JPH10228614A - スピンバルブ磁気抵抗素子を備えた磁気ヘッドの検査方法及び検査装置 - Google Patents

スピンバルブ磁気抵抗素子を備えた磁気ヘッドの検査方法及び検査装置

Info

Publication number
JPH10228614A
JPH10228614A JP9046955A JP4695597A JPH10228614A JP H10228614 A JPH10228614 A JP H10228614A JP 9046955 A JP9046955 A JP 9046955A JP 4695597 A JP4695597 A JP 4695597A JP H10228614 A JPH10228614 A JP H10228614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
period
output
signal
magnetic
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9046955A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3368788B2 (ja
Inventor
Koji Shimazawa
幸司 島沢
Masanori Sakai
正則 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP04695597A priority Critical patent/JP3368788B2/ja
Priority to US09/024,402 priority patent/US6081114A/en
Publication of JPH10228614A publication Critical patent/JPH10228614A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3368788B2 publication Critical patent/JP3368788B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/455Arrangements for functional testing of heads; Measuring arrangements for heads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y25/00Nanomagnetism, e.g. magnetoimpedance, anisotropic magnetoresistance, giant magnetoresistance or tunneling magnetoresistance
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B2005/0002Special dispositions or recording techniques
    • G11B2005/0005Arrangements, methods or circuits
    • G11B2005/0008Magnetic conditionning of heads, e.g. biasing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B2005/0002Special dispositions or recording techniques
    • G11B2005/0005Arrangements, methods or circuits
    • G11B2005/001Controlling recording characteristics of record carriers or transducing characteristics of transducers by means not being part of their structure
    • G11B2005/0013Controlling recording characteristics of record carriers or transducing characteristics of transducers by means not being part of their structure of transducers, e.g. linearisation, equalisation
    • G11B2005/0016Controlling recording characteristics of record carriers or transducing characteristics of transducers by means not being part of their structure of transducers, e.g. linearisation, equalisation of magnetoresistive transducers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/33Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only
    • G11B5/39Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects
    • G11B2005/3996Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects large or giant magnetoresistive effects [GMR], e.g. as generated in spin-valve [SV] devices
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/012Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic disks
