JPH10229167A - 基準電圧出力半導体装置、それを用いた水晶発振器及びその水晶発振器の製造方法 - Google Patents

基準電圧出力半導体装置、それを用いた水晶発振器及びその水晶発振器の製造方法

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JPH10229167A
JPH10229167A JP33563297A JP33563297A JPH10229167A JP H10229167 A JPH10229167 A JP H10229167A JP 33563297 A JP33563297 A JP 33563297A JP 33563297 A JP33563297 A JP 33563297A JP H10229167 A JPH10229167 A JP H10229167A
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mos transistor
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Yoshiaki Matsuura
義昭 松浦
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AKUMOSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境温度の変化に応じて基準電圧の電圧値を
変更することのできる基準電圧出力半導体装置、それを
用いた水晶発振器を得ること。 【解決手段】 直列に接続されたディプレッション型M
OSトランジスタとエンハンスメント型MOSトランジ
スタの少なくとも一方の導電係数を可変とし、両トラン
ジスタの導電係数が常に異なるように調整することとし
た。これにより、温度によって出力電圧値を変えること
のできる、すなわち所望の温度特性を有する基準電圧の
出力を行うことが可能となる。従って、環境温度の変化
に対応して必要となる基準電圧値の変更調整を有効に行
うことができる。また、上記基準電圧出力半導体装置を
使用し、所定構造の2階建てあるいは平面型のパッケー
ジに実装することにより、水晶発振器の小型化並びに製
造の容易化が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基準電圧出力半導体
装置、特に種々の電子機器における基準電圧出力回路と
して用いられる温度補償型定電圧出力用の半導体装置並
びにそれを用いた水晶発振器及びその水晶発振器の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電源電圧の変動に係わらず常に一定の基
準電圧を出力する装置が種々の電子機器において、電圧
の低下などのチェック用電圧出力のためあるいは所定の
制御用電圧出力のための基準電圧出力装置として用いら
れている。本願発明者は、環境温度や電源電圧の変動に
係わらず常に一定の電圧の基準電圧を発生させる半導体
装置を既に提案している(特公平4−65546号)。
【0003】この半導体装置は、図5に示したような回
路構成を有し、定電圧出力端子5から常に一定の電圧を
発生するようにしている。すなわち、N型MOSトラン
ジスタ1及び2を直列に接続しており、N型MOSトラ
ンジスタ1は、ゲート電極3とソース電極4とを接続し
てかつP型基板とソース電極とを接続したディプレッシ
ョン型MOSトランジスタであり、一方N型MOSトラ
ンジスタ2は、ゲート電極6とドレイン電極7とを接続
し、P型基板とソース電極8とを接続したエンハンスメ
ント型MOSトランジスタである。
【0004】そして、ディプレッション型MOSトラン
ジスタ1のゲート電極3とエンハンスメント型MOSト
ランジスタ2のゲート電極6との接続点10は、ディプ
レッション型MOSトランジスタ1のソース電極4とエ
ンハンスメント型MOSトランジスタ2のドレイン電極
7との接続点9に接続されている。また、ディプレッシ
ョン型MOSトランジスタ1のドレイン電極11側に高
電圧供給端子が接続され、エンハンスメントトランジス
タ2のソース電極8側に低電圧供給端子が接続されてい
る。この接続構成により、接続点9から導かれた定電圧
出力端子5から基準電圧である一定の電圧が出力され
る。
【0005】図6は、図5に示した回路構成における電
流と電圧の関係を示している。図において直線(イ)が
ディプレッション型MOSトランジスタ1におけるドレ
イン電流とゲート電圧の関係、直線ロがエンハンスメン
ト型MOSトランジスタ2のドレイン電流とゲート電圧
の関係を示している。MOSトランジスタは、飽和状態
においてはソースドレイン間電流(ドレイン電流)I
は、 I=K(Vg−Vt)2 ・・・・・・ 式(1) で表される。ここで、Kは導電係数、Vgはソースゲー
ト間電圧(ゲート電圧)、Vtはスレッショルド電圧で
ある。
【0006】また、ディプレッション型MOSトランジ
スタ1のドレイン電流I1 とエンハンスメント型MOS
トランジスタ2のドレイン電流I2 が共通で、ディプレ
ッション型MOSトランジスタ1のソースゲート間電圧
Vg1 =0であるという当該装置の条件からエンハンス
メント型MOSトランジスタ2のソースゲート間電圧V
