JPH10229373A - 時分割多重処理装置 - Google Patents

時分割多重処理装置

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JPH10229373A
JPH10229373A JP9029985A JP2998597A JPH10229373A JP H10229373 A JPH10229373 A JP H10229373A JP 9029985 A JP9029985 A JP 9029985A JP 2998597 A JP2998597 A JP 2998597A JP H10229373 A JPH10229373 A JP H10229373A
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JP
Japan
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unit
data
bus
units
time
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9029985A
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English (en)
Inventor
Shinji Tanaka
伸二 田中
Hirotomo Miyawaki
浩智 宮脇
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種の回線を収容して処理する時分割多重処
理装置に関し、ユニット間のデータの高速伝送を可能と
する。 【解決手段】 複数のパッケージを接続した共通バス2
に拡張パッケージ4を接続したユニット1−1,1−
2,・・・を有し、ユニット内のパッケージ間のデータ
転送を共通バス2を介して行い、他のユニットのパッケ
ージとの間のデータ転送をバス14を介して行う時分割
多重処理装置であって、バス14により各ユニットを拡
張パッケージ4の受信部10と送信部11とを介してリ
ング状に接続し、リタイミング部9に於けるリタイミン
グに基づく転送データのフレーム位相(タイムスロット
位相)のシフトを補正する位相制御部8を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の回線を収容
して多重処理する時分割多重装置に関する。データの伝
送速度や種別が異なる各種の回線を収容して処理する交
換機やTDM装置等の基幹網に於ける時分割多重処理装
置は、回線種別対応にパッケージ又はユニットが構成さ
れている。そして、システム規模の拡張時には、増設す
る回線の種別に対応したパッケージを、設計時に指定さ
れている位置に挿入するものである。従って、パッケー
ジの誤挿入が生じないように管理する必要があった。そ
こで、パッケージのフリーアクセス方式が提案されてお
り、更にシステムの拡張,縮小にも柔軟に対応できる構
成が要望されている。
【0002】
【従来の技術】図12は時分割多重処理装置の概要説明
図であり、100は共通部、101−1〜101−nは
パッケージ、102は共通バス、103−1〜103−
nは回線を示し、パッケージ101−1〜101−n
は、中継回線等の回線103−1〜103−nの種別等
に対応した処理機能を備えている。又共通部100は、
各部の監視や試験等の機能を備えている。
【0003】従って、パッケージ101−1〜101−
nを、任意の位置に挿入しても、共通バス102を介し
て接続され、フレームパルスに同期したタイムスロット
を、パッケージ間で指定することにより、この共通バス
102を介してデータを転送することが可能となる。即
ち、フリーアクセス方式を実現することができる。
【0004】図13はパッケージ間のデータ転送タイム
スロットの説明図であり、CLKはクロック信号、TS
はフレームパルスに同期したタイムスロット番号、DA
TAはデータ、PKG#1,PKG#2はパッケージを
示す。
【0005】この場合、パッケージPKG#1からTS
=001のタイムスロットに送出したデータは、このタ
イムスロットTS=001に於いてパッケージPKG#
2にで受信処理される。又パッケージPKG#2からT
S=002のタイムスロットに送出したデータは、この
タイムスロットTS=002に於いてパッケージPKG
#1で受信処理される。即ち、パッケージ間にタイムス
ロットを割当てることにより、パッケージ間でデータの
送受信が可能となる。
【0006】図14はユニットの構成説明図であり、各
ユニット111−1〜111−nは、それぞれ複数のパ
ッケージPKG#1〜PKG#nと、共通バス112
と、クロックバス113と、拡張パッケージ114とを
含み、送受共用のバス120とクロックバス121とを
介して接続されている。又ユニット111を基本ユニッ
トとすると、このユニット111はクロック発生部11
5を備えている。
【0007】又各パッケージPKG#1〜PKG#n
は、バスドライバ116,バスレシーバ117と、タイ
ムスロット制御部118と、リタイミング用のフリップ
フロップFFとを含む構成を有し、又拡張パッケージ1
14は、バスドライバ122,124,バスレシーバ1
23,125と、タイムスロット制御部126とを含む
構成を有する。このような複数のパッケージPKG#1
〜PKG#nを挿入したユニットを複数設けることによ
り、大規模の基幹網に於ける時分割多重処理装置を構成
することができる。なお、点線はクロック信号又は制御
信号の経路を示し、実線はデータの経路を示している。