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/74Record carriers characterised by the form, e.g. sheet shaped to wrap around a drum
    • G11B5/82Disk carriers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピンバルブ磁気抵抗素子のピン止め方向が
正しいか否かを容易にかつ確実に検出することのできる
スピンバルブ磁気抵抗素子を備えた磁気ヘッドの検査方
法及び検査装置を提供する。 【解決手段】 あらかじめ定めた書き込みパターンを有
する矩形波電流で書き込みを行うことによって磁気媒体
上に形成された磁気情報を、検査すべき磁気ヘッドのス
ピンバルブ磁気抵抗素子により再生し、再生して得た信
号波形と上述の書き込みパターンとの関係からスピンバ
ルブ磁気抵抗素子のピン止め方向を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピンバルブを利
用した磁気抵抗(MR)素子を備えた磁気ヘッドの検査
方法及び検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードディスク装置(HDD)の
高密度化に伴って高感度及び高出力の磁気ヘッドが要求
されており、このような要求に答えるものとして、巨大
磁気抵抗効果を呈する素子の1つであるスピンバルブを
利用したMR素子を備えた磁気ヘッドが提案されている
(特公平8−21166号公報、特開平6−23652
7号公報)。スピンバルブは、2つの強磁性薄膜層を非
磁性薄膜層で磁気的に分離してサンドイッチ構造とし、
その一方の強磁性薄膜層に反強磁性層を積層することに
よってその界面で生じる交換バイアス磁界をこの一方の
強磁性薄膜層(ピン止めされた層)に印加するようにし
たものである。交換バイアス磁界を受けるピン止めされ
た層と受けない他方の強磁性薄膜層(フリー層)とでは
磁化反転する磁界が異なるので、非磁性薄膜層を挟むこ
れら2つの強磁性薄膜層の磁化の向きが平行、反平行と
変化し、これにより電気抵抗率が大く変化するので巨大
磁気抵抗効果が得られる。
【0003】スピンバルブMR素子の出力特性等は、非
磁性薄膜層を挟むこれら2つの強磁性薄膜層(ピン止め
された層及びフリー層)の磁化のなす角度によって定ま
る。フリー層の磁化方向は磁気媒体からの磁界の方向に
従って容易に磁化し、一方、ピン止めされた層の磁化方
向は反強磁性層との交換結合により一方向(ピン止め方
向)に制御される。しかしながら、このピン止め方向が
変化してしまうと、ピン止めされた層及びフリー層の磁
化のなす角度が変化することから出力特性等も変わって
しまう。従ってスピンバルブMR素子を有する磁気ヘッ
ドにおいては、ピン止め方向が正しく制御されているこ
とが非常に重要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スピン
バルブMR素子を有する磁気ヘッドにおけるピン止め方
向が正しく制御されているかどうかを、容易にかつ確実
に検出できる技術が従来全く存在せず、HDDの量産工
程において大きな問題となっていた。即ち、この種の磁
気ヘッドのウエハプロセスや加工プロセス等の製造工程
中や製造したヘッドのHDDへのアセンブリング工程中
において、ヘッドの端子サイドへ何らかの理由で電荷が
飛び込むと、ピン止め方向が変化してしまってヘッドの
諸特性が変化し記録信号を正確に再生できない場合があ
る。これは、飛び込んだ電荷により発生する熱及び電流
が引き起こす磁界によってピン止め方向が変化してしま
うためと考えられる。
【0005】従って本発明の目的は、スピンバルブMR
素子のピン止め方向が正しいか否かを容易にかつ確実に
検出することのできるスピンバルブMR素子を備えた磁
気ヘッドの検査方法及び検査装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、あらか
じめ定めた書き込みパターンを有する矩形波電流で書き
込みを行うことによって磁気媒体上に形成された磁気情
報を、検査すべき磁気ヘッドのスピンバルブMR素子に
より再生し、再生して得た信号波形と上述の書き込みパ
ターンとの関係からスピンバルブMR素子のピン止め方
向を検出する磁気ヘッドの検査方法が提供される。
【0007】あらかじめ定めた書き込みパターンの電流
で磁気記録したものを検査すべきスピンバルブMR素子
で実際に再生し、その再生波形が書き込みパターンに対
して所定の関係となっているかどうか判別することによ
り、スピンバルブMR素子のピン止め方向を検出してい
る。このように本発明によれば、磁気媒体から磁気ヘッ
ドで再生した信号波形のみからその磁気ヘッドのスピン
バルブMR素子のピン止め方向が正しいか否かを容易に
かつ確実に検出することができる。特に本発明の検出方
法は、磁気ヘッド製造後に必ず行われる最終的な読み書
き試験工程で同時に実施できるため、新たな工程を付加
する必要がなく、その意味からも容易に実現することが
可能である。
【0008】矩形波電流は、正の期間及び負の期間が互
いに異なると共にそのどちらが長いかがあらかじめ定め
られた書き込みパターンを有しており、再生して得た信
号の正の期間と負の期間とを比較してスピンバルブMR
素子のピン止め方向を検出することが好ましい。この方
法は、次に述べる方法のように再生信号の先頭位置の同
期をとる必要がないため、実現が非常に容易となる。
【0009】矩形波電流は、磁気媒体の基準位置に関す
るその先頭の極性があらかじめ定められた書き込みパタ
ーンを有しており、再生して得た信号の先頭の極性から
スピンバルブMR素子のピン止め方向を検出することも
好ましい。
【0010】本発明によれば、さらに、正の期間及び負
の期間が互いに異なると共にそのどちらが長いかがあら
かじめ定められた書き込みパターンを有する矩形波電流
で書き込みを行うことによって磁気媒体上に形成された
磁気情報を、検査すべき磁気ヘッドのスピンバルブMR
素子により再生して得た信号を受け取り、再生信号の正
