JPH10126602A - ファクシミリ装置及びファクシミリ装置の同報送信処理方法 - Google Patents

ファクシミリ装置及びファクシミリ装置の同報送信処理方法

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JPH10126602A
JPH10126602A JP8272733A JP27273396A JPH10126602A JP H10126602 A JPH10126602 A JP H10126602A JP 8272733 A JP8272733 A JP 8272733A JP 27273396 A JP27273396 A JP 27273396A JP H10126602 A JPH10126602 A JP H10126602A
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transmission
telephone number
destination
broadcast
designated
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JP8272733A
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Inventor
Seiichi Ishikawa
誠一 石川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信回線等の資源割当に際し,各宛先に付属
の属性情報を考慮し,送信処理動作の効率を向上させ且
つ通話料金を低減させ得るファクシミリ装置及びファク
シミリ装置の同報送信処理方法を提供することを目的と
する。 【解決手段】 同報送信制御手段103〜106,10
8は,記憶手段111に記憶されている送信ファイルの
1つに対して同報送信が指定された場合に,自局の電話
番号並びに電話番号登録手段112に登録されている送
信宛先の電話番号及び属性情報に基づいて,指定された
送信宛先に第1種または第2種通信回線121−1〜1
21−Nを割り当て,同報送信が指定された送信ファイ
ルを指定された送信宛先に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,送信ファイルを複
数の送信宛先に送信する同報送信処理機能を備えたファ
クシミリ装置に係り,特に,通信回線等の資源を各送信
ファイル,各宛先に割り当てるに際して,各宛先につい
て付属している指定回線の種別,電話番号の市内/市外
の区別,特定のモデム機能の有無,或いは,特定プロト
コルでの短縮手順機能の有無等の属性情報を考慮し,通
信回線の使用効率が向上させると共に,回線使用料金を
低減させ,総合的に送信処理動作の効率を向上させ且つ
通話料金を低減させ得るファクシミリ装置及びファクシ
ミリ装置の同報送信処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置として,送信フ
ァイルを複数の送信宛先に送信する同報送信処理機能を
備えたファクシミリ装置がある。
【0003】このようなファクシミリ装置での送信ファ
イル等の管理は,図6に示すように,1つの送信ファイ
ルに対して,1つのジョブファイルと呼ばれるジョブ処
理単位のファイルが割り当てられ,また,ユーザによっ
て指定された送信宛先は,送信ファイルに対応した宛先
ファイルと呼ばれるファイルレコードに記憶される。更
に,送信原稿の原稿ファイルは,メモリのSAF領域と
呼ばれる領域において情報管理され,ジョブファイルか
らアクセス可能になっている。
【0004】また,図7に示すように,宛先ファイルに
は,実際に発呼する際の電話番号を格納しているメモリ
の電話番号格納用エリア112のアドレスが格納されて
おり,送信動作特時には,先ず,宛先ファイルを読み出
し,メモリの電話番号格納用エリア112のアドレスを
参照して発呼すべき電話番号を取得する。
【0005】次に,従来のファクシミリ装置における同
報送信処理を,種々の場合について説明する。
【0006】第1の場合は,通信回線が1つで且つ同報
送信を行いたい送信ファイルが1つの場合である。例え
ば,図8に示す如く,送信したい原稿ファイル(送信フ
ァイルT1)に対し,送信宛先として宛先A,宛先B,
宛先Cの3つが指定されている場合,送信宛先として指
定されている順序に基づいて,「宛先A」→「宛先B」
→「宛先C」の順序で第1通信回線を介して送信ファイ
ルT1の送信処理が行われる。
【0007】第2の場合は,通信回線が1つで且つ同報
送信を行いたい送信ファイルが複数ある場合である。例
えば,図9に示す如く,送信ファイルT1に対して,送
信宛先として宛先1A,宛先1B,宛先1Cの3つが指
定されており,送信ファイルT2に対して,送信宛先と
して宛先2A,宛先2B,宛先2Cの3つが指定されて
いる場合,送信ファイルT1と送信ファイルT2とを交
互に,且つ,それぞれの送信宛先として指定されている
順序に基づいて,「宛先1A」→「宛先2A」→「宛先
1B」→「宛先2B」→「宛先1C」→「宛先2C」の
順序で第1通信回線を介して送信処理が行われる。
【0008】第3の場合は,通信回線が複数で且つ同報
送信を行いたい送信ファイルが1つの場合である。例え
ば,図10に示す如く,送信ファイルT1に対して,送
信宛先として宛先A,宛先B,宛先Cの3つが指定され
ており,更に第1,第2,第3の3つの通信回線が利用
可能である場合,第1,第2,第3の通信回線を用いて
同時に送信処理を開始することが知られている。尚,従
来の関連する技術としては,特開平4−23673号公
報「ファクシミリ装置」に開示されているものがある。
【0009】第3の場合は,通信回線が複数で且つ同報
送信を行いたい送信ファイルが複数の場合である。例え
ば,図11に示す如く,送信ファイルT1に対して,送
信宛先として宛先1A,宛先1B,宛先1Cの3つが指
定されており,送信ファイルT2に対して,送信宛先と
して宛先2A,宛先2B,宛先2Cの3つが指定されて
おり,更に第1,第2,第3の3つの通信回線が利用可
能である場合,先頭の送信ファイル(ここでは,送信フ
ァイルT1)の送信宛先(宛先1A,宛先1B,宛先1
C)を第1,第2,第3の通信回線を用いて同時に送信
処理した後,次の送信ファイル(ここでは,送信ファイ
ルT2)の送信宛先(宛先2A,宛先2B,宛先2C)
を第1,第2,第3の通信回線を用いて同時に送信処理
する。換言すれば,送信ファイルを先頭から順に1つず
つバッチ処理的に送信している。
【0010】次に,通信回線が複数で且つ同報送信を行
いたい送信ファイルが複数ある場合において,装置及び
通信回線等の資源を各送信ファイルに平等に割り当てる
ことにより,同報送信開始までの待ち時間を短縮すると
共に,各ユーザが平等にファクシミリ装置を利用できる
ようにする処理方法も提案されている。
【0011】例えば,図12は,通信回線が複数で且つ
同報送信を行いたい送信ファイルが1つの場合の同報送
信処理を説明する図である。即ち,送信ファイルT1に
対して,送信宛先として宛先A,宛先B,宛先C,宛先
D,…のように複数宛先が指定されており,更に第1,
第2の2つの通信回線が利用可能である場合,第1,第
2の通信回線を用いて,同報送信が指定された送信ファ
イルT1を指定された送信宛先(宛先A,宛先B,宛先
C,宛先D,…)に送信処理する。
【0012】尚,この場合のように通信回線の数より送
信宛先の数が多い場合には,図12(b)に示すよう
に,先ず,第1通信回線で送信宛先の順番1の宛先Aに
対しての発呼処理を開始し,第2通信回線で送信宛先の
順番2の宛先Bに対しての発呼処理を開始して,以降の
宛先C,宛先D,…に対しては,何れかフリーになった
通信回線を用いて,通信宛先の順番で順次発呼処理を開
始し,送信処理を行っている。
【0013】また,図13は,通信回線が複数で且つ同
報送信を行いたい送信ファイルが複数ある場合の同報送
信処理を説明する図である。即ち,送信ファイルT1に
対して,送信宛先として宛先1A,宛先1B,宛先1
C,宛先1D,…のように複数宛先が指定されており,
送信ファイルT2に対して,送信宛先として宛先2A,
宛先2B,宛先2C,宛先2D,…のように複数宛先が
指定されており,更に第1,第2の2つの通信回線が利
用可能である場合,先ず,図13(b)に示すように,
送信ファイルT1,T2のそれぞれに指定されている複
数の送信宛先を交互に並べて送信宛先順番を作成する。
【0014】次に,図13(c)に示すように,第1通
信回線で送信宛先の順番1の宛先1Aに対しての発呼処
理を開始し,第2通信回線で送信宛先の順番2の宛先2
Aに対しての発呼処理を開始して,以降,送信宛先順番
の送信宛先の順(宛先1B,宛先2B,宛先1C,宛先
2C,…)に対しては,何れかフリーになった通信回線
を用いて,順次発呼処理を開始し,送信処理を行う。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来のファクシミリ装置及びファクシミリ装置の同報送信
処理方法にあっては,通信回線等の資源を各送信ファイ
ル,各宛先に割り当てるに際して,各宛先について付属
している指定回線の種別,電話番号の市内/市外の区