【0008】各ユニット内のパッケージPKG#1〜P
KG#n間のデータの転送は、図示を省略した制御の経
路に従ってタイムスロット制御部118間でタイムスロ
ットの指定を行い、このタイムスロットを用いて、共通
バス112を経由することにより実行することになる。
即ち、図13について説明したように、パッケージPK
G#1〜PKG#n間は、指定されたタイムスロットに
よりデータ転送を行うことになる。
【0009】又異なるユニット111−1〜111−n
のパッケージPKG#1〜PKG#n間のデータの転送
は、拡張パッケージ114とバス120とを介して行う
ものである。このバス120の幅は、要求されるユニッ
ト間のデータ転送速度に対して選定される。この場合
も、図示を省略した制御の経路に従って、異なるユニッ
トの拡張パッケージ114のタイムスロット制御部12
6間でタイムスロットの指定を行い、このタイムスロッ
トを用いて、送受共用のバス120を経由してデータ転
送を行うことになる。従って、異なるユニットのパッケ
ージ間のデータ転送に於いても、図13に示す場合と同
様に、指定されたタイムスロットによりデータ転送を行
うことができる。即ち、パッケージPKG#1〜PKG
#nを接続する共通バス112を拡張した構成となる。
【0010】このようなユニット111−1〜111−
n間のデータ転送を行う場合、データの受信側のユニッ
トの拡張パッケージ114に於いて、バスレシーバ12
5によりバス120を介して転送されたデータを受信
し、このバスレシーバ125に接続されたバスドライバ
122からユニット内の共通バス112にデータを送出
し、受信側のパッケージに於いては、バスレシーバ11
7により受信し、フリップフロップFFに於いて、クロ
ックバス113を介したクロック信号に従って受信した
データの取り込みを行うことになる。
【0011】図15はデータ取り込みの説明図であり、
(a)は4MHzのクロック信号、(b)はパッケージ
のタイムスロット制御部118からバスドライバ116
に加えるイネーブル信号(ローレベルアクティブの場合
を示す)、(c)はバスドライバ116の出力データ、
(d)は拡張パッケージ114のタイムスロット制御部
126からバスドライバ124に加えるイネーブル信号
(ローレベルアクティブの場合を示す)、(e)はバス
ドライバ124の出力データ、(f)は受信側のユニッ
トの拡張パッケージ114のタイムスロット制御部12
6からバスドライバ122に加えるイネーブル信号、
(g)はバスドライバ122の出力データ、(h)は受
信側のパッケージのバスレシーバ117からフリップフ
ロップFFに入力されるデータ、(i)はクロックバス
113からパッケージのフリップフロップFFに加えら
れるクロック信号を示す。又(j)〜(r)は、8MH
zのクロック信号を用いた場合の前述の(a)〜(i)
にそれぞれ対応する信号波形の一例を示す。
【0012】クロック信号を例えば4MHzとすると、
その周期は250nsであり、この4MHzのクロック
信号によりデータ転送を行う場合、同一ユニット内のパ
ッケージ間のデータ転送に於いては、共通バスを122
を介して行うから、各部の遅延を無視できることにな
る。しかし、異なるユニットのパッケージ間のデータ転
送に於いては、各部の遅延が加算されて、前述の図15
の(a)〜(i)に示すものとなる。
【0013】例えば、(c)に示す送信側のパッケージ
のバスドライバ116の出力データが、共通バス11
2,拡張パッケージ114のバスレシーバ123,バス
ドライバ124,バス120,受信側の拡張パッケージ
114のバスレシーバ125,バスドライバ122,共
通バス112,受信側のパッケージのバスレシーバ11
7の経路でデータが受信された時、(h)に示すタイミ
ングとなる。この場合の遅延時間は、4MHz等の低速
のクロック信号の周期に比較して短いものであるから、
(i)のクロック信号の立下りのタイミングでフリップ
フロップFFによりこの受信データを取り込むことがで
きる。
【0014】これに対して、クロック信号を高速の8M
Hzとして、異なるユニットのパッケージ間でデータを
転送する場合、クロック信号の周期は125nsであ
り、図15の(j)〜(r)に示すものとなる。送信側
のパッケージのバスドライバ116から、パス120を
介した受信側のパッケージのバスレシーバ117までの
遅延時間が、4MHzのクロック信号の場合と同一とし
て(j)〜(r)に示すものであり、その結果、
(q),(r)に示すように、受信側のパッケージのフ
リップフロップFFに於いて、データ取り込みNGとし
て示すように、セットアップホールド時間が不足する。
従って、4MHzの2倍の8MHzのクロック信号によ
りデータを転送する場合は、そのクロック信号の立下り
で受信データを取り込むことができない場合が生じる。
【0015】そこで、図16に示すように、拡張パッケ
ージ114にリタイミング用のフリップフロップ(F
F)127,128を設けることが考えられる。図16
に於いて図14と同一符号は同一部分を示す。この拡張
パッケージ114のフリップフロップ127,128に
於いて、クロック信号により受信データのリタイミング
を行うから、例えば、高速の8MHzのクロック信号を
用いた場合でも、受信側のパッケージに於いて確実に受
信データを取り込むことができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、ユニッ
ト間のデータ転送に於いて、拡張パッケージ114に、
リタイミング用のフリップフロップ127,128を設
けることによって、8MHzのクロック信号に従って高
