JPH10230439A - センタレス研削盤およびそのセンタレス研削方法 - Google Patents

センタレス研削盤およびそのセンタレス研削方法

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JPH10230439A
JPH10230439A JP5404297A JP5404297A JPH10230439A JP H10230439 A JPH10230439 A JP H10230439A JP 5404297 A JP5404297 A JP 5404297A JP 5404297 A JP5404297 A JP 5404297A JP H10230439 A JPH10230439 A JP H10230439A
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wheel
grinding wheel
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Takeshi Yano
武 矢野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い加工精度と高い加工能率を有するセンタ
レス研削技術を利用することにより、非円筒外径面を有
する短寸の回転体である両円錐ころを、安価で高い仕上
げ精度をもって製造することができるセンタレス研削盤
を提供する。 【解決手段】 両円錐ころWの両円錐面Wa,Wbをイ
ンフィードでセンタレス研削するものであって、砥石車
1の砥石面1aと調整車2の回転支持面2aが、両円錐
ころWの両円錐面Wa,Wbに見合ったプロフィールを
それぞれ有するとともに、上記ブレードの支持面が、両
円錐ころWの両円錐面Wa,Wbを、その回転中心軸線
が砥石車1の軸線と平行になるように支持する。また、
ロータリドレッサが砥石車1の砥石面1aと調整車2の
回転支持面2aに見合ったプロフィールのドレッサ面を
有する。これにより、両円錐ころWは、倒れ等を生ずる
ことなく常時安定した整列状態をもってかつ複数個まと
めて研削されることとなる。この結果、多数の両円錐こ
ろを連続的にかつ自動で量産加工することも可能であ
り、量産加工による製造コストの大幅な低減化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センタレス研削装
置およびそのセンタレス研削方法に関し、さらに詳細に
は、非円筒外径面を有する短寸の回転体、特に一対の円
錐面を有してなる両円錐ころについて、その外径面に研
削加工を施すためのインフィード方式のセンタレス研削
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】スクロール型圧縮機械は回転式圧縮機の
一種で、小型で弁機構がなく、また流体の圧縮が連続的
であり、従来の往復式等の圧縮機に比較して、トルク変
動や振動が少なくて、高速運転が可能であることから、
近年実用化が活発に進められている。
【0003】ところで、この種の圧縮機では、そのスク
ロール駆動を可能とするスラスト力支持構造を備えてい
る。この支持構造は一種のスラスト軸受を構成してお
り、転動体としては鋼球等の球体が用いられているとこ
ろ、このような球体では、その支持状態が点接触である
ため、高速での長期使用には耐久性が劣るという問題が
あった。
【0004】この点に関して、近時、図9(a) に示すよ
うに、スラスト力支持構造を備えたスクロール型圧縮機
が提案されている(例えば実開昭61−82086号公
報、特開昭62−107284号公報等参照)。
【0005】この圧縮機の基本構成は、図示のごとく、
ハウジングa内に、渦巻き体bを備える固定スクロール
部材cが固定されるとともに、上記渦巻き体bに噛み合
う渦巻き体dを備える公転スクロール部材eが、スラス
ト力支持構造fにより旋回ないしは公転可能に支持さ
れ、またこの公転スクロール部材eはクランクピンgを
介して図外の駆動源に駆動連結されてなる。
【0006】上記支持構造fは、上述のごとく一種のス
ラスト軸受の形態とされ、上記ハウジングaの内面と公
転スクロール部材eの対向面に複数の凹部h,iがそれ
ぞれ対向して設けられるとともに、これら両凹部h,i
間に両円錐状の転動体(両円錐ころ)Wが転動可能に介
装されてなる。
【0007】そして、上記クランクピンgの回転駆動に
より、公転スクロール部材eが、静止スクロール部材c
に対して自転することなく公転して、吸入口jから吸入
された流体ガスが、渦巻き体b,d間に形成される圧縮
室により圧縮さた後、吐出口kから吐出されるように構
成されている。
【0008】この場合、両円錐ころWは、図9(b) の模
