JPH10230490A - 把持装置 - Google Patents

把持装置

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JPH10230490A
JPH10230490A JP4964697A JP4964697A JPH10230490A JP H10230490 A JPH10230490 A JP H10230490A JP 4964697 A JP4964697 A JP 4964697A JP 4964697 A JP4964697 A JP 4964697A JP H10230490 A JPH10230490 A JP H10230490A
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JP
Japan
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gripping
divided
workpiece
portions
grasping
Prior art date
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JP4964697A
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Tomoyuki Azuma
知行 東
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N KE KK
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N KE KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークの寸法や形状が変わっても、把持部や
アタッチメントを交換する必要がなく、かつ、ストロー
クも大きくなったり、芯出しの精度が悪くなるおそれの
ない把持装置を提供する。 【解決手段】 把持部1を複数個に分割した分割把持部
10が互いに接近・離間してワークWを把持・解放する
把持装置に関する。中心Oを中心に、各分割把持部10
が回転可能に取り付けられ、各分割把持部10には、中
心Oのまわりに、ワークWに当接する把持面11〜13
が複数種類形成されており、各分割把持部10は、中心
Oを中心に回転することで回転位置を変化させて、複数
種類の把持面11〜13のうちの1つを選択可能とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワークを把持する把
持装置の特に把持部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子部品の製造装置において
は、多数のコレットチャックを把持装置として配設し、
多数のステーションとしたものがある。かかる把持装置
では、ワークの外径よりも把持部の内径を若干だけ大き
くしているので、ワークの径が変化するのに伴い把持部
を交換している。こうした把持部の交換作業は、把持部
の位置決め(芯出し)を必要とすることから、多大のコ
ストと時間がかかるだけでなく、交換に伴い芯出しの精
度が悪くなるのは避けにくい。
【0003】一方、ワークの外径が変化しても、把持部
やアタッチメントを交換する必要のない把持装置も開示
されている(たとえば、特開昭54−3759号、特開
平4−51959号参照)。しかし、これらの把持装置
はワークの外径が小さくなると、把持するためのストロ
ークが大きくなるという欠点がある。また、ワークの形
状が変化した場合にはワークを把持するのが困難とな
る。
【0004】したがって、本発明の目的は、ワークの寸
法や形状が変わっても、把持部やアタッチメントを交換
する必要がなく、かつ、ストロークも大きくなったり、
芯出しの精度が悪くなるおそれのない把持装置を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の把持装置は、把持部を複数個に分割した分
割把持部が互いに接近・離間してワークを把持・解放す
る把持装置であって、各分割把持部にはワークに当接す
る把持面が複数種類形成されており、ワークの把持・解
放動作以外の方向に、前記分割把持部を変位ないし回転
させることで、前記複数種類の把持面のうちの1つを選
択可能としたことを特徴とする。
【0006】本発明では、ワークの外径や形状が変わる
場合には、予め、把持部を変位ないし回転させることで
他の把持面を選択する。したがって、把持部やアタッチ
メントを交換しなくてもワークの外径や形状に応じた把
持面を選択することができるので、把持・解放のストロ
ークが大きくなったり、芯出しの精度が悪くなることも
ない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
にしたがって説明する。図1は把持装置Aの縦断面図で
ある。ワークWを把持・解放する把持部1は、図2
(a)の平面図に示すように、たとえば4つに分割され
た分割把持部10から構成されている。図3は図2
(b)のIII-III 線断面図である。この図に示すよう
に、把持装置Aは、上下の筒状の第1および第2固定用
ブッシュ21,22を介して、固定用フレーム23およ
び固定ボルト24によってテーブルTに固定されてい
る。なお、テーブルTには、多数の把持装置Aが固定さ
れている。
【0008】まず、図2の把持部1について説明する。
各分割把持部10は、互いに同一形状であり、ワークW
に当接する3種類の把持面11,12,13を備えてい
る。各把持面11〜13は、互いに曲率の異なる凹状の
円筒面の一部からなり、点Oのまわりに等角度ピッチで
配設されていると共に、図1の軸線L(図2の点O)の
まわりに回転可能となっている。すなわち、各分割把持
部10は、互いに平行な軸線Lを中心に回転可能に取り
付けられており、前記軸線Lを中心に回転することで、