速データ転送を行っても、受信側のパッケージのフリッ
プフロップFFによりデータを取り込むことができる。
しかし、送受共用のバス120の利用帯域が狭くなる問
題がある。
【0017】例えば、クロック信号CLK、ユニット#
1に於けるタイムスロットTS1、ユニット#1のデー
タD1、ユニット#2に於けるタイムスロットTS2、
ユニット#2のデータD2、ユニット#3に於けるタイ
ムスロットTS3、ユニット#3のデータD3として示
す図17に於いて、ユニット#1からユニット#3にタ
イムスロットTS1=001でデータD1を送出する
と、ユニット#2に於いてクロック信号CLKに従って
リタイミングして送出し、ユニット#3は、このユニッ
ト#3に於けるタイムスロットTS3=001で受信で
きる。
【0018】この場合、図16に於ける拡張パッケージ
114のフリップフロップ127により受信したデータ
のリタイミングを行い、そのデータをバスドライバ12
2,バスレシーバ123を介してフリップフロップ12
8に入力してリタイミングを行うことにより、2クロッ
ク信号分の遅延が生じる。従って、図17に於いては、
時間軸方向に、タイムスロットTS1,TS2,TS3
は順次2クロック信号分シフトすることになる。
【0019】又ユニット#3からユニット#1にデータ
を転送する場合も、ユニット#2に於いてリタイミング
を行うものである。従って、ユニット#3に於けるタイ
ムスロットTS3=996でユニット#1に対してデー
タD3を送出すると、ユニット#2に於いてリタイミン
グを行う時に、ユニット#1からのタイムスロットTS
2=001のデータと衝突することになる。即ち、ユニ
ット#3に於いては、タイムスロットTS3=996を
使用できないことになる。
【0020】前述のように、ユニット間でバス120を
介して比較的低速でデータを転送する場合は、拡張パッ
ケージ114に於いてリタイミングすることなく、受信
側のパッケージに於いてデータを取り込むことができる
が、比較的高速でデータを転送する場合は、受信側のパ
ッケージに於いてデータを取り込むことができなくな
る。そこで、拡張パッケージ114に於いてリタイミン
グすることになるが、それによって、ユニット間のタイ
ムスロットの位相シフトが生じ、図13に示すように、
データを送出したタイムスロットで、そのデータを受信
することができなくなり、図17に示すように、データ
の衝突が発生する。このようなデータの衝突を回避して
データ転送を行うように、タイムスロットの指定を行う
必要があるから、バス120の有効利用を図ることがで
きない問題が生じる。本発明は、ユニット間のデータを
高速転送可能とし、且つユニット間を接続するバスの有
効利用を図ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の時分割多重処理
装置は、(1)多重処理機能を有する複数のパッケージ
及び拡張パッケージ4を共通バス2を介して接続したユ
ニットを複数実装した時分割多重処理装置に於いて、ユ
ニット1−1〜1−nの拡張パッケージ4は、ユニット
相互間をリング状のバス14,15により接続する送信
部11及び受信部10と、この受信部10を介して受信
したデータのフレーム位相を合わせる位相制御部8とを
備えている。位相制御部8は、リタイミング部9による
リタイミングによるタイムスロットのずれを補正する。
又3はクロックバス、5は基準クロック発生部、6はタ
イムスロット制御部、7はクロック出力部、12はバス
ドライバ、13はバスレシーバである。
【0022】又(2)時分割多重処理装置に於ける位相
制御部8は、受信部10から送信部11を介して他のユ
ニットに送出するデータを、受信部10及び送信部11
に於ける遅延分を補正するフリップフロップ等による遅
延回路を有するものである。
【0023】又(3)時分割多重処理装置に於けるユニ
ット1−1〜1−nの拡張パッケージ4は、ユニット相
互間をリング状のバス14により接続する送信部11及
び受信部10と、受信部10を介して受信したデータの
フレーム位相を合わせる位相制御部8と、自ユニット内
で使用しているタイムスロットを送信タイムスロットに
使用しないように制御するブロッキング制御部と、この
ブロッキング制御部に於けるタイムスロットを制御する
タイムスロット制御部6とを備えることができる。
【0024】又(4)時分割多重処理装置に於けるユニ
ット1−1〜1−nの拡張パッケージ4は、送信部11
から送出するデータにエラーチェック用データを付加
し、且つ受信部10により受信したデータに付加された
エラーチェック用データを基にエラー検出,訂正を行う
転送監視部を備えることができる。
【0025】又(5)時分割多重処理装置に於けるユニ
ット1−1〜1−nの拡張パッケージ4は、二重化構成
の送信部及び受信部と、この二重化構成の送信部及び受
信部をユニット内の共通バスに対して切替えるセレクタ
とを有し、且つ前記二重化構成の送信部及び受信部を介
してユニット相互間を接続するバスを二重化構成とする
ことができる。
【0026】又(6)時分割多重処理装置に於ける複数
のユニットを基本ユニットと拡張ユニットとし、基本ユ
ニットに基準クロック発生部5を設け、この基準クロッ
ク発生部5からのクロック信号をスター状のクロックバ
スを介して分配する構成とすることができる。クロック
バスのみをスター状に構成し、クロック信号の遅延を少
なくする。
【0027】又(7)時分割多重処理装置に於けるユニ
ットの拡張パッケージに於ける送信部は電光変換部、前
記受信部は光電変換部をそれぞれ有し、ユニット相互間
を光信号伝送ケーブルからなるバスによりリング状に接
続することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
の要部説明図であり、複数のユニット1−1〜1−nの
中の2個のユニット1−1,1−2についての要部を示
し、共通バス2及びクロックバス3に接続する複数のパ
ッケージについては図示を省略している。又4は拡張パ
ッケージ、5は基準クロック発生部、6はタイムスロッ
ト制御部(TS制御部)、7はクロック出力部(P
G)、8は位相制御部、9はリタイミング部(RT)、
10はバスレシーバ等の受信部、11はバスドライバ等
の送信部、12はバスドライバ、13はバスレシーバ、
14はバス、15はクロックバスを示す。なお、点線は
クロック信号又は制御信号の経路、実線はデータの経路
を示す。
【0029】基準クロック発生部5を搭載したユニット
1−1を基本ユニットとし、他のユニット1−2,・・
・を拡張ユニットと称するものであるが、このような区
別を特に必要としない場合は、総てユニットとして説明
する。又基準クロック発生部5からのクロック信号をク
ロック出力部7に供給し、このクロック出力部7からク
ロックバス3を介して図示を省略しているパッケージに
供給し、又クロックバス15を介して、他のユニットの
拡張パッケージ4のクロック出力部7に供給する。又バ
ス14及びクロックバス15により、各ユニットをリン
グ状に接続する。又タイムスロット制御部6は、自ユニ
ット内のパッケージと他のユニットのパッケージとの間
のデータ転送のタイムスロットを指定して、バス14を
介したデータ転送のタイムスロット制御を行うものであ
る。又クロック出力部7は、クロックバス3を介して各
パッケージにクロック信号を供給すると共に、拡張パッ
ケージ4の各部に供給する。
【0030】又位相制御部8は、リタイミング部9によ
るデータのリタイミングによって各ユニット毎にタイム
スロットの位相がシフトし、従って、フレームパルスの
位相もシフトするから、このようなタイムスロットの位
相シフトを補正する為の遅延回路を含むものである。又
リタイミング部9は、クロック信号に従ってデータのリ
タイミングを行うフリップフロップにより構成されてい
る。
【0031】例えば、ユニット1−1の拡張パッケージ
4の送信部11からタイムスロットTS=001により
データを送出すると、次のユニット1−2の拡張パッケ
ージ4に於いては、受信部10に於いてバス14を介し
たデータを受信し、位相制御部8を介してリタイミング
部9に入力し、クロックバス15を介して転送されたク
ロック信号を基にクロック出力部7からのクロック信号
によって受信データのリタイミングを行い、バスドライ
バ12から出力し、他のユニットに転送するデータの場
合は、バスレシーバ13を介してリタイミング部9に於
いてリタイミングし、送信部11から送出する。従っ
て、ほぼ一巡するようなバス14による転送経路の場
合、送信側と受信側とのタイムスロット位相が大きくシ
フトするから、フレーム位相を合わせる為の位相調整が
必要となり、位相制御部8は、このような位相調整を行
うように設定される。
【0032】図2は本発明の第2の実施の形態の要部説
明図であり、図1と同一符号は同一部分を示し、基準ク
ロック発生部5を有する基本ユニット1−1の場合を示
し、16はブロッキング制御部、PKG#1〜PKG#
nはパッケージ、21はタイムスロット制御部(T
S)、22はデータ処理部、23,24はフリップフロ
ップ、25はバスドライバ、26はバスレシーバであ
る。なお、他のユニットに於いては、基準クロック発生
部5を省略した構成となる。
【0033】各パッケージPKG#1〜PKG#nは、
タイムスロット制御部21と、データ処理部22と、リ
タイミング用のフリップフロップ23,24と、バスド
ライバ25と、バスレシーバ26とを含む構成の場合を
示し、フリップフロップ23,24のクロック端子Cに
は、クロックバス3を介したクロック信号が入力され
る。又Dはデータ端子、Qは出力端子である。
【0034】ユニット内のパッケージPKG#1〜PK
G#n間に於けるデータ転送は、共通バス2を介して行
うものである。従って、その時のタイムスロットで、他
のユニットへバス14を介してデータを送出することは
ない。そこで、その時のバス14のタイムスロットを自
ユニットに於いて使用しないように、ブロッキング制御
部16に於いて制御するものである。これによって、バ
ス14の使用帯域を拡大することができる。
【0035】図3は本発明の第3の実施の形態の基本ユ
ニットの説明図であり、図1及び図2と同一符号は同一
部分を示し、30〜33はフリップフロップ、34,3
5は遅延回路(DLY1,DLY2)、36,37はア
ンド回路(&)、38はオア回路(OR)である。
【0036】フリップフロップ32,33により図1及
び図2に於けるリタイミング部9を構成し、遅延回路3
4,35とアンド回路36,37とオア回路38とによ
り、図1及び図2に於ける位相制御部8とブロッキング
制御部16とを構成し、フリップフロップ30,31に
より、図1及び図2に於ける受信部10と送信部11と
を構成している。
【0037】図4は本発明の第3の実施の形態の拡張ユ
ニットの説明図であり、図3と同一符号は同一部分を示
し、34’は遅延回路(DLY0)である。拡張ユニッ
ト1−2〜1−nは、図3の基本ユニット1−1の基準
クロック発生部5を省略した構成に相当し、各ユニット
間はバス14によりリング状に接続されている。又遅延
回路34’は通常は遅延時間0に設定される。
【0038】図3と図4とに示す構成によって時分割多