式図に示すように、その外周面Wa,Wbが凹部h,i
の平坦底面m,nに対して線接触状態で転動運動を行う
こととなり、従来の球体からなる転動体に比較して、耐
久性が格段に向上し、高速での長期使用に十分に耐えう
るという利点がある。
【発明が解決しようとする課題】
【0009】しかしながら、このような優れた耐久性を
備えるにもかかわらず、このようなスラスト力支持構造
fを備えるスクロール型圧縮機は、上記両円錐ころWの
研削技術が確立されていないことに起因して、未だ実用
化されるに至っていないというのが実情であった。
【0010】すなわち、両円錐ころWは、図示のごとく
上下両外周面Wa,Wbが円錐形状とされたそろばん球
状の軸受素子であり、その両円錐面Wa,Wbには高精
度な研削加工が要求されるとともに、機械要素としての
量産性も同時に確保する必要があるところ、これらの両
条件を満たしうる研削技術は従来全く存在せず、安価で
高精度な両円錐ころWの量産加工が不可能であった。
【0011】この問題点は、上記両円錐ころに限られ
ず、高い仕上げ精度が要求されかつ量産性を有する、短
寸で非円筒外径面の回転体のすべてについて共通するも
のであた。
【0012】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、その目的とするところは、高い加
工精度と高い加工能率を有するセンタレス研削技術を利
用することにより、非円筒外径面を有する短寸の回転体
である両円錐ころを、安価で高い仕上げ精度をもって製
造することができるセンタレス研削盤を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のセンタレス研削盤は、研削加工位置に回転
支持された円錐ころの両円錐面をインフィードでセンタ
レス研削するものであって、円錐ころの両円錐面に見合
ったプロフィールの砥石面を有する砥石車と、円錐ころ
の両円錐面に見合ったプロフィールの回転支持面を有す
る調整車と、上記砥石車の軸線および円錐ころの回転中
心軸線が平行となるように、円錐ころの両円錐面を支持
する支持面を有するブレードと、上記砥石車の砥石面お
よび調整車の回転支持面に見合ったプロフィールのドレ
ッサ面を有するロータリドレッサとを備えてなることを
特徴とする。
【0014】好適な実施態様として、上記砥石車の砥石
面および調整車の回転支持面にドレッシングを施すドレ
ッサ装置は、これら砥石面と回転支持面の双方にドレッ
シングを施す単一の上記ロータリドレッサを備えてな
る。
【0015】また、本発明のセンタレス研削方法は、上
記センタレス研削盤を用いて両円錐ころを研削する方法
であって、上記研削加工位置に回転支持された両円錐こ
ろの両円錐面を、上記調整車の送り角を付けないで、イ
ンフィードでセンタレス研削するようにしたことを特徴
とする。
【0016】ここに、「送り角を付けないで」とは、上
記調整車の送り角が実質的に0°であり、これにより、
研削加工時の両円錐ころに軸方向の推力が作用しない状
態を意味する。
【0017】また、好適な実施態様として、単一の上記
ロータリドレッサにより、上記砥石車と調整車を、その
軸方向位置を規制した状態で所定のプロフィールにドレ
ッシングし、これらドレッシングされた砥石車および調
整車により、上記研削加工位置に回転支持された両円錐
ころの両円錐面を研削するようにする。
【0018】本発明において、両円錐ころは、例えは複
数個まとめて研削加工位置に搬入されて、調整車とブレ
ードに軸線方向に整列された状態で支持されながら、こ
れら複数の両円錐ころの外径面(両円錐面)に、砥石車
により同時に研削加工が施される。
【0019】この場合、上記砥石車の砥石面および調整
車の回転支持面が、上記円錐ころの両円錐面に見合った
プロフィールを備えるとともに、上記ブレードの支持面
が、上記円錐ころの両円錐面を、その回転中心軸線が上
記砥石車の軸線と平行になるように支持し、また、上記
調整車の送り角は0°として、両円錐ころには軸方向の
推力が作用しないため、両円錐ころは、倒れ等を生ずる
ことなく常時安定した整列状態をもってかつ複数個まと
めて研削されることとなる。この結果、多数の両円錐こ
ろを連続的にかつ自動で量産加工することも可能であ
り、量産加工による製造コストの大幅な低減化を図る。
【0020】また、上記砥石車の砥石面と調整車の回転
支持面には、それぞれ適宜のインターバルをもってドレ
ッシングが施されるところ、このドレッシングを、上記
砥石車の砥石面および調整車の回転支持面に見合ったプ
ロフィールのドレッサ面を有するロータリドレッサを備
えたドレッシング装置により行うことにより、上記砥石
面と回転支持面の目立て・修正が、その複雑なプロフィ
ールにもかかわらず正確に行われ、砥石車と調整車の相
