JP3950650B2 - 並列データ転送装置及び並列データ転送方法 - Google Patents

並列データ転送装置及び並列データ転送方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ転送ユニットを並列に並べ、並列方向に同期をとりながらデータ転送を実現する並列データ転送装置及びそのデータ転送装置を用いた並列データ転送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2に、従来技術の一例を示すブロック図を示す。このブロック図はネットワーク装置のスイッチ部分の記述を省略したデータ送信ユニット、データ受信ユニット、及び並列データ転送部を示している。同図2では、データ送信ユニット10からデータ受信ユニット20へ、並列データ転送装置100を介してデータ転送が行なわれる。並列データ転送装置100は、2つのデータ転送ユニット101,102を並列に並べて構成される。
【0003】
データ転送ユニット101,102は、クロックユニット30からクロック信号31,32を受信し、受信したクロック信号から生成した内部クロック信号を用いて動作している。クロック信号31,32はデータ転送ユニット間での同期を保証して配信されることにより、受信したクロック信号から生成した内部クロック信号もデータ転送ユニット間で同期しており、データ転送ユニット101,102も同期動作することを可能としている。
【0004】
データ送信ユニット10から送出される転送データは、インタフェース111,112の両方を同時に使用して送出され、それぞれ、データ転送ユニット101,102にてデータ転送ユニットへのデータ入力、データバッファリング、及び出力先決定後のデータ出力等の処理を行い、インタフェース131,132から送出される。インタフェース121,122,141,142はデータ転送を制御するものであって、この制御により転送中断および転送開始が行われる。データ受信ユニット20がデータ送信ユニット10からの送信データを同時に受信するために、インタフェース111と112,121と122,131と132,141と142は、それぞれ等長に管理されている。ここで、等長とはデータ送信ユニット及びデータ転送ユニット間の転送ケーブルがそれぞれ等しく配線され、また該データ転送ユニット及びデータ受信ユニット間の転送ケーブルがそれぞれ等しく成るように配線されることを意味する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
並列データ転送装置を組み入れるシステムが多様化するなかで、そのシステムのニーズに応じて、並列データ転送装置の動作周波数を切り替えることが求められている。これに応えるために、データ転送ユニット内での内部クロック信号生成において、1種のクロック信号から何種もの内部クロック信号を生成する必要があり、幅広いニーズに応えるためには、クロック信号に対して整数倍でない周波数の内部クロック信号の生成も必要になる(例えば75MHzのクロック信号から150MHz、200MHz、300MHzの内部クロック信号を生成する等)。
【0006】
しかし、前記200MHzのようなクロック信号に対して整数倍でない周波数の内部クロック信号を生成した場合は、クロック信号と内部クロック信号の位相関係を唯一に定義できないため、データ転送ユニット間で内部クロック信号の位相がずれる可能性があり、これを一致させることが大きな課題となる。
【0007】
また、データ転送ユニット間で内部クロックが同期していても、厳密な転送経路長の管理をしなければ、並列データ転送において内部クロックの単位で1cycle以上のずれが生じる可能性がある。しかし、並列度及び動作周波数が上がるほど、この転送経路長の管理が実装上大きな制約と成ってくる。
【0008】