別,特定のモデム機能の有無,或いは,特定プロトコル
での短縮手順機能の有無等の属性情報を考慮していない
ために,通信回線の使用効率が悪く,また回線使用料金
についても最適に低減され得ないという問題点があっ
た。
【0016】例えば,図14は,送信ファイルに対し
て,送信宛先として宛先A,宛先B,宛先C,…のよう
に複数宛先が指定されており,G3回線である第1通信
回線121−1及び第2通信回線121−2,並びにG
4回線である第3通信回線121−3の3つの通信回線
が利用可能である場合の従来の同報送信処理を説明する
図である。
【0017】ここで,各宛先の属性情報として,指定回
線の種別と,電話番号の市内/市外の区別が付属してい
るものとする。即ち,宛先AはG4回線指定で,自端末
から見て市内電話番号であり,宛先BはG4回線指定
で,自端末から見て市外電話番号であり,宛先CはG3
回線指定で,自端末から見て市内電話番号である。
【0018】このような場合,従来のファクシミリ装置
の同報送信処理方法にあっては,図14(b)に示すよ
うに,宛先Aに対してはG4回線である第3通信回線1
21−3が割当てられ,宛先Cに対してはG3回線であ
る第1通信回線121−1が割当てられるが,宛先Bに
対しては,宛先Aが第3通信回線121−3を使い終わ
るまで,G4回線を使用することができず,通信回線の
使用効率が悪い。
【0019】また,図15は,送信ファイルに対して,
送信宛先が複数指定され,G3回線として第1通信回線
121−1及び第2通信回線121−2,G4回線とし
て第3通信回線121−3が利用可能である場合の従来
の同報送信処理を説明する図である。
【0020】ここで,各宛先の属性情報として,指定回
線の種別,G3/G4両回線サポートの有無,特定のモ
デム機能の有無,特定プロトコルでの短縮手順機能の有
無が付属しているものとする。即ち,宛先AはG4回線
指定で,相手局はG3/G4両回線サポートで,特定の
モデム機能(ITU−T新勧告V.34)がサポートさ
れ,または特定プロトコル(特定のG3プロトコル)で
の短縮手順機能がサポートされており,宛先B及び宛先
C共にG4回線指定である。
【0021】このような場合,従来のファクシミリ装置
の同報送信処理方法にあっては,図15(b)に示すよ
うに,先ず,宛先Aに対してG4回線である第3通信回
線121−3が割当てられ,宛先B及び宛先Cに対して
は,宛先Aが第3通信回線121−3を使い終わるま
で,G4回線を使用することができず,通信回線の使用
効率が悪い。
【0022】更に,図16は,送信ファイルに対して,
送信宛先が複数指定され,G3回線として第1通信回線
121−1及び第2通信回線121−2,G4回線とし
て第3通信回線121−3が利用可能である場合の従来
の同報送信処理を説明する図である。
【0023】ここで,各宛先の属性情報として,指定回
線の種別,G3/G4両回線サポートの有無,特定のモ
デム機能の有無が付属しているものとする。即ち,宛先
A及び宛先Cは共にG4回線指定で,相手局はG3/G
4両回線サポートで,特定のモデム機能(ITU−T新
勧告V.34)がサポートされており,宛先BはG4回
線指定である。
【0024】このような場合,従来のファクシミリ装置
の同報送信処理方法にあっては,図16(b)に示すよ
うに,先ず,宛先Aに対してG4回線である第3通信回
線121−3が割当てられ,宛先B及び宛先Cに対して
は,宛先Aが第3通信回線121−3を使い終わるま
で,G4回線を使用することができず,通信回線の使用
効率が悪い。
【0025】本発明は,上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって,通信回線等の資源を各送信ファイ
ル,各宛先に割り当てるに際して,各宛先について付属
している指定回線の種別,電話番号の市内/市外の区
別,特定のモデム機能の有無,或いは,特定プロトコル
での短縮手順機能の有無等の属性情報を考慮し,通信回
線の使用効率が向上させると共に,回線使用料金を低減
させ,総合的に送信処理動作の効率を向上させ且つ通話
料金を低減させ得るファクシミリ装置及びファクシミリ
装置の同報送信処理方法を提供することを目的としてい
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明の請求項1に係るファクシミリ装置は,複数
の第1種または第2種通信回線にそれぞれ接続された複
数の通信制御部と,送信データを送信ファイルとして記
憶する記憶手段と,前記記憶手段に記憶されている特定
の送信ファイルを複数の送信宛先に送信する同報送信が
指定された場合に,前記複数の通信制御手段を制御して
前記指定された複数の送信相手先に前記送信ファイルを
自動的に送信する同報送信制御手段と,前記複数の送信
宛先の電話番号及び属性情報を登録し記憶する電話番号
登録手段とを具備して構成し,前記同報送信制御手段
は,前記記憶手段に記憶されている送信ファイルの1つ
に対して同報送信が指定された場合に,自局の電話番号
並びに前記電話番号登録手段に登録されている送信宛先
の電話番号及び属性情報に基づいて,前記指定された送
信宛先に前記複数の第1種または第2種通信回線を割り
当て,前記同報送信が指定された送信ファイルを前記指
定された送信宛先に送信するものである。
【0027】また,請求項2に係るファクシミリ装置
は,請求項1記載のファクシミリ装置において,前記同
報送信制御手段は,前記記憶手段に記憶されている複数
の送信ファイルに対してそれぞれ同報送信が指定された
場合に,前記複数の送信ファイルのそれぞれに指定され
ている複数の送信宛先を交互に並べて送信宛先順番を作
成した後,自局の電話番号並びに前記電話番号登録手段
に登録されている送信宛先の電話番号及び属性情報に基
づいて,前記送信宛先順番の送信宛先の順に前記複数の
第1種または第2種通信回線を割り当て,前記同報送信
が指定された送信ファイルを前記指定された送信宛先に
送信するものである。
【0028】また,請求項3に係るファクシミリ装置
は,複数の第1種または第2種通信回線にそれぞれ接続
された複数の通信制御部と,送信データを該送信データ
のデータ量等の属性情報と共に送信ファイルとして記憶
する記憶手段と,前記記憶手段に記憶されている特定の
送信ファイルを複数の送信宛先に送信する同報送信が指
定された場合に,前記複数の通信制御手段を制御して前
記指定された複数の送信相手先に前記送信ファイルを自
動的に送信する同報送信制御手段と,前記複数の送信宛
先の電話番号及び属性情報を登録し記憶する電話番号登
録手段とを具備して構成し,前記同報送信制御手段は,
前記記憶手段に記憶されている送信ファイルの1つに対
して同報送信が指定された場合に,自局の電話番号,前
記電話番号登録手段に登録されている送信宛先の電話番
号及び属性情報並びに該送信ファイルの送信データの属
性情報に基づいて,前記指定された送信宛先に前記複数
の第1種または第2種通信回線を割り当て,前記同報送
信が指定された送信ファイルを前記指定された送信宛先
に送信するものである。
【0029】また,請求項4に係るファクシミリ装置
は,請求項3記載のファクシミリ装置において,前記同
報送信制御手段は,前記記憶手段に記憶されている複数
の送信ファイルに対してそれぞれ同報送信が指定された
場合に,前記複数の送信ファイルのそれぞれに指定され
ている複数の送信宛先を交互に並べて送信宛先順番を作
成した後,自局の電話番号,前記電話番号登録手段に登
録されている送信宛先の電話番号及び属性情報並びに該
複数の送信ファイルそれぞれの送信データの属性情報に
基づいて,前記送信宛先順番の送信宛先の順に前記複数
の第1種または第2種通信回線を割り当て,前記同報送
信が指定された送信ファイルを前記指定された送信宛先
に送信するものである。
【0030】また,請求項5に係るファクシミリ装置
は,請求項1,2,3または4記載のファクシミリ装置
において,前記電話番号登録手段に登録・記憶される送
信宛先の電話番号及び属性情報は,少なくとも,前記第
1種及びまたは第2種通信回線それぞれの電話番号,特
定仕様のモデム機能の有無,前記第1種または第2種通
信回線用特定プロトコルでの短縮手順の機能の有無を備
えるものである。
【0031】また,請求項6に係るファクシミリ装置
は,請求項1,2,3,4または5記載のファクシミリ
装置において,前記同報送信制御手段は,自局の電話番
号及び前記電話番号登録手段に登録されている送信宛先
の電話番号に基づいて市内通話か市外通話かを判断し,
該判断結果に基づき該送信宛先に前記複数の第1種また
は第2種通信回線を割り当てるものである。
【0032】また,請求項7に係るファクシミリ装置
は,請求項1,2,3,4,5または6記載のファクシ
ミリ装置において,前記同報送信制御手段は,前記電話
番号登録手段に前記第1種及び第2種通信回線の両者の
電話番号が登録されており,且つ,特定仕様のモデム機
能を有する送信宛先については,所定種の通信回線を優
先的に割り当てるものである。
【0033】また,請求項8に係るファクシミリ装置
は,請求項1,2,3,4,5,6または7記載のファ
クシミリ装置において,前記同報送信制御手段は,前記
電話番号登録手段に前記第1種及び第2種通信回線の両
者の電話番号が登録されており,且つ,所定種通信回線
用特定プロトコルでの短縮手順の機能を有する送信宛先
については,所定種の通信回線を優先的に割り当てるも
のである。
【0034】また,請求項9に係るファクシミリ装置
は,請求項3,4,5,6,7または8記載のファクシ
ミリ装置において,前記同報送信制御手段は,前記送信
ファイルの送信データの属性情報に基づいて,各送信宛
先について要する送信処理時間を算出して全体的な同報
送信処理時間を予測し,該同報送信処理時間が短くなる
ように,送信宛先に前記複数の第1種または第2種通信
回線を割り当てるものである。
【0035】また,請求項10に係るファクシミリ装置
の同報送信処理方法は,複数の第1種または第2種通信
回線にそれぞれ接続された複数の通信制御部と,送信デ
ータを送信ファイルとして記憶する記憶手段と,複数の
送信宛先の電話番号及び属性情報を登録し記憶する電話
番号登録手段とを具備し,前記記憶手段に記憶されてい
る特定の送信ファイルを複数の送信宛先に送信する同報
送信が指定された場合に,前記複数の通信制御手段を制
御して前記指定された複数の送信相手先に前記送信ファ
イルを自動的に送信するファクシミリ装置の同報送信処
理方法において,前記記憶手段に記憶されている送信フ
ァイルの1つに対して同報送信が指定された場合に,自
局の電話番号並びに前記電話番号登録手段に登録されて
いる送信宛先の電話番号及び属性情報に基づいて,前記
指定された送信宛先に前記複数の第1種または第2種通
信回線を割り当て,前記同報送信が指定された送信ファ
イルを前記指定された送信宛先に送信するものである。
【0036】また,請求項11に係るファクシミリ装置
の同報送信処理方法は,請求項10記載のファクシミリ
装置の同報送信処理方法において,前記記憶手段に記憶
されている複数の送信ファイルに対してそれぞれ同報送
信が指定された場合に,前記複数の送信ファイルのそれ
ぞれに指定されている複数の送信宛先を交互に並べて送
信宛先順番を作成した後,自局の電話番号並びに前記電
話番号登録手段に登録されている送信宛先の電話番号及
び属性情報に基づいて,前記送信宛先順番の送信宛先の
順に前記複数の第1種または第2種通信回線を割り当
て,前記同報送信が指定された送信ファイルを前記指定
された送信宛先に送信するものである。
【0037】また,請求項12に係るファクシミリ装置
の同報送信処理方法は,複数の第1種または第2種通信
回線にそれぞれ接続された複数の通信制御部と,送信デ
ータを該送信データのデータ量等の属性情報と共に送信
ファイルとして記憶する記憶手段と,前記複数の送信宛
先の電話番号及び属性情報を登録し記憶する電話番号登
録手段とを具備し,前記記憶手段に記憶されている特定
の送信ファイルを複数の送信宛先に送信する同報送信が
指定された場合に,前記複数の通信制御手段を制御して
前記指定された複数の送信相手先に前記送信ファイルを
自動的に送信するファクシミリ装置の同報送信処理方法
において,前記記憶手段に記憶されている送信ファイル
の1つに対して同報送信が指定された場合に,自局の電
話番号,前記電話番号登録手段に登録されている送信宛
先の電話番号及び属性情報並びに該送信ファイルの送信
データの属性情報に基づいて,前記指定された送信宛先
に前記複数の第1種または第2種通信回線を割り当て,
前記同報送信が指定された送信ファイルを前記指定され
た送信宛先に送信するものである。
【0038】また,請求項13に係るファクシミリ装置
の同報送信処理方法は,請求項12記載のファクシミリ
装置の同報送信処理方法において,前記記憶手段に記憶
されている複数の送信ファイルに対してそれぞれ同報送
信が指定された場合に,前記複数の送信ファイルのそれ
ぞれに指定されている複数の送信宛先を交互に並べて送
信宛先順番を作成した後,自局の電話番号,前記電話番
号登録手段に登録されている送信宛先の電話番号及び属
性情報並びに該複数の送信ファイルそれぞれの送信デー
タの属性情報に基づいて,前記送信宛先順番の送信宛先
の順に前記複数の第1種または第2種通信回線を割り当
て,前記同報送信が指定された送信ファイルを前記指定
された送信宛先に送信するものである。
【0039】また,請求項14に係るファクシミリ装置
の同報送信処理方法は,請求項10,11,12または
13記載のファクシミリ装置の同報送信処理方法におい
て,前記電話番号登録手段に登録・記憶される送信宛先
の電話番号及び属性情報は,少なくとも,前記第1種及
びまたは第2種通信回線それぞれの電話番号,特定仕様
のモデム機能の有無,前記第1種または第2種通信回線
用特定プロトコルでの短縮手順の機能の有無を有するも
のである。
【0040】また,請求項15に係るファクシミリ装置
の同報送信処理方法は,請求項10,11,12,13
または14記載のファクシミリ装置の同報送信処理方法
において,自局の電話番号及び前記電話番号登録手段に
登録されている送信宛先の電話番号に基づいて市内通話
か市外通話かを判断し,該判断結果に基づき該送信宛先
に前記複数の第1種または第2種通信回線を割り当てる
ものである。
【0041】また,請求項16に係るファクシミリ装置
の同報送信処理方法は,請求項10,11,12,1
3,14または15記載のファクシミリ装置の同報送信
処理方法において,前記電話番号登録手段に前記第1種
及び第2種通信回線の両者の電話番号が登録されてお
り,且つ,特定仕様のモデム機能を有する送信宛先につ
いては,所定種の通信回線を優先的に割り当てるもので
ある。
【0042】また,請求項17に係るファクシミリ装置
の同報送信処理方法は,請求項10,11,12,1
3,14,15または16記載のファクシミリ装置の同
報送信処理方法において,前記電話番号登録手段に前記
第1種及び第2種通信回線の両者の電話番号が登録され
ており,且つ,所定種通信回線用特定プロトコルでの短
縮手順の機能を有する送信宛先については,所定種の通
信回線を優先的に割り当てるものである。
【0043】また,請求項18に係るファクシミリ装置
の同報送信処理方法は,請求項12,13,14,1
5,16または17記載のファクシミリ装置の同報送信
処理方法において,前記送信ファイルの送信データの属
性情報に基づいて,各送信宛先について要する送信処理
時間を算出して全体的な同報送信処理時間を予測し,該
同報送信処理時間が短くなるように,送信宛先に前記複
数の第1種または第2種通信回線を割り当てるものであ
る。
【0044】
【発明の実施の形態】以下,本発明のファクシミリ装置
及びファクシミリ装置の同報送信処理方法の概要につい
て,並びに,本発明のファクシミリ装置及びファクシミ
リ装置の同報送信処理方法の実施形態について,順に図
面を参照して詳細に説明する。
【0045】〔本発明のファクシミリ装置及びファクシ
ミリ装置の同報送信処理方法の概要〕本発明の請求項1
に係るファクシミリ装置及び請求項10に係るファクシ
ミリ装置の同報送信処理方法では,図1に示す如く,同
報送信制御手段103〜106,108は,記憶手段1
11に記憶されている送信ファイルの1つに対して同報
送信が指定された場合に,自局の電話番号並びに電話番
号登録手段112に登録されている送信宛先の電話番号
及び属性情報に基づいて,指定された送信宛先に第1種
または第2種通信回線121−1〜121−Nを割り当
て,同報送信が指定された送信ファイルを指定された送
信宛先に送信するようにしている。
【0046】このように,送信ファイルの1つに対して
同報送信が指定された場合に,第1種または第2種通信
回線121−1〜121−Nを各送信宛先に割り当てる
に際して,自局の電話番号並びに各送信宛先について付
属している指定回線の種別,回線種別毎の電話番号,特
定のモデム機能の有無,或いは,特定プロトコルでの短
縮手順機能の有無等の属性情報を考慮するので,使用さ
れない通信回線を減少させることができ,通信回線の使
用効率を向上させることができると共に回線使用料金を
も低減させることができ,結果として,総合的に送信処
理動作の効率を向上させ且つ通話料金を低減することが
できる。
【0047】また,請求項2に係るファクシミリ装置及
び請求項11に係るファクシミリ装置の同報送信処理方
法では,同報送信制御手段103〜106,108は,
記憶手段111に記憶されている複数の送信ファイルに
対してそれぞれ同報送信が指定された場合に,複数の送
信ファイルのそれぞれに指定されている複数の送信宛先
を交互に並べて送信宛先順番を作成した後,自局の電話
番号並びに前記電話番号登録手段112に登録されてい
る送信宛先の電話番号及び属性情報に基づいて,送信宛
先順番の送信宛先の順に第1種または第2種通信回線1
21−1〜121−Nを割り当て,同報送信が指定され
た送信ファイルを指定された送信宛先に送信するように
している。
【0048】このように,複数の送信ファイルに対して
同報送信が指定された場合に,送信宛先順番を作成した
後で,第1種または第2種通信回線121−1〜121
−Nを各送信宛先に割り当てるに際して,自局の電話番
号並びに各送信宛先について付属している指定回線の種
別,回線種別毎の電話番号,特定のモデム機能の有無,
或いは,特定プロトコルでの短縮手順機能の有無等の属
性情報を考慮するので,使用されない通信回線を減少さ
せることができ,通信回線の使用効率を向上させること