対的な軸方向の位置ずれも生じず、両者の軸方向の位置
決めが確実である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0022】本発明に係るセンタレス研削盤が図1ない
し図7に示されている。このセンタレス研削盤は、具体
的には、図8に示すような両円錐ころ(ワーク)Wを複
数個(図示のものにおいては3つ)まとめて研削加工位
置に回転支持しながら、これらの両円錐面(外径面)W
a,Wbをインフィード(送り込み)研削方式で同時研
削するものであって、砥石車1、調整車2、ブレード
3、ローダ装置4、ドレッシング装置5および制御装置
6を主要部として構成されている。
【0023】また、ワークWとしての両円錐ころは、図
8(a) に示す正面形状において、その上下両頂点のなす
角度つまり円錐角度θが90°、よって両円錐面Wa,
Wbの交差角度も90°に設定されている。
【0024】砥石車1はワークW,W,…の外径面に研
削加工を施すもので、その回転主軸10は従来周知の一
般的基本構造を備えており、装置ベッド11上に設けら
れた砥石車台12上に回転可能に装着されるとともに、
図示しない駆動モータ等の駆動源に連係されている。ま
た、砥石車台12は、装置ベット11上に設けられたス
ライドベース13上のスライドレール13aに沿って切
込み送り方向Xへ往復移動可能とされるとともに、送り
ねじ装置14に連係されている。この送りねじ装置14
は、砥石車台12を移動させるもので、砥石車台12に
螺進退可能に連係されたボールねじ等の送りねじ機構1
4aと、この送りねじ機構14aを回転駆動するサーボ
モータ14bとからなる。このサーボモータ14bは、
スライドベース13上に配置されるとともに、制御装置
6に電気的に接続されている。
【0025】調整車2はワークW,W,…の外径面を回
転支持するもので、その回転主軸20は、上記砥石車1
と同様、従来周知の一般的基本構造を備えており、装置
ベッド11上に設けられた調整車台22上に回転可能に
装着されるとともに、図示しない駆動モータ等の駆動源
に連係されている。また、調整車台22は、装置ベット
11上に設けられたスライドベース23上のスライドレ
ール23aに沿って切込み送り方向Xへ往復移動可能と
されるとともに、送りねじ装置24に連係されている。
この送りねじ装置24は、調整車台22を移動させるも
ので、調整車台22に螺進退可能に連係されたボールね
じ等の送りねじ機構24aと、この送りねじ機構24a
を回転駆動するサーボモータ24bとからなる。このサ
ーボモータ24bは、スライドベース23上に配置され
るとともに、制御装置6に電気的に接続されている。
【0026】また、調整車2の送り角(傾斜角)つまり
回転主軸20の傾斜角は調整可能であるが、この角度が
実質的に0°に設定されて、これにより、研削加工時に
おいて、ワークW,W,…に軸方向の推力が作用しない
構成とされている。
【0027】ブレード3は、ワークW,W,…の外径面
下部を支持するもので、装置ベッド11上に設けられた
ワークレスト30上に固設されている。このワークレス
ト30は、位置切換え装置50により、研削加工位置A
と加工待機位置Bとの間で切換え移動されて、後述する
ように、ドレッシング装置5と選択的に作用状態つまり
上記研削加工位置Aに配置される構成とされている。
【0028】砥石車1の砥石面1a、調整車2の回転支
持面2aおよびブレード3の支持面3aは、軸線方向に
整列された3つのワークW,W,Wの両円錐面Wa,W
b、Wa,Wb、Wa,Wb、に見合ったプロフィール
を備えてなる。
【0029】具体的には、図3に示すように、上記砥石
車1の砥石面1aは、一定の間隔をもって配された3つ
の研削面31,31,31から構成され、各研削面31
は、ワークWの両円錐面Wa,Wbの仕上げ形状寸法に
対応したV字形状のプロフィール(断面輪郭形状)を有
する。
【0030】このV字形状の研削面の大きさは、上記両
円錐面Wa,Wb全体に研削を施すことができるように
設定されている。換言すれば、研削面31を構成するV
字形状溝は、上述したワークWの両円錐面Wa,Wbと
同様、90°の交差角度θをなす両側壁面を有するとと
もに、その深さ寸法Hは、ワークWの仕上げ最大半径、
つまり両円錐面Wa,Wbの交差位置の半径よりも大き
く設定されている。
【0031】また、調整車2の回転支持面2aは、上記
砥石車1の研削面31,31,31にそれぞれ対向配置
される3つの回転支持部32,32,32から構成さ
れ、各回転支持部32は、ワークWの両円錐面Wa,W
bの一部を回転支持するプロフィールを備えている。
【0032】具体的には、図3に示すように、調整車2
は、4枚の調整円板33,33,…がそれぞれスペーサ
円板34を介して積層状に一体化されてなり、隣り合う