の期間及び負の期間をそれぞれ算出する期間算出手段
と、期間算出手段により算出された正の期間及び負の期
間を比較してスピンバルブMR素子のピン止め方向を判
別する判別手段とを備えた磁気ヘッドの検査装置が提供
される。
【0011】期間算出手段が、再生信号のピーク時間間
隔を検出して正の期間及び負の期間を算出する期間算出
手段であることが好ましい。
【0012】期間算出手段が、再生信号を微分する微分
手段と、微分手段の出力が正から負へゼロ点を横切る第
1の時点及び負から正へゼロ点を横切る第2の時点を検
出するゼロクロス検出手段と、ゼロクロス検出手段が検
出した第1の時点及び第2の時点間の間隔を求める手段
とを含んでいるかもしれない。
【0013】期間算出手段が、再生信号のレベルと2つ
のしきい値とを比較して第1の出力及び第2の出力を発
生する比較手段と、比較手段の発生した第1の出力及び
第2の出力間の間隔を求める手段とを含んでいるかもし
れない。
【0014】本発明によれば、またさらに、先頭の極性
をあらかじめ定めた書き込みパターンを有する矩形波電
流で基準位置から書き込みを行うことによって磁気媒体
上に形成された磁気情報を、検査すべき磁気ヘッドのス
ピンバルブMR素子により再生して得た信号を受け取
り、再生信号の先頭部を抽出する先頭部抽出手段と、先
頭部抽出手段により抽出された先頭部の極性からスピン
バルブMR素子のピン止め方向を判別する判別手段とを
備えた磁気ヘッドの検査装置が提供される。
【0015】先頭部抽出手段が、磁気ヘッドが磁気媒体
上で基準位置に位置する際に出力されるインデックス信
号を用いて再生信号の先頭部を抽出する先頭部抽出手段
であることが好ましい。
【0016】先頭部抽出手段が、再生信号のレベルと1
つのしきい値とを比較する比較手段と、比較手段の出力
とインデックス信号との論理積を求める論理積手段とを
含んでいるかもしれない。
【0017】本発明によれば、さらに、先頭の極性をあ
らかじめ定めた書き込みパターンを有する矩形波電流で
基準位置から書き込みを行うことによって磁気媒体上に
形成された磁気情報を、検査すべき磁気ヘッドのスピン
バルブMR素子により再生して得た信号を受け取り、再
生信号の各周期の先頭部を抽出する周期先頭部抽出手段
と、周期先頭部抽出手段により抽出された先頭部の極性
から前記スピンバルブMR素子のピン止め方向を判別す
る判別手段とを備えた磁気ヘッドの検査装置が提供され
る。
【0018】周期先頭部抽出手段が、磁気ヘッドが磁気
媒体上で基準位置に位置する際に出力されるインデック
ス信号に同期した書き込み電流に対応した信号を用いて
再生信号の各周期の先頭部を抽出する周期先頭部抽出手
段であることが好ましい。
【0019】周期先頭部抽出手段が、再生信号のレベル
と1つのしきい値とを比較する比較手段と、比較手段の
出力と書き込み電流に対応した信号の各周期の先頭に同
期した信号との論理積を求める論理積手段とを含んでい
るかもしれない。
【0020】
【発明の実施の形態】実施形態により本発明の説明を行
う前に、本発明の基本原理を説明する。
【0021】図1は、スピンバルブ積層体の基本構造を
示す断面図であり、同図において、10及び12は2つ
の強磁性薄膜層であり、この強磁性薄膜層10及び12
は非磁性薄膜層11で磁気的に分離してサンドイッチ構
造とされている。強磁性薄膜層12上には反強磁性層1
3が積層されており、その界面で生じる交換バイアス磁
界がこの強磁性薄膜層12に印加されてピン止めされ
る。強磁性薄膜層10は交換バイアス磁界が印加されな
いフリー層である。
【0022】図2は、このようなスピンバルブ積層体の
ピン止め方向と、再生波形との関係を説明する図であ
る。同図(A)に示すように、矢印Aの方向にバイアス
されている強磁性薄膜層(フリー層)10は磁気媒体の
記録パターンに従って発生する磁気媒体と垂直方向の上
向き又は下向きの漏れ磁界の方向(矢印Bで示す)に磁
化されて読み出しが行われる。その場合、強磁性薄膜層
(ピン止めされる層)12のピン止め方向が矢印Cの方
向である場合に、再生波形の極性は、順次に、正、負、
正、負となる。これに対して同図(B)に示すように、
強磁性薄膜層12のピン止め方向が矢印C′の方向に変
化してしまうと、再生波形の極性は、同じ記録パターン
であっても、順次に、負、正、負、正となるのである。
【0023】図3は、本発明による磁気ヘッドの検査装
置の一実施形態の概略構成を示すブロック図である。同
図において、30は磁気ヘッドのスピンバルブMR素子
を示している。スピンバルブMR素子30の出力端子に
は、ヘッドアンプ31、微分回路32、ゼロクロス検出
回路33及びフリップフロップ34が順次に直列接続さ
れている。フリップフロップ34の出力はアンド回路3
5の一方の入力に接続されている。アンド回路35の他
方の入力にはサンプリング時間発生器36の出力が接続
されている。サンプリング時間発生器36の入力には、
発振器37が接続されている。アンド回路35の出力に
は第1のカウンタ38が接続されており、サンプリング
時間発生器36の出力には第2のカウンタ39が直接接
続されている。第1のカウンタ38及び第2のカウンタ
39の出力は、CPU40の入力に接続されている。
【0024】スピンバルブMR素子30の検査を行う前
に、まず、所定パターンの書き込み電流によって磁気記
録が行われている図示されていないテスト用の磁気ディ
スクを用意する。本実施形態においては、図4(A)に
示すように、正の期間T1 と負の期間T2 とがT1 <T
2 の所定値(T1 /T2 が1未満の所定値)である書き
込みパターンを有する矩形波電流によって磁気記録が行
われる。従って、磁気ディスクのトラック上には、図4
(B)に示すようなパターンの磁気記録が行われてい
る。
【0025】磁気ヘッドの検査を行う場合、回転するこ
の磁気ディスクに対向するように、磁気ヘッドを取り付
け、スピンバルブMR素子30に一定のセンス電流を流
した状態でその出力電圧を取り出す。スピンバルブMR
素子30のピン止め方向が正常である場合の出力電圧波
形(再生波形)が図4(C)に示されている。
【0026】この出力電圧は、ヘッドアンプ31におい
て増幅された後、微分回路32に印加されて微分され、
