JP3025369B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3025369B2
JP3025369B2 JP4075277A JP7527792A JP3025369B2 JP 3025369 B2 JP3025369 B2 JP 3025369B2 JP 4075277 A JP4075277 A JP 4075277A JP 7527792 A JP7527792 A JP 7527792A JP 3025369 B2 JP3025369 B2 JP 3025369B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポーリング機能を有す
るファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置におけるポーリ
ング機能は、1つの装置に対して1つのポーリングID
しか設定できず、また、ポーリング待機する文書も、1
つの文書しか登録できないという構成が一般的であっ
た。
【0003】このポーリング機能をさらに有効に利用す
るために、たとえば、特開平1−112868号公報に
示されるように、ファクシミリ装置に複数のIDを割り
当てるとともに各IDに複数の画情報を登録して、ポー
リングさせることが提案されている。
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に示
されたものでは、各IDに複数の画情報を登録したとし
ても、その画情報は単に一通信で送信されてしまうだけ
なので、各画情報毎に管理することができないという問
題がある。 本発明は、上記問題を解決するものであり、
多種の文書データを効率的にポーリングさせるととも
に、個々の文書データ毎に区別して管理情報を認識可能
であるファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0004】
【0005】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、相手先からの
要求に応じて文書データを送信するポーリング機能を有
するファクシミリ装置において、複数のメモリボックス
を設定する設定手段と、上記設定手段が設定したメモリ
ボックスに、ポーリング対象である複数の文書データを
登録する登録手段と、上記設定手段が設定したメモリボ
ックスを指定する情報を、相手先から受信する受信手段
と、上記受信手段が受信した情報に基づき、上記設定手
段が設定したメモリボックスに、上記登録手段が登録し
た複数の文書データを送信する送信手段と、上記登録手
段が登録した複数の文書データを、文書データ毎に管理
する管理手段と、上記管理手段が管理している情報を文
書データ毎に区別して通知する通知手段とを有するファ
クシミリ装置である。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の一実施例におけるファクシ
ミリ装置の全体を示すブロック図である。
【0008】このファクシミリ装置は、システム全体の
制御を行うCPU1と、プログラム等を格納したROM
2と、各種データの一時保存を行うRAM3と、画像デ
ータを一時蓄積するためのイメージメモリ4と、送信文
書や受信文書等を記憶する記憶装置6と、この記憶装置
6の記憶文書をファイル化して管理を行うファイル管理
部5と、解像度、紙サイズ、符号化方式等の画像データ
変換処理を行う画像変換部7と、送信文書や受信文書へ
のヘッダ部および各種レポートのイメージ展開処理を行
うCG展開処理部8と、キー入力、LCD表示等の制御
を行う操作部9と、原稿を読み取るスキャナ10と、画
像のプリントアウトを行うプリンタ11と、通信手順を
制御するための回線制御部12と、この回線制御部12
と通信網とを接続する回線ケーブル13とを有して構成
されている。
【0009】図2は、本実施例に関するポーリングサー
ビスに係る一連の処理を示すフローチャートである。
【0010】まず、S010において、いかなる処理を
行うのか、オペレータの選択を受け付ける。そして、初
期設定処理(S011)が選択されると、図3に示す初
期設定処理に移行し、文書登録処理(S012)が選択
されると、図4に示す文書登録処理に移行し、文書削除
処理(S013)が選択されると、図5に示す文書削除
処理に移行する。
【0011】また、この実施例では、オペレータにポー
リングサービス管理レポートの種類を選択させる出力モ
ード選択処理(S014)が設けられている。そして、
ポーリングサービス管理レポート出力には、全ポーリン
グボックスに関するレポート出力を行う場合(S01
5)と、特定のポーリングボックスに関するレポート出
力を要求する場合とがあり、特定のポーリングボックス
に関するレポート出力が選択された場合には、S016
において、そのボックス番号を受け付ける処理を行い、
S017において、所定のボックス番号に関するレポー
トの出力処理を行う。
【0012】ここで、ポーリングボックスとは、複数の
ポーリングIDに対応するポーリング送信文書を管理す
るに際して設けたものであり、1つのポーリングIDに
対して、1つのポーリングボックスを割り当てるものと
した。
【0013】また、S015、S017で出力処理され
るポーリングサービスに関する管理レポートのフォーマ
ットについては図10に示すものを用いる。ここでは、
主として文書登録状況を示す情報、アクセス状況(ポー
リング通信履歴)を示す情報を記載してある。また、本
レポートは、ボックス単位に出力される。
【0014】図3は、ポーリング送信文書の登録、管理
等を行うのに必要な管理情報の初期設定を行う処理を示
すフローチャートである。
【0015】また、図7は、ポーリングサービスを管理
するための管理テーブルを示す模式図である。なお、こ
のテーブルでは、ボックス番号単位にポーリングID、
ボックス名称、登録文書管理、通信管理情報について管
理できるような構成をとっている。
【0016】そして、図3に示す初期化処理は、図7に
示した管理テーブルの初期設定を行うものである。
【0017】この初期設定処理では、まず、S110に
おいて、オペレータの指示により、ポーリングIDの登
録を行うか、文書ID(名称)の登録を行うかを判断し
て分岐する。
【0018】そして、ポーリングIDの登録モードが選
択された場合には(S111)、ボックス番号の指定を
受け付け(S112)、ここで指定されたボックス番号
に関連した管理情報の設定状況を操作部9のLCDで表
示する(S113)。そして次に、ポーリングIDの入
力を受け付けて、図7に示した管理テーブルにその内容
を登録し(S114)、続いて、ボックス名称の入力受
け付け、および登録処理を同様に行う(S115)。
【0019】また、上記S110で文書ID(名称)登
録モードが選択された場合には(S121)、ボックス
番号の指定を受け付け(S122)、ここで指定された
ボックス番号に関連した管理情報の設定状況を操作部9
のLCDで表示する(S123)。続いて、文書ID
(名称)の入力を受け付けて、図7に示した管理テーブ
ルにその内容を登録する(S124)。
【0020】また、S130では、以上のようにして初
期設定した内容を確認するための管理レポート出力の要
求があるか否かを判断し、要求があれば、管理レポート
の出力を行う(S131)。なお、S131で出力され
る管理レポートのフォーマットは、図10に示すフォー
マットに準ずるものである。
【0021】図4は、ポーリング送信させたい文書の登
録を行う処理を示すフローチャートである。
【0022】まず、ボックス番号の指定を受け付け(S
201)、指定されたボックス番号下で管理されている
管理情報の表示を行う(S202)。
【0023】次に、文書の登録を、文書IDを指定して
行うか否かの選択を受け付け(S203)、文書IDの
指定を受けた場合には、文書IDに対応した管理エリア
のリザーブを行い(S204)、後の読み取り、登録処
理に備える。また、特に文書IDの指定を受けない場合
には、文書登録処理に用いる管理エリアのリザーブ処理
を行い(S205)、後の読み取り、登録処理に備え
る。
【0024】次に、スキャナ10を用いて原稿の読み取
り処理を行う(S206)。ここで読み取った原稿のイ
メージ情報は、ファイル管理部5を介して記憶装置6に
文書ファイルとして管理される。
【0025】次に、文書ファイル化された文書の管理情
報(例えば文書番号や登録時間等)を、図7に示した管
理テーブルに書き込むことにより、文書登録処理を行う
(S207)。
【0026】また、文書登録された結果を確認するため
の登録レポート出力の要求があるか否かを判断し(S2
08)、要求があれば、登録レポートの出力を行う(S
209)。なお、S209で出力される管理レポートの
フォーマットは、図8で示すものとする。なお、図8に
おいては、各種管理情報と、登録された1ページ目の画
像とが合成されたフォーマットとなっている。
【0027】図5は、登録されたポーリング送信文書の
削除を行う処理を示すフローチャートである。
【0028】まず、ボックス番号の指定を受け付け(S
301)、指定されたボックス番号下で管理されている
管理情報の表示を行う(S302)。
【0029】次に、文書の削除を、全文書一括で削除す
るか、文書IDを指定して行うかの選択を受け付け(S
303)、全文書一括削除の指定を受けた場合には、管
理テーブル(図7)上で管理されている全文書につい
て、記憶装置6からファイル管理部5を用いて削除する
(S304)。なお、管理テーブル上に管理されている
情報については、後で管理レポートを作成するのに必要
なデータをRAM3に一時保存させた後、クリアする。
【0030】また、文書IDを指定して文書削除を行う
場合には、削除すべき文書の指定を受け付け(S30
5)、指定された文書IDに対応した文書を前記S30
4の場合と同様にして削除する(S306)。
【0031】次に、文書登録された結果を確認するため
の登録レポート出力の要求があるか否かを判断し(S3
07)、要求があれば、先にRAM3に一時保存された
データを用いて登録レポートの出力処理を行う(S30
8)。
【0032】なお、S308で出力される管理レポート
のフォーマットとしては、全文書削除の場合、上記図1
0に示すものに準じ、指定文書削除の場合、図11に示
すものに準ずる。なお、図11は、基本的には図10と
同等のレポートであるが、文書単位に出力される点が異
なっている。
【0033】図6は、他機から着呼を受けてポーリング
送信処理を行う場合の処理を示すフローチャートであ
る。なお、G4ファクシミリとG3ファクシミリとで、
プロトコル上の違いはあるが、基本的な処理は同じであ
る。
【0034】まず、S410は着呼を検知したフェーズ
を示している。そして、次のフェーズで相手機からポー
リング要求がなされたか否かを判断し(S420)、ポ
ーリング要求がなく、通常の相手機からの受信要求であ
った場合は、(S421)、通常の受信処理を行う。
【0035】また、ポーリング送信要求であった場合に
は、S430で相手機からのポーリングIDの内容をチ
ェックし、対応する文書の登録がなされているか否かを
調べる。そして、送るべき文書が存在しない場合には、
通信の切断処理を行う(S431)。
【0036】また、送るべき文書が存在した場合には、
S440以降で、送信文書が複数ある場合を想定した送
信処理を行う。すなわち、送信文書の1ページ単位で所
定のヘッダ情報を付加して1ページ単位の画像送信処理
を1文書分の送信が終了するまで繰り返し、これを送信
すべき文書がなくなるまで実行する(S440〜S44
3)。なお、S442で処理したヘッダ情報の例を、図
9に示す。ここでは、ボックス番号、ボックス名称、文
書ID(名称)の他に、登録日時も添えたフォーマット
としている。
【0037】次に、全文書の送信を終了した後、回線の
切断処理を行い(S444)、通信結果情報を管理テー
ブル(図7)上に記憶する(S445)。
【0038】なお、複数文書の送信手段について補足す
ると、基本的には複数の文書を1つの文書とみなしてペ
ージを続けて送信するが、G4モードの場合には、1文
書単位で送信する手順を使用することもできる。
【0039】また、図3における登録入力の形態につい
ては、例えば、S110の処理、S111からS115
までの処理、S121からS124までの処理をそれぞ
れオペレータの意志で繰り返し処理ができる形態や、あ
るいは、まずボックス番号を指定して、ポーリングI
D、文書IDの登録ができる形態等、様々な方法が採用
できる。
【0040】また、上記実施例においては、文書IDを
指定した登録は1文書に限定してあるが、図7の管理テ
ーブルを改造することにより、複数文書登録させること
もできる。
【0041】また、上記実施例においては、登録できる
文書数が3つ、通信管理データを記憶できる数が7つに
それぞれ限定してあるが、その数に特に意味はなく、必
要に応じてその数を決めれば良い。また、テーブル構成
自体も、必要に応じてもっと効率の良い形態に改善する
余地はある。
【0042】また、上記S130、S208、S307
におけるレポート出力要求の受け付け処理においては、
その都度ユーザに選択させることもできるが、ユーザソ
フトスイッチ等で予めモードを設定させて、必要ならば
自動的にレポート出力させることもできる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、複数のメモリボックス
毎に複数の文書データを登録し、ポーリング送信すると
ともに、複数の文書データを文書データ毎に管理し、こ
の管理されている情報を文書データ毎に区別して通知す