調整円板33,33の端縁面33a,33bにより上記
回転支持部32が構成されている。これら両端縁面33
a,33bは、対向する砥石車1の研削面31と同じプ
ロフィールを有する環状溝の一部をなすように構成され
ている。また、両端縁面33a,33b間のスペーサ円
板34の外径寸法は、その外周面が上記両端縁面33
a,33bに支持されるワークWと接触しないように設
定されている。このような構成とすることにより、ワー
クWの両円錐面Wa,Wbが研削加工の進行に伴って変
形しても、両端縁面33a,33bが常時安定してワー
クWの両円錐面Wa,Wbを回転支持することとなる。
【0033】また、ブレード3の支持面3aは、砥石車
1の研削面31,31,31および調整車2の回転支持
部32,32,32にそれぞれ対向配置される3つの支
持面35,35,35から構成され、各支持面35は、
ワークWの両円錐面Wa,Wbの一部に見合ったプロフ
ィールを備え、ワークWの両円錐面Wa,Wbを、その
回転中心軸線が砥石車1の回転主軸10の軸線と平行と
なるように支持する。
【0034】具体的には、図4に示すように、ブレード
3は、ワークレスト30上に起立状に取り付けられた3
つのブレード部材36,36,36からなり、その上端
面がワークWの両円錐面Wa,Wbに見合ったプロフィ
ールを備える上記支持面35とされている。
【0035】すなわち、この支持面35は、ワークWの
両円錐面Wa,Wbの仕上げ形状寸法に対応した、つま
り両円錐面Wa,Wbの稜線に沿ったV字形状のプロフ
ィール有し、両円錐面Wa,Wbの下部を支持するV形
傾斜溝の形態とされている。これにより、ワークWの両
円錐面Wa,Wbが研削加工の進行に伴って変形して
も、支持面35は、両円錐面Wa,Wbを常時安定した
状態で、ワークWの回転中心軸線が砥石車1の回転主軸
10の軸線と平行となるように支持することとなる。
【0036】ローダ装置4は、上記研削加工位置Aにお
ける調整車2の回転支持面2aとブレード3の支持面3
aに対して、3つのワークW,W,Wを同時にまたは連
続して搬入・排出するもので、研削加工位置Aの上方に
配置されている。このローダ装置4の具体的な構成につ
いては図示しないが、ワークWをチャッキングするチャ
ック部が、移動部により、図外のワーク供給部と上記研
削加工位置Aとの間で移動可能とされるとともに、上記
チャック部には、エアチャック等の従来周知のチャッキ
ング構造が採用されている。これらチャック部および移
動部の駆動源は電気的駆動源で構成されるとともに、制
御装置6に電気的に接続されている。
【0037】また、上記ローダ装置4には、上記研削加
工位置Aに回転支持される3つのワークW,W,Wの両
円錐面Wa,Wb,…上部を上側から支持する上ブレー
ド37(図2参照)が設けられている。この上ブレード
37の支持面の具体的な構成については図示しないが、
上記ブレード3の支持面3aと同様な構成とされるほ
か、単にワークW,W,Wの両円錐面Wa,Wb,…上
部を押さえる平坦面なども採用され、要するに、研削加
工中のワークWの浮き上がり等を有効に防止し得る構造
とされている。
【0038】ドレッシング装置5は、砥石車1の砥石面
1aおよび調整車2の回転支持面2aの両者に対してド
レッシングを施すもので、図5および図6に示すよう
に、ロータリドレッサ40と駆動モータ41を主要部と
して備えてなる。
【0039】上記ロータリドレッサ40は、前述した砥
石面1aおよび回転支持面2aに見合ったプロフィー
ル、つまり、図7に示すように平面に見て、これら砥石
面1aおよび回転支持面2aに密接状に嵌合する断面輪
郭形状を備える。
【0040】具体的には、ロータリドレッサ40は、い
わゆるそろばん玉の形態とされた3つのドレッシング部
40a,40a,40aと支軸部40bとが一体的に形
成されてなる形態とされている。このドレッシング部4
0aは、上記砥石面1aの研削面31と実質的に合致す
るドレッシング面を有し、換言すれば、ワークWと相似
形とされている。また、上記支軸部40bは、ドレッシ
ング部40a,40a,40aが砥石車1の研削面3
1,31,31に実質的に合致した状態において、その
外径面がこれらに隣接する円筒面45,45,…に実質
的に合致するような外径寸法を有する。
【0041】上記ロータリドレッサ40は、図5および
図6に示すように、その支軸部40bがドレッサ基台4
6に水平状態で回転可能に支持されるとともに、上記駆
動モータ41に連係されている。この駆動モータ41
は、具体的にはサーボモータからなり、上記ドレッサ基
台46に配置されて、その回転軸が上記ロータリドレッ
サ40の支軸部40bと同軸状に接続されるとともに、
制御装置6に電気的に接続されている。
【0042】そして、上記ロータリドレッサ40は、上