その微分波形がゼロクロス検出回路33に印加される。
図4(D)はこの微分波形を示している。ゼロクロス検
出回路33は、入力信号が正から負へゼロ点を横切ると
き、及び負から正へゼロ点を横切るときにそれぞれ別個
にパルスを出力する回路であり、例えば一般的なゼロク
ロスコンパレータと、その出力の立ち上がりで動作して
パルスを出力するワンショットマルチバイブレータと、
コンパレータの出力の立ち下がりで動作してパルスを出
力するワンショットマルチバイブレータとから構成する
ことができる。図4(E)はゼロクロス検出回路33の
正から負へのゼロクロス検出出力波形を、図4(F)は
ゼロクロス検出回路33の負から正へのゼロクロス検出
出力波形をそれぞれ示している。これら出力波形がフリ
ップフロップ34のセット入力及びリセット入力にそれ
ぞれ印加されることによって、図4(G)に示すような
フリップフロップ出力が得られる。
【0027】一方、発振器37に接続されたサンプリン
グ時間発生器36からは、図4(H)に示すごときカウ
ント用のパルスが出力され、これがアンド回路35の他
方の入力及び第2のカウンタ39へ印加される。アンド
回路35の一方の入力には図4(G)に示すようなフリ
ップフロップ出力が印加されているため、このフリップ
フロップ出力がハイレベルのときのみ、カウント用のパ
ルスが第1のカウンタ38に印加される。図4(I)は
この第1のカウンタ38に印加されるパルスを示してい
る。
【0028】第1及び第2のカウンタ38及び39は、
書き込みパターンの1周期(T1 +T2 )以上の期間、
印加されるパルスの数をカウントする。従って、第1の
カウンタ38の出力N1 は、そのカウント期間内におい
て再生波形の正のピークから次の負のピークまでの期間
1 に含まれるパルス数を表わすこととなり、第2のカ
ウンタ39の出力N2 は、そのカウント期間内における
全パルス数を表わすこととなる。
【0029】第1及び第2のカウンタ38及び39のカ
ウント結果N1 及びN2 はCPU40へ印加され、N1
とN2 −N1 との比N1 /(N2 −N1 )が算出され
る。ここで、N1 は再生波形の正のピークから次の負の
ピークまでの期間に対応し、N2 −N1 は再生波形の負
のピークから次の正のピークまでの期間に対応すること
となる。スピンバルブMR素子30のピン止め方向が正
常である場合は、再生波形が図4(C)のごとくなるの
で、N1 /(N2 −N1 )はT1 /T2 に対応すること
となる。即ち、N1 /(N2 −N1 )<1となる。一
方、スピンバルブMR素子30のピン止め方向が逆方向
に変化した場合は、図2(B)で説明したように、再生
波形の正負が逆となるのでフリップフロップ34の出力
波形は図4(G)の波形を反転したものとなり、従って
1 /(N2 −N1 )はT2 /T1 に対応することとな
る。即ち、N1 /(N2 −N1 )>1となる。CPU4
0は、N1 /(N2 −N1 )を算出し、その結果が1よ
り小さいか大きいかにより、スピンバルブMR素子30
のピン止め方向が正常方向であるか逆方向であるかの判
定を行いその判定結果を出力する。なお、N1 及びN2
−N1 を算出した後の、ピン止め方向が正常方向である
か逆方向であるかの判定方法としては、上述した方法に
限定されることなく種々の方法が考えられる。
【0030】このように、本実施形態によれば、スピン
バルブMR素子30からのダイナミック特性からピン止
め方向が正常方向であるか逆方向であるかの検出を容易
にかつ確実に行うことができる。
【0031】図5は、本発明による磁気ヘッドの検査装
置の他の実施形態の概略構成を示すブロック図である。
同図において、50は磁気ヘッドのスピンバルブMR素
子を示している。スピンバルブMR素子50の出力端子
には、ヘッドアンプ51が接続されており、ヘッドアン
プ51の出力には第1及び第2のコンパレータ52及び
53が接続されている。第1及び第2のコンパレータ5
2及び53の出力は、フリップフロップ54のセット入
力及びリセット入力にそれぞれ接続されている。フリッ
プフロップ54の出力はアンド回路55の一方の入力に
接続されている。アンド回路55の他方の入力にはサン
プリング時間発生器56の出力が接続されている。サン
プリング時間発生器56の入力には、発振器57が接続
されている。アンド回路55の出力には第1のカウンタ
58が接続されており、サンプリング時間発生器56の
出力には第2のカウンタ59が直接接続されている。第
1のカウンタ58及び第2のカウンタ59の出力は、C
PU60の入力に接続されている。
【0032】スピンバルブMR素子50の検査を行う前
に、用意するテスト用の磁気ディスクの記録パターン及
び磁気ヘッドの取り付け方法等については、図3の実施
形態の場合と全く同様である。スピンバルブMR素子5
0に一定のセンス電流を流した状態でその出力電圧を取
り出すと、このスピンバルブMR素子50のピン止め方
向が正常である場合は、図6(A)に示すごとき出力電
圧波形(再生波形)が得られる。
【0033】この出力電圧は、ヘッドアンプ51におい
て増幅された後、第1及び第2のコンパレータ52及び
53に印加されて基準電圧と比較される。第1のコンパ
レータ52では図6(A)に示す第1の基準電圧と比較
され、第2のコンパレータ53では図6(A)に示す第
2の基準電圧と比較される。第1のコンパレータ52に
おいては入力信号の正のピーク側をスライスするように
第1の基準電圧が設定されており、第2のコンパレータ
53においては入力信号の負のピーク側をスライスする
ように第2の基準電圧が設定されている。図6(B)は
第1のコンパレータ52の出力波形を、図6(C)は第
2のコンパレータ53の出力波形をそれぞれ示してい
る。これら出力波形がフリップフロップ54のセット入
力及びリセット入力にそれぞれ印加されることによっ
て、図6(D)に示すようなフリップフロップ出力が得
られる。
【0034】アンド回路55、サンプリング時間発生器
56、発振器57、第1のカウンタ58、第2のカウン
タ59及びCPU60の動作は、図3の実施形態の場合
の対応する要素の動作と全く同様であるので、説明を省
略する。
【0035】本実施形態においても、CPU60は、N
