JPH10232511A - バインダー型キャリアの製造方法 - Google Patents

バインダー型キャリアの製造方法

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JPH10232511A
JPH10232511A JP3751897A JP3751897A JPH10232511A JP H10232511 A JPH10232511 A JP H10232511A JP 3751897 A JP3751897 A JP 3751897A JP 3751897 A JP3751897 A JP 3751897A JP H10232511 A JPH10232511 A JP H10232511A
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JP
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kneading
magnetic powder
carrier
cylinder
softening point
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JP3751897A
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Yoshiaki Tanaka
良明 田中
Hideaki Yasunaga
英明 安永
Tomoharu Nishikawa
智晴 西川
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 白ヌケやボイドのないバインダー型キャリア
を生産性よく製造する方法。 【解決手段】 1カ所以上の混練部が設けられ、かつ搬
送部全長L、混練部の長さLnd、スクリュー径D、混
練部までの搬送部長さL1が一定のの関係にある構成の
混練押出機を用い、所定範囲の設定温度で混練りした混
練物を使用して製造することを特徴とする磁性粉含有率
が75〜90重量%のバインダー型キャリアの製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトナーとキャリアか
らなる二成分現像剤に使用されるキャリア、特にバイン
ダー樹脂中に磁性粉を分散してなるバインダー型キャリ
アの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の複写機あるいはプリンタ
ー等の画像形成装置においては、感光体等の像担持体上
に形成された静電潜像を現像するに際して、トナーと磁
性キャリアからなる二成分現像剤を用いた二成分現像方
法が実用化されている。
【0003】一方、近年感光体としては、導電性基体上
に電荷発生層および電荷輸送層を順次積層した有機感光
層を備えた有機系感光体が感度等の諸特性に優れ、また
製造コストが低く安全性に優れた感光体として提供され
ている。このような有機系感光体は電荷輸送材料として
高性能なものが通常正孔輸送材料である関係から負帯電
性感光体として供されている。このためデジタル方式の
画像形成装置に上記有機系感光体を用いるためには、負
荷電性トナーを現像剤を用いて反転現像方式で現像を行
う必要があり、優れた特性を有する負荷電性の二成分現
像剤が必要とされている。
【0004】二成分現像剤用のキャリアとしては、鉄粉
キャリア、フェライトキャリア、これらの磁性粒子を樹
脂で被覆した樹脂被覆キャリア、磁性粉をバインダー樹
脂中に分散したバインダー型キャリア等種々のキャリア
が知られている。これらのキャリアの中でもバインダー
型キャリアは、小粒径化が容易で体積固有電気抵抗が高
く現像剤担持体からの電荷の注入の生じにくいキャリア
であるとして着目されている。
【0005】しかし、バインダー型キャリアを上述した
負荷電性トナーと組み合わせて使用する場合以下のよう
な問題が生じる。まず、負荷電性トナーに対する荷電性
を向上させるには、負荷電性トナーに対する荷電点とな
る磁性粉の含有量を増加させることが有効である。
【0006】しかし、磁性粉含量の高いバインダー型キ
ャリアの製造に際しては、磁性粉を高密度で充填するた
め、バインダー樹脂比率が低くなり、混練物搬送機能の