図2(a),(b),(c)のように、3つの把持面1
1〜13のうちの1つを選択できるようになっている。
また、各分割把持部10は、後述するように、把持部1
の径方向(図2(c)の矢印B方向)に移動可能に取り
付けられており、互いに接近・離間することにより、ワ
ークを把持・解放する。前記分割把持部10の把持面1
1〜13の反対側には、図2(a)に破線で示すよう
に、互いに同じ形状のテーパ状の凸面からなる被押圧面
14〜16が形成されており、これらの被押圧面14〜
16を点Oを中心とする二点鎖線L2のように連ねると
テーパ円筒面となる。
【0009】つぎに、図1の把持面回転装置3について
説明する。把持面回転装置3は、回転力を入力する入力
操作部30と、該入力操作部30に固定された原動歯車
(原動節)31と、該原動歯車31に歯合する4つの従
動歯車(従動節)32とを備えている。各従動歯車32
は、各分割把持部10の下端の取付部17を介して前記
軸線L上に取付られており、原動歯車31の回転で回転
して、分割把持部10を軸線Lのまわりに回転させる。
【0010】前記入力操作部30には、位置決め溝33
が3本形成されており、位置決めボルト34の先端面が
嵌まり込んで、把持面11〜13を位置決めできるよう
になっている。なお、入力操作部30は、モータなどの
駆動装置により回転力を入力するものであってもよい
し、オペレータが手動で回転させるものであってもよ
い。
【0011】つぎに、チャック力付与装置4について説
明する。図3に明示すのように、チャック力付与装置4
は全体が略筒状の部材からなり、テーパ円筒状の内面か
らなる押圧面40と、第2固定用ブッシュ22の内面に
摺動する摺動面41とを備えている。チャック力付与装
置4の上端の鍔部42と、第1固定用ブッシュ21の間
には、把持力を付与するための把持用バネ(圧縮コイル
スプリング)51が設けてある。前記チャック力付与装
置4は、把持用バネ51の軸方向のバネ力(把持力)を
受けて図2(b)の把持面11〜13のうち図1の選択
された把持面12の反対側の被押圧面15を内方に押圧
することで、各分割把持部10を内方に移動させてワー
クWの把持状態を保たせるものである。一方、図3の前
記チャック力付与装置4は、上端に被操作用突部43を
備えており、ロボットなどの移載機に該被操作用突部4
3を下方に押されることで、前記把持用バネ51の軸方
向のバネ力に抗して下方(軸方向)に移動して、図1の
各分割把持部10が外方に移動するのを許容する。
【0012】つぎに、解放装置6について説明する。解
放装置6は、分割把持部10が前記チャック力付与装置
4により外方に移動するのを許容された時、分割把持部
10を外方に移動させて、把持部1による把持を解放さ
せるものである。前記解放装置6は、各分割把持部10
ごとに、上下一対の第1および第2解放用スライダ6
1,62と、第1および第2解放用バネ(圧縮コイルス
プリング)63,64を備えている。前記第1および第
2解放用バネ63,64は、第1ブッシュ21に形成さ
れたバネ室65に収納されており、それぞれ、第1およ
び第2解放用スライダ61,62を、常時、径方向の外
方に付勢している。前記両スライダ61,62は、径方
向にのみ摺動可能に設けられていると共に、各分割把持
部10の上端部および下端近傍の円柱部18,19に係
合している。したがって、前記チャック力付与装置4が
下方に移動した際には、解放用バネ63,64のバネ力
により、両解放用スライダ61,62が各分割把持部1
0を径方向の外方に移動させる。
【0013】なお、前記第2解放用スライダ62は、チ
ャック力付与装置4に形成した窓状の貫通孔44を貫通
している。また、各分割把持部10は、円柱部18,1
9が両解放用スライダ61,62に係合しているので、
軸線Lを中心とする回転が妨げられない。一方、原動歯
車31と従動歯車32の歯合により回転力を伝達するの
で、各分割把持部10の径方向の移動も妨げられない。
また、ワークWは、支持プレート25により下方に落下
しないように支持される。
【0014】つぎに、種々の動作について説明する。 ワークの解放動作:図1の状態において、ロボットが図
3のチャック力付与装置4の被操作用突部43を下方に
押すと、図1の鍔部42が把持用バネ51のバネ力に抗
して軸方向の下方に移動する。この移動に伴って、2つ
の解放用バネ63,64のバネ力で、各分割把持部10
が両スライダ61,62と共に外方に若干移動して、ワ
ークWの把持状態が解かれ、ロボットがワークWを持っ
て移載する。
【0015】把持面の変更動作:ワークWの外径が変わ
る場合は、位置決めボルト34を緩め、入力操作部30
を所定角度回転させる。該入力操作部30の回転で、原
動歯車31および従動歯車32を介して各分割把持部1
0が軸線Lのまわりに所定角度回転して、図2(b)の
把持面12に代えて、図2(a)または(c)の把持面
11,13を選択する。その後、位置決めボルト34を
締め付けて把持面11または13(図2)の位置決めを
行う。
【0016】このように、本把持装置Aは、把持部1や
アタッチメントを交換しなくても、ワークWの外径に応
じた把持面11〜13(図2)を選択することができ
る。したがって、把持・解放のストロークが大きくなっ
たり、芯出しの精度が悪くなるおそれがない。
【0017】把持動作:ワークを移載してきたロボット
は、図3のチャック力付与装置4の被操作用突部43を
下方に押し、前述のように、図1の各分割把持部10が
外方に移動して把持部1の内径が大きくなると、ワーク
Wを把持部1の中に挿入する。挿入後、ロボットはワー
クWを放すと共に上方に逃げる。これにより、把持用バ
ネ51のバネ力が、両解放用バネ63,64のバネ力に
抗して、チャック力付与装置4を上方に押し上げると共
に、各分割把持部10を内方に収縮させて、分割把持部
10の把持面12でワークWを把持する。
【0018】ところで、前記実施形態では、把持部1を
