み取られ,SAF管理
部101の制御によってメモリ101aに送信原稿の画
像情報データが送信ファイルとして格納される。
【0027】一方,ジョブ制御部103は,送信ファイ
ルが格納されると同時に送信ジョブ(前記格納した送信
ファイルと対応したジョブ)を1つ作成し,保持する。
なお,この送信ジョブの作成と同時に,オペレーション
制御部105から宛先管理部102へ登録されたメモリ
送信の送信宛先情報が送られ,宛先管理部102は,前
記作成された送信ジョブ(すなわち,送信ファイル)と
送信宛先情報(すなわち,送信宛先)とを対応つけ,さ
らに予め各送信宛先に対応させて登録されている電話番
号および属性情報を対応させて記憶する。
【0028】引き続き,ユーザーが同様の操作を行い,
メモリ101aにあらたな送信ファイルが格納される
と,新規の送信ジョブが作成される。このようにして,
例えば,図8に示したように,送信ファイルT1〜T3
の3つの送信ファイルがメモリ101aに蓄積されたも
のとする。
【0029】次に,ジョブ制御部103は,複数の通信
制御部107の中から空いている通信回線を見つけ出
し,送信ファイルの送信を開始する。これと同時に列信
対象指定部109が,送信中の送信ファイルの送信宛先
と他の送信ファイルのそれぞれの送信宛先とを比較し
て,同一の送信宛先を有する送信ファイルが存在する場
合に,同一の送信宛先を有する送信ファイルを列信送信
処理の列信対象として指定する。
【0030】具体的には,図3に示すように,送信中の
送信ファイルの送信宛先302と複数の列信対象ファイ
ル指定欄303とを対応させた列信テーブル301を用
いて,同一の送信宛先を有する送信ファイルが存在する
場合に,同一の送信宛先を有する送信ファイルを列信テ
ーブル301の該当する送信宛先302の列信対象ファ
イル指定欄303に登録することにより,列信対象とし
て指定する。
【0031】ここで,送信宛先302の数は,ファクシ
ミリ装置に接続された回線数と一致する。また,列信対
象ファイル指定欄303には,現在送信中の送信ファイ
ルに続いて送信される列信対象の送信ファイルが,所定
の順番で登録されている。
【0032】また,ジョブ制御部103は,別の空いて
いる通信回線を用いて送信ファイルの送信を開始する。
このときも,列信対象指定部109が,送信中の送信フ
ァイルの送信宛先と他の送信ファイルのそれぞれの送信
宛先とを比較して,同一の送信宛先を有する送信ファイ
ルが存在する場合に,同一の送信宛先を有する送信ファ
イルを列信送信処理の列信対象として指定する。
【0033】一方,列信送信多重アクセス指令部104
は,列信対象指定部109で列信対象として指定された
送信ファイルがあると,列信テーブル301(図3参
照)を参照して,該当する送信ファイルが,既に列信対
象として指定されているか否かを判定し,既に他の送信
ファイルの列信対象として指定されていれる場合に,該
当する列信対象の送信ファイルに対して多重アクセスを
行うようにジョブ制御部103に多重アクセス指令を出
力する。
【0034】ジョブ制御部103は,列信対象指定部1
09で指定された列信対象の送信ファイルおよび該列信
対象の送信ファイルに対する多重アクセス指令の有無に
基づいて,多重アクセス指令がない場合には,現在送信
中の送信ファイルに引き続いて,列信対象の送信ファイ
ルをメモリ101aから読み出して連続送信する。
【0035】一方,多重アクセス指令が有る場合には,
SAF管理部101および列信送信多重アクセス処理部
108へ多重アクセスの指令を通知し,現在送信中の送
信ファイルに引き続いて,列信送信多重アクセス処理部
108の多重アクセス処理を実行させてメモリ101a
から列信対象の送信ファイルを多重アクセスによって読
み出して連続送信する。
【0036】具体的には,図2に示すように,例えば,
G3回線#1で『宛先A:東京研究所』に対して送信フ
ァイルT1をメモリ送信している場合,『宛先B:東京
研究所』が『宛先A:東京研究所』と同一宛先であるの
で,送信ファイルT2が列信送信処理の列信対象ファイ
ルとなり,列信対象指定部109によって列信対象とし