g2 、すなわち定電圧出力端子5から出力される電圧V
cは、以下の式(2)で表わされる。
【0007】
【数1】 K1 及びK2 は、それぞれディプレッション型MOSト
ランジスタ1及びエンハンスメント型MOSトランジス
タ2の導電係数、Vt1 及びVt2 は、それぞれのトラ
ンジスタのスレッショルド電圧である。
【0008】この従来技術では、両トランジスタの導電
係数をほぼ同一にすることが条件とされ(K1 =K2
)、従って、Vc=Vt2 −Vt1 の式が成り立つ。
【0009】なお、図6においてc−0がディプレッシ
ョン型MOSトランジスタ1のドレイン電流I1 、g−
fがエンハンスメント型MOSトランジスタ2のドレイ
ン電流I2 を示し、エンハンスメント型MOSトランジ
スタ2のソースゲート間電圧である定電圧出力Vcは、
図上長さc−gに等しい0−fとなる。なお、図におい
て直線(イ)と直線(ロ)は、ほぼ等しい導電係数を有
することからその傾斜はほぼ共通のものとなっている。
【0010】次に、この装置についてのスレッショルド
電圧の温度特性は、上記式(1)の(Vg−Vt)の変
化として現れるが、上記回路構成の条件としてVg1=
0並びにK1 =K2 から上記式(1)の(Vg−Vt)
は、ディプレッション型MOSトランジスタ1とエンハ
ンスメント型MOSトランジスタ2においては全く同一
条件となる。従って、この半導体装置の出力電圧の温度
による変動は極めて少ない(上記公報第3頁第6コラ
ム)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
環境温度の変化に係わらず常にほぼ一定の電圧の出力を
行うことが可能である。しかしながら、電子機器によっ
ては環境温度の変化に応じて基準電圧の電圧値を変化さ
せる必要が生じる場合もある。このような場合に、上記
従来の技術では的確な対応が困難である。すなわち、従
来の技術では環境温度に対する温度補償を基準電圧に対
して行うことが困難であった。
【0012】また、基準電圧出力半導体装置を水晶振動
子制御用の手段として用いる水晶発振器についても上記
と同様に、環境温度の変化に応じた制御用電圧の調整が
困難であった。
【0013】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、その目的は環境温度の変化に応じて基準電圧の電
圧値を変更することのできる基準電圧出力半導体装置並
びにとらすいてら用いた水晶発振器を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る基準電圧
出力半導体装置は、直列に接続されたディプレッション
型MOSトランジスタとエンハンスメント型MOSトラ
ンジスタのいずれか一方の導電係数を可変とし、両トラ
ンジスタの導電係数が常に異なるように調整される。
【0015】この半導体装置から出力される基準電圧値
は、ディプレッション型MOSトランジスタのスレッシ
ョルド電圧及びエンハンスメント型MOSトランジスタ
のスレットョルド電圧、更にそれぞれの導電係数によっ
て決まる。そして、この基準電圧出力の温度特性は、上
記の各値から算出される電圧値を温度に対して微分する
ことによって得られる。その結果得られる値は、環境温
度の変化に対して変化する値となる。ここで、スレッシ
ョルド電圧の温度特性は、温度に対してマイナスの傾斜
を保有することから、ディプレッション型MOSトラン
ジスタの導電係数がエンハンスメント型MOSトランジ
スタの導電係数よりも小さい場合には、出力基準電圧の
温度特性は、温度に対してマイナスの傾斜を持ち、逆に
ディプレッション型MOSトランジスタの導電係数がエ
ンハンスメント型MOSトランジスタの導電係数よりも
大きい場合にはプラスの傾斜を持つ特性が得られる。
【0016】請求項2に係る基準電圧出力半導体装置
は、上述の2つのトランジスタの導電係数の調整を双方
のトランジスタの導電係数を可変として得るようにして
いる。
【0017】また、請求項3に係る基準電圧出力半導体
装置は、ディプレッション型MOSトランジスタとエン
ハンスメント型MOSトランジスタの導電係数を可変と
する構成を各トランジスタのサイズを変更調整可能とす
ることにより得ている。
【0018】請求項4に係る基準電圧出力半導体装置
は、上記各トランジスタのサイズの変更調整を行う構成
として各トランジスタをそれぞれ複数直列に接続し、そ
の接続個数を切替可能とすることにより得ている。これ
により、各トランジスタの接続調整によって双方の導電
係数を異ならしめる調整を簡単に達成することができ
る。また、各複数のトランジスタは直列に接続されてお
り、消費電流の増加を伴うことなくこの導電係数の調整
が可能となっている。
【0019】請求項5に係る基準電圧出力半導体装置
は、各トランジスタのサイズの変更調整を行う構成を、
各トランジスタをそれぞれ複数個並列に接続して、その
接続個数を切替可能な構成とすることにより得ている。
これにより、上記と同様の導電係数の調整が可能であ
り、かつ並列に複数のトランジスタを接続した構成をと
ったことにより応答スピードの向上が図られている。
【0020】請求項6に係る基準電圧出力半導体装置
は、上記複数個接続された各トランジスタの導電係数を
順次異なるように重み付けを行って構成している。従っ