重処理装置の要部が構成されることになり、パッケージ
PKG#1〜PKG#nは、それぞれフリーアクセス方
式により、任意の位置に挿入して共通バス2に接続する
ことにより、回線対応の時分割多重処理を行うことがで
きるものである。そして、同一ユニット内のパッケージ
間のデータ転送は、前述のように、共通バス2を介して
行い、他のユニットのパッケージとの間のデータ転送
は、拡張パッケージ4とバス14とを介して行うもので
ある。
【0039】そして、遅延回路34,34’,35によ
り、リタイミングによるタイムスロットの位相のシフト
を補正し、アンド回路36,37とオア回路38とによ
り、自ユニット内のパッケージ間のデータ転送のタイム
スロットを、他のユニット間のデータ転送に使用できる
ように制御するものである。
【0040】図5は本発明の第3の実施の形態のタイミ
ングチャートであり、(a)はクロック信号、(b),
(c),(d)はユニット1−1,1−2,1−3に於
けるフレームパルス、(e)はユニット1−1に於ける
タイムスロット番号、(f)はユニット1−1のパッケ
ージPKG#1の送出データ、(g)はユニット1−1
の拡張パッケージ4のフリップフロップ33の出力デー
タ、(h)はユニット1−1の拡張パッケージ4の遅延
回路35の出力データである。
【0041】又(i)はユニット1−1の拡張パッケー
ジ4のタイムスロット制御部6からアンド回路37に加
える制御信号、(j)はそのタイムスロット制御部6か
らアンド回路36に加える制御信号、(k)はユニット
1−1の拡張パッケージ4のフリップフロップ31の出
力データ、(l)はユニット1−2に於けるタイムスロ
ット番号、(m)はユニット1−2の拡張パッケージ4
のバスドライバ12の出力データ、(n)はユニット1
−2の拡張パッケージ4のタイムスロット制御部6から
バスドライバ12に加える制御信号の一例を示す。
【0042】この図5に於いては、ユニット1−1〜1
−3間でデータを転送する場合について、1フレームの
タイムスロット数を1620とした場合であり、又遅延
回路34の遅延を1608タイムスロット、遅延回路3
4’の遅延を0タイムスロット、遅延回路35の遅延を
2タイムスロットとした場合を示す。
【0043】又フレームパルスのタイミングをタイムス
ロット番号001として、1620タイムスロットによ
り1フレームを構成し、ユニット1−1のパッケージP
KG#1から(f)に示すように、タイムスロット番号
002のタイミングでデータ(1)を共通バス2に送出
すると、拡張パッケージ4のフリップフロップ33にに
於いてリタイミングすることにより、その出力データ
(1)は、(g)に示すものとなる。
【0044】この時、タイムスロット制御部6は、アン
ド回路37を開き、アンド回路36を閉じる為に、
(i),(j)に示す制御信号を出力する。即ち、自ユ
ニットのパッケージからのデータを他のユニットのパッ
ケージに転送する場合、“1”の制御信号(i)によっ
てアンド回路37を開き、“0”の制御信号(j)によ
ってアンド回路36を閉じて、遅延回路35を介した受
信データを阻止する。この場合、自ユニットから送出し
たデータがリング状のバス14を介して一巡したとして
も、このアンド回路36によって阻止することができ
る。従って、無限に巡回するデータの存在を防止するこ
とができる。
【0045】なお、自ユニットのパッケージからデータ
を他のユニットのパッケージに転送しない場合は、アン
ド回路36を開き、アンド回路37を閉じることによ
り、自ユニット内の共通バス2を介したパッケージ間の
データ転送に使用するタイムスロットを、他のユニット
間のバス14を介したデータ転送に使用することができ
る。即ち、バス14の有効利用を図ることができる。
【0046】そして、(g)に示すフリップフロップ3
3の出力データ(1)は、アンド回路37とオア回路3
8とを介してフリップフロップ33に入力され、フリッ
プフロップ33の出力データ(1)は(k)に示すもの
となり、バス14に送出される。
【0047】ユニット1−2の拡張パッケージ4に於い
ては、(k)に示すデータ(1)をバス14を介してフ
リップフロップ30により受信してリタイミングし、遅
延時間0の遅延回路34’を介してフリップフロップ3
2に入力してリタイミングし、バスドライバ12から共
通バス2に出力する。このバスドライバ12の出力デー
タ(1)は(m)に示すように、ユニット1−2のフレ
ームパルス(c)を基準としたタイムスロット番号00
2となる。
【0048】この場合のタイムスロット制御部6からバ
スドライバ12に加える(n)に示す制御信号は、ロー
レベルアクティブのイネーブル信号を示す。従って、こ
の制御信号(n)により、タイムスロット番号002の
データ(1)がバスドライバ12から共通バス2に出力
され、ユニット1−1のパッケージPKG#1からのデ
ータ(1)を、ユニット1−2の例えばパッケージPK
G#1に於いてタイムスロット番号002で受信するこ
とができる。
【0049】又フリップフロップ30から遅延回路3
4’とフリップフロップ32とバスドライバ12とバス
レシーバ13とフリップフロップ33とアンド回路37
とオア回路38とを介してフリップフロップ31に入力
されるデータの経路と、フリップフロップ30から遅延
回路34’と遅延回路35とアンド回路36とオア回路
38とを介してフリップフロップ31に入力されるデー
タの経路とについて、遅延を同一とする為に、遅延回路
35は、フリップフロップ32,33による2クロック
分、即ち、2タイムスロット分の遅延時間に選定され
る。
【0050】又ユニット1−1の拡張パッケージ4の遅
延回路34は、フレームパルスの位相を合わせる為に、
フレームの長さに対応して遅延時間が選定される。例え
ば、ユニット1−1〜1−3の構成に於いては、ユニッ
ト1−3のパッケージからユニット1−2のパッケージ
にデータを転送する場合、ユニット1−3に於ける例え
ばタイムスロット番号002でデータを送出したとする
と、そのタイムスロット番号002は、ユニット1−1
に於けるタイムスロット番号010のタイミングに相当
する。
【0051】そこで、ユニット1−1では、拡張パッケ
ージ4の遅延回路34の遅延時間を1608タイムスロ
ットとする。それにより、フリップフロップ30による
1タイムスロットの遅延と、遅延回路35による2タイ
ムスロットの遅延或いはフリップフロップ32,33に
よる2タイムスロットの遅延と、フリップフロップ31
による1タイムスロットの遅延とを加えると、1622
となる。1フレームは1620タイムスロットであるか
ら、この場合、タイムスロット番号002となる。即
ち、基準のフレームパルスを送出する基本ユニット1−
1に於ける遅延回路34の遅延時間を、ほぼ1フレーム
分とすることによって、この基本ユニット1−1を通過
するデータについて、送信側と受信側とのユニットに於
けるタイムスロット番号を一致させることができる。
【0052】図6は本発明の第4の実施の形態の要部説
明図であり、図1と同一符号は同一部分を示し、40は
受信部を構成する光電変換部、41は送信部を構成する
電光変換部、42は光信号伝送ケーブルからなるバスを
示す。各ユニット1−1,1−2,・・・は、光信号伝
送ケーブルからなるバス42によってリング状に接続さ
れている。
【0053】又基本ユニット1−1に於いては、基準ク
ロック発生部5からのクロック信号をクロック出力部
(PG)7からクロックバス3を介して図示を省略した
パッケージに供給し、又拡張パッケージ4の各部に供給
する。この場合、ユニット間を接続するクロックバスを
省略し、他のユニット1−2,・・・に於いては、受信
した光信号からクロック信号を抽出し、クロック出力部
7から自ユニット内の図示を省略したパッケージに供給
し、又拡張パッケージ4内の各部に供給することができ
る。
【0054】又各ユニット1−1,1−2,・・・内の
パッケージ間のデータ転送は、前述の各実施の形態と同
様に、共通バス2を介して行われる。又異なるユニット
のパッケージ間のデータ転送は、拡張パッケージ4とバ
ス42とを介して行われる。即ち、リタイミング部(R
T)9からのデータが電光変換部41により光信号に変
換されて、光信号伝送ケーブルからなるバス42に送出
される。又バス42を介して受信した光信号によるデー
タは、光電変換部40により電気信号に変換され、位相
制御部8によりタイムスロットの位相が調整され、リタ
イミング部9に於いてリタイミングされる。
【0055】この実施の形態に於いて、光信号伝送ケー
ブルからなるバス42により、ユニット1−1,1−
2,・・・間をリング状に接続して、光信号を一方向に
伝送する構成としたことにより、ユニット間のデータ転
送を高速化することが容易となる。なお、並列転送のみ
でなく、直列転送とすることも可能である。
【0056】図7は本発明の第5の実施の形態の要部説
明図であり、図1及び図2と同一符号は同一部分を示
し、15−2〜15−nはユニット1−2〜1−n対応
のクロックバスを示す。データを転送するバス14は、
各ユニット1−1〜1−n間をリング状に接続する構成
を有するものであるが、クロックバス15−2〜15−
nは、基本ユニット1−1からスター状に他のユニット
1−2〜1−nを接続する構成を有するものである。
【0057】即ち、基本ユニット1−1の基準クロック
発生部5からのクロック信号を、拡張パッケージ4のク
ロック出力部(PG)7に供給し、このクロック出力部
7から他のユニット1−2〜1−nに対して、クロック
バス15−2〜15−nを介してクロック信号を供給す
る。従って、クロックバスをリング状に接続する場合に
比較して、クロック信号の遅延を少なくすることができ
る。
【0058】図8は本発明の第6の実施の形態の要部説
明図であり、図1と同一符号は同一部分を示し、共通バ
ス2及びクロックバス3に接続されたパッケージは図示
を省略している。又45は転送監視部である。この転送
監視部45は、拡張パッケージ4の受信部10及び送信
部11とリタイミング部(RT)9との間に設けて、送
信部11から送出するデータにエラーチェック用データ
を付加し、又受信部10により受信したデータに付加さ
れているエラーチェック用データを基にエラー検出,訂
正を行うものである。それによって、ユニット間をバス
14を介して転送するデータの信頼性を向上することが
できる。
【0059】図9は本発明の第7の実施の形態の基本ユ
ニットの説明図であり、図3と同一符号は同一部分を示
し、50は演算チェック部、51は演算付加部であり、
図8に於ける転送監視部45を構成する。又他のユニッ
トに於いても、基本ユニット1−1の基準クロック発生
部5を省略した構成と同一であり、それぞれの拡張パッ
ケージ4に、演算チェック部50と演算付加部51とか
らなる転送監視部を設ける。
【0060】演算付加部51に於いて付加するエラーチ
ェック用データとしては、例えば、パリティチェックビ
ットやCRC(巡回冗長チェック)符号或いは他の誤り
訂正符号等を、転送するデータを基に演算して求めて付
加することができる。又演算チェック部50は、他のユ
ニットの拡張パッケージ4の演算付加部51に於いて転
送データに付加したエラーチェック用データを基に、受
信したデータのエラーチェック又はエラー訂正を行うも
のである。従って、ユニット間を高速転送した場合のデ
ータのエラーをチェックして信頼性を向上することがで
きる。
【0061】図10は本発明の第8の実施の形態の要部
説明図であり、前述の各実施の形態に於ける符号と同一
符号は同一部分を示し、14−1,14−2はバス、6
0,61は二重化した第1,第2の送受信部、62はセ
レクタ(SEL)、63は送信出力制御部である。
【0062】この実施の形態は、第1,第2の送受信部
60,61と、バス14−1,14−2とにより、ユニ
ット間の接続を二重化構成とし、一部に障害が発生して
も、ユニット間のデータの転送を継続できるように構成
したものである。その為に、セレクタ62は、第1,第
2の送受信部60,61の何れか一方の受信部によるデ
ータを選択してリタイミング部(RT)9に入力する。
又送信出力制御部63は、第1,第2の送受信部60,
61の何れか一方の送信部を選択して、リタイミング部
9からのデータを入力する。
【0063】例えば、ユニット1−1,1−2間でデー
タを転送する場合、ユニット1−1の拡張パッケージ4
に於いては、送信出力制御部63は第2の送受信部61
の送信部にデータを転送し、この第2の送受信部61か
らバス14−1にデータを送出する。又ユニット1−2
の拡張パッケージ4に於いては、第1の送受信部60の
受信部によりデータを受信し、位相制御部8により前述
のようにタイムスロットの位相を調整する。又セレクタ
62は、この第1の送受信部60の受信部からのデータ
を選択してリタイミング部9に入力する。
【0064】又ユニット1−2の拡張パッケージ4の送
信出力制御部63は、第1の送受信部60の送信部を選
択して、リタイミング部9からのデータを入力し、この
送信部からバス14−2にデータを送出する。ユニット
1−1の拡張パッケージ4に於いては、第2の送受信部
61の受信部により受信したデータを、位相制御部8入
力し、前述のようにタイムスロットの位相を調整し、セ
レクタ62は、この受信部からのデータを選択して、リ
タイミング部9に入力することになる。
【0065】又ユニット1−1と他のユニットとの間で
データを転送する場合、ユニット1−2に於いて中継す
ることになり、ユニット1−1からバス14−1に送出
したデータは、ユニット1−2の拡張パッケージ4の第
1の送受信部60の受信部により受信し、第2の送受信
部61の送信部からそのデータをバス14−1に送出す
る。反対に、他のユニットからユニット1−1へのバス
14−2を介したデータは、ユニット1−2の拡張パッ
ケージ4の第2の送受信部61の受信部で受信し、第1
の送受信部60の送信部からそのデータをバス14−2
に送出することになる。
【0066】図11は本発明の第9の実施の形態の要部
説明図であり、図10と同一符号は同一部分を示し、ユ
ニット1−1〜1−nをバス14−1〜14−2により
リング状に接続する。即ち、ユニット1−1,1−2間
は、ユニット1−1の拡張パッケージ4の第2の送受信
部61と、ユニット1−2の拡張パッケージ4の第1の
送受信部60との間を、バス14−1,14−2により
接続する。
【0067】又ユニット1−2,1−3間も同様に、ユ
ニット1−2の拡張パッケージ4の第2の送受信部61
と、ユニット1−3(図示を省略)の拡張パッケージ4
の第1の送受信部60との間をバス14−1,14−2
により接続する。同様にして、ユニット1−nとユニッ
ト1−1との間は、ユニット1−n(図示を省略)の拡
張パッケージ4の第2の送受信部61と、ユニット1−
1の拡張パッケージ4の第1の送受信部60との間をバ
ス14−1,14−2により接続する。
【0068】従って、ユニット1−1〜1−n間は、二
重化されたバス14−1,14−2により接続される。
それにより、例えば、或るユニットに障害が発生して
も、その前後のユニットの拡張パッケージ4のセレクタ
62及び送信出力制御部63により第1,第2の送受信
部60,61の受信部と送信部とを選択することによ
り、バス14−1,14−2間の折返データ転送が可能
となり、障害発生ユニットを介することなく、所望のユ
ニット間でデータの転送が可能となる。即ち、装置の信
頼性を向上することができる。
【0069】本発明は、前述の各実施の形態にのみ限定
されるものではなく、種々付加変更することができるも
のであり、又各実施の形態をそれぞれ組み合わせること
も可能である。又ユニット間を接続するクロックバスに
ついても二重化構成を適用することができる。又フレー
ムパルスは、クロック出力部(PG)から出力すること
ができ、又クロック信号の転送経路に沿って転送するこ
とができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ユニッ
ト1−1〜1−n内のパッケージPKG#1〜PKG#
n間を共通バス2を介して接続し、ユニット1−1〜1
−nは、共通バス2に接続した拡張パッケージ4にバス
14を接続し、このバス14によりリング状にユニット
間を接続し、拡張パッケージ4のリタイミング部9によ
りリタイミングすることにより、データの高速伝送を可
能としている。更に、このリタイミングによるタイムス
ロットの位相のシフトを、位相制御部8により調整する
ことにより、ユニット間で指定したタイムスロットでデ
ータの転送が可能となり、ユニット内の共通バス2を拡
張した構成とするバス14の有効利用を図ることができ
る利点がある。
【0071】又ブロッキング制御部16により、ユニッ
ト内の共通バス2を介してパッケージ間でデータを転送
するタイムスロットを、バス14を介した他のユニット
間のデータ転送に使用できるようにし、バス14の使用
効率を一層向上することができる利点がある。この場
合、リング状に接続したバス14を介して一巡するデー
タが存在する場合に、そのデータを送出したユニットに
於いて阻止することができるから、バス14を介して無
限に巡回するデータが発生しない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の要部説明図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施の形態の要部説明図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施の形態の基本ユニットの説
明図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の拡張ユニットの説
明図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態のタイミングチャー
トである。
【図6】本発明の第4の実施の形態の要部説明図であ
る。
【図7】本発明の第5の実施の形態の要部説明図であ
る。
【図8】本発明の第6の実施の形態の要部説明図であ
る。
【図9】本発明の第7の実施の形態の基本ユニットの説
明図である。
【図10】本発明の第8の実施の形態の要部説明図であ
る。
【図11】本発明の第9の実施の形態の要部説明図であ
る。
【図12】時分割多重処理装置の概要説明図である。
【図13】パッケージ間のデータ転送タイムスロットの
説明図である。
【図14】ユニットの構成説明図である。
【図15】データ取り込みの説明図である。
【図16】ユニットの他の構成の説明図である。
【図17】転送データの衝突の説明図である。
【符号の説明】
1−1,1−2 ユニット 2 共通バス 3 クロックバス 4 拡張パッケージ 5 基準クロック発生部 6 タイムスロット制御部(TS制御部) 7 クロック出力部(PG) 8 位相制御部 9 リタイミング部(RT) 10 受信部 11 送信部 12 バスドライバ 13 バスレシーバ 14 バス 15 クロックバス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多重処理機能を有する複数のパッケージ
    及び拡張パッケージを共通バスを介して接続したユニッ
    トを複数実装した時分割多重処理装置に於いて、 前記ユニットの前記拡張パッケージは、ユニット相互間
    をリング状のバスにより接続する送信部及び受信部と、
    該受信部を介して受信したデータのフレーム位相を合わ
    せる位相制御部とを備えたことを特徴とする時分割多重
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記位相制御部は、前記受信部から前記
    送信部を介して他のユニットに送出するデータを、前記
    受信部及び前記送信部に於ける遅延分を補正する遅延回
    路を有することを特徴とする請求項1記載の時分割多重
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ユニットの前記拡張パッケージは、
    ユニット相互間をリング状のバスにより接続する送信部
    及び受信部と、該受信部を介して受信したデータのフレ
    ーム位相を合わせる位相制御部と、自ユニット内で使用
    しているタイムスロットを送信タイムスロットに使用し
    ないように制御するブロッキング制御部と、該ブロッキ
    ング制御部に於けるタイムスロットを制御するタイムス
    ロット制御部とを備えたことを特徴とする請求項1記載
    の時分割多重処理装置。
  4. 【請求項4】 前記ユニットの前記拡張パッケージは、
    前記送信部から送出するデータにエラーチェック用デー
    タを付加し、且つ前記受信部により受信したデータに付
    加されたエラーチェック用データを基にエラー検出,訂
    正を行う転送監視部を有することを特徴とする請求項1
    又は2又は3記載の時分割多重処理装置。
  5. 【請求項5】 前記ユニットの前記拡張パッケージは、
    二重化構成の送信部及び受信部と、該二重化構成の送信
    部及び受信部を該ユニット内の共通バスに対して切替え
    るセレクタとを有し、且つ前記二重化構成の送信部及び
    受信部を介してユニット相互間を接続するバスを二重化
    構成としたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1
    項記載の時分割多重処理装置。
  6. 【請求項6】 複数のユニットを基本ユニットと拡張ユ
    ニットとし、前記基本ユニットに基準クロック発生部を
    設け、該基準クロック発生部からのクロック信号をスタ
    ー状のクロックバスを介して分配する構成としたことを
    特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載の時分割多
    重処理装置。
  7. 【請求項7】 前記ユニットの前記拡張パッケージに於
    ける前記送信部は電光変換部、前記受信部は光電変換部
    をそれぞれ有し、前記ユニット相互間を光信号伝送ケー
    ブルからなるバスによりリング状に接続したことを特徴
    とする請求項1乃至6の何れか1項記載の時分割多重処
    理装置。
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