て指定される。この時点で,送信ファイルT2は,他の
送信ファイルの列信対象に指定されていないので,列信
送信多重アクセス指令部104からは多重アクセス指令
が出力されない。したがって,ジョブ制御部103は,
送信ファイルT1に引き続いて,列信対象である送信フ
ァイルT2を連続送信する。
【0037】次に,G3回線#1で送信中の送信ファイ
ルT1に対する列信対象として送信ファイルT2が指定
された後,G3回線#2で『宛先D:中央研究所』に対
して送信ファイルT3のメモリ送信が開始された場合,
『宛先C:中央研究所』が『宛先D:中央研究所』と同
一宛先であるので,送信ファイルT2が列信送信処理の
列信対象ファイルとなり,列信対象指定部109によっ
て列信対象として指定される。この時点で,送信ファイ
ルT2は,送信ファイルT1の列信対象に指定されてい
るので,列信送信多重アクセス指令部104からは多重
アクセス指令が出力される。
【0038】ジョブ制御部103は,列信対象として指
定された送信ファイルT2に対して,多重アクセス指令
が出力されているので,SAF管理部101および列信
送信多重アクセス処理部108へ多重アクセスの指令を
通知し,現在送信中の送信ファイルT3に引き続いて,
列信送信多重アクセス処理部108の多重アクセス処理
を実行させてメモリ101aから列信対象の送信ファイ
ルT2を多重アクセスによって読み出して連続送信す
る。換言すれば,多重アクセスによって送信ファイルT
2が読み出されて,列信送信処理が実行されるので,同
一の送信ファイルT2を異なる複数の送信ファイル(T
1およびT3)の列信対象として指定したマルチ列信送
信処理が実行されることになる。
【0039】マルチ列信送信処理を指定しない場合 マルチ列信送信処理を指定しない場合には,マルチ列信
SW切替部111を操作して,列信送信多重アクセス指
令部104から多重アクセス指令を出力しないように設
定する。この操作によって,列信送信多重アクセス指令
部104は,多重アクセス指令を出力しないようになる
ので,ジョブ制御部103は常に多重アクセス指令がな
いものと判定し,SAF管理部101および列信送信多
重アクセス処理部108に対しても多重アクセスの指令
を通知しない。したがって,この場合の動作は,図9で
説明した従来の列信送信処理の動作と同様になる。換言
すれば,送信ファイルT2が既に列信送信動作中(他の
送信ファイルの列信対象として指定されている)である
ので,この場合には列信対象にすることはできず,列信
送信処理は実行されない。したがって,送信ファイルT
2の『宛先C:中央研究所』への送信は,G3回線#
1,G3回線#2の何れかの回線が利用可能となった時
に,改めて送信される。
【0040】前述したように本実施の形態によれば,同
一の送信ファイルを異なる複数の送信ファイルの列信対
象として指定し,多重アクセスによってマルチ列信送信
処理を行うことができるので,同時に複数の通信回線を
介して列信送信処理を実行する場合に,1つの送信ファ
イルを複数の列信送信処理の列信対象として処理するこ
とにより,列信送信処理機能を十分に活用し,通信回線
の有効利用,通信コストの低減,ファクシミリ装置の効
率的な利用を図ることができる。
【0041】なお,本実施の形態では,説明を判りやす
くするために列信対象指定部109を設けて,列信送信
処理の列信対象となる送信ファイルの指定を行う構成と
したが,実際には,この指定をジョブ制御部103内で
行うようにしても良い。
【0042】列信対象の送信ファイルの削除処理 次に,列信対象の送信ファイルとして指定されている送
信ファイルの削除処理について説明する。本実施の形態
では,オペレーションパネル(図示せず)およびオペレ
ーション制御部105を介して,SAF管理部101の
メモリ101aに蓄積されている送信ファイルの中の任
意の送信ファイルを削除することができる。
【0043】例えば,オペレーションパネルを介して送
信ファイルの削除処理を選択すると,オペレーション制
御部105がSAF管理部101に蓄積されている送信
ファイルのリストをオペレーションパネルの表示部に表
