JPH10231006A - 物品移動用シート - Google Patents

物品移動用シート

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JPH10231006A
JPH10231006A JP3724997A JP3724997A JPH10231006A JP H10231006 A JPH10231006 A JP H10231006A JP 3724997 A JP3724997 A JP 3724997A JP 3724997 A JP3724997 A JP 3724997A JP H10231006 A JPH10231006 A JP H10231006A
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JP
Japan
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moving
article
mat
rubber
sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP3724997A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeharu Washiyama
重春 鷲山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Engineering Corp, Toshiba Corp filed Critical Toshiba Engineering Corp
Priority to JP3724997A priority Critical patent/JPH10231006A/ja
Publication of JPH10231006A publication Critical patent/JPH10231006A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】物品を移動するための作業の段取りを大幅に軽
減し、建設途上での現場物品の移動における通路の遮断
期間を短縮し、現地作業工数の低減を図る。 【解決手段】ゴム状マット8と、このゴム状マット8の
上面に突出して点在配置した複数の硬質材9とからなっ
ている。硬質材9はゴム状マット8に埋め込んだ部分
と、マット8の上面に突出した部分とが半球状に形成さ
れたほぼ8の字形で、上面にはフッ素樹脂層13が加工さ
れている。ゴム状マット8の下面には条状の滑り止め部
10を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば原子力発電
所等の建設工事現場において多数の機器および盤等の物
品を移動または運搬するために補助治具として使用する
物品移動用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】電気盤等の長尺物品を建屋内において移
動または運搬する場合、床面にコロを敷き、コロの上に
物品を載せてコロによるコロ引き方法、または物品を持
ち運び自在のローラコンベア上に載せたり、あるいは簡
易運搬台車やホークリフト等を利用して移動または運搬
しているのが一般的である。
【0003】図5はコロ引き方法による概略図に示すも
ので、まず準備段階として磨き上げられた床14の表面を
保護するための床保護シート1を移動経路上に敷きつ
め、この床保護シート1上に移動する物品、例えば電気
盤2の幅以上の道板3を取り付けたのち、つぎに道板3
上に電気盤2の長さ以上にコロ4を配置して移動作業の
段取りが終了する。
【0004】このような段取りを経てクレーン等により
電気盤2をコロ4上に作業者5が載せて移動または運搬
を行う。その方法は、コロ4上の電気盤2を作業員5が
手動で押すと、電気盤2が前方へ移動するため後ずさり
した後方のコロ4を電気盤2の移動経路の前方へ移し替
え、後方から前方へのコロ4の移し替えの動作を繰り返
しながら移動を行っている。
【0005】また、移動経路の床14に直角部がある場合
は、図6の概要図に示すように床保護シート1に取り付
けた道坂3を移動経路に添って床14上に設置し、更には
電気盤通過時コロ4の向きを微調整しながら移動角度を
変え移動させている。
【0006】図7はローラコンベア6による移動方法
で、図5および図6に示したコロ4の代りに取り外し自
在のローラコンベア6を使用し、電気盤2の移動を行っ
ている状態を示している。
【0007】この移動方法における移動準備の段取り
は、コロ引き方法と同様に床保護シート1を移動経路の
床14上に敷きつめ、その保護シート1上に電気盤2の幅
に応じた複数のローラコンベア6を設置したのち、つぎ
にローラコンベア6上に電気盤2を載置する。
【0008】運搬方法は、電気盤2を作業員5が手動で
押し、電気盤2が移動されるたびに後ずさりした後方の
ローラコンベア6を電気盤2の移動経路の前へ順々に移
し替え、この移し替え動作を繰り返しながら移動または
運搬を行っている。また、移動経路に直角部がある場合
は、その角度に応じた大きさのローラコンベア6を用意
し電気盤2を移動または運搬している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の手動による物品
の移動または運搬は、コロ引き方法およびローラコンベ
ア方法ともに移動経路全ての床14に床保護シート1を敷
きつめて床14の保護を行い、電気盤2の移動のたびごと
にコロ4またはローラコンベア6の移し替えが必要とな
る。また、移動経路に直角部が存在する場合には、その
移動経路に応じたコロ4の加工やローラコンベア6の手
配等が必要となり、移動経路における建設工事期間中の
通路遮断期間も含め建設工期が長期化する要因の一つと
なる課題がある。
【0010】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、物品を移動または運搬するための作業の段取
りを大幅に軽減し、建設途上での現場物品の移動または
運搬における通路の遮断期間の短縮を図り、現地作業工
数の低減も含めて建設工期の短縮と、物品を容易に移動
または運搬できる物品移動用シートを提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
物品の移動経路上に設置するゴム状マットと、このゴム
状マット上面に突出して点在配置した複数の硬質材とを
具備してなることを特徴とする。
【0012】物品移動シートは床表面の保護を兼ね備え
るものであり、これにより移動の準備のための段取りは
一回ですむことになる。また、ゴム状マット上面に規則
的に点在配置した硬質材を埋め込むことにより、移動す
る物品との摩擦抵抗が小さくなり、容易に物品の移動が
可能になる。
【0013】請求項2記載の発明は前記硬質材の形状
を、ゴム状マットに埋め込んだ部分と、ゴム状マット上
面突出部分とを半円球にしてほぼ8の字状に形成してな
ることを特徴とする。
【0014】硬質材は、物品移動時の摩擦抵抗に打ち勝
つように下部はシート本体に埋め込み、上部の移動物品
との接触面は点接触となるように半円球としている。こ
れにより、硬質材は物品を移動する際、ゴム状マットか
ら外れることはなく更に、摩擦が小さく容易に移動する
ことができる。
【0015】請求項3記載の発明は硬質材のゴム状マッ
ト上面突出部分の半円球部にフッ素樹脂層の表面処理を
施してなることを特徴とする。移動物品の接触面にフッ
素樹脂層を施すことにより、硬質材の表面に潤滑剤を塗
る必要がなく、滑り性を有するために物品を容易に移動
することができる。
【0016】請求項4記載の発明はゴム状マットの裏面
に滑り止め用の凹凸面を条状に形成してなることを特徴
とする。ゴム状マットの裏面は、床と接触させ凹凸面に
より摩擦抵抗を増している。これにより物品移動時に物
品移動用シートがずれることはない。よって、物品を容
易に移動または運搬することができる。
【0017】本発明に係る物品移動用シートの使用方法
は、移動経路の形状に応じ物品移動シートを必要に応じ
て切断加工し使用する。物品移動シートの本体部分は、
容易に切断できる。このことから複雑な移動経路であっ
ても、物品移動シートを切断加工することにより、移動
経路の確保ができる。移動物品シートによる物品の移動
方法は、物品移動シートの上に物品を載せ移動する方法
と物品移動シートのシート裏面を上にして物品を載せ移
動する。
【0018】物品移動時に物品移動経路に物品移動シー
トを敷き、その上に移動物品を載せ作業員により運搬す
る。この時、移動済部分の物品移動シートは、室内カー
ペットと同様に容易に回巻して縮小化できるので、更に
つぎの経路へも持ち運びが容易となる。これにより、短
時間に移動経路での段取,移動および撤去ができる。ま
た、床が平滑面の場合には、物品移動用シートの滑り止
め部を上に、硬質材を下にして裏返し使用できる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明に係る物品移動用シートの
第1の実施の形態を図1から図3により説明する。図1
は本実施の形態の物品移動用シートの外形図で、一部を
巻回した状態で示している。すなわち、図1において、
物品移動用シート7はゴム状マット8と、このゴム状マ
ット8の表面に規則的に点在配置した硬質材9と、ゴム
状マット8の裏面に複数の条状に凹凸面を形成した滑り
止め部10とからなっている。
【0020】また、硬質材9は、図2の要部断面図に示
すようにゴム状マット8の上面に突出した上部が大径の
半円状で、ゴム状マット8内に埋め込んだ下部が小径の
長円状で、全体としてほぼ8の字状に形成されたもので
ある。また、ゴム状マット8から抜け落ちないようにゴ
ム状マット8内に設けた穴11内で下部を接着剤12により
接着固定し、ゴム状マット8と硬質材9とを一体化して
いる。
【0021】なお、硬質材9の上面は接触面積を小さく
させるため、半円球の形状を持たせ、さらには、摩擦抵
抗を低減させるため、半円球の表面にフッ素樹脂層13を
施している。
【0022】つぎに、上記構成の物品移動用シートの使
用方法を図3および図4により説明する。図3は上記実