本発明の目的は、データ転送ユニットの並列度をあげても、それによって実装上の制約を増やすことなく、最適な周波数にてデータ転送ユニット間で同期して動作できる、並列データ転送装置を実現することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本課題を解決するために、本発明では、データ転送ユニットを並列に複数個ならべた並列データ転送装置において、前記データ転送ユニットの各々に、受信したクロック信号から、内部クロック信号及び位相参照信号を生成する手段と、隣接するデータ転送ユニットからの同期参照入力信号と自データ転送ユニット内の前記位相参照信号の位相を比較する手段を備え、前記比較する手段にて比較された結果を基に、同期参照出力信号を前記隣接するデータ転送ユニットに送信し、さらに前記自データ転送ユニット内の前記内部クロック信号の位相をシフトすることにより、データ転送ユニット間で同期のとれた内部クロック信号を生成し、該内部クロック信号を用いて動作することにより、データ転送ユニット間で同期動作しうることを特徴とする並列データ転送装置を提供することにある。
【0010】
又、本発明ではデータ転送ユニットを並列に複数個ならべた並列データ転送装置において、データ転送ユニットの各々に、外部からのデータ信号の受信開始を示すデータ受信開始信号を生成する手段と、前記データ受信開始信号を基に、受信開始参照出力信号を生成する手段と、前記受信開始参照出力信号を隣接するデータ転送ユニットに送信する手段と、前記送信された前記受信開始参照出力信号と自データ転送ユニット内の前記データ受信開始信号の受信タイミングを比較する手段と、前記比較する手段を用いて比較した結果を基に、前記データ信号の送出の開始をシフトする手段を備え、データ転送ユニット間で前記データ信号の受信開始がずれたときは、前記シフトする手段により前記データ転送ユニット間で前記データ信号を揃えて送出しうることを特徴とする並列データ転送装置を提供することにある。
【0011】
さらに、本発明は第1及び第2のデータ転送ユニットを並列にならべてデータ転送を行う並列データ転送方法において、前記第1のデータ転送ユニットはデータ受信の開始を示す受信開始参照信号を生成し、前記第2のデータ転送ユニットとの第1のインターフェースを通して前記受信開始参照信号を前記第2のデータ転送ユニットに送信するステップと、前記第2のデータ転送ユニットにおいて受信した前記受信開始参照信号と前記第2のデータ転送ユニットにおいて第2のインターフェースを介して受信したデータ信号を比較するステップと、前記比較した結果を用いて前記受信したデータ信号の送出をシフトするステップとを含むことを特徴とする並列データ転送方法を提供することにある。
【0012】
しかも、本発明は複数のデータ転送ユニットを備え、該データ転送ユニットの各々はデータ受信の開始を示す受信開始参照信号及び他のデータ転送ユニットからの送信データの受信タイミングを比較する手段を備え、前記比較する手段を用いて比較した結果を基に前記送信データの送出をシフトし、前記複数のデータ転送ユニット間で前記送信データの受信の開始がずれても、データ信号を揃えて送出しうることを特徴とする並列データ転送装置を提供することにある。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の実施例を示すブロック図を示す。同図では、データ送信ユニット10からデータ受信ユニット20へ、並列データ転送装置100および、並列データ転送装置200を介してデータ転送が行なわれる。
【0014】
並列データ転送装置100は、2つ以上n個のデータ転送ユニット101,102,103,・・10nを並列に並べて構成される。同様に、並列データ転送装置200は、2つ以上n個のデータ転送ユニット201,202,203・・20nを並列に並べて構成される。
【0015】
データ送信ユニット10から送出される転送データは、インタフェース111,112,113,・・11nの全てのインタフェースを同時に使用して送出され、それぞれ、データ転送ユニット101,102,103,・・10nにてデータ転送ユニットへのデータ入力、データパケットのデータバッファリング、及び出力先決定後のデータ出力等の処理を行い、インタフェース131,132,133, ・・13nから送出され、データ転送ユニット201,202,203・・20nで処理を行い、インタフェース231,232,233, ・・23nから送出される。インタフェース111,112,113,・・11n、131,132,133, ・・13n、231,232,233, ・・23nは複数Byteのデータ信号及びそれを制御する複数の制御信号から成り、インタフェース121,122,123, ・・12n,141,142,143,・・14n,241,242,243, ・・24nはデータ転送中断および転送開始を制御する複数の制御信号からなる。
【0016】