示する。ユーザーが表示部に表示されたリストの中から
所望の送信ファイルを選択して指定すると,オペレーシ
ョン制御部105がSAF管理部101に該当する送信
ファイルの削除を指示し,SAF管理部101がメモリ
101aに蓄積されている送信ファイルの中から該当す
る送信ファイルを削除する。また,オペレーション制御
部105は,主制御部110を介してジョブ制御部10
3に該当する送信ファイルの削除を通知すると,ジョブ
制御部103は,対応する送信ジョブの中止処理を行
う。
【0044】このとき,ジョブ制御部103は,送信ジ
ョブの中止を列信対象指定部109に通知する。列信対
象指定部109は,図3で示した列信テーブル301を
参照して,削除された送信ファイルが列信対象の送信フ
ァイルとして指定されている場合に,列信テーブル30
1の列信対象ファイル指定欄02から該当する送信ファ
イルを削除して列信送信処理を解除する。したがって,
列信送信処理を指定した後でも列信対象の送信ファイル
を削除することができ,利便性・操作性の向上を図るこ
とができる
【0045】属性情報に基づく適切な回線の選択処理 次に,属性情報に基づく適正な回線の選択処理について
説明する。なお,ここでは,説明を判りやすくするため
に同報送信処理を例とするが特にこれに限定するもので
はなく,複数の送信ファイルの送信を同時に開始する場
合にも適用できるのは明らかである。
【0046】先ず,図4は,各宛先の属性情報としてサ
ポートする回線種別および回線種別の電話番号を持つ場
合の例を示す。すなわち,図4は,送信ファイルに対し
て,送信宛先として宛先A,宛先B,宛先C,…のよう
に複数宛先が指定されており,G3回線である第1通信
回線121−1および第2通信回線121−2,並びに
G4回線である第3通信回線121−3の3つの通信回
線が利用可能である場合の例を示している。
【0047】ここで,各宛先の属性情報として,サポー
トする回線種別および回線種別の電話番号を持つものと
する。すなわち,宛先Aについては,G3/G4両回線
の電話番号が入力され,自端末から見て市内電話番号で
あり,宛先Bについては,G4回線の電話番号が入力さ
れ,自端末から見て市外電話番号であり,宛先Cについ
ては,G3回線の電話番号が入力され,自端末から見て
市内電話番号である。
【0048】このような場合,本実施の形態では,図4
(b)に示すように,先ずステップS201で,宛先A
への通信回線の割当てを考えるが,宛先Aへの発呼は市
内通話なのでとりあえず保留とし,後回しにする。
【0049】次にステップS202で,宛先Bへの通信
回線の割当てを考えるが,宛先Bのへ発呼は市外通話で
あり,なお且つ,G4回線が指定されているので,宛先
Bには,第3通信回線(G4)121−3を割り当て
る。
【0050】次にステップS203で,宛先Cへの通信
回線の割当てを考えるが,宛先CはG3回線が指定され
ているので,第1通信回線(G3)121−1を使用す
ることになる。
【0051】さらにステップS204で,宛先Aへの通
信回線の割当てを再度考えるが,宛先Aは,G3回線の
電話番号も入力されているので,第2通信回線(G3)
121−2を使用して送信を行う。
【0052】従来の同報送信処理では,空いている回線
を順番に割り当てるので,宛先Aに対してはG4回線で
ある第3通信回線121−3が割当てられ,宛先Bに対
しては,宛先Aの送信処理が終わらないと,送信処理を
行宇ことができないが,本実施の形態では,宛先Bの送
信宛先が市外局番への発呼であるとわかると,優先的に
G4回線の使用を促し,宛先AにはG3回線を使用して
送信を行なわせるので,送信ファイルの一斉同報送信処
理に対して,全体的に回線の使用効率を向上させ,回線
使用料金を低減することができる。特に,この同報送信
処理に加えて列信送信処理が行われると,さらに効果が
顕著となる。
【0053】また,図5は,各宛先の属性情報としてサ
ポートする回線種別,回線種別の電話番号,特定のモデ
ム機能の有無および特定プロトコルでの短縮手順機能の
有無を持つ場合の例を示す説明図である。