1 /(N2 −N1 )を算出し、その結果が1より小さい
か大きいかにより、スピンバルブMR素子50のピン止
め方向が正常方向であるか逆方向であるかの判定を行
う。従って、スピンバルブMR素子50からのダイナミ
ック特性からピン止め方向が正常方向であるか逆方向で
あるかの検出を容易にかつ確実に行うことができる。
【0036】図7は、本発明による磁気ヘッドの検査装
置のさらに他の実施形態の概略構成を示すブロック図で
ある。同図において、70は磁気ヘッドのスピンバルブ
MR素子を示している。スピンバルブMR素子70の出
力端子には、ヘッドアンプ71が接続されており、ヘッ
ドアンプ71の出力にはコンパレータ72が接続されて
いる。コンパレータ72の出力は、アンド回路73の一
方の入力に接続されている。アンド回路73の他方の入
力にはワンショットマルチバイブレータ74の出力が接
続されている。ワンショットマルチバイブレータ74に
は、磁気ヘッドが磁気ディスク上の各トラックの基準位
置にあるときに出力されるインデックス信号が入力され
るように構成されている。アンド回路73の出力はデー
タ入力がHレベルに保持されているフリップフロップ7
5のクロック入力CLに接続されており、このフリップ
フロップ75の出力は判定回路76に接続されている。
【0037】スピンバルブMR素子70の検査を行う前
に、まず、所定パターンの書き込み電流によって磁気記
録が行われている図示されていないテスト用の磁気ディ
スクを用意する。本実施形態においては、前述した実施
形態のように正負の期間を規定しないが各トラックの基
準位置についてその書き込みパターンの先頭の極性があ
らかじめ定められている矩形波電流で磁気記録が行われ
る。以下説明を簡単にするため、基準位置からの先頭の
極性が正となっている書き込みパターンの電流で磁気デ
ィスクの各トラック上に磁気記録が行われているとす
る。
【0038】磁気ヘッドの検査を行う場合、回転するこ
の磁気ディスクに対向するように、磁気ヘッドを取り付
け、スピンバルブMR素子70に一定のセンス電流を流
した状態でその出力電圧を取り出す。スピンバルブMR
素子70のピン止め方向が正常である場合の出力電圧波
形(再生波形)が図8(A)に示されている。
【0039】この出力電圧は、ヘッドアンプ71におい
て増幅された後、コンパレータ72に印加されて基準電
圧と比較される。このコンパレータ72においては、図
8(A)に示すように、入力信号の正のピーク側をスラ
イスするように基準電圧が設定されている。図8(B)
はコンパレータ72の出力波形を示している。この出力
波形はアンド回路73の一方の入力に印加される。
【0040】一方、ワンショットマルチバイブレータ7
4には、磁気ヘッドが磁気ディスク上の各トラックで書
き込み又は読み出し基準位置(各トラックで1つの基準
位置)に位置する際に出力される、図8(C)に示すよ
うな、インデックス信号が印加される。このインデック
ス信号は、磁気ディスクの特定位置に対する同期信号で
あり、スピンドルモータから磁気ディスクの1周毎に1
つ出力される。従って、ワンショットマルチバイブレー
タ74からは、図8(D)に示すような、インデックス
信号の時定数を変化させた信号が出力され、この信号が
アンド回路73の他方の入力に印加される。
【0041】従って、アンド回路73は、コンパレータ
72の出力とインデックス信号の時定数を変化させた信
号との論理積を取ることとなり、この信号の位置にコン
パレータ出力が存在する場合には、図8(E)に示すよ
うにパルスが出力されることとなる。即ち、スピンバル
ブMR素子70のピン止め方向が正常である場合は、再
生波形が図8(A)のごとくなるので、図8(E)に示
すようにパルスが出力されることとなる。このパルスが
ラッチ回路として動作するフリップフロップ75のクロ
ック入力CLに印加されるため、その出力は図8(F)
に示すように、「1」に保持された状態となり、この結
果が判定回路76に出力されることによって、ピン止め
方向が正常であるという知見が得られる。一方、スピン
バルブMR素子70のピン止め方向が逆方向に変化した
場合は、図2(B)で説明したように、再生波形の正負
が逆となるのでコンパレータ72の出力はインデックス
信号の時定数を変化させた信号の位置には現れず、従っ
てアンド回路73からパルスが発生しない。その結果、
フリップフロップ75の出力は「0」のままに保たれ、
ピン止め方向が正常と逆方向に変化していることが分か
る。
【0042】このように、本実施形態によっても、スピ
ンバルブMR素子70からのダイナミック特性からピン
止め方向が正常方向であるか逆方向であるかの検出を容
易にかつ確実に行うことができる。
【0043】図9は、本発明による磁気ヘッドの検査装
置のまたさらに他の実施形態の概略構成を示すブロック
図である。同図において、90は検査すべき磁気ヘッド
のスピンバルブMR素子を示している。スピンバルブM
R素子90の出力端子には、ヘッドアンプ91が接続さ
れており、ヘッドアンプ91の出力にはコンパレータ9
2が接続されている。コンパレータ92の出力は、アン
ド回路93の一方の入力に接続されている。アンド回路
93の他方の入力にはワンショットマルチバイブレータ
94の出力が接続されている。ワンショットマルチバイ
ブレータ94には、図示しない記録用インダクティブ素
子への書き込み電流に対応する波形を有する信号が入力
されるように構成されている。アンド回路93の出力は
カウンタ95の入力に接続されており、このカウンタ9
5の出力は判定回路96に接続されている。
【0044】磁気ヘッドのスピンバルブMR素子90の
検査を行う前に、まず、所定パターンの書き込み電流に
よって磁気記録が行われている図示されていないテスト
用の磁気ディスクを用意する。本実施形態においては、
磁気ディスクの各トラックの基準位置に関して書き込み
パターンの先頭の極性があらかじめ定められられている
矩形波電流で磁気記録が行われる。以下説明を簡単にす
るため、基準位置から先頭の極性が正となっている書き
込みパターンの電流で磁気ディスクのトラック上に磁気
記録が行われているとする。
【0045】磁気ヘッドの検査を行う場合、回転するこ