て、各トランジスタの接続の組合わせにより多段階式に
導電係数の調整を行うことが可能となり、これにより、
環境温度に対する出力基準電圧の調整の多様化が図られ
る。
【0021】請求項7に係る水晶発振器は、所定の水晶
振動子の装填された第1の凹部と、前記第1の凹部とは
別個に構成され請求項1から6に記載の基準電圧出力半
導体装置の装填された第2の凹部と、前記水晶振動子の
装填された第1の凹部を上方から密封して覆う第1の蓋
手段と、前記基準電圧出力半導体装置の装填された第2
の凹部を上方から密封して覆う第2の蓋手段とを含むパ
ッケージを有している。
【0022】水晶振動子は装填状態にて機密性が要求さ
れるが、上記構成によれば、水晶振動子に対する周波数
調整のための手順を第1の凹部内に装填した後に行うこ
とができる。例えば、その表面に金属を蒸着することな
どにより発振周波数の粗調整が可能であり、その後に第
1の蓋手段による密封が行われる。
【0023】更に、基準電圧出力半導体装置についても
第2の凹部に装填した後に内部の回路の定数の調整を行
うことができる。すなわち、基準電圧出力半導体装置を
構成するディプレッション型MOSトランジスタとエン
ハンスメント型MOSトランジスタの少なくとも一方の
導電係数を調整することができる。これは、ポッティン
グ等による密閉を行わず、第2の蓋手段により第2の凹
部を上記調整後に密封する構成をとっているからであ
る。
【0024】請求項8に係る水晶発振器は、第1の凹部
及び第1の蓋手段と、第2の凹部及び第2の蓋手段が、
前記パッケージの表裏面における一方の面に第1の凹部
及び第1の蓋手段を、他方の面に第2の凹部及び第2の
蓋手段をそれぞれ形成することにより構成されている。
【0025】これにより、上記基準電圧出力パッケージ
の厚さ方向に水晶振動子と基準電圧出力半導体装置とが
配置されることとなり、平面方向のパッケージのサイズ
の小型化を図ることがきる。
【0026】請求項9に係る水晶発振器は、第1の凹部
及び第1の蓋手段と、第2の凹部及び第2の蓋手段が、
パッケージの同一平面上の一方の側に第1の凹部及び第
1の蓋手段を、他方の側に第2の凹部及び第2の蓋手段
をそれぞれ形成することにより構成されてれいる。
【0027】これにより、上記基準電圧出力パッケージ
の厚さを小さくすることができるので、水晶振動子や基
準電圧出力半導体装置を小型することにより、水晶発振
器自体の小型化が達成される。
【0028】請求項10に係る水晶発振器の製造方法
は、所定の水晶振動子をパッケージの第1の凹部に実装
する工程と、前記実装された水晶振動子の発信周波数を
粗調整する工程と、前記第1の凹部を蓋手段にて上方か
ら密封し前記水晶振動子を前記第1の凹部内に密閉する
工程と、請求項1から6の何れかに記載の基準電圧出力
半導体装置をパッケージの第2の凹部に実装する工程
と、前記実装された基準電圧出力半導体装置のディプレ
ッション型MOSトランジスタ及びエンハンスメント型
MOSトランジスタの少なくとも一方の導電係数を調整
する工程と、前記第2の凹部を蓋手段にて上方から密封
し前記基準電圧出力半導体装置を前記第2の凹部内に密
閉する工程とを含んでいる。
【0029】この方法によれば、基準電圧出力半導体装
置を前記第2の凹部に実装した後に基準電圧出力半導体
装置について上記導電係数の調整を行うことができる。
すなわち、実装後に所定の温度特性を有する出力基準電
圧を得るための手順を施すことができる。これは、第2
の凹部、すなわち上方が開放された箇所に実装されてい
ることから、設置後の上方からのレーザー等による処理
が可能であることによるものである。
【0030】なお、水晶振動子の第1の凹部への実装は
必ずしも基準電圧出力半導体装置の第2の凹部への実装
前に施す必要はない。また、水晶を最初に粗調整する時
点で、基準電圧出力半導体装置が必ずしも実装されなく
ても良い。
【0031】請求項11に係る水晶発振器の製造方法
は、前記装填された基準電圧出力半導体装置のディプレ
ッション型MOSトランジスタ及びエンハンスメント型
MOSトランジスタの少なくとも一方の導電係数を調整
する工程を前記第2の凹部内に実装された状態の基準電
圧出力半導体装置を構成するディプレッション型MOS
トランジスタ及びエンハンスメント型MOSトランジス
タの少なくとも一方のトランジスタの接続個数をレーザ
照射による接続ラインの切断により変更して行うように
している。
【0032】これにより、上記各トランジスタの導電係
数の調整を極めて容易に行うことができ、温度補償型定
電圧出力用の半導体装置を使用した水晶発振器の製造の
容易化が達成される。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。図1は第1の実施
の形態に係る基準電圧出力半導体装置の構成図であり、
図示のようにディプレッション型MOSトランジスタ及
びエンハンスメント型MOSトランジスタをそれぞれ3
個ずつ直列に接続している。そして、3個のディプレッ
ション型MOSトランジスタ、32、34、36には、
ソース電極及びドレイン電極間に並列にそれぞれヒュー
ズ39、41、43が接続されてい、各ヒューズ39、
41、43は直列に接続されている。
【0034】また、同様にエンハンスメント型MOSト