【0054】すなわち,図4の具体例と同様の通信回線
の構成であり,また,宛先Aについては,G3/G4両
回線の電話番号が入力され,特定のモデム機能(ITU
−T新勧告V.34)がサポートされ,または特定プロ
トコル(特定のG3プロトコル)での短縮手順機能がサ
ポートされており,宛先Bおよび宛先Cについては,共
にG4回線の電話番号が入力されている。
【0055】このような場合,本実施の形態では,図6
(b)に示すように,先ずステップS301で,宛先A
への通信回線の割当てを考えるが,宛先Aは,G3回線
でのITU−T新勧告V.34の機能も備えているので
とりあえず保留とし,後回しにする。
【0056】次にステップS302で,宛先Bへの通信
回線の割当てを考える。宛先BはG4回線が指定されて
いるので,宛先Bには第3通信回線(G4)121−3
を割り当てる。
【0057】さらにステップS303で,宛先Aについ
ては,G3回線でのITU−T新勧告V.34の機能を
備えているので,第1通信回線(G3)121−1を割
り当てて,送信を行う。
【0058】従来の同報送信処理方法では,空いている
回線を順番に割り当てるので,先ず,宛先Aに対して第
3通信回線(G4)121−3が割当てられ,宛先Bお
よび宛先Cに対しては,宛先Aの送信処理が終わらない
と,送信処理を行うことができないが,本実施の形態で
は,宛先Aが,ITU−T新勧告V.34の機能を備え
ていれば,積極的にG3回線を用いてITU−T新勧告
V.34での送信を行い,また,G3回線での短縮プロ
トコル手順を持っていれば,該短縮プロトコル手順を実
行し,宛先Bおよび宛先Cへは,G4回線の資源を割り
当てるので,送信ファイルの一斉同報送信処理に対し
て,全体的に回線の使用効率を向上させ,回線使用料金
を低減することができる。特に,この同報送信処理に加
えて列信送信処理が行われると,さらに効果が顕著とな
る。
【0059】さらに,図6は,各宛先の属性情報として
サポートする回線種別,回線種別の電話番号および特定
のモデム機能の有無を持つ場合の例を示す説明図であ
る。
【0060】すなわち,図4の具体例と同様の通信回線
の構成であり,また,宛先Aおよび宛先Cについては,
共にG3/G4両回線の電話番号が入力され,特定のモ
デム機能(ITU−T新勧告V.34)がサポートされ
ており,宛先Bについては,G4回線の電話番号が入力
されている。
【0061】このような場合,従来の同報送信処理方法
では,空いている回線を順番に割り当てるので,先ず,
宛先Aに対してG4回線である第3通信回線121−3
が割当てられ,宛先Bおよび宛先Cに対しては,宛先A
が第3通信回線121−3を使い終わるまで,G4回線
を使用することができない。
【0062】例えば,送信原稿が1[枚]で,送信デー
タ量が8[KB]であったとすると,宛先Aおよび宛先
Cで指定された端末は,ITU−T新勧告V.34をサ
ポートしており,ITU−T新勧告V.34では最速3
3.6[Kbps](約32[Kbps])のデータ速
度をもっており,また,G4回線で送信した時は,64
[Kbps]のデータ速度であり,宛先A,宛先B,宛
先Cの順に第3通信回線(G4)121−3を使って,
それぞれ1[秒]の送信時間を要し,全体の送信時間と
して3[秒]を要することとなり,通信回線の使用効率
が悪い。
【0063】これに対して,本実施の形態では,図6
(b)に示すように,宛先Aに対して第1通信回線(G
3)121−1が割当てられ,宛先Bに対して第3通信
回線(G4)121−3が割当てられ,宛先Cに対して
第2通信回線(G3)121−2が割当てられ,送信が
行なわれる。
【0064】従って,上記と同一の送信ファイルを想定
すれば,宛先Aについては,第1通信回線(G3)12
1−1を使って,ITU−T新勧告V.34で送信され
るので, 2[秒](=8[KB]÷約32[Kbps]) の送信時間を要し,宛先Bについては,第3通信回線
(G4)121−3を使用するので, 1[秒](=8[KB]÷64[Kbps]) の送信時間を要し,また宛先Cについては,第2通信回
線(G3)121−2を使って,ITU−T新勧告V.
34で送信されるので, 2[秒](=8[KB]÷約32[Kbps]) の送信時間を要することとなり,結局,全体としての送
信時間は2[秒]で終わることになる。但し,プロトコ
ルでの前手順の時間は,ここでは省いて計算している。
【0065】また,図6に対して,上記とは異なる送信
ファイルを想定して,送信宛先への通信回線の割当てを
検討する。この場合,宛先Aに対して第1通信回線(G
3)121−1を,宛先Bに対して第3通信回線(G
4)121−3をそれぞれ割当て,宛先Cに対しては,
宛先Bへの送信処理が終わった後に第3通信回線(G
4)121−3を割当てて送信を行うものとする。ま
た,ここでは,送信原稿が8[枚]であり,そのデータ
量が1[枚]当たり8[KB]で,トータル64[K
B]であった場合を想定する。
【0066】図6の通信回線の構成で,第1通信回線
(G3)121−1および第2通信回線(G3)121
−2の両回線共にITU−T新勧告V.34をサポート
しているとすれば,データ速度は最速32[Kbps]
であるので,ファクシミリ装置としてのデータ処理能力
は, 32+32+64[Kbps]=128[Kbps]
(16[KB/s]) となる。
【0067】これより, 送信原稿64[KB]×指定された宛先数3[件]=1
92[KB] であるので, 192[KB/s]÷16[KB/s]=12[秒] となり,上記のファクシミリ装置の構成,送信ファイル
の構成における最小送信時間は12[秒]となる。よっ
て,本具体例の送信ファイルに対する回線資源の割当て
は図7に示すようになる。
【0068】以上説明した本実施の形態では,SAF管
理部101のメモリ101aに記憶されている送信ファ
イルの1つに対して同報送信が指定された場合について
であったが,複数の送信ファイルに対してそれぞれ同報
送信が指定された場合にも,同様に適用できる。
【0069】なお,前述した実施の形態では,ファクシ
ミリ装置をスタンドアローン型の装置として説明した
が,主制御部110に,さらにネットワークを介してク
ライアント端末装置とデータの送受信を行うネットワー
ク通信制御部(図示せず)を接続して,ネットワーク通
信制御部を介して,クライアント端末装置から送信ファ
イルの蓄積または削除を行うようにすると,さらに利便
性・操作性の向上を図ることができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように,本発明のファクシ
ミリ装置(請求項1)は,メモリ送信制御手段によって
送信中の送信ファイルの送信宛先と他の送信ファイルの
それぞれの送信宛先とを比較して,同一の送信宛先を有
する送信ファイルが存在する場合に,同一の送信宛先を
有する送信ファイルを列信送信処理の列信対象として指
定する列信対象指定手段と,列信対象指定手段で指定さ
れた列信対象の送信ファイルが,既に異なる送信宛先を
有する他の送信ファイルの列信対象として指定されてい
る場合に,該当する列信対象の送信ファイルに対して多
重アクセスを行うようにメモリ送信制御手段に多重アク
セス指令を出す多重アクセス指令手段と,メモリ手段に
蓄積されている送信ファイルを多重アクセスするための
多重アクセス処理手段と,を備え,メモリ送信制御手段
は,列信対象指定手段で指定された列信対象の送信ファ
イルおよび該列信対象の送信ファイルに対する多重アク
セス指令の有無に基づいて,多重アクセス指令がない場
合には,送信中の送信ファイルに引き続いて,メモリ手
段から列信対象の送信ファイルを読み出して連続送信
し,多重アクセス指令が有る場合には,送信中の送信フ
ァイルに引き続いて,多重アクセス処理手段を介してメ
モリ手段から列信対象の送信ファイルを多重アクセスに
よって読み出して連続送信するため,同時に複数の通信
回線を介して列信送信処理を実行する場合に,1つの送
信ファイルを複数の列信送信処理の列信対象として処理
することにより,列信送信処理機能を十分に活用し,通
信回線の有効利用,通信コストの低減,ファクシミリ装
置の効率的な利用を図ることができる。
【0071】また,本発明のファクシミリ装置(請求項
2)は,請求項1記載のファクシミリ装置において,多