の磁気ディスクに対向するように、磁気ヘッドを取り付
け、スピンバルブMR素子90に一定のセンス電流を流
した状態でその出力電圧を取り出す。スピンバルブMR
素子90のピン止め方向が正常である場合の出力電圧波
形(再生波形)が図10(A)に示されている。
【0046】この出力電圧は、ヘッドアンプ91におい
て増幅された後、コンパレータ92に印加されて基準電
圧と比較される。このコンパレータ92においては、図
10(A)に示すように、入力信号の正のピーク側をス
ライスするように基準電圧が設定されている。図10
(B)はコンパレータ92の出力波形を示している。こ
の出力波形はアンド回路93の一方の入力に印加され
る。
【0047】一方、ワンショットマルチバイブレータ9
4には、図10(C)に示すような、書き込み電流に対
応する波形を有する書き込み電流波形信号が印加され
る。この書き込み電流波形信号は、磁気ヘッドが磁気デ
ィスク上の各トラックで書き込み又は読み出し基準位置
に位置する際に出力されるインデックス信号にその先頭
位置が同期している。従って、ワンショットマルチバイ
ブレータ94からは、図10(D)に示すような、書き
込み電流波形信号の時定数を変化させた信号が出力さ
れ、この信号がアンド回路93の他方の入力に印加され
る。
【0048】従って、アンド回路93は、コンパレータ
92の出力と書き込み電流波形信号の時定数を変化させ
た信号との論理積を取ることとなり、この信号の位置に
コンパレータ出力が存在する場合には、図10(E)に
示すようにパルスが出力されることとなる。即ち、スピ
ンバルブMR素子90のピン止め方向が正常である場合
は、再生波形が図10(A)のごとくなるので、図10
(E)に示すようにパルスが出力されることとなる。こ
のパルスが、入力パルス数をカウントするカウンタ95
に印加される。カウンタ95は、ある一定時間、印加さ
れるパルスの数を計数し、その結果を判定回路96に出
力する。ピン止め方向が正常である場合に、カウンタ9
5の計数時間の間に得られるパルス数は既知であるか
ら、判定回路96はカウンタ95の計数結果からピン止
め方向が正常であるという知見が得ることができる。一
方、スピンバルブMR素子90のピン止め方向が逆方向
に変化した場合は、図2(B)で説明したように、再生
波形の正負が逆となるのでコンパレータ92の出力は、
書き込み電流波形信号の時定数を変化させた信号の位置
には現れず、従ってアンド回路93からパルスが発生し
ない。その結果、カウンタ95の計数結果からピン止め
方向が正常と逆方向に変化していることが分かる。
【0049】このように、本実施形態によっても、スピ
ンバルブMR素子90からのダイナミック特性からピン
止め方向が正常方向であるか逆方向であるかの検出を容
易にかつ確実に行うことができる。図7の実施形態では
各トラックで1つ発生するインデックス信号を用いてい
るため、1回の検出動作のみで判定を行うようにしてい
るが、本実施形態では書き込み電流の各周期毎に検出動
作を行いその結果のパルス数を計数するようにしている
ので、より確実にかつ高い信頼性でピン止め方向の判定
を行うことができる。
【0050】なお、本実施形態において、アンド回路9
3の出力パルスをカウンタ95に印加する代わりに、図
7に示したようなフリップフロップに印加してその出力
からピン止め方向が正常方向か又はその逆方向かを判定
してもよいことは明らかである。
【0051】以上述べた実施例は全て本発明を例示的に
示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は
他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができ
る。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等
範囲によってのみ規定されるものである。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、あらかじめ定めた書き込みパターンを有する矩形波
電流で書き込みを行うことによって磁気媒体上に形成さ
れた磁気情報を、検査すべき磁気ヘッドのスピンバルブ
MR素子により再生し、再生波形が書き込みパターンに
対して所定の関係となっているかどうか判別することに
よりスピンバルブMR素子のピン止め方向を検出してい
るので、磁気媒体から磁気ヘッドで再生した信号波形の
みからその磁気ヘッドのスピンバルブMR素子のピン止
め方向が正しいか否かを容易にかつ確実に検出すること
ができる。特に本発明は、磁気ヘッド製造後に必ず行わ
れる最終的な読み書き試験工程で同時に実施できるた
め、新たな工程を付加する必要がなく、その意味からも
容易に実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】スピンバルブ積層体の基本構造を示す断面図で
ある。
【図2】スピンバルブ積層体のピン止め方向と再生波形
との関係を説明する図である。
【図3】本発明による磁気ヘッドの検査装置の一実施形
態の概略構成を示すブロック図である。
【図4】図3の実施形態における検査装置の各部波形図
である。
【図5】本発明による磁気ヘッドの検査装置の他の実施
形態の概略構成を示すブロック図である。
【図6】図5の実施形態における検査装置の各部波形図
である。
【図7】本発明による磁気ヘッドの検査装置のさらに他
の実施形態の概略構成を示すブロック図である。
【図8】図7の実施形態における検査装置の各部波形図
である。
【図9】本発明による磁気ヘッドの検査装置のまたさら
に他の実施形態の概略構成を示すブロック図である。
【図10】図9の検査装置の実施形態における各部波形
図である。
【符号の説明】
30、50、70、90 スピンバルブMR素子 31、51、71、91 ヘッドアンプ 32 微分回路 33 ゼロクロス検出回路 34、54、75 フリップフロップ 35、55、73、93 アンド回路 36、56 サンプリング時間発生器 37、57 発振器 38、39、58、59、95 カウンタ 40、60 CPU 52、53、72、92 コンパレータ 74、94 ワンショットマルチバイブレータ 76、96 判定回路