ランジスタ46、48、50にも並列にそれぞれヒュー
ズ53、55、57が接続されている。そして、これら
ディプレッション型MOSトランジスタとエンハンスメ
ント型MOSトランジスタの接続中間点44から導かれ
た出力端子45が基準電圧から出力される。
【0035】このような接続構成により、対応するヒュ
ーズをカットすることによりそのトランジスタを接続状
態とすることができる。従って、ヒューズのカッティン
グにより接続されるトランジスタの個数を調整すること
ができ、これによりディプレッション型MOSトランジ
スタ側とエンハンスメント型MOSトランジスタ側の導
電係数を異なるように調整することができる。接続され
た複数のディプレッション型MOSトランジスタ群の各
トランジスタの導電係数がそれぞれ等しい場合には、接
続個数によって導電係数の調整が可能である。すなわ
ち、多くの個数を接続調整することにより導電係数を小
さくすることができ、少なくすることにより導電係数を
大きくする設定することが可能である。
【0036】なお、図においてディプレッション型MO
Sトランジスタ32のドレイン電極29側に高電圧供給
電源側が接続され、エンハンスメント型MOSトランジ
スタ50のソース電極側に低電圧供給電源が接続されて
いる。
【0037】また、上記接続調整のためのヒューズにつ
いては、それに代えてON・OFF切替可能な素子、例
えば所定のトランジスタ等を設けることにより、設定後
における導電係数の変更調整も行うことが可能である。
【0038】また、ディプレッション型MOSトランジ
スタ側の各基板38、40、42並びにエンハンスメン
ト型MOSトランジスタ側の各基板52、54、56は
基準電圧出力端子45に接続されており、また、それぞ
れのゲート電極33、35、37及び47、49、51
も基準電圧出力端子45に接続されている。
【0039】更に、ディプレッション型とエンハンスメ
ント型のトランジスタ群のそれぞれのトランジスタの導
電係数は、必ずしも同一の値に設定する必要はなく、例
えば1、2、4の重み付けをもったものに設定すること
も可能であり、これにより1〜7段階までの値を設定す
ることが可能である。
【0040】図2は、他の実施の形態の構成を示してお
り、図示のようにディプレッション型MOSトランジス
タ側は3個のトランジスタ59、68、77を並列に接
続し、同じくエンハンスメント型MOSトランジスタ側
もそれぞれ3個のトランジスタ64、73、82を並列
に接続して構成している。また、各ディプレッション型
MOSトランジスタ59、68、77の各ドレイン電極
側にはヒューズ61、70、79が接続され、他方エン
ハンスメント型MOSトランジスタ64、73、82の
ドレイン電極側にはそれぞれヒューズ63、72、81
が接続されている。これにより、各ヒューズをカットす
ることにより対応するトランジスタを非接続状態とする
ことができ、ディプレッション型MOSトランジスタ側
とエンハンスメント型MOSトランジスタ側の導電係数
の調整をそれらヒューズのカットによって行うことが可
能である。なお、基準電圧出力は、図5に示した装置と
同様にディプレッション型MOSトランジスタ群側とエ
ンハンスメント型MOSトランジスタ群側との接続ライ
ンから導かれた基準電圧出力端子83にて行われる。
【0041】上記図1の直列接続型の装置は、消費電流
の増加を伴わないので消費電流低減が望ましい場合にこ
れを用いるのが好適であり、一方、消費電流低減よりも
応答スピードを重視する場合には、図2に示した並列接
続型のものを用いるのが好適である。なお、図1の例の
場合と同様に各トランジスタの導電係数の重み付けを行
うことも可能である。
【0042】次に、図3(A)及び図4(A)はディプ
レッション型MOSトランジスタ側とこれに接続された
エンハンスメント型MOSトランジスタ側のそれぞれの
導電係数KD とKE を異なるように調整した場合の各ト
ランジスタドレインの電流とゲート電圧の関係を示すグ
ラフであり、図3(A)はKD <KE の場合を示してお
り、図4(A)は逆のKD >KE の場合を示している。
【0043】ここに示したように、上述の従来の図6の
グラフとは、ディプレッション型MOSトランジスタ側
とエンハンスメント型MOSトランジスタ側を示すそれ
ぞれのラインa及びbの傾斜が異なる点が相違してい
る。
【0044】図3(A)ディプレッション型MOSトラ
ンジスタについてのラインa1の点cは、ディプレッシ
ョン型MOSトランジスタのソースゲート間電圧が0の
時のソースドレイン間電流であり、エンハンスメント型
MOSトランジスタの電流電圧関係を示すラインb1の
点dは上記が点cの電流値の状態でのエンハンスメント
型MOSトランジスタのソースゲート電圧、すなわち出
力基準電圧Vcを表している。
【0045】なお、図上、KE はエンハンスメント型M
OSトランジスタの導電係数、KDがディプレッション
型MOSトランジスタの導電係数、VTEがエンハンスメ
ント型MOSトランジスタのスレッショルド電圧、VTD
がディプレッション型MOSトランジスタのスレッショ
ルド電圧である。
【0046】ここで、上記出力基準電圧の値Vcは上述
の式(2)で表される。そして、この式(2)にて得ら
れる値を温度Tに対して微分した次式(3)により基準
出力電圧VC の温度特性が表される。