重アクセス指令手段による多重アクセス指令を行うか否
かを指定する指定手段を備えたため,ユーザーが任意
に,多重アクセスで列信送信処理を行うか否かを選択す
ることができる。
【0072】また,本発明のファクシミリ装置(請求項
3)は,請求項1または2記載のファクシミリ装置にお
いて,さらに,メモリ手段に蓄積されている送信ファイ
ルの中の任意の送信ファイルを削除する削除手段を備
え,列信対象指定手段が,削除手段を介して削除された
送信ファイルが列信対象の送信ファイルとして指定され
ている場合に,削除された送信ファイルの列信送信処理
を解除するため,列信送信処理を指定した後でも列信対
象の送信ファイルを削除することができ,利便性・操作
性の向上を図ることができる。
【0073】また,本発明のファクシミリ装置(請求項
4)は,請求項1〜3記載のいずれか一つのファクシミ
リ装置において,さらに,ネットワークを介してクライ
アント端末装置とデータの送受信を行うネットワーク通
信手段を備え,ネットワーク通信手段を介して,クライ
アント端末装置から送信ファイルの蓄積または削除を行
えるため,さらに利便性・操作性の向上を図ることがで
きる。
【0074】また,本発明のファクシミリ装置(請求項
5)は,請求項1〜4記載のいずれか一つのファクシミ
リ装置において,さらに,各送信宛先に対応した電話番
号および属性情報を登録し記憶する電話番号登録手段を
備え,メモリ送信制御手段が,送信開始時に,送信する
送信ファイルの送信宛先に対応する電話番号登録手段に
記憶されている電話番号および属性情報を参照して,複
数の通信制御手段の中から最適な通信制御手段を選択す
るため,通信回線の使用効率を向上させることできると
共に,回線使用料金の低減をも図ることができる。
【0075】また,本発明のファクシミリ装置(請求項
6)は,請求項5記載のファクシミリ装置において,メ
モリ送信制御手段が,属性情報を参照して,送信相手先
がG3回線またはG4回線の1種類の回線のみで接続可
能な場合には,複数の通信制御手段の中から該当する回
線の通信制御手段を選択し,送信相手先がG3回線また
はG4回線のいずれの回線でも接続可能な場合には,複
数の通信制御手段の中から使用可能な通信制御手段を順
次選択するため,通信回線の使用効率を向上させること
できると共に,回線使用料金の低減をも図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のファクシミリ装置の制御系のブ
ロック構成図である。
【図2】本実施の形態における列信送信処理を示す説明
図である。
【図3】本実施の形態の列信テーブルの例を示す説明図
である。
【図4】各宛先の属性情報としてサポートする回線種別
および回線種別の電話番号を持つ場合の例を示す説明図
である。
【図5】各宛先の属性情報としてサポートする回線種
別,回線種別の電話番号,特定のモデム機能の有無およ
び特定プロトコルでの短縮手順機能の有無を持つ場合の
例を示す説明図である。
【図6】各宛先の属性情報としてサポートする回線種
別,回線種別の電話番号および特定のモデム機能の有無
を持つ場合の例を示す説明図である。
【図7】本実施の形態において,各通信回線毎の送信処
理時間を対比して示す説明図である。
【図8】従来のファクシミリ装置における列信送信処理
を示す説明図である。
【図9】従来のファクシミリ装置における列信送信処理
を示す説明図である。
【符号の説明】
101 SAF管理部 101a メモリ 102 宛先管理部 103 ジョブ制御部 104 列信送信多重アクセス指令部 105 オペレーション制御部 106 記録/読取制御部 107 通信制御部 108 列信送信多重アクセス処理部 109 列信対象指定部 110 主制御部 111 マルチ列信SW切替部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの通信チャンネルを有す
    る通信回線にそれぞれ接続された複数の通信制御手段
    と,複数の送信ファイルを蓄積するためのメモリ手段
    と,前記送信ファイルのそれぞれの送信宛先に基づい
    て,前記複数の通信制御手段を制御して前記送信ファイ
