JPH10230868A - 乗用車の車体構造 - Google Patents
乗用車の車体構造Info
- Publication number
- JPH10230868A JPH10230868A JP5403997A JP5403997A JPH10230868A JP H10230868 A JPH10230868 A JP H10230868A JP 5403997 A JP5403997 A JP 5403997A JP 5403997 A JP5403997 A JP 5403997A JP H10230868 A JPH10230868 A JP H10230868A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- car body
- vehicle body
- car
- reinforcing
- cut
- Prior art date
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- Pending
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車体の改造の自由度を従来よりも大きくでき
る乗用車の車体構造を提供すること。 【解決手段】 車体前部および車体後下部をモノコック
ボディで形成するとともに車体後上部をパイプ材で構成
した乗用車の車体構造である。
る乗用車の車体構造を提供すること。 【解決手段】 車体前部および車体後下部をモノコック
ボディで形成するとともに車体後上部をパイプ材で構成
した乗用車の車体構造である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は乗用車の車体構造に関
し、特に、改造車の車体構造に関するものである。
し、特に、改造車の車体構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、車体の剛性又は走行性を向上させ
たり、ボディの形状を変更させたりするために、車体を
改造することが行われている。
たり、ボディの形状を変更させたりするために、車体を
改造することが行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の改造方法においては、部品を取り替えたり、付加
したりしていたにすぎないため、改造の自由度が狭くな
らざるを得ないという不都合を有した。
従来の改造方法においては、部品を取り替えたり、付加
したりしていたにすぎないため、改造の自由度が狭くな
らざるを得ないという不都合を有した。
【０００４】この発明の課題はかかる不都合を解消する
ことである。
ことである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、この発明の乗用車の車体構造においては、車体前部
および車体後下部をモノコックボディで形成するととも
に車体後上部をパイプ材で構成したため、剛性の要求さ
れるフロア部分および運転席部分の剛性を維持したま
ま、車体の形状を変更させることができるものである。
に、この発明の乗用車の車体構造においては、車体前部
および車体後下部をモノコックボディで形成するととも
に車体後上部をパイプ材で構成したため、剛性の要求さ
れるフロア部分および運転席部分の剛性を維持したま
ま、車体の形状を変更させることができるものである。
【０００６】また、全体がモノコックボディで構成され
ている車体の後上部を切り取ることによって前記車体の
後上部に切り取り空間を形成し、この切り取り空間にパ
イプ材を前後方向に沿って架け渡せば、上記乗用車の構
造を簡易に製造できるものである。
ている車体の後上部を切り取ることによって前記車体の
後上部に切り取り空間を形成し、この切り取り空間にパ
イプ材を前後方向に沿って架け渡せば、上記乗用車の構
造を簡易に製造できるものである。
【０００７】
【実施例】図１はこの発明の実施例に係る乗用車の前方
視車体構造の斜視図、図２は同後方視の斜視図、図３は
同製造過程の前方視車体構造の斜視図、図４は同製造過
程の後方視の斜視図、図５は図２における車体後部の平
面視図（補強パイプを除いた状態）、図６は図５におけ
るVI矢視の要部を示す図である。
視車体構造の斜視図、図２は同後方視の斜視図、図３は
同製造過程の前方視車体構造の斜視図、図４は同製造過
程の後方視の斜視図、図５は図２における車体後部の平
面視図（補強パイプを除いた状態）、図６は図５におけ
るVI矢視の要部を示す図である。
【０００８】図１および図２において、11は改造車体で
あり、モノコックボディで構成される車体前部20と車体
後下部30と切り取り空間Ｓを有する車体後上部とから構
成される。前記車体前部20には、エンジン室を構成する
ために剛性の要求されるカウルパネル21，フロントフェ
ンダエプロン22,22 ，ラジエータサポート23等、およ
び、運転室22を構成するために剛性の要求されるフロン
トピラ24，ルーフ25，アンダーボディ26，センタピラ27
等の部分が含まれる。また、車体後下部30には、車体前
部20から連なるアンダーボディ26，タイヤハウス31，ト
ランクリッド32等の部分が含まれる。
あり、モノコックボディで構成される車体前部20と車体
後下部30と切り取り空間Ｓを有する車体後上部とから構
成される。前記車体前部20には、エンジン室を構成する
ために剛性の要求されるカウルパネル21，フロントフェ
ンダエプロン22,22 ，ラジエータサポート23等、およ
び、運転室22を構成するために剛性の要求されるフロン
トピラ24，ルーフ25，アンダーボディ26，センタピラ27
等の部分が含まれる。また、車体後下部30には、車体前
部20から連なるアンダーボディ26，タイヤハウス31，ト
ランクリッド32等の部分が含まれる。
【０００９】一方、前記切り取り空間Ｓは、例えば、図
３及び図４に示される４ドア車のモノコックボディの車
体10におけるルーフ25をセンタピラ27の後端縁に沿って
切断するとともに同車体10における後部をリヤタイヤハ
ウス31より上部において切断し、車体10の後上部を切り
取ることによって形成される（図３及び図４の斜線の部
分が切り取られる部分）。なお、このとき、トランクリ
ッド32はタイヤハウス31とともに車体10側に残される。
３及び図４に示される４ドア車のモノコックボディの車
体10におけるルーフ25をセンタピラ27の後端縁に沿って
切断するとともに同車体10における後部をリヤタイヤハ
ウス31より上部において切断し、車体10の後上部を切り
取ることによって形成される（図３及び図４の斜線の部
分が切り取られる部分）。なお、このとき、トランクリ
ッド32はタイヤハウス31とともに車体10側に残される。
【００１０】40は横バーであり、前記切り取り空間Ｓに
おける前記ルーフ25の切断縁に沿って固着（溶接）され
ている。また、50,50 は補強パイプであり、一端を前記
横バー40に固定し、他端を前記トランクリッド32の上面
にブラケット33,33 を介して固定されている。この補強