各データ転送ユニットで受信する複数の受信信号の位相については、例えば特開2000−196571号公報で開示されるような位相調整方式にて位相をそろえてある。並列データ転送装置100はクロックユニット30からインタフェース31,32,33, ・・3nを介してクロック信号を受信し、並列データ転送装置200はクロックユニット40からインタフェース41,42,43,・・4nを介してクロック信号を受信している。
【0017】
クロックユニット30及び40から送出されるクロック信号は、周期は同じであるが位相についてはそろっているとは限らない。並列データ転送装置100は、隣接するデータ転送ユニット間にインタフェース151,152,153, ・・15nを有し、n個のデータ転送ユニットを一巡する送受信を可能としている。また同様に、並列データ転送装置200は、隣接するデータ転送ユニット間にインタフェース251,252,253, ・・25nを有し、n個のデータ転送ユニットを一巡する送受信を可能としている。
【0018】
図3にデータ転送ユニット101のブロック図を示す。内部クロック生成の制御を行う内部クロック生成制御部160は、分周制御部161、位相比較部162、位相参照信号163、同期参照入力信号164、同期参照出力信号165、位相シフト指示信号166を有し、内部クロック信号1,2,3を生成している。ここで、内部クロック信号1,2,3は各々信号167、168、169に相当する。
【0019】
データ受信タイミング制御部170は、データ受信シフト部171、データ受信開始検出部172、データ受信開始比較部173、データ受信開始信号174、受信開始参照入力信号175、受信開始参照出力信号176、データ受信シフト指示信号177、データ廃棄指示信号178、及びエラー信号179を有し、データ受信のタイミングに関する制御を行っている。
【0020】
その他に、データ転送動作全般をおこなうデータ転送部190、各種の設定情報、例えば、自ユニット番号194や受信シフト抑止信号195などを管理・配信する設定情報部192、障害が発生した場合にどのような障害が発生したかを解析し、データ転送ユニットに対し障害の発生などをレポート、障害データの保持・廃棄及び障害状態の回復などの処理を行う障害処理部193を有している。
【0021】
隣接するデータ転送ユニットとのインタフェースである15nおよび151は、受信開始参照信号と同期参照信号の両信号を送受信している。同図3に示すデータ転送ユニット101のブロック図は、図1に示す他のデータ転送ユニットに対しても適用可能である。
【0022】
図4のタイミングチャートを用いて、内部クロック生成制御部160について説明する。外部入力されたクロック信号31から、内部クロック信号1,2,3を生成するために、分周制御部161で、クロック信号の8倍の周波数のベース信号を生成し、このベース信号を動作信号として、2サイクルで1サイクルHighとなる内部クロック信号1、3サイクルで1サイクルHighとなる内部クロック信号2、4サイクルで1サイクルHighとなる内部クロック信号3を生成する。分周制御部161は、内部クロック信号の位相を、タイミングチャートに示しているように、クロック信号の位相に合わせる機能を持っている。
【0023】
しかし、内部クロック信号2については、クロック信号の位相に対し3通りの位相が存在し、内部クロック信号1および3のように分周制御部161にて位相を合わせることが出来ない。内部クロック信号2はクロック信号の8/3倍の周波数の信号である。このようにクロック信号に対して周波数が整数倍でない信号は、クロック信号に対して唯一の位相関係を定めることが出来ない。
【0024】
そこで、基準となる受信開始参照信号を、並列データ転送装置内の全データ転送ユニットに一巡させて各データ転送ユニットで位相をシフトし、並列データ転送装置内の全データ転送ユニットの内部クロック信号2の位相を一致させる方法をとる。
【0025】
分周制御部161にて、内部クロック信号2の3通りの位相パターンの信号(a),(b),(c)と、クロック信号の整数倍の周波数の信号であり、各データ転送ユニット間で位相が一致しているタイミング信号(t)より、内部クロック信号2の位相を示す位相参照信号(s)を生成する。
【0026】