    ルを該当する送信宛先へ自動的に送信するメモリ送信制
    御手段と,を有するファクシミリ装置において,前記メ
    モリ送信制御手段によって送信中の送信ファイルの送信
    宛先と他の送信ファイルのそれぞれの送信宛先とを比較
    して,同一の送信宛先を有する送信ファイルが存在する
    場合に,前記同一の送信宛先を有する送信ファイルを列
    信送信処理の列信対象として指定する列信対象指定手段
    と,前記列信対象指定手段で指定された列信対象の送信
    ファイルが,既に異なる送信宛先を有する他の送信ファ
    イルの列信対象として指定されている場合に,該当する
    列信対象の送信ファイルに対して多重アクセスを行うよ
    うに前記メモリ送信制御手段に多重アクセス指令を出す
    多重アクセス指令手段と,前記メモリ手段に蓄積されて
    いる送信ファイルを多重アクセスするための多重アクセ
    ス処理手段と,を備え,前記メモリ送信制御手段は,前
    記列信対象指定手段で指定された列信対象の送信ファイ
    ルおよび該列信対象の送信ファイルに対する多重アクセ
    ス指令の有無に基づいて,前記多重アクセス指令がない
    場合には,前記送信中の送信ファイルに引き続いて,前
    記メモリ手段から前記列信対象の送信ファイルを読み出
    して連続送信し,前記多重アクセス指令が有る場合に
    は,前記送信中の送信ファイルに引き続いて,前記多重
    アクセス処理手段を介して前記メモリ手段から前記列信
    対象の送信ファイルを多重アクセスによって読み出して
    連続送信することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記多重アクセス指令手段による多重ア
    クセス指令を行うか否かを指定する指定手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 さらに,前記メモリ手段に蓄積されてい
    る送信ファイルの中の任意の送信ファイルを削除する削
    除手段を備え,前記列信対象指定手段は,前記前記削除
    手段を介して削除された送信ファイルが列信対象の送信
    ファイルとして指定されている場合に,前記削除された
    送信ファイルの列信送信処理を解除することを特徴とす
    る請求項1または2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 さらに,ネットワークを介してクライア
    ント端末装置とデータの送受信を行うネットワーク通信
    手段を備え,前記ネットワーク通信手段を介して,前記
    クライアント端末装置から送信ファイルの蓄積または削
    除を行えることを特徴とする請求項1〜3記載のいずれ
    か一つのファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 さらに,各送信宛先に対応した電話番号
    および属性情報を登録し記憶する電話番号登録手段を備
    え,前記メモリ送信制御手段は,送信開始時に,送信す
    る送信ファイルの送信宛先に対応する前記電話番号登録
    手段に記憶されている電話番号および属性情報を参照し
    て,前記複数の通信制御手段の中から最適な通信制御手
    段を選択することを特徴とする請求項1〜4記載のいず
    れか一つのファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 前記メモリ送信制御手段は,前記属性情
    報を参照して,送信相手先がG3回線またはG4回線の
    1種類の回線のみで接続可能な場合には,前記複数の通
    信制御手段の中から該当する回線の通信制御手段を選択
    し,送信相手先がG3回線またはG4回線のいずれの回
    線でも接続可能な場合には,前記複数の通信制御手段の
    中から使用可能な通信制御手段を順次選択することを特
    徴とする請求項5記載のファクシミリ装置。
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