低下、混練機への負荷の増大等が引きおこされ、結果的
にキャリアの生産性が低下する結果となる。
【0007】また高密度充填キャリアを使用して現像を
行うと、白ヌケやボイド等の画像欠損が生じたりすると
いう問題があった。これはバインダー樹脂含有量の割合
を低くし、磁性粉の割合を高くして、キャリアを製造す
ると、各材料が均一には分散されにくく、結果的に各材
料が不均一に分散したキャリアが得られることに起因す
ると考えられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みなされたものであり、その目的とする所は、白ヌケや
ボイド等の画像欠損の問題の生じないバインダー型キャ
リアを生産性よく製造する方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のキャリア製造方
法においては、押出混練機が使用され、該押出混練機は
シリンダー中、軸方向に搬送部および1カ所の混練部が
設けられており、搬送部全長をL、全混練部の軸方向の
長さLnd、スクリュー径をD、混練部までの搬送部長
さをL1としたとき、L/Dが23以上、Lnd/Dが
4以下、L1/Lが0.05以上0.87以下の値を有
する構成とする。
【0010】上記構成をより分かりやすくするために、
図1を用いて説明する。図1はシリンダー軸方向に搬送
部および1カ所の混練部が設けられている押出混練機の
概略構成図を示している。
【0011】(1)は押出混練機のシリンダーであり、
加熱手段(図示せず)を備えている。シリンダー一端に
原料供給手段(6)、他端に吐出口(5)が設けられて
いる。原料供給手段(6)と吐出口(5)との間のシリ
ンダー内部には、原料供給手段側から第1搬送部
(2)、混練部(3)、第2搬送部(2’)が設けられ
ている。また原料が供給され排出されるまでの間にベン
トロ(7)が設けられており、脱気を行う構成としてい
る。
【0012】キャリア製造に際しては、原料である少な
くとも磁性粉およびバインダー樹脂が原料供給手段
(6)から供給口(4)を通って、搬送部(2)に供給
され、バインダー樹脂はモーター(8)により駆動され
る第1搬送部(2)中でシリンダーにより徐々に加熱さ
れて溶融状態になり、原料は混練部(3)で溶融混練さ
れる。搬送部はパドル構成とし、パドルとしては2条、
3条ねじ等が使用される。混練部においては混練物を前
方に送る効果はほとんどなく、混練物が滞留し充満す
る。そしてパドルの回転により圧縮、引き伸ばしの体積
変化を受けて混練される。また加熱シリンダー壁とパド
ル間、パドルおよびパドル間での剪断作用によっても混
練が行われる。混練部(3)中の混練物は、後ろからの
第1搬送部(2)を移動してくる混練物により、吐出口
側の第2搬送部(2’)に押し出され、再び混練物は第
2搬送部(2’)中を移動し吐出口(5)から排出され
る。
【0013】本発明においては使用する混練機として、
搬送部全長をL、混練部の長さLnd、スクリュー径を
D、混練部までの搬送部長さをL1としたとき、L/D
が23以上、Lnd/Dが4以下、L1/Lが0.05
以上0.87以下を有する構成とする。
【0014】搬送部全長Lとは図1に示したように供給
口(4)の中心部から、最終搬送部の吐出口側に最も近
い位置までの長さをいう。そして長さは軸方向、すなわ
ち材料が吐出口に向かって移動する方向をいう。本発明
においては長さはすべてこの方向の長さで表されてい
る。
【0015】混練部の長さLndとは、混練部のニーデ
ィングディスクの長さをいう。
【0016】スクリュー径Dとはシリンダー(1)中、
搬送部および混練部が設けられている円柱状空間の円柱
軸に垂直な断面の直径をいう。Dは10mm以上を必要
とし、上限は特に制限はないが、装置の大型化等の観点
から100mm程度以下の混練機が使用される。好まし
い混練機としてはスクリュー径(D)は30〜65mm
程度である。
【0017】混練部までの搬送長さL1とは供給口
(4)の中心部から混練部(3)の供給口(4)側の端
までの長さをいう。
【0018】そしてシリンダー温度c(℃)とキャリア
の磁性粉含有率a1を下記式(I): C=7.2(a1−75)+K1 (I) (式中、a1は75〜90(重量%)、K1はバインダー樹
脂の軟化点〜軟化点+48℃、好ましくは軟化点+12