ここで該タイミング信号(t)は該位相参照信号(s)に対するクロックの役割を為し、該位相参照信号(s)は位相パターンX、Y、Zの切り分けをしており、内部クロック信号2の周期と該タイミング信号(t)の周期の公倍数の周期の信号で、内部クロック信号2の3通りの位相パターンの信号(a),(b),(c)のいずれかと、該タイミング信号(t)の両方の位相が一致している。タイミングチャートに位相パターンごとの信号(a),(b),(c),(t),(s)を示す。以下、位相パターンXの信号(a)は信号X(a)、位相パターンZの信号(s)は信号Z(s)というように記述する。
【0027】
タイミングチャートをみてわかるように、信号X(a),Y(b),Z(c)は位相が揃っている。同様に、信号X(b),Y(c),Z(a)の位相が揃い,信号X(c),Y(a),Z(b)の位相が揃っている。
【0028】
まず、基準となるデータ転送ユニット101は外部入力されたクロック信号31に基づいて作成され、位相パターンX、Y、Zの切り分けを行っている位相参照信号163を同期参照出力信号165として位相比較部162を通して送信し、例えば位相パターンYの信号(c)を基準に設定し、内部クロック信号2として出力する。隣接するデータ転送ユニットは、同期参照出力信号165を同期参照入力信号164として受信し、位相比較部162にて自ユニット内の位相参照信号163と位相を比較する。
【0029】
そこで、位相が一致していれば位相パターンYの信号(c)、遅れていれば位相パターンYの信号(b)、進んでいれば位相パターンYの信号(a)の位相を選択するよう、位相シフト指示信号166を分周制御部161に発行し、それを受けた分周制御部161は該当信号を内部クロック信号2として出力する。以下n番目までのデータ転送ユニットで同様の処理を行い、並列データ転送装置内の全データ転送ユニットの内部クロック信号2の位相を同期させる。
【0030】
仮に、基準となるデータ転送ユニット101の位相パターンをXとし、5つの位相パターン信号(a),(b),(c),(t),(s)の内、デフォルトに(c)を設定すると、位相パターンがYのデータ転送ユニットではY(a)を選択、位相パターンがZのデータ転送ユニットではZ(b)を選択、位相パターンがXのデータ転送ユニットではX(c)を選択するということである。
【0031】
本例では8/3倍の周波数の信号について示したが、他の整数倍でない倍率でも同様に実現できる。同期参照信号の周期も、実現性のある周期を選択すればよく、別の周期を選択しても同様の機能を実現できる。
【0032】
次に、図3及び図5を用いて、データ受信タイミング制御部170及びデータ受信開始比較部173について説明する。図5は図3に示すデータ受信開始比較部173のブロック内部を詳細に示したブロック図である。
【0033】
図中の連なるレジスタQ1〜Q(2n+1)は、データ送信用インターフェース111を介して送信されてくるデータの受信開始を表すデータ受信開始信号174を自ユニット内で1サイクル毎にディレイさせてタイミング比較に用いるものである。又、レジスタR1、Pin、Poutは入力データの格納・出力に使用され、同様に受信タイミングの比較に用いるものである。
【0034】
セレクタ503は、自ユニット番号194からの信号に基づきレジスタR1からの信号(基準ユニット側)か、或いはレジスタPin及び抑止回路501を介して転送される受信開始参照信号(基準外ユニット側)を選択し、レジスタPoutを介して受信開始参照出力信号として出力する。
【0035】
抑止回路501は、レジスタPinから出力された受信開始参照信号を比較回路502からの参照信号送出抑止信号199に基づいて、抑止又はパスする機能を有する。
【0036】
比較回路502では、図6から図8の受信開始参照入出力信号の各データ転送ユニットにおける伝播を示すタイミングチャートに従い入力される各レジスタ(Q1〜Q(2n+1)、R1、Pin、Pout)からの出力値99及び自ユニット番号194をチェックし、データ受信開始信号174の受信タイミングに応じて受信シフト指示信号177を出力するか、否か判断する。
【0037】
さらに、上記比較回路502は、前述した設定情報部192から配信される受信シフト抑止信号195の入力に応じて、参照信号送出抑止信号199を抑止回路501に出力し、障害発生の際、データ転送部190にデータ廃棄を指示するデータ廃棄指示信号178を出力し、障害処理部193に対しエラー信号179を出力する。
【0038】