ができると共に回線使用料金をも低減させることがで
き,結果として,総合的に送信処理動作の効率を向上さ
せ且つ通話料金を低減することができる。
【0049】また,請求項3に係るファクシミリ装置及
び請求項12に係るファクシミリ装置の同報送信処理方
法では,図1に示す如く,同報送信制御手段103〜1
06,108は,記憶手段111に記憶されている送信
ファイルの1つに対して同報送信が指定された場合に,
自局の電話番号,電話番号登録手段112に登録されて
いる送信宛先の電話番号及び属性情報並びに該送信ファ
イルの送信データの属性情報に基づいて,指定された送
信宛先に第1種または第2種通信回線121−1〜12
1−Nを割り当て,同報送信が指定された送信ファイル
を指定された送信宛先に送信するようにしている。
【0050】このように,送信ファイルの1つに対して
同報送信が指定された場合に,第1種または第2種通信
回線121−1〜121−Nを各送信宛先に割り当てる
に際して,自局の電話番号,各送信宛先について付属し
ている指定回線の種別,回線種別毎の電話番号,特定の
モデム機能の有無,或いは,特定プロトコルでの短縮手
順機能の有無等の属性情報並びに該送信ファイルの送信
データの属性情報を考慮するので,使用されない通信回
線を減少させることができ,また全体的な同報送信処理
時間を短縮させることができ,通信回線の使用効率を向
上させると共に回線使用料金をも低減させ得るので,結
果として,総合的に送信処理動作の効率を向上させ且つ
通話料金を低減することができる。
【0051】また,請求項4に係るファクシミリ装置及
び請求項13に係るファクシミリ装置の同報送信処理方
法では,同報送信制御手段103〜106,108は,
記憶手段111に記憶されている複数の送信ファイルに
対してそれぞれ同報送信が指定された場合に,複数の送
信ファイルのそれぞれに指定されている複数の送信宛先
を交互に並べて送信宛先順番を作成した後,自局の電話
番号,電話番号登録手段112に登録されている送信宛
先の電話番号及び属性情報並びに該複数の送信ファイル
それぞれの送信データの属性情報に基づいて,送信宛先
順番の送信宛先の順に第1種または第2種通信回線12
1−1〜121−Nを割り当て,同報送信が指定された
送信ファイルを指定された送信宛先に送信するようにし
ている。
【0052】このように,複数の送信ファイルに対して
同報送信が指定された場合に,送信宛先順番を作成した
後で,第1種または第2種通信回線121−1〜121
−Nを各送信宛先に割り当てるに際して,自局の電話番
号,各送信宛先について付属している指定回線の種別,
回線種別毎の電話番号,特定のモデム機能の有無,或い
は,特定プロトコルでの短縮手順機能の有無等の属性情
報並びに該送信ファイルの送信データの属性情報を考慮
するので,使用されない通信回線を減少させることがで
き,また全体的な同報送信処理時間を短縮させることが
でき,通信回線の使用効率を向上させると共に回線使用
料金をも低減させ得るので,結果として,総合的に送信
処理動作の効率を向上させ且つ通話料金を低減すること
ができる。
【0053】また,請求項5に係るファクシミリ装置及
び請求項14に係るファクシミリ装置の同報送信処理方
法では,電話番号登録手段112に登録・記憶される送
信宛先の電話番号及び属性情報として,少なくとも,第
1種及びまたは第2種通信回線それぞれの電話番号,特
定仕様のモデム機能の有無,第1種または第2種通信回
線用特定プロトコルでの短縮手順の機能の有無を備え,
これら属性情報を考慮して第1種または第2種通信回線
121−1〜121−Nを各送信宛先に割り当てるよう
にしている。これにより,使用されない通信回線を減少
させることができ,通信回線の使用効率を向上させ得る
ので,結果として,総合的に送信処理動作の効率を向上
させることができる。
【0054】また,請求項6に係るファクシミリ装置及
び請求項15に係るファクシミリ装置の同報送信処理方
法では,同報送信制御手段103〜106,108は,
自局の電話番号及び電話番号登録手段112に登録され
ている送信宛先の電話番号に基づいて市内通話か市外通
話かを判断し,該判断結果に基づき,例えば市外通話の
場合には該送信宛先に優先的に第2種(G4)通信回線
を割り当てるようにしている。これにより,通信回線の
使用効率を向上させると共に回線使用料金をも低減させ
得るので,結果として,総合的に送信処理動作の効率を
向上させ且つ通話料金を低減することができる。
【0055】また,請求項7に係るファクシミリ装置及
び請求項16に係るファクシミリ装置の同報送信処理方
法では,同報送信制御手段103〜106,108は,
電話番号登録手段112に第1種及び第2種通信回線の
両者の電話番号が登録されており,且つ,特定仕様のモ
デム機能を有する送信宛先については,所定種の通信回
線を優先的に割り当てるようにしている。例えば,IT
U−Tの新勧告V.34(最高速度33.6[Kbp
s])をサポートしているモデム機能を有している送信
宛先に,第1種(G3)通信回線を優先的に割り当てる
ようにすれば,第1種(G3)通信回線としては最高速
度の通信を行うことができ,これにより,通信回線の使
用効率を向上させると共に回線使用料金をも低減させ得
るので,結果として,総合的に送信処理動作の効率を向
上させ且つ通話料金を低減することができる。
【0056】また,請求項8に係るファクシミリ装置及
び請求項17記載のファクシミリ装置の同報送信処理方
法では,同報送信制御手段103〜106,108は,
電話番号登録手段112に第1種及び第2種通信回線の
両者の電話番号が登録されており,且つ,所定種通信回
線用特定プロトコルでの短縮手順の機能を有する送信宛
先については,所定種の通信回線を優先的に割り当てる
ようにしている。例えば,第1種(G3)通信回線用の
独自のプロトコルでの短縮手順(例えば,リコー社製フ
ァクシミリ装置におけるAI短縮プロトコル等)の機能
を有する送信宛先に,第1種(G3)通信回線を優先的
に割り当てるようにすれば,第1種(G3)通信回線と
してはより高速の通信を行うことができ,これにより,
通信回線の使用効率を向上させると共に回線使用料金を
も低減させ得るので,結果として,総合的に送信処理動
作の効率を向上させ且つ通話料金を低減することができ
る。
【0057】また,請求項9に係るファクシミリ装置及
び請求項18記載のファクシミリ装置の同報送信処理方
法では,同報送信制御手段103〜106,108は,
送信ファイルの送信データの属性情報に基づいて,各送
信宛先について要する送信処理時間を算出して全体的な
同報送信処理時間を予測し,該同報送信処理時間が短く
なるように,送信宛先に第1種または第2種通信回線1
21−1〜121−Nを割り当てるようにしている。こ
れにより,全体的な同報送信処理時間を短縮させること
ができ,通信回線の使用効率を向上させると共に回線使
用料金をも低減させ得るので,結果として,総合的に送
信処理動作の効率を向上させ且つ通話料金を低減するこ
とができる。
【0058】〔実施形態〕図1は,本発明の実施形態に
係るファクシミリ装置の構成図である。
【0059】図1において,本実施形態のファクシミリ
装置は,SAF管理部101,宛先管理部102,ジョ
ブ制御部103,回線割当て制御部104,オペレーシ
ョン制御部105,記録/読取り制御部106,第1〜
第N通信制御部107−1〜107−N,主制御部10
8及びメモリを具備して構成されている。また,メモリ
内にはSAFエリア111及び電話番号格納エリア11
2を備えている。尚,第1〜第N通信制御部107−1
〜107−Nは,それぞれ第1〜第N通信回線121−
1〜121−Nに対応して接続されている。
【0060】図1の構成において,特許請求の範囲にい
う同報送信制御手段は,ジョブ制御部103,回線割当
て制御部104,オペレーション制御部105,記録/
読取り制御部106及び主制御部108で実現され,ま
た,記憶手段はSAFエリア111で,電話番号登録手
段は電話番号格納エリア112でそれぞれ実現されてい
る。
【0061】先ず,SAF管理部101は,FAX送受
信すべき画情報データ(送信原稿/受信原稿)を蓄積す
るメモリ(またはHDD等)内のSAFエリア111を
管理する制御部である。SAFエリア111内では,各
原稿1枚ずつに対して論理的に原稿ファイルが備えら
れ,該原稿ファイルにより管理されている。従って,送
信ファイルの送信データのデータ量等の属性情報も該原
稿ファイルの属性の1つである。
【0062】宛先管理部102では,送信すべき相手先
の電話番号の管理を電話番号格納エリア112に登録し
て行なっており,各々の送信宛先の電話番号はここで管
理されている。電話番号格納エリア112には,発呼す
べき電話番号が格納されており,また,発呼すべき回線
の種別等の送信宛先の属性情報も格納されている。
【0063】電話番号格納エリア112に登録・記憶さ
れる送信宛先の電話番号及び属性情報としては,少なく
とも,第1種通信回線(G3)及び第2種通信回線(G
4)それぞれに対する電話番号,特定仕様のモデム機能
の有無,第1種または第2種通信回線用特定プロトコル
での短縮手順の機能の有無を備えている。
【0064】ここで,特定仕様のモデム機能の有無は,
例えば,相手先の端末がITU−Tの新勧告であるV.
34の機能を持っているかどうかの情報である。尚,I
TU−Tの新勧告であるV.34の手順では,G3FA
Xとしては,最高速度(最高速度33.6[Kbp
s])の通信を行うことができる。
【0065】また,第1種または第2種通信回線用特定
プロトコルでの短縮手順の機能の有無は,例えば,相手
先の端末が独自のプロトコルでの短縮手順をサポートし
ているかどうかの情報である。本実施形態では,リコー
社製のファクシミリ装置に独自のG3プロトコルでの短
縮手順として,例えば,AI短縮プロトコルと呼ばれる
ものがある。このAI短縮プロトコルでは,G3プロト
コルにおけるフェーズBでの手順の短縮が行われてい
る。
【0066】ジョブ制御部103では,SAFエリア1
11に蓄積された送信原稿の送信起動,或いは複数の送
信ジョブがあった場合の送信手順管理等の制御,若しく
は,着信があった場合に,受信動作を開始させて1つの
受信ジョブを作成し,また,作成された受信ジョブを元
に,受信した原稿の記録紙への印字起動等の,受信ジョ
ブの制御等を行なう。また,ジョブ制御部103では,
各々のジョブに関連する原稿ファイルの情報や,送信す
べき相手先の宛先ファイルへのリンク情報を持ってい
る。更に,このジョブ制御部103により,送信ファイ
ルの一斉同報送信処理の起動をかけることができる。
【0067】回線割当て制御部104は,ジョブ制御部
103が送信ファイルに対して一斉同報送信処理を行な
うのに際して,電話番号格納エリア112に格納されて
いる指定された電話番号及び送信宛先の属性情報等を宛
先管理部102を介して取得し,以下の処理を行う。
【0068】先ず,取得した電話番号が,市外への電話
番号であれば,優先的にG4回線を使用するよう,通信
回線の割当てを行う。尚,通話料金については,一般的
に,回線使用料金は回線保留時間に比例し,市外通話料
金は市内通話料金に対して高いことが知られている。
【0069】また,取得した通信宛先の属性情報につい
て,ITU−Tの新勧告であるV.34の機能を持って
いるかどうかの情報が設定されているか,また,独自の
G3プロトコルでの短縮手順をサポートしているかどう
かの情報が設定されているかを判別する。それぞれの情
報設定がなされている場合には,G4回線を使用するよ
うに指示されていても,他の宛先に対してG4回線の使
用要求があれば,該他の宛先にG4回線を譲り,G3回
線を使用してITU−T新勧告V.34による送信,或
いは,独自のG3プロトコルでの短縮手順による送信を
行なうように,通信回線の割当てを行う。
【0070】また,SAF管理部101を介してSAF
エリア111の原稿ファイルより,送信原稿のトータル
の画像データ量を取得して,1つの送信ファイルに対し
て複数指示されている宛先それぞれについて,G3回
線,G4回線を送信する画像データ量より,要する送信
処理時間を算出して全体的な同報送信処理時間を予測
し,該同報送信処理時間が短くなるように,送信宛先に
通信回線の割当てを行う。
【0071】オペレーション制御部105では,ユーザ
が操作するオペレーションパネルの制御を行なう。
【0072】記録/読取り制御部106の内,読取り制
御部では,送信するための原稿を読取るための制御を行
い,記録制御部では,受信した原稿を記録するための制
御を行う。
【0073】第1通信制御部107−1〜第N通信制御
部107−Nは,それぞれ第1〜第N通信回線121−
1〜121−Nに対応し,変復調回路(モデム)等を含
んだ装置であり,FAX送受信データの変調/復調を行
う。尚,G4回線を取扱う通信制御部は,Dチャンネ
ル,Bチャンネルを制御するために,それぞれLAP
D,LAPBを備えた構成となっている。
【0074】主制御部108では,上記SAF管理部1
01,宛先管理部102,宛先管理部103,宛先管理
部104,宛先管理部105,宛先管理部106及び宛
先管理部107−1〜107−Nの統括的な制御を行
う。
【0075】次に,以上説明した構成に基づいて,本実
施形態のファクシミリ装置における動作の概要を説明す
る。
【0076】先ず,オペレーション制御部105を通し
て,ユーザにより送信したい宛先が入力され,電話番号
格納エリア112に格納される。ここで,送信宛先が複
数あれば,当然,複数の宛先が入力されることとなる。
【0077】この時,使用する回線種別(G3或いはG
4)も一緒に指示されるが,送信宛先によっては,G3
/G4回線の両回線を備えている場合もあり,その場
合,両回線に対する電話番号を入力することになる。ま
た,各送信宛先について,ITU−Tの新勧告である
V.34の機能を持っているかどうかの情報や,独自の
G3プロトコルでの短縮手順をサポートしているかどう
かの情報についても,ここで設定される。
【0078】複数の宛先が入力されたあと,スタートキ
ーが押下されることによって原稿蓄積が開始され,蓄積
された原稿のイメージ情報はSAF管理部101を介し
てSAFエリア111に蓄積され,蓄積終了後に,1つ
の送信ファイルに対して1つのジョブ(ジョブファイ
ル)が作成される。
【0079】送信ファイルに対するジョブファイルが作
成されると,ジョブ制御部103は,複数の宛先指定が
あるので,一斉同報送信処理の実行制御を開始する。そ
の際,回線割当て制御部104により,指示された宛先
の回線種別がG3回線或いはG4回線のみの指定なの
か,それともG3回線及びG4回線の両者共に指定され
ているかを考慮し,第1〜第N通信回線121−1〜1
21−N(第1〜第N通信制御部107−1〜107−
N)のどの通信回線を割当てるかを決定する。
【0080】以下では,各送信宛先への通信回線の割り
当てについて具体例を示して説明する。尚,ここでは,
「発明が解決しようとする課題」で示した従来のファク
シミリ装置における同報送信処理方法の問題点が,本実
施形態のファクシミリ装置の同報送信方法により如何に
解決されたかを明確にするために,図14から図16ま
での具体例に対応した具体例を示し,対比して説明す
る。
【0081】先ず,図2は,各宛先の属性情報としてサ
ポートする回線種別及び回線種別の電話番号を持つ場合
の実施形態の同報送信処理方法を示す説明図である。
尚,同図は図14に対応している。
【0082】即ち,図2は,送信ファイルに対して,送
信宛先として宛先A,宛先B,宛先C,…のように複数
宛先が指定されており,G3回線である第1通信回線1
21−1及び第2通信回線121−2,並びにG4回線
である第3通信回線121−3の3つの通信回線が利用
可能である場合の本実施形態の同報送信処理を説明す
る。
【0083】ここで,各宛先の属性情報として,サポー
トする回線種別及び回線種別の電話番号を持つものとす
る。即ち,宛先Aについては,G3/G4両回線の電話
番号が入力され,自端末から見て市内電話番号であり,
宛先Bについては,G4回線の電話番号が入力され,自
端末から見て市外電話番号であり,宛先Cについては,
G3回線の電話番号が入力され,自端末から見て市内電
話番号である。
【0084】このような場合,本実施形態のファクシミ
リ装置の同報送信処理方法にあっては,図2(b)に示
すように,先ずステップS201で,宛先Aへの通信回
線の割当てを考えるが,宛先Aへの発呼は市内通話なの
でとりあえず保留とし,後回しにする。
【0085】次にステップS202で,宛先Bへの通信
回線の割当てを考えるが,宛先Bのへ発呼は市外通話で
あり,尚且つ,G4回線が指定されているので,宛先B
には,第3通信回線(G4)121−3を割り当てる。
【0086】次にステップS203で,宛先Cへの通信
回線の割当てを考えるが,宛先CはG3回線が指定され
ているので,第1通信回線(G3)121−1を使用す
ることになる。
【0087】更にステップS204で,宛先Aへの通信
回線の割当てを再度考えるが,宛先Aは,G3回線の電
話番号も入力されているので,第2通信回線(G3)1
21−2を使用して送信を行う。
【0088】従来の同報送信処理では,図14(b)に
示したように,宛先Aに対してはG4回線である第3通
信回線121−3が割当てられ,宛先Bに対しては,宛
先Aの送信処理が終わらないと,送信処理を行宇ことが
できないが,本実施形態の同報送信処理では,宛先Bの
送信宛先が市外局番への発呼であるとわかると,優先的
にG4回線の使用を促し,宛先AにはG3回線を使用し
て送信を行なわせるので,送信ファイルの一斉同報送信
処理に対して,全体的に回線の使用効率を向上させ,回
線使用料金を低減することができる。
【0089】また,図3は,各宛先の属性情報としてサ
ポートする回線種別,回線種別の電話番号,特定のモデ
ム機能の有無及び特定プロトコルでの短縮手順機能の有
無を持つ場合の実施形態の同報送信処理方法を示す説明
図である。尚,同図は図15に対応している。
【0090】即ち,図2の具体例と同様の通信回線の構
成であり,また,宛先Aについては,G3/G4両回線
の電話番号が入力され,特定のモデム機能(ITU−T
新勧告V.34)がサポートされ,または特定プロトコ
ル(特定のG3プロトコル)での短縮手順機能がサポー
トされており,宛先B及び宛先Cについては,共にG4
回線の電話番号が入力されている。
【0091】このような場合,本実施形態のファクシミ
リ装置の同報送信処理方法にあっては,図3(b)に示
すように,先ずステップS301で,宛先Aへの通信回
線の割当てを考えるが,宛先Aは,G3回線でのITU
−T新勧告V.34の機能も備えているのでとりあえず
保留とし,後回しにする。
【0092】次にステップS302で,宛先Bへの通信
回線の割当てを考える。宛先BはG4回線が指定されて
いるので,宛先Bには第3通信回線(G4)121−3
を割り当てる。
【0093】更にステップS303で,宛先Aについて
は,G3回線でのITU−T新勧告V.34の機能を備
えているので,第1通信回線(G3)121−1を割り
当てて,送信を行う。
【0094】従来の同報送信処理方法では,図15
(b)に示したように,先ず,宛先Aに対して第3通信
回線(G4)121−3が割当てられ,宛先B及び宛先
Cに対しては,宛先Aの送信処理が終わらないと,送信
処理を行うことができないが,本実施形態の同報送信処
理方法では,宛先Aが,ITU−T新勧告V.34の機
能を備えていれば,積極的にG3回線を用いてITU−
T新勧告V.34での送信を行い,また,G3回線での
短縮プロトコル手順を持っていれば,該短縮プロトコル
手順を実行し,宛先B及び宛先Cへは,G4回線の資源
を割り当てるので,送信ファイルの一斉同報送信処理に
対して,全体的に回線の使用効率を向上させ,回線使用
料金を低減することができる。
【0095】更に,図4は,各宛先の属性情報としてサ
ポートする回線種別,回線種別の電話番号及び特定のモ
デム機能の有無を持つ場合の実施形態の同報送信処理方
法を示す説明図である。尚,同図は図16に対応してい
る。
【0096】即ち,図2の具体例と同様の通信回線の構
成であり,また,宛先A及び宛先Cについては,共にG
3/G4両回線の電話番号が入力され,特定のモデム機
能(ITU−T新勧告V.34)がサポートされてお
り,宛先Bについては,G4回線の電話番号が入力され
ている。
【0097】このような場合,従来の同報送信処理方法
では,図16(b)に示すように,先ず,宛先Aに対し
てG4回線である第3通信回線121−3が割当てら
れ,宛先B及び宛先Cに対しては,宛先Aが第3通信回
線121−3を使い終わるまで,G4回線を使用するこ
とができない。
【0098】例えば,送信原稿が1[枚]で,送信デー
タ量が8[KB]であったとすると,宛先A及び宛先C
で指定された端末は,ITU−T新勧告V.34をサポ
ートしており,ITU−T新勧告V.34では最速3
3.6[Kbps](約32[Kbps])のデータ速
度をもっており,また,G4回線で送信した時は,64
[Kbps]のデータ速度であり,宛先A,宛先B,宛
先Cの順に第3通信回線(G4)121−3を使って,
それぞれ1[秒]の送信時間を要し,全体の送信時間と
して3[秒]を要することとなり,通信回線の使用効率
が悪い。
【0099】これに対して,本実施形態の同報送信処理
方法では,図4(b)に示すように,宛先Aに対して第
1通信回線(G3)121−1が割当てられ,宛先Bに
対して第3通信回線(G4)121−3が割当てられ,
宛先Cに対して第2通信回線(G3)121−2が割当
てられ,送信が行なわれる。
【0100】従って,上記と同一の送信ファイルを想定
すれば,宛先Aについては,第1通信回線(G3)12
1−1を使って,ITU−T新勧告V.34で送信され
るので, 2[秒](=8[KB]÷約32[Kbps]) の送信時間を要し,宛先Bについては,第3通信回線
(G4)121−3を使用するので, 1[秒](=8[KB]÷64[Kbps]) の送信時間を要し,また宛先Cについては,第2通信回
線(G3)121−2を使って,ITU−T新勧告V.
34で送信されるので, 2[秒](=8[KB]÷約32[Kbps]) の送信時間を要することとなり,結局,全体としての送
信時間は2[秒]で終わることになる。但し,プロトコ
ルでの前手順の時間は,ここでは省いて計算している。
【0101】また,図4に対して,上記とは異なる送信
ファイルを想定して,送信宛先への通信回線の割当てを
検討する。この場合,宛先Aに対して第1通信回線(G
3)121−1を,宛先Bに対して第3通信回線(G
4)121−3をそれぞれ割当て,宛先Cに対しては,
宛先Bへの送信処理が終わった後に第3通信回線(G
4)121−3を割当てて送信を行うものとする。ま
た,ここでは,送信原稿が8[枚]であり,そのデータ
量が1[枚]当たり8[KB]で,トータル64[K
B]であった場合を想定する。
【0102】図4の通信回線の構成で,第1通信回線
(G3)121−1及び第2通信回線(G3)121−
2の両回線共にITU−T新勧告V.34をサポートし
ているとすれば,データ速度は最速32[Kbps]で
あるので,ファクシミリ装置としてのデータ処理能力
は, 32+32+64[Kbps]=128[Kbps]
(16[KB/s]) となる。
【0103】これより, 送信原稿64[KB]×指定された宛先数3[件]=1
92[KB] であるので, 192[KB/s]÷16[KB/s]=12[秒] となり,上記のファクシミリ装置の構成,送信ファイル
の構成における最小送信時間は12[秒]となる。よっ
て,本具体例の送信ファイルに対する回線資源の割当て
は図5に示すようになる。
【0104】以上説明した本実施形態のファクシミリ装
置における同報送信処理方法を説明する具体例は,SA
Fエリア111に記憶されている送信ファイルの1つに
対して同報送信が指定された場合についてであったが,
複数の送信ファイルに対してそれぞれ同報送信が指定さ
れた場合にも,同様に適用できる。
【0105】即ち,従来例と同様に,複数の送信ファイ
ルのそれぞれに指定されている複数の送信宛先を交互に
並べて送信宛先順番を作成(図13(b)参照)した
後,自局の電話番号,電話番号格納エリア112に登録
されている送信宛先の電話番号及び属性情報並びに該複
数の送信ファイルそれぞれの送信データの属性情報に基
づいて,送信宛先順番の送信宛先の順に第1〜第N通信
回線121−1〜121−Nを割り当て,同報送信が指
定された送信ファイルを指定された送信宛先に送信する
ようにすればよい。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の請求項1
に係るファクシミリ装置及び請求項10に係るファクシ
ミリ装置の同報送信処理方法によれば,同報送信制御手
段は,記憶手段に記憶されている送信ファイルの1つに
対して同報送信が指定された場合に,自局の電話番号並
びに電話番号登録手段に登録されている送信宛先の電話
番号及び属性情報に基づいて,指定された送信宛先に第
1種または第2種通信回線を割り当て,同報送信が指定
された送信ファイルを指定された送信宛先に送信するこ
ととし,割当てに際して,自局の電話番号並びに各送信
宛先について付属している指定回線の種別,回線種別毎
の電話番号,特定のモデム機能の有無,或いは,特定プ
ロトコルでの短縮手順機能の有無等の属性情報を考慮す
るので,使用されない通信回線を減少させることがで
き,通信回線の使用効率を向上させることができると共
に回線使用料金をも低減させることができ,結果とし
て,総合的に送信処理動作の効率を向上させ,ユーザの
FAX送信の作業効率を向上させ,更に通話料金を低減
させ得るファクシミリ装置及びファクシミリ装置の同報
送信処理方法を提供することができる。
【0107】また,請求項2に係るファクシミリ装置及
び請求項11に係るファクシミリ装置の同報送信処理方
法によれば,同報送信制御手段は,記憶手段に記憶され
ている複数の送信ファイルに対してそれぞれ同報送信が
指定された場合に,複数の送信ファイルのそれぞれに指
定されている複数の送信宛先を交互に並べて送信宛先順
番を作成した後,自局の電話番号並びに前記電話番号登
録手段に登録されている送信宛先の電話番号及び属性情
報に基づいて,送信宛先順番の送信宛先の順に第1種ま
たは第2種通信回線を割り当て,同報送信が指定された
送信ファイルを指定された送信宛先に送信することと
し,割当てに際して,自局の電話番号並びに各送信宛先
について付属している指定回線の種別,回線種別毎の電
話番号,特定のモデム機能の有無,或いは,特定プロト
コルでの短縮手順機能の有無等の属性情報を考慮するの
で,使用されない通信回線を減少させることができ,通
信回線の使用効率を向上させることができると共に回線
使用料金をも低減させることができ,結果として,総合
的に送信処理動作の効率を向上させ,ユーザのFAX送
信の作業効率を向上させ,更に通話料金を低減させ得る
ファクシミリ装置及びファクシミリ装置の同報送信処理
方法を提供することができる。
【0108】また,請求項3に係るファクシミリ装置及
び請求項12に係るファクシミリ装置の同報送信処理方
法によれば,同報送信制御手段は,記憶手段に記憶され
ている送信ファイルの1つに対して同報送信が指定され
た場合に,自局の電話番号,電話番号登録手段に登録さ
れている送信宛先の電話番号及び属性情報並びに該送信
ファイルの送信データの属性情報に基づいて,指定され
た送信宛先に第1種または第2種通信回線を割り当て,
同報送信が指定された送信ファイルを指定された送信宛
先に送信することとし,割当てに際して,自局の電話番
号,各送信宛先について付属している指定回線の種別,
回線種別毎の電話番号,特定のモデム機能の有無,或い
は,特定プロトコルでの短縮手順機能の有無等の属性情
報並びに該送信ファイルの送信データの属性情報を考慮
するので,使用されない通信回線を減少させることがで
き,また全体的な同報送信処理時間を短縮させることが
でき,通信回線の使用効率を向上させると共に回線使用
料金をも低減させ得るので,結果として,総合的に送信
処理動作の効率を向上させ,ユーザのFAX送信の作業
効率を向上させ,更に通話料金を低減させ得るファクシ
ミリ装置及びファクシミリ装置の同報送信処理方法を提
供することができる。
【0109】また,請求項4に係るファクシミリ装置及
び請求項13に係るファクシミリ装置の同報送信処理方
法によれば,同報送信制御手段は,記憶手段に記憶され
ている複数の送信ファイルに対してそれぞれ同報送信が
指定された場合に,複数の送信ファイルのそれぞれに指
定されている複数の送信宛先を交互に並べて送信宛先順
番を作成した後,自局の電話番号,電話番号登録手段に
登録されている送信宛先の電話番号及び属性情報並びに
該複数の送信ファイルそれぞれの送信データの属性情報
に基づいて,送信宛先順番の送信宛先の順に第1種また
は第2種通信回線を割り当て,同報送信が指定された送
信ファイルを指定された送信宛先に送信することとし,
割当てに際して,自局の電話番号,各送信宛先について
付属している指定回線の種別,回線種別毎の電話番号,
特定のモデム機能の有無,或いは,特定プロトコルでの
短縮手順機能の有無等の属性情報並びに該送信ファイル
の送信データの属性情報を考慮するので,使用されない
通信回線を減少させることができ,また全体的な同報送
信処理時間を短縮させることができ,通信回線の使用効
率を向上させると共に回線使用料金をも低減させ得るの
で,結果として,総合的に送信処理動作の効率を向上さ
せ,ユーザのFAX送信の作業効率を向上させ,更に通
話料金を低減させ得るファクシミリ装置及びファクシミ
リ装置の同報送信処理方法を提供することができる。
【0110】また,請求項5に係るファクシミリ装置及
び請求項14に係るファクシミリ装置の同報送信処理方
法によれば,電話番号登録手段に登録・記憶される送信
宛先の電話番号及び属性情報として,少なくとも,第1
種及びまたは第2種通信回線それぞれの電話番号,特定
仕様のモデム機能の有無,第1種または第2種通信回線
用特定プロトコルでの短縮手順の機能の有無を備え,こ
れら属性情報を考慮して第1種または第2種通信回線を
各送信宛先に割り当てることとしたので,使用されない
通信回線を減少させることができ,通信回線の使用効率
を向上させ得るので,結果として,総合的に送信処理動
作の効率を向上させ得るファクシミリ装置及びファクシ
ミリ装置の同報送信処理方法を提供することができる。
【0111】また,請求項6に係るファクシミリ装置及
び請求項15に係るファクシミリ装置の同報送信処理方
法によれば,同報送信制御手段は,自局の電話番号及び
電話番号登録手段に登録されている送信宛先の電話番号
に基づいて市内通話か市外通話かを判断し,該判断結果
に基づき,例えば市外通話の場合には該送信宛先に優先
的に所定の(G4)通信回線を割り当てることとしたの
で,通信回線の使用効率を向上させると共に回線使用料
金をも低減させることができ,結果として,総合的に送
信処理動作の効率を向上させ且つ通話料金を低減させ得
るファクシミリ装置及びファクシミリ装置の同報送信処
理方法を提供することができる。
【0112】また,請求項7に係るファクシミリ装置及
び請求項16に係るファクシミリ装置の同報送信処理方
法によれば,同報送信制御手段は,電話番号登録手段に
第1種及び第2種通信回線の両者の電話番号が登録され
ており,且つ,特定仕様のモデム機能を有する送信宛先
については,所定種の通信回線を優先的に割り当てるこ
ととしたので,通信回線の使用効率を向上させると共に
回線使用料金をも低減させることができ,結果として,
総合的に送信処理動作の効率を向上させ且つ通話料金を
低減させ得るファクシミリ装置及びファクシミリ装置の
同報送信処理方法を提供することができる。
【0113】また,請求項8に係るファクシミリ装置及
び請求項17記載のファクシミリ装置の同報送信処理方
法によれば,同報送信制御手段は,電話番号登録手段に
第1種及び第2種通信回線の両者の電話番号が登録され
ており,且つ,所定種通信回線用特定プロトコルでの短
縮手順の機能を有する送信宛先については,所定種の通
信回線を優先的に割り当てることとしたので,通信回線
の使用効率を向上させると共に回線使用料金をも低減さ
せることができ,結果として,総合的に送信処理動作の
効率を向上させ且つ通話料金を低減させ得るファクシミ
リ装置及びファクシミリ装置の同報送信処理方法を提供
することができる。
【0114】また,請求項9に係るファクシミリ装置及
び請求項18記載のファクシミリ装置の同報送信処理方
法によれば,同報送信制御手段は,送信ファイルの送信
データの属性情報に基づいて,各送信宛先について要す
る送信処理時間を算出して全体的な同報送信処理時間を
予測し,該同報送信処理時間が短くなるように,送信宛
先に第1種または第2種通信回線を割り当てることとし
たので,全体的な同報送信処理時間を短縮させることが
でき,通信回線の使用効率を向上させると共に回線使用
料金をも低減させ得るので,結果として,総合的に送信
処理動作の効率を向上させ且つ通話料金を低減させ得る
ファクシミリ装置及びファクシミリ装置の同報送信処理
方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るファクシミリ装置の構
成図である。
【図2】各宛先の属性情報としてサポートする回線種別
及び回線種別の電話番号を持つ場合の実施形態の同報送
信処理方法を示す説明図である。
【図3】各宛先の属性情報としてサポートする回線種
別,回線種別の電話番号,特定のモデム機能の有無及び
特定プロトコルでの短縮手順機能の有無を持つ場合の実
施形態の同報送信処理方法を示す説明図である。
【図4】各宛先の属性情報としてサポートする回線種
別,回線種別の電話番号及び特定のモデム機能の有無を
持つ場合の実施形態の同報送信処理方法を示す説明図で
ある。
【図5】実施形態の同報送信処理方法による各通信回線
毎の送信処理時間を対比して示す説明図である。
【図6】ファクシミリ装置におけるジョブファイルのリ
ンク構成を例示する説明図である。
【図7】宛先ファイルと電話番号格納用エリアのリンク
を例示する説明図である。
【図8】従来のファクシミリ装置において,通信回線が
1つで且つ送信ファイルが1つの場合の同報送信処理を
示す説明図である。
【図9】従来のファクシミリ装置において,通信回線が
1つで且つ送信ファイルが複数ある場合の同報送信処理
を示す説明図である。
【図10】従来のファクシミリ装置において,通信回線
が複数で且つ送信ファイルが1つの場合の同報送信処理
を示す説明図である。
【図11】従来のファクシミリ装置において,通信回線
が複数で且つ送信ファイルが複数ある場合の同報送信処
理を示す説明図である。
【図12】従来のファクシミリ装置において,通信回線
が複数で且つ送信ファイルが1つの場合の一斉同報送信
処理を示す説明図である。
【図13】従来のファクシミリ装置において,通信回線
が複数で且つ送信ファイルが複数ある場合の均等割り当
て同報送信処理を示す説明図である。
【図14】各宛先の属性情報として指定回線の種別及び
電話番号の市内/市外の区別を持つ場合の従来の同報送
信処理における問題点を示す説明図である。
【図15】各宛先の属性情報として指定回線の種別,G
3/G4両回線サポートの有無,特定のモデム機能の有
無及び特定プロトコルでの短縮手順機能の有無を持つ場
合の従来の同報送信処理における問題点を示す説明図で
ある。
【図16】各宛先の属性情報として指定回線の種別,G
3/G4両回線サポートの有無及び特定のモデム機能の
有無を持つ場合の従来の同報送信処理における問題点を
示す説明図である。
【符号の説明】
101 SAF管理部 102 宛先管理部 103〜106,108 103 ジョブ制御部 104 回線割当て制御部 105 オペレーション制御部 106 記録/読取り制御部 107−1〜107−N 第1〜第N通信制御部 108 主制御部 111 SAFエリア(記憶手段) 112 電話番号格納エリア(電話番号登録手段) 121−1〜121−N 第1〜第N通信回線 121−1 第1通信回線(G3) 121−2 第2通信回線(G3) 121−3 第3通信回線(G4)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/21 H04L 11/18

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の第1種または第2種通信回線にそ
    れぞれ接続された複数の通信制御部と,送信データを送
    信ファイルとして記憶する記憶手段と,前記記憶手段に
    記憶されている特定の送信ファイルを複数の送信宛先に
    送信する同報送信が指定された場合に,前記複数の通信
    制御手段を制御して前記指定された複数の送信相手先に
    前記送信ファイルを自動的に送信する同報送信制御手段
    と,前記複数の送信宛先の電話番号及び属性情報を登録
    し記憶する電話番号登録手段と,を有し,前記同報送信
    制御手段は,前記記憶手段に記憶されている送信ファイ
    ルの1つに対して同報送信が指定された場合に,自局の
    電話番号並びに前記電話番号登録手段に登録されている
    送信宛先の電話番号及び属性情報に基づいて,前記指定
    された送信宛先に前記複数の第1種または第2種通信回
    線を割り当て,前記同報送信が指定された送信ファイル
    を前記指定された送信宛先に送信することを特徴とする
    ファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記同報送信制御手段は,前記記憶手段
    に記憶されている複数の送信ファイルに対してそれぞれ
    同報送信が指定された場合に,前記複数の送信ファイル
    のそれぞれに指定されている複数の送信宛先を交互に並
    べて送信宛先順番を作成した後,自局の電話番号並びに
    前記電話番号登録手段に登録されている送信宛先の電話
    番号及び属性情報に基づいて,前記送信宛先順番の送信
    宛先の順に前記複数の第1種または第2種通信回線を割
    り当て,前記同報送信が指定された送信ファイルを前記
    指定された送信宛先に送信することを特徴とする請求項
    1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 複数の第1種または第2種通信回線にそ
    れぞれ接続された複数の通信制御部と,送信データを該
    送信データのデータ量等の属性情報と共に送信ファイル
    として記憶する記憶手段と,前記記憶手段に記憶されて
    いる特定の送信ファイルを複数の送信宛先に送信する同
    報送信が指定された場合に,前記複数の通信制御手段を
    制御して前記指定された複数の送信相手先に前記送信フ
    ァイルを自動的に送信する同報送信制御手段と,前記複
    数の送信宛先の電話番号及び属性情報を登録し記憶する
    電話番号登録手段と,を有し,前記同報送信制御手段
    は,前記記憶手段に記憶されている送信ファイルの1つ
    に対して同報送信が指定された場合に,自局の電話番
    号,前記電話番号登録手段に登録されている送信宛先の
    電話番号及び属性情報並びに該送信ファイルの送信デー
    タの属性情報に基づいて,前記指定された送信宛先に前
    記複数の第1種または第2種通信回線を割り当て,前記
    同報送信が指定された送信ファイルを前記指定された送
    信宛先に送信することを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記同報送信制御手段は,前記記憶手段
    に記憶されている複数の送信ファイルに対してそれぞれ
    同報送信が指定された場合に,前記複数の送信ファイル
    のそれぞれに指定されている複数の送信宛先を交互に並
    べて送信宛先順番を作成した後,自局の電話番号,前記
    電話番号登録手段に登録されている送信宛先の電話番号
    及び属性情報並びに該複数の送信ファイルそれぞれの送
    信データの属性情報に基づいて,前記送信宛先順番の送
    信宛先の順に前記複数の第1種または第2種通信回線を
    割り当て,前記同報送信が指定された送信ファイルを前
    記指定された送信宛先に送信することを特徴とする請求
    項3記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 前記電話番号登録手段に登録・記憶され
    る送信宛先の電話番号及び属性情報は,少なくとも,前
    記第1種及びまたは第2種通信回線それぞれの電話番
    号,特定仕様のモデム機能の有無,前記第1種または第
    2種通信回線用特定プロトコルでの短縮手順の機能の有
    無を有することを特徴とする請求項1,2,3または4
    記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 前記同報送信制御手段は,自局の電話番
    号及び前記電話番号登録手段に登録されている送信宛先
    の電話番号に基づいて市内通話か市外通話かを判断し,
    該判断結果に基づき該送信宛先に前記複数の第1種また
    は第2種通信回線を割り当てることを特徴とする請求項
    1,2,3,4または5記載のファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 前記同報送信制御手段は,前記電話番号
    登録手段に前記第1種及び第2種通信回線の両者の電話
    番号が登録されており,且つ,特定仕様のモデム機能を
    有する送信宛先については,所定種の通信回線を優先的
    に割り当てることを特徴とする請求項1,2,3,4,
    5または6記載のファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 前記同報送信制御手段は,前記電話番号
    登録手段に前記第1種及び第2種通信回線の両者の電話
    番号が登録されており,且つ,所定種通信回線用特定プ
    ロトコルでの短縮手順の機能を有する送信宛先について
    は,所定種の通信回線を優先的に割り当てることを特徴
    とする請求項1,2,3,4,5,6または7記載のフ
    ァクシミリ装置。
  9. 【請求項9】 前記同報送信制御手段は,前記送信ファ
    イルの送信データの属性情報に基づいて,各送信宛先に
    ついて要する送信処理時間を算出して全体的な同報送信
    処理時間を予測し,該同報送信処理時間が短くなるよう
    に,送信宛先に前記複数の第1種または第2種通信回線
    を割り当てることを特徴とする請求項3,4,5,6,
    7または8記載のファクシミリ装置。
  10. 【請求項10】 複数の第1種または第2種通信回線に
    それぞれ接続された複数の通信制御部と,送信データを
    送信ファイルとして記憶する記憶手段と,複数の送信宛
    先の電話番号及び属性情報を登録し記憶する電話番号登
    録手段とを有し,前記記憶手段に記憶されている特定の
    送信ファイルを複数の送信宛先に送信する同報送信が指
    定された場合に,前記複数の通信制御手段を制御して前
    記指定された複数の送信相手先に前記送信ファイルを自
    動的に送信するファクシミリ装置の同報送信処理方法に
    おいて,前記記憶手段に記憶されている送信ファイルの
    1つに対して同報送信が指定された場合に,自局の電話
    番号並びに前記電話番号登録手段に登録されている送信
    宛先の電話番号及び属性情報に基づいて,前記指定され
    た送信宛先に前記複数の第1種または第2種通信回線を
    割り当て,前記同報送信が指定された送信ファイルを前
    記指定された送信宛先に送信することを特徴とするファ
    クシミリ装置の同報送信処理方法。
  11. 【請求項11】 前記記憶手段に記憶されている複数の
    送信ファイルに対してそれぞれ同報送信が指定された場
    合に,前記複数の送信ファイルのそれぞれに指定されて
    いる複数の送信宛先を交互に並べて送信宛先順番を作成
    した後,自局の電話番号並びに前記電話番号登録手段に
    登録されている送信宛先の電話番号及び属性情報に基づ
    いて,前記送信宛先順番の送信宛先の順に前記複数の第
    1種または第2種通信回線を割り当て,前記同報送信が
    指定された送信ファイルを前記指定された送信宛先に送
    信することを特徴とする請求項10記載のファクシミリ
    装置の同報送信処理方法。
  12. 【請求項12】 複数の第1種または第2種通信回線に
    それぞれ接続された複数の通信制御部と,送信データを
    該送信データのデータ量等の属性情報と共に送信ファイ
    ルとして記憶する記憶手段と,前記複数の送信宛先の電
    話番号及び属性情報を登録し記憶する電話番号登録手段
    とを有し,前記記憶手段に記憶されている特定の送信フ
    ァイルを複数の送信宛先に送信する同報送信が指定され
    た場合に,前記複数の通信制御手段を制御して前記指定
    された複数の送信相手先に前記送信ファイルを自動的に
    送信するファクシミリ装置の同報送信処理方法におい
    て,前記記憶手段に記憶されている送信ファイルの1つ
    に対して同報送信が指定された場合に,自局の電話番
    号,前記電話番号登録手段に登録されている送信宛先の
    電話番号及び属性情報並びに該送信ファイルの送信デー
    タの属性情報に基づいて,前記指定された送信宛先に前
    記複数の第1種または第2種通信回線を割り当て,前記
    同報送信が指定された送信ファイルを前記指定された送
    信宛先に送信することを特徴とするファクシミリ装置の
    同報送信処理方法。
  13. 【請求項13】 前記記憶手段に記憶されている複数の
    送信ファイルに対してそれぞれ同報送信が指定された場
    合に,前記複数の送信ファイルのそれぞれに指定されて
    いる複数の送信宛先を交互に並べて送信宛先順番を作成
    した後,自局の電話番号,前記電話番号登録手段に登録
    されている送信宛先の電話番号及び属性情報並びに該複
    数の送信ファイルそれぞれの送信データの属性情報に基
    づいて,前記送信宛先順番の送信宛先の順に前記複数の
    第1種または第2種通信回線を割り当て,前記同報送信
    が指定された送信ファイルを前記指定された送信宛先に
    送信することを特徴とする請求項12記載のファクシミ
    リ装置の同報送信処理方法。
  14. 【請求項14】 前記電話番号登録手段に登録・記憶さ
    れる送信宛先の電話番号及び属性情報は,少なくとも,
    前記第1種及びまたは第2種通信回線それぞれの電話番
    号,特定仕様のモデム機能の有無,前記第1種または第
    2種通信回線用特定プロトコルでの短縮手順の機能の有
    無を有することを特徴とする請求項10,11,12ま
    たは13記載のファクシミリ装置の同報送信処理方法。
  15. 【請求項15】 自局の電話番号及び前記電話番号登録
    手段に登録されている送信宛先の電話番号に基づいて市
    内通話か市外通話かを判断し,該判断結果に基づき該送
    信宛先に前記複数の第1種または第2種通信回線を割り
    当てることを特徴とする請求項10,11,12,13
    または14記載のファクシミリ装置の同報送信処理方
    法。
  16. 【請求項16】 前記電話番号登録手段に前記第1種及
    び第2種通信回線の両者の電話番号が登録されており,
    且つ,特定仕様のモデム機能を有する送信宛先について
    は,所定種の通信回線を優先的に割り当てることを特徴
    とする請求項10,11,12,13,14または15
    記載のファクシミリ装置の同報送信処理方法。
  17. 【請求項17】 前記電話番号登録手段に前記第1種及
    び第2種通信回線の両者の電話番号が登録されており,
    且つ,所定種通信回線用特定プロトコルでの短縮手順の
    機能を有する送信宛先については,所定種の通信回線を
    優先的に割り当てることを特徴とする請求項10,1
    1,12,13,14,15または16記載のファクシ
    ミリ装置の同報送信処理方法。
  18. 【請求項18】 前記送信ファイルの送信データの属性
    情報に基づいて,各送信宛先について要する送信処理時
    間を算出して全体的な同報送信処理時間を予測し,該同
    報送信処理時間が短くなるように,送信宛先に前記複数
    の第1種または第2種通信回線を割り当てることを特徴
    とする請求項12,13,14,15,16または17
    記載のファクシミリ装置の同報送信処理方法。
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US6005671A (en) * 1996-12-20 1999-12-21 Ricoh Company, Ltd. Facsimile system

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