℃〜軟化点+36℃を満たすように設定する。通常、バ
インダー型キャリアの製造に使用されるバインダー樹脂
はポリエステル系、ポリスチレン系、スチレンアクリル
系、フェノール系、ポリエチレン系、エポキシ系、ウレ
タン系のもので、その軟化点Tmが110℃〜150℃
を有するものが使用されるが、本発明においてもそのよ
うなバインダー樹脂が使用可能である。
【0019】上記式(I)は最適のシリンダー設定温度
を所望の磁性粉含有率から即座に導ける関係を示してお
り、図2にその関係を示した。図2は横軸に磁性粉含有
率(重量%)、縦軸にシリンダー設定温度を示してい
る。図2中、バインダー樹脂の軟化点(Tm(℃))は
120℃を例に挙げ示している。平行四辺形ABCDの
領域内が本発明でいう磁性粉含有率とシリンダー設定温
度の満たされる関係である。
【0020】例えば磁性粉含有率が75重量%のキャリ
アを所望する場合、シリンダーの設定温度は約120
(=Tm)〜約168℃(=Tm+48℃)の間で設定
されればよく、また磁性粉含有率が80重量%のキャリ
アを所望する場合、シリンダーの設定温度は約156〜
204℃の間で設定されればよいことがすぐさまに読み
取れる。
【0021】なお上記例示はTmが120℃の場合を挙
げているが、バインダー樹脂の軟化点Tmが140℃の
場合は、図2におけるB点の縦軸120℃(Tm)の位
置が、140℃(Tm)と変えることにより融点140
℃を有する樹脂に対して、所望の磁性粉含有量に対して
設定されるべきシリンダー温度がすぐ読み取れる。
【0022】上記のように高密度バインダー型キャリア
を製造するに際して、混練機のシリンダー温度を磁性粉
含有量および樹脂の軟化点(Tm)により変えること
で、所望の磁性粉含有率で最適な樹脂の粘性が設定でき
るため、溶融しすぎによる粘度低下を起こすことがな
く、シリンダー内部の搬送部で混練物が詰まることがな
く、フェライト、マグネタイト、鉄粉、ヘマタイト等の
磁性粉が75重量%〜90重量%の高含量で含有される
バインダー型キャリア、特に85重量%を越える磁性粉
を含有するバインダー型キャリアを製造するに適した方
法となる。
【0023】しかしながら、L/Dが23より小さい場
合、原材料の溶融混練物の滞留が不十分となり、バイン
ダー樹脂と磁性粉の分散不良を起こすため、そのような
混練機で製造されたキャリアを使用して複写画像を形成
すると画像に白ヌケが発生する問題が生じる。またL/
Dの上限は分散性の向上が飽和域の観点から50が好ま
しい。
【0024】またLnd/Dが4より大きいと、混練物
を吐出口の方へ送る効果が小さくなるため、搬送部内部
に樹脂が滞留し粘性がなくなってくるため、結果的に混
練物が詰まるという問題が生じる。またLnd/Dの下
限は、得られたキャリアの磁性粉の分散性に起因する品
質を確保する観点から1が好ましい。
【0025】混練部の位置を表すL1/Lが0.05よ
り小さいと、原料供給口(6)から供給される原料の第
1搬送部への供給性が悪くなり、換言すると原料の第1
搬送部への食い込み性が悪くなり、原料が供給口から第
1搬送部への入り口付近で詰まってしまうブリッジとい
う問題が生じる。最終混練部の位置を表すLx/Lが
0.87より大きいと吐出口に近すぎてスクリューによ
る搬送性が低下する。
【0026】キャリア製造に際しては、以上のように押
出混練機で混練りされた混練物を粉砕する。粉砕に際し
ては機械式粉砕機を使用することが、キャリアの形状に
丸みを持たせることができ、その形状をそろえることが
できる等の点から好ましい。ここにいう機械式粉砕機と
は、冷却された混練物を粗粉砕した後、該粗粉砕粒子を
粉砕室壁面と僅かな間隔をもって配置されたロータとの
間の粉砕領域に供給し、粗粉砕粒子をロータおよび内壁
面との衝突により粉砕し、かつ粉砕された粒子の凹凸の
凸部を削り取って、球形化することによって粉砕する機
械式粉砕機を用いる。粉砕室内壁面はロータの回転軸方
向に多数の溝が形成されて凹凸をなしている。またロー
タは該内壁面に対向する外周面に多数の溝が回転軸方向
に形成されたものや、円盤の上面の外周に沿って多数の
ピンが配置され、このピンが内壁面に対向する形態等の
ように、粉砕室内壁面に対向する部分に凹凸が形成され
た形態となっている。このため粗粉砕粒子は粉砕領域に
おいて粉砕室内壁面およびロータ外周の凹凸と多数回衝
突を繰り返し、大粒径の粒子が体積粉砕されると共に、
粉砕された粒子の表面が摩砕されて球形化され、空気と
共に排出される。
【0027】上記機械式粉砕機としては粗粉砕分級機が
組み込まれており、粗大粒子は所定以下の粒径になるま
で繰り返し粉砕領域に供給され、所定以下の粒径の粒子
のみを製品側粒子として排出されるものが好ましい。こ
のように閉回路で粉砕を行うことにより、製品粒子の球
形化をより高めることができる。このような機械式粉砕
機としては、イノマイザー(ホソカワミクロン社製)、
ACMパルベライザ(ホソカワミクロン社製)等を使用
することができる。
【0028】また、粗粉分級機が組み込まれていない機
械式粉砕機の場合は、別途粗粉分級機を併用して粗大粒
子を再度機械式粉砕機に供給し、所定以下の粒径の粒子
を製品粒子として得るようにすることが好ましい。この
ような機械式粉砕機としては、クリプトン(川崎重工業
社製)等を使用することができる。
【0029】得られた粉砕粒子は必要に応じて微粉分級
してもよい。キャリアの体積平均粒径は20〜80μm
に調整することが好ましい。
【0030】
【実施例】
実施例1〜2および比較例1〜5 本実施例においてキャリア製造のために使用した樹脂、
磁性粉、カーボンブラックおよびシリカの商品名、メー
カー、物性および添加部数を下記表1にまとめた。
【0031】
【表1】
【0032】なお表1中、タフトンはポリエステル系樹
脂であり、軟化点120℃を有する。磁性粉はフェライ
トである。
【0033】表1に示した原材料を混合混練し、得られ
た混練物を粗粉砕しさらに微粉砕したものを分級、熱処
理することによりキャリアを調製した(実施例1、2お
よび比較例1〜5)。
【0034】このとき、混合工程はヘンシェルミキサー
(三井三池社製)を使用し、回転数4000rpmで2
分間混合することにより行った。混練は下記表2の構成
を有するように変更した2軸押出機(PCM−65、池
貝鉄工社製)(スクリュー径(D):30mm)を使用
し、処理量200(Kg/hr)、回転数230rp
m、シリンダー温度228℃に設定して行った。ただ
し、処理量については、200Kg/hrの条件で安定
した混練ができない場合、表3に示す処理量(安定した
混練の行える最大処理量)で行った。また、その際の押
出機の負荷電電値も表3に示す。
【0035】本実施例では断面形状が図3左端に示すお
むすび型三角形となる3条ねじをパドルに使用してい
る。搬送部(2)の2本のパドルはスクリュー型をして
おり同方向に回転し、噛合部のどの直角断面をとっても
2本のねじ山が必ず一点で接触し、かつ接触点を結ぶ線
が一方のねじ底円から他方のねじ底円に終わるねじ山輪
郭をもつ。
【0036】混練部(3)は混練作用を高めるためにデ
ィスクを組み合わせたニーディングディスクからなる。
該ディスクは図3の直角断面と同形状のもので、これが
数枚組み合わされたセグメントをパドルの途中に組み込
んでいる。ここでは、ディスクの位相をわずかづつ変え
ているので、材料はディスク面相互間やシリンダー内壁
との間で強力な剪断作用を受け、強力な混練が可能とな
る。
【0037】本実施例の条件下では式(I)中、磁性粉
含有率が86.7%(650/750×100)あり、
シリンダー設定温度はバインダー樹脂の軟化点(120
℃)より約108℃高い。粉砕は、粉砕機としてACM
バルベライザー(ホソカワミクロン社製)を使用し、粗粉
分級を組み込んだ閉回路の条件下に機械式粉砕を行っ
た。
【0038】
【表2】
【0039】得られたキャリアの体積平均粒径は50μ
mであり、32μm以下の含有率が1%以下であった。
【0040】実施例3 磁性粉部数を300部(磁性粉含有率75.0重量%)
とし、シリンダー設定温度を144℃とした以外は、実
施例1と同様にしてキャリアを調製した。
【0041】実施例4 バインダー樹脂としてスチレン−アクリル樹脂(軟化点
120℃)(SBM−73F、三洋化成社製)を使用し
た以外は、実施例1と同様にしてキャリアを調製した。
【0042】実施例5 マグネタイト系磁性粉(RB−BL、チタン工業社製)
を使用した以外は実施例1と同様にして、キャリアを調
製した。
【0043】比較例6 混練機のシリンダー温度を150℃に設定した以外は実