【0047】
【数2】 そして、この出力基準電圧の温度特性は、それぞれ図3
(B)及び図4(B)に示されている。すなわち、ディ
プレッション型MOSトランジスタの導電係数KD とエ
ンハンスメント型MOSトランジスタの導電係数KE と
の関係がKD <KE の場合、スレッショルド電圧の温度
特性が温度に対してマイナスの傾斜を持つため、図3
(B)のラインk1にて示したように出力基準電圧Vc
の温度特性は温度に対してマイナスの傾斜を持つ。一
方、KD >KE の関係では、図4(B)のラインk2に
て示したように温度に対してプラスの傾斜を有する。
【0048】このように、ディプレッション型MOSト
ランジスタとこれに接続されるエンハンスメント型MO
Sトランジスタの導電係数を常に異なるように調整し所
望の温度特性を有する基準電圧の出力を行うことが可能
となる。
【0049】なお、図1及び図2に示したような本発明
の構成は、同じく図7、図8及び図9に示したようなト
ランジスタ接続構成の装置にも同様に応用することがで
き、同様に所定の温度特性を有する基準電圧を出力する
ことが可能である。
【0050】図7は、図5の構成とは導電型の異なるP
型のMOSトランジスタを用いたもので、ディプレッシ
ョン型MOSトランジスタ12はゲート電極とソース電
極が接続され、エンハンスメント型MOSトランジスタ
13はゲート電極とドレイン電極が接続されている。図
8は、図5と同様の導電型のN型のMOSトランジスタ
を用いており、ゲート電極とドレイン電極の接続された
エンハンスメント型MOSトランジスタ18が高電圧供
給源側に接続され、ゲート電極とソース電極が接続され
たディプレッション型MOSトランジスタ20が低電圧
供給源側に接続されている。これにより、高電圧供給源
側の端子から基準電圧の出力を行うことを可能としてい
るものである。図9は、図5と導電型の異なるP型のM
OSトランジスタ24、26を同様の接続としたもので
ある。
【0051】上記のような接続構成のMOSトランジス
タについても、図1や図2に示したような本発明の構成
を応用することによって上記と同様の効果を得ることが
できる。
【0052】次に、上記の種々説明した構成の基準電圧
出力半導体装置を用いた水晶発振器の実施の形態につい
て図面に基づいて詳細に説明する。第10図は、本発明
に係る構成のパッケージを有する水晶発振器構成例を示
している。
【0053】同図(A)、(B)及び(C)は、それぞ
れ本発明に係る水晶発振器110の概略平面図、A−A
断面図及び裏面側から見た構成説明図である。なお、同
図(C)は、図面の明確化のためキャップ150(後
述)を取り外した状態として内部を示している。
【0054】図示のように、パッケージ112は、2階
建て形式の構成を有しており、一方の面側に第1の凹部
第1の凹部114が形成され、他方の面側に第2の凹部
116が形成されている。そして、両凹部の間には、中
間層118がそれらを仕切るように存在している。
【0055】第1の凹部114には、水晶振動子120
がセラミックの台座122上に実装されている。すなわ
ち、水晶振動子120の電極124,126の部分では
んだ付け又は溶接等で取り付けられている。電極12
4,126は中間層118を通して第2の凹部116に
装填される半導体装置と電気的に接続される(図示せ
ず)。水晶振動子120の実装された第1の凹部114
は、その周縁部に固着設置されたガードリング128上
に金属性のキャップ130を装着することによって密閉
される。これにより、水晶振動子120は、第1の凹部
114内に密封された状態となる。これにより、実装状
態で要求される水晶振動子120の機密状態が確保され
る。
【0056】また、本実施の形態の水晶発振器110で
は、上記実装された水晶振動子120について、キャッ
プ130をかぶせる前の段階で所定の発振周波数に合わ
せるための処理が行われる。例えば、真空中で水晶振動
子120の表面に金属を蒸着させ、発振周波数の粗調整
を行う。なお、この調整の際、後述の第2の凹部内の電
極138,140に電極プローブを立てて測定を行いな
がら調整する。
【0057】他方の面の第2の凹部第2の凹部には、上
述した本発明に係る基準電圧出力半導体装置、すなわち
所望の温度特性を有する基準電圧出力半導体装置13
6、バイパスコンデンサ132,134、更に電極13
8,140が実装されており、第2の凹部116の外側
部分には四隅に通常の電極142,144,146,1
48が設けらている。
【0058】上記第2の凹部116内に配置される部材
の実装は、基準電圧出力半導体装置136を実装する前
に、まずバイパスコンデンサ132,134を実装し、
その後、基準電圧出力半導体装置136をダイボンドす
る。そして、基準電圧出力半導体装置136の各端子1
36aはワイヤボンディングにより所定の接続が行われ
る。このような実装状態で発振機としては動作可能状態
となるが、携帯電話などの通信に使用する温度補償型水
晶発振器(TCXO)として使用する場合、水晶振動子
120の中心周波数と温度特性を合わせるための調整が
行われる。
【0059】すなわち、例えば図1や図2に示したよう
な基準電圧出力半導体装置の場合には、ヒューズをレー
ザ等によりカットすることにより、半導体内部のコンデ