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あらかじめ定めた書き込みパターンを有
    する矩形波電流で書き込みを行うことによって磁気媒体
    上に形成された磁気情報を、検査すべき磁気ヘッドのス
    ピンバルブ磁気抵抗素子により再生し、該再生して得た
    信号波形と前記書き込みパターンとの関係から該スピン
    バルブ磁気抵抗素子のピン止め方向を検出することを特
    徴とするスピンバルブ磁気抵抗素子を備えた磁気ヘッド
    の検査方法。
  2. 【請求項2】 前記矩形波電流は、正の期間及び負の期
    間が互いに異なると共にそのどちらが長いかがあらかじ
    め定められた書き込みパターンを有しており、前記再生
    して得た信号の正の期間と負の期間とを比較して前記ス
    ピンバルブ磁気抵抗素子のピン止め方向を検出すること
    を特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記矩形波電流は、磁気媒体の基準位置
    に関するその先頭の極性をあらかじめ定めた書き込みパ
    ターンを有しており、前記再生して得た信号の先頭の極
    性から前記スピンバルブ磁気抵抗素子のピン止め方向を
    検出することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 正の期間及び負の期間が互いに異なると
    共にそのどちらが長いかがあらかじめ定められた書き込
    みパターンを有する矩形波電流で書き込みを行うことに
    よって磁気媒体上に形成された磁気情報を、検査すべき
    磁気ヘッドのスピンバルブ磁気抵抗素子により再生して
    得た信号を受け取り、該再生信号の正の期間及び負の期
    間をそれぞれ算出する期間算出手段と、該期間算出手段
    により算出された正の期間及び負の期間を比較して前記
    スピンバルブ磁気抵抗素子のピン止め方向を判別する判
    別手段とを備えたことを特徴とするスピンバルブ磁気抵
    抗素子を備えた磁気ヘッドの検査装置。
  5. 【請求項5】 前記期間算出手段が、前記再生信号のピ
    ーク時間間隔を検出して前記正の期間及び負の期間を算
    出する期間算出手段であることを特徴とする請求項4に
    記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記期間算出手段が、前記再生信号を微
    分する微分手段と、該微分手段の出力が正から負へゼロ
    点を横切る第1の時点及び負から正へゼロ点を横切る第
    2の時点を検出するゼロクロス検出手段と、該ゼロクロ
    ス検出手段が検出した第1の時点及び第2の時点間の間
    隔を求める手段とを含んでいることを特徴とする請求項
    5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記期間算出手段が、前記再生信号のレ
    ベルと2つのしきい値とを比較して第1の出力及び第2
    の出力を発生する比較手段と、該比較手段の発生した第
    1の出力及び第2の出力間の間隔を求める手段とを含ん
    でいることを特徴とする請求項5に記載の装置。
  8. 【請求項8】 先頭の極性をあらかじめ定めた書き込み
    パターンを有する矩形波電流で基準位置から書き込みを
    行うことによって磁気媒体上に形成された磁気情報を、
    検査すべき磁気ヘッドのスピンバルブ磁気抵抗素子によ
    り再生して得た信号を受け取り、該再生信号の先頭部を
    抽出する先頭部抽出手段と、該先頭部抽出手段により抽
    出された先頭部の極性から前記スピンバルブ磁気抵抗素
    子のピン止め方向を判別する判別手段とを備えたことを
    特徴とするスピンバルブ磁気抵抗素子を備えた磁気ヘッ
    ドの検査装置。
  9. 【請求項9】 前記先頭部抽出手段が、磁気ヘッドが磁
    気媒体上で基準位置に位置する際に出力されるインデッ
    クス信号を用いて前記再生信号の先頭部を抽出する先頭
    部抽出手段であることを特徴とする請求項8に記載の装
    置。
  10. 【請求項10】 前記先頭部抽出手段が、前記再生信号
    のレベルと1つのしきい値とを比較する比較手段と、該
    比較手段の出力と前記インデックス信号との論理積を求
    める論理積手段とを含んでいることを特徴とする請求項
    9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 先頭の極性をあらかじめ定めた書き込
    みパターンを有する矩形波電流で基準位置から書き込み
    を行うことによって磁気媒体上に形成された磁気情報
    を、検査すべき磁気ヘッドのスピンバルブ磁気抵抗素子
    により再生して得た信号を受け取り、該再生信号の各周
    期の先頭部を抽出する周期先頭部抽出手段と、該周期先
    頭部抽出手段により抽出された先頭部の極性から前記ス
    ピンバルブ磁気抵抗素子のピン止め方向を判別する判別
    手段とを備えたことを特徴とするスピンバルブ磁気抵抗
    素子を備えた磁気ヘッドの検査装置。
  12. 【請求項12】 前記周期先頭部抽出手段が、磁気ヘッ
    ドが磁気媒体上で基準位置に位置する際に出力されるイ
    ンデックス信号に同期した書き込み電流に対応する信号
    を用いて前記再生信号の各周期の先頭部を抽出する周期
    先頭部抽出手段であることを特徴とする請求項11に記
    載の装置。
  13. 【請求項13】 前記周期先頭部抽出手段が、前記再生
    信号のレベルと1つのしきい値とを比較する比較手段
    と、該比較手段の出力と前記書き込み電流に対応する信
    号の各周期の先頭に同期した信号との論理積を求める論
    理積手段とを含んでいることを特徴とする請求項12に
    記載の装置。
JP04695597A 1997-02-17 1997-02-17 スピンバルブ磁気抵抗素子を備えた磁気ヘッドの検査方法及び検査装置 Expired - Fee Related JP3368788B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04695597A JP3368788B2 (ja) 1997-02-17 1997-02-17 スピンバルブ磁気抵抗素子を備えた磁気ヘッドの検査方法及び検査装置
US09/024,402 US6081114A (en) 1997-02-17 1998-02-17 Method and apparatus for testing magnetic head with magnetoresistive element