るので、多種の文書データを、個別に管理することがで
き、個別に内容を認識することができ、したがって、多
種の文書データを効率的にポーリング送信することがで
きるという効果を奏する。
【0044】また、ポーリング待機の文書についても随
時複数の文書を登録できるようにしたので、多種、大量
の文書を扱うことができ、また、ポーリング通信に関す
る管理機能を強化することにより、オフィスにおける文
書通信処理効率を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】上記実施例におけるポーリングサービスに係る
一連の処理を示すフローチャートである。
【図3】上記実施例におけるポーリング送信文書の登
録、管理等を行うのに必要な管理情報の初期設定を行う
処理を示すフローチャートである。
【図4】上記実施例において、ポーリング送信させたい
文書の登録を行う処理を示すフローチャートである。
【図5】上記実施例において、登録されたポーリング送
信文書の削除を行う処理を示すフローチャートである。
【図6】上記実施例において、他機から着呼を受けてポ
ーリング送信処理を行う場合の処理を示すフローチャー
トである。
【図7】上記実施例において、ポーリングサービスを管
理するための管理テーブルを示す模式図である。
【図8】上記実施例において、ポーリング送信用に文書
を登録したときに出力するポーリング登録レポートの例
を示す模式図である。
【図9】上記実施例において、ポーリング送信するとき
に付加するヘッダの例を示す模式図である。
【図10】上記実施例において、ポーリングサービスに
関する管理レポートの例を示す模式図である。
【図11】上記実施例において、ポーリングサービスに
関する管理レポートの例を示す模式図である。
【符号の説明】
1…CPU、 2…ROM、 3…RAM、 4…イメージメモリ、 5…ファイル管理部、 6…記憶装置、 7…画像変換部、 8…CG展開処理部、 9…操作部、 10…スキャナ、 11…プリンタ、 12…回線制御部、 13…回線ケーブル。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手先からの要求に応じて文書データを
    送信するポーリング機能を有するファクシミリ装置にお
    いて、 複数のメモリボックスを設定する設定手段と;上記設定手段が設定したメモリボックスに、ポーリング
    対象である複数の文書データを登録する 登録手段と;上記設定手段が設定したメモリボックスを指定する情報
    を、相手先から受信する受信手段と; 上記受信手段が受信した情報に基づき、上記設定手段が
    設定したメモリボックスに、上記登録手段が登録した複
    数の文書データを送信する送信手段と; 上記登録手段が登録した複数の文書データを、文書デー
    タ毎に管理する管理手段と; 上記管理手段が管理している情報を文書データ毎に区別
    して通知する通知手段と; を有することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記通知手段は、上記管理手段が管理している情報に基
    づき、上記送信手段による送信の結果情報を通知する
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、上記通知手段は、上記管理手段が管理している情報を、
    メモリボックス毎に区別して通知する ことを特徴とする
    ファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、上記通知手段は、上記管理手段が管理している情報を、
    メモリボックス毎に区別して、全メモリボックス分、ま
    たは指定されたメモリボックス分を選択的に通知する
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか1項にお
    いて、ポーリング対象の文書データを上記登録手段が登録する
    際に、上記管理手段が管理している管理情報に、上記文
    書データの先頭ページの画情報を付加したレポートを出
    力する 手段を有することを特徴とするファクシミリ装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれか1項にお
    いて、上記登録手段が登録した複数の文書データは、個々に削
    除可能である ことを特徴とするファクシミリ装置。
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