施の形態に係る物品移動用シート7を床面に敷設して電
気盤2の移動例を示したものである。すなわち、床上に
物品移動用シート7を敷き、このシート7上に直接電気
盤2を載せ、作業員5の手動で押すことにより電気盤2
の移動を行う。
【0023】まず、本実施の形態に係る物品移動用シー
ト7は使用していない時は巻回することが可能であり、
巻回した筒状の状態で所定の使用場所まで持ち運び、直
接床上に広げ、物品移動経路を確保する。
【0024】また、移動経路に直角部等がある場合は、
その形状に見合う形に物品移動シートを切断加工し、床
上に配置する。物品移動経路が確保できた時点で電気盤
2を物品移動用シート7上に載せる。つぎに、電気盤2
を作業員5により物品移動用シート7上を滑らせること
により移動する。
【0025】図4は本実施の形態に係る物品移動用シー
ト7を裏返して使った物品の移動例を示したもので、平
坦な床上において物品を移動する場合に適用する。ま
ず、床上に電気盤2の底面と同一形状に切断加工した物
品移動シートを硬質材9の面を下にし、滑り止め部10を
上にして配置する。つぎに、電気盤2を物品移動シート
7上に載せることにより、ゴム状マット8の滑り止め部
10とで密着され、電気盤2と物品移動シート7は一体で
床上を滑り、移動される。
【0026】本実施の形態によれば、床養生を兼ねた物
品移動シートを物品移動経路上に配置することにより早
期に移動経路確保が可能となる。また、直角部等を要す
る移動経路においても用途に応じて物品移動シートを切
断して長さ,幅合わせでき容易に物品移動経路を確保す
ることが可能となる。
【0027】さらに、物品移動シートは保管時は筒状に
巻回することが可能であり、保管スペースの縮小化が可
能であり、持ち運びも容易に行え、かつ可搬式の台車と
して使用することができる。従って、電気盤等の物品の
移動や運搬における効率向上、更には工数の低減を大幅
に図ることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、ゴム状マット本体と、
このゴム状マット本体の上面にテフロン加工された半球
体を点在させ埋め込んだ物品移動シートにより、機器等
の物品を移動するための作業段取りが大幅に軽減され、
建設途上での現場の物品移動における通路遮断器間の短
縮が図れるばかりでなく、現地作業工数の低減も含めて
建設工期が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る物品移動用シートの第1の実施の
形態を示す外形図。
【図2】図1における物品移動用シートの要部を1部断
面で示す斜視図。
【図3】図1における物品移動用シートの第1の使用例
を示す外観図。
【図4】図1における物品移動用シートの第2の使用例
を示す外観図。
【図5】従来のコロによる機器移動状態を示す外観図。
【図6】従来のコロによる直角部の機器移動状態を示す
上面図。
【図7】従来のローラコンベアによる機器移動状態を示
す外観図。
【符号の説明】
1…床保護シート、2…電気盤、3…道板、4…コロ、
5…作業者、6…ローラコンベア、7…物品移動用シー
ト、8…ゴム状マット、9…硬質材、10…滑り止め部、
11…穴、12…接着剤、13…フッ素樹脂層、14…床。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム状マットと、このゴム状マットの上
    面に突出して点在配置した複数の硬質材とを具備してな
    ることを特徴とする物品移動用シート。
  2. 【請求項2】 前記硬質材はゴム状マットに埋め込んだ
    埋め込み部と、ゴム状マットの上面に突出した半円球部
    とからなるほぼ8の字状に形成されたものからなること
    を特徴とする請求項1記載の物品移動用シート。
  3. 【請求項3】 前記突出した半円球部にはフッ素樹脂層
    が被覆されてなることを特徴とする請求項1記載の物品
    移動用シート。
  4. 【請求項4】 前記ゴム状マットは裏面に滑り止め用凹
    凸面が形成されてなることを特徴とする請求項1記載の
    物品移動用シート。
JP3724997A 1997-02-21 1997-02-21 物品移動用シート Pending JPH10231006A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003103648A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Takiron Co Ltd 滑りネット
JP2018150142A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 東芝インフラシステムズ株式会社 搬送装置及び電気盤の設置方法
JP2021024693A (ja) * 2019-08-05 2021-02-22 株式会社 ダイサン スライダーボード

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