施例1と同様にしてキャリアを調製した。
【0044】比較例7 混練機のシリンダー温度を270℃に設定した以外は実
施例1と同様にしてキャリアを調製した。
【0045】実施例6 磁性粉部数を320部(磁性粉含有率76.2重量%)と
し、シリンダー設定温度を160℃とした以外は、実施
例1と同様にしてキャリアを調整した。
【0046】実施例7、比較例8および9 磁性粉部数を500部(磁性粉含有率83.3重量%)と
し、シリンダー設定温度を表2に示す温度とした以外、
実施例1と同様にしてキャリアを調整した。
【0047】比較例10 磁性粉部数を320部(磁性粉含有率76.2重量%)と
し、シリンダー設定温度を200℃とした以外は、実施
例1と同様にしてキャリアを調整した。
【0048】以上、実施例1〜7および比較例1〜10
で得られたキャリアの図2における位置を示してある。
また各実施例1〜7および比較例1、2、5〜10で得
られた各キャリアについて、表3に混練機の処理量およ
び混練機の負荷電流値を示した。さらにこれらのキャリ
アとデジタル複写機(Di30、ミノルタ社製)用の負帯
電性トナーとをトナー含量5%で混合調製した現像剤
を、複写機(Di30、ミノルタ社製)に適用し、実験
室環境(温度:25℃、湿度:40%)下で複写を1万
回行った。複写機の設定はDi30標準条件に設定し
た。
【0049】評価は以下の項目について行った。 白ヌケ:網点画像中における白ヌケを目視により評価
し、以下のようにランク付した。 5:白ヌケは全く観察されなかった。 4:白ヌケは若干観察されたが、実用上全く問題ない。 3:白ヌケは観察されるが、実用上許容できる。 2:白ヌケが多く実用上若干問題がある。 1:白ヌケが目立ち実用上問題がある。
【0050】ボイド:網点画像上に形成されたボイド
を目視により観察し、以下の評価した。 5:ボイドは全く観察されなかった。 4:ボイドは若干観察されたが、実用上全く問題ない。 3:ボイドは観察されるが、実用上許容できる。 2:ボイドが多く実用上若干問題がある。 1:ボイドが目立ち実用上問題がある。
【0051】以上の評価結果を下記表3にまとめた。
【表3】
【0052】なお、比較例3では、混練部が原料の供給
口に近いため、原料供給口から供給された後の原料の送
り機能が極端に悪く、原料がパドルにスムーズに食い込
まれず、供給口で原料が詰まるブリッジ現象を起こし
た。
【0053】比較例4では混練部が吐出口に近いため、
混練物の排出性が悪く、パドル内に混練物が滞留し、過
負荷となり、混練機が停止した。
【0054】
【発明の効果】生産性を向上させたバインダー型キャリ
アの製造方法を提供するものであり、かかるキャリアを
用いて現像すると白ヌケ、ボイドのない高画質の画像を
形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 1カ所の混練部が設けられている押出混練機
の概略構成図。
【図2】 磁性粉含有率とシリンダー設定温度との関係
を示すグラフ。
【図3】 搬送部と混練部の概略構成を示す図。
【符号の説明】
1:シリンダー 2:搬送部 3:混練部 4:供給口 5:吐出口 6:原料供給手段 7:ベントロ 8:モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダー中、軸方向に搬送部および1
    カ所の混練部が設けられており、搬送部全長をL、混練
    部の長さLnd、スクリュー径をD、混練部までの搬送
    部長さをL1としたとき、L/Dが23以上、Lnd/
    Dが4以下、L1/Lが0.05以上0.87以下の値
    を有する構成の押出混練機を使用して、シリンダーの設
    定温度c(℃)とキャリアの磁性粉含有率a1(重量%)
    とが下記式(I): C=7.2(a1−75)+K1 (I) (式中、a1は75〜90(重量%)、K1はバインダー樹
    脂の軟化点〜軟化点+48℃)を満たす条件下で、少な
    くともバインダー樹脂と磁性粉との混合物を溶融混練し
    て得られる混練物を粉砕分級することを特徴とする磁性
    粉含量75〜90重量%のバインダー型キャリアの製造
    方法。
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