記サーボモータ41の回転駆動により、砥石車1の砥石
面1aおよび調整車2の回転支持面2aの両者に対し
て、図7に示すごとく同時に、または、図示しないが個
別にドレッシングを施す構造とされている。
【0043】また、ドレッシング装置5は、前記位置切
換え装置50により、ブレード3と選択的に作用状態に
置かれる、つまり上記研削加工位置Aに配置される構成
とされている。
【0044】位置切換え装置50は、スライドベース5
1と送りねじ装置52を主要部として構成されている。
スライドベース51は、上記砥石車1と調整車2の間に
おいて、装置ベット11上に設けられた位置切換え基台
55上を移動可能とされている。具体的には、この位置
切換え基台55上には、スライドレール56が、切込み
送り方向Xと直交する水平方向、つまり上記砥石車1と
調整車2の軸線とほぼ平行な方向Yへ延びて設けられて
おり、この上をスライドベース51が往復移動可能とさ
れている。
【0045】スライドベース51は、送りねじ装置52
に連係されるとともに、その上にブレード3を支持する
ワークレスト30と、ドレッシング装置5のドレッサ基
台46が所定の間隔をもって並設されている。この場
合、ブレード3上に支持されたワークWの軸線と上記ド
レッシング装置5のロータリドレッサ40の軸線がほぼ
同一水平面上に位置するように設定されている。また、
これらワークWの軸心とロータリドレッサ40の軸心の
高さは、図示のものにおいては、砥石車1および調整車
2の軸心の高さと同じに設定されている。
【0046】上記送りねじ装置52は、スライドベース
51を移動させるもので、図5および図6に示すよう
に、このスライドベース51に螺進退可能に連係された
ボールねじ等の送りねじ機構52aと、この送りねじ機
構52aを回転駆動するサーボモータ52bとからな
る。このサーボモータ52bは、位置切換え基台55上
に配置されるとともに、制御装置6に電気的に接続され
ている。
【0047】そして、送りねじ装置52の駆動により、
上記スライドベース51が所定の範囲でY方向へ往復移
動して、上記ブレード3が研削加工位置Aと加工待機位
置Bとの間で、一方、上記ロータリドレッサ40がドレ
ッシング待機位置Cと研削加工位置Aとの間でそれぞれ
切換え移動されることとなり、これにより、ブレード3
とロータリドレッサ40が選択的に作用状態(研削加工
位置A)に配置される。
【0048】制御装置6は、上記砥石車1、調整車2、
ローダ装置4、ドレッシング装置5および位置切換え装
置50の各駆動源(サーボモータ14b,24b,4
1,52bなど)を相互に連動して自動制御するもの
で、具体的には、CPU,ROM,RAMおよびI/O
ポートなどからなるマイクロコンピュータで構成された
CNC装置である。この制御装置6には、以下に述べる
研削工程を実行するための制御プログラムが、数値制御
データとして、予めまたは図示しない操作盤のキーボー
ド等により適宜選択的に入力設定される。
【0049】次に、以上のようなセンタレス研削盤にお
ける研削・ドレッシング工程について説明する。
【0050】A.研削工程: 位置切換え装置50により、図5に示すように、ブ
レード3が研削加工位置Aに位置決めされた状態におい
て、ローダ装置4(図1参照)により、3つのワーク
W,W,Wがまとめて上記研削加工位置Aに搬入載置さ
れる。このときロータリドレッサ40はドレッシング待
機位置Cにある。また、上記ローダ装置4の上ブレード
37が、搬入された3つのワークW,W,Wの両円錐面
Wa,Wb,…上部を上側から支持する(図2参照)。
【0051】 この状態で、砥石車1と調整車2が回
転駆動されながら、砥石車1がワークW,W,Wに対し
て相対的に切込み送りされて、ワークWの外径面に研削
加工が施される(図1〜図3参照)。
【0052】この場合、ワークW,W,Wの回転中心軸
線は上記砥石車1の軸線と平行になるように支持される
とともに、調整車2の送り角が0°で、ワークW,W,
Wには軸方向の推力が作用しない。また、このときの砥
石車1の切込み送りは、砥石車1とブレード3の位置が
一定で、調整車2が切込み送りされるか、または、ブレ
ード3と調整車2の位置が一定で、砥石車1が切込み送
りされる。
【0053】 上記ワークW,W,Wの研削加工が終
了すると、ワークW,W,Wに対する砥石車1の相対的
な切込み送りが停止後退されるとともに、上ブレード3
7による支持が解除された後、ローダ装置4により、こ
れら3つのワークW,W,Wが研削加工位置Aから搬出
除去される。 上記へ戻り、以後〜の工程が繰り返される。
【0054】B.ドレッシング工程:上記の研削工程が
繰り返されると、砥石車1の砥石面1aおよび調整車2
の回転支持面2aに目つぶれ、目づまりあるいはすり減