図3に示す基準となるデータ転送ユニット101は図5のデータ受信開始比較部173に示すようにデータ受信開始信号174をレジスタR1、Poutを通して受信開始参照出力信号176として隣接するデータ転送ユニット102へ送出する。隣接するデータ転送ユニット102では受信開始参照出力信号176を受信開始参照入力信号175として受信し、図3に示すデータ受信開始比較部173を通して受信開始参照出力信号176として送出するとともに、自ユニット内の図5に示されるようなデータ受信開始比較部173において、レジスタQ1〜Q(2n+1)を使用して1cycleづつディレイさせていたデータ受信開始信号174とレジスタPin、Poutで受信される受信開始参照入力信号175の受信タイミングを前述した各レジスタからの出力値99を基に比較回路502で比較し、その比較結果に応じて、受信シフト指示信号177を生成し出力するか、否かが判断される。ここで、データ受信開始信号174および受信開始参照入力信号175は1サイクルのみHighとなるパルス信号である。
【0039】
また、受信シフト指示信号177は、データ受信シフト部171とデータ転送部190の両方へ送出される。データ受信シフト部171においては、シフトレジスタなどが設けられ、データ送信ユニット10からのデータ送信用インタフェース111,データ転送中断・開始制御用インタフェース141を介して受信したデータ信号に基づいて該シフトレジスタが受信タイミングを早く、もしくは遅くシフトし、データ転送部190においてはデータ送出のタイミングをシフトする。
【0040】
さらに、データ受信シフト部171はデータ信号の送出以降のデータ信号受信の開始がずれないようデータ受信開始をシフトしうる。又、データ転送部190においてデータ送出のタイミングをシフトする処理は、データ転送ユニット間でデータ信号の受信の開始がずれても、データ転送ユニット間でデータ信号を揃えて送出しうる処理を含む。ここで、上記インタフェース111を介して送信されてきたデータはデータ受信シフト部171を通り、転送データ191としてデータ転送部190へ送られる。
【0041】
前述した図6から図8のタイミングチャートについて、さらに詳しく説明する。これらのタイミングチャートにおいて、図1に示す並列データ転送装置100内のデータ転送ユニットが101から104まで備えられているものと想定する。
【0042】
図6及び図7は、4つのデータ転送ユニット101〜104の間で図1に示すデータ送信ユニット10から送信されてきたデータを同時に受信した場合の各レジスタにおけるデータ受信開始信号174の伝播の仕方、及び受信開始参照信号の伝播の仕方を示したタイミングチャートを表している。
【0043】
又、図8は、上述した4つのデータ転送ユニット間でデータ転送ユニット103(基準外ユニット)が1cycle早くデータ受信開始信号174を受信した場合の各レジスタにおけるデータ受信開始信号174の伝播の仕方、及び受信開始参照信号の伝播の仕方を示したタイミングチャートを表している。
【0044】
このタイミングチャートからも明白なように、図7に示すデータ転送ユニット103と比較してレジスタ(Q1〜Q5、R1)だけが1cycle早くデータ受信開始信号174を受信していることが理解できる。
【0045】
前述しているが、受信開始参照出力信号176の生成は、さらに詳しく説明すると最初にデータ転送ユニット101(基準ユニット)において、図5のレジスタQ1と並列して設けられているレジスタR1に入力されるデータ受信開始信号174をセレクタ及びレジスタPoutを通して出力することにより為される。
【0046】
その後、受信開始参照出力信号176は、図6及び図7に示すように隣接するデータ転送ユニット102(基準外ユニット)に受信開始参照入力信号175として入力され、レジスタPin、セレクタ、及びレジスタPoutを介し再度受信開始参照出力信号176として隣接する次のデータ転送ユニットに伝播する。最後にデータ転送ユニット104まで受信開始参照信号が伝播すると、データ転送ユニット101に戻り、受信開始参照入力信号175として入力される。
【0047】