ンサーの容量を少なくしたり、内部の定電圧回路の電圧
を調整して、導電係数を調整し、所望の温度特性を得る
ようにする。これにより、一定特性の水晶振動子120
に対し、基準電圧出力半導体装置136の制御特性を適
合させるようにしている。
【0060】特性の調整後は、その特性が変化しないよ
うに、樹脂又は金属のキャップ150を装着し第2の凹
部116を上方から密閉し、基準電圧出力半導体装置1
36を第2の凹部116内に密封する。なお、ポッティ
ングにより、基準電圧出力半導体装置136の表面を封
止する方式では、その表面の容量変化によって、設定内
容が変化することが考えられるのでキャップ150が用
いられている。これにより、本発明に係る水晶発振器1
10のパッケージ112によれば、基準電圧出力半導体
装置136の装着状態では、その上方が解放された状態
になっており、その導電係数の調整が可能で、調整後は
キャップ150による密封により基準電圧出力半導体装
置136の特性の維持が図られるものである。
【0061】次に、図11(A)、(B)、(C)及び
図12に基づいて、水晶発振器110の他の実施の形態
を説明する。同図(A)、(B)及び(C)は、それぞ
れ本発明に係る水晶発振器110の概略平面図、B−B
断面図及びC−C断面図である。なお、同図(C)は、
図面の明確化のためキャップ150(後述)を取り外し
た状態として内部を示している。更に、図において、上
記図10の実施の形態と同一の要素には同一の符号を付
している。
【0062】本実施の形態において特徴的な構成は、水
晶発振器のパッケージ160が図10のパッケージ11
2のような2階建て構造ではなく、平屋構造、すなわち
平面方向に2つの凹部である第1の凹部114と第2の
凹部116が並んでいることである。すなわち、仕切部
162を挟んで第1の凹部114と第2の凹部116が
並んでおり、図12から理解されるように共通の底面部
164を有している。なお、第1の凹部114及び第2
の凹部116の各凹部内の各部材設置構造は上述の図1
0の場合とほぼ同様であり、その説明を省略する。第2
の凹部116の平面形状がそれぞれ異なるのは、図10
の2階建て構造の場合には、第2の凹部116と同一面
に通常電極144〜148が設けられる関係上そのスペ
ースを確保しているからである。
【0063】このような平面配置構造によれば、パッケ
ージ160の薄型化が達成される。すなわち、厚みを
1.0mm〜1.3mmという従来にない薄さとするこ
とができる。本実施の形態では、パッケージ160のサ
イズは、5mm×7mm×1.0mm〜1.3mmであ
る。従って、2.0mm以下のものが要求される携帯電
話などはもちろんカードなどのように、更に厚みの薄い
ものが要求される対象にも好適に用いられる。
【0064】なお、図12における符号166及び16
8は、基準電圧出力半導体装置136が実装される前に
その発信周波数の調整が行われる水晶振動子120につ
いて、その調整時の特性測定用に設けられた電極であ
る。
【0065】上記各水晶発振器110の各実施の形態に
おける共通の製造方法は、まず、水晶振動子120を第
1の凹部114内に実装した後、実装された水晶振動子
120の発信周波数を粗調整する工程を行い、その後キ
ャップ130にて第1の凹部114を上方から密封し、
水晶振動子120を第1の凹部114内に密閉すること
である。
【0066】そして、基準電圧出力半導体装置136を
パッケージの第2の凹部116に実装する工程を行い、
実装された基準電圧出力半導体装置136のディプレッ
ション型MOSトランジスタ及びエンハンスメント型M
OSトランジスタのいずれか一方又は双方の導電係数を
調整する工程、例えばレーザでヒューズを切断し、トラ
ンジスタの接続個数を調整することを行う。そして、基
準電圧出力半導体装置136をポッティングにて封止す
るのではなく、第2の凹部116をキャップ150にて
上方から密封し、基準電圧出力半導体装置136を第2
の凹部116内に密閉することを行う。このような手順
をとって水晶発振器の製造を行うことにより、第1の凹
部114,第2の凹部116内へのそれぞれの装着後に
水晶振動子120及び基準電圧出力半導体装置136の
調整を容易に行うことができる。特に、本発明に係る基
準電圧出力半導体装置136の調整は、上方からの動作
により簡単に行うことができるので、このような製造方
法をとることでその利点がより有効に生かされている。
【0067】なお、本発明は、上記各実施例の構成に限
定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変
形が可能である。例えば、上記図1及び図2の実施の形
態では、ディプレッション型MOSトランジスタ及びエ
ンハンスメント型MOSトランジスタの双方を複数個の
トランジスタを接続することによって構成した例を示し
たが、いずれか一方側のみを複数個のトランジスタの接
続により構成し、その一方側のみの導電係数を調整可能
とすることによっても本発明の作用を奏することが可能
である。すなわち、両トランジスタの導電係数の比を変
えることにより所望の温度特性の基準電圧出力を行うこ
とができる。
【0068】また、導電係数を変える他の方法、例え
ば、各トランジスタのソース、ドレイン電極間の距離の