りが生じるため、所定のインターバルをもって、上記研
削工程の合間に以下のドレッシング工程が実行される。
【0055】 位置切換え装置50により、図6に示
すように、ドレッシング装置5のロータリドレッサ40
が研削加工位置Aに位置決めされるとともに、ブレード
3が加工待機位置Bへ移動待機される。
【0056】 この状態で、ロータリドレッサ40が
回転駆動されるとともに、砥石車1と調整車2が回転駆
動されながら、その軸方向位置を規制された状態でロー
タリドレッサ40に対して切込み送りされて、砥石車1
の砥石面1aおよび調整車2の回転支持面2aにドレッ
シングが施される(図7参照)。
【0057】この場合のドレッシング方式は、砥石車1
と調整車2が同時に切込み送りされて、砥石面1aと回
転支持面2aが同時にドレッシングされたり、あるい
は、砥石車1と調整車2が順次別個に切込み送りされ
て、砥石面1aと回転支持面2aが別個に独立してドレ
ッシングされるなど、適宜選択実施される。
【0058】特に、前者のように、砥石車1と調整車2
が同時にドレッシングが施される場合は、ロータリドレ
ッサ40の目づまりが有効に防止されて、効率的なドレ
ッシングが実行されることが、発明者らの試験・研究の
結果判明している。
【0059】すなわち、調整車2の回転支持面2aのみ
をロータリドレッサ40でドレスする場合、上記回転支
持面2aを構成する砥粒の結合剤の粘度数が比較的高
く、かつ軟らかいため、ロータリドレッサ40のドレッ
シング面に目づまりを起こしやすい。これに対して、同
時に砥石車1の砥石面1aもドレッシングすると、砥石
車1側の砥粒等でロータリドレッサに目立ての作用が起
こったり、目づまりの防止の効果が出て、調整車2の目
づまりが有効に防止されて、ドレッシング性能が向上す
ることが試験的に判明した。
【0060】しかして、本実施形態においては、砥石車
1の砥石面1a(研削面31,31,31)および調整
車2の回転支持面2a(回転支持部32,32,32)
が、整列された3つのワークW,W,Wの両円錐面W
a,Wb、…に見合ったプロフィールを備えるととも
に、上記ブレード3の支持面3a(支持面35,35,
35)が、ワークW,W,Wの回転中心軸線が砥石車1
の軸線と平行になるように、その両円錐面Wa,Wb、
…を支持しており、さらには、調整車2に送り角を付け
ていないため、上記研削工程において、各ワークW,
W,Wは、比較的短寸にもかかわらず倒れ等を生ずるこ
となく常時安定した整列状態をもって研削されることと
なる。
【0061】この結果、3つの両円錐ころW,W,Wが
同時にかつ高い加工精度をもって研削されることとな
り、多数のワークW,W,…が、高い加工精度をもっ
て、連続的にかつ自動で量産加工することも可能であ
り、従来不可能とされていた両円錐ころWの多量処理に
よる製造コストの大幅な低減化が実現することとなる。
【0062】このようにして製造された両円錐ころW
は、例えば、図9(a) に示すようなスクロール型圧縮機
におけるスラスト力支持構造用の構成部品として好適に
適用され、両円錐ころWの外周面Wa,Wbは、図9
(b) に示すように、凹部h,iの平坦底面m,nに対し
て線接触状態で転動運動を行うこととなる。この結果、
上記支持構造に球体からなる転動体を用いた従来のスク
ロール型圧縮機に比較して格段に耐久性が向上し、ひい
ては、スクロール駆動による特性(トルク変動や振動が
少なく、高速運転が可能)をいかんなく発揮し得るスク
ロール型圧縮機械の実用化が可能となる。
【0063】また、上述したように、上記砥石車1の砥
石面1aと調整車2の回転支持面2aには、それぞれ適
宜のインターバルをもってドレッシングが施されるとこ
ろ、このドレッシングを、上記砥石面1aおよび回転支
持面2aに見合ったプロフィールを有する単一のロータ
リドレッサ40を備えたドレッシング装置5により行う
ことにより、上記砥石面1aと回転支持面2aの目立て
・修正が、その複雑なプロフィールにもかかわらず正確
に行われ、砥石車1と調整車2の相対的な軸方向の位置
ずれも生じず、両者1,2の軸方向の位置決めが確実と
なる。また、このようにして、単一のロータリドレッサ
40によりドレッシングされた砥石車1と調整車2を用
いて行われる研削加工は、より高い加工精度を実現する
ことが可能となる。
【0064】なお、上述した実施形態はあくまでも本発
明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれ
らに限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が
可能である。一例として、以下に列挙するような改変が
考えられる。
【0065】(1) 調整車2およびブレード3の具体的構