パイプ50は車体11を補強するためのものであり、車体11
の前後方向に沿って配置されている。51は一対の補強パ
イプ50,50 の間に架け渡された補助パイプであり、これ
らの補強パイプ40,40 の位置決めを堅固にしている。な
お、図５及び図６に示すように、このブラケット33,33
は車体11のフレイム111,111 に固定されている。前記補
強パイプ50,50 を支えているフレイム111,111 の裏側に
は後輪懸架装置が取付けられているため、補強パイプ５
０，50に荷重が掛かっても当該車両の走行安定性は維持
される。
おける前記ルーフ25の切断縁に沿って固着（溶接）され
ている。また、50,50 は補強パイプであり、一端を前記
横バー40に固定し、他端を前記トランクリッド32の上面
にブラケット33,33 を介して固定されている。この補強
パイプ50は車体11を補強するためのものであり、車体11
の前後方向に沿って配置されている。51は一対の補強パ
イプ50,50 の間に架け渡された補助パイプであり、これ
らの補強パイプ40,40 の位置決めを堅固にしている。な
お、図５及び図６に示すように、このブラケット33,33
は車体11のフレイム111,111 に固定されている。前記補
強パイプ50,50 を支えているフレイム111,111 の裏側に
は後輪懸架装置が取付けられているため、補強パイプ５
０，50に荷重が掛かっても当該車両の走行安定性は維持
される。
【００１１】また、60,60 は補強バーであり、前記車体
11のセンターピラ27とリアタイヤハウス31との間に取付
けられている。この補強バー60,60 は４ドア車を２ドア
車に変更する場合に、車体11におけるアンダーボディ26
を補強するために必要である。
11のセンターピラ27とリアタイヤハウス31との間に取付
けられている。この補強バー60,60 は４ドア車を２ドア
車に変更する場合に、車体11におけるアンダーボディ26
を補強するために必要である。
【００１２】
【発明の効果】この発明の乗用車の車体構造において
は、前部をモノコックボディで構成するとともに後部を
パイプ材で構成したため、剛性の必要な運転席部分を剛
性を維持したままボディの形状を変更させることができ
るものである。
は、前部をモノコックボディで構成するとともに後部を
パイプ材で構成したため、剛性の必要な運転席部分を剛
性を維持したままボディの形状を変更させることができ
るものである。
【００１３】よって、この乗用車の車体構造を使用すれ
ば、車体の改造の自由度が従来よりも大きくなるもので
ある。
ば、車体の改造の自由度が従来よりも大きくなるもので
ある。
【００１４】また、モノコックボディで構成されている
車体の上端後部を切り取ることによって前記車体の上端
後部に切り取り空間を形成し、この切り取り空間にパイ
プ材を前後方向に沿って架け渡せば、上記乗用車の構造
を簡易に製造できるものである。
車体の上端後部を切り取ることによって前記車体の上端
後部に切り取り空間を形成し、この切り取り空間にパイ
プ材を前後方向に沿って架け渡せば、上記乗用車の構造
を簡易に製造できるものである。
【図１】この発明の実施例に係る乗用車の前方視車体構
造の斜視図である。
造の斜視図である。
【図２】同後方視の斜視図である。
【図３】同製造過程の前方視車体構造の斜視図である。
【図４】同製造過程の後方視の斜視図である。
【図５】図２における車体後部の平面視図（補強パイプ
を除いた状態）である。
を除いた状態）である。
【図６】図５におけるVI矢視の要部を示す図である
11 … 車体 50 … 補強パイプ（パイプ材） Ｓ … 切り取り空間
Claims (2)
- 【請求項１】 車体前部および車体後下部をモノコック
ボディで形成するとともに車体後上部をパイプ材で構成
した乗用車の車体構造。 - 【請求項２】 全体がモノコックボディで構成されてい
る車体の後上部を切り取ることによって前記車体の後上
部に切り取り空間を形成し、この切り取り空間にパイプ
材を前後方向に沿って架け渡した乗用車の車体構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5403997A JPH10230868A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 乗用車の車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5403997A JPH10230868A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 乗用車の車体構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10230868A true JPH10230868A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=12959459
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5403997A Pending JPH10230868A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 乗用車の車体構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10230868A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2863577A1 (fr) * | 2003-12-16 | 2005-06-17 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Structure de vehicule rigidifiee par un renfort de porte a faux arriere |
-
1997
- 1997-02-20 JP JP5403997A patent/JPH10230868A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2863577A1 (fr) * | 2003-12-16 | 2005-06-17 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Structure de vehicule rigidifiee par un renfort de porte a faux arriere |
| EP1544083A1 (fr) * | 2003-12-16 | 2005-06-22 | Peugeot Citroen Automobiles S.A. | Structure de véhicule rigidifiée par un renfort de porte à faux arrière |
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