4つの分割把持部10で構成したが、本発明では把持部
1を2〜3または5つ以上の分割把持部10で構成して
もよい。また、分割把持部10をスライド移動させずに
アームのように揺動させるものであってもよい。
【0019】また、前記実施形態では、分割把持部10
を回転させて把持面11〜13を選択できるようにした
が、本発明では、分割把持部10を軸方向などに変位さ
せて把持面を選択できるようにしてもよい。さらに、本
発明では、歯車以外の原動節および従動節により、分割
把持部10を回転させて把持面を選択できる構造として
もよい。
【0020】また、前記実施形態では、把持力・解放力
を各バネ51,63,64によるバネ力としたが、本発
明では、永久磁石やエアーなどによって把持力・解放力
を付与してもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
把持部を複数に分割した各分割把持部に、ワークに当接
する把持面が複数種類形成されているから、各分割把持
部を変位ないし回転させることによって、把持面の形状
や大きさを変化させることができる。したがって、把持
部やアタッチメントを交換しなくても、種々の形状や外
径のワークを把持することができる。特に、把持部を交
換しないので、交換に伴って芯出しの精度が低下するお
それもない。また、把持面が変化するので、把持・解放
のストロークが大きくなるおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す把持装置の縦断面図
である。
【図2】把持部の平面図である。
【図3】図2(b)のIII-III 線における把持装置の断
面図である。
【符号の説明】
1:把持部 10:分割把持部 11〜13:把持面 14〜16:被押圧面 31:原動歯車 32:従動歯車 4:チャック力付与装置 40:押圧面 L:軸線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把持部を複数個に分割した分割把持部が
    互いに接近・離間してワークを把持・解放する把持装置
    であって、 前記各分割把持部にはワークに当接する把持面が複数種
    類形成されており、 前記ワークの把持・解放動作以外の方向に、前記分割把
    持部を変位ないし回転させることで、前記複数種類の把
    持面のうちの1つを選択可能とした把持装置。
  2. 【請求項2】 把持部を複数個に分割した分割把持部が
    互いに接近・離間してワークを把持・解放する把持装置
    であって、 互いに平行な軸線を中心に、前記各分割把持部が回転可
    能に取り付けられ、 前記各分割把持部には、前記軸線のまわりに、ワークに
    当接する把持面が複数種類形成されており、 前記各分割把持部は、前記軸線を中心に回転することで
    回転位置を変化させて、前記複数種類の把持面のうちの
    1つを選択可能とした把持装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記各分割把持部ごとに従動節を設けると共に、これら
    の従動節を回転させる1つの原動節を設けて、該原動節
    からの力を前記各従動節を介して前記各分割把持部に伝
    達することで、前記各分割把持部を同時に回転可能とし
    た把持装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 原動歯車と、前記各分割把持部の前記軸線上に設けられ
    前記原動歯車の回転で回転して、前記各分割把持部を回
    転させる従動歯車とを備えた把持面回転装置を有する把
    持装置。
  5. 【請求項5】 請求項2において、 各分割把持部には、各把持面の反対側に互いに同じ形状
    のテーパ状の凸面からなる被押圧面が形成され、 前記把持面のうちの選択された把持面の反対側の各被押
    圧面を押圧するテーパ円筒状の内面を有する筒状のチャ
    ック力付与装置が設けられ、 該チャック力付与装置は、軸方向の力を受けていること
    により前記テーパ円筒状の内面が前記被押圧面を内方に
    押すことで各分割把持部を内方に移動させて把持状態を
    保たせると共に、前記軸方向の力に抗して軸方向に移動
    して、前記分割把持部が外方に移動するのを許容するこ
    とを特徴とする把持装置。
JP4964697A 1997-02-17 1997-02-17 把持装置 Pending JPH10230490A (ja)

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JP4964697A JPH10230490A (ja) 1997-02-17 1997-02-17 把持装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016075126A (ja) * 2014-10-09 2016-05-12 英昭 山岸 ジャッキシステム及び躯体の沈設方法
JP2016172260A (ja) * 2015-03-16 2016-09-29 新日鐵住金株式会社 熱間三次元加工装置における鋼材のチャック、屈曲部材の製造方法および製造装置
JP2018126806A (ja) * 2017-02-06 2018-08-16 キヤノン株式会社 ロボットハンド、ロボットハンドの制御方法、ロボットハンドを用いた組立方法、およびロボット装置

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JP2018126806A (ja) * 2017-02-06 2018-08-16 キヤノン株式会社 ロボットハンド、ロボットハンドの制御方法、ロボットハンドを用いた組立方法、およびロボット装置

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