成は図示の構造に限定されず、同様な機能を有する他の
構造を採用することが可能である。
【0066】(2) 調整車2およびブレード3と砥石車1
との相対的関係、例えば、ワークWに対する砥石車1の
相対的な切込み送りの方式は、図示のものに限定され
ず、従来周知の方式が適宜採用可能である。
【0067】すなわち、図示のものにおいては、切込み
送り方向Xに対して、ブレード3が固定で、砥石車1と
調整車2が移動可能とされているが、このほか、砥石車
1とブレード3が一体で移動可能とされたり、調整車2
とブレード3が一体で移動可能とされたり、目的に応じ
て種々の方式が採用可能である。
【0068】(3) 図示の実施形態においては、単一のド
レッシング装置5により、砥石車1と調整車2をドレッ
シングする構成とされているが、もちろん従来と同様
に、砥石車1と調整車2それぞれに専用のドレッシング
装置を設けても良い。
【0069】(4) ドレッシング装置5は、図示のように
装置ベッド11上に配置して、配置剛性を確保するほ
か、砥石車1が固定の場合は、従来周知のように、砥石
車カバー上に配置することも可能である。
【0070】(5) 対象となるワークWは、上述した実施
形態のような両円錐ころのほか、他の非円筒外径面、つ
まり、直径が軸方向へ直線状に連続して変化する外径面
(テーパ面)、軸方向へ曲線状に連続して変化する外径
面、不連続に変化する段付き外径面あるいはこれらが複
合的に組み合わされてなる外径面など、直円筒面以外の
回転体の外径面を有する短寸の回転体でも良い。例え
ば、図10および図11に示すようなワークWも研削加
工が可能である。
【0071】すなわち、図10においては、ワークWの
外径面Wcが凸円弧状の輪郭を有し、図11において
は、ワークWの外径面Wcが二つの凹円弧と直線が組み
合わされた輪郭を有する。これに対応して、いずれの場
合も、砥石車1の砥石面1a、調整車2の回転支持面2
aおよびブレード3の支持面3a(図示省略)が、軸線
方向に整列された3つのワークW,W,Wの外径面W
c,Wc、Wcに見合ったプロフィールを備えている。
【0072】(6) 図示の実施形態においては、3つのワ
ークW,W,Wをまとめて研削加工する構造とされてい
るが、加工すべきワークWの個数は、目的に応じて適宜
増減可能であることはもちろんである。
【0073】
【発明の効果】以上詳細したように、本発明によれば、
円錐ころの両円錐面に見合ったプロフィールの砥石面を
有する砥石車と、円錐ころの両円錐面に見合ったプロフ
ィールの回転支持面を有する調整車と、上記砥石車の軸
線および円錐ころの回転中心軸線が平行となるように、
円錐ころの両円錐面を支持する支持面を有するブレード
と、上記砥石車の砥石面および調整車の回転支持面に見
合ったプロフィールのドレッサ面を有するロータリドレ
ッサとを備えてなるから、円錐ころは短寸である(軸方
向長さ寸法が外径寸法に対して比較的小さい)にもかか
わらず、倒れ等を生ずることなく、複数個同時に研削す
る場合でも常時安定した整列状態をもって研削されるこ
ととなる。この結果、多数の両円錐ころを連続的にかつ
自動で量産加工することも可能であり、量産加工による
製造コストの大幅な低減化を図る。
【0074】したがって、高い仕上げ精度(面粗さ、真
円度等)と量産性を有する代表的なワークであった両円
錐ころにも、センタレス研削技術の利用が可能となっ
て、高い加工精度と高い加工能率の研削加工が実現し、
多数の両円錐ころを連続的にかつ自動で量産加工するこ
とができる。この結果、従来不可能とされていた両円錐
ころの多量処理による製造コストの大幅な低減化が実現
する。
【0075】したがって、両円錐ころを構成部品として
備えたスラスト力支持構造、さらにはこの支持構造を備
えて、従来に比較して格段に耐久性が向上したスクロー
ル型圧縮機の実用化も可能となった。
【0076】上記砥石車の砥石面と調整車の回転支持面
に対するドレッシングが、上記砥石車の砥石面および調
整車の回転支持面に見合ったプロフィールを有する単一
のロータリドレッサにより行われるから、上記砥石面と
回転支持面の目立て・修正が、その複雑なプロフィール
にもかかわらず正確に行われ、この結果、砥石車と調整
車の相対的な軸方向の位置ずれも生じることがなく、両
者の軸方向の位置決めが確実で、ワーク搬入・搬出やド
レス時の作業段取り時間の短縮とともに、作業段取りの
自動化による多量生産も可能となり、装置コストも低く
抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るセンタレス研削盤を
示す正面図である。
【図2】同センタレス研削盤の要部を一部破断して示す
拡大正面図である。
【図3】同じく同センタレス研削盤の要部を示す拡大平
面図で、3つの両円錐ころが研削されている状態を示し
ている。
【図4】同じく同センタレス研削盤の要部を示す拡大側
面図で、3つの両円錐ころが研削されている状態を示し
ている。
【図5】同センタレス研削盤の要部全体を示す側面図
で、ブレードが研削加工位置にある状態を示している。
【図6】同じく同センタレス研削盤の要部全体を示す側
面図で、ドレッシング装置が研削加工位置にある状態を
示している。
【図7】同センタレス研削盤の要部を示す拡大平面図
で、砥石車と調整車に単一のロータリドレッサによるド
レッシングが同時に施されている状態を示している。
【図8】同センタレス研削盤の研削対象である両円錐こ
ろを示す図で、図8(a) は正面図、図8(b) は平面図で
ある。
【図9】図9(a) は同両円錐ころを構成部品として備え
たスクロール型圧縮機を示す正面断面図、図9(b) は同
スクロール型圧縮機における両円錐ころの転動運動状態
を示す斜視図である。
【図10】他の非円筒外径面を有する短寸の回転体を同
センタレス研削盤により研削加工する場合の改変例を示
す図3に対応する図である。
【図11】他のもう一つの非円筒外径面を有する短寸の
回転体を同センタレス研削盤により研削加工する場合の
改変例を示す図3に対応する図である。
【符号の説明】
W 両円錐ころ(ワーク) Wa,Wb 両円錐面(外径面) X 切込み送り方向 A 研削加工位置 1 砥石車 1a 砥石車の砥石面 2 調整車 2a 調整車の回転支持面 3 ブレード 3 a ブレードの支持面 4 ローダ装置 5 ドレッシング装置 6 制御装置 30 ワークレスト 37 上ブレード 40 ロータリドレッサ 50 位置切換え装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研削加工位置に回転支持された円錐ころ
    の両円錐面をインフィードでセンタレス研削するもので
    あって、 円錐ころの両円錐面に見合ったプロフィールの砥石面を
    有する砥石車と、 円錐ころの両円錐面に見合ったプロフィールの回転支持
    面を有する調整車と、 前記砥石車の軸線および円錐ころの回転中心軸線が平行
    となるように、円錐ころの両円錐面を支持する支持面を
    有するブレードと、 前記砥石車の砥石面および調整車の回転支持面に見合っ
    たプロフィールのドレッサ面を有するロータリドレッサ
    とを備えてなることを特徴とするセンタレス研削盤。
  2. 【請求項2】 前記砥石車の砥石面と調整車の回転支持
    面にドレッシングを施す単一の前記ロータリドレッサか
    らなるドレッサ装置を備えてなることを特徴とする請求
    項1に記載のセンタレス研削盤。
  3. 【請求項3】 前記ブレードの支持面が、前記両円錐こ
    ろの両円錐面の稜線に沿ったV字形状のプロフィールを
    有していることを特徴とする請求項1または2に記載の
    センタレス研削盤。
  4. 【請求項4】 研削加工位置に回転支持された複数の前
    記両円錐ころの両円錐面をインフィードでセンタレス研
    削するものであって、 前記砥石車の砥石面、調整車の回転支持面およびブレー
    ドの支持面が、前記回転中心軸線方向に整列された複数
    の前記両円錐ころの両円錐面に見合ったプロフィールを
    備えてなることを特徴とする請求項1から3のいずれか
    一つに記載のセンタレス研削盤。
  5. 【請求項5】 前記研削加工位置に対して円錐ころを搬
    入・搬出するローダ装置と、 前記砥石車、調整車、ローダ装置およびドレッサ装置の
    各駆動源を相互に連動して駆動制御する制御装置とを備
    えてなることを特徴とする請求項1から4のいずれか一
    つに記載のセンタレス研削盤。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか一つに記載の
    センタレス研削盤を用いて両円錐ころを研削する方法で
    あって、 前記研削加工位置に回転支持された両円錐ころの両円錐
    面を、前記調整車の送り角を付けないで、インフィード
    でセンタレス研削するようにしたことを特徴とするセン
    タレス研削方法。
  7. 【請求項7】 単一の前記ロータリドレッサにより、前
    記砥石車と調整車を、その軸方向位置を規制した状態で
    所定のプロフィールにドレッシングし、 これらドレッシングされた砥石車および調整車により、
    前記研削加工位置に回転支持された両円錐ころの両円錐
    面を研削するようにしたことを特徴とする請求項6に記
    載のセンタレス研削方法。
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