調整やソースドレインの幅の調整等の方法を用いること
も可能である。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る基準
電圧出力半導体装置によれば、接続されるディプレッシ
ョン型MOSトランジスタとエンハンスメント型MOS
トランジスタのそれぞれの導電係数を常に異なるように
変更調整することができるので、これにより温度によっ
て電圧値を変えることのできる、すなわち所望の温度特
性を有する基準電圧出力を行うことが可能となる。従っ
て、環境温度の変化に対応して必要となる基準電圧値の
変更調整を行うことができ、基準電圧発生用の半導体装
置の応用範囲の拡大を図ることができる。
【0070】また、上記基準電圧出力半導体装置を使用
し、所定構造を備えた2階建てあるいは平面型のパッケ
ージに実装することにより水晶発振器を製造することに
より、その小型化並びに製造の容易化が達成されてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る半導体装置の構成図
である。
【図2】本発明に係る他の実施の形態の半導体装置の構
成図である。
【図3】(A)及び(B)は実施の形態に係る電圧と電
流の関係を示すグラフ図及びその温度特性を示すグラフ
図である。
【図4】(A)及び(B)は他の実施の形態におけるト
ランジスタの電圧と電流の関係を示すグラフ図及びその
出力基準の温度特性を示すグラフ図である。
【図5】従来の基準電圧出力半導体装置の基本構成例を
示す説明図である。
【図6】従来の基準電圧出力半導体装置における入力電
圧と入力電流の関係を示すグラフ図である。
【図7】本発明の応用可能な他の半導体装置構成図であ
る。
【図8】本発明の応用可能な他の半導体装置構成図であ
る。
【図9】本発明の応用可能な他の半導体装置構成図であ
る。
【図10】(A)、(B)及び(C)は本発明に係る水
晶発振器の実施の形態を示す説明図である。
【図11】(A)、(B)及び(C)は本発明に係る水
晶発振器の実施の形態を示す説明図である。
【図12】図11に示した実施の形態の裏面図である。
【符号の説明】
32、34、36 ディプレッション型MOSトランジ
スタ 46、48、50 エンハンスメント型MOSトランジ
スタ 39、41、43、53、55、57 ヒューズ 45 基準電圧出力端子 110 水晶発振器 112 パッケージ 114 第1の凹部 116 第2の凹部 130 キャップ 136 基準電圧出力半導体装置 150 キャップ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート電極とソース電極とを接続した少
    なくとも1つのディプレッション型のMOSトランジス
    タと、これと同一導電型でゲート電極とドレイン電極と
    を接続した少なくとも1つのエンハンスメント型のMO
    Sトランジスタとを直列に接続し、 前記ディプレッション型MOSトランジスタのドレイン
    電極側に高電圧供給源を、前記エンハンスメント型MO
    Sトランジスタのソース電極側に低電圧供給源を接続
    し、前記ディプレッション型MOSトランジスタとエン
    ハンスメント型MOSトランジスタの中間接続点から所
    定電圧の基準電圧を出力する基準電圧出力半導体装置に
    おいて、 前記ディプレッション型MOSトランジスタとエンハン
    スメント型MOSトランジスタのいずれか一方の導電係
    数を可変とし、前記ディプレッション型MOSトランジ
    スタとエンハンスメント型MOSトランジスタの導電係
    数を常に異なるように調整するようにしたことを特徴と
    する基準電圧出力半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記ディプレッション型MOSトランジ
    スタとエンハンスメント型MOSトランジスタのいずれ
    か一方の導電係数を可変とする構成に代えて、 前記ディプレッション型MOSトランジスタとエンハン
    スメント型MOSトランジスタの双方の導電係数を可変
    としたことを特徴とする請求項1に記載の基準電圧出力
    半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記ディプレッション型MOSトランジ
    スタとエンハンスメント型MOSトランジスタのいずれ
    か一方または双方の導電係数を可変とする構成は、 前記各トランジスタのサイズを変更調整可能として得る
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の基準電圧出
    力半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記ディプレッション型MOSトランジ
    スタとエンハンスメント型MOSトランジスタのいずれ
    か一方または双方のサイズの変更調整を可能とする構成
    は、 前記各トランジスタをそれぞれ複数個直列に接続し、そ
    の接続個数を切替可能として得ることを特徴とする請求
    項3に記載の基準電圧出力半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記ディプレッション型MOSトランジ