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04695597A JP3368788B2 (ja) 1997-02-17 1997-02-17 スピンバルブ磁気抵抗素子を備えた磁気ヘッドの検査方法及び検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10228614A true JPH10228614A (ja) 1998-08-25
JP3368788B2 JP3368788B2 (ja) 2003-01-20

Family

ID=12761719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04695597A Expired - Fee Related JP3368788B2 (ja) 1997-02-17 1997-02-17 スピンバルブ磁気抵抗素子を備えた磁気ヘッドの検査方法及び検査装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6081114A (ja)
JP (1) JP3368788B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6400519B2 (en) 1998-09-18 2002-06-04 Fujitsu Limited Spin valve magnetoresistive effect type element assessment method and a spin valve magnetoresistive effect type element assessment device

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6680609B1 (en) 2002-07-11 2004-01-20 International Business Machines Corporation Method and apparatus for determining the magnetic track width of a magnetic head
US6965229B2 (en) * 2003-08-01 2005-11-15 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Method of detecting polarity reversal in a magnetoresistive sensor
US7138797B2 (en) * 2004-09-30 2006-11-21 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands, B.V. Reverse magnetic reset to screen for weakly pinned heads
JP2008299979A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Fujitsu Ltd 磁気ヘッドの再生素子の損傷予測診断ならびに、記録データの保護動作を実施する制御回路。
US7940042B2 (en) * 2009-01-07 2011-05-10 Tdk Corporation Method and apparatus for testing magnetoresistive effect element

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59180820A (ja) * 1983-03-31 1984-10-15 Toshiba Corp 磁気ヘツド特性測定回路
US5150050A (en) * 1990-07-30 1992-09-22 Seagate Technology, Inc. Adaptive variable threshold qualification level circuit for signal processing in disk drives
US5206590A (en) * 1990-12-11 1993-04-27 International Business Machines Corporation Magnetoresistive sensor based on the spin valve effect
US5212445A (en) * 1991-02-13 1993-05-18 Seagate Technology, Inc. Method and apparatus for detection and identification of flaws in a magnetic medium by measuring the width of pulses stored on the medium
US5422571A (en) * 1993-02-08 1995-06-06 International Business Machines Corporation Magnetoresistive spin valve sensor having a nonmagnetic back layer
US5479098A (en) * 1993-03-15 1995-12-26 Trace Mountain Products, Inc. Loop-back circuit for testing a magnetic recording system with simultaneous read and write functions
US5760982A (en) * 1996-02-02 1998-06-02 Guzik Technical Enterprises, Inc. Method and apparatus for testing magnetic heads and disks
US5708358A (en) * 1996-03-21 1998-01-13 Read-Rite Corporation Spin valve magnetoresistive transducers having permanent magnets

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6400519B2 (en) 1998-09-18 2002-06-04 Fujitsu Limited Spin valve magnetoresistive effect type element assessment method and a spin valve magnetoresistive effect type element assessment device

Also Published As

Publication number Publication date
JP3368788B2 (ja) 2003-01-20
US6081114A (en) 2000-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7633694B2 (en) Method and apparatus for quantifying stress and damage in magnetic heads
JP3334552B2 (ja) スピンバルブ磁気抵抗素子を備えた磁気ヘッドの検査方法及び装置
JPH0568002B2 (ja)
US7119537B2 (en) Full track profile derivative method for read and write width measurements of magnetic recording head
JPH11110891A (ja) 磁気記録媒体の試験法及び磁気片の磁化時定数測定方法
JP3368788B2 (ja) スピンバルブ磁気抵抗素子を備えた磁気ヘッドの検査方法及び検査装置
US7411754B2 (en) System and method for measuring readback signal amplitude asymmetry in a perpendicular magnetic recording disk drive
US7183762B2 (en) Apparatus and method for evaluating magnetic heads, and disk for use in evaluating magnetic heads
US6777929B2 (en) Cross talk bit error rate testing of a magnetic head
US6965229B2 (en) Method of detecting polarity reversal in a magnetoresistive sensor
JP2000222713A (ja) 複合型磁気ヘッドの検査方法及び装置
JP2000260012A (ja) 磁気抵抗効果型磁気ヘッドの検査方法、および磁気抵抗効果型磁気ヘッドの検査装置
US8654464B2 (en) Implementing magnetic defect classification using phase modulation
JP2002133621A (ja) 磁気抵抗効果素子を有する磁気ヘッドの検査方法及び装置
Tang et al. Characterization of adjacent track erasure in perpendicular recording by a stationary footprint technique
JP2009223987A (ja) 磁気抵抗効果素子の評価方法
JPH10283614A (ja) 磁気抵抗効果型ヘッドの評価方法およびその評価装置
JPH10198902A (ja) 記録磁化状態測定装置
CN102760448A (zh) 测试磁头耐高温性能的方法及其装置
Chen et al. Junction edge instability in simple spin valve recording heads
JP3877386B2 (ja) 磁気抵抗効果型ヘッドの評価方法および評価装置
CN100403402C (zh) 薄膜磁头的评价方法
JPH11213354A (ja) 磁気抵抗効果型ヘッド、磁気記録再生方法及び磁気記録再生装置
JP3868684B2 (ja) 磁気記憶装置用磁気ヘッドの評価方法
JPS6111916A (ja) 磁気ヘツド検査方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021015

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071115

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081115

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091115

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101115

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111115

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121115

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121115

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131115

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees