JPH10233280A - 高周波棒状ヒータ - Google Patents
高周波棒状ヒータInfo
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- JPH10233280A JPH10233280A JP9171912A JP17191297A JPH10233280A JP H10233280 A JPH10233280 A JP H10233280A JP 9171912 A JP9171912 A JP 9171912A JP 17191297 A JP17191297 A JP 17191297A JP H10233280 A JPH10233280 A JP H10233280A
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- JP
- Japan
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- flexibility
- heat
- magnetic core
- shaped heater
- heated
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B6/00—Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
- H05B6/02—Induction heating
- H05B6/10—Induction heating apparatus, other than furnaces, for specific applications
- H05B6/105—Induction heating apparatus, other than furnaces, for specific applications using a susceptor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23P—METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
- B23P19/00—Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
- B23P19/04—Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes for assembling or disassembling parts
- B23P19/06—Screw or nut setting or loosening machines
- B23P19/067—Bolt tensioners
- B23P19/068—Bolt tensioners by using heating means
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B6/00—Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
- H05B6/02—Induction heating
- H05B6/36—Coil arrangements
- H05B6/365—Coil arrangements using supplementary conductive or ferromagnetic pieces
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B6/00—Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
- H05B6/02—Induction heating
- H05B6/36—Coil arrangements
- H05B6/38—Coil arrangements specially adapted for fitting into hollow spaces of workpieces
Abstract
(57)【要約】
【課題】 挿入すべき加熱対象物の穴の上方に障害物が
あっても挿入することができるようにする。 【解決手段】 両端を閉じて水密の容器とした可撓性を
有する細長い耐熱絶縁筒2と、この耐熱絶縁筒2内に挿
入されて設けられた長手方向に長い可撓性を有する導体
コイル3と、この導体コイル3の内側に長手方向に複数
個に横断分割されて収容された磁心5と、耐熱絶縁筒2
内を冷却するように挿入されて設けられた可撓性を有す
る冷却水管6とからなり、全体として可撓性をもたせた
ものとし、また、上記磁心も可撓性を有する材料により
形成されたものとする。
あっても挿入することができるようにする。 【解決手段】 両端を閉じて水密の容器とした可撓性を
有する細長い耐熱絶縁筒2と、この耐熱絶縁筒2内に挿
入されて設けられた長手方向に長い可撓性を有する導体
コイル3と、この導体コイル3の内側に長手方向に複数
個に横断分割されて収容された磁心5と、耐熱絶縁筒2
内を冷却するように挿入されて設けられた可撓性を有す
る冷却水管6とからなり、全体として可撓性をもたせた
ものとし、また、上記磁心も可撓性を有する材料により
形成されたものとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば締結ボルト
などの加熱対象物の中心線にあけられた細長い穴の中に
挿入して、高周波電磁誘導によりこの加熱対象物を加熱
する高周波棒状ヒータに関する。
などの加熱対象物の中心線にあけられた細長い穴の中に
挿入して、高周波電磁誘導によりこの加熱対象物を加熱
する高周波棒状ヒータに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の高周波棒状ヒータを示す。
図3(A)に示すように、従来の高周波棒状ヒータ01
は、ガラス繊維又はセラミック製の耐熱絶縁筒02と、
その中に挿入されているヘアピン状の1ターンの銅管製
の導体コイル03と、導体コイル03の間に設けられた
高透磁率の磁心05とからなる。
図3(A)に示すように、従来の高周波棒状ヒータ01
は、ガラス繊維又はセラミック製の耐熱絶縁筒02と、
その中に挿入されているヘアピン状の1ターンの銅管製
の導体コイル03と、導体コイル03の間に設けられた
高透磁率の磁心05とからなる。
【0003】この高周波棒状ヒータ01を鋼などの電気
伝導性のある材質である加熱対象物9の穴9h内に挿入
し、導体コイル03に高周波数の大電流を流すと、電磁
誘導により周囲の加熱対象物9内に交番渦電流が発生
し、その渦電流のジュール熱により加熱対象物9自身に
発熱させて温度を上昇させることができる。銅管製の導
体コイル03内には、冷却水を流して冷却して電流の流
れを容易にし、磁心05による磁束の発生を容易にして
電磁誘導を高めている。
伝導性のある材質である加熱対象物9の穴9h内に挿入
し、導体コイル03に高周波数の大電流を流すと、電磁
誘導により周囲の加熱対象物9内に交番渦電流が発生
し、その渦電流のジュール熱により加熱対象物9自身に
発熱させて温度を上昇させることができる。銅管製の導
体コイル03内には、冷却水を流して冷却して電流の流
れを容易にし、磁心05による磁束の発生を容易にして
電磁誘導を高めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の高周波棒状ヒー
タは、耐熱絶縁筒も導体コイルも磁心も、材質、構造、
形状等の関係から可撓性がなく、全体として可撓性がな
い。
タは、耐熱絶縁筒も導体コイルも磁心も、材質、構造、
形状等の関係から可撓性がなく、全体として可撓性がな
い。
【0005】したがって、図3(B)に示すように、こ
の高周波棒状ヒータ01を挿入しようとする加熱対象物
9の穴9hの上方に障害物10がある場合は、この高周
波棒状ヒータ01を加熱対象物9の穴9hに挿入するこ
とができないという課題があった。
の高周波棒状ヒータ01を挿入しようとする加熱対象物
9の穴9hの上方に障害物10がある場合は、この高周
波棒状ヒータ01を加熱対象物9の穴9hに挿入するこ
とができないという課題があった。
【0006】本発明は、上記課題を解消するためになさ
れたもので、高周波棒状ヒータを挿入すべき加熱対象物
の穴の上方に障害物があっても、この高周波棒状ヒータ
を曲げることによって、加熱対象物の穴に挿入すること
ができる高周波棒状ヒータを得ることを目的とする。
れたもので、高周波棒状ヒータを挿入すべき加熱対象物
の穴の上方に障害物があっても、この高周波棒状ヒータ
を曲げることによって、加熱対象物の穴に挿入すること
ができる高周波棒状ヒータを得ることを目的とする。
【0007】
(1)本発明に係る高周波棒状ヒータは、両端を閉じて
水密の容器とした細長い可撓性を有する耐熱絶縁筒と、
この耐熱絶縁筒内に挿入されて設けられた長手方向に長
い可撓性を有する導体コイルと、この導体コイルの内側
に長手方向に複数個に横断分割されて収容された磁心
と、前記耐熱絶縁筒内を冷却するように挿入されて設け
られた可撓性を有する冷却水管とからなり、全体として
可撓性を有することを特徴としている。
水密の容器とした細長い可撓性を有する耐熱絶縁筒と、
この耐熱絶縁筒内に挿入されて設けられた長手方向に長
い可撓性を有する導体コイルと、この導体コイルの内側
に長手方向に複数個に横断分割されて収容された磁心
と、前記耐熱絶縁筒内を冷却するように挿入されて設け
られた可撓性を有する冷却水管とからなり、全体として
可撓性を有することを特徴としている。
【0008】本発明における高周波棒状ヒータは、耐熱
絶縁筒、導体コイル及び冷却水管が可撓性を有し、磁心
が長手方向に複数個に横断分割されて収容されており、
全体として可撓性があるので、挿入すべき加熱対象物の
穴の上に障害物があっても、この高周波棒状ヒータを撓
め曲げることによって加熱対象物の穴に挿入することが
できる。
絶縁筒、導体コイル及び冷却水管が可撓性を有し、磁心
が長手方向に複数個に横断分割されて収容されており、
全体として可撓性があるので、挿入すべき加熱対象物の
穴の上に障害物があっても、この高周波棒状ヒータを撓
め曲げることによって加熱対象物の穴に挿入することが
できる。
【0009】(2)本発明は、上記発明(1)に記載の
高周波棒状ヒータにおいて、導体コイルの内側に長手方
向に収容された磁心が、可撓性を有する材料により形成
されたことを特徴としている。
高周波棒状ヒータにおいて、導体コイルの内側に長手方
向に収容された磁心が、可撓性を有する材料により形成
されたことを特徴としている。
【0010】本発明においては、磁心も可撓性を有する
材料により形成されているため、上記発明(1)に比べ
て高周波棒状ヒータが全体として更に柔軟性を有するも
のとなり、加熱対象物の穴への挿入が更に容易となる。
材料により形成されているため、上記発明(1)に比べ
て高周波棒状ヒータが全体として更に柔軟性を有するも
のとなり、加熱対象物の穴への挿入が更に容易となる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態に係る高周
波棒状ヒータについて、図1により説明する。
波棒状ヒータについて、図1により説明する。
【0012】図1において、2aは例えば四フッ化エチ
レンなどのプラスチックで耐熱性、絶縁性があり剛性が
低い材料で作られた可撓性を有する耐熱絶縁筒、2bは
耐熱絶縁筒2aの外表面に付着されたガラステープ(ガ
ラス繊維をテープ状に並べて成形したもの)などからな
る絶縁被覆である。
レンなどのプラスチックで耐熱性、絶縁性があり剛性が
低い材料で作られた可撓性を有する耐熱絶縁筒、2bは
耐熱絶縁筒2aの外表面に付着されたガラステープ(ガ
ラス繊維をテープ状に並べて成形したもの)などからな
る絶縁被覆である。
【0013】2は耐熱絶縁筒2aに絶縁被覆2bを被覆
してなる被覆耐熱絶縁筒であり、加熱対象物9の穴9h
に挿入して加熱するように所定の径で所定の長さの筒状
に形成され、被膜耐熱絶縁筒2の両端は密閉されて水密
の細長い可撓性を有する容器となっている。
してなる被覆耐熱絶縁筒であり、加熱対象物9の穴9h
に挿入して加熱するように所定の径で所定の長さの筒状
に形成され、被膜耐熱絶縁筒2の両端は密閉されて水密
の細長い可撓性を有する容器となっている。
【0014】3は絶縁被覆した銅の細い素線をより合わ
せたリッツ線などの可撓性を有する導体により1ターン
のヘアピンコイルとして形成された導体コイルであり、
4は導体コイル3の一対の端子である。5はセンダスト
などの透磁率が高い軟磁性材料で作られた磁心であり、
多数の短い柱状の単体が軸方向に直列に並べられて形成
されている。
せたリッツ線などの可撓性を有する導体により1ターン
のヘアピンコイルとして形成された導体コイルであり、
4は導体コイル3の一対の端子である。5はセンダスト
などの透磁率が高い軟磁性材料で作られた磁心であり、
多数の短い柱状の単体が軸方向に直列に並べられて形成
されている。
【0015】6は例えば四フッ化エチレンなどのプラス
チックで作られた可撓性を有する冷却水管であり、冷却
水入口7から供給される冷却水を被覆耐熱絶縁筒2内の
下部まで導くように設けられている。なお、被覆耐熱絶
縁筒2の上端部には冷却水出口8が設けられている。
チックで作られた可撓性を有する冷却水管であり、冷却
水入口7から供給される冷却水を被覆耐熱絶縁筒2内の
下部まで導くように設けられている。なお、被覆耐熱絶
縁筒2の上端部には冷却水出口8が設けられている。
【0016】次に、図1に示す高周波棒状ヒータ1の使
用方法等について説明する。この高周波棒状ヒータ1
は、例えば締結ボルトなどの加熱対象物9の中心線にあ
けられた、例えば内径20mm、長さ1mというような細
長い穴9hの中に挿入されて、高周波電磁誘導によりこ
の加熱対象物9を加熱するものである。
用方法等について説明する。この高周波棒状ヒータ1
は、例えば締結ボルトなどの加熱対象物9の中心線にあ
けられた、例えば内径20mm、長さ1mというような細
長い穴9hの中に挿入されて、高周波電磁誘導によりこ
の加熱対象物9を加熱するものである。
【0017】すなわち、図示しない電源から導体コイル
3に高周波数の大電流を流すと、穴9hの周囲の加熱対
象物9内に電磁誘導により交番渦電流が発生し、加熱対
象物9内に流れるこの渦電流から加熱対象物9の電気抵
抗によりジュール熱が発生する。
3に高周波数の大電流を流すと、穴9hの周囲の加熱対
象物9内に電磁誘導により交番渦電流が発生し、加熱対
象物9内に流れるこの渦電流から加熱対象物9の電気抵
抗によりジュール熱が発生する。
【0018】本実施形態においては、加熱対象物自身が
発熱して温度が上昇するので、高周波棒状ヒータを高温
にする必要がなく、迅速に加熱対象物の温度を上昇させ
ることができる。なお、電流の周波数は加熱厚さ(深
さ)等の条件によって決定すればよい。
発熱して温度が上昇するので、高周波棒状ヒータを高温
にする必要がなく、迅速に加熱対象物の温度を上昇させ
ることができる。なお、電流の周波数は加熱厚さ(深
さ)等の条件によって決定すればよい。
【0019】なお、導体コイル3に高周波電流を流した
とき、周波数が高いと導体コイル3の導体の表面のみに
電流が流れるようになる(表皮効果)ので、導体コイル
3として前記のように絶縁被覆した銅の細い素線をより
合わせて形成したリッツ線などの導体を用いれば、表皮
効果による抵抗増加を避けることができ、また、可撓性
を十分に有するものとすることができる。
とき、周波数が高いと導体コイル3の導体の表面のみに
電流が流れるようになる(表皮効果)ので、導体コイル
3として前記のように絶縁被覆した銅の細い素線をより
合わせて形成したリッツ線などの導体を用いれば、表皮
効果による抵抗増加を避けることができ、また、可撓性
を十分に有するものとすることができる。
【0020】また、透磁率が高い軟磁性材料で作られた
磁心5は、これがないと、この高周波棒状ヒータ1内に
ある2本の導体コイル3の間に大きな磁束を通すことが
できないため、加熱対象物9内に通る磁束も少なく、加
熱対象物9には小さな誘導電流しか発生しないが、高透
磁率の磁心5が2本の導体コイル3の間に介在すること
によって大きな磁束が通り、加熱対象物9に大きな誘導
電流を発生させることができるようになる。
磁心5は、これがないと、この高周波棒状ヒータ1内に
ある2本の導体コイル3の間に大きな磁束を通すことが
できないため、加熱対象物9内に通る磁束も少なく、加
熱対象物9には小さな誘導電流しか発生しないが、高透
磁率の磁心5が2本の導体コイル3の間に介在すること
によって大きな磁束が通り、加熱対象物9に大きな誘導
電流を発生させることができるようになる。
【0021】また、導体コイル3に通電したとき、導体
コイル3及び磁心5の発熱や発熱した加熱対象物9から
の輻射熱などにより、この高周波棒状ヒータ1の温度も
上昇するので、図示しない冷却水供給装置からの冷却水
を冷却水入口7、冷却水管6を通して、この高周波棒状
ヒータ1内の底部に送り、温度が上昇した水を冷却水出
口8から排出して、この高周波棒状ヒータ1の温度上昇
を防止する。
コイル3及び磁心5の発熱や発熱した加熱対象物9から
の輻射熱などにより、この高周波棒状ヒータ1の温度も
上昇するので、図示しない冷却水供給装置からの冷却水
を冷却水入口7、冷却水管6を通して、この高周波棒状
ヒータ1内の底部に送り、温度が上昇した水を冷却水出
口8から排出して、この高周波棒状ヒータ1の温度上昇
を防止する。
【0022】この冷却方式については、従来と同様のも
のとすることもできるが、本実施形態に係る高周波棒状
ヒータ1では、被覆耐熱絶縁筒2が可撓性を有する材料
からなり、耐熱性があまり高くないので、被覆耐熱絶縁
筒2を水密容器として冷却水を充満させ、被覆耐熱絶縁
筒2に冷却水を接触させて直接に冷却するのが望まし
い。なお、絶縁被覆2bは、主として加熱対象物9から
の輻射熱が耐熱絶縁筒2aに当たって高温になることを
防止するために設けられている。
のとすることもできるが、本実施形態に係る高周波棒状
ヒータ1では、被覆耐熱絶縁筒2が可撓性を有する材料
からなり、耐熱性があまり高くないので、被覆耐熱絶縁
筒2を水密容器として冷却水を充満させ、被覆耐熱絶縁
筒2に冷却水を接触させて直接に冷却するのが望まし
い。なお、絶縁被覆2bは、主として加熱対象物9から
の輻射熱が耐熱絶縁筒2aに当たって高温になることを
防止するために設けられている。
【0023】上記可撓性を有する導体コイル3および磁
心5は、良好な冷却効果を得るため、冷却水中に浸って
おり、冷却水と直接接触させている。通常、水は極めて
高い電気抵抗を有しており、問題はないが、冷却水の水
質によって電気抵抗が低くなるおそれがある場合には、
導体コイル3および磁心5の表面を絶縁する。
心5は、良好な冷却効果を得るため、冷却水中に浸って
おり、冷却水と直接接触させている。通常、水は極めて
高い電気抵抗を有しており、問題はないが、冷却水の水
質によって電気抵抗が低くなるおそれがある場合には、
導体コイル3および磁心5の表面を絶縁する。
【0024】上記高周波棒状ヒータ1は、被覆耐熱絶縁
筒2、導体コイル3及び冷却水管6が可撓性を有し、磁
心5が長手方向に複数個に横断分割されており、高周波
棒状ヒータ1全体として可撓性があるので、図1(B)
に示すように、挿入すべき加熱対象物9の穴9hの上に
障害物10があっても、この高周波棒状ヒータ1を撓め
曲げることによって加熱対象物9の穴9hに挿入して使
用し、また、抜脱することができる。
筒2、導体コイル3及び冷却水管6が可撓性を有し、磁
心5が長手方向に複数個に横断分割されており、高周波
棒状ヒータ1全体として可撓性があるので、図1(B)
に示すように、挿入すべき加熱対象物9の穴9hの上に
障害物10があっても、この高周波棒状ヒータ1を撓め
曲げることによって加熱対象物9の穴9hに挿入して使
用し、また、抜脱することができる。
【0025】なお、図1において、導体コイル3は、1
ターンのヘアピンコイルとして形成したが、2ターン以
上としてもよく、ソレノイドコイル状としてもよい。ま
た、磁心5としては、結晶磁気異方性がなく低保磁力で
透磁率が高く、磁束密度が大きく、電気抵抗率が高いな
どの特性を有する各種のフェライトや非晶質(アモルフ
ァス)磁性材料なども使用することができる。また、耐
熱絶縁筒2aや冷却水管6の材料としては、シリコーン
ゴムやフッ素ゴムなどを用いることもできる。
ターンのヘアピンコイルとして形成したが、2ターン以
上としてもよく、ソレノイドコイル状としてもよい。ま
た、磁心5としては、結晶磁気異方性がなく低保磁力で
透磁率が高く、磁束密度が大きく、電気抵抗率が高いな
どの特性を有する各種のフェライトや非晶質(アモルフ
ァス)磁性材料なども使用することができる。また、耐
熱絶縁筒2aや冷却水管6の材料としては、シリコーン
ゴムやフッ素ゴムなどを用いることもできる。
【0026】本発明の実施の他の形態に係る高周波棒状
ヒータについて、図2により説明する。図2に示す本実
施形態に係る高周波棒状ヒータ11は、前記一実施形態
における長手方向が複数個に横断分割された磁心5に替
えて、ゴムあるいはプラスチック等に磁粉を混入した材
料からなり、長手方向が一体に形成された可撓性を有す
る磁心15を用いている。
ヒータについて、図2により説明する。図2に示す本実
施形態に係る高周波棒状ヒータ11は、前記一実施形態
における長手方向が複数個に横断分割された磁心5に替
えて、ゴムあるいはプラスチック等に磁粉を混入した材
料からなり、長手方向が一体に形成された可撓性を有す
る磁心15を用いている。
【0027】本実施形態においては、磁心15が可撓性
を有する材料により形成されているため、前記一実施形
態に比べて一層柔軟な高周波棒状ヒータ11を実現する
ことができ、加熱対象物9の穴9hへの挿入が更に容易
となった。なお、この磁心15については、必要があれ
ば横断分割することも可能であり、表面を絶縁してもよ
い。
を有する材料により形成されているため、前記一実施形
態に比べて一層柔軟な高周波棒状ヒータ11を実現する
ことができ、加熱対象物9の穴9hへの挿入が更に容易
となった。なお、この磁心15については、必要があれ
ば横断分割することも可能であり、表面を絶縁してもよ
い。
【0028】
【発明の効果】本発明の高周波棒状ヒータは、可撓性を
有する耐熱絶縁筒、導体コイル及び冷却水管と、長手方
向に複数個に横断分割された磁心により形成されたもの
としたことによって、高周波棒状ヒータ全体として可撓
性があるため、挿入すべき加熱対象物の穴の上に障害物
があっても、この高周波棒状ヒータを撓め曲げることに
よって加熱対象物の穴に挿入して使用し、抜脱すること
が可能となる。
有する耐熱絶縁筒、導体コイル及び冷却水管と、長手方
向に複数個に横断分割された磁心により形成されたもの
としたことによって、高周波棒状ヒータ全体として可撓
性があるため、挿入すべき加熱対象物の穴の上に障害物
があっても、この高周波棒状ヒータを撓め曲げることに
よって加熱対象物の穴に挿入して使用し、抜脱すること
が可能となる。
【0029】また、上記磁心も可撓性を有する材料によ
り形成されたものとしたことによって、高周波棒状ヒー
タは更に柔軟なものとなり、加熱対象物の穴への挿入、
抜脱が一層容易となる。
り形成されたものとしたことによって、高周波棒状ヒー
タは更に柔軟なものとなり、加熱対象物の穴への挿入、
抜脱が一層容易となる。
【図1】本発明の実施の一形態に係る高周波棒状ヒータ
の説明図で、(A)は斜視断面図、(B)は加熱対象物
の穴に挿入抜脱する状態の説明図である。
の説明図で、(A)は斜視断面図、(B)は加熱対象物
の穴に挿入抜脱する状態の説明図である。
【図2】本発明の実施の他の形態に係る高周波棒状ヒー
タの説明図である。
タの説明図である。
【図3】従来の高周波棒状ヒータの説明図で、(A)は
斜視断面図、(B)は障害物がある場合は加熱対象物の
穴に挿入することができないことを示す説明図である。
斜視断面図、(B)は障害物がある場合は加熱対象物の
穴に挿入することができないことを示す説明図である。
1 高周波棒状ヒータ 2 被覆耐熱絶縁筒 2a 耐熱絶縁筒 2b 絶縁被覆 3 導体コイル 4 端子 5 磁心 6 冷却水管 7 冷却水入口 8 冷却水出口 9 加熱対象物 9h 穴 10 障害物 11 高周波棒状ヒータ 15 磁心
Claims (2)
- 【請求項1】 細長い穴の中に挿入してこの穴の周囲の
加熱対象物を加熱する高周波棒状ヒータであって、両端
を閉じて水密の容器とした可撓性を有する細長い耐熱絶
縁筒と、この耐熱絶縁筒内に挿入されて設けられた長手
方向に長い可撓性を有する導体コイルと、この導体コイ
ルの内側に長手方向に複数個に横断分割されて収容され
た磁心と、前記耐熱絶縁筒内を冷却するように挿入され
て設けられた可撓性を有する冷却水管とからなり、全体
として可撓性を有することを特徴とする高周波棒状ヒー
タ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の高周波棒状ヒータにお
いて、導体コイルの内側に長手方向に収容された磁心
が、可撓性を有する材料により形成されたことを特徴と
する高周波棒状ヒータ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9171912A JPH10233280A (ja) | 1996-12-16 | 1997-06-27 | 高周波棒状ヒータ |
EP97120778A EP0848577A3 (en) | 1996-12-16 | 1997-11-26 | High frequency bar type heater |
US08/988,386 US5919388A (en) | 1996-12-16 | 1997-12-10 | Flexible high frequency bar type heater |
CA002224830A CA2224830C (en) | 1996-12-16 | 1997-12-15 | High frequency flexible bar type heater |
MXPA/A/1997/010128A MXPA97010128A (en) | 1996-12-16 | 1997-12-15 | Heater, type bar, high frequency |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35258496 | 1996-12-16 | ||
JP8-352584 | 1996-12-16 | ||
JP9171912A JPH10233280A (ja) | 1996-12-16 | 1997-06-27 | 高周波棒状ヒータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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