    スタとエンハンスメント型MOSトランジスタのいずれ
    か一方または双方のサイズの変更調整は、前記各トラン
    ジスタの構成を複数個並列に接続して行い、その接続個
    数を切替可能として行うことを特徴とする請求項3に記
    載の基準電圧出力半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記複数個直列または並列に接続された
    各トランジスタの導電係数をそれぞれ順次異ならしめて
    重み付けを行ったことを特徴とする請求項4または5に
    記載の基準電圧出力半導体装置。
  7. 【請求項7】 所定の水晶振動子の装填された第1の凹
    部と、 前記第1の凹部とは別個に構成され請求項1から6の何
    れかに記載の基準電圧出力半導体装置の装填された第2
    の凹部と、 前記水晶振動子の装填された第1の凹部を上方から密封
    して覆う第1の蓋手段と、 前記基準電圧出力半導体装置の装填された第2の凹部を
    上方から密封して覆う第2の蓋手段と、を含むパッケー
    ジを有することを特徴とする水晶発振器。
  8. 【請求項8】 前記第1の凹部及び第1の蓋手段と、前
    記第2の凹部及び第2の蓋手段は、前記パッケージの表
    裏面の一方の面に第1の凹部及び第1の蓋手段を他方の
    面に第2の凹部及び第2の蓋手段をそれぞれ形成したこ
    とを特徴とする請求項7に記載の水晶発振器。
  9. 【請求項9】 前記第1の凹部及び第1の蓋手段と、前
    記第2の凹部及び第2の蓋手段は、前記パッケージの同
    一平面上の一方の側に第1の凹部及び第1の蓋手段を他
    方の側に第2の凹部及び第2の蓋手段をそれぞれ形成し
    たことを特徴とする請求項7に記載の水晶発振器。
  10. 【請求項10】 所定の水晶振動子を前記第1の凹部に
    実装する工程と、 前記実装された水晶振動子の発信周波数を粗調整する工
    程と、 前記第1の凹部を蓋手段にて上方から密封し前記水晶振
    動子を前記第1の凹部内に密閉する工程と、 請求項1から6のいずれかに記載の基準電圧出力半導体
    装置をパッケージの第2の凹部に実装する工程と、 前記実装された基準電圧出力半導体装置のディプレッシ
    ョン型MOSトランジスタ及びエンハンスメント型MO
    Sトランジスタのいずれか一方又は双方の導電係数を調
    整する工程と、 前記第2の凹部を蓋手段にて上方から密封し前記基準電
    圧出力半導体装置を前記第2の凹部内に密閉する工程
    と、 を含むことを特徴とする水晶発振器の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記装填された基準電圧出力半導体装
    置のディプレッション型MOSトランジスタ及びエンハ
    ンスメント型MOSトランジスタのいずれか一方又は双
    方の導電係数を調整する工程は、 前記第2の凹部内に実装された状態の基準電圧出力半導
    体装置を構成するディプレッション型MOSトランジス
    タ及びエンハンスメント型MOSトランジスタのいずれ
    か一方又は双方のトランジスタの接続個数をレーザ照射
    による接続ラインの切断により変更して行うことを特徴
    とする請求項10に記載の水晶発振器の製造方法。
JP33563297A 1996-12-11 1997-12-05 基準電圧出力半導体装置、それを用いた水晶発振器及びその水晶発振器の製造方法 Pending JPH10229167A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001358299A (ja) * 2000-06-12 2001-12-26 Mitsubishi Electric Corp 半導体集積回路装置
JP2006237596A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Magnachip Semiconductor Ltd パーティションノイズを減少させることができるcmosイメージセンサ
JP2010231356A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Oki Semiconductor Co Ltd 半導体メモリの基準電位発生回路
JP2012531825A (ja) * 2009-06-26 2012-12-10 ザ リージェンツ オブ ユニバーシティー オブ ミシガン 2トランジスタ方式による基準電圧発生器
JP2013211416A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Lapis Semiconductor Co Ltd 動作マージン制御回路、半導体装置、電子機器、及び動作マージン制御方法
JP2013225339A (ja) * 2013-07-18 2013-10-31 Lapis Semiconductor Co Ltd 半導体メモリの基準電位発生回路及び半導体メモリ

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