具体的な例を挙げると、図6に示すように基準となるデータ転送ユニット101に隣接するデータ転送ユニット102(基準外ユニット)において、データ転送ユニット101から送出される受信開始参照出力信号176を受信開始参照入力信号175として受信し、図5に示すデータ受信開始比較部173内のレジスタPinに受信開始参照入力信号175の値がセットされた時(即ち、データ転送ユニット101のデータ受信開始比較部173内レジスタPoutに値がセットされた次のcycle)に、レジスタQ3にデータの受信開始を表すデータ受信開始信号174の値がセットされていれば、データ転送ユニット101と102の受信開始タイミングが同時であり、レジスタQ4にデータ受信開始信号174の値がセットされていれば、データ転送ユニット102の方の受信タイミングが1cycleはやく、レジスタQ2にデータ受信開始信号174の値がセットされていれば、データ転送ユニット102の方の受信タイミングが1cycle遅いということがいえる。
【0048】
同様に、図7に示すようにデータ転送ユニット102に隣接するデータ転送ユニット103(基準外ユニット)において、データ転送ユニット102から送出される受信開始参照出力信号176を受信開始参照入力信号175として受信し、図5に示すデータ受信開始比較部173内のレジスタPinに受信開始参照入力信号175の値がセットされた時(即ち、データ転送ユニット102のデータ受信開始比較部173内レジスタPinに値がセットされてから2cycle後)に、レジスタQ5にデータ受信開始信号174の値がセットされていれば、データ転送ユニット101と103のデータ受信開始タイミングが同時であり、レジスタQ6(図7に示されていないが)に信号174の値がセットされていれば、データ転送ユニット103の方のデータ受信開始タイミングが1cycle早く、レジスタQ4に信号174の値がセットされていれば、データ転送ユニット103の方のデータ受信開始タイミングが1cycle遅いということが言える。
【0049】
データ受信シフト部171へデータ受信開始比較部173から発行される受信シフト指示信号177は、以降リセットが発行されるまで保持される。データ転送ユニット間のデータ受信開始のずれは固定的に発生するケースがほとんどであり、このような固定的なずれは一度修正されれば以降検出されることはない。
【0050】
この事を考慮し、前述した設定情報部192から配信される受信シフト抑止信号195を備える。図5に示すデータ受信開始比較部173内の比較回路502が各レジスタからの出力値99を基にデータ受信の開始のずれを検出し、受信シフト指示信号177を発行し、ずれを修正した後は、設定情報部192が上記受信シフト抑止信号195を’1’として発行し、この状態でデータ受信の開始のずれを検出した場合、受信シフト指示信号177は発行せずにデータ廃棄指示信号178およびエラー信号179を発行し障害処理を行い、比較回路502が参照信号送出抑止信号199を抑止回路501に発行して、隣接するデータ転送ユニットへの受信開始参照出力信号176の送出を抑止する。
【0051】
隣接するデータ転送ユニットでは、受信開始参照入力信号175の入力がないために図5のデータ受信開始比較部173内の比較回路502がデータ受信の開始のずれを検出し、データ廃棄指示信号178およびエラー信号179を発行し障害処理を行ない、参照信号送出抑止信号199を発行して、隣接するデータ転送ユニットへの受信開始参照出力信号176の送出を抑止する。続く隣接するデータ転送ユニットも同様の障害処理を行う。
【0052】
これにより固定的なデータ転送ユニット間のデータ受信開始のずれは修正され、それ以外に発生するデータ転送ユニット間のデータ受信開始のずれは障害として処理をすることも可能である。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、実装上の制約のネックや、クロックの同期を保証できないために実現困難だった周波数での動作の問題を解決し、データ転送ユニットの並列度をあげた並列データ転送装置にて転送性能の向上を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における並列データ転送装置およびインタフェースの概略図である。
【図2】従来例における並列データ転送装置およびインタフェースの概略図である。
【図3】図1中のデータ転送ユニットのブロック図である。
【図4】図3中の内部クロック生成制御部の動作を説明するタイミングチャートを示す図である。
【図5】図3中のデータ受信開始比較部のブロック図である。
【図6】図1に示すデータ転送ユニット101〜102における受信開始参照信号の伝播を表すタイミングチャートを示す図である。
【図7】図1に示すデータ転送ユニット103及びデータ転送ユニット104(図示されてないが)における受信開始参照信号の伝播を表すタイミングチャートを示す図である。
【図8】図1に示すデータ転送ユニット103においてデータ受信開始信号が1cycle早く受信される場合のタイミングチャートを示す図である。
【符号の説明】
10…データ送信ユニット、20…データ受信ユニット、30…クロックユニット、31,32,33,−−3n…クロック信号、40…クロックユニット、41,42,43,−−4n…クロック信号、100…並列データ転送装置、101,102,103,−−10n…データ転送ユニット、111,112,113,−−11n…データ転送用インタフェース、121,122,123,−−12n…データ転送用インタフェース、131,132,133,−−13n…データ転送用インタフェース、141,142,143,−−14n…データ転送用インタフェース、151,152,153,−−15n…データ転送ユニット間同期用インタフェース、160…内部クロック生成制御部、161…分周制御部、162…位相比較部、163…位相参照信号、164…同期参照入力信号、165…同期参照出力信号、166…位相シフト指示信号、167…内部クロック信号1、168…内部クロック信号2、169…内部クロック信号3、170…データ受信タイミング制御部、171…データ受信シフト部、172…データ受信開始検出部、173…データ受信開始比較部、174…データ受信開始信号、175…受信開始参照入力信号、176…受信開始参照出力信号、177…受信シフト指示信号、190…データ転送部、192…設定情報部、194…自ユニット番号。

Claims (5)

  1. データ転送ユニットを並列に複数個ならべた並列データ転送装置において、
    データ転送ユニットの各々に、
    外部からのデータ信号の受信開始を示すデータ受信開始信号を生成する手段と、
    前記データ受信開始信号を基に、受信開始参照出力信号を生成する手段と、
    前記受信開始参照出力信号を隣接するデータ転送ユニットに送信する手段と、
    前記送信された前記受信開始参照出力信号と自データ転送ユニット内の前記データ受信開始信号の受信タイミングを比較する手段と、
    前記比較する手段を用いて比較した結果を基に、前記データ信号の送出の開始をシフトする手段を備え、
    データ転送ユニット間で前記データ信号の受信開始がずれたときは、前記シフトする手段により前記データ転送ユニット間で前記データ信号を揃えて送出しうることを特徴とする並列データ転送装置。
  2. 請求項に記載の並列データ転送装置において、
    前記シフトする手段は、さらに前記データ信号の送出以降のデータ信号受信の開始がずれないようデータ受信開始をシフトすることを特徴とする並列データ転送装置。
  3. 第1及び第2のデータ転送ユニットを並列にならべてデータ転送を行う並列データ転送方法において、
    前記第1のデータ転送ユニットはデータ受信の開始を示す受信開始参照信号を生成し、前記第2のデータ転送ユニットとの第1のインターフェースを通して前記受信開始参照信号を前記第2のデータ転送ユニットに送信するステップと、前記第2のデータ転送ユニットにおいて受信した前記受信開始参照信号と前記第2のデータ転送ユニットにおいて第2のインターフェースを介して受信したデータ信号を比較するステップと、前記比較した結果を用いて前記受信したデータ信号の送出をシフトするステップと、
    を含むことを特徴とする並列データ転送方法。
  4. 請求項に記載の並列データ転送方法において、
    前記シフトするステップは、データ転送ユニット間で前記データ信号の受信の開始がずれても、前記データ転送ユニット間で前記データ信号を揃えて送出するステップを含むことを特徴とする並列データ転送方法。
  5. 複数のデータ転送ユニットを備え、該データ転送ユニットの各々はデータ受信の開始を示す受信開始参照信号及び他のデータ転送ユニットからの送信データの受信タイミングを比較する手段を備え、
    前記比較する手段を用いて比較した結果を基に前記送信データの送出をシフトし、前記複数のデータ転送ユニット間で前記送信データの受信の開始がずれても、データ信号を揃えて送出しうることを特徴とする並列データ転送装置。
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